JP3521788B2 - ラベル - Google Patents
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- JP3521788B2 JP3521788B2 JP05063599A JP5063599A JP3521788B2 JP 3521788 B2 JP3521788 B2 JP 3521788B2 JP 05063599 A JP05063599 A JP 05063599A JP 5063599 A JP5063599 A JP 5063599A JP 3521788 B2 JP3521788 B2 JP 3521788B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビール瓶等に用い
るラベルで、アルカリ溶液で洗浄時に分離可能なラベル
に関するものである。
るラベルで、アルカリ溶液で洗浄時に分離可能なラベル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビール瓶等の瓶は、内容物を使用後、瓶
を洗浄して再利用するため、予め貼着したラベルを、洗
浄時のアルカリ溶液により分離できるように、ラベルを
構成するそれぞれの要素に工夫を施している。例えば、
実公平5−8615号に示されるように、1〜4%のア
ルカリ溶液で洗浄した際に、溶解分離でき、しかも冷蔵
庫等に保管している時に発生する水滴により、ラベルの
剥離等の現象が発生しない構成とするため、特にアルミ
ニウム蒸着層を設けるために、紙基材上に設けるプレコ
ート層として、アミノアルキッド変性フェノール樹脂を
主成分として用いている。
を洗浄して再利用するため、予め貼着したラベルを、洗
浄時のアルカリ溶液により分離できるように、ラベルを
構成するそれぞれの要素に工夫を施している。例えば、
実公平5−8615号に示されるように、1〜4%のア
ルカリ溶液で洗浄した際に、溶解分離でき、しかも冷蔵
庫等に保管している時に発生する水滴により、ラベルの
剥離等の現象が発生しない構成とするため、特にアルミ
ニウム蒸着層を設けるために、紙基材上に設けるプレコ
ート層として、アミノアルキッド変性フェノール樹脂を
主成分として用いている。
【0003】上記ラベルは、アルミニウム蒸着層を設け
た光沢性の優れた高級感のあるラベルが使用されてい
る。一方、アルミニウム蒸着層のないラベルの要望もあ
り、前記ラベルの構成からアルミニウム蒸着層を除き、
プレコート層として、アミノアルキッド変性フェノール
樹脂を主成分としたプライマー剤をそのまま用いた場
合、1〜4%のアルカリ溶液で洗浄した際に、ラベルの
分離でき、しかも冷蔵庫等に保管している時に発生する
水滴により、ラベルの剥離等の現象が剥離、分離するこ
とはない。しかし、前記プレコート層は、耐光性が不十
分なため変色が生じる欠点を有し、特に白色の全面印刷
層を設けた場合、白色の印刷層が黄ばんで見え、外観上
不具合が生じてしまった。
た光沢性の優れた高級感のあるラベルが使用されてい
る。一方、アルミニウム蒸着層のないラベルの要望もあ
り、前記ラベルの構成からアルミニウム蒸着層を除き、
プレコート層として、アミノアルキッド変性フェノール
樹脂を主成分としたプライマー剤をそのまま用いた場
合、1〜4%のアルカリ溶液で洗浄した際に、ラベルの
分離でき、しかも冷蔵庫等に保管している時に発生する
水滴により、ラベルの剥離等の現象が剥離、分離するこ
とはない。しかし、前記プレコート層は、耐光性が不十
分なため変色が生じる欠点を有し、特に白色の全面印刷
層を設けた場合、白色の印刷層が黄ばんで見え、外観上
不具合が生じてしまった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ビール瓶等
の内容物の使用後、洗浄することにより再利用する瓶に
札貼して使用するラベルで、洗浄時に容易に剥離可能
で、しかもアルミニウム蒸着層がない構成であっても、
外観上不都合が生じない構成とした、洗瓶性の優れたラ
ベルを提供することである。
の内容物の使用後、洗浄することにより再利用する瓶に
札貼して使用するラベルで、洗浄時に容易に剥離可能
で、しかもアルミニウム蒸着層がない構成であっても、
外観上不都合が生じない構成とした、洗瓶性の優れたラ
ベルを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、内容物を使用
後、再利用する瓶に札貼して使用する、アルカリ溶液で
洗浄することにより分離可能なラベルであって、紙基材
の片面に、フタル酸エステル、アジピン酸エステル、セ
バシン酸エステルのいずれか又はこれらを混合した脂肪
酸エステルを20〜50重量%の範囲で混合したニトロ
セルロース系樹脂を主成分とするプレコート液を塗布、
乾燥し、プレコート層を形成し、このプレコート層上
に、印刷層を設け、さらにオーバーコート層を設けたこ
とを特徴とするラベルである。請求項2に記載の発明
は、前記紙基材が、クレーコート層を有することを特徴
とするラベルである。請求項3に記載の発明は、前記ク
レーコート層が、ニトロセルロース系樹脂を主成分とす
るプレコート層を含有することを特徴とするラベルであ
る。請求項4に記載の発明は、前記印刷層が、ポリアミ
ド樹脂とマレイン酸を含むインキからなることを特徴と
するラベルである。請求項5に記載の発明は、前記印刷
層が、ポリアミド樹脂とマレイン酸を含む白インキから
