JP3042240U - 大径管支持具 - Google Patents

大径管支持具

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JP3042240U
JP3042240U JP1997001859U JP185997U JP3042240U JP 3042240 U JP3042240 U JP 3042240U JP 1997001859 U JP1997001859 U JP 1997001859U JP 185997 U JP185997 U JP 185997U JP 3042240 U JP3042240 U JP 3042240U
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diameter pipe
diameter
pipe
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JP1997001859U
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Inventor
邦廣 海老澤
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有限会社海老澤工業
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常では旋盤(パイプのネジ切り用旋盤を含
む)のチャッキング部にチャッキングできないような大
径管(例えば、ダクト管)を、これにチャッキングでき
るようにした大径管支持具を提供する。 【解決手段】 旋盤のチャッキング部にチャッキング可
能な太さを有するシャフトを形成し、該シャフトに大径
管の内径に適合できる外径を有する複数の支承部材を所
定間隔を隔てて固設し、該支承部材のうち、チャッキン
グ側に最も近い支承部材に、大径管を固定させる緊締手
段を取り付け、総ての大径管を旋盤にセッティングでき
るように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、通常では旋盤(パイプのネジ切り用旋盤を含む)のチャッキング部 にチャッキングできないような大径管(例えば、ダクト管)を、これにチャッキ ングできるようにした大径管支持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、鉄筋コンクリートからなる建物では室内換気などのために、図7に示 す如く、ダクト管1が天井裏に沿って配管される。このダクト管の配管に当たり 管端1aを外壁2に取付けた風防3に連結するために建物の壁又は梁4に貫通穴 5をあけ、該梁貫通穴5にダクト管1を挿通させていた。
【0003】 前記ダクト管1は亜鉛めっき鋼板薄板(トタン)からなるスパイラル管が用い られることが多く、前記梁貫通穴5を挿通させた部分Aには結露が発生し易く錆 易くなることから、この部分Aに防触テープ6を巻いて錆させない処理を施して から、梁貫通穴3とダクト管1の周囲の内外部の隙間にシーリング用モルタル7 を注入していた。なお、図7中、8は窓、9aは床、9bは天井である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ダクト管1の梁貫通部分Aに防触テープ6を巻く方法とし ては総て手作業で行われているのが現状であり、従って、多くの時間と労力が掛 っていた。そこで本考案者はこの時間と労力の省力化を図るため、建築現場に通 常持ち込まれてパイプのカッティングやネジ切り用などとして使用されている旋 盤のチャッキング部にダクト管をチャッキングさせて回転させれば、防触テープ 6の巻き付け作業が簡易にしかも短時間で行えることを見出し、長年にわたる研 究の結果、遂に本発明を完成した。
【0005】 しかして、本考案の目的とするところは、ダクト管を含む総ての大径管を旋盤 (パイプのカッティング用・ネジ切り用旋盤を含む)のチャッキング部にチャッ キングするための大径管支持具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案に係る大径管支持具は、旋盤のチャッキング 部にチャッキング可能な太さを有するシャフトを形成し、該シャフトに大径管の 内径に適合できる外径を有する複数の支承部材を所定間隔を隔てて固設し、該支 承部材のうち、チャッキング側に最も近い支承部材に、大径管を固定させる緊締 手段を取り付け、総ての大径管を旋盤にセッティングできるように構成した。
【0007】 また、請求項2に記載の考案に係る大径管支持具は、前記チャッキング側に最 も近い支承部材が、ドラム状に形成され、他の支承部材が円盤状であることを特 徴とし、大径管の基端部(チャッキング側の端部)を安定的に支持及び固定でき るように構成した。
【0008】 さらに、請求項3に記載の考案に係る大径管支持具は、前記緊締手段が、前記 ドラム状支承部材の端面に基部を固定し、上部をドラム周面に沿うように鉤状に 屈曲してなる鉤部材と、該鉤部材の屈曲片に設けた雌ネジ穴に螺挿した雄ネジ部 材とからなることを特徴とし、緊締手段を構造的に簡易にして取り扱い易くする とともに、頑強にして故障が起こり難いように構成した。
