JP3035859B2 - ベッド取付型介助手段 - Google Patents
ベッド取付型介助手段Info
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- JP3035859B2 JP3035859B2 JP9060310A JP6031097A JP3035859B2 JP 3035859 B2 JP3035859 B2 JP 3035859B2 JP 9060310 A JP9060310 A JP 9060310A JP 6031097 A JP6031097 A JP 6031097A JP 3035859 B2 JP3035859 B2 JP 3035859B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、介助部材を高さ調
節可能に保持した支柱部の取り付けを、天井に頼らず、
ベッドの基部フレームに固定するのみの構造とした、ベ
ッド取付型介助手段に関するものである。
節可能に保持した支柱部の取り付けを、天井に頼らず、
ベッドの基部フレームに固定するのみの構造とした、ベ
ッド取付型介助手段に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、家庭内や病院にあって、ベッド廻
りや居室に設けて、高齢者、病弱者等が、介護者の手を
借りずに身体を移動したりする際に、手掛かりとなるよ
うな介助用品が種々、商品化されている。このような介
助用品として、例えば（１）ベッドのメインフレームの
柵穴に取り付ける介助バー、（２）部屋の床と天井の間
を突っ張って固定する介助ポール、がある。
りや居室に設けて、高齢者、病弱者等が、介護者の手を
借りずに身体を移動したりする際に、手掛かりとなるよ
うな介助用品が種々、商品化されている。このような介
助用品として、例えば（１）ベッドのメインフレームの
柵穴に取り付ける介助バー、（２）部屋の床と天井の間
を突っ張って固定する介助ポール、がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、（１）介助バ
ーは、ベッドのメインフレームの柵穴に取り付けるタイ
プのものが多く、ハイロー機能付ベッドに取り付けた場
合、ベッドのフレームや介助バー本体の強度面から充分
な水平方向の寸法を確保することができず、あまり使い
やすいものではなかった。一方、（２）介助ポールは、
設置するにあたり、天井や床の強度が問題となり、設置
可能な箇所が限られたものとなることが多かった。本発
明はこのような課題を改善するために提案されたもので
あって、介助部材を高さ調節可能に保持した支柱部の取
り付けを、天井に頼らず、ベッドの基部フレームに固定
するのみの構造とした、ベッド取付型介助手段を提供す
ることを目的とする。
ーは、ベッドのメインフレームの柵穴に取り付けるタイ
プのものが多く、ハイロー機能付ベッドに取り付けた場
合、ベッドのフレームや介助バー本体の強度面から充分
な水平方向の寸法を確保することができず、あまり使い
やすいものではなかった。一方、（２）介助ポールは、
設置するにあたり、天井や床の強度が問題となり、設置
可能な箇所が限られたものとなることが多かった。本発
明はこのような課題を改善するために提案されたもので
あって、介助部材を高さ調節可能に保持した支柱部の取
り付けを、天井に頼らず、ベッドの基部フレームに固定
するのみの構造とした、ベッド取付型介助手段を提供す
ることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、ベッド取付型介助手段であって、床
部側面近傍の床面に立位状態に配置した支柱部を有し、
この支柱部とベッドにおける基部フレームとを連結手段
によって連結して前記支柱部を固持するようにし、前記
支柱部に沿って高さ調節可能に装着する一方、前記支柱
部を中心として回動可能とすると共に支柱部に対し交叉
する方向に移動可能として適宜な位置に固定支持可能に
取り付けた介助部材を有する。また本発明は、ベッド取
付型介助手段であって、床部側面近傍の床面に立位状態
に配置した支柱部を有し、この支柱部とベッドにおける
基部フレームとを支柱部と基部フレームとの距離を調節
可能に構成した連結手段によって連結して前記支柱部を
固持するようにし、前記支柱部に高さ調節可能に、且つ
支柱部を中心として回動可能とすると共に支柱部に対し
交叉する方向に移動可能として適宜な位置に固定支持可
能に設けた介助部材を有する。また本発明は、ベッド取
付型介助手段であって、床部側面近傍の床面に立位状態
に配置した支柱部を有し、この支柱部とベッドにおける
基部フレームとを連結手段によって連結して前記支柱部
を固持するようにし、この連結手段と前記基部フレーム
との固定箇所を移動させることで、前記支柱部と基部フ
レームとの距離を調節可能とし、前記支柱部に高さ調節
