JP3044024B1 - 入浴装置 - Google Patents
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- JP3044024B1 JP3044024B1 JP10349184A JP34918498A JP3044024B1 JP 3044024 B1 JP3044024 B1 JP 3044024B1 JP 10349184 A JP10349184 A JP 10349184A JP 34918498 A JP34918498 A JP 34918498A JP 3044024 B1 JP3044024 B1 JP 3044024B1
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Abstract
槽内に収容でき、しかも、湯の水深を確保でき、傾動時
に入浴者に恐怖感を与えない入浴装置の開発が求められ
ていた。 【解決手段】 車椅子1に載せた入浴者を、前記車椅子
1の構成の内の少なくとも椅子部12と一緒に、側部の
扉31が開かれた部分から収容した後、前記扉31を水
密に閉塞した内部に湯が満たされる扉開閉式浴槽2と、
この扉開閉式浴槽2を傾動させる傾動手段90とを備
え、入浴者を横にするべく傾動した扉開閉式浴槽2で
は、扉31が閉じられていることで、湯の水深を確保で
きる入浴装置を提供する。
Description
老人を座位の姿勢で入浴させることができる入浴装置に
関する。
が快適に利用するために、浴槽が傾動できるものが存在
する。例えば、特開平7−473号では、入浴者が座る
椅子を取り出し可能に収容できるバスタブが傾動可能に
なっている入浴装置が提案されている。この入浴装置で
は、前記バスタブを立てた状態では、バスタブ内の椅子
に入浴者が座った姿勢となり、しかも、バスタブの開口
部が、側方を向くようになるため、入浴者はバスタブに
容易に出入りでき、介助者による介護も容易である。そ
して、入浴時には、バスタブを傾動させることで、上方
開口されているバスタブ内で、通常の風呂と同様に入浴
者が横になって快適に入浴できる。
者が、車椅子に乗ったまま浴槽に収容されることで、入
浴できる入浴装置についても、各種提案されているが、
このような入浴装置において、入浴者が横になって入浴
できるようにするには、これまで、適切な技術が無く、
開発が待たれるところであった。すなわち、車椅子ごと
入浴者を収容した浴槽を、何らかの傾動手段によって傾
動するとは言っても、以下のような問題がある。例え
ば、特に、車椅子が搬入可能な浴槽は、大型となる傾向
があるため、湯の使用量の増大、準備時間や清掃時間の
延長等の問題があるが、傾動によって湯面が変動しても
十分な水深を確保するとなると、さらなる浴槽の大型
化、湯の使用量の増大等を招いてしまう。また、前述の
特開平7−473号のように、90°近い角度を回転傾
動すると、入浴者に恐怖感を与えることがあるため、こ
れを解消する必要がある。このように、車椅子ごと入浴
者を収容した浴槽を傾動するにあたっては、数々の問題
を克服する必要があった。
で、車椅子ごと扉開閉式浴槽内に収容した入浴者を横に
なった姿勢で入浴させることができ、しかも、入浴者に
恐怖感を与えること無く扉開閉式浴槽を傾動することが
でき、しかも、扉開閉式浴槽に貯留する湯量を節約でき
る等の効果が得られる入浴装置を提供することを目的と
するものである。
に、請求項1記載の入浴装置では、車椅子に載せた入浴
者を、前記車椅子の構成の内の少なくとも椅子部と一緒
に、側部の扉が開かれた部分から内方所定位置に収容し
た後、前記扉を水密に閉塞した内部に湯が満たされるよ
うになっている扉開閉式浴槽と、前記椅子部とともに座
位の姿勢で前記扉開閉式浴槽内に収容された入浴者を横
にするべく、前記扉開閉式浴槽を傾動させる傾動手段と
を備え、前記傾動手段による前記扉開閉式浴槽の傾動
が、前記扉開閉式浴槽の内方所定位置に配置された前記
椅子部の背もたれ部近傍に設けられた回転支点を中心と
する回転によってなされ、 前記車椅子は、キャスタ付き
の台座と、該台座に立設された支持ロッドと、該支持ロ
ッドの上部によって支持される椅子部とを備え、前記扉
開閉式浴槽の底部は前記車椅子のキャスタよりも上方に
位置する箇所に配設され、この扉開閉式浴槽の底部ある
いは前記扉閉塞時の合わせ目には、前記車椅子が扉開閉
式浴槽の内方所定位置に配置されるときに前記支持ロッ
ドの少なくとも一部を収納する支持ロッド収納溝が設け
られ、該支持ロッド収納溝には前記車椅子が扉開閉式浴
