JPH0735283A - 分岐継手および分岐サドル継手ならびにこの分岐サドル継手の接続構造 - Google Patents
分岐継手および分岐サドル継手ならびにこの分岐サドル継手の接続構造Info
- Publication number
- JPH0735283A JPH0735283A JP18507793A JP18507793A JPH0735283A JP H0735283 A JPH0735283 A JP H0735283A JP 18507793 A JP18507793 A JP 18507793A JP 18507793 A JP18507793 A JP 18507793A JP H0735283 A JPH0735283 A JP H0735283A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- branch
- main pipe
- pipe
- center line
- saddle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Sewage (AREA)
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本管から支管への逆流を確実に防止できるとと
もに、本管と支管との接続状態での高低差の低減を図る
ことのできる分岐継手および分岐サドル継手ならびに分
岐サドル継手による接続構造を提供することを目的とし
ている。 【構成】埋設配管構造において本管2の間に接続する本
管部11と、この本管部11から分岐され、支管3に接
続する分岐部12とを具備した分岐継手1であって、分
岐部12は、本管部11から立ち上げられた立上部13
と、この立上部13からエルボ状に屈曲された接続部1
4とからなり、立上部中心線13aを、本管部中心線1
1aを含む鉛直面4上に位置させるとともに、本管部1
1の外周面に接する水平面5から、接続部14の外周半
径Rに等しい距離を隔てた位置に、立上部中心線13a
と接続部中心線14aとの交点Pが位置するようになさ
れたものである。
もに、本管と支管との接続状態での高低差の低減を図る
ことのできる分岐継手および分岐サドル継手ならびに分
岐サドル継手による接続構造を提供することを目的とし
ている。 【構成】埋設配管構造において本管2の間に接続する本
管部11と、この本管部11から分岐され、支管3に接
続する分岐部12とを具備した分岐継手1であって、分
岐部12は、本管部11から立ち上げられた立上部13
と、この立上部13からエルボ状に屈曲された接続部1
4とからなり、立上部中心線13aを、本管部中心線1
1aを含む鉛直面4上に位置させるとともに、本管部1
1の外周面に接する水平面5から、接続部14の外周半
径Rに等しい距離を隔てた位置に、立上部中心線13a
と接続部中心線14aとの交点Pが位置するようになさ
れたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空式下水道配管、上
水道配管、排水配管などに利用される分岐継手および分
岐サドル継手ならびにこの分岐サドル継手による接続構
造に関するものである。
水道配管、排水配管などに利用される分岐継手および分
岐サドル継手ならびにこの分岐サドル継手による接続構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、汚水を移送する本管に、各家庭
や施設からの支管を接続し、負圧によってこれら家庭や
施設からの汚水を収集するようになされた真空式下水道
システムが知られている。
や施設からの支管を接続し、負圧によってこれら家庭や
施設からの汚水を収集するようになされた真空式下水道
システムが知られている。
【0003】従来より、この真空式下水道システムにお
ける本管と支管との接続は、図5に示すように、本管a
に流入した汚水が支管側に逆流しないようにするため
に、本管aから垂直に立ち上げた分岐部bにエルボcな
どを介して支管dを接続することが好ましい。しかし、
このような立ち上げ配管の場合、施工状態における本管
aと支管dとの高低差eが大きくなってしまう。加え
て、このような地中埋設配管では、車両の通行などによ
る配管の破損を防止するため、地表からの埋設最小深さ
fが定められているので、全体として施工に要する掘削
深さgが非常に深いものとなってしまう。
ける本管と支管との接続は、図5に示すように、本管a
に流入した汚水が支管側に逆流しないようにするため
に、本管aから垂直に立ち上げた分岐部bにエルボcな
どを介して支管dを接続することが好ましい。しかし、
このような立ち上げ配管の場合、施工状態における本管
aと支管dとの高低差eが大きくなってしまう。加え
