JP3037669B1 - セラミック部材と金属部材の接合体及びこれを用いたウエハ支持部材 - Google Patents

セラミック部材と金属部材の接合体及びこれを用いたウエハ支持部材

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JP3037669B1 JP34074498A JP34074498A JP3037669B1 JP 3037669 B1 JP3037669 B1 JP 3037669B1 JP 34074498 A JP34074498 A JP 34074498A JP 34074498 A JP34074498 A JP 34074498A JP 3037669 B1 JP3037669 B1 JP 3037669B1
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Abstract

【要約】 【課題】熱サイクルに伴って発生する熱応力によってセ
ラミック部材と金属部材のフランジ部を接合する接合層
に隙間ができたり、剥離することを効果的に防ぎ、耐久
性を向上させる。 【解決手段】セラミック部材に、金属部材のフランジ部
をロウ材からなる接合層でもって接合し、かつ上記フラ
ンジ部に前記セラミック部材との熱膨張差が2×10-6
/℃以下の応力緩和部材をロウ材からなる接合層でもっ
て接合するとともに、上記応力緩和部材の厚みを1mm
以上、その幅を前記金属部材のフランジ部よりも長く
し、かつ上記フランジ部との接合面側の外周エッジ部に
切欠部を形成するとともに、この切欠部の始点からフラ
ンジ部の外周までの距離Lを0≦L≦2mmとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミック部材と
金属部材とをロウ材からなる接合層でもって接合してな
る接合体と、これを用いたウエハ支持部材に関するもの
であり、上記ウエハ支持部材としては、特にPVD、C
VD、スパッタリング等の成膜処理やエッチング処理を
施すための半導体製造装置用として好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、セラミック部材と金属部材とを接
合した接合体を得るにあたり、両部材をロウ材からなる
接合層にて接合することが行われている。
【0003】例えば、半導体装置の製造工程において、
半導体ウエハ(以下、ウエハと称す。)に薄膜を形成す
るPVD、CVD、スパッタリング等の成膜装置や、半
導体ウエハに微細加工を施すドライエッチング装置等の
半導体製造装置には、半導体ウエハを真空処理室内に保
持するためにサセプターや静電チャックと呼ばれるウエ
ハ支持部材が使用され、該ウエハ支持部材としては、図
4に示すような板状セラミック体11の上面にウエハ3
0を載置する載置面11aを有し、その内部に内部電極
12を備えるとともに、上記板状セラミック体11の下
面に、筒状金属体13のフランジ部13aをロウ材から
なる接合層14によって気密接合したもがあった。な
お、このウエハ支持部材は、筒状金属体13の下端に備
えるフランジ部13bをOリング17を介して真空処理
室18の底面に気密接合してあり、板状セラミック体1
1の下面に備える内部電極12への通電端子21や熱電
対等の温度検出素子22、あるいは測温用光ファイバー
等のウエハ30の温度検出素子23等と接続された導線
を筒状金属体13の内側を通って外部へ導出するように
なっていた。
【0004】そして、このウエハ支持部材を使用するに
は、載置面11aにウエハ30を載置しておいて、真空
処理室18の内部を真空とし、内部電極12を静電吸着
用として用いる場合には、ウエハ30と内部電極12と
の間に直流電圧を印加して静電吸着力を発現させること
によって載置面11a上のウエハ30を吸着固定して各
種処理を行い、また、内部電極12をヒータ電極として
用いる場合には、内部電極12に交流電圧を印加するこ
とで、載置面11a上のウエハ30を加熱しながら各種
加工を行うようになっていた。
【0005】この時、筒状金属体13の上下端はそれぞ
れ気密接合されているため、この筒状金属体13の内側
は、真空処理室18内の雰囲気と遮断することができ
る。即ち、真空処理室18内は10-9torr/sec
以下の高真空で、腐食性ガスが導入された高温下にある
が、筒状金属体13の内側は外部と連通した大気雰囲気
とすることができる。
【0006】そのため、温度検出素子22、23や通電
端子21あるいはこれらに接続された導体が腐食性ガス
に曝されることを防ぐことできるようになっている。
【0007】また、上記板状セラミック体11の材質と
して、近年、アルミナや窒化アルミニウム等のセラミッ
クスが用いられる一方、筒状金属体13は金属で形成さ
れており、両部材の熱膨張差に伴う応力を緩和するため
