JP3048611U - クリップ - Google Patents

クリップ

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JP3048611U
JP3048611U JP1997010299U JP1029997U JP3048611U JP 3048611 U JP3048611 U JP 3048611U JP 1997010299 U JP1997010299 U JP 1997010299U JP 1029997 U JP1029997 U JP 1029997U JP 3048611 U JP3048611 U JP 3048611U
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JP
Japan
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clip
distal end
clip member
lever piece
movable
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JP1997010299U
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English (en)
Inventor
健二 丹羽
Original Assignee
株式会社丸善製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 挟持される物品たるズボンや靴下などの生地
を傷めることがなく、使い勝手に優れたクリップを提供
すること。 【解決手段】 クリップ本体10の先端部と同クリップ
本体に支持された可動クリップ部材25の先端部をレバ
ー片40の起伏動操作により開閉自在としたクリップで
あり、レバー片40を起こした状態において、クリップ
本体10の先端部と可動クリップ部材25の先端部を圧
縮バネ35の付勢によって開放するように設け、レバー
片40を可動クリップ部材25上に押し倒すことによ
り、アーム42の先端がカム板部28を押圧してクリッ
プ本体10の先端部と可動クリップ部材25の先端部を
閉じるように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、サスペンダー等に用いられるクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のクリップとして、特公昭56−37801号、特開平6−18180 4号公報に記載されたものがある。前者のクリップは、一対のプレート部材の後 端部の交差部分に作動部材のカムを装着すると共に、その交差部分より前方位置 に先端の挟持部を開くように付勢する巻きバネを取り付け、ゴムバンド等を取り 付けた作動部材を起こして挟持部を閉じる構造とされている。また、後者のクリ ップは、一対のプラスチック製挟持板の後端部の交差部分に操作板のカムを装着 し、両挟持板の後端部分同士を当接させることにより生ずるプラスチック材料の 弾力作用を利用して挟持板を開くように付勢し、ゴムバンド等を取り付ける操作 板を起こして挟持板の先端部を閉じる構造とされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記した前者のクリップにおいては、ズボンや靴下などの生地がバネに絡んだ り生地を傷める虞れがあり、加えてバネが外れ易いという不都合がある。後者の クリップにおいては、挟持板の後端部分同士が常に圧接されているのでその部分 が摩滅しやすく、プラスチック材料の経年変化による弾力性の低下により挟持板 の先端が十分に開口しなくなるという危惧がある。 また、何れのクリップを使用する場合においても、作動部材又は操作板にゴム バンド等の張力による負荷がかかった状態でロック作動操作を行わなければなら ない。このため、そのロック作動操作が重くなり、前記張力によって作動部材又 は操作板が幾分回転して挟持部分の開口が狭まるので、装着がしにくくなるとい う不都合を生ずる。
【0004】 本考案の目的は、挟持される物品たるズボンや靴下などの生地を傷めることが なく、使い勝手に優れたクリップを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本考案のクリップは、クリップ本体の先端部と同ク リップ本体に支持された可動クリップ部材の先端部をレバー片の起伏動操作によ り開閉自在としたクリップであって、前記クリップ本体は先端部の後方に側壁と 後壁及び天壁により内部空間を囲むように設けた覆部を一体に形成し、その両側 壁内面に下方を開放した軸係止溝と、係止突部とを前記後壁に向かい順に設けて なり、前記可動クリップ部材は先端部の後方に前記両側壁内面の寸法よりやや狭 い幅のカム板部を凹状に設け、そのカム板部の立上片の上端に装着される圧縮バ ネをはさんで一対の内向きの鉤片を設けてなり、前記レバー片は緩やかな円弧状 の指掛け部の後方から内方に屈曲するアームの両側に短軸を突設してなり、上記 レバー片のアームを前記クリップ本体の天壁に設けた切欠溝に遊嵌すると共に上 記短軸を前記軸係止溝に挿入し、同レバー片を起こした状態において、前記可動 クリップ部材のカム板部を上記覆部の内部空間に差し込んで鉤片を前記係止突部 に係合させることにより、前記クリップ本体の先端部と可動クリップ部材の先端 部を前記圧縮バネの付勢によって開放するように設け、上記レバー片を可動クリ ップ部材上に押し倒すことにより、前記アームの先端がカム板部を押圧して前記 クリップ本体の先端部と可動クリップ部材の先端部を閉じるように構成したこと を特徴とする。
【0006】
【考案の作用及び効果】
レバー片が起こされた状態においては、圧縮バネの弾力が鉤片と係止突部の接 触点を支点として可動クリップ部材を時計方向に回転させるように作用する。こ のため、クリップ本体の先端部と可動クリップ部材の先端部は開放される。 また、レバー片を可動クリップ部材上に押し倒すように回転操作すると、同レ バー片のアームの先端が可動クリップ部材のカム板部を内方から押圧する。しか して、可動クリップ部材は揺動してクリップ本体の先端部と可動クリップ部材の 先端部とが弾力的に閉じられる。
【0007】 このクリップは、ゴムバンド等の張力がロック操作を行うレバー片に作用しな いため、レバー片を軽く操作することができて使い勝手が良い。加えて、圧縮バ ネとカムによるロック機構部分を挟持されるズボン等の物品と接触しない位置に 収めているので、ズボンや靴下などの生地が圧縮バネ等に絡んだり傷む虞れがな い。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図1はクリップ本 体の縦断側面図、図2は同平面図、図3は可動クリップ部材の側面図、図4は同 平面図、図5はレバー片の斜視図、図6は開放状態のクリップの縦断側面図、図 7は閉じた状態のクリップの縦断側面図である。
