JP3039763B2 - 防火建築用板 - Google Patents

防火建築用板

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JP3039763B2
JP3039763B2 JP7060030A JP6003095A JP3039763B2 JP 3039763 B2 JP3039763 B2 JP 3039763B2 JP 7060030 A JP7060030 A JP 7060030A JP 6003095 A JP6003095 A JP 6003095A JP 3039763 B2 JP3039763 B2 JP 3039763B2
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plate
superposed
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正 福原
重郎 中村
勝二 向井
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三晃金属工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の屋根又は壁等
の外囲体を構成し、特に防火性に優れるとともに、生産
性,信頼性及び低価格等の利点を有する防火建築用板に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、建築用の防火材(30分耐火
のもの)として種々のタイプのものが開発され、屋内の
仕切り壁等として使用されている。このような防火材と
しては、主にハニカムボードが存在し、該ハニカムボー
ドは板面状のハニカム材の両面に合板,金属板等が張り
付けられたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なタイプの防火材は、屋内等において、仕切り壁として
使用するものが特に多いが、外壁,屋根等の外囲体とし
て使用する場合には、防火性ハニカムを芯材として不燃
性の被覆板内に装着するものである。このような30分
耐火の防火建材として両面パーライト板張りアルミハニ
カム版板等が存在している。しかし、このようなタイプ
のものは、製造工程,施工性等においてそれぞれ一長一
短がある。そこで、特に安価で信頼性がある防火材が要
望されている。
【0004】
【課題を解決するため手段】そこで、発明者は上記課題
を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、平
坦状の表面主板の幅方向両端より略直角状に側部を形成
し、該側部には被嵌合部を形成し、その一方の側部の下
端より外方に重合表面部を、他側端より外方に被重合表
面部を形成した表面側材と、裏面主板の幅方向一方に重
合裏面部を、他端側に被重合裏面部を夫々設けた裏面側
材と、コアの片面にシリカボードを装着した板状芯材と
からなり、表面側材と裏面側材との間に板状芯材を装着
し、重合表面部と重合裏面部とで重合突出部を構成し、
被重合表面部と被重合裏面部とで被重合突出部を構成し
てなる防火建築用板としたことにより、防火性に優れ、
且つ壁,屋根等の施工においては施工性が良好であり、
上記課題を解決したものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明の防火建築用板は、図1,図2等に示すよ
うに、表面側材A1 ,裏面側材A2 ,板状芯材Bとから
構成されている。その表面側材A1 は表面主板1の幅方
向一端より略直角状に側部2,2が形成され、該側部
2,2には被嵌合部3,3が形成されている。該被嵌合
部3は、具体的には側部2の外方に略三角形状に突出形
成されたものである。また、被嵌合部3の変形例として
は、図示しないが側部2より内方側に引っ込むような、
溝形状に形成される実施例も存在しており、前記突出状
タイプの被嵌合部3とともに、いずれの形状にもするこ
とができる。
【0006】そして、一方の側部2の下端には外方に重
合表面部4が屈曲形成されており、他側端には外方に被
重合表面部5が屈曲形成されている。また、裏面側材A
2 では裏面主板6の幅方向一方に重合裏面部7が、他端
側に被重合裏面部8が夫々形成されている〔図2(A)
及び(B)参照〕。
【0007】その表面側材A1 と裏面側材A2 とは、表
面主板1と裏面主板6とが対向して、その間に板状芯材
Bが配置されるようになっている。該板状芯材Bは、3
0分以上の加熱に耐えうる防火材として使用されるもの
で、図2(B)及び図4に示すように、板面状のコア1
0及びシリカボード11から構成されており、そのコア
10の片面にシリカボード11が装着されたものであ
る。
【0008】そのコア10は、ケイ酸マグネシウム材か
ら形成されている。また、シリカボード11は、具体的
には、シリカ発泡粒子,コロイダルシリカ及び水酸化マ
グネシウムから構成されている。その構成比率の一例を