に、筒状金属体13のフランジ部13aの肉厚は0.1
〜2mm程度の薄肉とされていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した半
導体製造装置では、100〜300℃、さらには600
℃程度の高温条件でウエハ30を加工することが多く、
上記ウエハ支持部材には常温から上記加工温度の間での
熱サイクルが加わることになる。
【0009】そのため、この熱サイクルによる熱応力
が、筒状金属体13と板状セラミック体11との接合層
14に集中して繰り返し発生することから、図5(a)
(b)に示すように筒状金属体13のフランジ部13a
がクリープ変形して接合層14に隙間が生じたり、ある
いはフランジ部13が板状セラミック体11から剥離し
てしまうといった課題があった。即ち、加熱時に通常の
形状で接合していた熱膨脹率の大きい筒状金属体13と
熱膨脹率の小さい板状セラミック板11とが冷却される
と、板状セラミック体11より筒状金属体13の方が収
縮が進み、接合層14で筒状金属体13及び板状セラミ
ック体11の両部材に引張応力が作用し、この状態が進
行すると接合層14より剥離や割れが生じるというもの
であった。そして、この課題は図4に示すウエハ支持部
材において、数サイクルから数十サイクルの使用で発生
し、半導体製造装置のように高真空状態が要求される場
合、ウエハ支持部材を構成する板状セラミック体11と
筒状金属体13との間からガスリークが発生し、高真空
状態を維持できなくなるとともに、ガスリークが発生す
ると、真空処理室18内の腐食性ガスが筒状金属体13
の内側に侵入し、温度検出素子22、23、通電端子2
1、及び導体を腐食させるといった課題もあった。
【0010】そこで、本件出願人はこれらの課題を解決
するために、筒状金属体13のフランジ部13aの下面
に板状セラミック体11との熱膨張差の小さい応力緩和
リングを接合したウエハ支持部材を先に提案している
(特開平9−213775号公報参照)。
【0011】このウエハ支持部材11では、筒状金属体
13のフランジ部13aを、熱膨張係数が近似した板状
セラミック体11と応力緩和リングとで挟持し、フラン
ジ部13aの変形を拘束することができるため、接合層
14に隙間ができることを効果的に防ぐことができると
いった利点があった。
【0012】しかしながら、本件発明者がさらに研究を
重ねたところ、図6に示すように、板状セラミック体1
1と筒状金属体13のフランジ部13aとを接合するロ
ウ材と、上記フランジ部13aと応力緩和リング16と
を接合するロウ材とがそれぞれ外側に流出して板状セラ
ミック体11と応力緩和リング16との間で上記フラン
ジ部13aの外周を覆うようなロウ材溜まりQが形成さ
れると、熱サイクルによって上記ロウ材溜まりQに熱応
力が集中し、結果として板状セラミック体11にクラッ
クが発生するといった課題があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記課
題に鑑み、セラミック部材に金属部材のフランジ部をロ
ウ材からなる接合層でもって接合するとともに、上記フ
ランジ部に前記セラミック部材との熱膨張差が2×10
-6/℃以下の応力緩和部材をロウ材からなる接合層でも
って接合してなるセラミック部材と金属部材の接合体に
おいて、上記応力緩和部材の厚みを1mm以上、その幅
を前記金属部材のフランジ部よりも長くし、かつ上記フ
ランジ部との接合面側の外周エッジ部に切欠部を形成す
るとともに、この切欠部の始点からフランジ部の外周ま
での距離Lを0mm≦L≦2mmとしたことを特徴とす
る。
【0014】また、本発明の接合体は、切欠部をテーパ
面又は曲面とし、切欠部の長さを0.3mm以上とする
とともに、切欠部がテーパ面である時には、テーパ面の
接合面に対する傾斜角度を20°〜70°とし、切欠部
が曲面である時には、曲面の曲率半径を0.3mm以上
したことを特徴とする。
【0015】また、本発明は、ウエハの載置面を有する
板状セラミックス体の下面に、筒状金属体のフランジ部
をロウ材からなる接合層でもって接合するとともに、上
記フランジ部の下面に前記板状セラミック体との熱膨張
差が2×10-6/℃以下の応力緩和リングをロウ材から
なる接合層でもって接合してなるウエハ支持部材におい
て、上記応力緩和リングの厚みを1mm以上、その幅を
前記筒状金属体のフランジ部よりも長くし、かつ上記フ
ランジ部との接合面側の外周エッジ部に切欠部を形成す
るとともに、この切欠部の始点からフランジ部の外周ま
での距離Lを0mm≦L≦2mmとしたことを特徴とす
る。
【0016】また、本発明のウエハ支持部材は、切欠部
をテーパ面又は曲面とし、切欠部の長さを0.3mm以
上とするとともに、切欠部がテーパ面である時には、テ
ーパ面の接合面に対する傾斜角度を20°〜70°と
し、切欠部が曲面である時には、曲面の曲率半径を0.
