JPH06209976A - チェアーバス - Google Patents
チェアーバスInfo
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- JPH06209976A JPH06209976A JP36071392A JP36071392A JPH06209976A JP H06209976 A JPH06209976 A JP H06209976A JP 36071392 A JP36071392 A JP 36071392A JP 36071392 A JP36071392 A JP 36071392A JP H06209976 A JPH06209976 A JP H06209976A
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- JP
- Japan
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- bathtub
- seat
- chair
- bath
- track
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
Abstract
難な場合に、浴槽へ入れる為の既成の機械的手段や行為
がもたらす介助者の重労働と配慮神経の苦痛、及び障害
者が受ける恐怖感を解消し、施設等での省力化及び能率
向上を計って入浴環境を改善すると共に、在宅入浴にお
いても現在の困難な状態を改善する新たな器具方式を提
供する。 【構成】 移動可能とし得る台車(1)の上にバスタブ
(2)を支軸(5)で回転自在に支持し、バスタブ上面
が水平及び前倒角度約45°程度の角度範囲において固
定し得る機構を備え、更に前倒時には座席(4)がその
まま前方に引き出される様に構成された案内溝或いはガ
イドレールをバスタブの内側に設けたチェアーバス。
Description
人の入浴を介助する場合等に用いられる。
ち上げて転送する様なリフト機械や湯を張った浴槽を油
圧で押し上げる装置等を使用したり、洗い場床面から浴
槽底面まで緩やかなスロープ導入路を設け、低座高台車
に乗せて入出槽させたりしていた。これら施設対応の機
器の他に在宅介助の場合にはヘルパーが簡易浴槽を寝室
まで搬入して据え置き、抱き抱えて移し入れ、湯を張
り、その後の湯を流し捨てられる所まで運ぶ等の労力で
処理していた。
での移動車、洗身用のシャワーチェアー、リフト或いは
低座高台車、在宅の場合にはバスタブの中へ被介肋者の
体を出し入れの都度抱え上げて移し替えねばならず、そ
れが介助者には大きな労力と神経配慮の負担となってい
た。一方それは被介助者にとっても常に介助者への気兼
ねと、自身の体を持ち上げられ移動される過程での万一
の危険に対して強い不安感を伴うものである。本発明は
少なくともこれら入浴に際して行われる抱き移しを不要
として、上記の課題を解決するものである。
る人体の抱え上げや移し替え作業を無くする為に移動車
とシャワーチェアーと浴槽を一構成の物と考え、働きを
兼ねさせるものである。図1に示される様なFRP等の
容器的材質による成形体、或いは図4の防水帆布様材質
で自在に組み立てられるバスタブ(2)と、その満水時
における重心の近傍を横断する水平軸線上の両外壁の外
に突出した支軸(5)を受けて、バスタブ(2)を回転
自在に支える台車(1)或いは台脚(25)とが構成主
体となる。バスタブはほぼ45°前倒回転させた時に容
器状座椅子となる。その時座面下に当たる所は不要空間
となるので、湯の消費量を減らし、且つ湯を張る時間を
短縮する為に、その部分のバスタブ底部形状を内側にせ
り出した形に出来る。バスタブ回転操作の安全を計り、
市販製品のダンパー(8)を備え回転速度制限機能を持
たせるとともに、ダンパー付属のロックピンに加圧作用
させるバスタブロックハンドル(11)を付設し、任意
の回転位置に固定出来る様にする。これは又別手段とし
て支軸(5)の位置を重心よりやや外してバスタブに偏
心回転モーメントを与えておき、ダンパー(8)に代え
て市販のロック機能付きガススプリングを取り付けても
よい。図1の例ではバスタブ内面両サイドに案内溝
(3)が付設され、それに沿って移動する小車輪(1
3)を持つ座席(4)が組み合わされる。図4以下の例
では案内溝に代えてガイド(16)等を付設している
が、いずれも目的は同じである。台車(1)は又バスタ
ブ(2)を移動させることをもその目的とする物である
けれども、後述の実施例で説明する様に座席(4)が分
離され独立した移動手段となり得る形で使用する場合に
は、台車の車輪は省略されることがある。台車(1)及
び車椅子台車(12)には停止している時に動かない様
にするストッパが必要であるが、これらには通常のあり
ふれた手段が適用され得るものである。尚通例として用
いられる自在形式のアームレスト(6)、フットレスト
(7)及び図示されていないヘッドレスト、肢体固定手
段としてのベルトや固定具等は任意に付属される。
説明すると、先ず衣服を脱がせた入浴対象の人をベッド
或いは居室からチェアーバスに乗せるのであるが、図2
に示されている様に、台車ロック(15)で固定停止さ
せてあるチェアーバスの座席(4)を前方に引き出し、
フットレスト(7)を跳ね上げ足元をあけて入浴対象者
を座らせたら、フットレスト(7)を下ろして両足をそ
の上に乗せ、上方に撥ね上げられてあるアームレスト
(6)を両脇横に下ろし、体を安定させてから再び座席
(4)をバスタブ内に押し戻し、台車のアンロックペダ
