JP3044360U - タイル - Google Patents

タイル

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JP3044360U
JP3044360U JP1997005058U JP505897U JP3044360U JP 3044360 U JP3044360 U JP 3044360U JP 1997005058 U JP1997005058 U JP 1997005058U JP 505897 U JP505897 U JP 505897U JP 3044360 U JP3044360 U JP 3044360U
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JP
Japan
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tile
wrap portion
construction
tiles
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JP1997005058U
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Inventor
豊 宮川
Original Assignee
株式会社カネキ製陶所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下方向ばかりでなく左右方向に隣接するタ
イル同士も重なり合わせること 【解決手段】 タイル10の表面12および裏面14は
長方形で、その周縁には傾斜面が設けられて、それぞれ
長辺上向ラップ部16、短辺上向ラップ部18、長辺下
向ラップ部20、短辺下向ラップ部22とされている。
このタイル10を施工する場合には、左右に隣接するタ
イル10同士では短辺下向ラップ部22と短辺上向ラッ
プ部18とを重ね合わせ、上下に隣接するタイル10同
士では長辺下向ラップ部20と長辺上向ラップ部16と
を重ね合わせる。タイル10の四辺すべてが重ね合わせ
となるので、雨水等の侵入を十分に防止できる。したが
って、雨水等の侵入によって耐火ボード等が侵されるお
それもない。また、目地施工が不要となるから、施工に
際しての工数も少なくて済む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、タイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば図4に例示するように、長方形のタイル100において、一対の 長辺102、104の一方102には隣接するタイル100と重ね合わせたとき に下側となるラップ部102aを、他方104には上側となるラップ部104a を設けたものがあり、ラップ部102aとラップ部104aとを重ね合わせて施 工されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このようなタイル100を使用すると、重なり部分に目地施工をしなくても雨 水がタイルとタイルの隙間に入り込むのを防止できるのであるが、左右に隣接す るタイル同士は重なり合っていないので、その境目106における雨水の侵入は 防止できなかった。
【0004】 もちろん目地施工をすれば、そのような雨水などの侵入を防止できるのである が、目地施工の分だけ施工時の工数が増す等の問題があった。 特に、一般住宅等では、接着剤を使用してタイル張り施工することが多く、そ のような場合には左右に隣接するタイル同士の境目106からの雨水などの侵入 が問題となるおそれがあった。
【0005】 本考案は、上下方向ばかりでなく左右方向に隣接するタイル同士も重なり合わ せることにより、上述のような問題を回避することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段および考案の効果】
上記課題を解決するための請求項1記載のタイルは、隣接するタイルと重ね合 わせるためのラップ部をタイルの全周にわたてって設けたので、施工時には隣接 するタイル同士を必ず重ね合わせることができる。よって、接着剤を使用してタ イル張り施工してもタイル同士の境界から雨水などが浸入することを防止できる 。しかも、雨水などの侵入防止を目的とする目地施工は必要としないから、施工 時の工数が増すこともない。
【0007】 タイルの外周形状は特に限定はないのであるが、例えば請求項2記載のように タイルの外周形状を多角形として、その各辺にラップ部を設ければ、施工が容易 である。特に、請求項3記載のように外周形状を正方形または長方形とすれば、 施工は一層容易である。床に施工されるタイルは正方形が多いので外周形状を正 方形とすると床への施工に適しているといえる。なお、上述のように目地施工が 必要ないので、そのメリットは床への施工でも活かすことができる。
【0008】 請求項4記載のタイルは、請求項3記載の長方形のタイルにおいて、向かい合 う辺の一方のラップ部は前記隣接するタイルの上側となる形状で、他方は前記隣 接するタイルの下側となる形状としているので、施工時にはタイルの上下左右を 揃えて順に配置して行くだけでよい。
【0009】 ラップ部の形状は、例えば従来例として示したような階段状でもよいが、請求 項5記載のようにラップ部を傾斜面として形成すると、ラップ部同士の接合が良 好になる。 このラップ部の傾斜角度を小さくすればするほど重なり部分が多くなり、傾斜 角度を大きくすれば重なり部分が少なくなる。よって、施工場所や施工目的に応 じて傾斜角度を選定すればよいのだが、請求項6記載のように、ラップ部または その延長面とタイルの表面またはその延長面との角度を30度〜50度とすると 、重なり部分を、大きからず小さからずといった適度な大きさにすることができ る。
【0010】 このような請求項1ないし6記載のタイルは、乾式成形にて成形できる。例え ば圧力200Kg/cm2 で成形し、1270℃、18時間の焼成で製造できる 。なお、これは一例であり、公知の成形条件、焼成条件で製造すればよい。
【0011】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施例を図面を参照して説明することにより、考案の実施の形 態を具体的に説明する。
【0012】
【実施例】
