JP3037761B2 - 水噴射推進装置 - Google Patents
水噴射推進装置Info
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- JP3037761B2 JP3037761B2 JP3021337A JP2133791A JP3037761B2 JP 3037761 B2 JP3037761 B2 JP 3037761B2 JP 3021337 A JP3021337 A JP 3021337A JP 2133791 A JP2133791 A JP 2133791A JP 3037761 B2 JP3037761 B2 JP 3037761B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は水噴射推進装置に関す
る。
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、特開昭５６−７５２９６号公報に
記載の如くの水噴射推進装置がある。この水噴射推進装
置は、船体に配置されるエンジンと、船体の後部に配設
される水噴射ダクトと、水噴射ダクト内に配設され、エ
ンジンの回転力を受けて回転し、水噴射ダクト内に噴流
を形成するインペラと、水噴射ダクトの出口を遮蔽し得
る噴流制御ゲートと、水噴射ダクトの出口に対する噴流
制御ゲートの設定位置を切換えることによって船体の推
進方向を切換えるゲート切換装置とを有して構成されて
いる。
記載の如くの水噴射推進装置がある。この水噴射推進装
置は、船体に配置されるエンジンと、船体の後部に配設
される水噴射ダクトと、水噴射ダクト内に配設され、エ
ンジンの回転力を受けて回転し、水噴射ダクト内に噴流
を形成するインペラと、水噴射ダクトの出口を遮蔽し得
る噴流制御ゲートと、水噴射ダクトの出口に対する噴流
制御ゲートの設定位置を切換えることによって船体の推
進方向を切換えるゲート切換装置とを有して構成されて
いる。
【０００３】ここで、従来技術では、噴流制御ゲートを
水噴射ダクトの出口の上方から該出口の正面に揺動し得
るバケットにて構成し、（ａ）前進時には該ゲートを水
噴射ダクトの出口の上方に設定することにて、水噴射ダ
クトからの噴流を何ら遮ることなく後方に噴射せしめ、
（ｂ）中立時には該ゲートを水噴射ダクトの出口の略上
半部に相対する正面に設定することにて水噴射ダクトか
らの噴流を一部遮ることにて、一部斜め下前方に、残部
後方に噴射せしめ、（ｃ）後進時には該ゲートを水噴射
ダクトの出口の略全部に相対する正面に設定することに
て水噴射ダクトからの噴流を全部遮ることにて、水噴射
ダクトからの噴流を全て斜め下前方に噴射せしめる。
水噴射ダクトの出口の上方から該出口の正面に揺動し得
るバケットにて構成し、（ａ）前進時には該ゲートを水
噴射ダクトの出口の上方に設定することにて、水噴射ダ
クトからの噴流を何ら遮ることなく後方に噴射せしめ、
（ｂ）中立時には該ゲートを水噴射ダクトの出口の略上
半部に相対する正面に設定することにて水噴射ダクトか
らの噴流を一部遮ることにて、一部斜め下前方に、残部
後方に噴射せしめ、（ｃ）後進時には該ゲートを水噴射
ダクトの出口の略全部に相対する正面に設定することに
て水噴射ダクトからの噴流を全部遮ることにて、水噴射
ダクトからの噴流を全て斜め下前方に噴射せしめる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には下記の問題点がある。
には下記の問題点がある。
【０００５】前進時、噴流制御ゲートを水噴射ダクトの
出口の上方に設定するため、水噴射ダクトの出口の上方
にゲート設置スペースが必要となり、船体のコンパクト
化を阻害する。
出口の上方に設定するため、水噴射ダクトの出口の上方
にゲート設置スペースが必要となり、船体のコンパクト
化を阻害する。
【０００６】
【０００７】本発明は、船体の推進方向を切換えるため
の噴流制御ゲートを備えるに際し、水噴射ダクトの出口
上方にゲート設置スペースを必要としない水噴射推進装
置を提供することを目的とする。
の噴流制御ゲートを備えるに際し、水噴射ダクトの出口
上方にゲート設置スペースを必要としない水噴射推進装
置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、船体に配置さ
れるエンジンと、船体の後部に配置されて後方に向かっ
て開口する出口を有する水噴射ダクトと、水噴射ダクト
内に配設され、エンジンの回転力を受けて回転し、水噴