可能に、且つ支柱部を中心として回動可能とすると共に
支柱部に対し交叉する方向に移動可能として適宜な位置
に固定支持可能に設けた介助部材を有する。前述の構成
において、支柱部は、床面に接地する基部アジャスタ
と、連結手段の取り付け基部と、互いに平行、且つ等長
な一対のポールを有し、これら一対のポールのうちの一
方に嵌入して昇降自在に、且つ固定可能に構成した介助
部材保持部材を介し介助部材を保持する構成とした。ま
た、前記介助部材保持部材にポールを挿通するための挿
通穴を形成すると共に、介助部材保持部材を前記ポール
に固定するためのロック機構を設け、ロック機構のロッ
ク操作により、無段階に介助部材保持部材を昇降調節可
能とする一方、前記介助部材保持部材をポールを回動軸
として、所定角度毎に回動調節して固定支持可能とし
た。さらに、前記介助部材保持部材に、介助部材を横方
向に移動調節可能に保持するための介助部材挿通穴を形
成すると共に、前記介助部材を介助保持部材に固定する
ためのロック機構を設け、ロック機構のロック操作によ
り、介助部材を横方向に無段階に移動調節可能とする一
方、介助部材挿通穴を貫く軸方向を回動軸として、所定
角度毎に回動調節して固定支持可能とした。
ために、本発明は、ベッド取付型介助手段であって、床
部側面近傍の床面に立位状態に配置した支柱部を有し、
この支柱部とベッドにおける基部フレームとを連結手段
によって連結して前記支柱部を固持するようにし、前記
支柱部に沿って高さ調節可能に装着する一方、前記支柱
部を中心として回動可能とすると共に支柱部に対し交叉
する方向に移動可能として適宜な位置に固定支持可能に
取り付けた介助部材を有する。また本発明は、ベッド取
付型介助手段であって、床部側面近傍の床面に立位状態
に配置した支柱部を有し、この支柱部とベッドにおける
基部フレームとを支柱部と基部フレームとの距離を調節
可能に構成した連結手段によって連結して前記支柱部を
固持するようにし、前記支柱部に高さ調節可能に、且つ
支柱部を中心として回動可能とすると共に支柱部に対し
交叉する方向に移動可能として適宜な位置に固定支持可
能に設けた介助部材を有する。また本発明は、ベッド取
付型介助手段であって、床部側面近傍の床面に立位状態
に配置した支柱部を有し、この支柱部とベッドにおける
基部フレームとを連結手段によって連結して前記支柱部
を固持するようにし、この連結手段と前記基部フレーム
との固定箇所を移動させることで、前記支柱部と基部フ
レームとの距離を調節可能とし、前記支柱部に高さ調節
可能に、且つ支柱部を中心として回動可能とすると共に
支柱部に対し交叉する方向に移動可能として適宜な位置
に固定支持可能に設けた介助部材を有する。前述の構成
において、支柱部は、床面に接地する基部アジャスタ
と、連結手段の取り付け基部と、互いに平行、且つ等長
な一対のポールを有し、これら一対のポールのうちの一
方に嵌入して昇降自在に、且つ固定可能に構成した介助
部材保持部材を介し介助部材を保持する構成とした。ま
た、前記介助部材保持部材にポールを挿通するための挿
通穴を形成すると共に、介助部材保持部材を前記ポール
に固定するためのロック機構を設け、ロック機構のロッ
ク操作により、無段階に介助部材保持部材を昇降調節可
能とする一方、前記介助部材保持部材をポールを回動軸
として、所定角度毎に回動調節して固定支持可能とし
た。さらに、前記介助部材保持部材に、介助部材を横方
向に移動調節可能に保持するための介助部材挿通穴を形
成すると共に、前記介助部材を介助保持部材に固定する
ためのロック機構を設け、ロック機構のロック操作によ
り、介助部材を横方向に無段階に移動調節可能とする一
方、介助部材挿通穴を貫く軸方向を回動軸として、所定
角度毎に回動調節して固定支持可能とした。
【０００５】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかるベッド取付
型介助手段について、一つの実施の形態を示し、添付の
図面に基づいて、以下説明する。図１に床部昇降機能を
有するベッドに適用されるベッド取付型介助手段１を示
す。この介助手段１は、ベッド（図示省略）における床
部（図示省略）側面近傍の床面に立位状態に配置した支
柱部２を有し、この支柱部２とベッドにおける基部フレ
ーム３とを連結手段４によって連結し、前記支柱部２に
高さ調節可能に装着する一方、前記支柱部２に対して回
動可能として適宜な位置に固定支持可能に取り付けた介
助部材５を有する。
型介助手段について、一つの実施の形態を示し、添付の
図面に基づいて、以下説明する。図１に床部昇降機能を
有するベッドに適用されるベッド取付型介助手段１を示
す。この介助手段１は、ベッド（図示省略）における床
部（図示省略）側面近傍の床面に立位状態に配置した支
柱部２を有し、この支柱部２とベッドにおける基部フレ
ーム３とを連結手段４によって連結し、前記支柱部２に