槽の内方所定位置に配置されるときに、前記支持ロッド
を両側から挟み込んで当該支持ロッド収納溝をシールす
る一対の底部シール部材が設けられ、さらに、扉と浴槽
本体との間の前記支持ロッド収納溝以外の部分には両者
の対向部分をシールするシール部が設けられてなり、前
記傾動手段によって、前記扉開閉式浴槽の内方所定位置
に位置させた前記車椅子が、前記底部シール部材や前記
シール部によってシールされた扉開閉式浴槽と一体的
に、所定の回転支点を中心として回転傾動されるように
なっていることを特徴とする入浴装置。てなることを特
徴とする。請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明
において、前記車椅子の台座に設けられているキャスタ
が、前記回転支点よりも、前記車椅子上の入浴者を横に
するべく前記傾動手段によって上昇される前記扉開閉式
浴槽の端部側に位置されるようになっていることを特徴
とする。請求項3記載の発明は、請求項1または2記載
の入浴装置において、前記扉開閉式浴槽底部に、当該扉
開閉式浴槽の内方所定位置に位置させた前記車椅子の前
記台座を着脱自在に固定する固定手段が設けられている
ことを特徴とする。請求項4記載の発明は、請求項1か
ら3のいずれかに記載の入浴装置において、前記車椅子
の椅子部が台座に対して着脱自在であり、前記扉開閉式
浴槽は、前記入浴者を、前記台座から分離した椅子部と
ともに収容するようになっていることを特徴とする。
せる場合には、まず、入浴者を車椅子上に載せ、予め扉
をあけておいた扉開閉式浴槽の内部に移送、収容する。
この時、扉開閉式浴槽内に入浴者と一緒に収容する車椅
子構成部分は、出来るだけ少ない方が、湯の節約の面で
有利である。例えば、車椅子の椅子部のみを扉開閉式浴
槽内に収容する構成であることが好ましい。この時、例
えば、請求項3記載の発明のように、車椅子のキャスタ
付きの台座上に支持ロッドを介して支持された椅子部の
みを扉開閉式浴槽内に収容し、浴槽本体の支持ロッド収
納溝と支持ロッドとの間をシールする構成等が好適であ
る。また、本発明では、請求項7記載のように、車椅子
に着脱可能な椅子部を入浴者とともに扉開閉式浴槽内に
収容する構成も採用可能である。入浴者の収容が完了し
たら、扉を水密に閉塞した後、傾動手段によって、扉開
閉式浴槽を傾動し、入浴者を横にする。この時の傾動
は、座位の入浴者を背中側へ倒す方向であることは言う
までも無い。そして、この傾動の完了後、扉開閉式浴槽
に湯を注入する。この時、扉開閉式浴槽は、扉を閉塞し
たことにより、湯の水深を確保できるから、水深を確保
するべく無用に大型化する必要は無い。また、傾動手段
による傾動角度が少なくても、入浴者が、適度に没する
程度の湯の水深を容易に確保できる。
の椅子部の背もたれ部近傍であるため、扉開閉式浴槽の
傾動に伴う入浴者の頭部の変位を最小限にすることがで
き、入浴者に違和感を殆ど感じさせること無く、扉開閉
式浴槽を傾動できる。
に、車椅子の支持ロッドを、扉開閉式浴槽の底部や扉の
合わせ目の支持ロッド収納溝に収納するため、車椅子の
扉開閉式浴槽への進入にはなんら支障はない。そして、
車椅子を扉開閉式浴槽の内方所定位置に位置させた状態
で、一対の底部シール部材を移動させて支持ロッドを両
側から挟み込み、これにより、支持ロッド収納溝をシー
ルする。これと同時に、扉を閉じシール部を介して浴槽
本体の、前記支持ロッド収納溝以外の開口縁部をシール
する。この状態で、傾動手段によって、扉開閉式浴槽全
体を車椅子と入浴者とを収容したまま回転支点を中心と
して回転傾動する。入浴者の移送収容時に開けておいた
扉を閉じた後、扉開閉式浴槽を傾動して入浴者を横にす
るので、入浴者の収容作業性を損なうこと無く、扉開閉
式浴槽の水深を確保できる結果、扉開閉式浴槽の傾動が
僅かであっても、入浴者の全身が没する程度の水深を容
易に確保でき、扉開閉式浴槽の回転傾動角度は少なくて
済む。これにより、入浴者に恐怖感を与えること無く、
扉開閉式浴槽を傾動できる。入浴者を出浴させる場合に
は、前記入浴装置の各部材を前記とは逆方向の動作をさ
せればよい。この時、扉開閉式浴槽から湯を抜いた後、
扉開閉式浴槽を元の状態に回転傾動させることが、傾動
のための駆動力が少なくて済み有利である。この時も、
扉開閉式浴槽の傾動角度は、扉の無い浴槽に比べて少な
くて済むことは言うまでも無い。請求項2記載の発明に
よれば、前記車椅子の台座に設けられているキャスタ
は、前記回転支点よりも、前記車椅子上の入浴者を横に
するべく前記傾動手段によって上昇される前記扉開閉式
浴槽の端部側に位置されるようになっているから、扉開
