JP4565643B2 - 支柱取付型介助装置 - Google Patents

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Description

本発明は,ベッドや診察台等の仰臥台の側部の端から適宜離れた位置に支柱部材を立設状態で支持し,支柱部材に,把持部やパッド等の介助機能部を設けた介助部材を支持する構成の支柱取付型介助装置に関するものである。
例えば,ベッドの使用者が,ベッドに対しての乗り降りを行う際に,身体の保持を容易に確実に行えるようにするための介助装置が従来から各種提案されている。このような介助装置の一つの型式として,仰臥台の側部の端から適宜離れた位置に支柱部材を立設状態で支持し,支柱部材に,グリップやパッド等から成る介助部材を支持する構成の仰臥台取付型介助装置があり,このような型式の介助装置は,支柱部材をベッドの基部フレームで支持するため,棒体を床と天井の間で突っ張って支持する型式のものよりも設置の自由度が高く,しかも支柱部材を確実に支持できるというような利点がある。
このような型式の介助装置の従来例としては,例えば特許文献1〜4に記載されているものが提案されている。
まず,特許文献1に記載のものは,図19,図20に示すように,介助手段としての複数のポールaを立設状態で支持した支柱部材bの基部cに,ベッド側部からの延設用の部材として連結調節杆dの一端を取り付け,この連結調節杆dの他端を,連結手段eより,ベッドfの基部フレームgの直交方向に着脱可能に連結した構成である。連結手段eは,上部材hと下部材iと,これらを連結するボルト(図示省略)等から成り,上部材hと下部材iにより基部フレームgと連結調節杆dを直交状態で挟持する構成である。
次に特許文献2に記載のものは,特許文献1と概ね同様な構成であるが,ポールは一対のものをベッドの幅方向に配置した構成である。
次に特許文献3に記載のものは,特許文献1又は2と同様にベッドの基部フレームに連結する連結調節杆を,1本の棒体として構成して,その端部にポールを立設し,これに軟質のグリップを取り付けたり,長環状の介助パイプを取り付ける構成である。
更に特許文献4は,特許文献3とは異なり,連結調節杆は並置した一対の棒体として構成して,それらの端部に一対のポールを立設すると共に,それらの上端を一体に構成し,ポールに長環状の介助パイプを取り付ける構成である。
特許第2965145号公報 特許第2965146号公報 特許第2965148号公報 特許第3035859号公報
以上に説明した従来のベッド取付型介助装置では,次のような課題がある。
1.介助部材は,単に上下方向に配置したポールや,長環状の介助パイプであり,多彩な介助機能を提供する介助部材が提案されていない。
2.介助機能を提供する長環状の介助パイプは支柱部材に固定されていて,取り外すことが困難であり,従って他の介助機能を有する適宜の介助部材と交換することはできない。
本発明は、以上の課題を解決することを目的とするものである。
上述した課題を解決するために、本発明では、横方向に配置する支持杆部と,この支持杆部と一体に連結した介助機能部を設けた介助部材と,上記支持杆部の一部を着脱可能に挟持して,支持位置を横方向に調節可能な挟持部を設けた支柱部材とから構成し,上記挟持部は,上記支柱部材に固定し,前側に左右が開放した横方向の係合溝を構成した固定挟持部材と,この固定挟持部材の前方に開閉可能に設けた可動挟持部材と,この可動挟持部材を閉じて固定するクランプ装置とから構成し,このクランプ装置は,固定挟持部材に回動可能に支持した操作レバーと,この操作レバーの回動軸よりも離れた位置で,この回動軸と平行な回動軸の回りに回動可能に支持した軸部材と,この軸部材に突設した棒体と,この棒体の先端に設けた係合突部とを設けると共に,上記可動挟持部材に上記係合突部を係合する係合部を設けた構成とし,上記操作レバーは,上記軸部材に対してオーバーセンタートグル機構を構成するように回動範囲を設定した支柱取付型介助装置を提案する。
また本発明では,上記の構成において,介助部材には,上側に開口を有する嵌合支持部を設けて,この嵌合支持部に嵌合する支持棒体を備えた他の介助部材を結合支持可能に構成することを提案する。
また本発明では,上記の構成において,介助機能部は,支持杆部の側方から上方に一連に把持部を配置したフレーム状の構成とした介助部材を提案する。
