JP3038513U - 天井下地吊り具のナット締結工具 - Google Patents
天井下地吊り具のナット締結工具Info
- Publication number
- JP3038513U JP3038513U JP1996013045U JP1304596U JP3038513U JP 3038513 U JP3038513 U JP 3038513U JP 1996013045 U JP1996013045 U JP 1996013045U JP 1304596 U JP1304596 U JP 1304596U JP 3038513 U JP3038513 U JP 3038513U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- ceiling
- tool
- suspension bolt
- fastening tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】天井吊り具の上側ナットを手で回して下降させ
ているので、作業性が悪く、天井下地3の組み付け作業
は非常に手間のかかる作業となっている。 【解決手段】つりボルト5の上側ナット9の配置位置よ
り少し上方の部分に嵌める。この状態のままナット締結
工具31を下方へスライドさせて、嵌合部35を上側ナ
ット9に嵌合させる。そして、工具本体33の一端を手
で押し、ナット締結工具31を右回りの方向へ回転させ
る。これによりナット締結工具31は、上側ナット9と
ともに勢いよく回転する。嵌合部35は工具本体の中心
に設けられているので、惰性で数回転する。この回転が
停止する前に、さらに工具本体33の端部を、手で叩く
ように押し続けると、ナット締結具31は、上側ナット
9とともに回転し続け、上側ナット9は下降して、連結
部材としてのハンガ13に当接する。
ているので、作業性が悪く、天井下地3の組み付け作業
は非常に手間のかかる作業となっている。 【解決手段】つりボルト5の上側ナット9の配置位置よ
り少し上方の部分に嵌める。この状態のままナット締結
工具31を下方へスライドさせて、嵌合部35を上側ナ
ット9に嵌合させる。そして、工具本体33の一端を手
で押し、ナット締結工具31を右回りの方向へ回転させ
る。これによりナット締結工具31は、上側ナット9と
ともに勢いよく回転する。嵌合部35は工具本体の中心
に設けられているので、惰性で数回転する。この回転が
停止する前に、さらに工具本体33の端部を、手で叩く
ように押し続けると、ナット締結具31は、上側ナット
9とともに回転し続け、上側ナット9は下降して、連結
部材としてのハンガ13に当接する。
Description
【0001】
本考案は、建築物の天井下地を吊りさげるための天井下地吊り具を構成するナ ットを回すのに用いる天井下地吊り具のナット締結工具に関する。
【0002】
図6は天井下地吊り具1を用いて天井下地3を組み付けた状態を示している。 天井下地吊り具1の構成について説明する。 図7に詳細に示すように符号5はつりボルトを示し、このつりボルト5の上端 側は図示しない機構によって建築物を構成する天井支持部材としてのデッキプレ ート等に固定されている。なおデッキプレートは、階下の天井を支持する部材で あるとともに、建築物の床を構成する部材である。
【0003】 つりボルト5の下端部には、雄ネジ7が形成されている。雄ネジ7には上側ナ ット9、下側ナット11が取り付けられている。 符号13はハンガを示し、このハンガ13はつりボルト5の径寸法より大きい 径寸法のボルト挿通穴15が形成されている。ボルト挿通穴15につりボルト5 が挿通され、ハンガ13は上下方向へ動作することができる。さらにハンガ13 には、フック17が設けられている。
【0004】 天井下地3の構成について説明する。 符号18は野縁受けを示し、この野縁受け18は、ハンガ13のフック17に 保持されている。野縁受け18には、太幅のW野縁19が、Wクリップ21によ って、また細幅のS野縁23が、Sクリップ25によって連結されている。 野縁受け18、W野縁19、Wクリップ21、S野縁23およびSクリップ2 5によって天井下地3が構成されている。
【0005】 天井下地吊り具1を用いて天井下地3を組み付ける作業について説明する。 図7に詳細に示すように、上側ナット9を実線で示す雄ネジ7の比較的上端部 分に位置させておき、複数のつりボルト5の上端側をデッキプレート等に取り付 ける。そして、下側ナット11を回して、つりボルト5に取り付けられたハンガ 13の位置を調節して、ハンガ13のレベルを同じにする。 複数のハンガ13のレベルを同じにした後、上側ナット9を手で回し下降させ て、二点鎖線で示すようにハンガ13に当接させる。これによりハンガ13を上 側ナット9と下側ナット11とによって挟持して固定する。 上記のようにして、レベルが揃った複数のハンガ13のフック17に野縁受け 18を保持させて、天井下地3を組み付ける。
【0006】