示すと、シリカ発泡粒子72%,コロイダルシリカ18
%,水酸化マグネシウム10%である。
【0009】そのシリカボード11と板面状のコア10
との装着状態は、図3,図4等に示すように、コア10
の片側表面部分がシリカボード11に対して侵入する構
造に構成されている。これは、時間経過とともに硬化す
るシリカボード11の原材料が液体状のときにコア10
の表面を液体状の原材料に侵してその原材料を硬化させ
て板状芯材Bを形成するものである。
【0010】その板状芯材Bは、前述したように、板面
状のコア10の片面にシリカボード11が装着されたも
のであり、図1,図2等に示すように、そのシリカボー
ド11装着側が表面側材A1 の表面主板1に面して表面
側材A1 と裏面側材A2 との間に装着される。また、図
6に示すように、板状芯材Bのシリカボード11装着側
が裏面側材A2 の裏面主板6に面して表面側材A1 と裏
面側材A2 との間に装着されることもある。
【0011】その表面側材A1 の表面主板1と裏面側材
2 の裏面主板6は、前述したように板状芯材Bを間に
挟まれ、重合表面部4と重合裏面部7とが上下に当接さ
れて重合突出部A3 が形成され、被重合表面部5と被重
合裏面部8とが上下に当接されて、被重合部A4 が構成
される(図2,図3参照)。
【0012】また、さらに、重合表面部4と重合裏面部
7との間には連結部用芯材12が挟まれる実施例も存在
する(図7参照)。その連結部用芯材12は、板状芯材
Bのシリカボードと同一材質のものから形成されたもの
である。その連結部用芯材12を挟持状態で支持する重
合表面部4と重合裏面部7については、まず重合表面部
4の外端より下方に垂下状屈曲端縁4aが形成され、同
様に重合裏面部7の外端より垂直状に立ち上り屈曲端縁
7aが形成されている(図3参照)。そして、重合表面
部4と重合裏面部7とで連結部用芯材12を挟持すると
ともに、垂下状屈曲端縁4a及び立ち上り屈曲端縁7a
にて連結部用芯材12を包み込むように構成され重合突
出部A3 となる。
【0013】キャップ材Cは、長手方向に長尺であり、
図5に示すように、頂部15の幅方向(長手方向に直交
する方向)両側端より嵌合脚部16,16が形成されて
おり、その嵌合脚部16,16は、前記被嵌合部3,3
に嵌合固着するものであって、嵌合脚部16,16は、
被嵌合部3,3と略同形状をなし、キャップ材Cが側部
2,2間内に納まりつつ、嵌合脚部16,16が被嵌合
部3,3に嵌合するものである。
【0014】まず、胴縁等の構造材17に本発明の防火
建築用板が複数併設され、隣接する防火建築用板の重合
突出部A3 が被重合部A4 に重合して連結状態とする。
そして、連結状態の被重合部A4 と重合突出部A3 に貫
通するようにボルト等の固着具18にて構造材17上に
固着される。その対向する側部2,2に形成された被嵌
合部3,3間にキャップ材Cが嵌合され固着される(図
5,図8参照)。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明においては、平坦状の表
面主板1の幅方向両端より略直角状に側部2,2を形成
し、該側部2,2には被嵌合部3,3を形成し、その一
方の側部2の下端より外方に重合表面部4を、他側端よ
り外方に被重合表面部5を形成した表面側材A1 と、裏
面主板6の幅方向一方に重合裏面部7を、他端側に被重
合裏面部8を夫々設けた裏面側材A2 と、コア10の片
面にシリカボード11を装着した板状芯材Bとからな
り、表面側材A1 と裏面側材A2 との間に板状芯材Bを
装着し、重合表面部4と重合裏面部7とで重合突出部A
3 を構成し、被重合表面部5と被重合裏面部8とで被重
合突出部A4 を構成してなる防火建築用板としたことに
より、先ず第1に防火性に優れたものとするのみなら
ず、軽量且つ強固なものとすることができるし、第2に
低価格にて提供できるし、第3に本発明の防火建築用板
同士の連結を簡易且つ迅速にできる等施工性においても
優れたものである。
【0016】上記効果を詳述すると、板状芯材Bはコア
10とシリカボード11から構成されており、板面状の
コア10の片面に夫々シリカボード11を装着したもの
である。それゆえに、板状芯材Bの耐久性及び強度等の
性能は単にハニカム板材のみからなるものよりも優れた
ものにできる。このような板状芯材Bを表面側材A1
裏面側材A2 内部に装着することで、本発明の防火建築
用板は、その防火性に優れたものとし、30分以上の出
火に十分耐えうるものにすることができる。
【0017】さらには、強度,耐久性に優れ、且つ従来
のように、内部に防火性材料を充填したものよりも軽量
なものとすることができる。さらに、従来タイプの防火
建築用材に比較して構造が簡単であり、低価格にて提供
することができる。また、表面側材A1 は平坦状の表面
主板1の幅方向一端より略直角状に側部2,2を形成
し、該側部2,2には被嵌合部3,3を形成し、その一
方の側部2の下端より外方に重合表面部4を、他側端よ