高さ調節可能に装着する一方、前記支柱部２に対して回
動可能として適宜な位置に固定支持可能に取り付けた介
助部材５を有する。
【０００６】前記支柱部２は、床面に接地する一対の基
部アジャスタ６，６を有し、この基部アジャスタ６，６
を前記連結手段４を構成する一対の円筒状取り付け基部
７，７に螺着するようにし、この取り付け基部７，７上
部に、支柱部２を構成する一対のポール部材８，８を装
着し、このポール部材８，８の一方に嵌入して昇降可能
に構成した、前記介助部材５を保持する介助部材保持部
材９を有している。
部アジャスタ６，６を有し、この基部アジャスタ６，６
を前記連結手段４を構成する一対の円筒状取り付け基部
７，７に螺着するようにし、この取り付け基部７，７上
部に、支柱部２を構成する一対のポール部材８，８を装
着し、このポール部材８，８の一方に嵌入して昇降可能
に構成した、前記介助部材５を保持する介助部材保持部
材９を有している。
【０００７】また、前記支柱部２とベッドにおける基部
フレーム３とを連結する連結手段４は、円筒状取り付け
基部７側面にそれぞれ一体的に突設した角枠１０，１０
を有し、この角枠１０，１０先端に、基部フレーム３に
基部フレーム３上部から係止させる断面鉤型形状の係止
枠１１が設けられている。この係止枠１１を前記基部フ
レーム３に係止させた際に、係止枠１１を基部フレーム
３に当接した反対側から、当て金具１２，１２を介して
締め付けボルト１３，１３により係止枠１１を前記基部
フレーム３に固定する構造としている。
フレーム３とを連結する連結手段４は、円筒状取り付け
基部７側面にそれぞれ一体的に突設した角枠１０，１０
を有し、この角枠１０，１０先端に、基部フレーム３に
基部フレーム３上部から係止させる断面鉤型形状の係止
枠１１が設けられている。この係止枠１１を前記基部フ
レーム３に係止させた際に、係止枠１１を基部フレーム
３に当接した反対側から、当て金具１２，１２を介して
締め付けボルト１３，１３により係止枠１１を前記基部
フレーム３に固定する構造としている。
【０００８】また、前記支柱部２における一対のポール
部材８，８は、等長の寸法を有し、一つの長尺なアルミ
ニウム製の押し出し成形による中空管をポール部材８，
８が互いに平行になるように折り曲げして構成されてい
る。
部材８，８は、等長の寸法を有し、一つの長尺なアルミ
ニウム製の押し出し成形による中空管をポール部材８，
８が互いに平行になるように折り曲げして構成されてい
る。
【０００９】前記介助部材保持部材９は、例えばアルミ
ダイキャスト製で、ポール部材８，８のうちの一つに昇
降可能に、且つポール部材８を回動軸として回動可能に
嵌入するための挿通穴１４を有し、この挿通穴１４に、
前記ポール部材８を嵌入した際、適宜なロック手段（図
示省略）により所望の高さにおいて固定保持する構成と
している。また、前記介助部材保持部材９には、介助部
材５を水平方向に移動可能に保持するための保持部１５
が取り付けられている。この保持部１５は、後述する介
助部材５を水平方向に移動調節可能に保持するための一
対の通孔１６，１６が設けられている。
ダイキャスト製で、ポール部材８，８のうちの一つに昇
降可能に、且つポール部材８を回動軸として回動可能に
嵌入するための挿通穴１４を有し、この挿通穴１４に、
前記ポール部材８を嵌入した際、適宜なロック手段（図
示省略）により所望の高さにおいて固定保持する構成と
している。また、前記介助部材保持部材９には、介助部
材５を水平方向に移動可能に保持するための保持部１５
が取り付けられている。この保持部１５は、後述する介
助部材５を水平方向に移動調節可能に保持するための一
対の通孔１６，１６が設けられている。
【００１０】そして前記介助部材５は、例えばポリ塩化
ビニルコーティングの鋼管製の長円形状、すなわち直線
ループ状のパイプによって構成している。かかる介助部
材５の互いに対向する直線箇所の間隔は、前記保持部１
５における一対の通孔１６，１６の間隔と等間隔にあ
り、前記直線箇所が一対の通孔１６，１６に挿通され、
水平方向に移動可能としている。
ビニルコーティングの鋼管製の長円形状、すなわち直線
ループ状のパイプによって構成している。かかる介助部
材５の互いに対向する直線箇所の間隔は、前記保持部１
５における一対の通孔１６，１６の間隔と等間隔にあ
り、前記直線箇所が一対の通孔１６，１６に挿通され、
水平方向に移動可能としている。
【００１１】以上のように構成されるベッド取付型介助
手段１の支柱部２を、ベッドにおける床部下方の基部フ
レーム３に、連結手段４を介して立設し、一対の基部ア
ジャスタ６，６を調節して床面にがたつかないように接
地させるようにする一方、連結手段４における取り付け
基部７に突設した角枠１０，１０先端の係止枠１１を、
基部フレーム３に基部フレーム３上部から係止させて、
係止枠１１を基部フレーム３に当接した反対側から、当
