JP3044748B2 - 自動2輪車の物品収納ボックス - Google Patents

自動2輪車の物品収納ボックス

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JP3044748B2
JP3044748B2 JP2159653A JP15965390A JP3044748B2 JP 3044748 B2 JP3044748 B2 JP 3044748B2 JP 2159653 A JP2159653 A JP 2159653A JP 15965390 A JP15965390 A JP 15965390A JP 3044748 B2 JP3044748 B2 JP 3044748B2
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直幸 小宮
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は自動2輪車の物品収納ボックスに関する。
(従来の技術) 自動2輪車では、ヘルメット等の比較的大きい物品を
収納するための物品収納ボックスを備えたものがある。
すなわちその一例を第5図に示すように、自動2輪車の
メインフレーム1の後上部から後方に延びるシートレー
ル2にシート3が載設され、このシート3の前部とヘッ
ドパイプ4との間のスペースに収納ボックス5が置か
れ、メインフレーム1およびシートレール2に取り付け
られている。この収納ボックス5は上部が開口され、こ
の開口部は後端が収納ボックス5の上端にヒンジ6によ
り取り付けられたボックスカバー7により開閉されるよ
うになっている。シート3の下方には燃料タンク8が配
置され、この燃料タンク8の後端部はピリオンシート9
の下まで延び、上面に注入口10が開設されている。同図
において11はヘッドパイプ4の前方を被覆するカウリン
グ、12はシート3およびピリオンシート9の下方両サイ
ドを覆うボディカバー、13はエンジン、14はバッテリを
示す。
上記収納ボックス5の開口部をボックスカバー7で閉
鎖したとき降雨時や洗車時に水が内部に浸入しないよう
にするため、第6図に部分拡大断面を示すように収納ボ
ックス5の開口部上端にシールゴム15が取り付けられ、
ボックスカバー7を閉じたときその内面にシールゴム15
が密着して水の侵入を防ぐようになされている。このボ
ックスカバー7の端部7aと収納ボックス5の開口端部5a
とはボックスカバー7を閉じたとき段差が生じないよう
にするため収納ボックス5の開口部が折り曲げられ、ボ
ックスカバー7の先端でシールゴム15が隠されるように
している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の技術では、雨天走行時など
で収納ボックスに水がかかる場合、従来のようにシール
ゴム15を取り付けただけのものでは水圧がシール面に作
用するため収納ボックスに浸水しやすい。そこで浸水を
防ぐことを目的としてシールゴム15を強固にするとボッ
クスカバー7を閉じる際にシールゴム15の弾撥力と収納
ボックス内に閉じ込められる空気の圧縮力の反力を受け
るので大きな力が必要となると共に、オートバイタイプ
の車体ではボックスカバー7がシート3の高さ位置にあ
るスクータタイプに較べて高い位置となり、ボックスカ
バー7の重量も大きくなることなどにより一層閉じる操
作が容易でなくなる。
この発明は、ボックスカバーのシール部に加わる水圧
を減少させることにより簡単なシール構造によって水の
侵入を防止することができる自動2輪車の物品収納ボッ
クスを提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明に係る自動2輪車の物品収納ボックスでは、上
述した課題を解決するために、物品収納ボックスをヘッ
ドパイプとシートの間でエンジン上方の車体に備えた自
動2輪車において、物品収納ボックスをアウターボック
スとインナーボックスとの2重構造として両ボックス間
に空気通路を構成する間隙を形成し、上記インナーボッ
クスの開口端とこれを覆うボックスカバーとの当接部に
シール材を付設して密接自在に形成し、上記ボックスカ
バーの周縁をインナーボックスとの当接部を超えて下方
に延出して前記アウターボックスに外側から重なり合
せ、上記ボックスカバーの周縁とアウターボックスの開
口端との間に形成される間隙を前記空気通路に連通さ
せ、この空気通路をエアクリーナに連通させたものであ
る。
(作用) ボックスカバーを閉じると、インナーボックスの開口
端とボックスカバーとがシール材を介して密接すること
によりシールされる。アウターボックスとボックスカバ
ーとの間隙部から水が侵入すると、その水圧は空気通路
内へ逃げてシール部分へ水圧が加わることがなく、イン
ナーボックス内への水の浸入が防がれる。一方、空気は
アウターボックスとインナーボックスとの間の間隙によ
り形成される空気通路を通じてエアクリーナーへ導かれ
る。またインナーボックス内の温度は空気通路を流れる
外気により冷却され、インナーボックス内の温度上昇が
防がれる。
(実施例) 以下この発明の実施例を図面について説明する。
この発明における収納ボックスは、第1図に示すよう
にアウターボックス16と、このアウターボックス16の内
面に対し間隙をおいて内設されるインナーボックス17と
からなっており、このインナーボックス17はアウターボ
ックス16の底面16aにゴム等の弾性体からなるダンパー1
8,18…を介して設置され、前記間隙が空気通路19とされ
てエアクリーナーへ連通されている。空気通路19はエア
クリーナへの新気導入系路を構成している。
インナーボックス17の上部開口部を閉鎖するボックス
カバー20はアウターボックス16の一端にヒンジ(図示せ
ず)により枢着され、ボックスカバー20の他端はインナ
ーボックス17の開口端17aのカール面にゴムシート等の
シール材21を介して密接されるようになっている。この
シール材21はボックスカバー20の内面に取り付けられて
