JPH0671625B2 - 巻込鋼管の製造方法 - Google Patents

巻込鋼管の製造方法

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JPH0671625B2
JPH0671625B2 JP60091875A JP9187585A JPH0671625B2 JP H0671625 B2 JPH0671625 B2 JP H0671625B2 JP 60091875 A JP60091875 A JP 60091875A JP 9187585 A JP9187585 A JP 9187585A JP H0671625 B2 JPH0671625 B2 JP H0671625B2
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pipe
steel pipe
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rolled
tubular body
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利弘 黄瀬
孝 佐々木
庄三 菊地
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、水道用鋼管等として使用される巻込鋼管の製
造方法に関する。
<従来の技術> 水道工事等において大口径の上下水道管等を敷設する場
合、従来は工場内において鋼板を折り曲げて円筒体と
し、軸方向両端縁部を互いに溶接して管体を製造し、こ
れら管体を配管現場に搬入し、複数の管体を互いに端部
円周溶接して連結して配管を行つていた。しかし、この
ような工事方法では、あらかじめ大口径に形成した管体
を工場から現場まで運搬せねばならないため、甚だ運搬
効率が悪い。また、隧道内等に配管する場合には、搬入
が困難である。
そこで最近では、管体材料の軸方向溶接を行わずに一方
の端縁部を内側に巻き込んだ巻込鋼管の状態で現場に運
搬し、現場で巻込みを戻して軸方向ならびに円周方向溶
接を行つて配管する工法が採用されるようになつて来
た。これは、特に古い管路の補修や隧道の補修補強等の
場合に、新管を旧管内に挿入するいわゆるパイプ・イン
・パイプ工法によく用いられる。
上記パイプ・イン・パイプ工法には、前記のように軸方
向溶接を行つて製造した普通鋼管を挿入する方法と、前
記巻込鋼管を挿入する方法とがある。第8図は普通鋼管
を使用する工法を、第9図は巻込鋼管を使用する工法を
示した説明図である。
巻込鋼管とは、工場または現地仮工場において鋼板をロ
ーラー加工して折り曲げ略円筒体とし、軸方向溶接を行
わないで端縁部を内側に巻き込んだ状態で運搬し、配管
現場で軸方向溶接を行う鋼管をいう。巻込鋼管を使用す
る第9図のような工法においては、新管挿入時の口径を
できるだけ小さくし、工事終了後の新管内径を旧管内径
に近づけることができるので、管路の流水断面を大きく
できる。また、挿入時の新管口径が小さいため、管路に
曲がり部があつても、普通鋼管の場合よりも長い管長の
ものが挿入できるという利点がある。
<発明が解決しようとする問題点> 工場において巻込鋼管を製造する一般的方法は、第6図
のように鋼板をローラー加工して折り曲げた管体材料1
を、第7図のように端縁部の重ね代、すなわち巻込み代
が所定値になるまでローラーによつて曲げ加工を行つて
管体1aとするものである。しかし、所定の巻込み代にな
るまで曲げ加工を行うと、所要の管半径より小さな曲率
半径となるように鋼板に強制的に塑性曲げを与えなけれ
ばならず、配管現場で拡管する場合に、実際の管内径の
真円に修正するのに多大の時間を要し、甚だ面倒な作業
となる。また、巻込み代が多くなると工場での曲げ加工
に要する時間も多くなり、加工設備の稼働効率が悪く不
経済である。
本発明は、上記のような従来の巻込鋼管の製造方法にお
ける問題点を解消するため、管体材料に強制的な塑性曲
げを与えることなく、自然な状態で巻込みを行うように
した巻込鋼管の製造方法を提供しようとするものであ
る。
<問題点を解決するための手段> 本発明の巻込鋼管の製造方法は、鋼板を折り曲げて形成
した端縁部未接合の略円筒状の管体材料の外周にワイヤ
ロープを巻き付け、該ワイヤロープの少なくとも一端を
牽引してワイヤロープにより前記管体材料外径に緊縮力
を作用させ、管体材料の一方の端縁部を管体材料鋼板内
面に巻き込むことを特徴とする。
<作用> 本発明方法においては、外周にワイヤロープを巻き付け
られた管体材料はワイヤロープによりその外径に緊縮力