て金具１２，１２を介して締め付けボルト１３，１３に
より係止枠１１を前記基部フレーム３に固定すること
で、支柱部２における一対のポール部材８，８をがたつ
かないように保持することができる。かかる状態で介助
部材５の保持高さを調節するには、介助部材保持部材９
におけるロック手段を解除操作して、挿通穴１４を貫通
するポール部材８に対し、介助部材保持部材９を自在に
昇降移動できるようにし、所望の高さ位置に移動させた
ところで前記ロック手段をロック操作して介助部材保持
部材９を固定保持することができる。また、介助部材保
持部材９を、ポール部材８を回動軸として回動させると
きも、ロック手段のロック解除状態で回動させることで
前記介助部材５を所望の方向にもたらすことができ、ロ
ック手段を固定操作することで、介助部材５を前記所望
の方向において固定することができるので、使用者は、
立ち上がり時、移動時、手掛かりとして使用することが
できる。さらに、前記介助部材５を介助部材保持部材９
の保持部１５において、直線箇所をスライドさせること
で介助部材５の端部側を必要方向に突出させることがで
きるので、一層、使い勝手が向上する。
手段１の支柱部２を、ベッドにおける床部下方の基部フ
レーム３に、連結手段４を介して立設し、一対の基部ア
ジャスタ６，６を調節して床面にがたつかないように接
地させるようにする一方、連結手段４における取り付け
基部７に突設した角枠１０，１０先端の係止枠１１を、
基部フレーム３に基部フレーム３上部から係止させて、
係止枠１１を基部フレーム３に当接した反対側から、当
て金具１２，１２を介して締め付けボルト１３，１３に
より係止枠１１を前記基部フレーム３に固定すること
で、支柱部２における一対のポール部材８，８をがたつ
かないように保持することができる。かかる状態で介助
部材５の保持高さを調節するには、介助部材保持部材９
におけるロック手段を解除操作して、挿通穴１４を貫通
するポール部材８に対し、介助部材保持部材９を自在に
昇降移動できるようにし、所望の高さ位置に移動させた
ところで前記ロック手段をロック操作して介助部材保持
部材９を固定保持することができる。また、介助部材保
持部材９を、ポール部材８を回動軸として回動させると
きも、ロック手段のロック解除状態で回動させることで
前記介助部材５を所望の方向にもたらすことができ、ロ
ック手段を固定操作することで、介助部材５を前記所望
の方向において固定することができるので、使用者は、
立ち上がり時、移動時、手掛かりとして使用することが
できる。さらに、前記介助部材５を介助部材保持部材９
の保持部１５において、直線箇所をスライドさせること
で介助部材５の端部側を必要方向に突出させることがで
きるので、一層、使い勝手が向上する。
【００１２】このように、この介助手段１では、支柱部
２を、ベッドにおける床部下方の基部フレーム３に、連
結手段４を介して立設し、一対の基部アジャスタ６，６
を調節して床面にがたつかないように接地させると共
に、基部フレーム３に角枠１０，１０先端の係止枠１１
を基部フレーム３に当接した反対側から、当て金具１
２，１２を介して締め付けボルト１３，１３により固定
することで、天井によらずとも支柱部２を、ふらつかせ
ることなく固定することができる。
２を、ベッドにおける床部下方の基部フレーム３に、連
結手段４を介して立設し、一対の基部アジャスタ６，６
を調節して床面にがたつかないように接地させると共
に、基部フレーム３に角枠１０，１０先端の係止枠１１
を基部フレーム３に当接した反対側から、当て金具１
２，１２を介して締め付けボルト１３，１３により固定
することで、天井によらずとも支柱部２を、ふらつかせ
ることなく固定することができる。
【００１３】また、本発明にかかるベッド取付型介助手
段は、次のように構成することもできる。すなわち、図
２に示すように、このベッド取付型介助手段２０では、
床部側面近傍の床面に立位状態に配置した支柱部２１
を、ベッド（図示省略）における基部フレーム２２に、
連結手段２３の基部フレーム２２に対する固定箇所をず
らして固定することで、基部フレーム２２との距離を調
節可能としたものである。すなわちこの連結手段２３
は、長尺な方形状基枠２４を備えて、この方形状基枠２
４は、一対の互いに平行な直枠２４ａ，２４ｂを有し、
四隅に基部アジャスタ２５がそれぞれ配設されている。
前記直枠２４ａ，２４ｂを基部フレーム２２に対して直
角状に交叉するように基部フレーム２２下方から差し入
れていき、この差し入れる距離を調整することにより、
支柱部２１との距離を調節するようにし、前記基部フレ
ーム２２と直枠２４ａ，２４ｂとが交叉する箇所を、固
定手段２６により、基部フレーム２２上方と直枠２４
ａ，２４ｂ下方から挟むように締め付けることで固定す
る構造としている。かかる固定手段２６は、直枠２４
ａ，２４ｂ下方側に断面コ型形状に加工された受け金具