て、このような地中埋設配管では、車両の通行などによ
る配管の破損を防止するため、地表からの埋設最小深さ
fが定められているので、全体として施工に要する掘削
深さgが非常に深いものとなってしまう。
【0004】そこで、例えば、図6に示すように、本管
aから斜めに分岐した分岐部bに支管dを接続すること
で、汚水の逆流防止と施工に要する掘削深さgの低減を
図るようになされた配管構造が提案されている(例え
ば、特開平3−87432号公報参照)。
aから斜めに分岐した分岐部bに支管dを接続すること
で、汚水の逆流防止と施工に要する掘削深さgの低減を
図るようになされた配管構造が提案されている(例え
ば、特開平3−87432号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平3−8
7432号公報に示す接続構造の場合、分岐部bを本管
aから斜めに分岐させているので、この分岐部aと支管
dとを接続する際に、本管aの施工状態や分岐部bの位
置を考慮して接続しなければならない。すなわち、本管
aに対して支管dの位置決めを厳格にしなければならな
いため、施工作業が煩わしくなるといった不都合を生じ
る。
7432号公報に示す接続構造の場合、分岐部bを本管
aから斜めに分岐させているので、この分岐部aと支管
dとを接続する際に、本管aの施工状態や分岐部bの位
置を考慮して接続しなければならない。すなわち、本管
aに対して支管dの位置決めを厳格にしなければならな
いため、施工作業が煩わしくなるといった不都合を生じ
る。
【0006】また、分岐部bは、本管aから斜めに分岐
しているので、その開口部分の一部が、本管a内を流通
する汚水の一部に浸漬した状態となりやすく、一度に大
量の汚水が脈動して流れるような場合、この開口部分が
汚水によって塞がれて本管aの部分の空気層と支管dの
部分の空気層とが分断されてしまう。そして、この状態
で、支管dの部分の空気層の気圧が本管aの部分の空気
層の気圧よりも低いような場合には、支管d側に汚水が
逆流してしまうといった不都合を生じる。
しているので、その開口部分の一部が、本管a内を流通
する汚水の一部に浸漬した状態となりやすく、一度に大
量の汚水が脈動して流れるような場合、この開口部分が
汚水によって塞がれて本管aの部分の空気層と支管dの
部分の空気層とが分断されてしまう。そして、この状態
で、支管dの部分の空気層の気圧が本管aの部分の空気
層の気圧よりも低いような場合には、支管d側に汚水が
逆流してしまうといった不都合を生じる。
【0007】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
で、本管から支管への逆流を確実に防止できるととも
に、本管と支管との接続状態での高低差の低減を図るこ
とのできる分岐継手および分岐サドル継手ならびに分岐
サドル継手による接続構造を提供することを目的として
いる。
で、本管から支管への逆流を確実に防止できるととも
に、本管と支管との接続状態での高低差の低減を図るこ
とのできる分岐継手および分岐サドル継手ならびに分岐
サドル継手による接続構造を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の分岐継手は、多数の家庭や施設から延設され
た支管を本管に合流するようになされた埋設配管構造に
おいて、本管の間に接続するようになされた本管部と、
この本管部から分岐され、支管に接続するようになされ
た分岐部とを具備した分岐継手であって、分岐部は、本
管部から立ち上げられた立上部と、この立上部からエル
ボ状に屈曲された接続部とからなり、立上部中心線を、
本管部中心線を含む鉛直面上に位置させるとともに、本
管部の外周面に接する水平面から、接続部の外周半径に
等しい距離を隔てた位置に、立上部中心線と接続部中心
線との交点が位置するようになされたものである。
の本発明の分岐継手は、多数の家庭や施設から延設され
た支管を本管に合流するようになされた埋設配管構造に
おいて、本管の間に接続するようになされた本管部と、
この本管部から分岐され、支管に接続するようになされ
た分岐部とを具備した分岐継手であって、分岐部は、本
管部から立ち上げられた立上部と、この立上部からエル
ボ状に屈曲された接続部とからなり、立上部中心線を、
本管部中心線を含む鉛直面上に位置させるとともに、本
管部の外周面に接する水平面から、接続部の外周半径に
等しい距離を隔てた位置に、立上部中心線と接続部中心
線との交点が位置するようになされたものである。
【0009】また、上記課題を解決するための分岐サド
ル継手は、多数の家庭や施設から延設された支管を本管
に合流するようになされた埋設配管構造において、本管
