JP2818927B2 - ユニット屋根パネルおよび屋根構造 - Google Patents

ユニット屋根パネルおよび屋根構造

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JP2818927B2
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彰 甲藤
隆 武内
芳彦 田中
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株式会社淀川製鋼所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物のドーム状ある
いはフラットな屋根等を葺くのに用いられるユニット屋
根パネル、および該ユニット屋根パネルで葺き上げた屋
根構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、競技場等の建築物では大型のド
ーム状屋根を有するが、そこでも他の建築物の屋根葺き
施工と同様に屋上で屋根板を1枚、あるいは数枚ずつ葺
いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の屋根葺
き工法では高所作業で作業能率が悪く、危険性も大き
い。そこで本発明の目的は、屋根葺き施工の合理化およ
び安全性が図れるユニット屋根パネルおよび屋根構造を
提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のユニット屋根パ
ネルは、図1および図2に示すように所要形状に枠組み
してなるパネル枠体2の上に野地板3を張設し、この野
地板3の上に、金属製の表裏面板9・10間に断熱材1
1を介在させてなるサンドイッチパネル4を複数枚、互
いに端どうしを凹凸嵌合により継ぎ合わせた状態で取り
付けてある。
【0005】本発明の屋根構造は、図4に示すように上
記構成のユニット屋根パネル1を屋根骨組17の上に取
り付け、ユニット屋根パネル1の端どうしは継ぎパネル
21を介して継ぎ合わせるとともに、継ぎパネル21の
端とユニット屋根パネル1の端との間に防水シール材2
2を介在させてある。
【0006】
【作用】本発明のユニット屋根パネルによれば、在来の
屋根板の複数枚分のサンドイッチパネル4および野地板
3を一体的に組み合わせてユニット化してあるので、こ
れを屋上にレッカー車で吊り上げて取り付けることによ
り屋上での施工工数を著しく減少できる。金属製の表裏
面板9・10間に断熱材11を介在させたサンドイッチ
パネル4は、本来の雨や露を防ぎ、日射を遮る機能のほ
かに断熱機能、防音・遮音機能をも発揮する。
【0007】サンドイッチパネル4の端どうしは凹凸嵌
合により継ぎ合わせてあるので、ボルトなどを要するこ
となく簡単に能率よく組み立てることができ、しかも雨
仕舞い良く継ぎ合わせることができる。サンドイッチパ
ネル4と野地板3の二重構造からなるユニット屋根パネ
ル1は、断熱性、防音性、遮音性をより一層高めること
ができる。パネル枠体2および野地板3はサンドイッチ
パネル4の撓み防止機能を発揮する。
【0008】本発明の屋根構造によれば、継ぎパネル2
1および防水シール材22により大型のユニット屋根パ
ネル1どうしも屋上に雨仕舞を良好にして継ぎ合わせる
ことができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明に係るユニット屋根パネルを一
部破断して示す平面図、図2は図1におけるA−A線断
面図である。このユニット屋根パネル1は、図示例では
ドーム状屋根の単位に適用できるように三角形状に形成
されているが、そのほかに、屋根形状に対応させて四角
形、台形などに形成することもできる。
【0010】ユニット屋根パネル1は、二等辺三角形状
に枠組みされたパネル枠体2と、このパネル枠体2の上
に張設した多数枚の野地板3と、野地板3の上に取り付
けた多数枚のサンドイッチパネル4とを一体的に組み合
わせてなる。この組み立ては現場の地上にて行われる。
この二等辺三角形状のユニット屋根パネル1の寸法例を
挙げると、その斜辺は略10.1m、底辺は略9.8m、高
さは略8.9mである。
【0011】パネル枠体2は多数枚のサンドイッチパネ
ル4を撓ませることなく支持するためのものであり、型
鋼等からなる周枠5と、この周枠5間に所定間隔をおい
て架設した多数本の補強桟6とからなる。これは現場の
地上にて組み立てられる。図示例の周枠5は2本の型鋼
を上下に重ね合わせて溶接で一体的に結合してなるが、
これに限られるものではなく、1本の型鋼で所要形状に
枠組みするものであってもよい。
【0012】野地板3はサンドイッチパネル4の撓みを