２６ａに、基部フレーム２２上方から基部フレーム２２
に被せるように係止させると共に前記受け金具２６ａに
当接させた状態でねじ２７，２７により締め付けるよう
にした当て金具２６ｂとを有している。この当て金具２
６ｂは、基部フレーム２２に嵌合可能な一対のフック部
２８，２８と、前記受け金具２６ａに当接すべき当接部
２９とを有している。
段は、次のように構成することもできる。すなわち、図
２に示すように、このベッド取付型介助手段２０では、
床部側面近傍の床面に立位状態に配置した支柱部２１
を、ベッド（図示省略）における基部フレーム２２に、
連結手段２３の基部フレーム２２に対する固定箇所をず
らして固定することで、基部フレーム２２との距離を調
節可能としたものである。すなわちこの連結手段２３
は、長尺な方形状基枠２４を備えて、この方形状基枠２
４は、一対の互いに平行な直枠２４ａ，２４ｂを有し、
四隅に基部アジャスタ２５がそれぞれ配設されている。
前記直枠２４ａ，２４ｂを基部フレーム２２に対して直
角状に交叉するように基部フレーム２２下方から差し入
れていき、この差し入れる距離を調整することにより、
支柱部２１との距離を調節するようにし、前記基部フレ
ーム２２と直枠２４ａ，２４ｂとが交叉する箇所を、固
定手段２６により、基部フレーム２２上方と直枠２４
ａ，２４ｂ下方から挟むように締め付けることで固定す
る構造としている。かかる固定手段２６は、直枠２４
ａ，２４ｂ下方側に断面コ型形状に加工された受け金具
２６ａに、基部フレーム２２上方から基部フレーム２２
に被せるように係止させると共に前記受け金具２６ａに
当接させた状態でねじ２７，２７により締め付けるよう
にした当て金具２６ｂとを有している。この当て金具２
６ｂは、基部フレーム２２に嵌合可能な一対のフック部
２８，２８と、前記受け金具２６ａに当接すべき当接部
２９とを有している。
【００１４】次に、前記支柱部２１は、一対の等長のポ
ール３０，３０を、頂部において連結部材３１により架
け渡し連結する構造としており、これらポール３０は、
例えば長尺なアルミニウム製の押し出し成形による直線
状中空管からなり、外面が１２角形状のものである。
ール３０，３０を、頂部において連結部材３１により架
け渡し連結する構造としており、これらポール３０は、
例えば長尺なアルミニウム製の押し出し成形による直線
状中空管からなり、外面が１２角形状のものである。
【００１５】また前記ポール３０，３０のうちの一つに
昇降可能に装着された介助部材保持部材３２には、図
３、図４に示すように一端側近傍にポール３０を挿通す
るための挿通穴３３が形成されていると共に、前記一端
側を挿通穴３３の内径に比較して小さな間隔の切欠部３
４を形成して、前記挿通穴３３と連通させ、この切欠部
３４において、後述する介助部材を保持するようにした
介助部材保持部材３２を前記ポール３０に固定するため
のロック機構３５を設けている。前記挿通穴３３は、前
記ポール３０の外径に比較して若干大きめに設定されて
おり、ロック機構３５によりロック解除した際に、自在
に介助部材保持部材３２を昇降可能にしている。またか
かる挿通穴３３は、前記一端側における切欠部３４に向
かって、ロック機構３５によりロック操作した際に、ポ
ール３０外壁に係合するための密接部３６が突設されて
いる。一方、前記ロック機構３５は、前記一端側におけ
る切欠部３４において、一端側を横切るように設けられ
た軸３７を回動軸とするレバー３８と、前記軸３７に遊
動可能に取り付けられている抑え部材３９とを有し、前
記抑え部材３９は、レバー３８を支える軸３７近傍に設
けた突出部４０により、レバー３８のロック操作（レバ
ー３８先端を鉛直下方に指向するように倒す）操作によ
り、挿通穴３３に向かって押し込むようにしてある（図
６参照）。また前記抑え部材３９は、挿通穴３３に挿通
されたポール３０外壁にレバー３８のロック操作の際
に、密接するようにポール３０外壁に倣う形状に形成し
ている。
昇降可能に装着された介助部材保持部材３２には、図
３、図４に示すように一端側近傍にポール３０を挿通す
るための挿通穴３３が形成されていると共に、前記一端
側を挿通穴３３の内径に比較して小さな間隔の切欠部３
４を形成して、前記挿通穴３３と連通させ、この切欠部
３４において、後述する介助部材を保持するようにした
介助部材保持部材３２を前記ポール３０に固定するため
のロック機構３５を設けている。前記挿通穴３３は、前
記ポール３０の外径に比較して若干大きめに設定されて
おり、ロック機構３５によりロック解除した際に、自在
に介助部材保持部材３２を昇降可能にしている。またか
かる挿通穴３３は、前記一端側における切欠部３４に向
かって、ロック機構３５によりロック操作した際に、ポ
ール３０外壁に係合するための密接部３６が突設されて
いる。一方、前記ロック機構３５は、前記一端側におけ
る切欠部３４において、一端側を横切るように設けられ