閉式浴槽を回転傾動しても、台車のキャスタは、床面か
ら下方へ移動することは無い。このため、キャスタが床
面に強く押圧されたり、床面にキャスタの退避用の凹所
を設けなくても、扉開閉式浴槽の回転傾動は円滑に行う
ことができる。扉開閉式浴槽底部には、車椅子の台座を
着脱自在に固定する固定手段が設けられていることがよ
り好ましく(請求項3)、これにより、扉開閉式浴槽内
に収容した車椅子を安定に保持することができ、傾動時
の無用な揺れ等を確実に防止できる。請求項4記載のよ
うに、車椅子に着脱可能な椅子部を入浴者とともに扉開
閉式浴槽内に収容する構成であれば、浴槽の傾動時に
は、車椅子の台座の荷重を負担する必要が無いため、駆
動力の小さい小型の傾動手段を採用できる。また、浴槽
の容積を少なくすることができ、湯を節約できる。入浴
時には、車椅子の台座から分離した椅子部とともに入浴
者を浴槽内に収容する。出浴時には、椅子部に座ったま
ま入浴者を浴槽から搬出し、椅子部を台座に取り付けれ
ることで、元の車椅子が構成される。
照して説明する。図1〜図10は本発明の第1実施例を
示すもので、図1は入浴装置の側断面図、図2は入浴装
置の正断面図、図3は入浴装置の平断面図である。
入浴装置は、入浴者を載せる車椅子1と、車椅子1に入
浴者を載せた状態のまま、内方所定位置に位置させて、
内部に湯を満たすことによって、入浴者を入浴状態にさ
せる扉開閉式浴槽2とからなる。
にも示すように、車椅子1は、キャスタ付きの台座10
と、台座10に立設された支持ロッド11と、支持ロッ
ド11の上部によって支持される椅子部12とを備え
る。
4が取り付けられた前後の板材13a,13bと、それ
ら前後の板材13a,13bの中央の凹部を互いに連結
する連結板15と、該連結板15を補強する上側の角パ
イプ16からなる。そして、前側の板材13aの中央に
は、前記支持ロッド11が只1本だけ立設されている。
子部12は、両側下部にローラ17aが取り付けられた
椅子部フレーム17が設けられ、この椅子部フレーム1
7には、前部から後部にかけて、フットレスト18、座
部19、および背もたれ部20が設けられている。
前記椅子部フレーム17の左右に取り付けられたブラケ
ット21に軸21aが支持され、この軸21aに回動自
在に支持されたロッド22の下端によって支持されてい
る。前記ブラケット21には、介助者が車椅子1を移動
操作するときに把持する部分である把持部23aを先端
に有するアーム23が回動自在に支持されている。アー
ム23を支持する軸24にはリンク25aを介してロー
ラ25が取り付けられており、アーム23、軸23a、
およびローラ25は一体的に回動するようになってい
る。このため、介助者がアーム23の先端の把持部23
a(図4参照)を持って図5中(イ)方向(時計方向)
へ回転させると、ローラ25が該アーム23の回動と一
体的に回動してフットレスト支持ロッド22の下面に当
接し、同支持ロッド22を軸21aを中心に回動させ
る。これにより、フットレスト18は図1および図5中
実線で示すように所定角度まで強制的に回動されて、そ
の位置でロックされる。このロックは、前記アーム23
の把持部23aとは逆側の先端23bが、図示せぬ付勢
部材によって軸26を中心に図5中時計方向へ回動する
ように付勢されるロック部材27の先端に係合すること
によって行なわれる。
8は下方(図1中反時計方向)への回動は規制される
が、上方(図1中時計方向)への回動は自由である。ロ
ック状態を解除するには、ロック部材27を図示せぬ付
勢部材に抗して図5中時計方向へ回動操作することによ
って、アーム23の先端23bとの係合を解除すればよ
い。
トレスト18の高さは、フットレスト18の下部に設け
られたローラ28(図4参照)が、扉開閉浴槽2の底部
36の上面高さと同程度に設定されている。
て左側が前面となる)が開口された浴槽本体30と、こ
の浴槽本体30の開口部を開閉する扉31とからなる。
扉31は浴槽本体30にヒンジ結合されるもので、浴槽
本体30との間には、扉31を閉塞状態に保持する係止
手段32が設けられている(図3参照)。
フレームに固着されたナットにボルトが螺合されてなる
高さ調整手段によって、底部36が略水平状となるよう
に調整されて浴室の床面に設置される。また、この浴槽
本体30を主体としてなる扉開閉式浴槽2は、前記扉3
1とは逆側の、後壁部2a側に設けられた回転支点91
を中心として、水平軸線周りに回転自在に軸支されてお
り、前記後壁部2aに取り付けられた、傾動手段である
油圧シリンダ90の駆動力によって、回転傾動される。
