JP3210829B2 - 耐火ジョイント構造 - Google Patents
耐火ジョイント構造Info
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- JP3210829B2 JP3210829B2 JP06003195A JP6003195A JP3210829B2 JP 3210829 B2 JP3210829 B2 JP 3210829B2 JP 06003195 A JP06003195 A JP 06003195A JP 6003195 A JP6003195 A JP 6003195A JP 3210829 B2 JP3210829 B2 JP 3210829B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐火建築用板を使用し
て建築物の屋根又は壁等を施工した外囲体において、耐
火建築用板同士のジョイント部分の耐火性を特に優れた
ものとする耐火ジョイント構造に関する。
て建築物の屋根又は壁等を施工した外囲体において、耐
火建築用板同士のジョイント部分の耐火性を特に優れた
ものとする耐火ジョイント構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、建築用の耐火材として種々の
タイプのものが開発され、屋内の仕切り壁等として使用
されている。このような耐火材としては、主にハニカム
ボードが存在し、該ハニカムボードは板面状のハニカム
材の両面に合板,金属板等が張り付けられたものであ
る。
タイプのものが開発され、屋内の仕切り壁等として使用
されている。このような耐火材としては、主にハニカム
ボードが存在し、該ハニカムボードは板面状のハニカム
材の両面に合板,金属板等が張り付けられたものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なタイプの耐火材は、屋内等において、仕切り壁として
使用するものが特に多いが、外壁,屋根等の外囲体とし
て使用する場合には、耐火性ハニカムを芯材として不燃
性の被覆板内に装着するものである。このような耐火タ
イプの壁を構成する建材としてアルミニウム合金張り石
綿けい酸カルシウム板,軽量コンクリート入りの両面金
属板張り材,金属張水酸化アルミニウム混入フェノール
フォーム板等が存在している。このように従来タイプの
耐火建築用板では、それ自体においては、十分に耐火性
能を発揮することができる。しかし、耐火建築用板同士
を連結して壁等を構成した場合に、そのジョイント部分
の耐火性能に問題点があり、建材自体が優れた耐火性を
有していてもジョイント部分から出火する危険性があ
る。それゆえに、このジョイント部分における耐火性能
の強化が望まれている。
なタイプの耐火材は、屋内等において、仕切り壁として
使用するものが特に多いが、外壁,屋根等の外囲体とし
て使用する場合には、耐火性ハニカムを芯材として不燃
性の被覆板内に装着するものである。このような耐火タ
イプの壁を構成する建材としてアルミニウム合金張り石
綿けい酸カルシウム板,軽量コンクリート入りの両面金
属板張り材,金属張水酸化アルミニウム混入フェノール
フォーム板等が存在している。このように従来タイプの
耐火建築用板では、それ自体においては、十分に耐火性
能を発揮することができる。しかし、耐火建築用板同士
を連結して壁等を構成した場合に、そのジョイント部分
の耐火性能に問題点があり、建材自体が優れた耐火性を
有していてもジョイント部分から出火する危険性があ
る。それゆえに、このジョイント部分における耐火性能
の強化が望まれている。
【0004】
【課題を解決するため手段】そこで、発明者は上記課題
を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、平
坦状の表面主板の幅方向両端より略直角状に側部を形成
し、その一方の側部の下方には挿入突出部を形成し、他
端側の側部の下方には被挿入部を形成し、前記挿入突出
部には耐火用芯材を内装し、前記表面主板と適宜の間隔
をおいて裏面主板を設け、表面主板と裏面主板との間に
板面状のコアのいずれか一方側面にシリカボードを設け
た板状芯材を内装した耐火建築用板を構造材上に複数並
設し、その隣接する耐火建築用板の対向する挿入突出部
と被挿入部とを挿入接続して構造材上に固着してなる耐
火ジョイント構造としたことにより、ジョイント部分の
耐火性に優れ、且つ壁,屋根等の施工においては施工性
