JP3048613U

JP3048613U - ガスレンジカバー

Info

Publication number: JP3048613U
Application number: JP1997009700U
Authority: JP
Inventors: 正人森川; 美代子西芝
Original assignee: Iwatani Corp
Current assignee: Iwatani Corp
Priority date: 1997-11-05
Filing date: 1997-11-05
Publication date: 1998-05-22
Anticipated expiration: 2003-11-05

Abstract

(57)【要約】【課題】テーブル型のガスレンジの上面を覆うととも
に、ガスレンジの使用時には油飛散防止板として作用す
るガスレンジカバーを提供する。【解決手段】略Ｌ字状に形成した左右一対の支持具
(３)と、このＬ字状支持具(３)を形成している縦柱部分
(６)の上端寄り部に俯仰揺動自在に支持させた蓋板(２)
と、Ｌ字状支持具(３)を形成している基枠(５)に載置し
たゴミ受け皿(４)とで構成されている。蓋板(２)をＬ字
状支持具(３)に対して着脱可能に構成する。蓋板(２)を
持ち上げ揺動させた直立姿勢で保持するように構成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する分野】

本考案は、テーブル型ガスレンジの上面を覆うガスレンジカバーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、家庭においてはテーブル型ガスレンジは、レンジ台に設置して使用されているが、ガスレンジはその上面を露出したまま設置されているのが現状である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

周知のようにガスレンジの周り、特にレンジの上面は油の飛散や煮こぼれによる汚染を受けやすいという問題があった。そして近年、独立した厨房空間をもつ間取りが少なくなり、ダイニングルームやリビングルームの一角に厨房設備が設置されることが多くなっている。この結果、汚れたレンジ上面部分が人目につきやすいという問題があった。

【０００４】本考案は、テーブル型のガスレンジの上面を覆うとともに、ガスレンジの使用時には油飛散防止板として作用するガスレンジカバーを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成するために本考案は、略Ｌ字状に形成した左右一対の支持具と、このＬ字状支持具を形成している縦柱部分の上端寄り部に俯仰揺動自在に支持させた蓋板と、Ｌ字状支持具を形成している基枠に載置したゴミ受け皿とで構成され、蓋板をＬ字状支持具に対して着脱可能に構成するとともに、蓋板を持ち上げ揺動させた直立姿勢で保持するように構成したことを特徴としている。

【０００６】

【作用】本考案は、左右一対に配置したＬ字状支持具の各縦柱部分上端寄り部分に蓋板を俯仰揺動自在に支持させ、蓋板を持ち上げ揺動させた直立姿勢で保持するようにしてあることから、ガスレンジの不使用時には、蓋板を倒し込んでガスレンジ上面に位置させることにより、ガスレンジの上面部分を蓋板で覆って、目隠しとして作用させることができる。一方、ガスレンジの使用時には、蓋板を跳ね上げて直立姿勢に保持させておくことにより、蓋板が飛散防止板として作用することになる。

【０００７】

【考案の実施形態】

図面は本考案の実施形態の一例を示し、図１はガスレンジカバーの分解斜視図である。このガスレンジカバー(１)は蓋板(２)と、左右一対のＬ字状支持具(３) と、Ｌ字状支持具(３)にわたって配置したゴミ受け皿(４)とで構成してある。

【０００８】Ｌ字状支持具(３)は、略球山形鋼状に形成した基枠(５)と略溝型鋼状に形成した縦柱部分(６)とで構成してあり、左右の基枠(５)は高い立ち上がり壁側がそれぞれ外側に、短い立ち上がり壁側がそれぞれ内側に位置する状態に配置してあり、縦柱部分(６)は連結壁部分が各基枠(５)の奥端部に溝部分が対向する状態に配設されている。

【０００９】縦柱部分(６)はその上端寄り部分で各連出壁部分が切除してあり、その切除部分での連結壁部分に枢支ピン(７)が内側に突出する状態で形成してある。

【００１０】蓋板(２)は左右側縁と後縁とをそれぞれ下向きに折り曲げ形成するとともに、前縁部分を約４５度下向きに折り曲げ形成して、平板性を維持するようにしてあり、左右側縁の折曲げ部分(８)での後端寄り部分に略Ｌ字状の係合溝(９)が形成してある。このＬ字状係合溝(９)の一端部は折り曲げ部分(８)の下端縁に開口しており、Ｌ字状係合溝(９)の他端部は開口形成個所よりも前側に位置するように形成してある。なお、この左右側縁の折曲げ部分(８)はＬ字状支持具(３)の縦柱部分(６)の溝幅とほぼ等しく形成してある。