ル(14)で台車ロック(15)を解除すれば、図1の
状態となり全体がそのまま移動可能な車椅子の形態とな
る。これを押して移動し浴室に入り、そこで身体を洗う
為に台車ロックペダル(10)によって台車(1)の床
面上の動きを止め、再び上記の手順で座席を図2の状態
にすれば、シャワーチェアー状態として入浴対象者の身
体を洗うことが出来る。全身を洗い流し終えれば、同様
の手順で座席(4)ごと入浴者をバスタブの中へもどし
て図1の状態にし、要すれば所定の湯口の近くまで移動
する。次にバスタブロックハンドル(11)を操作して
回転のロックを外し、バスタブを後ろへ倒して水平姿勢
に変形移行させ、ロックを効かせて図3の状態に固定す
る。ここでバスタブに温湯を注ぎ入れれば仰臥入浴とな
る。温浴が終わると回転のロックを外して徐々に前倒さ
せつつ湯を足もとから排出させた後、座席(4)を前に
引き出し図2の状態にして体の濡れを拭取り、座席をバ
スタブ内に収め図1の姿にして居室へ移動して戻り入浴
を終える。この様にして入浴対象者を抱えたり移したり
することなく、終始座席シートに座らせたままで一連の
入浴が完全に達成されることとなる。
その作用を上に説明した。即ち前後に回転し得るバスタ
ブを車椅子移動体に変容させることによって、従来の固
定観念を打破し車椅子やリフトへの乗せ移しの困難を排
除する手段を現実化した。図4と図5では防水帆布(1
9)等を張って槽の囲みを作るサイドパネル(21)
と、その内部に嵌め込んで形を整える為のバックパネル
(22)、ボトムパネル(23)及びフットパネル(2
4)でもってバスタブを形成し、更に折り畳み得る形の
台脚(25)等と共に組み立てることによって、狭い空
間での収納や階段を経た任意場所へさえも携帯し得る様
に出来ることを示す。図6及び図7は携帯の意図より寧
ろ設置場所のスペース効率を重視した場合の折り畳み方
式の例である。台車とバスタブの畳み込みを同時に行う
ので、畳み込み過程においても両者共に並行面を保つ様
に並行案内ピン(26)を設けてある。バスタブ折り畳
みシザー(27)、台脚折り畳みシザー(28)はいず
れも両サイド面の間の並行拡縮を行わせている。非使用
時にはこの様にして全体の幅が薄く圧縮されるので壁際
等に寄せておけば邪魔になるデッドスペースを少なく出
来る。図8及び図9は座席を車椅子として独立させる方
式のチェアーバスの例を示す。車椅子の車輪は浴槽外の
廊下や通路を通って来るので、衛生面を考えればバスタ
ブ内に入れることは避けるべきであり、バスタブ内の底
面形状にも制約があって車椅子の後輪が邪魔になること
から、車椅子は座席(4)と車椅子台車(12)に分離
する形としている。バスタブから座席を出す時は車椅子
台車(12)を後向きにして前倒しているバスタブ前縁
に接近させ、座席を延長ガイド(16)に沿って前へ引
き出し車椅子台車(12)に移す。座席をバスタブ内に
進入させる時も同様にして車椅子台車をバスタブの外に
残し座席のみをガイドに沿わせて内部へ入れる。或いは
別の例として図10の様に懸架型車椅子台車(21)に
座席(4)を載せた形とし、その車輪部をバスタブ先端
の下へ潜り込ませて座席(4)をバスタブ内のガイド
(3)に接続して移す形にも出来る。上記夫々の実施例
の組み合わせによって種々の目的に適った形式のチェア
ーバスを構成し得ることは勿論である。この他に移動不
自由な対象者を居室から屋外に出して日光浴をさせる場
合等にも、毛布等の適当なクッションを利用すれば、安
楽で長時間の野外空間を満喫させる事が出来るのであ
る。
られた如き介助対象者の抱え上げ移し変え作業が省か
れ、介助者を重労働から開放し、且つ入浴者の安心感を
一挙に高め、施設等では省力、能率向上、安全のもとで
一層充実した入浴環境を実現し得る様になり、在宅入浴
においても多くの場合に寝室から浴室へ被介助者を搬送
することが、入浴の状態としても手段としても可能とな
り介肋入浴がより容易に行い得る結果、よく見られると
ころの色々な不合理が解消されることとなる。
図
ーチェアー状態の例図
例図
ダル 11 バスタブロックハンドル 12 車椅子台車 13 小車輪 14 台車アンロ
ックペダル 15 台車ロック 16 延長ガイド 17 パネル 18 ガイド 19 防水帆布 20 懸架型車椅
子台車 21 サイドパネル 22 バックパネ
ル 23 ボトムパネル 24 フットパネ
ル 25 台脚 26 並行案内ピ
ン 27 バスタブ折り畳みレバー 28 台脚折り畳
みレバー
Claims (3)
- 【請求項1】台車若しくは架台の上にバスタブを縦方向
回転自在に搭載し、そのバスタブ上面を水平状態、及び
ほぼ45°前倒状態のそれぞれの位置、或いは任意の位
置に保って固定する機構を持ち、前倒時にはバスタブの
前縁まで引き出され得る座席をバスタブ内部に設けたチ
ェアーバス。 - 【請求項2】請求項1におけるバスタブを防水帆布或い
は樹脂膜、及び硬質パネルや骨組み等で組み立て、折り
畳み可能な形としたチェアーバス。 - 【請求項3】請求項1及び2において座席がバスタブの
外部まで引き出され、別の車椅子台車の上に移乗して搬
送可能な独立した車椅子となり得るチェアーバス。
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- 1992-12-10 JP JP36071392A patent/JP2628568B2/ja not_active Expired - Fee Related
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