が良好であり、上記課題を解決したものである。
を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、平
坦状の表面主板の幅方向両端より略直角状に側部を形成
し、その一方の側部の下方には挿入突出部を形成し、他
端側の側部の下方には被挿入部を形成し、前記挿入突出
部には耐火用芯材を内装し、前記表面主板と適宜の間隔
をおいて裏面主板を設け、表面主板と裏面主板との間に
板面状のコアのいずれか一方側面にシリカボードを設け
た板状芯材を内装した耐火建築用板を構造材上に複数並
設し、その隣接する耐火建築用板の対向する挿入突出部
と被挿入部とを挿入接続して構造材上に固着してなる耐
火ジョイント構造としたことにより、ジョイント部分の
耐火性に優れ、且つ壁,屋根等の施工においては施工性
が良好であり、上記課題を解決したものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明では、先ず耐火建築用板Aについて述べる
と、該耐火建築用板Aは図2(B),図3等に示すよう
に、表面側材A1 ,裏面側材A2 ,板状芯材B及び耐火
用芯材12とから構成されている。その表面側材A
1 は、表面主板1の幅方向一端より略直角状に側部2,
2が形成され、該側部2,2には被嵌合部3,3が形成
されている。該被嵌合部3は、具体的には側部2の外方
に略三角形状に突出形成されたものである。また、被嵌
合部3の変形例としては、図示しないが側部2より内方
側に引っ込むような、溝形状に形成される実施例も存在
しており、前記突出状タイプの被嵌合部3とともに、い
ずれの形状にもすることができる。
する。本発明では、先ず耐火建築用板Aについて述べる
と、該耐火建築用板Aは図2(B),図3等に示すよう
に、表面側材A1 ,裏面側材A2 ,板状芯材B及び耐火
用芯材12とから構成されている。その表面側材A
1 は、表面主板1の幅方向一端より略直角状に側部2,
2が形成され、該側部2,2には被嵌合部3,3が形成
されている。該被嵌合部3は、具体的には側部2の外方
に略三角形状に突出形成されたものである。また、被嵌
合部3の変形例としては、図示しないが側部2より内方
側に引っ込むような、溝形状に形成される実施例も存在
しており、前記突出状タイプの被嵌合部3とともに、い
ずれの形状にもすることができる。
【0006】そして、一方の側部2の下端には外方に挿
入表面部4が屈曲形成されており、他側端には外方に被
挿入表面部5が屈曲形成されている。また、裏面側材A
2 では裏面主板6の幅方向一方に挿入裏面部7が、他端
側に被挿入裏面部8が夫々形成されている〔図2(B)
及び図4(A),(B)参照〕。
入表面部4が屈曲形成されており、他側端には外方に被
挿入表面部5が屈曲形成されている。また、裏面側材A
2 では裏面主板6の幅方向一方に挿入裏面部7が、他端
側に被挿入裏面部8が夫々形成されている〔図2(B)
及び図4(A),(B)参照〕。
【0007】その表面側材A1 と裏面側材A2 とは、表
面主板1と裏面主板6とが対向して、その間に板状芯材
Bが配置されるようになっている。該板状芯材Bは、1
時間以上の加熱に耐えうる耐火材として使用されるもの
で、図2(B),図4及び図5等に示すように、板面状
のコア10及びシリカボード11から構成されており、
そのコア10の両面にシリカボード11,11が装着さ
れている。
面主板1と裏面主板6とが対向して、その間に板状芯材
Bが配置されるようになっている。該板状芯材Bは、1
時間以上の加熱に耐えうる耐火材として使用されるもの
で、図2(B),図4及び図5等に示すように、板面状
のコア10及びシリカボード11から構成されており、
そのコア10の両面にシリカボード11,11が装着さ
れている。
【0008】或いは、板状芯材Bは板面状のコア10の
片面にシリカボード11が装着されることもあり、該変
形例ではシリカボード11は比較的厚く形成される〔図
6(A)及び(B)参照〕。そのコア10はケイ酸マグ
ネシウム材から形成され、シリカボード11はシリカ発
泡粒子,コロイダルシリカ及び水酸化マグネシウムから
構成されている。その構成比率の一例を示すと、シリカ
発泡粒子72%,コロイダルシリカ18%,水酸化マグ
ネシウム10%である。
片面にシリカボード11が装着されることもあり、該変
形例ではシリカボード11は比較的厚く形成される〔図
6(A)及び(B)参照〕。そのコア10はケイ酸マグ
