JP3050661U - 立上がり管接続装置 - Google Patents

立上がり管接続装置

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JP3050661U
JP3050661U JP1997010181U JP1018197U JP3050661U JP 3050661 U JP3050661 U JP 3050661U JP 1997010181 U JP1997010181 U JP 1997010181U JP 1018197 U JP1018197 U JP 1018197U JP 3050661 U JP3050661 U JP 3050661U
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JP
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synthetic resin
pipe
gap
adhesive
resin pipe
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JP1997010181U
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Inventor
末雄 楠本
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末雄 楠本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】埋設されても土砂の浸入がなく接着剤の注入性
と塗布性の良い立上がり管の接続装置を提供すること。 【解決手段】上方へ立上がる合成樹脂管1に、これより
も大径の上方へ延びる合成樹脂継ぎ管2を接着して接続
する装置に於いて、該合成樹脂管の上端部の口径を減少
させて内方へ湾曲したフランジ部6を形成し、該上端部
の外周面にその周方向に間隔7を存して丘状の凸部8を
形成し、各間隔の下方に該間隔内と空気流通の可能な多
少の隙間を存して該凸部と略同程度に突出した堰提10
を形成した。該間隔内から接着剤が流出しにくくするた
め、該隙間を合成樹脂管の軸方向に対して屈曲させて形
成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、建築物の配水管路等に於いて合成樹脂製の立上がり管を高さ調節自 在に接続する接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば配水管路の複数箇所に設けられる汚水ますには、清掃用の立上が り管が接着剤で夫々接続されるが、各立上がり管の長さは排水管路の勾配のため に夫々異なるので、各立上がり管を必要な長さに切断したのちその周面に接着剤 を塗布し、汚水ますの清掃口内へ嵌着して接続することが行われている。 しかし、立上がり管を切断する作業は比較的面倒であるため、汚水ますの清掃 口に、環状で内周面に接着剤注入溝を備えたジョイントを設け、これの内部で立 上がり管をスライドさせ測定長さに調節したのち該接着剤注入溝から接着剤を注 入し、該立上がり管を旋回させてその周面に接着剤を展開させて接着することも 提案されている(実開平5−7775号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
配水管路は土中等に埋設されることが多く、立上がり管は周囲の環境が整備さ れて埋設高さが確定するまでは仮埋設される。 こうしたとき上記環状のジョイントでは周囲から土砂が接着剤注入溝内へ浸入 し、接着剤を該溝内へ十分に注入させることができなくなり、また、立上がり管 を旋回させたとき該溝内へ浸入した土砂が該ジョイントとの間に咬み込まれ、接 着が不十分になると共に接続部の密閉性が低下する不都合が見られた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案では、上方へ立上がる合成樹脂管に、これよりも大径の上方へ延びる合 成樹脂継ぎ管を接着剤で接着して接続する装置に於いて、該合成樹脂管の上端部 の口径を減少させて内方へ湾曲したフランジ部を形成し、該上端部の外周面にそ の周方向に間隔を存して丘状の凸部を形成し、各間隔の下方に該間隔内と空気流 通の可能な多少の隙間を存して該凸部と略同程度に突出した堰提を形成すること により、上記の目的を達成するようにした。 該隙間を該合成樹脂管の軸方向に対して屈曲させて形成すると、接着剤の注入 性がより良好になり、確実な接着を行えて好ましい。