3mm以上したことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0018】図1は本発明のセラミック部材と金属部材
との接合体を、半導体ウエハを保持するウエハ支持部材
に適用した例を示す断面図である。なお、従来例と同一
部分は同一符号で表す。
【0019】図1に示すウエハ支持部材は、サセプター
と呼ばれる板状セラミック体11の上面を半導体ウエハ
30を載せる載置面11aとし、その内部に内部電極1
2を埋設しいる。また、板状セラミック体11の下面に
は、筒状金属体13のフランジ部13aをロウ材からな
る接合層14でもって気密接合するとともに、このフラ
ンジ部13aの下面にロウ材からなる接合層15によっ
て上記板状セラミック体11との熱膨張差が2×10-6
/℃以下である応力緩和リング1を接合してある。そし
て、筒状金属体13の下端に備えたフランジ部13bを
Oリング17を介して真空処理室18の底面に気密接合
してウエハ支持部材を真空処理室18内に設置してあ
る。
【0020】また、板状セラミック体11の下面には、
内部電極12への通電端子21や熱電対等の板状セラミ
ック体11の温度検出素子22、あるいは測温用光ファ
イバー等のウエハ30の温度検出素子23等を設置して
あり、これらと接続される導線を筒状金属体13の内側
を通って外部へ導出するようになっている。
【0021】さらに、上記応力緩和リング1は、筒状金
属体13のフランジ部13aの幅以上の長さを有し、上
記フランジ部13aとの接合面側の外周エッジ部には周
方向に沿ってテーパ状の切欠部2を形成してあり、板状
セラミック体11と応力緩和リング1との間にロウ材溜
まりが形成されることを防ぎ、フランジ部13aの外周
から応力緩和リング1の切欠部2にかけて滑らかなメニ
スカスが形成されるようにしてある。
【0022】そして、このウエハ支持部材を使用するに
は、載置面11aにウエハ30を載置しておいて、真空
処理室18の内部を真空とし、内部電極12を静電吸着
用として用いる場合には、ウエハ30と内部電極12と
の間に直流電圧を印加して静電吸着力を発現させること
によって載置面11a上のウエハ30を吸着固定して各
種処理を行い、また、内部電極12をヒータ電極として
用いる場合には、内部電極12に交流電圧を印加するこ
とで、載置面11a上のウエハ30を加熱しながら各種
加工を行うようになっている。
【0023】この時、筒状金属体13の上下端はそれぞ
れ気密接合してあるため、この筒状金属体13の内側
は、真空処理室18の内部と完全に遮断することができ
る。即ち、真空処理室18内は10-9torr/sec
以下の高真空で、腐食性ガスが導入された高温下にある
が、筒状金属体13の内側は外部と連通した大気雰囲気
とすることができる。
【0024】そのため、温度検出素子22、23や通電
端子21あるいはこれらに接続された導体が腐食性ガス
に曝されることを防ぐことできる。
【0025】また、本発明によれば、筒状金属体13の
フランジ部13aの下面に、板状セラミック体11との
熱膨張差が2×10-6/℃以下である応力緩和リング1
を接合してあることから、熱サイクルが加わっても接合
層14に隙間が生じにくくすることができ、ガスリーク
の発生を防ぐことができる。
【0026】即ち、図2に接合部の拡大図を示すよう
に、板状セラミック体11の下面にメタライズ層を形成
しておいて、ロウ材からなる接合層14によって筒状金
属体13のフランジ部13aを接合する。また、このフ
ランジ部13aの反対側の下面には、ロウ材からなる接
合層15を介して環状の応力緩和リング1を接合してあ
る。
【0027】そのため、熱サイクルが加わったときに、
板状セラミック体11と筒状金属体13のフランジ部1
3aとの間に熱膨張差が生じても、上記フランジ部13
aは板状セラミック体11と板状セラミック体11との
熱膨張差が近似した応力緩和リング1で挟まれて拘束さ
れることになるため、フランジ部13aが変形すること
を防止できる。その結果、接合層14に隙間が生じにく
く、ガスリークの発生を効果的に防ぐことができる。