ネシウム材から形成され、シリカボード11はシリカ発
泡粒子,コロイダルシリカ及び水酸化マグネシウムから
構成されている。その構成比率の一例を示すと、シリカ
発泡粒子72%,コロイダルシリカ18%,水酸化マグ
ネシウム10%である。
【0009】そのシリカボード11と板面状のコア10
との装着状態は、図4,図5等に示すように、コア10
の両表面部分がシリカボード11に対して侵入する構造
に構成されている。これは、時間経過とともに硬化する
シリカボード11の原材料が液体状のときにコア10の
表面を液体状の原材料に侵してその原材料を硬化させて
板状芯材Bを形成するものである。
との装着状態は、図4,図5等に示すように、コア10
の両表面部分がシリカボード11に対して侵入する構造
に構成されている。これは、時間経過とともに硬化する
シリカボード11の原材料が液体状のときにコア10の
表面を液体状の原材料に侵してその原材料を硬化させて
板状芯材Bを形成するものである。
【0010】その表面側材A1 の表面主板1と裏面側材
A2 の裏面主板6は、前述したように板状芯材Bを間に
挟み、さらに挿入表面部4と被挿入裏面部8との間には
耐火用芯材12が挟まれている。その耐火用芯材12
は、板状芯材Bのシリカボード11と同一材質のものか
ら形成されたものである。その耐火用芯材12を挟持状
態で支持する挿入表面部4と挿入裏面部7については、
まず挿入表面部4の外端より下方に垂下状屈曲端縁4a
が形成され、同様に挿入裏面部7の外端より垂直状に立
ち上り屈曲端縁7aが形成されている〔図4(A)参
照〕。そして、挿入表面部4と挿入裏面部7とで耐火用
芯材12を挟持するとともに、垂下状屈曲端縁4a及び
立ち上り屈曲端縁7aにて耐火用芯材12を包み込むよ
うにして、挿入突出部A3 となる。
A2 の裏面主板6は、前述したように板状芯材Bを間に
挟み、さらに挿入表面部4と被挿入裏面部8との間には
耐火用芯材12が挟まれている。その耐火用芯材12
は、板状芯材Bのシリカボード11と同一材質のものか
ら形成されたものである。その耐火用芯材12を挟持状
態で支持する挿入表面部4と挿入裏面部7については、
まず挿入表面部4の外端より下方に垂下状屈曲端縁4a
が形成され、同様に挿入裏面部7の外端より垂直状に立
ち上り屈曲端縁7aが形成されている〔図4(A)参
照〕。そして、挿入表面部4と挿入裏面部7とで耐火用
芯材12を挟持するとともに、垂下状屈曲端縁4a及び
立ち上り屈曲端縁7aにて耐火用芯材12を包み込むよ
うにして、挿入突出部A3 となる。
【0011】また、被挿入表面部5と被挿入裏面部8と
の間には、被挿入部材9が設けられている。該被挿入部
材9は、図4(B)に示すように、断面略コ字形状をな
し、被挿入表面部5の外端及び被挿入部材9の外端箇所
が夫々内方に折り返し状に屈曲され、被挿入部材9が被
挿入表面部5と被挿入裏面部8により固定され、これが
被挿入部A4 となる。
の間には、被挿入部材9が設けられている。該被挿入部
材9は、図4(B)に示すように、断面略コ字形状をな
し、被挿入表面部5の外端及び被挿入部材9の外端箇所
が夫々内方に折り返し状に屈曲され、被挿入部材9が被
挿入表面部5と被挿入裏面部8により固定され、これが
被挿入部A4 となる。
【0012】また、耐火建築用板Aに内装する耐火材は
上記コア10とシリカボード11,11の組み合わせ以
外のものであっても構わない。さらに、耐火建築用板A
には挿入突出部A3 と被挿入部A4 を形成し、被嵌合部
3,3を形成しない実施例も存在する。
上記コア10とシリカボード11,11の組み合わせ以
外のものであっても構わない。さらに、耐火建築用板A
には挿入突出部A3 と被挿入部A4 を形成し、被嵌合部
3,3を形成しない実施例も存在する。
【0013】キャップ材Cは、長手方向に長尺であり、
図1,図6(B)に示すように、頂部15の幅方向(長
手方向に直交する方向)両側端より嵌合脚部16,16
が形成されており、その嵌合脚部16,16は、前記被
嵌合部3,3に嵌合固着するものであって、嵌合脚部1
6,16は、被嵌合部3,3と略同形状をなし、キャッ
プ材Cが側部2,2間内に納まりつつ、嵌合脚部16,
16が被嵌合部3,3に嵌合するものである。
図1,図6(B)に示すように、頂部15の幅方向(長
手方向に直交する方向)両側端より嵌合脚部16,16
が形成されており、その嵌合脚部16,16は、前記被
嵌合部3,3に嵌合固着するものであって、嵌合脚部1