また本発明では,上記の構成において,介助機能部は,支持杆部の側方に配置した把持部と,把持部によって支持杆部の上方に支持される板状部とから構成した介助部材を提案する。
また本発明では,上記の構成において,板状部は,使用者の身体側を凹形状縁とした介助部材を提案する。
また本発明では,上記の構成において,板状部は,使用者の身体側と逆側を凸形状縁とした介助部材を提案する。
また本発明では,上記の構成において,他の介助部材は,支持棒体の側方に把持部としてのフレームを設けた構成としたものを提案する。
また本発明では,以上の構成において,支柱部材は,昇降機構により,上部側を昇降可能に構成することを提案する。
本発明の支柱取付型介助装置は,支柱部材への介助部材の取付を,介助部材の介助機能部と一体に構成した支持杆部の一部を挟持部により挟持して行うので,支柱部材に対しての介助部材の横方向の位置を調節して支持することが可能であると共に,介助部材は挟持部に対して着脱可能であるので,他の介助機能を有する介助部材に簡単に取り換えて使用することができ,多彩な介助機能を提供することができる。
また上側に開口を有する嵌合支持部を設けて,この嵌合支持部に嵌合する支持棒体を備えた他の介助部材を結合支持可能に構成した介助部材では更に多彩な介助機能を提供することができる。
介助部材を挟持部に対して着脱可能とする機構は,オーバーセンタートグル機構を利用したクランプ装置を使用しているので,支柱部材の挟持部に対しての介助部材の着脱及び位置調節を簡単な操作で確実に行うことができる。
次に本発明の実施の形態を,添付した図1〜図15を参照して説明する。
まず図1〜図6は本発明の支柱取付型介助装置の第1の実施の形態に関するもので,図1は全体構成を示す斜視図,図2はその要部の斜視図である。また図3は図2の要部の断面図,図4は動作を示す要部の断面図である。また図5,図6は使用状態を示す模式的斜視図である。
これらの図において,符号1は支柱部材であり,この支柱部材1は,ベッドや診察台等の仰臥台2の側部の端から適宜離れた位置に立設状態で支持しており,この実施の形態では,支柱部材1は,仰臥台2の基部フレーム3の長手部材4に連結した延設用部材5の端部の横側に連結して立設状態で支持している。
この支柱部材1は,適宜の昇降機構を利用して,上部側を昇降可能に構成しており,このような機構の一例としては,例えば電動式,ばね式,ねじ式,ガススプリング式等の機構を利用して,高さ調節に力がいらず,それらの位置での固定を無段階で行える構成とすることができる。しかしながら,支柱部材1は昇降しない固定高さの構成とすることもできるし,また支柱部材1は,延設用部材5を介して仰臥台2の基部フレーム3の長手部材4に固定する構成ではなく,他の装置等により支持する構成とすることもできる。
符号6aは介助部材の第1の実施の形態を示すものであり,この介助部材6aは,横方向に配置する支持杆部7と,介助機能部8を一体に連結した構成としている。この例では,介助機能部8は,支持杆部7の側方から上方に一連に把持部9を配置したフレーム状の構成としており,支持杆部7の図中左側には,上側に開口10を有する嵌合支持部11を設けている。そして支柱部材1には,上記支持杆部7の一部を着脱可能に挟持して,その支持位置を横方向に調節可能な挟持部12を設けている。
図においては,支持杆部7は,縦型扁平形状のパイプ部材により構成しているが,無空の構成でも良いし,複数本のパイプ部材を縦方向に並設した構成とすることもできる。
次に挟持部12の図示の構成を説明する。まず符号13は固定挟持部材であり,この固定挟持部材13は,左右が開放した係合溝14を有し,この係合溝14に介助部材6aの支持杆部7が係合する構成としている。そして固定挟持部材13に対して可動挟持部材15を回動支点16において回動可能に固定して開閉可能に構成している。
この実施の形態では,開閉可能に構成した可動挟持部材15をクランプ装置によって閉状態に保持するものであり,次に,クランプ装置の図示の具体例を説明する。
符号17はクランプ装置を概して示すもので,クランプ装置17は,固定挟持部材13の上側に回動可能に支持した操作レバー18と,操作レバー18の回動軸19よりも離れた位置で,この回動軸19と平行な回動軸の回りに回動可能に支持した軸部材20と,軸部材20に突設した棒体21と,棒体21の先端に設けた係合突部22とを設けると共に,可動挟持部材15に係合突部22の係合部23を設けた構成とし,上記操作レバー18は,上記軸部材20に対してオーバーセンタートグル機構を構成するように回動範囲を設定した構成である。