の外周面に接続するようになされたサドル部と、このサ
ドル部から突出され、支管に接続するようになされた分
岐部とを具備した分岐サドル継手であって、分岐部は、
サドル部から立ち上げられた立上部と、この立上部から
エルボ状に屈曲された接続部とからなり、立上部中心線
を、サドル部中心線を含む鉛直面上に位置させるととも
に、サドル部の外周面に接する水平面から、接続部の外
周半径に等しい距離を隔てた位置に、立上部中心線と接
続部中心線との交点が位置するようになされたものであ
る。
ル継手は、多数の家庭や施設から延設された支管を本管
に合流するようになされた埋設配管構造において、本管
の外周面に接続するようになされたサドル部と、このサ
ドル部から突出され、支管に接続するようになされた分
岐部とを具備した分岐サドル継手であって、分岐部は、
サドル部から立ち上げられた立上部と、この立上部から
エルボ状に屈曲された接続部とからなり、立上部中心線
を、サドル部中心線を含む鉛直面上に位置させるととも
に、サドル部の外周面に接する水平面から、接続部の外
周半径に等しい距離を隔てた位置に、立上部中心線と接
続部中心線との交点が位置するようになされたものであ
る。
【0010】さらに、上記課題を解決するための本発明
の分岐サドル継手の接続構造は、多数の家庭や施設から
延設された支管を本管に合流するようになされた埋設配
管構造において、本管と支管との間を上記分岐サドル継
手によって接続する接続構造であって、本管中心線を通
過する鉛直線上に穿孔した分岐孔を閉塞するように、本
管の外周面にサドル部が接合され、この状態で立上部の
開口部と分岐孔とを連通させるとともに、接続部に支管
が接続されてなるものである。
の分岐サドル継手の接続構造は、多数の家庭や施設から
延設された支管を本管に合流するようになされた埋設配
管構造において、本管と支管との間を上記分岐サドル継
手によって接続する接続構造であって、本管中心線を通
過する鉛直線上に穿孔した分岐孔を閉塞するように、本
管の外周面にサドル部が接合され、この状態で立上部の
開口部と分岐孔とを連通させるとともに、接続部に支管
が接続されてなるものである。
【0011】
【作用】本発明によると、分岐部から流れる流体を、本
管部または本管の真上から流入させることができる。ま
た、施工状態において、本管部または本管の上方には、
接続部の直径に相当する距離だけしか嵩高くならない。
管部または本管の真上から流入させることができる。ま
た、施工状態において、本管部または本管の上方には、
接続部の直径に相当する距離だけしか嵩高くならない。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面を参照して
説明する。
説明する。
【0013】
【実施例1】図1は分岐継手1の全体構成の概略を示し
ている。
ている。
【0014】すなわち、この分岐継手1は、支管3から
の汚水を、本管2に合流させて流すようになされた配管
構造において本管2と支管3との間を接続するようにな
されたもので、本管2の間に接続するようになされた本
管部11と、この本管部11から分岐され支管3と接続
するようになされた分岐部12とを具備している。
の汚水を、本管2に合流させて流すようになされた配管
構造において本管2と支管3との間を接続するようにな
されたもので、本管2の間に接続するようになされた本
管部11と、この本管部11から分岐され支管3と接続
するようになされた分岐部12とを具備している。
【0015】本管部11は、本管2と同じ管径で短管状
に形成されている。この本管部11は、その両端を本管
2の端部に形成された受口部21に挿入して融着接続す
るようになされている。ただし、本管2の受口部21に
挿入して融着接続するものに限定されるものではなく、
受口部21を有さない本管2の端部に直接突き合わせ接
続してもよい。また、この本管部11の両端部もしくは
一方の端部に、本管2の端部と接続するための受口部
(図示省略)が形成されていてもよい。
に形成されている。この本管部11は、その両端を本管
2の端部に形成された受口部21に挿入して融着接続す
るようになされている。ただし、本管2の受口部21に
挿入して融着接続するものに限定されるものではなく、
受口部21を有さない本管2の端部に直接突き合わせ接
続してもよい。また、この本管部11の両端部もしくは
一方の端部に、本管2の端部と接続するための受口部
(図示省略)が形成されていてもよい。
【0016】分岐部12は、この本管部11の略中央部
から分岐して立ち上げられた立上部13と、この立上部
13からエルボ状に屈曲され、支管3と接続するように
なされた接続部14とによって形成されている。
から分岐して立ち上げられた立上部13と、この立上部
