JP3043847B2 - 防災監視システムの監視表示方法 - Google Patents

防災監視システムの監視表示方法

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JP3043847B2
JP3043847B2 JP3197930A JP19793091A JP3043847B2 JP 3043847 B2 JP3043847 B2 JP 3043847B2 JP 3197930 A JP3197930 A JP 3197930A JP 19793091 A JP19793091 A JP 19793091A JP 3043847 B2 JP3043847 B2 JP 3043847B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス漏れ検出器、火災
感知器、受信機等の端末機器からの発報信号と監視カメ
ラからの映像信号を受信し、これらの発報信号や映像信
号に基づいて監視区域の状況を逐一表示手段によって表
示する防災監視システムの監視表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような防災監視システムにあ
っては、予め決められた監視区域にガス漏れ検出器、火
災感知器、受信機等の端末機器を設置し、中央監視室内
に備えられている集中監視装置が所謂ポーリング方式等
の伝送方法によってこれらの端末機器からの検出信号を
受信して、各監視区域毎に異常発生の有無等をCRTデ
ィスプレー等の監視用表示装置にグラフィック表示する
ことで、視覚的に集中監視することができるようになっ
ていた。
【0003】更に、中央監視室に居る監視人のリモート
コントロールによって操作可能なビデオ監視カメラが適
宜の監視区域に設置され、監視区域の映像を直接CRT
ディスプレー等に再生することで確実な監視を行うこと
ができるようになっていた。又、ある監視区域内に異常
が発生すると、上記CRTディスプレーの画面の一部分
に、異常の種類や対応すべきチェック項目等を文字表示
することで、適切な処置を指示するようになっていた。
【0004】図17と図18は、このような従来の防災
監視システムに備えられた上記表示装置の表示方法を示
すものであり、まず、図17に示すものは、CRTディ
スプレーの画面1に、監視区域全体の見取り図等を背景
としてグラフィック表示し(図17には示していな
い)、更に、各種感知器等の端末機器に予め付けられて
いる識別符号S01,S02,SO3,SO4 〜S31,S32,S33,S34 等を
設置場所に対応するようにして重ねて表示している。し
たがって、画面1を見るだけで、端末機器の種類と設置
場所を直観的に認識できるように表示されている。
【0005】そして、ある端末機器が異常を検出する
と、その端末機器の監視範囲に相当する部分、例えば図
中の符号S01 で示す端末機器の場合にはその周辺部分等
を、異常発生を表す赤色等に着色表示することで異常発
生を知らせると共に、画面1の片隅の一定部分2に、異
常の種類や対応すべきチェック項目等を文字表示するこ
とで、適切な処置を指示するようになっていた。
【0006】この部分2のような表示はウィンドウ表示
と言われ、このウィンドウ表示部分2については、見取
り図や端末機器の符号表示は消去され、例えば所謂ブル
ーバック表示等のようなオーバーライト(over write)を
行うことによって明瞭な文字表示等を行うようになって
いる。又、このウィンドウ表示は、異常発生と同時に自
動的に表示されたり、端末機器の識別符号が上記のよう
な着色表示された場合に、監視人がマニュアル操作で指
示することで表示されるようになっていたり、更に、ビ
デオ監視カメラで撮像した映像を自動的又はマニュアル
操作によってこのウィンドウ表示部分2内に再生させる
ことができるものがある。
【0007】図18に示すものは、予めCRTディスプ
レーの画面1の所定位置及び範囲にウィンドウ表示専用
の部分2を割り当てておき、そのウィンドウ表示部分2
以外の部分に、監視区域の見取り図や端末機器の識別符
号等を表示するようになっている。したがって、図17
に示す表示方法では、異常が発生していない場合や監視
人がウィンドウ表示を指示しない場合には監視区域及び
