JP3042858U - 即席麺用包装容器 - Google Patents

即席麺用包装容器

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JP3042858U
JP3042858U JP1997003312U JP331297U JP3042858U JP 3042858 U JP3042858 U JP 3042858U JP 1997003312 U JP1997003312 U JP 1997003312U JP 331297 U JP331297 U JP 331297U JP 3042858 U JP3042858 U JP 3042858U
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JP
Japan
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lid
hot water
container
container body
packaging container
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JP1997003312U
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Inventor
敏博 中嶋
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Atsugi Plastics Co Ltd
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Atsugi Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】湯切りの際に手が熱くならず、また湯切り時に
具等による排出口の詰まりにも影響を受けにくい即席麺
用の包装容器を提供すること。 【解決手段】即席焼きそば等、麺をほぐすために湯を使
用する即席麺用の蓋付き包装容器であって、蓋2外周の
一辺に湯切り用排出口22を設け、蓋2と容器本体1に
は、上記湯切り用排出口22を挟んで対称となる位置
に、蓋2および容器本体1の口縁部の一部に幅広部21
c,11bを形成した構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、即席焼きそば等、即席麺をほぐすために湯を使用し、ほぐした後 に湯を捨てる即席麺用の包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、インスタント食品の即席焼きそば等用の包装容器は、容器本体が円 椀状、角形となったものが提供されている。例えば、円椀状の容器としては、図 7および図8に示すように、容器本体51が円椀形状で、円形の蓋52が被せら れているものである。容器本体51は、口縁部がフランジ状に形成され、このフ ランジ状部分に対して蓋52の周縁部が嵌め合わされた形状となっている。蓋に 設けられる湯切り用の排出口53は、蓋の周縁の一部に数個の小孔として設けら れている。
【0003】 また、角形の包装容器においても、外形が方形に形成されている点を除いて上 記円椀状の包装容器とほぼ同様に構成されており、排出口53についてはコーナ ー位置に3個の小孔として設けられているものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記包装容器は、容器本体51のフランジ状口縁部および蓋の周縁部の幅が狭 いため、湯切りの際、湯の温度が手に伝わり易く、かつ、幅の狭いこれらの部分 を持たなければならないため、不安定になるという欠点があった。 また、蓋52の端部と容器本体51の側壁とが近接しているので、湯切りの際 、容器を把持している手が容器本体51の側壁に触れることになり、手が熱くな りやすいという欠点もあった。
【0005】 さらに、湯切り用の排出口53は、容器周縁の一部に設けられた数個の小孔で あるので、湯切りに時間がかかる欠点があり、加えて、内部の具、かやく等が排 出口に詰まり易く、詰まると湯切りが困難になるという問題点もあった。 そこで、この考案は、容器を持ちやすくすると共に、湯切りの際に手が熱くな らず、また湯切り時に具等による排出口の詰まりにも影響を受けにくい即席麺用 の包装容器を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この考案の即席麺用包装容器は、蓋外周の一部に湯 切り用排出口を設け、蓋と容器本体には、上記湯切り用排出口側を挟んで対称と なる位置に、蓋および容器本体の口縁部の一部を幅広部として形成していること を特徴としている。
