JP2918819B2 - 通信線等の吊架用のメッセンジャーワイヤに対する分岐線の取付具 - Google Patents

通信線等の吊架用のメッセンジャーワイヤに対する分岐線の取付具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電話線等
の通信線を吊下げ状に架線するメッセンジャーワイヤに
対して引込み線等の分岐線を取付ける取付具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電話線等の通信線を吊下
げ状に架線するメッセンジャーワイヤに対して引込み線
等の分岐線を取付けるにあっては、フック状の接続杆の
上部のねじ部にメッセンジャーワイヤを上下から挟む対
の挾持板が挿入されるともに、上部にナットを螺合して
構成された取付具が一般に使用されるものであり、この
取付具を該メッセンジャーワイヤに対してその対の挾持
板によりメッセンジャーワイヤを上下から挾持した状態
でナットによって締付けて固止し、前記フック状の接続
杆に引込み線等の分岐線を取付けるものであり、そし
て、該分岐線とメッセンジャーワイヤに吊架された通信
線とを所定の接続手段により接続するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
取付具にあって、メッセンジャーワイヤに対して取付具
を固止するには、いちいち対の挾持板によりメッセンジ
ャーワイヤを上下から挾持してナットの締付けにより行
うものであり、その作業は非常に作業者による手作業で
非常に面倒なものとなり、とくに、上記した作業は高所
にて行われるものであって、その作業が一層面倒なもの
となって分岐線を接続する作業全体としの作業性を大幅
に悪くするものであった。そこで、本発明は上記した従
来の問題点に鑑み、分岐線を接続するための取付具の取
付け作業をきわめて簡易になし、メッセンジャーワイヤ
に対する分岐線の接続作業の作業性を良化向上し得る通
信線等の吊架用のメッセンジャーワイヤに対する分岐線
の取付具を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は通信線等を吊架するメッセンジャーワ
イヤに対して分岐線を取付ける取付具であって、取付具
本体にはメッセンジャーワイヤの外周に対して互いに逆
方向から引掛け係合可能な開口部を有する係合手段を所
定の間隔を隔てて対向状に形成するとともに、該メッセ
ンジャーワイヤの延線方向と交差する方向へ分岐線接続
用の接続部を膨出形成し、さらに、取付具本体には前記
係合手段とによりメッセンジャーワイヤを挾持する操作
ねじ軸を該係合手段に対して進退動可能に螺入し、この
操作ねじ軸には前記メッセンジャーワイヤの下方から回
動操作可能な操作工具と係脱する結合部を形成したこと
を要旨とするものである。
【0005】上記した発明では、メッセンジャーワイヤ
の下方、例えば、地上において、適宜の操作工具と操作
ねじ軸の結合部とを係合して該操作工具と取付具本体と
を一体化したのち、上方のメッセンジャーワイヤに対し
て該メッセンジャーワイヤを対向する係合手段の間隔内
に位置させるとともに、取付具本体をほぼ90度回動し
て該係合手段の開口部から互いに逆方向から引掛け係合
したのち、操作ねじ軸を順次回動して螺進することによ
って、該係合手段と操作ねじ軸とにより締付け挾持す
る。そして、前記操作工具と操作ねじ軸の結合部との係
合を離脱させ、取付具のみをメッセンジャーワイヤに対
して強固に固止され、この状態で接続部が該メッセンジ
ャーワイヤの延線方向と交差する方向に位置され、該接
続部に分岐線を結合するものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図にしたがって説
明する。図において、本例の取付具1は、電話線等の通
信線Xを吊下げ状に支持して架線するために延線された
メッセンジャーワイヤWに対し、引込み線等の分岐線Y
を取付けるためのものであって、1Aは合成樹脂製から
なる取付具本体を示し、矩形状の台板2の中心部にはね
じ孔3が形成され、その相対向する上面側縁部には、ほ
ぼ逆L字状の対の係合手段4,4が所定の間隔Cを隔て