図1および図2に示すように、本実施例のタイル10は、表面12および裏面 14は長方形で、一方の長辺に相当する部分の表面12側には傾斜面の長辺上向 ラップ部16が、一方の短辺に相当する部分の表面12側には傾斜面の短辺上向 ラップ部18が設けられている。また、他方の長辺に相当する部分の裏面14側 には傾斜面の長辺下向ラップ部20が、他方の短辺に相当する部分の裏面14側 には傾斜面の短辺下向ラップ部22が設けられている。なお、本実施例では、長 辺上向ラップ部16および短辺上向ラップ部18の表面12上方への延長面と表 面12との間の角度は40度、長辺下向ラップ部20および短辺下向ラップ部2 2延長面と表面12との間の角度も40度である。ただし、これは成型時の設定 であって、焼成により多少の誤差は生じている。
【0013】 さらに、長辺上向ラップ部16および短辺上向ラップ部18と裏面14との間 には裏面14に対して垂直な垂直面24、26が、長辺下向ラップ部20および 短辺下向ラップ部22と表面12との間には表面12に対して垂直な垂直面28 、30が設けられている。これら垂直面24、26、28、30は、成形金型の 上型と下型との接触を防止し、且つ十分な成形圧を原料粘土に及ぼすために設け られている。
【0014】 このタイル10においては、タイル10の厚さは9mm、垂直面24、26、 28、30の高さは3mm、垂直面24、26、28、30と表面12の外縁ま たは裏面14の外縁との距離Sは7.15mmの設定である。 さて、このタイル10を施工する場合には、例えば図3の円P内に示すように 、一方のタイル10a(区別のために添え字a)の短辺下向ラップ部22を隣接 するタイル10b(区別のために添え字b)の短辺上向ラップ部18に重ねる。 このとき、短辺下向ラップ部22と短辺上向ラップ部18との間隔を約1mmと すると、タイル10aの垂直面30とタイル10bの表面12の外縁との距離は 約4.6mm、タイル10bの垂直面26とタイル10aの裏面14の外縁との 距離も約4.6mmになる。このタイル10aの垂直面30とタイル10bの表 面12の外縁との間にできる凹部は、従来のタイル工法における目地に相当する 模様となるので、目地施工と同様の美観を呈することができる。
【0015】 ここでは、短辺下向ラップ部22と短辺上向ラップ部18との重ね合わせ部分 を説明したが、長辺下向ラップ部20と長辺上向ラップ部16との重ね合わせも 同様にして、タイル10を壁面あるいはタイル保持用の部材(耐火ボードやその 上に取り付けられた板材等)に接着施工する。
【0016】 こうしてタイル10を施工面全体に接着すればタイル施工は完了する。 本実施例のタイル10を用いてこのように施工すれば、タイル10の四辺すべ てが重ね合わせとなるので、雨水等の侵入を十分に防止できる。したがって、雨 水等の侵入によって耐火ボード等が侵されるおそれもない。また、目地施工が不 要となるから、施工に際しての工数も少なくて済む。
【0017】 なお、図3の円Q内に示すように、短辺下向ラップ部22と短辺上向ラップ部 18との距離を大きくすれば(図示は省略するが長辺下向ラップ部20と長辺上 向ラップ部16との距離も同様に大きくすれば)、この隙間に目地施工をするこ ともできる。したがって、目地施工を必要とする場合、あるいは施主の要望で目 地施工を行う場合にも、本実施例のタイル10を使用することができる。すなわ ち、このタイル10は、目地施工の有無にかかわらず使用できる。
【0018】 なお、本実施例のタイル10は裏面の突起(普通、足と呼ばれる突起)を備え ていないが、そうした突起等を設けることもできる。 以上、実施例に従って、本考案の実施の形態について説明したが、本考案はこ のような実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲でさ まざまに実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のタイルの形状の説明図であり、図1
(a)は平面図、図1(b)は正面図、図1(c)は右
側面図、図1(d)は背面図、図1(e)は左側面図で
ある。
【図2】 実施例のタイルの斜視図である。
【図3】 実施例のタイルの施工状態の説明図であり、
P部は重ね合わせの、Q部は重ねない場合の施工状態を
示す。
【図4】 従来のタイルの重ね合わせの説明図であり、
図4(a)は施工されたタイル面の説明図、図4(b)
は図4(a)のA−A線断面図である。
【符号の説明】
10…タイル 12…表面 14…裏面 16…長辺上向ラップ部 18…短辺上向ラップ部 20…長辺下向ラップ部 22…短辺下向ラップ部 24…垂直面 28…垂直面

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接するタイルと重ね合わせるためのラ
    ップ部をタイルの全周にわたてって設けたことを特徴と
    するタイル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のタイルにおいて、 該タイルは多角形で、その各辺に前記ラップ部が設けら
    れていることを特徴とするタイル。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のタイルにおいて、 該タイルは正方形または長方形であることを特徴とする
    タイル。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のタイルにおいて、 向かい合う辺の一方のラップ部は前記隣接するタイルの
    上側となる形状で、他方は前記隣接するタイルの下側と
    なる形状であることを特徴とするタイル。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか記載のタイ
    ルにおいて、 前記ラップ部は傾斜面として形成されていることを特徴
    とするタイル。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のタイルにおいて、 前記ラップ部またはその延長面とタイルの表面またはそ
    の延長面との角度が30度〜50度であることを特徴と
    するタイル。
JP1997005058U 1997-06-13 1997-06-13 タイル Expired - Lifetime JP3044360U (ja)

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