防止するとともに、サンドイッチパネル4と相まって断
熱性、遮音性を付与するためのものであり、これは木毛
板(硬質木片セメント板)等からなり、この多数枚が、
現場の地上にて、パネル枠体2の上に敷き詰められてビ
ス等の止具7で取り付けられる。この野地板3は図示例
では上下2枚を重ね合わせてなるが、1枚であってもよ
い。
【0013】サンドイッチパネル4は雨や露を防ぎ、日
射を遮る本来の機能のほかに断熱機能、防音遮音機能を
も発揮するものであり、予め工場生産で鋼板等の金属製
の表面板9と裏面板10の間に硬質発泡プラスチック等
の断熱材11を介在させてなる。このサンドイッチパネ
ル4はこれの一端に凹部12を、他端に該凹部12が嵌
合する形の凸部13をそれぞれ有していて、この多数枚
が現場の地上にて野地板3の上に取り付けられるときに
互いに端どうしを凹凸嵌合させることにより面一状に順
次継ぎ合わされる。サンドイッチパネル4の厚さは20
mm、又は適宜厚さにできる。野地板3の厚さは25mmで
ある。なお、図1に示すユニット屋根パネル1ではサン
ドイッチパネル4が三角形状のパネル枠体2の高さ方向
に平行に配列されているが、これに代えてそのパネル枠
体2の高さ方向に直交する方向に並べることもできる。
【0014】この場合、図2に示すように、先に取り付
けられるサンドイッチパネル4はこの端を野地板3にビ
ス等の止具14で締結固定され、その後で取り付けられ
るサンドイッチパネル4の端で前記止具14の頭を覆い
隠すことによりその止具14の防錆および止具14の挿
通孔からの雨水侵入防止を図ることができる。また、サ
ンドイッチパネル4の凹凸嵌合される端どうし間には防
水シール材15を介在させることが雨仕舞を良くするう
えで好ましい。サンドイッチパネル4と野地板3との間
にはアスファルトルーフィングシートあるいはゴムアス
ルーフィングシート等の防水シート16を敷設しておく
ことが防水効果をより一層高めるうえで好ましい。
【0015】上記構成のユニット屋根パネル1は現場の
地上で組み立てたうえで、屋上にレッカー車で吊り上げ
て取り付けられる。この取り付けに際しては、図4に示
すように、ユニット屋根パネル1のパネル枠体2をドー
ム状屋根の屋根骨組17に取付具19およびボルト20
等で取り付ける。そして、ユニット屋根パネル1の端ど
うしは、図3および図5に示すように、継ぎパネル21
で継ぎ合わせるとともに、ユニット屋根パネル1の端と
継ぎパネル21の端との間に防水シール材22を介在さ
せる。
【0016】継ぎパネル21は鋼板等の金属製の表面板
23の裏面側に硬質発泡プラスチック等の断熱材24を
貼り付けてなるが、上記サンドイッチパネル4と同じ断
面構造をもつものであってもよい。この継ぎパネル21
は、図5および図6に示すように、ユニット屋根パネル
1のサンドイッチパネル4の端との間に所定の間隙を形
成するように、その表面板23の両端を外向きに曲げて
張り出した縁部23aを野地板3の端の上に重ねて、こ
の重合部をビス等の止具25で止め付ける。
【0017】この場合、屋上施工においてユニット屋根
パネル1の全周にわたるサンドイッチパネル4の端に断
面Z形状の廻縁26を取り付けることにより容易に前記
隙間を一定にすることができる。廻縁26の一端26a
とサンドイッチパネル4の表面との重合面間にはシール
材28を施し、廻縁26の他端26bと野地材3との重
合部をビス等の止具29で止め付ける。
【0018】継ぎパネル21は野地板3の端の上に支持
するだけではこれが撓むおそれがある。この場合は図5
に示すごとくその内面側において野地材3と同じ材料等
からなるバックアップ材30を、隣接するユニット屋根
パネル1のパネル枠体2どうし間に渡して止具31で止
め付けて、このバックアップ材30の上で継ぎパネル2
1を支持すればよい。このさい、ユニット屋根パネル1
から張り出した防水シート16は継ぎパネル21とバッ
クアップ材30の間に納められる。
【0019】ユニット屋根パネル1のサンドイッチパネ
ル4の端と継ぎパネル21の端との間の間隙には防水シ
ール材22を充填して当該箇所からの雨水の侵入防止を
図る。この防水シール材22としては、例えば、バック
アップ材33、シリコーンコーキング材34、ガスケッ
ト35の順に充填する。図3に示すように、各ユニット
屋根パネル1の交点における継ぎパネル21どうし間に
は、内面に断熱材を張り合わせた六角形のパネル36を
取り付ける。このパネル36と継ぎパネル21およびユ
ニット屋根パネル1との接合面間には防水シール材(図
示せず)を取り付ける。
【0020】
【発明の効果】本発明のユニット屋根パネルによれば、
予め在来の屋根板の複数枚分のサンドイッチパネル4お
よび野地板3を一体的に組み合わせてユニット化してあ
るので、これを屋上にレッカー車で吊り上げて取り付け