端末機器の識別符号を画面1全体に表示し、異常が発生
したり監視人が表示を指示した場合にのみウィンドウ表
示を行うのに対し、図18に示す表示方法では、常に所
定の部分2がウィンドウ表示の為に専有される点で、相
互の表示方法に特徴がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の防災監視システムの監視表示方法にあっては次
のような問題があった。即ち、図17と共に説明した監
視表示方法においては、監視区域の一部分がウィンドウ
表示によって隠されてしまうので、ウィンドウ表示が行
われている時に、同図中の識別符号S32,S33,S35,S36 等
で示す端末機器が異常を感知した場合には有効な通報が
成されないという問題がある。
【0009】一方、図18と共に説明した監視表示方法
においては、表示画面に予め専用のウィンドウ表示部分
が設定されているので、監視区域の表示可能範囲が狭く
なるという問題がある。
【0010】本発明はこのような従来技術の問題点に鑑
みて成されたものであり、監視区域内に設置されている
端末機器等の有用な監視情報の表示とウィンドウ表示
を、表示装置の画面内に効率よく行うことによって、有
用な情報の欠如を招かないようにした防災監視システム
の監視表示方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、防災機器監視システムに設けられた
表示部に、監視区域及び該監視区域に設置されている端
末機器の位置をグラフィック表示し、端末機器からの発
報信号に応じて該端末機器の位置に異常を表示する防災
監視システムの監視表示方法において、異常を示す前記
端末機器の表示部分を避けてウィンドウ表示を行い、ま
た前記複数の端末機器からの発報信号に応じてこれらの
複数の端末機器の位置に異常が表示されることで、ウィ
ンドウ表示を行う範囲が確保できない場合には、危険度
の低い端末機器の表示位置にウィンドウ表示を行い、危
険度の高い端末機器の表示を確保するようにした。
【0012】
【作用】このようなウィンドウ表示方法によれば、ディ
スプレイ表示されている監視区域内において、異常を検
出した端末機器の位置を避けて、異常を発生していない
端末機器の表示位置即ち空き部分にウィンドウ表示を行
い、又、多数の端末機器が異常を検出してそれらの端末
機器の表示とウィンドウ表示が全く重ならないようにし
て表示することができない場合には、危険度の低い端末
機器の位置にウィンドウ表示を行うことで危険度の高い
端末機器に関する表示を常時確保するようにしたので、
監視区域内に配置されている端末機器等の有用な監視情
報の表示とウィンドウ表示を画面内に効率良く行うこと
となり、有用な情報の欠如を招来しないという効果を有
する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に説明す
る。まず、図1に基づいて防災監視装置のシステム構成
を説明する。図1において、3は受信機であり、複数の
監視系統へ延びる複数の回線に接続される火災感知器や
ガス漏れ感知器、防犯機器等から送出される発報信号を
受信する。
【0014】4は防災監視装置の表示制御部であり、受
信機3や、他の監視系統に設けられている他の検出器や
受信機5が入力部(入力インターフェース)6に接続し
ている。更に具体的には、受信機3を中心に構成されて
いる防災監視系統は所謂R型のシステム構成によってポ
ーリング伝送方式が適用されるものであり、直接に検出
器又は受信機5が入力部6に接続する系統は所謂P型の
システム構成が適用されるものである。
【0015】そして、これらの系統の各端末機器が異常
を検出して発報信号を送出してくると、表示制御部4は
入力部6を介して受信する。更に、表示制御部4の構成
を説明すると、7は入力部6からの発報信号を信号処理
したりディスプレイ表示のための制御を行う中央制御部
であり、マイクロプロセッサ等の演算手段によってこれ
らの処理を行うようになっている。
【0016】8は中央制御部7に対して表示のための各
種コマンドを入力するコマンド入力部であり、例えば、
キーボードやマウス等の入力装置から成っている。表示
部9は、グラフィック表示が可能なCRTディスプレー