射ダクト内に噴流を形成するインペラと、水噴射ダクト
の出口に設けられる噴流制御ゲートとを有してなる水噴
射推進装置において、噴流制御ゲートは、上記水噴射ダ
クトの出口に連通するとともに船体後方に向かって開口
し、船体の前後方向に延設された貫通孔を有するととも
に、前後方向の長さが上記水噴射ダクトの出口の高さよ
り長い下壁を該貫通孔の下側に有し、船体幅方向に延び
る略水平支軸回りに回転可能に支持され、上記水噴射ダ
クトの出口を通って噴出される噴流の全てを貫通孔に通
して変向させる第１の位置と、水噴射ダクトの出口を通
って噴出される噴流の全てを下壁の外面で反射させて変
向させる第２の位置との間で任意の位置に移動可能に形
成されてなるようにしたものである。
れるエンジンと、船体の後部に配置されて後方に向かっ
て開口する出口を有する水噴射ダクトと、水噴射ダクト
内に配設され、エンジンの回転力を受けて回転し、水噴
射ダクト内に噴流を形成するインペラと、水噴射ダクト
の出口に設けられる噴流制御ゲートとを有してなる水噴
射推進装置において、噴流制御ゲートは、上記水噴射ダ
クトの出口に連通するとともに船体後方に向かって開口
し、船体の前後方向に延設された貫通孔を有するととも
に、前後方向の長さが上記水噴射ダクトの出口の高さよ
り長い下壁を該貫通孔の下側に有し、船体幅方向に延び
る略水平支軸回りに回転可能に支持され、上記水噴射ダ
クトの出口を通って噴出される噴流の全てを貫通孔に通
して変向させる第１の位置と、水噴射ダクトの出口を通
って噴出される噴流の全てを下壁の外面で反射させて変
向させる第２の位置との間で任意の位置に移動可能に形
成されてなるようにしたものである。
【０００９】
【作用】本発明によれば、下記、の作用がある。
【００１０】噴流制御ゲートは、水噴射ダクトの出口
に連通するとともに船体後方に向かって開口する貫通孔
を有して水噴射ダクトの延長部を構成するものであり、
水噴射ダクトの出口上方に設定される如きがない。従っ
て、水噴射ダクトの出口上方にゲート設置スペースを必
要とすることがなく、船体のコンパクト化を実現でき
る。
に連通するとともに船体後方に向かって開口する貫通孔
を有して水噴射ダクトの延長部を構成するものであり、
水噴射ダクトの出口上方に設定される如きがない。従っ
て、水噴射ダクトの出口上方にゲート設置スペースを必
要とすることがなく、船体のコンパクト化を実現でき
る。
【００１１】噴流制御ゲートは、船体幅方向に延びる
略水平支軸回りに回転可能に支持され、貫通孔を通って
噴出される噴流の向きを後下方に向かって変向させる第
１の位置に移動できるから、噴流制御ゲートは、船体の
推進方向を切換えるばかりでなく船体のトリムも変更す
ることができる。
略水平支軸回りに回転可能に支持され、貫通孔を通って
噴出される噴流の向きを後下方に向かって変向させる第
１の位置に移動できるから、噴流制御ゲートは、船体の
推進方向を切換えるばかりでなく船体のトリムも変更す
ることができる。
【００１２】
【実施例】図１は本発明の一実施例を示す要部模式図、
図２は水噴射推進船を示す模式図、図３は前後進切換状
態を示す模式図、図４はトリム切換状態を示す模式図で
ある。水噴射推進船１０は、図２に示す如く、船体１１
の内部に配置されるエンジン１２と、船体１１の後部に
配設される水噴射ダクト１３と、水噴射ダクト１３内に
配設され、エンジン１２の回転力を伝動軸１４によって
伝えられて回転し、水噴射ダクト１３内に噴流を形成す
るインペラ１５とを有している。１６は座席、１７はハ
ンドル装置である。
図２は水噴射推進船を示す模式図、図３は前後進切換状
態を示す模式図、図４はトリム切換状態を示す模式図で
ある。水噴射推進船１０は、図２に示す如く、船体１１
の内部に配置されるエンジン１２と、船体１１の後部に
配設される水噴射ダクト１３と、水噴射ダクト１３内に
配設され、エンジン１２の回転力を伝動軸１４によって
伝えられて回転し、水噴射ダクト１３内に噴流を形成す
るインペラ１５とを有している。１６は座席、１７はハ
ンドル装置である。
【００１３】水噴射ダクト１３は、船体１１の底面凹部
に装着され、水吸込口１８と噴射ノズル１９を有し、そ
の中心部に前述のインペラ１５を回転自在に配置してい
る。
に装着され、水吸込口１８と噴射ノズル１９を有し、そ
の中心部に前述のインペラ１５を回転自在に配置してい
る。
【００１４】水噴射ダクト１３の噴射ノズル１９まわり
の上下面部に設けられる支持ボルト２２は、図１に示す
如く、操向ノズル２１が略水平方向に回動自在に支持さ