【0009】 さらにまた、請求項4に記載の考案に係る大径管支持具は、前記支承部材の外 径が、内径の異なる大径管に適合できるよう可変可能になっていることを特徴と し、例えば、大径管が92φ、122φ、147φ、197φの如くサイズが決 まっている場合において、支承部材をこの大径管サイズに合わせて可変可能に構 成した。勿論、支承部材をカメラの絞り機構の如く無段階に拡張変更できる機構 を採用することも可能である。
【0010】
【考案の実施の形態】 次に、本考案の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1は本願大径管 支持具の斜視図、図2は本願大径管支持具をパイプのカッティング用・ネジ切り 用旋盤のチャッキング部にチャッキングした状態を示す斜視図、図3は本願大径 管支持具をパイプのカッティング用・ネジ切り用旋盤のチャッキング部にチャッ キングした状態を示す正面図、図4は大径管に防触テープを巻いている状態を示 す正面図、図5は支承部材に大径サイズの交換部材をネジ止めした状態を示す本 願大径管支持具の一部省略拡大正面図、図6は図5のA−A′線矢視方向の断面 図である。
【0011】 図において、10はシャフトで、該シャフト10は、図2の如く、パイプのカ ッティング用・ネジ切り用旋盤11のチャッキング部12にチャッキング可能な 太さになっている。この太さは具体的には34φ程度が良いがこの数値に限定す る必要はない。
【0012】 なお、シャフト10はその全域がチャッキング可能な太さになっている必要は なく、チャッキング域となる基端部10aが前記太さになっていれば足り、先端 部10b側の太さは自由である。このシャフト10の基端部10aの長さ(チャ ッキング域)は、具体的には500mm程度を必要とするがこの数値にも限定さ れない。
【0013】 前記シャフト10の先端部10bには前記ダクト管1を含む大径管13の内径 に適合できる外径Hを有する複数の支承部材14、15が所定間隔Lを隔てて固 設されている。この間隔Lとして具体的には350mm程度をとると、前記大径 管13をその長さ方向にほぼ水平に支承することが可能となる。勿論、この数値 にも限定する必要はない。
【0014】 前記支承部材14、15のうち、チャッキング側に最も近い支承部材14には 前記大径管13を固定させる緊締手段16が設けられている。この緊締手段16 が設けられる支承部材14は大径管13の基端部(チャッキング側の端部)を安 定的に支持及び固定できるようにドラム状に形成され、他の支承部材15は単に 円盤状であってよい。
【0015】 前記緊締手段16は前記ドラム状支承部材14の端面14aに基部を固定し、 上部をドラム周面14bに沿うように鉤状に屈曲してなる鉤部材16aと、該鉤 部材16aの屈曲片に雌ネジ穴を設け、該雌ネジ穴に螺挿した雄ネジ部材16b とからなる。前記緊締手段16をこのような構造にしたのは図3の如く、ドラム 状支承部材14に大径管13の基端部を嵌入し、雄ネジ部材16bを締めるだけ で大径管13を固定できるから、簡易にして取り扱い易く、しかも頑強にして故 障が起こり難い構造にするためである。
【0016】 前記支承部材14、15の外径は、前記大径管13の内径が異るに合わせて可 変可能にすると良い。例えば、大径管が92φ、122φ、147φ、197φ の如く4サイズがあると仮定した場合において、前記シャフト10の先端部に固 設した支承部材14、15は大径管13のうち最小の内径のもの(92φ)に適 合できる外径H1 としておき、この支承部材14、15の端面の同一円上に複数 のボルト17を植設し、他の122φ、147φ、197φの大径管13のそれ ぞれに適合できる外径Hn の交換用支承部材14A、15Aを用意し、これに前 記ボルト17に合致するボルト穴18を設けておく。
【0017】 しかして、92φの大径管から122φの大径管に変更するときは、92φ用 の支承部材14、15の端面に、交換用支承部材14A、15Aを図5の二点鎖 線の如くボルト17にボルト穴18が合致するように重ね、ナット19で締めれ ばよい。この場合、前記緊締手段16の鉤部材16aが邪魔になるが、交換用支 承部材14A、15Aに鉤部材16aを避ける切り込み20を設けておけば解決 できる(図6参照)。なお、交換用支承部材14Aには専用の緊締手段16Aが 設けられていることは勿論である。
【0018】 なお、図示していないが、前記支承部材14、15をカメラの絞り機構の如く 無段階に拡張変更できる機構を採用することも可能である。
【0019】 次に、上記実施形態に示した大径管支持具の作用について述べる。まず、本願 大径管支持具のシャフト10の基端部10aを、図2の如く、パイプのカッティ ング用・ネジ切り用旋盤11のチャッキング部12にチャッキングする。
【0020】 しかる後、該シャフト10の先端部10bに備えた支承部材14、15に大径 管13を適合させる。この場合、ドラム状支承部材14の端面14aに設けた鉤 部材16aの屈曲片の雌ネジ穴に螺挿した雄ネジ部材16bを緩めておく。そし て大径管13の基端部を十分に奥まで嵌入させた後、前記雄ネジ部材16bを締 めれば、ドラム状支承部材14に大径管13を確実に固定できる。この場合、大 径管13の長さが長いときは、図3、図4の如く、大径管13の先端側下面を大 径管受台21で受けるようにしてもよい。