【0009】 図6、7に示すクリツプCは、クリップ本体10の先端部11と同クリップ本 体に支持された可動クリップ部材25の先端部26をレバー片40の起伏動操作 により開閉自在とされている。 これを詳細に述べると、図1、2に示すように、プラスチック製のクリップ本 体10は上面に小さな突起12を設けた先端部11の後方に、側壁13、13と 後壁14及び天壁15により内部空間sを囲み、先端部11側を開放するように 設けた覆部16を一体に形成されている。その両側壁13、13の内面には、下 方を開放した軸係止溝17、17と、後記可動クリップ部材25の鉤片31、3 1を下側から支承する係止突部18、18とを前記後壁14に向かって順に設け る。19は天壁15に設けた切欠溝であり、その幅を前記側壁13、13の内面 寸法より小さく形成する。20は後壁14の外面に一体成形したリングであり、 サスペンダー等の紐やベルトを連結するためのものである。
【0010】 図3、4に示すように、可動クリップ部材25は下面に小さな突起27を設け た先端部26の後方に、前記クリップ本体10の側壁13、13の内面寸法より やや狭い幅のカム板部28を凹状にプラスチック材料により一体に形成されてい る。そのカム板部28の立上片29の上端には、中央に穿設されたバネ穴30に 圧縮バネ35の下部を装着し、その圧縮バネ35をはさんで一対の内向きの鉤片 31、31を設ける。
【0011】 図5に示すように、プラスチック製のレバー片40は、緩やかな円弧状の指掛 け部41の後方から内方に鈍角状に屈曲形成されたアーム42の両側に短軸43 、43を突設している。そのアーム42の幅寸法は、前記クリップ本体10の切 欠溝19の幅よりやや小さく設ける。
【0012】 しかして、上記レバー片40のアーム42側をクリップ本体10の内部空間s に差込み、短軸43、43を軸係止溝17、17に挿入してアーム42を切欠溝 19に遊嵌する。ついで、レバー片40を起こした状態とし、可動クリップ部材 25のカム板部28を上記内部空間sに差し込んで、鉤片31、31が係止突部 18、18に係合するように組み付ける。しかして、図6に示すように、可動ク リップ部材25の先端部26は、圧縮バネ35の付勢によってクリップ本体10 の先端部11から離れて開放された状態に設けられる。 これにより、レバー片40を可動クリップ部材25上に押し倒すように回転操 作することにより、アーム42の先端のカム42aがカム板部28を内方から押 圧し、クリップ本体10の先端部11と可動クリップ部材25の先端部26とが 弾力的に閉じられるクリップCが構成される(図7)。
【0013】 このクリップは、レバー片を軽く操作することができて大変使い勝手が良い。 さらに、圧縮バネとカムによるロック機構部分が覆部内に収められて外部に露出 していないので、着用されるズボンや靴下などの生地を傷めることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリップ本体の縦断側面図
【図2】同平面図
【図3】可動クリップ部材の側面図
【図4】同平面図
【図5】レバー片の斜視図
【図6】開放状態のクリップの縦断側面図
【図7】閉じた状態のクリップの縦断側面図
【符号の説明】
C→クリップ 10→クリップ本体 11→先端部 13→側壁 14
→後壁 15→天壁 16→覆部 17→軸係止溝 18→係止突部 19→
切欠溝 s→内部空間 25→可動クリップ部材 26→先端部 28→カム板
部 29→立上片 31→鉤片 35→圧縮バネ 40→レバー片 41→指掛け部 42→アーム 43
→短軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリップ本体の先端部と同クリップ本体
    に支持された可動クリップ部材の先端部をレバー片の起
    伏動操作により開閉自在としたクリップであって、前記
    クリップ本体は先端部の後方に側壁と後壁及び天壁によ
    り内部空間を囲むように設けた覆部を一体に形成し、そ
    の両側壁内面に下方を開放した軸係止溝と、係止突部と
    を前記後壁に向かい順に設けてなり、前記可動クリップ
    部材は先端部の後方に前記両側壁内面の寸法よりやや狭
    い幅のカム板部を凹状に設け、そのカム板部の立上片の
    上端に装着される圧縮バネをはさんで一対の内向きの鉤
    片を設けてなり、前記レバー片は緩やかな円弧状の指掛
    け部の後方から内方に屈曲するアームの両側に短軸を突
    設してなり、上記レバー片のアームを前記クリップ本体
    の天壁に設けた切欠溝に遊嵌すると共に上記短軸を前記
    軸係止溝に挿入し、同レバー片を起こした状態におい
    て、前記可動クリップ部材のカム板部を上記覆部の内部
    空間に差し込んで鉤片を前記係止突部に係合させること
    により、前記クリップ本体の先端部と可動クリップ部材
    の先端部を前記圧縮バネの付勢によって開放するように
    設け、上記レバー片を可動クリップ部材上に押し倒すこ
    とにより、前記アームの先端がカム板部を押圧してクリ
    ップ本体の先端部と可動クリップ部材の先端部を閉じる
    ように構成したことを特徴とするクリップ。
JP1997010299U 1997-11-04 1997-11-04 クリップ Expired - Lifetime JP3048611U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3479875B2 (ja) 1999-10-06 2003-12-15 j−sen株式会社 プラスチック製クリップの開閉方法及びその方法を採用したプラスチック製クリップ
JP2012211685A (ja) * 2011-03-18 2012-11-01 Dic Plastics Inc ベルト留め具
JP2014152432A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Saito Nenshi:Kk 顔面保護具
WO2023231334A1 (zh) * 2022-11-09 2023-12-07 安徽骄阳软门有限责任公司 一种单向活动式紧锁扣件

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