【0028】さらに、本発明では、応力緩和リング1の
幅Mを、筒状金属体13のフランジ部13aの幅Nより
長くするとともに、上記フランジ部13aとの接合面4
側の外周エッジ部に、周方向に沿ってテーパ状の切欠部
2を形成してあるため、接合層14を構成するロウ材と
接合層15を構成するロウ材とが外側に流出して塊を形
成する、いわゆるロウ材溜まりができることを効果的に
防ぎ、筒状金属体13のフランジ部13aの外周から応
力緩和リング1の切欠部2にかけて滑らかなメニスカス
を形成することができるため、図6に示す従来のように
ロウ材溜まりQに熱応力が集中して板状セラミック体1
1が破損することを効果的に防ぐことができる。
【0029】ところで、上記応力緩和リング1の材質と
しては、板状セラミック体11との熱膨張率差が2×1
-6/℃以下の範囲にあれば金属やセラミックスのいず
れの材質を用いても良いが、特に、板状セラミック体1
1と同じ主成分のセラミックス、望ましくは板状セラミ
ック体11と同一のセラミックスを用いることが好適で
ある。
【0030】また、応力緩和リング1の厚みWは1mm
以上とすることが良い。これは、厚みWが1mm未満で
は、フランジ部13aの変形を防止する効果が乏しいか
らで、望ましくは5mm以上が良い。なお、上限につい
ては特に制約はないが、構造上許容される範囲内とすれ
ば良い。
【0031】さらに、応力緩和リング1をフランジ部1
3aに接合した際、応力緩和リング1の接合面3と切欠
部2をなすテーパ面4との交点を切欠部2の始点Sと
し、この始点Sからフランジ部13aの外周までの距離
Lは0mm≦L≦2mmとすることが重要である。これ
は切欠部2の始点Sからフランジ部13aの外周までの
距離Lが0mm未満であると、フランジ部13aと応力
緩和リング1の切欠部2との間に大きな空間ができるこ
ととなり、この空間に毛細管現象によってロウ材溜まり
が形成されて応力緩和リング1を破損させる恐れがある
からであり、逆に、切欠部2の始点Sからフランジ部1
3aの外周までの距離Lが2mmを越えると、応力緩和
リング1に切欠部2を形成した効果がなく、板状セラミ
ック11と応力緩和リング1との間でロウ材溜まりが形
成され、そのロウ材溜まりに熱応力が集中して板状セラ
ミック体11を破損させる恐れがあるからである。
【0032】なお、好ましくは、切欠部2の始点Sから
フランジ部13aの外周までの距離Lは0mm≦L≦1
mm、望ましくは0mm≦L≦0.3mmとすることが
良い。
【0033】また、切欠部2をなすテーパ面4の接合面
3に対する傾斜角度θは、20°〜70°とするととも
に、切欠部2の長さTを0.3mm以上とすることが好
ましい。これは、傾斜角度θが20°未満では、外側へ
はみ出した接合層15を構成するロウ材が切欠部2のテ
ーパ面4へ流れ難く、板状セラミック体12と応力緩和
リング1の切欠部2との間にロウ材溜まりが形成される
ことを防ぐ効果が低いからであり、逆に、傾斜角度θが
70°を越えると、外側へはみ出した接合層15を構成
するロウ材が切欠部2のテーパ面4へ流れるものの、テ
ーパ面4の傾斜がきついためにフランジ部13aの外周
から応力緩和リング1の切欠部2にかけて滑らかなメニ
スカスを形成することができず、熱サイクルに伴う熱応
力を十分に吸収することができないために、応力緩和リ
ング1に割れが発生する恐れがあるからである。
【0034】また、切欠部2の長さTが0.3mm未満
では、外側にはみ出したロウ材をテーパ面4に沿って逃
がす効果がなく、板状セラミック体12と応力緩和リン
グ1の切欠部2との間にロウ材溜まりが形成されること
を防ぐ効果が殆ど得られないからである。なお、切欠部
2の長さTとは、切欠部2の始点から応力緩和リング1
の外周より引いた延長線までの最短距離のことである。
【0035】一方、筒状金属体13に有するフランジ部
13aの肉厚Uは、板状セラミック体11との熱膨張差
に伴う応力を小さくする観点からできるだけ薄い方が良
く、2.0mm以下とすることが良い。ただし、肉厚U
が0.05mm以下となると強度不足となる。そのた
め、フランジ部13aの肉厚Uは、0.05〜2.0m