を受け、塑性曲げを起こすことなく弾性曲げによる自然
な状態の巻込みが行われ、仮止めの上配管現場に運搬さ
れる。従つて、配管現場においては、前記仮止めを外す
ことにより、容易に拡管が行われる。
<実施例> 以下、本発明方法の詳細を実施例に基づき、図面によつ
て説明する。
本発明方法において、先ず管体材料1は第6図に示すよ
うに、鋼板の両端縁部を所定の曲率半径に耳曲げしたも
のを、ローラー加工によつて全体として所定の曲率半径
となるように曲げ加工を施される。このように曲げ加工
された管体材料1は、この加工完了時点で第5図に示し
たような固定金具2で両端縁部を重ねて仮止めされ、第
3図のような状態となる。この第3図に示したような管
体材料1が第1図及び第2図に示した巻込み装置に送り
込まれ、巻込み作業が行われる。
第1図は本発明方法に使用される巻込み装置の一実施例
を示す正面図、第2図はその側面図である。図に見られ
るように、この巻込み装置は固定治具3、回転治具4、
駆動装置5及びワイヤロープ6から構成されている。
前記第3図に示された管体材料1は、回転治具4のロー
ラー上に転動可能に載置される。ワイヤロープ6は、一
端を固定治具3に固定され、管体材料1外周に巻き付け
られたうえ、駆動装置5の回転ドラムに巻き付けられ
る。ここで、前記第3図の状態で管体材料1の端縁部を
仮止めしていた固定金具2を取り外し、駆動装置5を運
転して回転ドラムを回転させると、ワイヤロープ6には
図示矢印方向に牽引力が働き、ワイヤロープ6が巻き付
けられた管体材料1外径にはワイヤロープ6による緊縮
力が作用すると共に、管体材料1の自重によるすべり力
等も作用し、管体材料1の端縁部は弾性曲げの自然な状
態で内側へ巻き込まれ、図示の管体1aのように縮径され
た状態となる。このようにして、所定の重ね代、すなわ
ち巻込み代となるまで巻き込まれた管体1aは、第4図の
ように固定金具2によつて仮止めされ、この状態で配管
現場まで搬送される。この場合の固定金具2は、図のよ
うに管体1aの外側端縁部及び内側端縁部近傍の二箇所に
取り付けられるのが好ましい。配管現場においては、こ
の固定金具2を取り外し、端縁部を自由な状態にして拡
管が行われる。
以上は本発明方法の一実施例を示したものであるが、他
の実施例として、前記の回転治具4を設けず、管体材料
1を例えば定盤等の上に置いてワイヤロープ6を巻き付
け、前述の操作を行うこともできる。さらに他の実施例
としては、前記の固定治具3を設けず、巻付け装置の両
側に駆動装置5を設けてワイヤロープ6の両端に牽引力
を作用させ、前述の第一又は第二の実施例と同様の操作
を行うようにしてもよい。
<発明の効果> 本発明の巻込鋼管の製造方法によれば、ワイヤロープの
牽引力によつて管体材料に緊縮力を作用させ、自然な弾
性曲げの状態で所定の巻込み代となるまで巻込みを行う
ことができる。従つて、管体を容易に所要の縮径状態と
して運搬できると共に、配管現場における拡管作業も容
易に行い得る。また、巻込み工程を曲げ加工工程と別個
の設備で行うから、曲げ加工設備の稼動率が向上する。
なお、前述の回転治具を設けた場合は、巻込み工程を一
層容易に遂行することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明方法に用いられる巻込み装置の一実施例
の正面図、第2図はその側面図、第3図は巻込み前の管
体材料の状態を示す図、第4図は巻込み完了後の管体を
示す図、第5図は固定金具の断面図、第6図は管体材料
の曲げ加工状況を示す図、第7図は従来の一般的巻込み
方法を示す図、第8図は普通鋼管による配管工法の説明
図、第9図は巻込鋼管による配管工法の説明図である。 図面中、 1は管体材料、1aは管体、2は固定金具、3は固定治
具、4は回転治具、5は駆動装置、6はワイヤロープで
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼板を折り曲げて形成した端縁部未接合の
    略円筒状の管体材料の外周にワイヤロープを巻き付け、
    該ワイヤロープの少なくとも一端を牽引してワイヤロー
    プにより前記管体材料外径に緊縮力を作用させ、管体材
    料の一方の端縁部を管体材料鋼板内面に巻き込むことを
    特徴とする巻込鋼管の製造方法。
JP60091875A 1985-04-27 1985-04-27 巻込鋼管の製造方法 Expired - Lifetime JPH0671625B2 (ja)

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