た軸３７を回動軸とするレバー３８と、前記軸３７に遊
動可能に取り付けられている抑え部材３９とを有し、前
記抑え部材３９は、レバー３８を支える軸３７近傍に設
けた突出部４０により、レバー３８のロック操作（レバ
ー３８先端を鉛直下方に指向するように倒す）操作によ
り、挿通穴３３に向かって押し込むようにしてある（図
６参照）。また前記抑え部材３９は、挿通穴３３に挿通
されたポール３０外壁にレバー３８のロック操作の際
に、密接するようにポール３０外壁に倣う形状に形成し
ている。
【００１６】一方、前記介助部材保持部材３２の他端近
傍には、図３に示すように前記ポール３０の挿通穴３３
に対して直角方向、すなわち、図中、水平方向に延在す
る介助部材挿通穴４１が設けられている。かかる介助部
材挿通穴４１においても、介助部材（後述）の外径に比
較して大きく設定してあり、前述のロック機構３５同様
構成のロック機構４２によって拘束する構造としてい
る。そして、前記介助部材挿通穴４１に挿通される介助
部材４３は、例えば長尺な長円形状のパイプによって構
成されている。かかる介助部材４３は、長尺な一対の直
管部４３ａ，４３ａを有している。かかる直管部４３
ａ，４３ａは、外形が１２角形のもので、介助部材挿通
穴４１に挿通される際、ロック機構４２を構成するレバ
ー４４のロック操作により、所望の位置で介助部材４３
を保持する構成としている。すなわち、介助部材４３を
水平方向に無段階に移動調節可能とし、図７に示すよう
に直管部４３ａを回動軸として、３０゜刻みで回動させ
て固定支持可能としている。なお、以上のような介助部
材４３の直管部４３ａ，４３ａを繋ぐ両端側の曲管部４
３ｂ，４３ｂは、握りやすいように適宜な合成樹脂製被
覆部材によって被われている。
傍には、図３に示すように前記ポール３０の挿通穴３３
に対して直角方向、すなわち、図中、水平方向に延在す
る介助部材挿通穴４１が設けられている。かかる介助部
材挿通穴４１においても、介助部材（後述）の外径に比
較して大きく設定してあり、前述のロック機構３５同様
構成のロック機構４２によって拘束する構造としてい
る。そして、前記介助部材挿通穴４１に挿通される介助
部材４３は、例えば長尺な長円形状のパイプによって構
成されている。かかる介助部材４３は、長尺な一対の直
管部４３ａ，４３ａを有している。かかる直管部４３
ａ，４３ａは、外形が１２角形のもので、介助部材挿通
穴４１に挿通される際、ロック機構４２を構成するレバ
ー４４のロック操作により、所望の位置で介助部材４３
を保持する構成としている。すなわち、介助部材４３を
水平方向に無段階に移動調節可能とし、図７に示すよう
に直管部４３ａを回動軸として、３０゜刻みで回動させ
て固定支持可能としている。なお、以上のような介助部
材４３の直管部４３ａ，４３ａを繋ぐ両端側の曲管部４
３ｂ，４３ｂは、握りやすいように適宜な合成樹脂製被
覆部材によって被われている。
【００１７】以上のようなベッド取付型介助手段２０に
よれば、ベッドを設置した床面に、長尺な方形状基枠２
４が四隅に設けた基部アジャスタ２５を調節して、載置
することができ、しかも、方形状基枠２４における直枠
２４ａ，２４ｂを基部フレーム２２に対して直角状に交
叉するように基部フレーム２２下方から差し入れてい
き、この差し入れる距離を調整することにより、支柱部
２１との距離を調節することができ、前記基部フレーム
２２と直枠２４ａ，２４ｂとが交叉する箇所を、固定手
段２６により、基部フレーム２２上方と直枠２４ａ，２
４ｂ下方から挟むように締め付けるようにしたので、支
柱部２１をがたつくことなく保持することができる。ま
た、ベッドの床部の高さに、介助部材４３の保持高さを
合わせることができ、また介助部材４３の向きを、介助
部材保持部材３２をポール３０を回動軸として３０゜刻
みで回動調節することで、変えることができ、さらに
は、介助部材４３を水平方向に無段階に移動調節可能と
し、図７に示すように直管部４２ｂを回動軸として、３
０゜刻みで回動させて固定支持可能としたので、使用者
がベッドから立ち上がるとき、介助部材４３に掴まりな
がら歩く歩行訓練等、様々な使用状況に十分に対処する
ことができ、汎用性の高いものであるということができ
る。
よれば、ベッドを設置した床面に、長尺な方形状基枠２
４が四隅に設けた基部アジャスタ２５を調節して、載置
することができ、しかも、方形状基枠２４における直枠
２４ａ，２４ｂを基部フレーム２２に対して直角状に交
叉するように基部フレーム２２下方から差し入れてい
き、この差し入れる距離を調整することにより、支柱部
２１との距離を調節することができ、前記基部フレーム
２２と直枠２４ａ，２４ｂとが交叉する箇所を、固定手
段２６により、基部フレーム２２上方と直枠２４ａ，２
４ｂ下方から挟むように締め付けるようにしたので、支
柱部２１をがたつくことなく保持することができる。ま