以上の構成において,図4に示すように,クランプ装置17による締め付けを解除して,可動挟持部材15を開いた状態で,所望の介助部材6の支持杆部7を固定挟持部材13の係合溝14に係合させ,そして操作レバー18を上方に回動することにより前方に移動可能な棒体21の先端の係合突部22を可動挟持部材15の係合部23に係合させる。
この状態においては,介助部材6aの支持杆部7は,固定挟持部材13と可動挟持部材15とにより,係合溝14内に維持されるが,圧接による挟持はされていないため,支持杆部7を左右方向に移動して位置を調節することができる。
こうして支持杆部7が所望の位置に調節されたら操作レバー18を下方に回動させると,軸部材20,そして棒体21が引かれるため,係合部23に係合している係合突部22により可動挟持部材15が閉方向に更に回動させられて,可動挟持部材15の内面が係合溝14に係合している支持杆部7に圧接するようになる。そこで更に操作レバー18を下方に回動して,棒体21が回動軸19の下方に移行すると,いわゆるオーバーセンタートグル作用が生じて,操作レバー18は下方への回動限界位置に保持され,従って,固定挟持部材13と可動挟持部材15とにより,支持杆部7を圧接により挟持している状態が維持される。こうして介助部材6の支持杆部7は,その一部を挟持部12により挟持されて移動が不能となり,従って介助部材6の介助機能部8,この実施の形態では把持部9に加わる使用者の荷重を支柱部材1により支持することができ,使用者の仰臥台に対する乗り降り等に際しての介助を確実に行うことができる。
即ち,介助機能部8を,支持杆部7の側方から上方に一連に把持部9を配置したフレーム状の構成とした介助部材6aにおいては,図5又は図6に示すように,縦方向と横方向の把持部9を握って,引いたり,押したり,又は添えるというような形態で使用することにより,ベッドから降りて立ち上がる際等に介助を行うことができる。
従って,このような構成の介助部材6aは,手指の巧緻性があり,握った方が力を入れやすい人や,手で押すよりも引いた方が立ちやすい人や,握らないと身体のバランスが上手くとれない人等を対象とする介助部材として適している。
次に図7〜図10は本発明の支柱取付型介助装置の第2の実施の形態に関するもので,図7は介助部材の斜視図,図8は介助部材を支柱部材の挟持部に取り付けた状態の斜視図である。また図9,図10は使用状態を示す模式的斜視図である。
この第2の実施の形態の介助部材6bにおいては,介助機能部8は,支持杆部7の側方に配置した把持部9と,把持部9によって支持杆部7の上方に支持される板状部24とから構成している。この板状部24はクッション性を有するパッドとして構成している。また,介助部材6aと同様に,支持杆部7の図中左側には,上側に開口10を有する嵌合支持部11を設けている。
以上の構成の介助部材6bは,介助部材6aと同様に,支持杆部7を以て,固定挟持部材13と可動挟持部材15とにより挟持部12に挟持されて支柱部材1に支持される。この挟持部12の構成とその動作は第1の実施の形態と同様であるので,対応する構成要素に同一の符号を付して重複する説明は省略する。
こうして介助部材6bの支持杆部7は,その一部を挟持部12により保持されるため,介助部材6の介助機能部8,この実施の形態では把持部9と板状部24に加わる使用者の荷重を支柱部材1により支持することができ,使用者の仰臥台に対する乗り降り等に際しての介助を確実に行うことができる。
即ち,介助機能部8を,支持杆部7の側方に配置した把持部9と,把持部9によって支持杆部7の上方に支持される板状部24とから構成した介助部材6bにおいては,図9又は図10に示すように,把持部9を握って体重を加える動作のみでなく,パッドとしての板状部24に手を乗せて荷重を加えたり,又は板状部24の縁を手で掴みながら手首から肘までの腕を乗せて荷重を加える等の動作を行うことができる。このように板状部24は,荷重を加える際の支持面積を大きくすることができるので,例えば関節痛等がある人でも苦痛を感じることなく体重を加えて立ち上がり等を行うことができる。