13からエルボ状に屈曲され、支管3と接続するように
なされた接続部14とによって形成されている。
【0017】このうち、立上部13は、その立上部中心
線13aが、本管部中心線11aを含む鉛直面4上に位
置するように設けられている。また、立上部中心線13
aと本管部中心線11aとは、45°の角度αで交錯
し、本管2の流れに対して支管3の流れが鋭角に交わる
ようになされている。なお、この角度αは、立上部中心
線13aが、本管部中心線11aを含む鉛直面4上に位
置していれば、特に45°に限定されるものではなく、
本管2の流れに対して支管3の流れが逆流する方向、す
なわち鈍角に交わるものでなければ、例えば、90°、
60°および30°などの各種の角度αで交わるように
なされたものであってもよい。
線13aが、本管部中心線11aを含む鉛直面4上に位
置するように設けられている。また、立上部中心線13
aと本管部中心線11aとは、45°の角度αで交錯
し、本管2の流れに対して支管3の流れが鋭角に交わる
ようになされている。なお、この角度αは、立上部中心
線13aが、本管部中心線11aを含む鉛直面4上に位
置していれば、特に45°に限定されるものではなく、
本管2の流れに対して支管3の流れが逆流する方向、す
なわち鈍角に交わるものでなければ、例えば、90°、
60°および30°などの各種の角度αで交わるように
なされたものであってもよい。
【0018】一方、接続部14は、その接続部中心線1
4aが水平方向となり、かつ、前記立上部中心線13a
に直交するように延設されている。また、この状態で、
立上部中心線13aと接続部中心線14aとの交点P
が、本管部11の外周面に接する水平面5から、接続部
14の外周半径Rに等しい距離を隔てた位置となるよう
に、立上部13の立ち上げ高さが決められている。これ
により、分岐継手1は、本管部11の上方に接続部14
の外周直径Dの距離だけ嵩高くなった状態、すなわち、
本管部11と分岐部12とを鉛直方向に立ち上げ配管す
る場合の最低限の嵩高さとなるように設定されている。
4aが水平方向となり、かつ、前記立上部中心線13a
に直交するように延設されている。また、この状態で、
立上部中心線13aと接続部中心線14aとの交点P
が、本管部11の外周面に接する水平面5から、接続部
14の外周半径Rに等しい距離を隔てた位置となるよう
に、立上部13の立ち上げ高さが決められている。これ
により、分岐継手1は、本管部11の上方に接続部14
の外周直径Dの距離だけ嵩高くなった状態、すなわち、
本管部11と分岐部12とを鉛直方向に立ち上げ配管す
る場合の最低限の嵩高さとなるように設定されている。
【0019】なお、接続部14は、その接続部中心線1
4aが立上部中心線13aに直交するように延設されて
いるが、特に直交するものに限定されるものではなく、
この接続部中心線14aと立上部中心線13aとの交点
Pを含む水平面上のいずれの方向に延設されていてもよ
い。
4aが立上部中心線13aに直交するように延設されて
いるが、特に直交するものに限定されるものではなく、
この接続部中心線14aと立上部中心線13aとの交点
Pを含む水平面上のいずれの方向に延設されていてもよ
い。
【0020】また、接続部14は水平方向に延設されて
いるが、特に水平方向に限定されるものではなく、立上
部中心線13aと接続部中心線14aとの交点Pが、上
述した接続部14の外周半径Rに位置するのであれば、
交点Pから若干の上り勾配を持って支管3に向けて延設
されていてもよい。
いるが、特に水平方向に限定されるものではなく、立上
部中心線13aと接続部中心線14aとの交点Pが、上
述した接続部14の外周半径Rに位置するのであれば、
交点Pから若干の上り勾配を持って支管3に向けて延設
されていてもよい。
【0021】このようになる分岐部12は、接続部14
の先端部を支管3の受口部31に挿入して融着接続する
ようになされている。ただし、この支管3の接続部31
に挿入して融着接続するものに限定されるものではな
く、受口部31を有さない支管3の端部に直接突き合わ
せ接続してもよい。また、この接続部14の先端部に、
支管3の端部と接続するための受口部(図示省略)が形
成されていてもよい。さらに、分岐部12は、本実施例
では本管部11と略同径に形成されているが、特に本管
部11と同径に形成されている必要はなく、本管部11
よりも小径の各種径に形成されていてもよい。また、図
2に示すように、支管3との接続部14のみが支管3に
合わせて縮径されたものであってもよい。
の先端部を支管3の受口部31に挿入して融着接続する
ようになされている。ただし、この支管3の接続部31
に挿入して融着接続するものに限定されるものではな
く、受口部31を有さない支管3の端部に直接突き合わ
