JP3035665B2 - ラベル - Google Patents

ラベル

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JP3035665B2
JP3035665B2 JP2118622A JP11862290A JP3035665B2 JP 3035665 B2 JP3035665 B2 JP 3035665B2 JP 2118622 A JP2118622 A JP 2118622A JP 11862290 A JP11862290 A JP 11862290A JP 3035665 B2 JP3035665 B2 JP 3035665B2
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勉 能登
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は酒瓶、ビール瓶等の各種の容器に貼着するラ
ベル用蒸着紙及びラベルに関する。
(従来の技術及びその問題点) 従来、酒瓶やビール瓶等の各種の容器には、その中
身、品質、ブランド等を表示する為のラベルが貼着され
ている。該ラベルとしてはアルミニウムを蒸着した金属
蒸着紙が広く使用されている。この金属蒸着紙として
は、基材としての紙の一方の面にアンダーコート層を設
け、その上に金属蒸着層を設け、更に必要に応じてオー
バーコート層が設けられており、このオーバーコート層
に各種の必要な印刷が施されている。
この様なラベルを貼着した瓶類は、冷蔵庫等に出し入
れする為に、結露によってラベルが剥離しない程度の耐
水性が要求され、一方では、瓶の再使用の為の洗瓶時に
ラベルが容易に剥離されることが要求されている。洗瓶
処理はアルミニウムを溶解する為にアルカリ水によって
為されているので、従来のラベル用蒸着紙のアンダーコ
ート層はアルカリ可溶性の熱硬化性樹脂によって形成さ
れていた。
しかしながら、上記従来のラベル用蒸着紙を貼着した
瓶類を洗瓶すると、先ず、OPニス、印刷インキ及びオー
バーコート層が微細な破片となって剥離し、アルミニウ
ムが溶解し、次いでアンダーコート層が溶解し、続いて
基材である紙にアルカリ水が浸透して剥離するが、ラベ
ル用蒸着紙によってはアンダーコート層の塗工量や焼き
付け条件によって、アンダーコート層が溶解せずに洗瓶
が不能となる等の問題があり、又、OPニス、印刷インキ
及びトップコート層が微細に剥落分散してアルカリ洗液
が汚染され短時間で使用不能となるという問題がある。
従って、本発明の目的は洗瓶時に剥離が容易であり、
又、洗瓶時にOPニス、インキ及びトップコート層がバラ
バラにならず膜として剥離し、剥離した膜の除去が容易
で洗瓶液が汚れず、長時間使用可能なラベル用蒸着紙及
びラベルを提供することである。
(問題点を解決する為の手段) 上記目的は以下の本発明によって達成される。基材の
一方の面にアンダーコート層、金属蒸着層、オーバーコ
ート層、印刷層及びOP層を設けてなるラベルにおいて、
上記アンダーコート層が分子量20,000〜60,000のメチル
メタクリレート/スチレン/アクリル酸ブチル/アクリ
ル酸共重合体からなり、前記印刷層はロジン変性マレイ
ン酸樹脂をバインダーとする印刷インキであることを特
徴とするラベルである。
(作用) アンダーコート層を特定の分子量範囲のアクリル・ス
チレン系樹脂によって形成することによって、アンダー
コート層の塗工量や焼き付け条件が変化しても洗瓶時に
剥離が容易であり、又、洗瓶時にOPニス、印刷インキ及
びトップコート層がバラバラにならず膜として剥離する
ので、剥離した膜の除去が容易で、洗瓶液が汚染され
ず、長時間使用可能なラベル用蒸着紙及びラベルを提供
することが出来る。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に詳しく説
明する。
本発明で使用する基材である紙は、従来公知のラベル
用蒸着紙用の紙でよく、特に水中伸度の関係で純白ロー
ル紙を顔料で表面コートしたコート紙が適当である。
本発明において、上記基材の表面に形成するアンダー
コート層は、分子量が20,000〜60,000のメチルメタクリ
レート/スチレン/アクリル酸ブチル/アクリル酸共重
合体から形成する。特に好ましいものは酸価が90〜100
で、Tgが20〜60℃である共重合体であり、架橋剤として
メラミン等の任意の架橋剤を併用する。