上記のように上側ナット9を手で回して下降させているので、作業性が悪く、 天井下地3の組み付け作業は非常に手間のかかる作業となっている。ところが市 販のスパナ等は、この種の作業には不向きであり、適当な工具がないのが現状で あった。 天井吊り具1は、建築物1000平方メートル当たり1500本程度使用する ので、上側ナット9の締め付け作業を効率よくできるか否かは、工期短縮及びコ ストダウンの上からも非常に重要な問題である。 本考案は上記従来の問題点に着目してなされたものであり、天井下地吊り具の 上側ナットを効率よく回すことができる天井下地吊り具のナット締結工具を提供 することを目的とする。
【0007】
請求項1の考案は、建築物を構成し天井を支持する天井支持部材に上端側が固 定されるつりボルトと、前記つりボルトに形成された雄ネジと、前記つりボルト が挿通された状態で上下方向へ動作でき、天井下地を構成する部材を保持する保 持部材と、前記つりボルトの雄ネジに取り付けられ、しかも前記つりボルトに挿 通された保持部材の下側に位置して保持部材を支持する下側ナットと、前記つり ボルトの雄ネジに取り付けられ、しかも前記つりボルトに挿通された保持部材の 上側に位置して前記下側ナットとともに保持部材を挟持する上側ナットとからな る天井下地吊り具の前記上側ナットを回転させる天井下地吊り具のナット締結工 具であって、工具本体と、前記工具本体に形成され、前記つりボルトの雄ネジに 取り付けられた上側ナットに対し上側ナットとともに回転できる状態に嵌合する 嵌合部とを具備することを特徴とする天井下地吊り具のナット締結工具である。
【0008】 請求項2の考案は、請求項1記載の天井下地吊り具のナット締結工具において 、嵌合部は工具本体の長手方向の中心に設けられていることを特徴とする天井下 地吊り具のナット締結工具である。
【0009】 請求項3の考案は、請求項1または2記載の天井下地吊り具のナット締結工具 において、嵌合部は上側ナットの上方から嵌まり込む形状の凹所と、前記凹所内 に形成され、前記上側ナットに係合する凹凸部と、少なくともつりボルトの半径 寸法分前記凹所の中心より深い位置まで延び、しかもつりボルトの径寸法より大 きい幅寸法の切欠きとによって構成されていることを特徴とする天井下地吊り具 のナット締結工具である。
【0010】
本考案の実施の形態を図1から図5の図面にしたがって説明する。 本実施の形態の説明において、天井下地吊り具1および天井下地3を構成する 部材は、従来例と同様であるので、従来例で用いた符号を引用することとし、ま た従来例において説明した部分については説明を省略する。
【0011】 天井吊り具のナット締結工具31(以下ナット締結工具という)の構成につい て説明する。 符号33は工具本体を示し、この工具本体33の底面には嵌合部35が形成さ れている。嵌合部35には、凹所34が設けられ、この凹所34は上側ナット9 の上方から嵌まり込む形状に形成されている。凹所34内には、上側ナット9に 係合する凹凸部36が形成されている。 符号37は切欠きを示し、この切欠き37は工具本体33と嵌合部35の側方 に形成され、切欠き37の幅寸法tは、つりボルト5の径寸法より大きく形成さ れている。また、切欠き37は、凹所34の中心Sよりもつりボルト5の半径寸 法分深い位置まで延びている。 工具本体33の先端には、上側ナット9および下側ナット11にぴったり嵌ま り込む先端側嵌合部39が形成されている。
【0012】 次に、このナット締結工具31の使用方法について説明する。 つりボルト5の上端側は、天井支持部材としてデッキプレート等に固定されて いる。 図3に示すように切欠き37を、つりボルト5の上側ナット9の配置位置より 少し上方の部分に嵌める。この状態のままナット締結工具31を下方へスライド させて、図4に示すように嵌合部35を上側ナット9に嵌合させ、上側ナット9 に凹凸部36を係合させて保持する。嵌合部35が上側ナット9に嵌合すると、 ナット締結工具31は上側ナット9とともに回転することができる状態となる。
【0013】 そして、工具本体33の一端を手で押し、ナット締結工具31を右回りの方向 へ回転させる。これによりナット締結工具31は、上側ナット9とともに勢いよ く回転する。嵌合部35は工具本体の中心に設けられているので、惰性で数回転 する。この回転が停止する前に、さらに工具本体33の端部を、手で叩くように 押し続けると、ナット締結具31は、上側ナット9とともに回転し続け、上側ナ ット9は下降して、連結部材としてのハンガ13に当接する。これにより図5に 示すようにハンガ13は上側ナット9と下側ナット11とによって挟持され固定 される。
【0014】 このように、ナット締結工具31では、嵌合部35を上側ナット9に嵌合させ て、回転させるだけで、上側ナット9を次々と締め付けていけるので、工期の大 幅な短縮および大きなコストダウンを図ることが可能となる。
【0015】 以上、本考案の実施の形態について詳述してきたが、具体的な構成はこの実施 の形態に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計の 変更などがあっても本考案に含まれる。 例えば、工具本体33の一端に先端側嵌合部39を設けているが、この嵌合部 39を両側に設けてもよく、さらに全く設けない構成とすることも可能である。