また、図1および図2に示すように、扉開閉式浴槽2
(詳細には、前記浴槽本体30)の底部36から上方へ
立ち上げられた両側壁2bは、前記回転支点91から、
前記車椅子1上の入浴者を横にするべく前記油圧シリン
ダ90によって上昇される前記扉開閉式浴槽2の端部に
向かって、すなわち、扉31側へ向かって、上方への立
ち上げ寸法が次第に減少する形状になっている。図3
中、93は、傾動手段等を収納するカバーである。
スタ14よりも上方に位置する箇所であって、車椅子1
の支持ロッド11に対応する箇所に配設されている。図
3に示すように、底部36には支持ロッド収納溝として
の切欠37が、扉31との合わせ面である浴槽本体30
の開口部30aから奥方へ延びて設けられている。切欠
37は、車椅子1が扉開閉式浴槽2の内方所定位置に配
置されるときに支持ロッド11の侵入を許容するもので
あり、したがって、切欠37の幅寸法は、支持ロッド1
1の直径よりも若干大きな値に設定されている。
内方所定位置に配置されるときに、支持ロッド11を左
右両側から挟み込んで切欠37をシールする一対の底部
シール部材38,38が左右方向に移動自在に設けられ
ている。底部シール部材38,38は、図7に示すよう
に、浴槽本体30の底部36にそれぞれ固着された、上
側のステンレス板40と下側の断面L字状の支持部材4
1との間に挟み込まれて配されている。また、底部シー
ル部材38,38には底部シール部材38自体の形を保
持するための断面L字状の補強部材39が取り付けられ
ており、この補強部材39を介してシリンダ41から延
びるピストンロッド41aに押圧されることにより、左
右方向へ押圧移動操作される。シリンダ41は、左右の
底部シール部材38に対してそれぞれ複数(図では2
個)設けられており、それらシリンダ41は浴槽本体3
0内に配される支持フレーム42(図2参照)によって
支持されている。
きるよう適度な柔軟性を有し、しかも耐水性を有する材
料、例えば多数の独立した気泡を有するスポンジ状のも
の、発泡スチロール、あるいはゴム等で作られる。ま
た、図6に示すように、車椅子1が浴槽本体30の内方
所定位置に配置されるときに、該車椅子1の支持ロッド
11に対応する底部シール部材38の側面には、支持ロ
ッド11と同一の曲率を有する凹部38aが設けられて
いる。なお、図7中43は、補強部材39と支持部材4
1との間に介在されて、両者間の良好な滑りを確保する
例えばテフロン等からなる滑り部材である。
本体30の内側面の高さ方向中間部には、内方へ張り出
す張出部45a,45bが設けられている。張出部45
a,45bの上面には、前記車椅子1のローラ17a,
…を支持するフラット部46が形成されている。すなわ
ち、張出部45a、45bは前記ローラ17aを転動自
在に支持する支持機能と、浴槽の湯量を減らす減湯機能
を果たす。また、図2中47は、扉開閉式浴槽の底部下
部に、ブラケット48によって支持された案内部材であ
る。これにより、車椅子1は扉開閉式浴槽2の内部に向
けて押し込まれたときに、車椅子1の台座10上の角パ
イプ16が左右から突き当たり、車椅子1が扉開閉式浴
槽2に対して左右にずれないようになっている。
すように、扉本体50と、該扉本体50に複数のシリン
ダ51,…を介して支持されて、扉本体50に対して接
近離間可能に設けられたシール板52とからなる。扉本
体50は、浴槽本体30に対し、一側をひんじ結合され
るとともに、他側を前記係止手段32によって浴槽本体
30へ係合される。また、シール板52には、浴槽本体
30の開口部30aとの縁部に強く当接されてその部分
をシールするシール部52aが設けられている。扉31
のシール部52aには、図8に示すように、浴槽本体3
0側へ張り出す張出部52aaが形成されている。この
張出部52aaは、前記浴槽本体30の底部36に設け
られた底部シール部材38,38が互いに突き合わされ
るとき、その突き合わせ部分において浴槽本体の底部3
6上のステンレス板40,40の間に形成される凹所に
当接して、この部分をシールするものである。
2内の湯を蓄えるタンク60と、扉開閉式浴槽2とタン
ク60との間の湯の出し入れをする給排湯手段61が付
設されている。給排湯手段61について説明すると、図
1および図3に示すように、タンク60の給排湯口62
には配管63aを介して三方弁64が接続され、三方弁
64から延びる配管63b,63cは上下に分れる。上
下に分れた配管63b,63cの間には縦方向に延びる
配管63dを介してポンプ65が介在される。そして、
さらに前記配管63b,63cの延長上に延びて設けら