mが良く、好ましくは0.1〜2.0mmの範囲が良
い。
【0036】ところで、この実施形態において、板状セ
ラミック体11を成すセラミックスとしては、Al2
3 ,AlN,ZrO2 ,SiC,Si3 4 等の一種以
上を主成分とするセラミックスを用いることができる。
これらの中でも特に腐食性ガスに対する耐食性及び耐プ
ラズマ性の点から、99重量%以上のAl2 3 を主成
分としSiO2 ,MgO,CaO等の焼結助剤を含有す
るアルミナセラミックスや、AlNを主成分とし周期律
表2a族元素や3a族元素の酸化物を0.5〜20重量
%の範囲で含有する窒化アルミニウム質セラミックス、
あるいは99重量%以上のAlNを主成分とする高純度
窒化アルミニウム質セラミックスのいずれかが好適であ
る。
【0037】したがって、応力緩和リング1の材質とし
ても、上記板状セラミック体11と同様のセラミックス
を用いることが好ましい。
【0038】一方、筒状金属体13の材質としては、腐
食性ガスに対する耐食性や耐プラズマ性が高く、上記板
状セラミック体11との熱膨張率差が6×10-6/℃以
下の金属を用いることが好ましい。これは、熱膨張率差
が6×10-6/℃を超えると、ロウ付け直後にセラミッ
クスの接合界面にクラックが生じや易くなるためであ
る。具体的には、W,Mo,Ni,Al,Cu,Ti,
Fe−Ni−Co合金、Fe−Ni合金等を用いること
ができる。
【0039】さらに、接合層14,15を構成するロウ
材の材質としては、高温中で溶融、液化を生じないもの
が良く、具体的にはAg,Au,Al,Cu,Pt,P
d,Inを主体とするロウ材を用いることかができ、こ
れらの中でも特にAg−Cu系、Ti−Cu−Ag系の
ロウ材が良い。
【0040】次に、本発明の他の実施形態を説明する。
【0041】図3は、応力緩和リング1に形成する切欠
部2として曲面5を形成する以外は図2と同様の構造を
したもので、このように切欠部2を曲面5としても、接
合層14を構成するロウ材と接合層15を構成するロウ
材とが外側に流出してロウ材溜まりを形成することを防
ぎ、フランジ部13aの外周から応力緩和リング1の切
欠部2にかけて滑らかなメニスカスを形成することがで
きるため、熱応力の集中を防いで板状セラミック体11
が破損することを効果的に防止することができる。な
お、切欠部2を曲面5とした場合、上述した効果を奏す
るためには、曲面5の曲率半径Rを0.3mm以上とす
ることが良い。
【0042】さらに、他の実施形態としては、筒状金属
体13のフランジ部13aを外側と内側の両方に形成し
ても良く、この場合、接合層14の面積を大きくして板
状セラミック体11と筒状金属体13との接合強度を高
めることができる。なお、本発明では、筒状金属体13
の外側(真空側)又は内側(大気側)のいずれか一方に
フランジ部13aを形成してあれば構わない。
【0043】以上の実施形態では、ウエハ支持部材の例
をもって説明したが、本発明は、この実施形態だけに限
定されるものではなく、セラミック部材と金属部材とを
ロウ材からなる接合層でもって接合してなる接合体であ
ればどのような形状のセラミック部材と金属部材の接合
体であっても適用することができる。
【0044】
【実施例】(実施例1)本発明実施例として、図1に示
すウエハ支持部材を試作した。
【0045】板状セラミック体11は、直径8インチ
(約200mm)の円板状で、AlN含有量が99.9
重量%の高純度窒化アルミニウムセラミックスにより形
成した。この板状セラミック体11は、上記AlNの一
次原料をメタノールに混合し、粉砕して平均粒径1μm
とした後、10%の有機バインダーを添加してスラリー
とした。このスラリーをスプレードライヤーにて造粒
し、所定の造粒粉体を作製した。そして、この造粒粉体
を用い、ヒータ電極としてモリブデン(Mo)からなる
内部電極12を埋設してなる成形体を形成し、この成形
体をホットプレス焼結した。なお、ホットプレスの条件
は1910℃、200kg/cm2 とした。板状セラミ
ック体11を形成する窒化アルミニウムセラミックスの
特性を調べたところ、比重が3.26g/cm3 と理論