これらのアンダーコート剤は、上記基材の面に固形分
で約2〜10g/m2の割合で塗布及び乾燥し、約100〜250℃
の温度で焼き付け硬化させることが好ましい。
上記アンダーコート層上に設けるアルミニウム蒸着層
は常法に従って、約0.1〜1μmの厚みに設ければよ
い。
上記アルミニウム蒸着層の表面には必要に応じてトッ
プコート層を設ける。かかるトップコート層はアルミニ
ウム蒸着層の汚染防止、アルミニウム蒸着層との密着性
及び印刷適性を向上させるもので、アルカリ洗瓶時にア
ルカリに溶解する様に水溶性の樹脂から形成すればよ
い。本発明において特に好適なトップコート剤は分子量
約100,000、酸価80〜90、Tg20〜40℃の水性アクリル・
スチレン樹脂である。
本発明のラベルは、上記のラベル用蒸着紙に必要な印
刷を施し、更にその表面に必要に応じてOPニスを掛けた
ものであり、印刷に使用する印刷インキとしては、硝化
綿、ポリアマイド及びロジン変性マレイン酸樹脂等をバ
インダーとする印刷インキが好ましく、OPニス及びトッ
プコート層との密着性を上げて洗瓶時にインキ層がばら
ばらに分解しないようにする。又、OPニスとしては硝化
綿が好適である。
(実施例) 次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に詳しく説
明する。
実施例 純白ロール紙(坪量45g/m2)にクレーを19g/m2の割合
でコートしたコート紙の上に、ビールビン用アンダーコ
ート剤(諸星インキ製、メチルメタクリレート/スチレ
ン/アクリル酸ブチル/アクリル酸共重合体及びメラミ
ンを含む溶液)をグラビアコーターを用いて乾燥時下記
表の塗工量でコートして下記表の条件で焼き付け、その
表面に蒸着機を用いてアルミニウム蒸着層を400オング
ストロームの厚みに形成し、その後12時間以内にトップ
コート剤(諸星インキ製、水性アクリル・スチレン系樹
脂)を乾燥時0.5g/m2の割合でコートし、本発明のラベ
ル用蒸着紙を得た。
上記ラベル用蒸着紙にグラビアインキ(諸星インキ
製、硝化綿とポリアマイドとロジン変性マレイン酸樹脂
とをベヒクルとするグラビアインキ)で印刷し、その上
に硝化綿からなるOPニスを掛け本発明のラベルを製造し
た。
上記ラベルを水性糊を用いて瓶に貼着し、室温で1週
間乾燥後5%苛性ソーダの80℃液で洗瓶を行ったとこ
ろ、3〜4分でラベルが剥離した。
尚、比較例としてラベル用蒸着紙用のアンダーコート
剤として公知であるフェノール・アミノアルキッド樹脂
を用いて上記と同様にラベルを製造し比較した。
洗瓶性 :5%苛性ソーダ(80℃)溶液を使用し、ラベル
の剥落時間を測定した。
耐水性 :40℃の温水中に1週間浸漬し蒸着層の外観をチ
ェックした。
○:変化なし ×:変化あり 密着力:セロテープを貼りつけ、剥離した際のアルミニ
ウム層の密着力。
○:剥離なし ×:剥離あり 輝 度:肉眼観察 ○:良好 △:やや劣る (発明の効果) 以上の様に本発明によれば、焼き付け条件及び塗工量
の変化に関わらず、良好な洗瓶性を示し、洗瓶液を汚染
しないラベル用蒸着紙及びラベルが提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−83397(JP,A) 特開 昭57−154494(JP,A) 実開 昭59−171935(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21H 1/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材の一方の面にアンダーコート層、金属
    蒸着層、オーバーコート層、印刷層及びOP層を設けてな
    るラベルにおいて、上記アンダーコート層が分子量20,0
    00〜60,000のメチルメタクリレート/スチレン/アクリ
    ル酸ブチル/アクリル酸共重合体からなり、前記印刷層
    はロジン変性マレイン酸樹脂をバインダーとする印刷イ
    ンキであることを特徴とするラベル。
  2. 【請求項2】オーバーコート層が水性アクリル・スチレ
    ン系樹脂からなる請求項1に記載のラベル。
JP2118622A 1990-05-10 1990-05-10 ラベル Expired - Fee Related JP3035665B2 (ja)

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