6,16は、被嵌合部3,3と略同形状をなし、キャッ
プ材Cが側部2,2間内に納まりつつ、嵌合脚部16,
16が被嵌合部3,3に嵌合するものである。
【0014】耐火建築用板Aにて壁等の外囲体を施工す
るには、まず胴縁等の構造材17に本発明の耐火建築用
板Aが複数並設され、隣接する耐火建築用板A,Aの挿
入突出部A3 が被挿入部A4 に挿入して連結状態とす
る。そして、連結状態の被挿入部A4 と挿入突出部A3
に貫通するようにボルト等の固着具18にて構造材17
上に固着される(図1参照)。その対向する側部2,2
に形成された被嵌合部3,3間にキャップ材Cが嵌合さ
れ固着される。これらを順次、繰り返して複数の耐火建
築用板A,A,…が並設した壁等の外囲体を施工する
〔図2(A)参照〕。
るには、まず胴縁等の構造材17に本発明の耐火建築用
板Aが複数並設され、隣接する耐火建築用板A,Aの挿
入突出部A3 が被挿入部A4 に挿入して連結状態とす
る。そして、連結状態の被挿入部A4 と挿入突出部A3
に貫通するようにボルト等の固着具18にて構造材17
上に固着される(図1参照)。その対向する側部2,2
に形成された被嵌合部3,3間にキャップ材Cが嵌合さ
れ固着される。これらを順次、繰り返して複数の耐火建
築用板A,A,…が並設した壁等の外囲体を施工する
〔図2(A)参照〕。
【0015】
【発明の効果】請求項1においては、平坦状の表面主板
1の幅方向両端より略直角状に側部2,2を形成し、そ
の一方の側部2の下方には挿入突出部A3 を形成し、他
端側の側部2の下方には被挿入部A4 を形成し、前記挿
入突出部A3 には耐火用芯材12を内装し、前記表面主
板1と適宜の間隔をおいて裏面主板6を設け、表面主板
1と裏面主板6との間に板面状のコア10のいずれか一
方側面にシリカボード11を設けた板状芯材Bを内装し
た耐火建築用板A,A,…を構造材17上に複数並設
し、その隣接する耐火建築用板A,Aの対向する挿入突
出部A3 と被挿入部A4 とを挿入接続して構造材17上
に固着してなる耐火ジョイント構造としたことにより、
先ず第1に耐火性に優れたものとするのみならず、軽量
且つ強固なものとすることができるし、第2に本発明の
耐火建築用板同士の連結を簡易且つ迅速にできる等施工
性に優れたものである。
1の幅方向両端より略直角状に側部2,2を形成し、そ
の一方の側部2の下方には挿入突出部A3 を形成し、他
端側の側部2の下方には被挿入部A4 を形成し、前記挿
入突出部A3 には耐火用芯材12を内装し、前記表面主
板1と適宜の間隔をおいて裏面主板6を設け、表面主板
1と裏面主板6との間に板面状のコア10のいずれか一
方側面にシリカボード11を設けた板状芯材Bを内装し
た耐火建築用板A,A,…を構造材17上に複数並設
し、その隣接する耐火建築用板A,Aの対向する挿入突
出部A3 と被挿入部A4 とを挿入接続して構造材17上
に固着してなる耐火ジョイント構造としたことにより、
先ず第1に耐火性に優れたものとするのみならず、軽量
且つ強固なものとすることができるし、第2に本発明の
耐火建築用板同士の連結を簡易且つ迅速にできる等施工
性に優れたものである。
【0016】上記効果を詳述すると、板状芯材Bはコア
10とシリカボード11,11から構成されており、板
面状のコア10の両面に夫々シリカボード11,11を
装着したものである。それゆえに、板状芯材Bを表面側
材A1 と裏面側材A2 内部に装着することで、本発明の
耐火建築用板は、その耐火性に優れたものであるのみな
らず、さらには、強度,耐久性に優れ、ジョイント部分
の耐火性とともに、耐火建築用板A,A,…にて構成し
た壁,屋根等の外囲体の耐火性能も向上させることがで
きる。
10とシリカボード11,11から構成されており、板
面状のコア10の両面に夫々シリカボード11,11を
装着したものである。それゆえに、板状芯材Bを表面側
材A1 と裏面側材A2 内部に装着することで、本発明の
耐火建築用板は、その耐火性に優れたものであるのみな
らず、さらには、強度,耐久性に優れ、ジョイント部分
の耐火性とともに、耐火建築用板A,A,…にて構成し
た壁,屋根等の外囲体の耐火性能も向上させることがで
きる。
【0017】これは、表面側材A1 は平坦状の表面主板
1の幅方向一端より略直角状に側部2,2を形成し、該
側部2,2には被嵌合部3,3を形成し、その一方の側
部2の下端より外方に挿入表面部4を、他側端より外方
に被挿入表面部5を形成したものであり、また裏面側材