て互いに逆方向に相対向して一体状に上方に向けて突設
されている。すなわち、この係合手段4,4は延線され
たメッセンジャーワイヤWの外周に対して互いに逆方向
から引掛け係合可能な開口部4a、4a及び係合凹部4
b,4bをそれぞれ有している。
【0007】前記台板2において、その係合手段4,4
の突設が突設された側縁部と直交する両側縁には後述す
る引込線等の分岐線Yを結合するためのほぼフック状の
接続部5,5が側方に一体状に膨出されており、この両
接続部5,5はそれぞれ前記係合手段4,4と同様にそ
のフック部を互いに逆方向に所定の間隔をおいて相対向
させた対の構造となしている。
【0008】前記台板2のねじ孔3には合成樹脂製の操
作ねじ軸6が進退動可能に螺入(螺合)されており、そ
の上端部には前記対の係合手段4,4に引掛け係合され
たメッセンジャーワイヤWの外周(下部側)に対向する
当部材7が自在回動可能に取付けられ、この当部材7の
上面は該メッセンジャーワイヤWとの当て状態を良好に
するために+状の凹所7aが形成されている。
【0009】また、前記操作ねじ軸6の下端部には後述
する地上等から操作するための操作工具8の端部と係脱
する矩形状の結合部9が一体状に形成されている。すな
わち、地上等から操作するためのポール状の操作工具
(操作棒)8の上端部には前記矩形状の結合部9が係脱
する矩形状の凹部10aが形成された係合部材10が設
けられ、この両者の係合することにより、前記取付具本
体1Aを構成する台板2に対する操作ねじ軸6の回動
(螺進及び螺退)、さらには操作ねじ軸6を介した取付
具本体1A全体の回動を地上等から操作を可能にするも
のである。
【0010】本実施例の取付具1は上述のように構成さ
れたものであり、その作用について説明する。さて、地
上より高所において、図4に示すように、電話線等の通
信線Xを吊下げ状に支持して架線するために延線された
メッセンジャーワイヤWに対し、引込み線等の分岐線Y
を取付ける場合について説明する。まず、メッセンジャ
ーワイヤWの下方、例えば、地上において、ポール等の
操作工具(操作棒)8の係合部材10の凹部10aと取
付具1の操作ねじ軸6の結合部9とを係合して該操作工
具(操作棒)8と取付具本体1Aとを一体化したのち、
上方のメッセンジャーワイヤWに対して該メッセンジャ
ーワイヤWを対向する係合手段44,4の間隔C内に位
置させる。(図2において、取付具1を実線で示しかつ
メッセンジャーワイヤWを仮想線で示す)
【0011】この場合、操作ねじ軸6と取付具本体1A
とが一体的に回動するように、台板2のねじ孔3に対し
て最終部位まで螺退させておくことが望ましい。
【0012】そして、操作工具(操作棒)8とともに、
操作ねじ軸6を介して取付具本体1A全体をほぼ90度
回動する。すなわち、両係合手段4,4の開口部4a,
4a側に回動して該係合手段4,4の開口部4a,4a
から係合凹部4b,4b内に互いに逆方向から引掛け係
合する。(図2において、取付具1を仮想線で示しかつ
メッセンジャーワイヤWを実線で示す)
【0013】この場合、メッセンジャーワイヤWの外周
に対して両係合手段4,4の係合凹部4b,4bがほぼ
上側に、また操作ねじ軸6の当部材7がほぼ下側に対向
位置されるものである。
【0014】ついで、操作工具(操作棒)8の回動操作
により、操作ねじ軸6を取付具本体1Aに対して順次回
動して螺進することによって、その両係合手段4,4と
操作ねじ軸6の当部材7、すなわち、該係合手段4,4
の係合凹部4b,4b内において両係合部材4,4と当
部材7との3点でメッセンジャーワイヤWの外周に対し
て締付け挾持する。
【0015】そして、前記操作工具(操作棒)8の係合
部材10の凹部10aと操作ねじ軸6の結合部9との係
合状態を脱離することによって、取付具1全体のみをメ
ッセンジャーワイヤWに対して強固に固止されるもので
あって、この状態において、取付具1の両接続部5,5
が該メッセンジャーワイヤWの延線方向と交差する方向
に位置され、該接続部5,5の一方或いは両方に引込線
等の分岐線Yを適宜手段によって結合するものである。
すなわち、分岐線Yの先端リング部位を接続部5におけ