従って,このような介助部材6bは,手指の巧緻性のない人,例えばリウマチ等の関節障害で把持部を上手く握れない人や,手で引く動作よりも押す動作によっての方が立ちやすい人,脚力が弱く,手首から肘までで体重を支え必要がある人等を対象とする介助部材として適している。
次に図11〜図13は本発明の支柱取付型介助装置の第3の実施の形態に関するもので,図11は介助部材の斜視図,図12,図13は使用状態を示す模式的斜視図である。
この第3の実施の形態の介助部材6cにおいては,介助機能部8は,支持杆部7の側方に配置した把持部9と,把持部9によって支持杆部7の上方に支持される板状部25とから構成している。この板状部25はクッション性を有するパッドとして構成しており,使用者の身体側を凹形状縁26とすると共に,身体側と逆側を凸形状縁27に形成している。また支持杆部7の図中左側には断面方形の開口を有する嵌合支持筒体28を設けている。
以上の構成の介助部材6cは,介助部材6aと同様に,支持杆部7を以て,挟持部12に挟持されて支柱部材1に支持されるのであるが,その構成と動作は第1,第2の実施の形態と同様であるので図示と説明は省略する。
こうして介助部材6cの支持杆部7は,把持部9と板状部25に加わる使用者の荷重を支柱部材1により支持することができ,使用者の仰臥台に対する乗り降り等に際しての介助を確実に行うことができる。
即ち,この介助部材6cにおいては,図12又は図13に示すように,使用者は,凹形状縁26において板状部25に身体をあずけ,両手で板状部25の凸形状縁27を握ったり,一方の手は把持部9を握ったりして,身体を支えることができる。
従って,このような介助部材6cは,車椅子へ座位で移乗を行う際,又は脚力が弱く,手首から肘までで体重を支え必要がある人等を対象とする介助部材として適している。
尚,以上に説明した介助部材6b,6cにおいて,板状部24又は板状部25は,把持部9と予め一体に構成する他,着脱自在に取付可能な構成とすることもできる。
次に,上述したように,介助部材6a,6b,6cでは,支持杆部7の図中左側に,上側に開口10を有する嵌合支持部11又は嵌合支持筒体28を設けているため,この嵌合支持部11又は嵌合支持筒体28に嵌合する支持棒体を備えた他の介助部材を,これらの介助部材6a,6bの上側に結合支持して使用することができる。
即ち,図14〜図18は,本発明の支柱取付型介助装置の第4の実施の形態に関するもの,即ち,上記他の介助部材を,介助部材6bと組み合わせて使用する場合の構成,動作を示すものである。介助部材6bは上述のものと同様であるので,対応する構成要素に同一の符号を付して重複する説明は省略する。また介助部材6bを支柱部材1に取り付ける構成も,上述のものと同様であるので説明は省略する。
即ち,図14は介助部材6bと介助部材6dを分離して示す拡散図的斜視図,また図15は介助部材6bの上側に介助部材6dを結合した状態を示す斜視図であり,これらの図において,介助部材6dは,支持棒体29を下方に突出させた基部30の横側に,連結杆31を介して環状の把持部32を連結支持した構成である。
図15においては,介助部材6dは,把持部32の突出方向が,介助部材6bの支持杆部7の長さ方向と直交する方向となるように,支持棒体29を開口10から嵌合支持部11に嵌合している。基部30には,嵌合支持部11に嵌合した支持棒体29が,回転したり,抜けたりしないように,図中作動ボルトによって代表させて示しているストッパー機構33が設けられており,このストッパー機構33により,介助部材6dを介助部材6bの上方に堅固に結合することができる。尚,介助部材6dの支持棒体29は,嵌合支持部11に適宜の角度,例えば90度毎に回転させた状態で,回転不能に嵌合させる構成としたり,適宜に回転させた状態で回動不能に嵌合させる構成とすることができ,この場合には,介助部材6dの相対位置関係を,介助部材6bに対して,適宜に調節することができる。
以上のように介助部材6bと介助部材6dを結合して支柱部材1に支持することにより,例えば図16に示すように,介助部材6dの把持部32と介助部材6bの板状部24を使用したり,又は図17に示すように介助部材6dの把持部32のみを使用したり,又は図18に示すように介助部材6dの把持部32と介助部材6bの把持部9を使用するというように,極めて多彩な形態での介助を行うことができる。