せ接続してもよい。また、この接続部14の先端部に、
支管3の端部と接続するための受口部(図示省略)が形
成されていてもよい。さらに、分岐部12は、本実施例
では本管部11と略同径に形成されているが、特に本管
部11と同径に形成されている必要はなく、本管部11
よりも小径の各種径に形成されていてもよい。また、図
2に示すように、支管3との接続部14のみが支管3に
合わせて縮径されたものであってもよい。
【0022】このように、この分岐継手1によって本管
2と支管3との間を接続した場合、支管3からの流れ
が、本管2の流れに対して真上から合流することとなる
ので、本管2内に一度に大量の汚水などが流れるような
場合であっても、支管3側に逆流するといったことを防
止できる。また、この施工状態で、本管2の上方に接続
部14の外周直径Dの距離だけしか嵩高くならないの
で、これら配管を掘削埋設する場合に必要となる掘削深
さを低くすることができ、工費の節減を図ることができ
る。
2と支管3との間を接続した場合、支管3からの流れ
が、本管2の流れに対して真上から合流することとなる
ので、本管2内に一度に大量の汚水などが流れるような
場合であっても、支管3側に逆流するといったことを防
止できる。また、この施工状態で、本管2の上方に接続
部14の外周直径Dの距離だけしか嵩高くならないの
で、これら配管を掘削埋設する場合に必要となる掘削深
さを低くすることができ、工費の節減を図ることができ
る。
【0023】この分岐継手1は、例えば、真空式下水道
システムにおける配管構造、上水道配管、下水道配管な
どに用いることができる。
システムにおける配管構造、上水道配管、下水道配管な
どに用いることができる。
【0024】
【実施例2】本例に係る分岐サドル継手10を図3に示
し、この分岐サドル継手10による接続構造を図4に示
す。
し、この分岐サドル継手10による接続構造を図4に示
す。
【0025】すなわち、この分岐サドル継手10は、上
記分岐継手1の本管部11がサドル部15となされた以
外は、上記実施例1の分岐継手1と同様である。ここで
は、その相違点についてのみ説明し、その他の説明は省
略する。なお、実施例1と同部材には同符号を付す。
記分岐継手1の本管部11がサドル部15となされた以
外は、上記実施例1の分岐継手1と同様である。ここで
は、その相違点についてのみ説明し、その他の説明は省
略する。なお、実施例1と同部材には同符号を付す。
【0026】サドル部15は、本管2の外周面に沿って
接続できるように、楕円形の板状体を湾曲形成して構成
されている。また、サドル部15の内面側には通電によ
って発熱するコイル16が埋設されており、サドル部1
5の外面側にはこのコイル16に通電するための通電タ
ーミナル17が突設されている。このサドル部15は、
その内面部分を本管2の外周面に穿孔された分岐孔20
を被覆するように当接し、通電ターミナル17から通電
することで融着接続できるようになされている。なお、
サドル部15は、特に楕円形の板状体を湾曲形成したも
のに限定されるものではなく、長方形や円形などの各種
板状体を湾曲形成して構成することができる。
接続できるように、楕円形の板状体を湾曲形成して構成
されている。また、サドル部15の内面側には通電によ
って発熱するコイル16が埋設されており、サドル部1
5の外面側にはこのコイル16に通電するための通電タ
ーミナル17が突設されている。このサドル部15は、
その内面部分を本管2の外周面に穿孔された分岐孔20
を被覆するように当接し、通電ターミナル17から通電
することで融着接続できるようになされている。なお、
サドル部15は、特に楕円形の板状体を湾曲形成したも
のに限定されるものではなく、長方形や円形などの各種
板状体を湾曲形成して構成することができる。
【0027】また、このサドル部15と分岐部12との
位置関係は、上記実施例1の本管部中心線11aを、サ
ドル部15の長手方向に沿ったサドル部中心線15aに
置き換えて同様に考えることができる。
位置関係は、上記実施例1の本管部中心線11aを、サ
ドル部15の長手方向に沿ったサドル部中心線15aに
置き換えて同様に考えることができる。
【0028】このようになる分岐サドル継手10によっ
て本管2と支管3とを接続するには、まず、本管2の真
上の位置に分岐孔20を穿孔する。そして、この分岐孔
20を被覆するようにサドル部15を当接し、このサド
ル部15と本管2とを融着接続するとともに、分岐部1
2の接続部14の先端部と支管3とを接続すればよい。
て本管2と支管3とを接続するには、まず、本管2の真
上の位置に分岐孔20を穿孔する。そして、この分岐孔
20を被覆するようにサドル部15を当接し、このサド
ル部15と本管2とを融着接続するとともに、分岐部1