るその間隔部からそれぞれ逆方向で対向するフック部に
引掛けて結合するものである。
【0016】本実施例は上述のようにして、高所作業を
要することなく地上より、高所のメッセンジャーワイヤ
Wに対して取付具1を強固に固止することができるもの
であり、上記取付具1の接続部5,5の一方或いは両方
に結合された分岐線W1はメッセンジャーワイヤWに吊
架された通信線Xと図4に示すように所定の接続手段
(図示しない)により接続されるものである。
【0017】なお、本実施例にあって、仮に、取付具1
をメッセンジャーワイヤWから取外す事態が生じた場合
は、前述した逆の操作を行うことによって、地上からそ
の作業が遂行できるものである。
【0018】また、本実施例にあっては、操作ねじ軸6
には自在回動可能に当部材7が取付けられ、この当部材
7の上面にはメッセンジャーワイヤWとの当て状態を良
好にするために+状の凹所7aが形成されているため、
その締着時にはメッセンジャーワイヤWに対する挾持状
態を良好してその動作を阻害することがない。
【0019】本実施例においては、取付具本体1におけ
る台板2を矩形状に形成した、その上面側縁部から突設
した係合手段4,4を図示のようにほぼ逆L字状に形成
したが、前記台板2の形状及び係合手段4,4の形状は
必ずしも図示のものに限定するものではなく、例えば円
形の台板とし、その外周形状を利用した対の係合手段を
本実施例のように所定の間隔Cを隔てかつメッセンジャ
ーワイヤの外周に対して互いに逆方向から互いに引掛け
係合可能な開口部及び係合凹部を備えたものであればよ
い。
【0020】また、接続部5,5についても図示の形状
に限定するものではなく、分岐線W1を結合し得る形状
であればよく、操作ねじ軸6の結合部9の形状も矩形状
としたが、必ずしもこれに限定するものではなく、操作
工具(操作棒)8との関係において、回動が伝達できか
つ係脱できる形状であればよい。
【0021】なお、地上等から操作するための操作工具
(操作棒)8は、複数段の伸縮が可能でしかもその伸張
状態が確保できる構造のポール状の部材が好ましい。
【0022】
【発明の効果】以上のよに、本発明は、高所に延線され
たメッセンジャーワイヤに対し、分岐線を接続するため
の取付具を例えば、地上より簡単かつ容易に取付固止す
ることができ、この種のメッセンジャーワイヤに対する
分岐線の接続作業の作業性を良化向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す取付具全体の斜視図であ
る。
【図2】同じく、メッセンジャーワイヤに対する係合状
態を示す平面図である。
【図3】同じく、取付具全体の縦断面図である。
【図4】同じく、取付具の取付け状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 取付具 1A 取付具本体 4 係合手段 6 操作ねじ軸 9 係合部 C 間隔 W メッセンジャーワイヤ X 通信線 Y 分岐線
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 7/00 - 7/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信線等を吊架するメッセンジャーワイ
    ヤに対して分岐線を取付ける取付具であって、取付具本
    体にはメッセンジャーワイヤの外周に対して互いに逆方
    向から引掛け係合可能な開口部を有する係合手段を所定
    の間隔を隔てて対向状に形成するとともに、該メッセン
    ジャーワイヤの延線方向と交差する方向へ分岐線接続用
    の接続部を膨出形成し、さらに、取付具本体には前記係
    合手段とによりメッセンジャーワイヤを挾持する操作ね
    じ軸を該係合手段に対して進退動可能に螺入し、この操
    作ねじ軸には前記メッセンジャーワイヤの下方から回動
    操作可能な操作工具と係脱する結合部を形成したことを
    特徴とする通信線等の吊架用のメッセンジャーワイヤに
    対する分岐線の取付具。
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