従って,介助部材6a,6b又は6cに,介助部材6d等を結合した構成は,身体の前方を握り,体幹を前傾させる補助がないと立ち上がりが困難な人や,両手で支持しないと立位保持ができない人や,高い位置の把持部を握った方が立位バランスをとりやすい人等を対象とする介助部材として適している。
次に図19,図20は,本発明の支柱取付型介助装置の第5の実施の形態に関するものであり,この実施の形態では,介助部材6dの変形例である介助部材6eを,介助部材6aの若干の変形例である介助部材6a’と組み合わせて使用するものとしている。
即ち,この実施の形態において,介助部材6eは,横長の環状の把持部34の一端側の下側に支持棒体35を突設した構成で,この支持棒体35は横断面形状が正八角形で,中間部に切欠部36を形成している。
一方,介助部材6a’は介助部材6aと同様に,支持杆部7の側方から上方に一連に把持部9を配置したフレーム状の構成の介助機能部8を有し,支持杆部7の図中左側には,上側に開口10を有する嵌合支持部11を設けた構成である。そして,この嵌合支持部11は,上記支持棒体35の外形の八角形に対応した八角形の嵌合部(図示省略)を設けると共に,抜け止めねじ37を設け,ねじの先端を上記支持棒体35の切欠部36に突出させて,抜けを防止する構成としている。
このような構成では,介助部材6eは,支持棒体35が45°回転する毎に,嵌合支持部11の嵌合部に回転不能に保持されると共に,抜け止めねじにより
抜けを防止され,図20に示すように,90°回転した毎の位置の他,それらの中間の位置,即ち,45°回転した位置でも保持可能で,介助部材6a’との相対位置関係を8通り変更して使用することができる。
次に図21,図22は本発明の支柱取付型介助装置の第6の実施の形態に関するものであり,この実施の形態では,支持杆部40に支持された把持部41の上側に板状体42を設けた介助部材6fを,仰臥台2の側柵39に連結して支持したものである。側柵39は,仰臥台2の基部フレーム3の長手部材4に支持した受け装置38の上部に構成した嵌合口(図示省略)に側柵39に形成した脚部材(図示省略)を嵌合して仰臥台2の側部に支持する構成であり,介助部材6fは,側柵39に対して回動可能に連結していて,図21に示すように仰臥台2の長手方向に平行に支持している場合には,側柵としての機能を発揮し,また図22に示すように回動して,仰臥台2の長手方向に対して直交方向あるいは適宜の方向に支持している場合には,介助部材としての機能を発揮するものである。
以上の説明から分かるように,この実施の形態では,受け装置38が支柱部材としての機能を果たす。
尚,介助部材は,以上に説明した具体的な構成の他,把持部や板状部の形状や配置を適宜に選択できるものである。
本発明は以上の通りであるので、産業上の利用において、次のような利点がある。
1.本発明の支柱取付型介助装置は,支柱部材への介助部材の取付を,介助部材の介助機能部と一体に連結した支持杆部の一部を挟持部により挟持して行うので,支柱部材に対しての介助部材の横方向の位置を調節して支持することが可能であると共に,介助部材は挟持部に対して着脱可能であるので,他の介助機能を有する介助部材に簡単に取り換えて使用することができ,多彩な介助機能を提供することができる。
2.上側に開口を有する嵌合支持部を設けて,この嵌合支持部に嵌合する支持棒体を備えた他の介助部材を結合支持可能に構成した介助部材では更に多彩な介助機能を提供することができる。
3.介助部材を挟持部に対して着脱可能とする機構は,ねじ機構等適宜であるが,クランプ装置,例えばオーバーセンタートグル機構を利用したクランプ装置を使用すれば,支柱部材の挟持部に対しての介助部材の着脱及び位置調節を簡単な操作で確実に行うことができる。
4.支柱部材を昇降可能に構成することにより,以上の介助部材の介助機能部の高さを適切に設定することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る仰臥台取付型介助装置を使用状態として示す全体斜視図である。 図1の要部の斜視図である。 図2の要部の断面図である。 図2の要部を他の局面の状態において示す断面図である。 第1の実施の形態に対応する使用状態図である。 第1の実施の形態に対応する使用状態図である。 本発明の第2の実施の形態に係る介助部材の斜視図である。 図7の介助部材を支柱部材に取り付けた状態を示す要部斜視図である。 