【0007】 この包装容器は、蓋および容器本体の双方の口縁部の一部を幅広部としている ので、湯切りの際に容器が持ち易く、しかも被蓋状態で蓋と容器本体の幅広部間 に湯が浸入することがない。 また、容器口縁部に設けた幅広部の下方において、容器本体の側壁に容器内方 への凹入部を形成している容器では、湯切りの際、容器を把持した手と容器本体 との間隔を充分に空けることが出来る。
【0008】 また、この考案の即席麺用包装容器において、蓋の湯切り用排出口は、外形を 方形に形成した蓋および容器本体において、蓋周縁の一辺のほぼ全体にわたって 形成した複数の小孔にて形成しても良い。 この包装容器によれば、直線状となった蓋周縁のほぼ全体に排出口を設けるこ とにより、湯切りを速やかに行うことができ、また、内部の具等が一部の排出口 に詰まっても他の排出口から湯が排出されるので湯切りへの影響が少ない。
【0009】
【考案の実施の態様】
この考案の好適な実施の態様を説明する。図1は、この考案の一実施態様を示 す包装容器の本体の斜視図で、図2は容器本体の平面図、図3および図4は被蓋 状態の断面図、図5は蓋の平面図を示している。 容器本体1は、ポリスチレン、ポリプロピレン等の発泡体もしくは非発泡体か らなる合成樹脂材料または紙等を成形したもので、この実施態様ではやや深底の 容器形状で、かつ外形を方形(図面では長方形に表している)としたものである 。この容器本体1の口縁部11は、全周にわたって幅をやや広くした形状である 。そして、対向する一対の長辺11aにおいて、それぞれの中央に、上縁部の幅 を内側に拡げた幅広部11bを形成しており、他の部分に比べて2倍以上に拡幅 させている。そして、幅広部11bの下方の側壁12aは、幅広部11bの内側 形状に沿って内側へ凹ませた凹入部12bとしている。この凹入部12bは、蓋 2に形成されている湯の排出口22側を挟んだ両側壁12aについて対向位置に 形成している。これにより、蓋2の外端面から凹入部12bの壁面までに充分な 空間を空けることができる。上記幅広部11bは、湯切りの際にバランス良く把 持することができるように、蓋2に形成する排出口22を挟んで対称となる位置 に設けている。
【0010】 なお、容器本体1の短辺12c側では、側壁上部に外方への段差部12dを形 成してあり、湯切りの際に湯を蓋2の排出口22に速やかに導くことができるよ うにしている。 蓋2は、延伸もしくは未延伸のポリスチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニ ル、ポリエチレンテレフタレート等による発泡体もしくは非発泡体からなる合成 樹脂材料または紙等を成形したもので、蓋縁部21の断面をL字状に曲折してあ り、容器本体1の口縁部に嵌め合わせることができるようになっている。また、 蓋2の内側には、外周に沿って全周に凹部21aを形成しており、蓋を被せると 、凹部21aが容器本体の口縁部11の内側に嵌合状態となり、蓋2が容易に外 れないようになっている(図4参照)。ただし、容器本体1では、湯切りを行う 側の側壁12cに段差部12dを設けているので、図3に示すように、段差部1 2dと蓋2の凹部21aとの間には隙間があり、湯切り時に湯が速やかに通過す ることができるものである。
【0011】 そして、蓋2の凹部21aは、容器本体1の幅広部11bに対応する部分では 、幅広部11bの形状に合わせて蓋2の中心方向へ曲折させた形状としており( 符号21bで示す)、容器本体1の上縁部との間には隙間ができないよう構成し ている。これにより、上記凹部21a,21bと蓋縁部21との間は平坦部とな っており、特に、凹部21bの部分で幅広部21cに形成されている。この幅広 部21cは、被蓋状態で容器本体1側の幅広部11bに対して全体が接触してほ ぼ密着状態となっており、幅広部21c,11b間に対する湯の浸入を確実に防 止することができる。
【0012】 蓋2の短辺側の上面には、U字状のスリットによる湯の排出口22を形成して おり、切り目に沿って立ち起こすと小孔として開口する。この排出口22は、一 辺のほぼ全体に配置されるよう等間隔に7個所配置している。このため、多数の 排出口22により湯切りを速やかに行うことができると共に、内部のかやくや具 等によって目詰まりをしても湯切りへの影響を少なくすることができるようにな っている。