2の接続部14の先端部と支管3とを接続すればよい。
【0029】これにより、上記実施例1と同様に支管3
への逆流防止効果や、掘削深さを浅くできるといった効
果が得られることとなる。しかも、この分岐サドル継手
10を用いた場合は、既に埋設された本管2に支管3を
継ぎ足し接続したいような場合でも、本管2を掘り起こ
して分岐孔20を穿孔すれば、容易にこの本管2に支管
3を接続することができることとなる。
への逆流防止効果や、掘削深さを浅くできるといった効
果が得られることとなる。しかも、この分岐サドル継手
10を用いた場合は、既に埋設された本管2に支管3を
継ぎ足し接続したいような場合でも、本管2を掘り起こ
して分岐孔20を穿孔すれば、容易にこの本管2に支管
3を接続することができることとなる。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、本
管部または本管の真上から汚水などの流体を流入させる
ことができるので、本管内を一度に大量の流体が脈動し
て流れるような場合であっても、支管側へ流体が逆流す
るのを防止することができる。
管部または本管の真上から汚水などの流体を流入させる
ことができるので、本管内を一度に大量の流体が脈動し
て流れるような場合であっても、支管側へ流体が逆流す
るのを防止することができる。
【0031】また、施工状態において、本管部または本
管の上方には、接続部の直径に相当する距離だけしか嵩
高くならないので、施工に必要な掘削深さを浅くするこ
とができ、工費の削減および施工期間の短縮などを図る
ことができる。
管の上方には、接続部の直径に相当する距離だけしか嵩
高くならないので、施工に必要な掘削深さを浅くするこ
とができ、工費の削減および施工期間の短縮などを図る
ことができる。
【図1】分岐継手の全体構成の概略を示す平面図、側面
図および正面図である。
図および正面図である。
【図2】分岐継手の他の実施例を示す側面図である。
【図3】分岐サドル継手の全体構成の概略を示す平面
図、側面図および正面図である。
図、側面図および正面図である。
【図4】分岐サドル継手による本管と支管との配管構造
を示す側断面面図および同IV−IV線断面図である。
を示す側断面面図および同IV−IV線断面図である。
【図5】従来の本管と支管との立ち上げ配管構造を示す
正面図である。
正面図である。
【図6】従来の本管と支管との配管構造を示す正面図で
ある。
ある。
1 分岐継手 10 分岐サドル継手 11 本管部 11a 本管部中心線 12 分岐部 13 立上部 13a 立上部中心線 14 接続部 14a 接続部中心線 15 サドル部 15a サドル部中心線 2 本管 20 分岐孔 3 支管 4 鉛直面 5 水平面 R 外周半径 P 交点
Claims (3)
- 【請求項1】 多数の家庭や施設から延設された支管を
本管に合流するようになされた埋設配管構造において、
本管の間に接続するようになされた本管部と、この本管
部から分岐され、支管に接続するようになされた分岐部
とを具備した分岐継手であって、 分岐部は、本管部から立ち上げられた立上部と、この立
上部からエルボ状に屈曲された接続部とからなり、 立上部中心線を、本管部中心線を含む鉛直面上に位置さ
せるとともに、本管部の外周面に接する水平面から、接
続部の外周半径に等しい距離を隔てた位置に、立上部中
心線と接続部中心線との交点が位置するようになされた
ことを特徴とする分岐継手。 - 【請求項2】 多数の家庭や施設から延設された支管を
本管に合流するようになされた埋設配管構造において、
本管の外周面に接続するようになされたサドル部と、こ
のサドル部から突出され、支管に接続するようになされ
た分岐部とを具備した分岐サドル継手であって、 分岐部は、サドル部から立ち上げられた立上部と、この
立上部からエルボ状に屈曲された接続部とからなり、 立上部中心線を、サドル部中心線を含む鉛直面上に位置
させるとともに、サドル部の外周面に接する水平面か
ら、接続部の外周半径に等しい距離を隔てた位置に、立
上部中心線と接続部中心線との交点が位置するようにな
されたことを特徴とする分岐サドル継手。 - 【請求項3】 多数の家庭や施設から延設された支管を
本管に合流するようになされた埋設配管構造において、
本管と支管との間を請求項2記載の分岐サドル継手によ
って接続する接続構造であって、 本管中心線を通過する鉛直線上に穿孔した分岐孔を閉塞
するように、本管の外周面にサドル部が接合され、この
状態で立上部の開口部と分岐孔とを連通させるととも
に、接続部に支管が接続されてなることを特徴とする分