を備え、中央制御部7の制御下で上記のコマンドに従っ
た表示動作を行う。更に、表示部9には、監視区域に設
置されたビデオ監視カメラ10からの映像信号が入力さ
れ、ズームや画角等のビデオ監視カメラ10の撮影条件
の設定制御は、コマンド入力部8によるリモートコント
ロール操作に応じて中央制御部7が行うようになってい
る。
【0017】尚、この実施例ではCRTディスプレーに
表示する内容を指定するためのウィンドウ表示コマン
ド、監視区域を設定するためのコマンド等が用意されて
いる。11は記憶部であり、予め設定されたファイルデ
ータを記憶する読出専用メモリ(ROM)と異常発生の
情報を順次に格納するためのランダムアクセスメモリ
(RAM)を備えている。
【0018】更に、表示部9と記憶部11の構成を図2
に基づいて詳述する。記憶部11は、監視区域の見取図
(例えば高層ビルの各階毎の見取図等)を表す画像デー
タを格納する監視区域表示ファイル、各監視区域に設置
されている端末機器の設置場所や種別や重要度等を示す
データを格納する参照情報ファイル11b、参照情報フ
ァイル11bに格納されているデータに関する更に詳細
なデータを格納するメッセージ・ファイル11cと危険
度ファイル11dと警戒区域ファイル11e、異常発生
の情報を格納しておくための履歴情報ファイル11fを
具備し、ファイル11a〜11eはROMが適用され、
ファイル11fはRAMが適用されている。
【0019】参照情報ファイル11bは、図3に示すよ
うに、メッセージ番号、画面番号、クラス、変化座標、
警戒区域番号の各データから成る各端末機器毎の情報レ
コードが各記憶アドレスADR毎に格納された構成とな
っている。例えば、予め識別符号S01が付けられた端末
機器はADR=0、識別符号S02が付けられた端末機器
はADR=1、そして残余の識別符号が付けられた端末
機器はそれ以降のアドレスに記憶されている各情報レコ
ードによって特定化される構成となっている。
【0020】ここで、メッセージ番号とは、火災発生、
火災復旧或いはガス漏れ発生等の端末機器の監視項目に
関するメッセージデータであり、図4に示すメッセージ
ファイル11cのデータに該当する数値データが割り振
られている。即ち、メッセージに関するデータは文字デ
ータでありデータ長が極めて長くなるので、図4に示す
ように、夫々のメッセージの種類毎に所定の数値データ
を対応させておき、この数値データを図3のメッセージ
番号として記憶することで端末機器の種別を特定してい
る。
【0021】画面番号とは、監視区域表示ファイル11
aに対応する監視区域を示すデータであり、例えば、上
述した高層ビルのような場合に各階を示す数値データが
記憶される。クラスとは、危険度の程度を示すデータで
あり、図5に示す危険度ファイルに予め設定されている
内容に対応する数値データ(1〜L)が記憶される。こ
のクラスは、例えば端末機器が火災感知器の場合には最
も危険度が高く、次にガス感知器の場合には次の危険度
というように、端末機器の監視内容の重要度に応じて優
先順位を決めたり、建物の構造上、危険度の高い場所に
設置されている端末機器ほど優先度を高くするため情報
であり、図5に示すように、危険度及び優先度が高いほ
ど小さな数値データが対応付けられている。
【0022】変化座標とは、画面番号で設定されている
比較的広範囲の監視区域内には、複数個の種類の異なる
感知器が設置されるので、これらの設置場所を示すため
のXY座標データが格納されている。警戒区域番号と
は、各端末機器の警戒範囲を示す座標データであり、図
6に示す警戒区域ファイル11eの各アドレスに予め設
定されている座標データに割り振られている数値データ
(0〜M)の1つの数値データを格納することで、各警
戒範囲の四隅の座標を指定するようになっている。
【0023】例えば、図3のアドレスADR=0のレコ
ードでは、「0,10,2,(X1,Y1),1」のデ
ータから成るので、このレコードは、「火災発生,10
階のフロア,危険,変化座標=(X1,Y1),警戒区
域の座標(x11,y11),(x12,y12),(x13,y
13),(x14,y14)」となり、火災感知器等を特定化
することとなる。
【0024】次に、RAMから成る履歴情報ファイル1
1fは、中央制御部7の制御下で作成され、図7に示す