いるが、インナーボックス17の開口端17aに取り付ける
ようにしてもよい。
ボックスカバー20の端部20aは、第2図に拡大して示
すようにインナーボックス17の開口端17aを越えて下方
に延び、アウターボックス16の開口縁16bと一部が間隙2
2をおいて重なり合うようになっており、この間隙部22
の内部側は前記シール材21の端面21aに対向する位置関
係とされ、間隙部22を通って浸入する水の圧力がインナ
ーボックス17とボックスカバー20とのシール部分には至
らないように形成されている。
第3図は他の実施例を示すもので、ボックスカバー20
を2重構造とし、その内側カバー23の端部を断面ほぼZ
字状に折曲して平坦な当接面24が形成され、インナーボ
ックス17の開口端17aの上端面も平坦な当接面25に形成
してこれら当接面24,25をシール材21を介して密接する
ようになされている。このシール材21は当接面24または
25のいずれに取り付けてもよい。
この実施例においても、アウターボックス16の開口縁
16bとボックスカバー20の外側カバー26の端部との間に
間隙部22が形成されており、この間隙部22を通って浸入
する水は内側カバー23の端面23aに当たって空気通路19
側に入り、水圧がシール材21の方向に及ぶことがない。
なお、アウターボックス16の側面のライダーの脚の内
側が当たる位置にスリット状の通気口を開口しておき、
乗車中は脚の内側で通気口を塞ぎ、降車時は開口して空
気通路19を外気と連通させ、湿気の除去を図るようにす
ることができる。
したがってこの発明においては、走行中はアウターボ
ックス16とインナーボックス17との間に形成されている
空気通路19を外気が流れ、エアクリーナーへ導かれる。
この空気の流れによりインナーボックス17が冷却され
る。
一方、降雨時に走行するとき水がボックスカバー20と
アウターボックス16の開口縁16bとの間の間隙部22に浸
入しても、その間隙部22の内部がシール部分に向わず、
空気通路19内に開口しているのでシール部分に水が到達
しないのでインナーボックス17に水が入ることがない。
そのためシール材21を含むシール構造が簡単なものでよ
く、ボックスカバー20を閉じる操作が軽い力で行なえ
る。またインナーボックス18はアウターボックス16から
取外し可能とすることができるので、インナーボックス
17は勿論、アウターボックス16の内部の清掃も容易にで
きる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明に係る自動2輪車の物品収納ボッ
クスにおいては、ヘッドパイプとシートとの間でエンジ
ン上方の車体に備えられた物品収納ボックスをアウター
ボックスとインナーボックスとの2重構造として両ボッ
クス間に空気通路を構成する間隙を形成し、上記インナ
ーボックスの開口端とこれを覆うボックスカバーとの当
接部にシール材を付設して密接自在に形成し、上記ボッ
クスカバーの周縁をインナーボックスとの当接部を超え
て下方に延出して前記アウターボックスに外側から重な
り合せ、上記ボックスカバーの周縁とアウターボックス
の開口端との間に形成される間隙を前記空気通路に連通
させ、この空気通路をエアクリーナに連通させたので、
降雨時等の走行時にインナーボックスとボックスカバー
との合せ面のシール部分に水圧が加わることがないの
で、インナーボックス内への水の浸入が防止されると共
に、シール部の構造が簡単なものでよくなり、ボックス
カバーの閉じ操作が軽い力でできる。またアウターボッ
クスとインナーボックスとの間で形成される空気通路は
常に外気に連通しているので、外気の導入通路となるこ
とと併せ停車中であっても熱がこもることがなく、ボッ
クス内の収納物品が外部の熱気により温められることを
防ぐことができ、耐水性、耐熱性に優れたものとなる。
さらにインナーボックスを着脱自在とすることが可能と
なるので、インナーボックスおよびアウターボックスの
清掃がし易く、インナーボックスの交換も容易である等
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す要部の断面図、第2
図は第1図のシール部分の拡大断面図、第3図はこの発
明の変形例を示す要部断面図、第4図は第3図のシール
部分の拡大断面図、第5図は従来の収納ボックスを備え
る自動2輪車の側面図、第6図は従来の技術を示す要部
の断面図である。 16……アウターボックス、17……インナーボックス、18
……ダンパー、19……空気通路、20……ボックスカバ
ー、21……シール材、22……間隙部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 9/00 B62J 39/00 B65D 53/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品収納ボックスをヘッドパイプとシート
    の間でエンジン上方の車体に備えた自動2輪車におい
    て、物品収納ボックスをアウターボックスとインナーボ
    ックスとの2重構造として両ボックス間に空気通路を構
    成する間隙を形成し、上記インナーボックスの開口端と
    これを覆うボックスカバーとの当接部にシール材を付設
    して密接自在に形成し、上記ボックスカバーの周縁をイ
    ンナーボックスとの当接部を超えて下方に延出して前記
    アウターボックスに外側から重なり合せ、上記ボックス
    カバーの周縁とアウターボックスの開口端との間に形成
    される間隙を前記空気通路に連通させ、この空気通路を
    エアクリーナに連通させたことを特徴とする自動2輪車
    の物品収納ボックス。
JP2159653A 1990-06-20 1990-06-20 自動2輪車の物品収納ボックス Expired - Lifetime JP3044748B2 (ja)

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