密度に対して充分な焼結密度を有しており、その熱膨張
率は5×10-6/℃であった。
【0046】一方、筒状金属体13は、熱膨張率が8×
10-6/℃であるFe−Ni−Co合金により形成し、
その寸法は、筒部の外径が165.5mm、内径が16
5.0mmとするとともに、フランジ部13aの外径を
180.0mm、内径を165.0mm、肉厚を0.5
mmとした。
【0047】さらに、応力緩和リング1は、上記板状セ
ラミック体11と同じ高純度窒化アルミニウムセラミッ
クスにより形成し、その寸法は、厚みWを5mm、幅M
を7mmとしたリング体とした。そして、この応力緩和
リング1のフランジ部13aとの接合面4側の外周シー
ル部に切欠部2としてテーパ面4を形成し、切欠部2の
始点Sからフランジ部13aの外周までの距離Lを異な
らせるようにした。
【0048】上記板状セラミック体11、筒状金属体1
3、応力緩和リング1をロウ付けで接合する際は、予め
板状セラミック体11と応力緩和リング1の接合面3に
Cu−Ag−Ti系のロウ材を用いて800℃で表面に
メタライズ層を形成し、この表面にNiメッキを施し
た。一方筒状金属体13のフランジ部13aにもNiメ
ッキを施した。そして、これらに対し、ロウ材としてA
g−Cu系のロウを用いて850℃の真空中でロウ付け
固定して、板状セラミック体11と筒状金属体13のフ
ランジ部13aを接合層14で、上記フランジ部13a
と応力緩和リング1を接合層15でそれぞれ接合した。
【0049】そして、これらのウエハ支持部材をCVD
装置の真空処理室18内に気密に設置し、15℃/分の
昇温速度で常温から500℃までの熱サイクルを加え、
接合層14における隙間の有無をHeガスリークディテ
クターを用いて測定し、接合層14に隙間ができるまで
の耐久性を熱サイクル数を調べることで評価した。
【0050】それぞれの結果は表1に示す通りである。
【0051】
【表1】
【0052】この結果、応力緩和リング1を接合して
も、切欠部2の始点Sからフランジ部13aの外周まで
の距離Lが0mm未満では、10回の熱サイクルで20
個中1個の接合層14に隙間ができ、さらに500回の
熱サイクルでは20個中8個の接合層14に隙間が発生
した。
【0053】また、切欠部2の始点Sからフランジ部1
3aの外周までの距離Lが2.0mmを越えると、50
0回の熱サイクルで20個中10個以上の接合層14に
隙間が発生した。
【0054】これに対し、切欠部2の始点Sからフラン
ジ部13aの外周までの距離Lが0≦L≦2mmの範囲
にあるものは、500回の熱サイクルにおいて、接合層
14に隙間ができたのは多くても3個だけであり、耐久
性に優れ、試料No.6,7のように、切欠部2の始点
Sからフランジ部13aの外周までの距離Lが0≦L≦
0.3mmの範囲にあるものでは、500回の熱サイク
ルにおいても接合層14に隙間ができたものはなく特に
優れていた。
【0055】この結果、応力緩和リング1に切欠部2を
形成するとともに、この切欠部2の始点Sからフランジ
部13aの外周までの距離Lを0≦L≦2mmとすれ
ば、板状セラミック体11と筒状金属体13との十分な
接合強度が得られ、接合部の耐久性を高められることが
判る。
【0056】(実施例2)そこで、厚みWが5mm、切
欠部2の始点Sからフランジ部13aの外周までの距離
Lを0.3mmとした応力緩和リング1を用意し、切欠
部2の傾斜角度θ及び切欠部2の長さTをそれぞれ異な
らせた時の耐久性を調べるため、実施例1と同様の条件
にて実験を行った。
【0057】それぞれの結果は表2に示す通りである。
【0058】
【表2】
【0059】この結果、試料No.11のように、切欠
部2の長さTが0.3mm未満では、ロウ材溜まりを効
果的に防ぐことができず、500回の熱サイクルで20
個中10個の接合層14に隙間が発生した。
【0060】また、切欠部2の長さTが0.3mm以上
であっても、試料No.17のように、切欠部2の傾斜
角度θが20°未満のものでは、ロウ材溜まりができる
ことを防ぐことができず、500回の熱サイクルで20
個中8個の接合層14に隙間ができ、また、試料No.