ように、発報信号を送出してきた端末機器に予め付けら
れている識別符号のデータ(S01,S02, S03,S04〜
等で示す)を入力情報レコード番号とし、更に、入力情
報レコード番号のデータに、その端末機器が検出した監
視区域の状態を示す状態データを付加することによって
形成されるレコードデータが記憶される。
【0025】即ち、異常が全く無い場合には、発報信号
が送出されて来ないので図7の各メモリアドレスADR
には何らのレコードデータも存在しないが、例えば、S
01のコード番号で設定されている端末機器が発報した場
合には、S01のデータと、発報による異常状態を示すデ
ータからなるレコードデータ〔S01, 異常〕をADR=
0に記憶する。次に、S02のコード番号で設定されてい
る端末機器が発報した場合には、S02のデータと、発報
による異常状態を示すデータとからなるレコードデータ
〔S02, 異常〕をADR=1に記憶するというように、
時間経過に準じて記憶していく。
【0026】更に、例えばADR=2に示すレコードデ
ータのように、一旦発報信号によって該当する端末機器
(S03)のデータを記憶したが、その後に該当する監視
区域が復旧した場合には、状態のデータを「異常」から
「復旧」に変更して、〔S03,復旧〕のレコードデータ
を記憶するようになっている。したがって、履歴情報フ
ァイル11fは、異常発生の場所と発生順序及び復旧場
所等の履歴情報を格納する。
【0027】そして、中央制御部7が端末機器側から発
報信号又は復旧信号を入力すると、参照情報ファイル1
1b,メッセージファイル11c,危険度ファイル11
d,警戒区域ファイル11eを参照して、履歴情報ファ
イル11fに図7に示すような履歴データを格納してい
く。表示部9は、図2に示すように、画像データ形成回
路9aとCRTディスプレー9bを具備し、画像データ
形成回路9aは、CRTディスプレー9bに監視の為の
グラフィック表示を行わせるための所謂グラフィックコ
ントロールを行う。
【0028】即ち、監視人がコマンド入力部8から適宜
の監視区域を指定すると、中央制御部7が監視区域表示
ファイル11aからその監視区域の見取図のデータと、
参照情報ファイル11bからその監視区域内に設置され
ている端末機器のデータを読み出して画像データ形成回
路9aへ転送し、画像データ形成回路9aがこの見取図
のデータに端末機器のデータを重合わせることで、1フ
レーム分のカラー画素データを作成し、画像再生のため
の垂直・水平同期信号SYN と共にR(赤)、G(緑)、
B(青)のカラー画素データを点順次走査のタイミング
でCRTディスプレー9bに供給し、CRTディスプレ
ー9bに監視区域をグラフィック表示させる。
【0029】又、監視人がコマンド入力部8からガイダ
ンス表示のためのウィンドウ表示コマンドを指定する
と、中央制御部7が監視区域表示ファイル11aからそ
の監視区域の見取図のデータと、参照情報ファイル11
bからその監視区域内に設置されている端末機器のデー
タと、履歴情報ファイル11fのデータを読み出すと共
に、異常発生に対応するためのガイダンスデータ等を画
像データ形成回路9aへ転送し、画像データ形成回路9
aがこの見取図のデータに端末機器のデータとウィンド
ウ表示のためのデータを重合わせることで、1フレーム
分のカラー画素データを作成し、画像再生のための垂直
・水平同期信号SYN と共にR(赤),G(緑)、B
(青)のカラー画素データを点順次操作のタイミングで
CRTディスプレー9bに供給し、CRTディスプレー
9bに監視区域と共に一定範囲のウィンドウ表示を行わ
せる。
【0030】又、監視人がコマンド入力部8からビデオ
監視カメラ10の映像を再生させるためのウィンドウ表
示コマンドを指定すると、中央制御部7が監視区域表示
ファイル11aからその監視区域の見取図のデータと、
参照情報ファイル11bからその監視区域内に設置され
ている端末機器のデータを読み出して画像データ形成回
路9aへ転送し、画像データ形成回路9aがこの見取図
のデータに端末機器のデータとビデオ監視カメラ10の
映像データを重合わせることで、1フレーム分のカラー
画素データを作成し、画像再生のための垂直・水平同期
信号SYN と共にR(赤)、G(緑)、B(青)のカラー