【0021】 しかして、パイプのカッティング用・ネジ切り用旋盤11を駆動し、前記大径 管13を円周方向に回転させて、図4の如く、防触テープ6を巻きつける。この 場合、大径管13の梁貫通穴に相当する部分を予め画定し、その部分に防触テー プ6を巻き付けるが、大径管13が円周方向に回転しているため、作業者は防触 テープ6の係止手段22を把持しているだけでよく、短時間にして効率的に巻き 付けを完了できる。
【0022】
【考案の効果】
以上説明した如く、本考案に係る大径管支持具は、旋盤のチャッキング部にチ ャッキング可能な太さを有するシャフトを形成し、該シャフトに大径管の内径に 適合できる外径を有する複数の支承部材を所定間隔を隔てて固設し、該支承部材 のうち、チャッキング側に最も近い支承部材に、大径管を固定させる緊締手段を 取り付けたことを特徴としているから、本来、大径過ぎてチャッキング不能の大 径管を旋盤に確実にチャッキングさせることができるという優れた効果を奏する ものである。
【0023】 また、請求項2に記載の考案に係る大径管支持具は、前記チャッキング側に最 も近い支承部材が、ドラム状に形成され、他の支承部材が円盤状であることを特 徴としているから、大径管の基端部を安定的に支持及び固定できるという優れた 効果を奏するものである。
【0024】 さらに、請求項3に記載の考案に係る大径管支持具は、前記緊締手段が、前記 ドラム状支承部材の端面に基部を固定し、上部をドラム周面に沿うように鉤状に 屈曲してなる鉤部材と、該鉤部材の屈曲片に設けた雌ネジ穴に螺挿した雄ネジ部 材とからなることを特徴としているから、緊締手段を構造的に簡易にして取り扱 い易くするとともに、頑強にして故障が起こり難くできるという優れた効果を奏 するものである。
【0025】 さらにまた、請求項4に記載の考案に係る大径管支持具は、前記支承部材の外 径が、内径の異なる大径管に適合できるよう可変可能になっていることを特徴と しているから、大径管の内径の大きさを問わず、旋盤にチャッキングさせること ができるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願大径管支持具の斜視図である。
【図2】本願大径管支持具をパイプのカッティング用・
ネジ切り用旋盤のチャッキング部にチャッキングした状
態を示す斜視図である。
【図3】本願大径管支持具をパイプのカッティング用・
ネジ切り用旋盤のチャッキング部にチャッキングした状
態を示す正面図である。
【図4】大径管に防触テープを巻いている状態を示す正
面図である。
【図5】支承部材に大径サイズの交換部材をナット止め
した状態を示す本願大径管支持具の一部省略拡大正面図
である。
【図6】図5のA−A′線矢視方向の断面図である。
【図7】大径管の配管状態の一例を示す建物の部分断面
図である。
【符号の説明】
1 ダクト管 2 梁 3 梁貫通穴 4 外壁 5 風防 6 防触テープ 7 モルタル 10 シャフト 10a 基端部 10b 先端部 11 パイプのカッティング用・ネジ切り用旋盤 12 チャッキング部 13 ダクト管を含む大径管 14 ドラム状支承部材 15 支承部材 16 緊締手段 16a 鉤部材 16b 雄ネジ部材 17 ボルト 18 ボルト穴 19 ナット 20 切り込み 21 大径管受台 22 防触テープの係止手段

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋盤のチャッキング部にチャッキング可
    能な太さを有するシャフトを形成し、該シャフトに大径
    管の内径に適合できる外径を有する複数の支承部材を所
    定間隔を隔てて固設し、該支承部材のうち、チャッキン
    グ側に最も近い支承部材に、大径管を固定させる緊締手
    段を取り付けたことを特徴とする大径管支持具。
  2. 【請求項2】 前記チャッキング側に最も近い支承部材
    が、ドラム状に形成され、他の支承部材が円盤状である
    ことを特徴とする請求項1に記載の大径管支持具。
  3. 【請求項3】 前記緊締手段が、前記ドラム状支承部材
    の端面に基部を固定し、上部をドラム周面に沿うように
    鉤状に屈曲してなる鉤部材と、該鉤部材の屈曲片に設け
    た雌ネジ穴に螺挿した雄ネジ部材とからなることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の大径管支持具。
  4. 【請求項4】 前記支承部材の外径が、内径の異なる大
    径管に適合できるように可変可能になっていることを特
    徴とする請求項1〜3のうちの1に記載の大径管支持
    具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109702505A (zh) * 2017-10-26 2019-05-03 昊瑞森(固安)能源科技有限公司 一种用于锯切时支撑铝合金管材的支撑装置及锯切系统和方法

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