れた配管63e,63fは、合流部66にて合流され、
接続ホース66a、配管63f、配管63gを介して浴
槽本体30の給排湯口67に接続される。したがって、
図示しない制御手段によって三方弁64が制御され、こ
れにより、例えば、浴槽本体30からタンク60へ湯を
戻すときには、湯は図中破線で示すように、前記浴槽本
体30の給排湯口67から配管63g,63f,接続ホ
ース66a、合流部66を介してポンプ65の吸い込み
側に至り、ポンプ65の吐出側から配管63b,三方弁
64,配管63aを介してタンク60へ至る。また、逆
に、タンク60から浴槽本体30へ供給されるときに
は、湯は図中実線で示すように、前記タンク60の給排
湯口62から配管63a、三方弁64、配管63cを介
してポンプ65の吸い込み側に至り、ポンプ65の吐出
側から配管63e,合流部66,接続ホース66a,配
管63f,63gを介して浴槽本体30へ至るようにな
っている。
も奥側となる扉開閉式浴槽2の後壁部2a近傍の浴槽底
部には、扉開閉式浴槽2の内方所定位置に位置させた前
記車椅子1の前記台座10を着脱自在に固定する固定手
段である固定フレーム78が固定されている。具体的に
は、固定フレーム78は板材を屈曲した内側にスリット
78aを形成したものである。車椅子1が扉開閉式浴槽
2の奥方へ押し込まれると、この車椅子1の台座10の
押し込み方向奥側に位置する板材13aから突出状態の
固定板13cが、前記固定フレーム78のスリット78
aに挿入され、上下方向へ変位不可能に挟み込まれる。
車椅子1を、浴槽本体30から引き出すと、固定板13
cは、固定フレーム78から円滑に抜き出る。なお、固
定手段としては、例示した固定フレーム78に限定され
ず、各種構成が採用可能である。また、固定手段が固定
対象とする台座10の部位も、固定板13cに限定され
ず、適宜変更可能である。
段について説明する。傾動手段である油圧シリンダ90
は、伸縮駆動することによって、前記扉開閉式浴槽2
を、当該扉開閉式浴槽2の内方所定位置に配置された前
記車椅子1の椅子部12の背もたれ部20近傍の回転支
点91を中心として回転させることで、目的角度に傾動
できるようになっている。これにより、前記車椅子1と
ともに椅子部12に座位の姿勢で前記扉開閉式浴槽2内
に収容された入浴者を横にすることができる。この時の
回転傾動は、扉開閉式浴槽2内に収容されている入浴者
の足側、すなわち、扉開閉式浴槽2の扉31側の端部を
上昇するようにして、なされる。油圧シリンダ90を縮
小すれば、扉開閉式浴槽2の扉31側端部が下降し、車
椅子1のキャスタ14が床上に接触した状態に戻る。な
お、傾動手段としては、油圧シリンダ90に限定され
ず、油圧以外の各種流体圧シリンダ、電動モータ等、各
種構成が採用可能である。
支持位置によって決まるが、扉開閉式浴槽2内に収容さ
れた車椅子1の椅子部12の背もたれ部20の近傍であ
り、より好ましくは、入浴者の頭部近傍である。これに
より、傾動手段90を駆動して扉開閉式浴槽2を回転し
ても、入浴者の頭部は殆ど変位しないため、入浴者に恐
怖感を与えること無く、効率良く扉開閉式浴槽2を回転
できる。
説明する。前記した入浴装置により、入浴者を入浴させ
る場合には、まず、入浴者を車椅子1上に載せるととも
に、アーム23を上方へ引き上げてフットレスト18を
斜め上に引き上げ、この状態で予め扉31をあけておい
た扉開閉式浴槽2の内部に挿入する。このとき、車椅子
1の支持ロッド11を扉開閉式浴槽2の底部36の切欠
37に沿わせるため、車椅子1の扉開閉式浴槽2への進
入にはなんら支障はない。また、車椅子1を扉開閉式浴
槽2への進入させる際に、浴槽本体30の底部36に設
けた案内部材47が、車椅子1の台座10の角パイプ1
6を左右から若干の遊びをもって挟み込むので、車椅子
1が扉開閉式浴槽2に対して左右方向にずれることはな
い。また、車椅子1の椅子部12の下部に設けられたロ
ーラ17a,…が、浴槽本体30の途中位置から、該浴
槽本体の内側面の張出部45a,45bの上面のフラッ
ト部46によって転動自在に支持されるので、たとえ、
浴室の床部に凹凸がある場合でも、車椅子1は扉開閉式
浴槽2に対して常に同じ条件で進入する。加えて、フッ
トレフト18は下面に設けたローラ28が扉開閉式浴槽
2の底部36上を走行しながら支持されるので、車椅子
1の扉開閉式浴槽2への速やかに進入できる。なお、こ
のように、扉31をあけて車椅子1ごと入浴者を扉開閉
式浴槽2内に進入させるとき、予め、扉開閉式浴槽2内
の湯は一旦タンク60に移しておくのは言うまでもな