20のように、切欠部2の傾斜角度θが70°を越える
と、フランジ部13aの外周から切欠部2のテーパ面4
にかけて滑らかなメニスカスを形成することができず、
500回の熱サイルクで20個中10個の接合層14に
隙間ができた。
【0061】これに対し、切欠部2の傾斜角度θが20
°〜70°の範囲にあり、かつ切欠部2の長さTが0.
3mm以上であるものは、フランジ部13aの外周から
切欠部2のテーパ面4にかけて滑らかなメニスカスが形
成されており、500回の熱サイルクにおいても接合層
14に隙間ができたものは、多いものでも20個中5個
と優れていた。
【0062】(実施例3)次に、応力緩和リング1に形
成する切欠部2を図3に示すように曲面5とし、その曲
面5の曲率半径Rを異ならせて実施例1と同様の条件に
て実験を行った。それぞれの結果は表3に示す通りであ
る。
【0063】
【表3】
【0064】この結果、試料No.21のように、曲面
5の曲率半径Rが0.3mm以上とすれば、フランジ部
13aの外周から切欠部2の曲面5にかけて滑らかなメ
ニスカスを形成することができ、500回の熱サイルク
においても接合層14に隙間ができたものは、多いもの
でも20個中3個と優れていた。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、セラミ
ック部材に金属部材のフランジ部をロウ材からなる接合
層でもって接合するとともに、上記フランジ部に前記セ
ラミック部材との熱膨張差が2×10-6/℃以下の応力
緩和部材をロウ材からなる接合層でもって接合してなる
セラミック部材と金属部材の接合体において、上記応力
緩和部材の厚みを1mm以上、その幅を前記金属部材の
フランジ部よりも長くし、かつ上記フランジ部との接合
面側の外周エッジ部に切欠部を形成するとともに、この
切欠部の始点からフランジ部の外周までの距離Lを0≦
L≦2mmとしたことによって、熱サイクルに伴って発
生する熱応力によってセラミック部材と金属部材のフラ
ンジ部を接合する接合層に隙間ができたり、剥離するこ
とを効果的に防ぎ、耐久性を向上させることができる。
【0066】また、本発明は、ウエハの載置面を有する
板状セラミックス体の下面に、筒状金属体のフランジ部
をロウ材からなる接合層でもって接合するとともに、上
記フランジ部の下面に前記板状セラミック体との熱膨張
差が2×10-6/℃以下の応力緩和リングをロウ材から
なる接合層でもって接合してなるウエハ支持部材におい
て、上記応力緩和リングの厚みを1mm以上、その幅を
前記筒状金属体のフランジ部よりも長くし、かつ上記フ
ランジ部との接合面側の外周エッジ部に切欠部を形成す
るとともに、この切欠部の始点からフランジ部の外周ま
での距離Lを0≦L≦2mmとしたことによって、熱サ
イクルに伴って発生する熱応力によってセラミック部材
と金属部材のフランジ部を接合する接合層に隙間ができ
たり、剥離することを効果的に防ぎ、ガスリークの発生
を防止することができる。その為、真空処理室内の高真
空度を維持できるとともに、筒状金属体内に備える通電
端子や温度検出素子及びこれらと接続される導体等が腐
食性ガスに曝されるとを防ぎ、長期間にわたって使用可
能なウエハ支持部材とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセラミック部材と金属部材との接合体
を、半導体ウエハを保持するウエハ支持部材に適用した
例を示す断面図である。
【図2】本発明のウエハ支持部材における板状セラミッ
ク体と筒状金属体との接合構造を示す拡大断面図であ
る。
【図3】本発明のウエハ支持部材における板状セラミッ
ク体と筒状金属体との他の接合構造を示す拡大断面図で
ある。
【図4】従来のウエハ支持部材を真空処理室内に設置し
た状態を示す断面図である。
【図5】(a)(b)は、従来のウエハ支持部材におけ