れている。操向ノズル２１は、ハンドル装置１７の転舵
操作に連動して回動し、水噴射ダクト１３の噴射ノズル
１９からの噴流の放出方向を略水平方向にて変更する。
これにより、水噴射推進船１０にあっては、操向ノズル
２１をハンドル装置１７によって左右に回動し、結果と
して船体１１を左右方向にて旋回可能とする。
の上下面部に設けられる支持ボルト２２は、図１に示す
如く、操向ノズル２１が略水平方向に回動自在に支持さ
れている。操向ノズル２１は、ハンドル装置１７の転舵
操作に連動して回動し、水噴射ダクト１３の噴射ノズル
１９からの噴流の放出方向を略水平方向にて変更する。
これにより、水噴射推進船１０にあっては、操向ノズル
２１をハンドル装置１７によって左右に回動し、結果と
して船体１１を左右方向にて旋回可能とする。
【００１５】更に、操向ノズル２１の側部にボルト２１
Ｂによって固定された支持アーム２２が後方に向けて延
設され、支持アーム２２は操向ノズル２１の出口側正面
に位置する略水平支軸２３を介して、操向ノズル２１の
出口を遮蔽し得る噴流制御ゲート２４を上下に揺動可能
に支持している。
Ｂによって固定された支持アーム２２が後方に向けて延
設され、支持アーム２２は操向ノズル２１の出口側正面
に位置する略水平支軸２３を介して、操向ノズル２１の
出口を遮蔽し得る噴流制御ゲート２４を上下に揺動可能
に支持している。
【００１６】そして、水噴射推進船１０は、操向ノズル
２１の出口に対する噴流制御ゲート２４の設定位置を切
換えることによって船体１１の推進方向を切換えるゲー
ト切換装置２５を有している。ゲート切換装置２５は、
噴射ノズル１９の側部に支軸１９Ａを介して揺動自在に
支持された揺動アーム２６と、揺動アーム２６の下端部
と噴流制御ゲート２４の支軸２３まわりの側部とを連結
する連結リンク２７と、揺動アーム２６の上端部をハン
ドル装置１７まわりに備えるシフト操作部に連結するシ
フトケーブル２８とを有して構成される。
２１の出口に対する噴流制御ゲート２４の設定位置を切
換えることによって船体１１の推進方向を切換えるゲー
ト切換装置２５を有している。ゲート切換装置２５は、
噴射ノズル１９の側部に支軸１９Ａを介して揺動自在に
支持された揺動アーム２６と、揺動アーム２６の下端部
と噴流制御ゲート２４の支軸２３まわりの側部とを連結
する連結リンク２７と、揺動アーム２６の上端部をハン
ドル装置１７まわりに備えるシフト操作部に連結するシ
フトケーブル２８とを有して構成される。
【００１７】このとき、噴流制御ゲート２４は、全体円
柱状をなし、円柱軸心を上記支軸２３と同軸配置して支
持される。そして、噴流制御ゲート２４は、上記支軸２
３を略曲率中心として操向ノズル２１の出口を閉塞し得
る円弧状閉塞面２４Ａと、操向ノズル２１の出口に連通
し得る貫通孔状の後部噴射口２４Ｂとを備える。
柱状をなし、円柱軸心を上記支軸２３と同軸配置して支
持される。そして、噴流制御ゲート２４は、上記支軸２
３を略曲率中心として操向ノズル２１の出口を閉塞し得
る円弧状閉塞面２４Ａと、操向ノズル２１の出口に連通
し得る貫通孔状の後部噴射口２４Ｂとを備える。
【００１８】また、操向ノズル２１は、噴流制御ゲート
２４の前方下部にて斜め下前方を指向する前部噴射口２
１Ａを備える。
２４の前方下部にて斜め下前方を指向する前部噴射口２
１Ａを備える。
【００１９】以下、上記水噴射船１０における前後進切
換操作と、トリム操作について説明する。
換操作と、トリム操作について説明する。
【００２０】（前後進切換操作） (1) 前進時、ゲート切換装置２５により、噴流制御ゲー
ト２４の後部噴射口２４Ｂを全面的に操向ノズル２１の
出口に一致せしめる（図３（Ａ）参照）。これにより、
後部噴射口２４Ｂは後方に指向設定せしめられ、操向ノ
ズル２１からの噴流は全て後部噴射口２４Ｂから後方に
噴射せしめられ、前進状態を得る。
ト２４の後部噴射口２４Ｂを全面的に操向ノズル２１の
出口に一致せしめる（図３（Ａ）参照）。これにより、
後部噴射口２４Ｂは後方に指向設定せしめられ、操向ノ
ズル２１からの噴流は全て後部噴射口２４Ｂから後方に
噴射せしめられ、前進状態を得る。
【００２１】（２）中立時、ゲート切換装置２５によ
り、噴流制御ゲート２４の後部噴射口２４Ｂの略半部を
操向ノズル２１の出口に連通せしめる（図３（Ｂ）参
照）（第１の位置）。これにより、後部噴射口２４Ｂは
斜め下後方に設定せしめられる。そして、操向ノズル２
１からの噴流は、一部後部噴射口２４Ｂから斜め下後方
に、残部操向ノズル２１の前部噴射口２１Ａから斜め下