い。
まで押し込み、この状態で、浴槽本体30の底部36の
下部に設けた各シリンダ41,…を同期させながら伸張
させ、一対の底部シール部材38,38を互いに近接す
るように移動させて、車椅子1の支持ロッド11を両側
から挟み込む。これにより、浴槽本体30の底部36の
切欠37をシールする。なお、浴槽2内に収容した車椅
子1を、ロック機構(図示せず)によってその位置にロ
ックする構成を採用すると、車椅子1を、ぐらつくこと
無く安定収納することができる。
1を閉塞状態にした後、扉31内に組み込まれた各シリ
ンダ51,…をそれぞれ同期させながら伸張させて、扉
31の内側のシール部52aを浴槽本体30の開口縁部
に押し付け、同扉開閉浴槽本体30の開口部30aをシ
ールする。
段である油圧シリンダ90を駆動して、扉開閉式浴槽2
の扉31側端部を上昇するようにして、扉開閉式浴槽2
を回転支点91を中心として回転傾動した後、浴槽本体
30の内部に湯を満たす。この時、扉開閉式浴槽2は、
両側壁2bの上縁が、水平となるようにする。また、入
浴者は、椅子部12に乗ったままであるから、身体保持
が確実になされ、傾動動作中も安定が保たれる。入浴使
用時は、入浴者は、一般の風呂と同様の姿勢となるか
ら、快適に入浴できる。図10のように傾動された扉開
閉式浴槽2では、閉塞された扉31によって、浴槽本体
30内の湯の水深を確保できるため、扉開閉式浴槽2の
傾動は、入浴者が適度に湯の中に没する程度(例えば、
肩まで湯に浸かる程度)であれば良く、扉開閉式浴槽2
の上昇角度は無用に大きくする必要は無く、例えば20
°程度で済む。これにより、入浴者に恐怖感を与えるこ
と無く、扉開閉式浴槽2を回転傾動できる。このこと
は、出浴時に、扉31側を下降させる時も同様である。
しかも、湯の水深確保によって、浴槽本体30は無用に
大型化する必要が無いから、湯の使用量を節約できると
いった利点もある。
78のスリット78aに挿入され、上下方向へ変位不可
能に挟み込まれているから、扉開閉式浴槽2の傾動時に
は、車椅子1は、この固定フレーム78と、車椅子1の
支持ロッド11を支持する底部シール部材38とによっ
て支持されることとなり、ぐらついたりすること無く、
安定に回転傾動される。固定フレーム78による車椅子
台座10の固定は、特に、底部シール部材38による支
持ロッド11周囲のシール性の維持に寄与する。すなわ
ち、扉開閉式浴槽2の上昇傾動時には、台座10のキャ
スタ14が床面から離れても、固定手段による車椅子台
座10の固定によって、車椅子1自体の重量や入浴者の
体重等が支持され、支持ロッド11がずり落ちることが
防止されるため、底部シール部材38によるシール性に
影響を与える心配が無いのである。また、扉31側を上
昇するようにして、扉開閉式浴槽2を回転傾動した時に
は、一体的に上昇された台座10を容易に清掃できる利
点がある。
部からの信号に基づき給排湯手段61の三方弁64を適
宜位置に切り替え、ポンプ65を作動させることによっ
て、タンク60内に貯留されている湯を浴槽本体30内
に供給する。これにより、入浴者を座位の姿勢で入浴状
態にさせることができる。
装置の各部材を前記とは逆の動作をさせればよい。すな
わち、まず、給排湯手段61によって浴槽本体30内の
湯をタンク60へ戻した後、傾動手段90によって、扉
開閉式浴槽2を扉31側を下降するようにして回転し
て、車椅子1のキャスタ14を床上に設置する。次い
で、扉31に組み込まれているシリンダ51および浴槽
本体30の底部36に組み込まれているシリンダ41を
それぞれ短縮操作し、シール状態を解除した後、扉31
を開き、車椅子1を手前に引き出して浴槽本体30から
抜け出させればよい。
部36の切欠37をシールするのに、底部36の下側に
設けた底部シール部材38,38によって車椅子1の支
持ロッド11を左右から挟み込むようにして行なってい
るが、これに限られることなく、底部シール部材38,
38を底部36の上側に設けてもよく、また前後方向か
ら支持ロッド11を挟み込むようにしてもよい。
8,38を移動させるのに、シリンダ41を用いている
が、これに限られることなく、電動モータ等の他の駆動
手段を用いてもよい。これは、扉31に組み込まれるシ
リンダについても同様である。
30との間をシールするシール部51aを扉31側に設
けているが、これに限られることなく、浴槽本体30側
に設けてもよい。
す。前記した第1実施例では車椅子1を背側から扉開閉
式浴槽2に進入させているが、この実施例では車椅子1
を足側から扉開閉式浴槽2に進入させるようにしてい
る。