る板状セラミック体と筒状金属体との接合部における破
損状態を説明するための拡大断面図である。
【図6】本件出願人が先に提案した板状セラミック体と
筒状金属体との接合部を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1・・・応力緩和リング 2・・・切欠部 3・・・接
合面 4・・・テーパ面 5・・・曲面 M・・・応力緩和リングの幅 N・・・
フランジ部の幅 Q・・・ロウ材溜まり R・・・曲面の曲率半径 S・
・・切欠部の始点 T・・・切欠部の長さ U・・・ジランジ部の肉厚 W・・・応力緩和リングの厚み 11・・・板状体 11a・・・載置面 12・・・内
部電極 13・・・筒状金属体 13a・・・フランジ部 1
4,15・・・接合層 16・・・応力緩和リング 17・・・Oリング 18
・・・真空処理室 21・・・通電端子 22,23・・・温度検出素子
30・・・半導体ウエハ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミック部材に金属部材のフランジ部を
    ロウ材で接合するとともに、上記フランジ部に前記セラ
    ミック部材との熱膨張差が2×10-6/℃以下の応力緩
    和部材をロウ材で接合してなるセラミック部材と金属部
    材の接合体において、上記応力緩和部材の厚みを1mm
    以上とするとともに、その幅を前記金属部材のフランジ
    部よりも長くし、かつ上記フランジ部との接合面側の外
    周エッジ部に切欠部を備えてなり、該切欠部の始点から
    フランジ部の外周までの距離Lが0mm≦L≦2mmで
    あることを特徴とするセラミック部材と金属部材との接
    合体。
  2. 【請求項2】上記切欠部がテーパ面又は曲面であること
    を特徴とする請求項1に記載のセラミック部材と金属部
    材との接合体。
  3. 【請求項3】上記切欠部がテーパ面であって、該テーパ
    面の接合面に対する傾斜角度が20°〜70°でかつ切
    欠部の長さが0.3mm以上であることを特徴とする請
    求項2に記載のセラミック部材と金属部材との接合体。
  4. 【請求項4】上記切欠部が曲面であって、該曲面の曲率
    半径が0.3mm以上でかつ切欠部の長さが0.3mm
    以上であることを特徴とする請求項2に記載のセラミッ
    ク部材と金属部材との接合体。
  5. 【請求項5】ウエハの載置面を有する板状セラミックス
    体の下面に、筒状金属体のフランジ部をロウ材で接合す
    るとともに、上記フランジ部の下面に前記板状セラミッ
    ク体との熱膨張差が2×10-6/℃以下の応力緩和リン
    グをロウ材で接合してなるウエハ支持部材において、上
    記応力緩和リングの厚みを1mm以上とするとともに、
    その幅を前記筒状金属体のフランジ部よりも長くし、か
    つ上記フランジ部との接合面側の外周エッジ部に切欠部
    を備えてなり、該切欠部の始点からフランジ部の外周ま
    での距離Lが0mm≦L≦2mmであることを特徴とす
    るウエハ支持部材。
  6. 【請求項6】上記切欠部がテーパ面又は曲面であること
    を特徴とする請求項5に記載のウエハ支持部材。
  7. 【請求項7】上記切欠部がテーパ面であって、該テーパ
    面の接合面に対する傾斜角度が20°〜70°でかつ切
    欠部の長さが0.3mm以上であることを特徴とする請
    求項6に記載のウエハ支持部材。
  8. 【請求項8】上記切欠部が曲面であって、該曲面の曲率
    半径が0.3mm以上でかつ切欠部の長さが0.3mm
    以上であることを特徴とする請求項6に記載のウエハ支
    持部材。
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