画素データを点順次走査のタイミングでCRTディスプ
レー9bに供給し、CRTディスプレー9bに監視区域
と共にビデオ監視カメラ10の映像をウィンドウ表示さ
せる。
【0031】次に、かかる構成の防災監視装置における
表示制御部2の動作を説明する。まず、動作の概要を図
8に基づいて説明すると、電源投入等が行われて動作が
起動されると、ステップ100において所定の初期化動
作を行い、次にステップ110においてコマンド入力部
8から入力されたコマンドの処理を行った後、ステップ
120で端末機器から送出されてくる信号を受信し、ス
テップ130で監視区域の状況を表示部8に表示させる
ための表示処理を行い、次に、ステップ140において
防災監視装置が監視動作を継続中の場合には再びステッ
プ110へ処理が移行して表示処理の動作を繰り返し、
防災監視装置が監視動作を停止する場合には処理を終了
する。
【0032】ステップ100の初期化処理においては、
表示部9は予め内部設定されている基準の監視条件に基
づく表示を行う。例えば、所定の監視区域の見取図デー
タを監視区域表示ファイル11aから読出すと共に、該
監視区域に設置される端末機器の位置のデータを参照情
報ファイル11bから読出して、これらのデータに基づ
いて見取図上に各端末機器の識別符号を記入した状態の
映像をCRTディスプレー9bに表示させる等の処理を
行う。
【0033】ステップ110〜120は、以下に詳述す
るサブルーチンとなっている。ステップ110のコマン
ド処理ルーチンでは、図9のフローチャートに示す処理
が行われる。まずステップ200では、コマンド入力部
8から監視者等がコマンドを入力したか否かの判断を行
い、コマンド入力が無い場合には直接ステップ120へ
戻る。
【0034】一方、監視区域の変更、異常発生時の状況
をガイダンス表示させるためのウィンドウ表示の指示、
ビデオ監視カメラが撮像した映像を再生表示させるため
のウィンドウ表示の指示、又はその他の指示をした場合
には、夫々のコマンド従った処理を実行する。まず、ス
テップ205で監視区域の変更を指示するコマンドが入
力されたことを判断すると、ステップ210において、
中央制御部7が監視区域表示ファイル11aからその指
定された監視区域の見取図データを読出すと共に、該監
視区域に設置される端末機器の位置のデータを参照情報
ファイル11bから読出して、これらのデータに基づい
て見取図上に各端末機器の識別符号を記入した状態の映
像をCRTディスプレー9bに表示させることで監視区
域のグラフィック表示を変更し、ステップ120へ戻
る。
【0035】ステップ215において異常発生の状況を
ガイダンス表示させるためのウィンドウ表示の指示が行
われたと判断すると、ステップ220において中央制御
部7が、指定された端末機器に関するデータを各ファイ
ル11a〜11fから読出し、所定のガイダンスデータ
を作成する。次に、ステップ225において、CRTデ
ィスプレー9b上に表示されている端末機器の内、異常
を検出している端末機器の監視範囲の座標データを取得
する。即ち、ステップ225では、履歴情報ファイル1
1fのデータに基づいて参照情報ファイル11bの各端
末機器のレコードデータを参照することで、異常を検出
している端末機の座標を読出す。
【0036】次に、ステップS230において、CRT
ディスプレー9bの表示範囲でこれらの座標データから
相対的に最も遠距離の部分の座標を演算し、ステップ2
35においてこの遠距離の部分の座標上に上記ガイダン
スデータをウィンドウ表示する。 図15に基づいてこ
のウィンドウ表示処理の一例を述べると、CRTディス
プレー9bに監視区域の見取図及び端末機器の識別符号
S01〜S36が表示されている状態で、或る端末機器S01
が異常を検出した場合に、この端末機器S01の監視範囲
(図中、符号S01の範囲を囲む太枠C内)を所定の色に
着色する。監視人がこれを確認し、その端末機器S01を
指定して上記ガイダンスのためのウィンドウ表示を指示
すると、ステップ220〜235の処理によって、端末
機器S01の監視範囲から最も離れた場所をウィンドウ表
示部WDとしてガイダンスデータをウィンドウ表示す
る。
【0037】又、図16に示すように、複数の端末機器
S01, S03, S15, S22, S25, S36等が異常を検出し