は、前記扉開閉式浴槽2の底部36と扉31との合わせ
部分に、前記車椅子1が扉開閉式浴槽2の内方所定位置
に配置されるときに、前記支持ロッド11を両側から挟
み込んで該支持ロッド11との間をシールするシール部
80,81が、支持ロッド11に対応する箇所に支持ロ
ッド収納溝として切欠80a,81aを形成されて配設
される点である。この実施例においても、前記した第1
実施例と同様な効果、すなわち、車椅子1のキャスタ1
4を浴槽内に進入させることなく、しかも、スロープ上
等を上昇させることなく、車椅子1上に座乗する者を入
浴状態にすることができる等の優れた効果を奏する。
8との干渉を防ぐように浴槽本体30の内側の張出部4
5a,45bを構成しなければならず、いきおい、該張
出部45a,45bの張り出し量を減少させざるを得な
いため、減湯機能は低下する。
椅子1の支持ロッド11を、浴槽底部36の切欠に収納
することで、椅子部12を収容しているが、これに限定
されず、扉31閉塞時の合わせ目に設けた支持ロッド収
納溝に支持ロッドを収納することも可能である。この場
合、扉の合わせ目の支持ロッド収納溝に支持ロッドが収
納されると同時に、車椅子の椅子部が扉開閉式浴槽内に
収容される必要があるから、例えば、途中に屈曲部を有
する支持ロッドを採用したり、支持ロッド上の椅子部
が、水平にスライド移動可能になっている構成等が採用
される。また、支持ロッド収納溝に収納された支持ロッ
ドの周囲は、シール部材により水密に封止密閉されるこ
とは言うまでも無い。また、浴槽底部36の切欠は不要
になり、低コスト化できる。
の扉の位置は、前記した各実施例に限定されず、例え
ば、浴槽側壁2bであっても良い。この時、浴槽内に車
椅子1を収容した後、椅子部12の向きを変えて、回転
支点91の近傍に、背もたれ部20を位置させるように
しても良い。
は、椅子部12を分離できる車椅子1を適用することも
可能であることは言うまでも無い(第3実施例)。例え
ば、車椅子1から分離した椅子部12を、浴槽底部26
や側部に設けられたレールによってガイドして、浴槽の
内方所定位置に収容する構成が採用可能である。この場
合、浴槽底部26には、車椅子1の支持ロッド11が挿
入される収納溝や、シールのための機構等は不用であ
り、全体構成の簡略化、低コスト化が可能である。ま
た、浴槽には、椅子部と入浴者とを収容できる容積が確
保されていれば良く、浴槽内での支持ロッドの移動を許
容するために発生するデッドスペースが解消されるか
ら、全体の小型化、低コスト化、湯の節約が可能であ
る。さらに、傾動手段90は、車椅子1の台座10の荷
重を負担しないので、小型にすることができ、同様に浴
槽も要求強度が低くて済むため、この入浴装置全体の簡
略化、小型化、低コスト化が可能である。このように分
離された椅子部12のみを浴槽内に収納する構成におい
ても、椅子部12を分離後の台座10を浴槽下部に収納
または支持して、浴槽とともに傾動させるようにするこ
とも可能である。
載せた入浴者を、前記車椅子の構成の内の少なくとも椅
子部と一緒に、側部の扉が開かれた部分から内方所定位
置に収容した後、前記扉を水密に閉塞した内部に湯が満
たされるようになっている扉開閉式浴槽が、傾動手段に
よって傾動されるようになっているので、当初、前記椅
子部とともに座位の姿勢で前記扉開閉式浴槽内に収容さ
れた入浴者が、椅子部から降りることなく、横になって
快適に入浴することができる。しかも、傾動時には扉が
閉じられるため、扉開閉式浴槽内の湯の水深を容易に確
保できるから、扉開閉式浴槽を無用に大きくする必要が
無く、湯を節約できる。さらに、湯の水深の確保によ
り、傾動角度も小さくすることができ、入浴者に恐怖感
を与えること無く、効率良く傾動動作を行うことができ
るといった優れた効果を奏する。
槽の傾動が、前記扉開閉式浴槽の内方所定位置に配置さ
れた前記椅子部の背もたれ部近傍に設けられた回転支点
を中心とする回転によってなされるため、傾動時には、
入浴者の特に頭部の変位を少なくでき、扉開閉式浴槽の
傾動動作を、入浴者にとって一層快適に行うことができ
るといった優れた効果を奏する。
立設された支持ロッドが、扉開閉式浴槽の底部あるいは
前記扉閉塞時の合わせ目に設けられた支持ロッド収納溝
に、周囲を水密にシールした状態で収納され、この支持
ロッド上に支持された椅子部が、入浴者とともに扉開閉
式浴槽内に収容されるようになっているので、キャスタ
を扉開閉式浴槽内に収容しないことで扉開閉式浴槽内の
衛生を確保できる。しかも、椅子部を扉開閉式浴槽内に
収容する作業が、車椅子の単なる走行のみとなり、極め