ることにより屋上での施工工数を著しく減少でき、しか
も断熱性、防音性、遮音性に優れた大型屋根を得ること
ができる。サンドイッチパネル4の端どうしは凹凸嵌合
させることにより、ボルトなどを要することなく能率よ
く、しかも雨仕舞い良く継ぎ合わせることができて、現
場における地上でのユニット屋根パネル1の組み立ての
簡略化に貢献できる。パネル枠体2および野地板3によ
りサンドイッチパネル4の撓みを有効に防止することが
できる。
【0021】本発明の屋根構造によれば、雨仕舞が良好
な大型屋根を容易に得ることができ、また屋根上面に突
起物の無い平坦な屋根を得ることができて屋根外観を良
好にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユニット屋根パネルを一部破断して示す平面図
である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】屋根の一部の平面図である。
【図4】ユニット屋根パネルの屋根骨組への取付構造を
示す断面図である。
【図5】ユニット屋根パネルどうしの継ぎ合わせ部分の
断面図である。
【図6】図5におけるB部の拡大図である。
【符号の説明】
1 ユニット屋根パネル 2 パネル枠体 3 野地板 4 サンドイッチパネル 9 表面板 10 裏面板 11 断熱材 12 凹部 13 凸部 17 屋根骨組 21 継ぎパネル 22 防水シール材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−193213(JP,A) 特開 平3−51464(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04D 3/35 E04B 1/32 101 E04D 3/40 E04B 1/32 102 E04B 7/02 511 E04B 7/08 E04D 3/30 E06B 3/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根骨組17の上に取り付けられるユニ
    ット屋根パネル1を有し、 ユニット屋根パネル1は、 所要形状のパネル枠体2の上
    に野地板3を張設し、 この野地板3の上に、金属製の表裏面板9・10間に断
    熱材11を介在させてなるサンドイッチパネル4を複数
    枚、互いに端どうしを凹凸嵌合により継ぎ合わせた状態
    で取り付けてあり、 ユニット屋根パネル1の端どうしは、金属製の表面板2
    3の裏面側に断熱材24を貼り付けた継ぎパネル21で
    継ぎ合わされており、 継ぎパネル21の両端を外向きに折り曲げて縁部23a
    を張り出し形成してあり、該縁部23aをユニット屋根
    パネル1の野地板3の端の上に重ねて止具25で止め付
    けてあり、 継ぎパネル21の端とユニット屋根パネル1の端との間
    に防水シール材22を介在させてあることを特徴とする
    屋根構造。
  2. 【請求項2】 二等辺三角形状に枠組みされたパネル枠
    体2と、 このパネル枠体2の上に張設した多数枚の野地板3と、
    野地板3の上に取り付けた多数枚のサンドイッチパネル
    4とを一体的に組み合わせてなり、 各サンドイッチパネル4は、これの一端に凹部12を、
    他端に該凹部12が嵌合する形の凸部13をそれぞれ有
    していて、野地板3上で互いに端どうしを凹凸嵌合させ
    ることにより面一状に順次継ぎ合わされることを特徴と
    するユニット屋根パネル。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のユニット屋根パネル1を
    屋根骨組17の上に取り付け、 ユニット屋根パネル1の端どうしは、継ぎパネル21を
    介して継ぎ合わせるとともに、 継ぎパネル21の端とユニット屋根パネル1の端との間
    に、防水シール材22を介在させてあり、 各ユニット屋根パネル1の交点における継ぎパネル21
    どうし間には、六角形のパネル36を取り付けてあり、 継ぎパネル21と、六角形のパネル36とは、内面に断
    熱材を張り合わせてあることを特徴とする屋根構造。
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JP2632044B2 (ja) * 1989-07-15 1997-07-16 株式会社カナメ 屋根用断熱下地材並びに屋根構造
JP2620181B2 (ja) * 1992-12-26 1997-06-11 株式会社カナメ 屋根パネル

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