て、夫々の監視範囲が上記同様の太線枠及び着色表示が
されている場合には、上記ステップ220〜235の処
理によって、これら複数の端末機器から最も離れた場所
にウィンドウ表示部WDを設定し、この部分にガイダン
スを表示する。
【0038】更に、ウィンドウ表示を行うスペースを確
保することができない場合、例えば、図16において、
符号S34で示す端末機器が異常を検出しているような場
合には、ステップ230において、最も危険度の高い検
出を行う端末機器から最も離れ、且つ最も危険度の低い
検出を行う端末機器に近い場所の座標を演算して求め
る。そして、ステップ235において最も危険度の低い
検出を行う端末機器の表示は隠れるが、重要度の高い端
末機器についての表示を確保しつつ、ガイダンスデータ
をウィンドウ表示する。例えば、図16において符号S
34で示す端末機器が異常を検出しているような場合であ
って、符号S34で示す端末機器より符号S36で示す端末
機器の表示の方が危険度が高い場合には、ウィンドウ表
示部は、符号S34を隠すようにして設定される。
【0039】ステップ240において、ビデオ監視カメ
ラ10の撮像による映像をCRTディスプレー9bに再
生するためのウィンドウ表示が指示されたことを判断す
ると、ステップ245〜255において、上記ステップ
225〜235と同様の処理を行う。即ち、ステップ2
45では、CRTディスプレー9b上に表示されている
端末機器の内、異常を検出している端末機器の監視範囲
の座標データを取得し、次に、ステップ250におい
て、CRTディスプレー9bの表示範囲内でこれらの座
標データから相対的に最も遠距離の部分の座標を演算
し、ステップ255においてこの遠距離の部分の座標上
にウィンドウ表示部WDを設定して、ウィンドウ表示部
WDの範囲内に画像を再生表示する。
【0040】したがって、図15と図16に示したのと
同様に異常を検出している端末機器と再生画像とが互い
に重なり合うことなく表示される。又、異常を検出して
いる端末機器が多数のためにウィンドウ表示する範囲を
確保できない場合には、上記したように、最も危険度の
低い検出を行う端末機器の表示は隠れるが、重要度の高
い端末機器についての表示を確保しつつ、再生画像をウ
ィンドウ表示する。
【0041】更に、これらのコマンドの他にも種々のコ
マンドがあるが、それらはステップ260における夫々
のサブルーチン処理によって実現される。例えば、履歴
表示コマンドを入力すると、ウィンドウ表示部分に履歴
情報ファイル11fのデータを表示する。次に、図8の
ステップ120では、図10のフローチャートに示す入
力信号処理が行われる。
【0042】まず、ステップ310で何れかの端末機器
から発報信号が送出された否かの判断を行い、もし入力
部6が発報信号を受信した場合には、ステップ320へ
処理が移行して発報信号を解析する。即ち、発報信号
は、送出した端末機器に設定されているアドレス情報を
含むので、このアドレス情報から、端末機器の種類や異
常の種類、端末機器の設置位置即ち、異常発生区域を解
析する。次に、ステップ330では、図2及び図7に示
す履歴情報ファイル11fを作成するための履歴データ
作成処理を行う。
【0043】この履歴データ作成は図11に示すフロー
に従って処理する。即ち、図11において、まずステッ
プ340では、ステップ320で解析した端末機器に該
当するアドレスを入力情報レコード番号とし、次に、ス
テップ350では発報信号が監視区域の異常発生を示す
ものであるのか、異常状態であった区域が復旧したこと
を示すものであるかを判断し、監視区域の異常発生を示
すものであればステップ360へ処理が移行し、復旧し
たことを示すものであればステップ370へ処理が移行
する。
【0044】ステップ360の処理は更に図12に詳述
するフローに従って処理され、ステップ400におい
て、図3に示すROM中の参照情報ファイル11bの内
容を参照する。そして、入力情報レコード番号(発報信
号を送出した端末機器に該当するアドレスに相当する)
に該当する図3のレコード中のクラスが、コマンド入力
部8で指定された所定の危険度以上の危険度であればス
テップ420へ処理が移行し、ステップ420では、図