て容易となる。さらに、開閉式浴槽本体の底部が車椅子
のキャスタよりも上側に位置するので、その分扉開閉式
浴槽で使用する湯量を減少させることができるといった
優れた効果を奏する。
槽内に収容された車椅子の台座に設けられているキャス
タが、扉開閉式浴槽を傾動させる回転支点よりも、前記
車椅子上の入浴者を横にするべく前記傾動手段によって
上昇される前記扉開閉式浴槽の端部側に位置されるの
で、扉開閉式浴槽の回転傾動時に、キャスタの移動用の
凹所を床に設ける等の必要無く、回転傾動を効率良く行
うことができ、使用場所の汎用性が向上するといった優
れた効果を奏する。
式浴槽底部に、当該扉開閉式浴槽の内方所定位置に位置
させた前記車椅子の前記台座を着脱自在に固定する固定
手段が設けられているため、扉開閉式浴槽を回転傾動し
ても、車椅子がぐらついたり、支持ロッド収納溝内に収
納された支持ロッドが下方へ下降して、支持ロッド収納
溝のシール性を損なうといった不都合を防止でき、回転
傾動の動作の安定性、支持ロッド収納溝のシール性を確
保できるといった優れた効果を奏する。
な椅子部を入浴者とともに扉開閉式浴槽内に収容する構
成であれば、容積の小さい浴槽の採用、駆動力の小さい
小型の傾動手段の採用が可能になり、全体の小型化、簡
略化、低コスト化が可能となるといった優れた効果を奏
する。
図である。
入浴使用時を示す側断面図である。
である。
る。
であり、入浴使用時を示す。
Claims (4)
- 【請求項1】 車椅子に載せた入浴者を、前記車椅子の
構成の内の少なくとも椅子部と一緒に、側部の扉が開か
れた部分から内方所定位置に収容した後、前記扉を水密
に閉塞した内部に湯が満たされるようになっている扉開
閉式浴槽と、前記椅子部とともに座位の姿勢で前記扉開
閉式浴槽内に収容された入浴者を横にするべく、前記扉
開閉式浴槽を傾動させる傾動手段とを備え、前記傾動手段による前記扉開閉式浴槽の傾動が、前記扉
開閉式浴槽の内方所定位置に配置された前記椅子部の背
もたれ部近傍に設けられた回転支点を中心とする回転に
よってなされ、 前記車椅子は、キャスタ付きの台座と、該台座に立設さ
れた支持ロッドと、該支持ロッドの上部によって支持さ
れる椅子部とを備え、 前記扉開閉式浴槽の底部は前記車椅子のキャスタよりも
上方に位置する箇所に配設され、この扉開閉式浴槽の底
部あるいは前記扉閉塞時の合わせ目には、前記車椅子が
扉開閉式浴槽の内方所定位置に配置されるときに前記支
持ロッドの少なくとも一部を収納する支持ロッド収納溝
が設けられ、該支持ロッド収納溝には前記車椅子が扉開
閉式浴槽の内方所定位置に配置されるときに、前記支持
ロッドを両側から挟み込んで当該支持ロッド収納溝をシ
ールする一対の底部シール部材が設けられ、さらに、扉
と浴槽本体との間の前記支持ロッド収納溝以外の部分に
は両者の対向部分をシールするシール部が設けられてな
り、 前記傾動手段によって、前記扉開閉式浴槽の内方所定位
置に位置させた前記車椅子が、前記底部シール部材や前
記シール部によってシールされた扉開閉式浴槽と一体的
に、所定の回転支点を中心として回転傾動されるように
なっていること を特徴とする入浴装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の入浴装置において、 前記車椅子の台座に設けられているキャスタが、前記回
転支点よりも、前記車椅子上の入浴者を横にするべく前
記傾動手段によって上昇される前記扉開閉式浴槽の端部
側に位置されるようになっていることを特徴とする入浴
装置。 - 【請求項3】 請求項1または2の記載の入浴装置にお
いて、 前記扉開閉式浴槽底部に、当該扉開閉式浴槽の内方所定
位置に位置させた前記車椅子の前記台座を着脱自在に固
定する固定手段が設けられていることを特徴とする入浴
装置。 - 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の入浴
装置において、前記車椅子の椅子部が台座に対して着脱
自在であり、前記扉開閉式浴槽は、前記入浴者を、前記
台座から分離した椅子部とともに収容するようになって
いることを特徴とする入浴装置。
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JP10349184A Expired - Fee Related JP3044024B1 (ja) | 1998-12-08 | 1998-12-08 | 入浴装置 |
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