第2の実施の形態に対応する使用状態図である。 第2の実施の形態に対応する使用状態図である。 本発明の第3の実施の形態に係る介助部材の斜視図である。 第3の実施の形態に対応する使用状態図である。 第3の実施の形態に対応する使用状態図である。 本発明の第4の実施の形態に係る介助部材の拡散図的斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係る介助部材の斜視図である。 第4の実施の形態に対応する使用状態図である。 第4の実施の形態に対応する使用状態図である。 第4の実施の形態に対応する使用状態図である。 本発明の第5の実施の形態に係る介助部材の拡散図的斜視図である。 第5の実施の形態に対応する使用状態図である。 本発明の第6の実施の形態に係る介助部材を,側柵として使用している状態の斜視図である。 第6の実施の形態に係る介助部材を,介助部材として使用している状態の斜視図である。 従来の仰臥台取付型介助装置の一例を示す斜視図である。 従来の仰臥台取付型介助装置の一例を示す平面図である。
符号の説明
1 支柱部材
2 仰臥台
3 基部フレーム
4 長手部材
5 延設用部材
6a,6b,6c,6d 介助部材
7 支持杆部
8 介助機能部
9 把持部
10 開口
11 嵌合支持部
12 挟持部
13 固定挟持部
14 係合溝
15 可動挟持部材
16 回動支点
17 クランプ装置
18 操作レバー
19 回動軸
20 軸部材
21 棒体
22 係合突部
23 係合部
24 板状部
25 板状部
26 凹形状縁
27 凸形状縁
28 嵌合支持筒体
29 支持棒体
30 基部
31 連結杆
32 把持部
33 ストッパー機構
34 把持部
35 支持棒体
36 切欠部
37 抜け止めねじ
38 受け装置
39 側柵
40 支持杆部
41 把持部
42 板状体

Claims (8)

  1. 横方向に配置する支持杆部と,この支持杆部と一体に連結した介助機能部を設けた介助部材と,上記支持杆部の一部を着脱可能に挟持して,支持位置を横方向に調節可能な挟持部を設けた支柱部材とから構成し,上記挟持部は,上記支柱部材に固定し,前側に左右が開放した横方向の係合溝を構成した固定挟持部材と,この固定挟持部材の前方に開閉可能に設けた可動挟持部材と,この可動挟持部材を閉じて固定するクランプ装置とから構成し,このクランプ装置は,固定挟持部材に回動可能に支持した操作レバーと,この操作レバーの回動軸よりも離れた位置で,この回動軸と平行な回動軸の回りに回動可能に支持した軸部材と,この軸部材に突設した棒体と,この棒体の先端に設けた係合突部とを設けると共に,上記可動挟持部材に上記係合突部を係合する係合部を設けた構成とし,上記操作レバーは,上記軸部材に対してオーバーセンタートグル機構を構成するように回動範囲を設定したことを特徴とする支柱取付型介助装置
  2. 介助部材には,上側に開口を有する嵌合支持部を設けて,この嵌合支持部に嵌合する支持棒体を備えた他の介助部材を結合支持可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の支柱取付型介助装置
  3. 介助機能部は,支持杆部の側方から上方に一連に把持部を配置したフレーム状の構成としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の支柱取付型介助装置
  4. 介助機能部は,支持杆部の側方に配置した把持部と,把持部によって支持杆部の上方に支持される板状部とから構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の支柱取付型介助装置
  5. 板状部は,使用者の身体側を凹形状縁としたことを特徴とする請求項4に記載の支柱取付型介助装置
  6. 板状部は,使用者の身体側と逆側を凸形状縁としたことを特徴とする請求項4又は5に記載の支柱取付型介助装置
  7. 他の介助部材は,支持棒体の側方に把持部としてのフレームを設けた構成としたことを特徴とする請求項2に記載の支柱取付型介助装置
  8. 支柱部材は,昇降機構により,上部側を昇降可能に構成したことを特徴とする請求項1〜7までのいずれか1項に記載の支柱取付型介助装置
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