7に示す状態を異常データに設定して、上記入力情報レ
コード番号のデータにこの異常を示すデータを付加し
て、履歴ファイル11fに記憶させ、次にステップ43
0へ処理が移行する。
【0045】一方、ステップ410において、所定の危
険度以上の危険度で無いと判断するとステップ430へ
直接処理が移行する。即ち、ステップ410では、図7
に示す履歴ファイル11fの作成を行うべきか否かの判
断を図3に示す参照情報ファイル11bのクラスのデー
タに基づいて判断する。そして、ステップ430では、
図3に示す参照情報ファイル11bを参照して画面番号
を取得し、更にステップ440及び450において変化
座標のデータを取得して、図8のステップ130の処理
へ戻る。
【0046】一方、図11に示すステップ370の処理
は、図13に詳述するフローに従って処理され、ステッ
プ500において、図3に示すROM中の参照情報ファ
イル11bの内容を参照する。そして、ステップ510
において、入力情報レコード番号(発報信号を送出した
端末機器に該当するアドレスに相当する)に該当する図
3のレコード中のクラスが、所定の危険度未満の内容で
あればステップ520へ処理が移行し、ステップ520
では、図7に示す履歴情報ファイル11fのレコードの
中から、端末機器に該当する入力情報レコード番号を検
索し、次にステップ530においてその入力情報レコー
ド番号に対応する状態のデータを異常から復旧データに
変更して記憶させ、次にステップ540へ処理が移行す
る。
【0047】一方、ステップ510において、所定の危
険度未満で無いと判断するとステップ540へ直接処理
が移行する。即ち、ステップ510では、図7に示す履
歴ファイル11f中のレコードに該当する端末機器から
送出されてきた信号が復旧を示すものか否かの判断を行
い、復旧を示すものであればステップ520〜530の
処理によって、状態のデータを異常から復旧に書き直し
て記憶させる処理を行う。したがって、従来は復旧と同
時に該当する入力情報レコード番号及びそれに対応する
状態のデータも同時に消去していたが、この実施例で
は、入力情報レコード番号に対応する状態が復旧状態に
あることを記憶し保持するようになっている。
【0048】そして、ステップ540〜560におい
て、図3に示す参照情報ファイル11bを参照して、画
面番号、メッセージ番号及び変化座標のデータを取得し
て、図8のステップ130の処理へ戻る。ステップ13
0は、図14に詳述するフローに従って処理される。ま
ず、ステップ600において履歴情報ファイル11fに
履歴データが存在するか判断し、履歴データが存在する
場合には、ステップ610において、図3に示す参照情
報ファイル11bの各画面毎に履歴データで示される端
末機器の変化座標及び警戒区域の座標データを変化させ
て、これらの変化座標データに基づいて図15や図16
に示すように、太線枠Cと枠内に所定の着色表示を行わ
せることで、異常発生と発生場所を通報する。
【0049】又、CRTディスプレー9bに表示中の監
視区域と異なる場所で異常が検出された場合には、異常
発生区域の見取図データを監視区域表示ファイル11a
から読出すと共に、参照情報ファイル11bからその監
視区域中に設置されている端末機器の位置データを読出
して、その異常発生区域の見取図及び端末機器の識別符
号をグラフィック表示し、且つ異常を検出した端末機器
に対して上記同様の太線枠Cと枠内に所定の着色表示を
行わせる。
【0050】そして、全ての履歴データを表示したこと
をステップ640で判断するまで、処理を繰り返す。
尚、ステップ600において、表示すべきデータが存在
しない場合には、表示処理が行われず直接に図8のステ
ップ140へ移行する。以上説明したようにこの実施例
では、ディスプレイ表示されている監視区域内におい
て、異常を検出した端末機器の位置を避けて、異常を発
生していない端末機器の表示位置即ち空き部分にウィン
ドウ表示を行い、又、多数の端末機器が異常を検出して
それらの端末機器の表示とウィンドウ表示が全く重なら
ないようにして表示することができない場合には、危険
度の低い端末機器の位置にウィンドウ表示を行うことで
危険度の高い端末機器に関する表示を常時確保するよう
にしたので、監視区域内に配置されている端末機器等の