前方に噴射せしめられ、中立状態を得る。
り、噴流制御ゲート２４の後部噴射口２４Ｂの略半部を
操向ノズル２１の出口に連通せしめる（図３（Ｂ）参
照）（第１の位置）。これにより、後部噴射口２４Ｂは
斜め下後方に設定せしめられる。そして、操向ノズル２
１からの噴流は、一部後部噴射口２４Ｂから斜め下後方
に、残部操向ノズル２１の前部噴射口２１Ａから斜め下
前方に噴射せしめられ、中立状態を得る。
【００２２】（３）後進時、ゲート切換装置２５によ
り、噴流制御ゲート２４の円弧状閉塞面２４Ａを全面的
に操向ノズル２１の出口に一致せしめ、操向ノズル２１
の出口を閉塞する（図３（Ｃ）参照）（第２の位置）。
これにより、操向ノズル２１からの噴流は全て前部噴射
口２１Ａから斜め下前方に噴射せしめられ、後進状態を
得る。
り、噴流制御ゲート２４の円弧状閉塞面２４Ａを全面的
に操向ノズル２１の出口に一致せしめ、操向ノズル２１
の出口を閉塞する（図３（Ｃ）参照）（第２の位置）。
これにより、操向ノズル２１からの噴流は全て前部噴射
口２１Ａから斜め下前方に噴射せしめられ、後進状態を
得る。
【００２３】（トリム操作） (1) トリムアップ時、ゲート切換装置２５により、噴射
制御ゲート２４の後部噴射口２４Ｂの噴射軸を水平に対
し上向きに設定する（図４（Ａ）参照）。これにより、
操向ノズル２１からの噴流は後部噴射口２４Ｂから斜め
上後方に噴射せしめられ、トリムアップ状態を得る。ト
リムアップ状態において、船体１１の船首が上り、加速
の滑走を早期に起こすことができる。
制御ゲート２４の後部噴射口２４Ｂの噴射軸を水平に対
し上向きに設定する（図４（Ａ）参照）。これにより、
操向ノズル２１からの噴流は後部噴射口２４Ｂから斜め
上後方に噴射せしめられ、トリムアップ状態を得る。ト
リムアップ状態において、船体１１の船首が上り、加速
の滑走を早期に起こすことができる。
【００２４】(2) トリムダウン時、ゲート切換装置２５
により、噴流制御ゲート２４の後部噴射口２４Ｂの噴射
軸を水平に対し下向きに設定する（図４（Ｂ）参照）。
これにより、操向ノズル２１からの噴流は後部噴射口２
４Ｂから斜め下後方に噴射せしめられ、トリムダウン状
態を得る。トリムダウン状態において、船体１１の船首
が下がり、エンジンの出力アップによる船速を上げるこ
とができる。
により、噴流制御ゲート２４の後部噴射口２４Ｂの噴射
軸を水平に対し下向きに設定する（図４（Ｂ）参照）。
これにより、操向ノズル２１からの噴流は後部噴射口２
４Ｂから斜め下後方に噴射せしめられ、トリムダウン状
態を得る。トリムダウン状態において、船体１１の船首
が下がり、エンジンの出力アップによる船速を上げるこ
とができる。
【００２５】次に、上記実施例の作用について説明す
る。
る。
【００２６】噴流制御ゲート２４は、水噴射ダクト１
３の出口に連通するとともに船体１１の後方に向かって
開口する貫通孔状の後部噴射口２４Ｂを有して水噴射ダ
クト１３の延長部を構成するものであり、水噴射ダクト
１３の出口上方に設定される如きがない。従って、水噴
射ダグド１３の出口上方にゲート設置スペースを必要と
することがなく、船体１１のコンパクト化を実現でき
る。
３の出口に連通するとともに船体１１の後方に向かって
開口する貫通孔状の後部噴射口２４Ｂを有して水噴射ダ
クト１３の延長部を構成するものであり、水噴射ダクト
１３の出口上方に設定される如きがない。従って、水噴
射ダグド１３の出口上方にゲート設置スペースを必要と
することがなく、船体１１のコンパクト化を実現でき
る。
【００２７】噴流制御ゲート２４は、船体１１の幅方
向に延びる略水平支軸回りに回転可能に支持され、貫通
孔状の後部噴射口２４Ｂを通って噴出される噴流の向き
を後下方に向かって変向させる第１の位置に移動できる
から、噴流制御ゲート２４は、船体１１の推進方向を切
換えるばかりでなく船体１１のトリムも変更することが
できる。
向に延びる略水平支軸回りに回転可能に支持され、貫通
孔状の後部噴射口２４Ｂを通って噴出される噴流の向き
を後下方に向かって変向させる第１の位置に移動できる
から、噴流制御ゲート２４は、船体１１の推進方向を切
換えるばかりでなく船体１１のトリムも変更することが
できる。
【００２８】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、船体の推
進方向を切換えるための噴流制御ゲートを備えるに際
し、水噴射ダクトの出口上方にゲート設置スペースを必
要としない水噴射推進装置を得ることができる。 また、