【0013】 上記のように、この実施態様の包装容器は、容器本体1の幅広部11bと蓋2 の幅広部21cの部分が広くなっているので、図6に示すように、湯切りの際に 、持ち易くしかも持った状態が安定する。また、被蓋状態で上記幅広部21cと 容器本体1の幅広部11bとがほぼ密着状態となり、湯が幅広部21c,11b 間に浸入することがないので、把持部分が高温になることがない。
【0014】 さらに、容器本体1の幅広部11bの下方に凹入部12bを設けているので、 幅広部11bを持てば、手は凹入部12bの壁面に触れることが無く、湯の温度 が伝わらず手が熱くならない。したがって、排出する湯hを充分に、かつ火傷等 の虞なく安全に捨てることができる。 また、蓋2には、一辺のほぼ全体にわたって多数の排出口22を設けているの で、湯切りを速やかに行うことができ、内部の具、かやく等が目詰まりすること による影響を最小限に抑えることができる。
【0015】 なお、上記実施態様では、容器本体1の幅広部11b、凹入部12bおよび蓋 2の幅広部21cは、方形容器の長辺の中央に設けたけれども、いずれかのコー ナー寄りにずれていても良い。しかしながら、バランスの点では中間付近が望ま しい。 蓋2の排出口22の個数は、具やかやく等の種類、大きさによって適宜変更す ることができる。
【0016】 容器形状としては、長方形の例を挙げたが、特に限定するものではなく、正方 形、円椀状の容器にも応用可能であり、上記実施態様のものと同様の効果が得ら れる。ただし、湯切り用の排出口を複数の小孔にて形成する場合には、方形状の 容器において最大の効果を得ることができる。
【0017】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、蓋および容器本体の口縁部の一部を幅広部 となし、被蓋状態で双方の幅広部同士は接触しているので、持ち易くしかも持っ た状態が安定する。そして、蓋と容器本体の幅広部の間には湯が浸入することが ないので、把持部の温度が上昇することはなく、安全に湯切りを行うことができ る。
【0018】 また、容器本体の側壁に凹入部を設けているので、湯切りの際、手が容器本体 に接触せず、湯の温度が手に伝わることがない。この為、手が熱くならないので 湯を充分に排出することができるようになり、また、火傷等の虞なく安全に捨て ることができる。 さらに、蓋の外周に設ける湯切り用排出口を、直線状となった蓋周縁の一辺の ほぼ全体に形成した複数の小孔からなるので、湯切りを速やかに行うことができ 、また、蓋周縁の広い範囲に排出口が配置されることになるので、内部の具等が 詰まることがあっても湯切りへの影響がほとんどなく、速やかに湯切りを行うこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施態様を示す包装容器の本体の
斜視図である。
【図2】容器本体の平面図である。
【図3】被蓋状態の断面図である。
【図4】被蓋状態の断面図である。
【図5】蓋の平面図である。
【図6】使用状態を示す斜視図である。
【図7】従来の包装容器の斜視図である。
【図8】従来の包装容器の断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 11b 幅広部 12b 凹入部 2 蓋 21c 幅広部 22 排出口

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】即席焼きそば等、麺をほぐすために湯を使
    用する即席麺用の蓋付き包装容器であって、蓋外周の一
    部に湯切り用排出口を設け、蓋と容器本体には、上記湯
    切り用排出口側を挟んで対称となる位置に、蓋および容
    器本体の口縁部の一部を幅広部として形成していること
    を特徴とする即席麺用包装容器。
  2. 【請求項2】容器口縁部に設けた幅広部の下方におい
    て、容器本体の側壁に容器内方への凹入部を形成してい
    る請求項1記載の即席麺用包装容器。
  3. 【請求項3】蓋の湯切り用排出口は、外形を方形に形成
    した蓋および容器本体において、蓋周縁の一辺のほぼ全
    体にわたって形成した複数の小孔にて形成したことを特
    徴とする請求項1または2記載の即席麺用包装容器。
JP1997003312U 1997-04-25 1997-04-25 即席麺用包装容器 Expired - Lifetime JP3042858U (ja)

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