有用な監視情報の表示とウィンドウ表示を画面内に効率
良く行うこととなり、有用な情報の欠如を招来しないと
いう効果を有する。
【0051】尚、この実施例では、ウィンドウ表示をマ
ニュアルのコマンド入力に応じて行う場合を説明した
が、コマンド入力部8で自動監視モードを指定すると、
いずれかの端末機器が異常を検出した場合に、図9に示
すステップ220〜235の処理を自動的に行って、自
動的にウィンドウ表示を行うようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ィスプレイ表示されている監視区域内において、異常を
検出した端末機器の位置を避けて、異常を発生していな
い端末機器の表示位置即ち空き部分にウィンドウ表示を
行い、又、多数の端末機器が異常を検出してそれらの端
末機器の表示とウィンドウ表示が全く重ならないように
して表示することができない場合には、危険度の低い端
末機器の位置にウィンドウ表示を行うことで危険度の高
い端末機器に関する表示を常時確保するようにしたの
で、監視区域内に配置されている端末機器等の有用な監
視情報の表示とウィンドウ表示を画面内に効率良く行う
こととなり、有用な情報の欠如を招来しないという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の防災監視装置の全体構成を示すシス
テムブロック図である。
【図2】一実施例の表示制御部の構成を示すブロック図
である。
【図3】参照情報ファイルの構成を示すメモリ構成説明
図である。
【図4】メッセージファイルの構成を示すメモリ構成説
明図である。
【図5】危険度ファイルの構成を示すメモリ構成説明図
である。
【図6】警戒区域ファイルの構成を示すメモリ構成説明
図である。
【図7】履歴情報ファイルの構成を示すメモリ構成説明
図である。
【図8】表示制御部の動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】表示制御部のコマンド処理動作を示すフローチ
ャートである。
【図10】表示制御部の入力信号処理動作を示すフロー
チャートである。
【図11】表示制御部の表示データ作成動作を示すフロ
ーチャートである。
【図12】表示制御部の異常状態設定動作を示すフロー
チャートである。
【図13】表示制御部の復旧状態設定動作を示すフロー
チャートである。
【図14】表示動作を示すフローチャートである。
【図15】表示部のウィンドウ表示動作例を示す説明図
である。
【図16】表示部の他のウィンドウ表示動作例を示す説
明図である。
【図17】従来のウィンドウ表示動作例を示す説明図で
ある。
【図18】従来の他のウィンドウ表示動作例を示す説明
図である。
【符号の説明】
4;表示制御部 7;中央制御部 8;コマンド入力部 9;表示部 9a;画像データ形成回路 9b;CRTディスプレー 10;ビデオ監視カメラ 11;記憶部 11a;監視区域表示ファイル 11b;参照情報ファイル 11c;メッセージファイル 11d;危険度ファイル 11e;警戒区域ファイル 11f;履歴情報ファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 23/00 510 G06F 3/14 350 G09G 5/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防災機器監視システムに設けられた表示部
    に、監視区域及び該監視区域に設置されている端末機器
    の位置をグラフィック表示し、端末機器からの発報信号
    に応じて該端末機器の位置に異常を表示する防災監視シ
    ステムの監視表示方法において、 異常を示す前記端末機器の表示部分を避けてウィンドウ
    表示を行い、また前記複数の端末機器からの発報信号に
    応じてこれらの複数の端末機器の位置に異常が表示され
    ることで、ウィンドウ表示を行う範囲が確保できない場
    合には、危険度の低い端末機器の表示位置にウィンドウ
    表示を行い、危険度の高い端末機器の表示を確保するこ
    とを特徴とする防災監視システムの監視表示方法。
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