噴流制御ゲートによって、船体の推進方向の切換えばか
りでなく船体のトリム変更も行うことができ、構成簡素
となる。
進方向を切換えるための噴流制御ゲートを備えるに際
し、水噴射ダクトの出口上方にゲート設置スペースを必
要としない水噴射推進装置を得ることができる。 また、
噴流制御ゲートによって、船体の推進方向の切換えばか
りでなく船体のトリム変更も行うことができ、構成簡素
となる。
【図１】図１は本発明の一実施例を示す要部模式図であ
る。
る。
【図２】図２は水噴射推進船を示す模式図である。
【図３】図３は前後進切換状態を示す模式図である。
【図４】図４はトリム切換状態を示す模式図である。
１０ 水噴射推進船 １１ 船体 １２ エンジン １３ 水噴射ダクト １５ インペラ ２１ 操向ノズル（水噴出部） ２１Ａ 前部噴射口 ２４ 噴流制御ゲート ２４Ａ 円弧状閉塞面 ２４Ｂ 後部噴射口 ２５ ゲート切換装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B63H 11/107 B63H 11/08
Claims (1)
- 【請求項１】 船体に配置されるエンジンと、船体の後
部に配置されて後方に向かって開口する出口を有する水
噴射ダクトと、水噴射ダクト内に配設され、エンジンの
回転力を受けて回転し、水噴射ダクト内に噴流を形成す
るインペラと、水噴射ダクトの出口に設けられる噴流制
御ゲートとを有してなる水噴射推進装置において、噴流
制御ゲートは、上記水噴射ダクトの出口に連通するとと
もに船体後方に向かって開口し、船体の前後方向に延設
された貫通孔を有するとともに、前後方向の長さが上記
水噴射ダクトの出口の高さより長い下壁を該貫通孔の下
側に有し、船体幅方向に延びる略水平支軸回りに回転可
能に支持され、上記水噴射ダクトの出口を通って噴出さ
れる噴流の全てを貫通孔に通して変向させる第１の位置
と、水噴射ダクトの出口を通って噴出される噴流の全て
を下壁の外面で反射させて変向させる第２の位置との間
で任意の位置に移動可能に形成されてなることを特徴と
する水噴射推進装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3021337A JP3037761B2 (ja) | 1991-01-23 | 1991-01-23 | 水噴射推進装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3021337A JP3037761B2 (ja) | 1991-01-23 | 1991-01-23 | 水噴射推進装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04356299A JPH04356299A (ja) | 1992-12-09 |
| JP3037761B2 true JP3037761B2 (ja) | 2000-05-08 |
Family
ID=12052308
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3021337A Expired - Lifetime JP3037761B2 (ja) | 1991-01-23 | 1991-01-23 | 水噴射推進装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3037761B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996033909A1 (fr) * | 1995-04-28 | 1996-10-31 | Ishigaki Company Limited | Machine de propulsion a hydrojet pour bateaux |
| CN108284930B (zh) * | 2018-03-12 | 2023-09-22 | 南通长青沙船舶工程有限公司 | 一种可360°吸水的推进装置 |
-
1991
- 1991-01-23 JP JP3021337A patent/JP3037761B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04356299A (ja) | 1992-12-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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