A2 は、裏面主板6の幅方向一方に挿入裏面部7を、他
端側に被挿入裏面部8を夫々設けたものである。
1の幅方向一端より略直角状に側部2,2を形成し、該
側部2,2には被嵌合部3,3を形成し、その一方の側
部2の下端より外方に挿入表面部4を、他側端より外方
に被挿入表面部5を形成したものであり、また裏面側材
A2 は、裏面主板6の幅方向一方に挿入裏面部7を、他
端側に被挿入裏面部8を夫々設けたものである。
【0018】そして、表面側材A1 と裏面側材A2 との
間に板状芯材Bを装着し、さらに、挿入表面部4と挿入
裏面部7との間には耐火用芯材12を設けて挿入突出部
A3とし、被挿入表面部5と被挿入裏面部8とを前記挿
入突出部A3 が挿入可能となる被挿入部A4 とした構造
であるために、本発明の耐火建築用板では、これらを母
屋,胴縁等の構造材17上に複数配置したときに、その
隣接する耐火建築用板A,A同士は被挿入部A4 に挿入
突出部A3 を挿入すれば、あとは、その被挿入部A4 と
挿入突出部A3 にボルト等の固着具18を貫通させて固
定するのみで、極めて容易に屋根,壁等の外囲体を施工
することができるものである。
間に板状芯材Bを装着し、さらに、挿入表面部4と挿入
裏面部7との間には耐火用芯材12を設けて挿入突出部
A3とし、被挿入表面部5と被挿入裏面部8とを前記挿
入突出部A3 が挿入可能となる被挿入部A4 とした構造
であるために、本発明の耐火建築用板では、これらを母
屋,胴縁等の構造材17上に複数配置したときに、その
隣接する耐火建築用板A,A同士は被挿入部A4 に挿入
突出部A3 を挿入すれば、あとは、その被挿入部A4 と
挿入突出部A3 にボルト等の固着具18を貫通させて固
定するのみで、極めて容易に屋根,壁等の外囲体を施工
することができるものである。
【0019】次に、請求項2においては、平坦状の表面
主板1の幅方向両端より略直角状に側部2,2を形成
し、両側部2,2には被嵌合部3,3を形成し、その一
方の側部2の下方には挿入突出部A3 を形成し、他端側
の側部2の下方には被挿入部A4 を形成し、前記挿入突
出部A3 には耐火用芯材12を内装し、前記表面主板1
と適宜の間隔をおいて裏面主板6を設け、表面主板1と
裏面主板6との間に板面状のコア10のいずれか一方側
面にシリカボード11を設けた板状芯材Bを内装した耐
火建築用板A,A,…を構造材17上に複数並設し、そ
の隣接する耐火建築用板A,Aの対向する挿入突出部A
3 と被挿入部A4 とを挿入接続して構造材17上に固着
し、その対向する側部2,2間の被嵌合部3,3の両側
に嵌合脚部16,16を有するキャップ材Cの嵌合脚部
16,16を嵌合固着してなる耐火ジョイント構造とし
たことにより、耐火建築用板Aによる外囲体の施工が容
易で、且つジョイント箇所にはキャップ材Cが嵌合され
ていることから、該キャップ材Cとジョイント箇所にお
ける耐火用芯材12とが相乗的に作用し、隣接する耐火
建築用板A,Aのジョイント箇所における耐火性をより
一層向上させることができる。
主板1の幅方向両端より略直角状に側部2,2を形成
し、両側部2,2には被嵌合部3,3を形成し、その一
方の側部2の下方には挿入突出部A3 を形成し、他端側
の側部2の下方には被挿入部A4 を形成し、前記挿入突
出部A3 には耐火用芯材12を内装し、前記表面主板1
と適宜の間隔をおいて裏面主板6を設け、表面主板1と
裏面主板6との間に板面状のコア10のいずれか一方側
面にシリカボード11を設けた板状芯材Bを内装した耐
火建築用板A,A,…を構造材17上に複数並設し、そ
の隣接する耐火建築用板A,Aの対向する挿入突出部A
3 と被挿入部A4 とを挿入接続して構造材17上に固着
し、その対向する側部2,2間の被嵌合部3,3の両側
に嵌合脚部16,16を有するキャップ材Cの嵌合脚部
16,16を嵌合固着してなる耐火ジョイント構造とし
たことにより、耐火建築用板Aによる外囲体の施工が容
易で、且つジョイント箇所にはキャップ材Cが嵌合され
ていることから、該キャップ材Cとジョイント箇所にお
ける耐火用芯材12とが相乗的に作用し、隣接する耐火
建築用板A,Aのジョイント箇所における耐火性をより
一層向上させることができる。
【図1】本発明の耐火建築用板のジョイント部分の示す
縦断正面拡大図
縦断正面拡大図
【図2】(A)は本発明の耐火建築用板にて構成した外
囲体の略示図 (B)は耐火建築用板の実施例の縦断正面略示図
囲体の略示図 (B)は耐火建築用板の実施例の縦断正面略示図