【００１１】ゴミ受け皿(４)は、四周に立ち上がり壁(10)を折り曲げ形成し、左右に位置する立ち上がり壁(10)の上端部外側に折り曲げ形成して、Ｌ字状支持具(３)の左右基枠(５)における短い立ち上がり壁に載るフランジ部(11)に形成してある。これにより、ゴミ受け皿(４)はＬ字状支持具(３)に対して出退移動可能となっている。

【００１２】上述の構成からなるガスレンジカバーは、図２に示すように、縦柱部分(６)が奥側に位置し、かつ、縦柱部分(６)の溝部分が所定間隔隔てて対向する状態でＬ字状支持具(３)をレンジ台(13)に設置する。ついで、Ｌ字状支持具(３)の基枠( ５)における溝部分にガスレンジ(Ｒ)の脚部を位置させ、ガスレンジ(Ｒ)の重量でＬ字状支持具(３)を安定固定させる。

【００１３】レンジ台(13)上に設置されたＬ字状支持具(３)の縦柱部分(６)での上端に設けられている枢支ピン(７)に蓋板(２)に形成されたＬ字状係合溝(９)を嵌係合させる。これにより、蓋板(２)がＬ字状支持具(３)に俯仰揺動自在な状態で支持されることになる。

【００１４】そして、ガスレンジの不使用時に、蓋板(２)を倒した状態にすると、この蓋板 (２)がガスレンジ(Ｒ)の上面を覆い、ガスレンジ天板の汚れや、五徳あるいはバーナ部の汚れを覆い隠すことができるうえ、物置台として使用することができる。

【００１５】一方、ガスレンジレンジの使用時には、蓋板(２)を持ち上げる。すると、蓋板 (２)は枢支ピン(７)の周りに揺動し、９０度回動させた段階でＬ字状係合溝(９) に沿って蓋板(２)はＬ字状支持具(３)の縦柱部分(６)の溝内に入り込む。このとき、縦柱部分(６)の前後連出壁部分で蓋板(２)の後端部分(下端部分)を規制することになるから、蓋板(２)は倒れることなく直立状態を維持することになり、蓋板(２)が油飛散防止板として作用することになる。

【００１６】

【考案の効果】

本考案は、左右一対に配置したＬ字状支持具の各縦柱部分上端寄り部分に蓋板を俯仰揺動自在に支持させ、蓋板を持ち上げ揺動させた直立姿勢で保持するようにしてあることから、ガスレンジの不使用時には、ガスレンジの上面部分に蓋板を倒し込んでガスレンジ上面部分を蓋板で覆って、目隠しとして作用させることができるうえ、、ガスレンジの使用時には、蓋板を跳ね上げて直立姿勢に保持させておくことにより、蓋板が飛散防止板として作用させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ガスレンジカバーの分解斜視図である。

【図２】レンジ台に設置した状態での要部正面図であ
る。

【図３】蓋板を直立姿勢に切り替えた際の要部断面図で
ある。

【符号の説明】

２…蓋板、３…Ｌ字状支持具、４…ゴミ受け皿、５…基
枠、６…縦柱部分、７…枢支ピン、９…Ｌ字溝。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】略Ｌ字状に形成した左右一対の支持具
(３)と、このＬ字状支持具(３)を形成している縦柱部分
(６)の上端寄り部に俯仰揺動自在に支持させた蓋板(２)
と、Ｌ字状支持具(３)を形成している基枠(５)に載置し
たゴミ受け皿(４)とで構成され、蓋板(２)をＬ字状支持
具(３)に対して着脱可能に構成するとともに、蓋板(２)
を持ち上げ揺動させた直立姿勢で保持するように構成し
てあるガスレンジカバー。
【請求項２】Ｌ字状支持具(３)は略球山形鋼状に形成
した基枠(５)と、略溝型鋼状に形成した縦柱部分(６)で
構成してある請求項１に記載のガスレンジカバー。
【請求項３】蓋板(２)の下端寄り部分にＬ字溝(９)を
形成し、このＬ字溝(９)を縦柱部分(６)の上端寄り部に
固定した枢支ピン(７)に係合することにより、蓋板(２)
をＬ字状支持具(３)に支持させ、蓋板(２)を起立揺動さ
せた状態で、蓋板(２)の側端部を縦柱部分(６)の溝内に
挿入することにより、蓋板(２)を直立し背に保持する請
求項２に記載のガスレンジカバー。