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を図面に基づき説明すると、図1に於いて符号1は上方へ 立上がる合成樹脂管、2は該合成樹脂管1の上方に接着剤により接着されて上方 へ延びる合成樹脂継ぎ管を示す。 該合成樹脂管1の下端部には口径拡大部3を形成し、その内部へ例えば汚水ま すの清掃口4が嵌入される。 該合成樹脂管1の上端部5は、口径を減少させて内方へ湾曲したフランジ部6 を形成し、該上端部5の外周面にその周方向に等しい間隔7を存して略方形の丘 状の凸部8を4個形成した。 該間隔7には接着剤11が流し込まれる。また、各間隔7の下方には、両側の 各凸部8、8と空気の流通可能な隙間9、9を存して該凸部8と略同程度に該外 周面から突出した堰提10を形成した。 図示のものでは、該間隔7の幅と該凸部8の幅とを同幅に形成したが、その幅 の比率の設定は接着剤の流下を損なわない程度に変更可能である。 また、該隙間9は該間隔7内に接着剤11を保留できて外部へ流れ出にくくす るため、図示のようにL字形等の距離の長い通路に形成することが好ましい。 該合成樹脂管1は、例えば土溝内に敷設した汚水ますの清掃口4等に接着剤を 塗布したうえで嵌着され、該合成樹脂管1の上端部5から各凸部8及び堰提10 を覆うように合成樹脂継ぎ管2を嵌着する。 そして、該継ぎ管2の上端があるべき距離を測定し、その距離に合わせて該継 ぎ管2を合成樹脂管1に沿って上下調節する。 そして、流動性の速乾性接着剤を該継ぎ管2の内部から間隔7内へ流し込む。 該合成樹脂管1の上端部5にはフランジ部6が形成されており、図1に見られ るように該継ぎ管2の内壁面とフランジ部6とで環状の受け溝12が形成される ことになるので、刷毛やノズルで接着剤11を該受け溝12に流し込めば、その 流動性で該間隔7内へ流下する。 該間隔7の下方には堰提10が存在し、空気が流通可能な隙間9が設けられて いるので、接着剤11が空気を排除して間隔7内へ流れ込みやすく、堰提10に より遮られて間隔7内に貯留される。 このあと、該継ぎ管2を45゜旋回させると、該継ぎ管2の内面に伴われて接 着剤が凸部8の表面付着するようになり、この状態を保持すれば接着剤が硬化し て該継ぎ管2と合成樹脂管1は一体になる。 尚、埋設箇所の環境が確定しないときは、清掃口4から該継ぎ管2の上端まで の距離も確定しないので、該継ぎ管2を合成樹脂管1に接着剤で固定せず、合成 樹脂管1に対して摺動可能な嵌着状態としたまま放置されることになるが、この ときは該継ぎ管2の上端部に蓋をしておけば、周囲から土砂がかかっても接着剤 11が流れ込む間隔7には土砂が詰まらない。 従って、日時が経っても塗布された接着剤11は間隔7内へ容易に流下し、接 着不良を起こすことはない。
【0006】
【考案の効果】
以上のように本考案によるときは、上方へ立上がる合成樹脂管の上端部の口径 を減少させて内方へ湾曲したフランジ部を形成し、該上端部の外周面にその周方 向に間隔を存して凸部を形成し、各間隔の下方に該凸部と多少の隙間を存して堰 提を形成したので、埋設されても該間隔内へ土砂が浸入することがなく、接着剤 の注入性と接合部への塗布性が良好になり、高さ調節も簡単に行える等の効果が ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施の形態を示す側面図
【図2】 図1の2−2線断面図
【図3】 図1の3−3線断面図
【符号の説明】
1 合成樹脂管 2 合成樹脂継ぎ管 5 上端部 6 フランジ部 7 間隔 8 凸部 9 隙間 10 堰提 11 接着剤

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方へ立上がる合成樹脂管に、これよりも
    大径の上方へ延びる合成樹脂継ぎ管を接着剤で接着して
    接続する装置に於いて、該合成樹脂管の上端部の口径を
    減少させて内方へ湾曲したフランジ部を形成し、該上端
    部の外周面にその周方向に間隔を存して丘状の凸部を形
    成し、各間隔の下方に該間隔内と空気流通の可能な多少
    の隙間を存して該凸部と略同程度に突出した堰提を形成
    したことを特徴とする立上がり管接続装置。
  2. 【請求項2】上記隙間を上記合成樹脂管の軸方向に対し
    て屈曲させたことを特徴とする請求項1に記載の立上が
    り管接続装置。
JP1997010181U 1997-10-13 1997-10-13 立上がり管接続装置 Expired - Lifetime JP3050661U (ja)

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