た、ベッドの床部の高さに、介助部材４３の保持高さを
合わせることができ、また介助部材４３の向きを、介助
部材保持部材３２をポール３０を回動軸として３０゜刻
みで回動調節することで、変えることができ、さらに
は、介助部材４３を水平方向に無段階に移動調節可能と
し、図７に示すように直管部４２ｂを回動軸として、３
０゜刻みで回動させて固定支持可能としたので、使用者
がベッドから立ち上がるとき、介助部材４３に掴まりな
がら歩く歩行訓練等、様々な使用状況に十分に対処する
ことができ、汎用性の高いものであるということができ
る。
【００１８】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、支柱部の
取り付けを天井に頼らず、ベッドの基部フレームに固定
するだけで、がたつくことなく保持することができる。
また、支柱部に上下スライド及び角度調整可能な介助部
材を取り付けることで、従来の介助部材よりも水平部分
を長く採ることができ、ベッドから垂直ポールまでの距
離等、微調整可能とすることで、より多くの使用者に対
処することができるという効果を奏することができる。
取り付けを天井に頼らず、ベッドの基部フレームに固定
するだけで、がたつくことなく保持することができる。
また、支柱部に上下スライド及び角度調整可能な介助部
材を取り付けることで、従来の介助部材よりも水平部分
を長く採ることができ、ベッドから垂直ポールまでの距
離等、微調整可能とすることで、より多くの使用者に対
処することができるという効果を奏することができる。
【００１９】
【図１】本発明にかかるベッド取付型介助手段の一つの
実施の形態を示した、概観斜視説明図である。
実施の形態を示した、概観斜視説明図である。
【図２】本発明にかかるベッド取付型介助手段の別の実
施の形態を示した、概観斜視説明図である。
施の形態を示した、概観斜視説明図である。
【図３】図２に示すベッド取付型介助手段の要部構成を
示す、部分的斜視説明図である。
示す、部分的斜視説明図である。
【図４】図２に示すベッド取付型介助手段における介助
部材の固定手段を説明するための概略的な平面図であ
る。
部材の固定手段を説明するための概略的な平面図であ
る。
【図５】図２に示すベッド取付型介助手段における介助
部材の固定手段の操作を説明するための模式的な側面図
である。
部材の固定手段の操作を説明するための模式的な側面図
である。
【図６】図２に示すベッド取付型介助手段における介助
部材の固定手段の操作を説明するための模式的な側面図
である。
部材の固定手段の操作を説明するための模式的な側面図
である。
【図７】図２に示すベッド取付型介助手段における介助
部材の保持位置調節機能を示した部分的斜視説明図であ
る。
部材の保持位置調節機能を示した部分的斜視説明図であ
る。
１、２０ 介助手段 ２、２１ 支柱部 ３、２２ 基部フレーム ４、２３ 連結手段 ５ 介助部材 ６ 基部アジャスタ ７ 取り付け基部 ８ ポール部材 ９ 介助部材保持部材 １０ 角枠 １１ 係止枠 １２ 当て金具 １３ 締め付けボルト １４ 挿通穴 １５ 保持部 ２４ 方形状基枠 ２４ａ，２４ｂ 直枠 ２５ 基部アジャスタ ２６ 固定手段 ２６ａ 受け金具 ２６ｂ 当て金具 ２７ ねじ ２８ フック部 ２９ 当接部 ３０ ポール ３１ 連結部材 ３２ 介助部材保持部材 ３３ 挿通穴 ３４ 切欠部 ３５、４２ ロック機構 ３７ 軸 ３８ レバー ３９ 抑え部材 ４０ 突出部 ４１ 介助部材挿通穴 ４３ａ 直管部 ４３ｂ 曲管部 ４４ レバー
Claims (6)
- 【請求項１】 ベッド取付型介助手段であって、床部
側面近傍の床面に立位状態に配置した支柱部を有し、こ
の支柱部とベッドにおける基部フレームとを連結手段に
よって連結して前記支柱部を固持するようにし、前記支
柱部に沿って高さ調節可能に装着する一方、前記支柱部
を中心として回動可能とすると共に支柱部に対し交叉す
る方向に移動可能として適宜な位置に固定支持可能に取
り付けた介助部材を有することを特徴とするベッド取付
型介助手段。 - 【請求項２】 ベッド取付型介助手段であって、床部
側面近傍の床面に立位状態に配置した支柱部を有し、こ
の支柱部とベッドにおける基部フレームとを支柱部と基
部フレームとの距離を調節可能に構成した連結手段によ
って連結して前記支柱部を固持するようにし、前記支柱
部に高さ調節可能に、且つ支柱部を中心として回動可能
とすると共に支柱部に対し交叉する方向に移動可能とし
て適宜な位置に固定支持可能に設けた介助部材を有する
ことを特徴とするベッド取付型介助手段。 - 【請求項３】 ベッド取付型介助手段であって、床部
側面近傍の床面に立位状態に配置した支柱部を有し、こ
の支柱部とベッドにおける基部フレームとを連結手段に
よって連結して前記支柱部を固持するようにし、この連
結手段と前記基部フレームとの固定箇所を移動させるこ