【0016】
以上のように本考案によれば、天井下地吊り具の上側ナットを効率よく回すこ とができるようになる。従って、工期の大幅な短縮および大きなコストダウンが 図れるようになる。
【図1】本考案の実施の形態にかかる天井吊り具のナッ
ト締結工具の斜視図である。
ト締結工具の斜視図である。
【図2】本考案の実施の形態にかかる天井吊り具のナッ
ト締結工具の底面図である。
ト締結工具の底面図である。
【図3】本考案の実施の形態にかかる天井吊り具の使用
方法を説明するための斜視図である。
方法を説明するための斜視図である。
【図4】本考案の実施の形態にかかる天井吊り具の使用
方法を説明するための斜視図である。
方法を説明するための斜視図である。
【図5】本考案の実施の形態にかかる天井吊り具の使用
方法を説明するための正面図である。
方法を説明するための正面図である。
【図6】天井下地吊り具を用いて天井下地を組み付けた
状態の斜視図である。
状態の斜視図である。
【図7】天井下地吊り具の上側ナットの従来における締
め付け作業を説明するための図である。
め付け作業を説明するための図である。
1 天井下地吊り具 3 天井下地 5 つりボルト 7 雄ネジ 9 上側ナット 11 下側ナット 13 ハンガ 15 ボルト挿通穴 17 フック 18 野縁受け 19 W野縁 21 Wクリップ 23 S野縁 25 Sクリップ 31 天井吊り具のナット締結工具 33 工具本体 34 凹所 35 嵌合部 36 凹凸部 37 切欠き 39 先端側嵌合部 S 凹所の中心 t 切欠きの幅寸法
Claims (3)
- 【請求項1】建築物を構成し天井を支持する天井支持部
材に上端側が固定されるつりボルトと、前記つりボルト
に形成された雄ネジと、前記つりボルトが挿通された状
態で上下方向へ動作でき、天井下地を構成する部材を保
持する保持部材と、前記つりボルトの雄ネジに取り付け
られ、しかも前記つりボルトに挿通された保持部材の下
側に位置して保持部材を支持する下側ナットと、前記つ
りボルトの雄ネジに取り付けられ、しかも前記つりボル
トに挿通された保持部材の上側に位置して前記下側ナッ
トとともに保持部材を挟持する上側ナットとからなる天
井下地吊り具の前記上側ナットを回転させる天井下地吊
り具のナット締結工具であって、工具本体と、前記工具
本体に形成され、前記つりボルトの雄ネジに取り付けら
れた上側ナットに対し上側ナットとともに回転できる状
態に嵌合する嵌合部とを具備することを特徴とする天井
下地吊り具のナット締結工具。 - 【請求項2】請求項1記載の天井下地吊り具のナット締
結工具において、嵌合部は工具本体の長手方向の中心に
設けられていることを特徴とする天井下地吊り具のナッ
ト締結工具。 - 【請求項3】請求項1または2記載の天井下地吊り具の
ナット締結工具において、嵌合部は上側ナットの上方か
ら嵌まり込む形状の凹所と、前記凹所内に形成され、前
記上側ナットに係合する凹凸部と、少なくともつりボル
トの半径寸法分前記凹所の中心より深い位置まで延び、
しかもつりボルトの径寸法より大きい幅寸法の切欠きと
によって構成されていることを特徴とする天井下地吊り
具のナット締結工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996013045U JP3038513U (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 天井下地吊り具のナット締結工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996013045U JP3038513U (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 天井下地吊り具のナット締結工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3038513U true JP3038513U (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=43173189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996013045U Expired - Lifetime JP3038513U (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 天井下地吊り具のナット締結工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3038513U (ja) |
-
1996
- 1996-12-05 JP JP1996013045U patent/JP3038513U/ja not_active Expired - Lifetime
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