り外方に被重合表面部5を形成したものであり、また裏
面側材A2 は、裏面主板6の幅方向一方に重合裏面部7
を、他端側に被重合裏面部8を夫々設けたものである。
【0018】そして、表面側材A1 と裏面側材A2 との
間に板状芯材Bを装着し、さらに、重合表面部4と重合
裏面部7とで重合突出部A3 とし、被重合表面部5と被
重合裏面部8とを前記重合突出部A3 が重合可能となる
被重合部A4 とした構造であるために、本発明の防火建
築用板では、これらを母屋,胴縁等の構造材17上に複
数配置したときに、その隣接する防火建築用板同士は被
重合部A4 に重合突出部A3 を重合すれば、あとは、そ
の被重合部A4 と重合突出部A3 にボルト等の固着具1
8を貫通させて固定するのみで、極めて容易に屋根,壁
等の外囲体を施工することができるものである。
【0019】次に、請求項2においては平坦状の表面主
板1の幅方向両端より略直角状に側部2,2を形成し、
該側部2,2には被嵌合部3,3を形成し、その一方の
側部2の下端より外方に重合表面部4を、他側端より外
方に被重合表面部5を形成した表面側材A1 と、裏面主
板6の幅方向一方に重合裏面部7を、他端側に被重合裏
面部8を夫々設けた裏面側材A2 と、コア10の片面に
シリカボード11を装着した板状芯材Bとからなり、表
面側材A1 と裏面側材A2 との間に板状芯材Bを装着
し、重合表面部4と重合裏面部7との間には連結部用芯
材12を設けて重合突出部A3 とし、被重合表面部5と
被重合裏面部8とで被重合部A4 を構成してなる防火建
築用板としたことにより、本発明の防火建築用板では、
これらを母屋,胴縁等の構造材17上に複数配置したと
きに、その隣接する防火建築用板同士の連結重合箇所に
おける防火も十分なものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部切除して断面にした防火建築用板の斜視図
【図2】(A)は本発明の防火建築用板の縦断正面略示
図 (B)は表面側材と裏面側材と板状芯材とを分解した縦
断正面略示図
【図3】(A)は重合突出部側の縦断正面拡大図 (B)は被重合部側の縦断正面拡大図
【図4】板状芯材の要部拡大斜視図
【図5】本発明の防火建築用板の連結状態を示す縦断正
面拡大図
【図6】本発明の防火建築用板の別の実施例の縦断正面
略示図
【図7】別の実施例の重合突出部側の縦断正面拡大図
【図8】本発明の別の実施例の防火建築用板の連結状態
を示す縦断正面拡大図
【符号の説明】
1 …表面側材 1…表面主板 2…側部 3…被嵌合部 4…重合表面部 5…被重合表面部 A2 …裏面側材 6…裏面主板 7…重合裏面部 8…被重合裏面部 A3 …重合突出部 A4 …被重合部 B…板状芯材 10…コア 11…シリカボード 12…連結部用芯材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI E04F 13/12 E04F 13/12 J 101 101B (56)参考文献 特開 昭59−130947(JP,A) 実開 平3−125093(JP,U) 実開 平3−76911(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/94 B32B 3/06 E04D 3/35 E04F 13/08 - 13/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平坦状の表面主板の幅方向両端より略直
    角状に側部を形成し、該側部には被嵌合部を形成し、そ
    の一方の側部の下端より外方に重合表面部を、他側端よ
    り外方に被重合表面部を形成した表面側材と、裏面主板
    の幅方向一方に重合裏面部を、他端側に被重合裏面部を
    夫々設けた裏面側材と、コアの片面にシリカボードを装
    着した板状芯材とからなり、表面側材と裏面側材との間
    に板状芯材を装着し、重合表面部と重合裏面部とで重合
    突出部を構成し、被重合表面部と被重合裏面部とで被重
    合突出部を構成してなることを特徴とした防火建築用
    板。
  2. 【請求項2】 平坦状の表面主板の幅方向両端より略直
    角状に側部を形成し、該側部には被嵌合部を形成し、そ
    の一方の側部の下端より外方に重合表面部を、他側端よ
    り外方に被重合表面部を形成した表面側材と、裏面主板
    の幅方向一方に重合裏面部を、他端側に被重合裏面部を
    夫々設けた裏面側材と、コアの片面にシリカボードを装
    着した板状芯材とからなり、表面側材と裏面側材との間
    に板状芯材を装着し、重合表面部と重合裏面部との間に
    は連結部用芯材を設けて重合突出部とし、被重合表面部
    と被重合裏面部とで被重合部を構成してなることを特徴
    とした防火建築用板。
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