【図3】一部切除して断面にした耐火建築用板の斜視図
【図4】(A)は挿入突出部側の縦断正面拡大図 (B)は被挿入部側の縦断正面拡大図
【図5】板状芯材の要部拡大斜視図
【図6】(A)は別の実施例の耐火建築用板の縦断正面
略示図 (B)は別の実施例の耐火建築用板のジョイント部分の
示す縦断正面拡大図
略示図 (B)は別の実施例の耐火建築用板のジョイント部分の
示す縦断正面拡大図
A…耐火建築用板 1…表面主板 2…側部 3…被嵌合部 6…裏面主板 B…板状芯材 10…コア 11…シリカボード 12…耐火用芯材 A3 …挿入突出部 A4 …被挿入部 C…キャップ材 16…嵌合脚部 17…構造材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI E04F 13/12 101 E04F 13/12 101E 101G (56)参考文献 特開 平7−3997(JP,A) 実開 昭62−85605(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/94 B32B 3/06 E04D 3/35 E04F 13/12
Claims (2)
- 【請求項1】 平坦状の表面主板の幅方向両端より略直
角状に側部を形成し、その一方の側部の下方には挿入突
出部を形成し、他端側の側部の下方には被挿入部を形成
し、前記挿入突出部には耐火用芯材を内装し、前記表面
主板と適宜の間隔をおいて裏面主板を設け、表面主板と
裏面主板との間に板面状のコアのいずれか一方側面にシ
リカボードを設けた板状芯材を内装した耐火建築用板を
構造材上に複数並設し、その隣接する耐火建築用板の対
向する挿入突出部と被挿入部とを挿入接続して構造材上
に固着してなることを特徴した耐火ジョイント構造。 - 【請求項2】 平坦状の表面主板の幅方向両端より略直
角状に側部を形成し、両側部には被嵌合部を形成し、そ
の一方の側部の下方には挿入突出部を形成し、他端側の
側部の下方には被挿入部を形成し、前記挿入突出部には
耐火用芯材を内装し、前記表面主板と適宜の間隔をおい
て裏面主板を設け、表面主板と裏面主板との間に板面状
のコアのいずれか一方側面にシリカボードを設けた板状
芯材を内装した耐火建築用板を構造材上に複数並設し、
その隣接する耐火建築用板の対向する挿入突出部と被挿
入部とを挿入接続して構造材上に固着し、その対向する
側部間の被嵌合部の両側に嵌合脚部を有するキャップ材
の嵌合脚部を嵌合固着してなることを特徴した耐火ジョ
イント構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06003195A JP3210829B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 耐火ジョイント構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06003195A JP3210829B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 耐火ジョイント構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08232365A JPH08232365A (ja) | 1996-09-10 |
JP3210829B2 true JP3210829B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=13130301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06003195A Expired - Fee Related JP3210829B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 耐火ジョイント構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3210829B2 (ja) |
-
1995
- 1995-02-24 JP JP06003195A patent/JP3210829B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH08232365A (ja) | 1996-09-10 |
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