とで、前記支柱部と基部フレームとの距離を調節可能と
し、前記支柱部に高さ調節可能に、且つ支柱部を中心と
して回動可能とすると共に支柱部に対し交叉する方向に
移動可能として適宜な位置に固定支持可能に設けた介助
部材を有することを特徴とするベッド取付型介助手段。 - 【請求項４】 前記支柱部は、床面に接地する基部ア
ジャスタと、連結手段の取り付け基部と、互いに平行、
且つ等長な一対のポールを有し、これら一対のポールの
うちの一方に嵌入して昇降自在に、且つ固定可能に構成
した介助部材保持部材を介し介助部材を保持する構成と
したことを特徴とする請求項１、２記載のベッド取付型
介助手段。 - 【請求項５】 前記介助部材保持部材にポールを挿通
するための挿通穴を形成すると共に、介助部材保持部材
を前記ポールに固定するためのロック機構を設け、ロッ
ク機構のロック操作により、無段階に介助部材保持部材
を昇降調節可能とする一方、前記介助部材保持部材をポ
ールを回動軸として、所定角度毎に回動調節して固定支
持可能としたことを特徴とする請求項４記載のベッド取
付型介助手段。 - 【請求項６】 前記介助部材保持部材に、介助部材を
横方向に移動調節可能に保持するための介助部材挿通穴
を形成すると共に、前記介助部材を介助保持部材に固定
するためのロック機構を設け、ロック機構のロック操作
により、介助部材を横方向に無段階に移動調節可能とす
る一方、介助部材挿通穴を貫く軸方向を回動軸として、
所定角度毎に回動調節して固定支持可能としたことを特
徴とする請求項４、５記載のベッド取付型介助手段。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9060310A JP3035859B2 (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | ベッド取付型介助手段 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9060310A JP3035859B2 (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | ベッド取付型介助手段 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10248881A JPH10248881A (ja) | 1998-09-22 |
| JP3035859B2 true JP3035859B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=13138476
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9060310A Expired - Fee Related JP3035859B2 (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | ベッド取付型介助手段 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3035859B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010178833A (ja) * | 2009-02-04 | 2010-08-19 | Seahonence Inc | 寝台用介助装置 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4565643B2 (ja) * | 2005-06-10 | 2010-10-20 | パラマウントベッド株式会社 | 支柱取付型介助装置 |
| JP3156002U (ja) * | 2009-09-28 | 2009-12-10 | ウチヱ株式会社 | 起き上がり動作用補助具 |
| GB2579172A (en) * | 2018-10-26 | 2020-06-17 | Rowland Wood Oliver | Improvements in bedside assist handrails and their attachment |
-
1997
- 1997-03-14 JP JP9060310A patent/JP3035859B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010178833A (ja) * | 2009-02-04 | 2010-08-19 | Seahonence Inc | 寝台用介助装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10248881A (ja) | 1998-09-22 |
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