岐サドル継手の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18507793A JPH0735283A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 分岐継手および分岐サドル継手ならびにこの分岐サドル継手の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18507793A JPH0735283A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 分岐継手および分岐サドル継手ならびにこの分岐サドル継手の接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0735283A true JPH0735283A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16164421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18507793A Pending JPH0735283A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 分岐継手および分岐サドル継手ならびにこの分岐サドル継手の接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0735283A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007009525A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Takiron Co Ltd | 合流管継手及び合流配管構造 |
CN118645761A (zh) * | 2024-08-14 | 2024-09-13 | 四川沃飞长空科技发展有限公司 | 电池包泄压系统和飞行器 |
-
1993
- 1993-07-27 JP JP18507793A patent/JPH0735283A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007009525A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Takiron Co Ltd | 合流管継手及び合流配管構造 |
JP4721267B2 (ja) * | 2005-06-30 | 2011-07-13 | タキロン株式会社 | 合流管継手を用いた合流配管構造 |
CN118645761A (zh) * | 2024-08-14 | 2024-09-13 | 四川沃飞长空科技发展有限公司 | 电池包泄压系统和飞行器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0735283A (ja) | 分岐継手および分岐サドル継手ならびにこの分岐サドル継手の接続構造 | |
JP2002089768A (ja) | 配管用交叉管 | |
JP2002089753A (ja) | 交叉配管用管 | |
JP3634152B2 (ja) | 排水縦管路 | |
JP2007308961A (ja) | 横配管継手およびそれを用いた排水管路構造 | |
JP3999919B2 (ja) | 排水管継手 | |
JP2005194727A (ja) | 排水アダプタ | |
JPS6323497Y2 (ja) | ||
JP3447775B2 (ja) | 汚水桝 | |
JPH0426549Y2 (ja) | ||
JP2863345B2 (ja) | 分岐継手 | |
JP2548790Y2 (ja) | 排水桝 | |
JPH0510070Y2 (ja) | ||
JPH03464Y2 (ja) | ||
JP3716022B2 (ja) | 分岐用仕切弁 | |
JPH0720472Y2 (ja) | 管継手 | |
JP2004278099A (ja) | 排水管路の排水構造および排水継手 | |
JPH11193569A (ja) | 排水枡 | |
JP2006257731A (ja) | マンホール継手、並びに、管接続構造 | |
JPH0618791U (ja) | 極狭小地に設置可能の塩ビ製小口径ます | |
JPH05287792A (ja) | 真空下水管の分岐部構造ならびに真空下水管接続用の分岐管継手 | |
JP6564321B2 (ja) | 排水配管構造、及び該排水配管構造に用いられる継手 | |
JP3109695B2 (ja) | 合成樹脂製小型マンホール口装置 | |
JPH0237902Y2 (ja) | ||
JPS644947Y2 (ja) |