なる全面に設けた印刷層としたことを特徴とするラベル
である。請求項6に記載の発明は、前記オーバーコート
層が、ニトロセルロース系樹脂を主成分とするコート剤
からなることを特徴とするラベルである。請求項7に記
載の発明は、前記紙基材が、2.5%以下の水中伸度を
有することを特徴とするラベルである。
後、再利用する瓶に札貼して使用する、アルカリ溶液で
洗浄することにより分離可能なラベルであって、紙基材
の片面に、フタル酸エステル、アジピン酸エステル、セ
バシン酸エステルのいずれか又はこれらを混合した脂肪
酸エステルを20〜50重量%の範囲で混合したニトロ
セルロース系樹脂を主成分とするプレコート液を塗布、
乾燥し、プレコート層を形成し、このプレコート層上
に、印刷層を設け、さらにオーバーコート層を設けたこ
とを特徴とするラベルである。請求項2に記載の発明
は、前記紙基材が、クレーコート層を有することを特徴
とするラベルである。請求項3に記載の発明は、前記ク
レーコート層が、ニトロセルロース系樹脂を主成分とす
るプレコート層を含有することを特徴とするラベルであ
る。請求項4に記載の発明は、前記印刷層が、ポリアミ
ド樹脂とマレイン酸を含むインキからなることを特徴と
するラベルである。請求項5に記載の発明は、前記印刷
層が、ポリアミド樹脂とマレイン酸を含む白インキから
なる全面に設けた印刷層としたことを特徴とするラベル
である。請求項6に記載の発明は、前記オーバーコート
層が、ニトロセルロース系樹脂を主成分とするコート剤
からなることを特徴とするラベルである。請求項7に記
載の発明は、前記紙基材が、2.5%以下の水中伸度を
有することを特徴とするラベルである。
【0006】
【作用】ラベルの基材に設けたプレコート層が、フタル
酸エステル、アジピン酸エステル、セバシン酸エステル
のいずれか又はこれらを混合した脂肪酸エステルを20
〜50重量%の範囲で混合したニトロセルロース系樹脂
を主成分とするプレコート液を塗布、乾燥したものであ
り、保管中に変色するおそれがない。また、瓶等に貼っ
た状態で、1〜4%のアルカリ溶液で洗浄した際に、溶
解分離でき、しかも冷蔵庫等に保管している時に発生す
る水滴により、ラベルの剥離等の現象が発生することは
ない。
酸エステル、アジピン酸エステル、セバシン酸エステル
のいずれか又はこれらを混合した脂肪酸エステルを20
〜50重量%の範囲で混合したニトロセルロース系樹脂
を主成分とするプレコート液を塗布、乾燥したものであ
り、保管中に変色するおそれがない。また、瓶等に貼っ
た状態で、1〜4%のアルカリ溶液で洗浄した際に、溶
解分離でき、しかも冷蔵庫等に保管している時に発生す
る水滴により、ラベルの剥離等の現象が発生することは
ない。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のラベルの一例を
示す断面図、図2は、他のラベルの例を示すである。ま
た、図1に示すラベルは、紙基材10上に、プレコート
層12、全面印刷層14、模様印刷層15およびオーバ
ーコート層16を順次設けた構成でである。また、図2
に示すラベルは、紙基材10上に、クレーコート層11
を設け、このクレーコート層11に、プレコート層1
2、全面印刷層14、模様印刷層15およびオーバーコ
ート層16を順次設けた構成である。
示す断面図、図2は、他のラベルの例を示すである。ま
た、図1に示すラベルは、紙基材10上に、プレコート
層12、全面印刷層14、模様印刷層15およびオーバ
ーコート層16を順次設けた構成でである。また、図2
に示すラベルは、紙基材10上に、クレーコート層11
を設け、このクレーコート層11に、プレコート層1
2、全面印刷層14、模様印刷層15およびオーバーコ
ート層16を順次設けた構成である。
【0008】ここで、紙基材10は、水に浸漬した時の
水中伸度2.5%以下、特に1.5%以下であることが
必要で、これ以上の水中伸度の原紙を用いた場合、水滴
等が付着すると、印刷層,およびオーバーコート層に亀
裂等が発生し、外観が低下する。プレコート層12は、
ニトロセルロース系樹脂を主成分とするプレコート剤を
1〜6g/m2 (固形分)の範囲に塗布形成してなる。
プレコート剤の成分は、具体的には、ニトロセルロース
系樹脂を用いた場合、フタル酸エステル、アジピン酸エ
ステル、セバシン酸エステル等の脂肪酸エステルを20
〜50重量%の範囲で混合して用いるのが好ましい。
水中伸度2.5%以下、特に1.5%以下であることが
必要で、これ以上の水中伸度の原紙を用いた場合、水滴
等が付着すると、印刷層,およびオーバーコート層に亀
裂等が発生し、外観が低下する。プレコート層12は、
ニトロセルロース系樹脂を主成分とするプレコート剤を
1〜6g/m2 (固形分)の範囲に塗布形成してなる。
プレコート剤の成分は、具体的には、ニトロセルロース
系樹脂を用いた場合、フタル酸エステル、アジピン酸エ
ステル、セバシン酸エステル等の脂肪酸エステルを20
〜50重量%の範囲で混合して用いるのが好ましい。
【0009】全面印刷層14は、ニトロセルロース系樹
脂、ポリアミド系樹脂またはこれらの混合樹脂をビヒク
ルとした白色インキからなり、模様印刷層15は、前記
全面印刷層14に用いたビヒクルと同じビヒクルを用
い、白色以外の色のインキからなっている。さらに、オ
ーバーコート層16は、前記印刷層15のビヒクルとし
て用いた樹脂からなるコート剤を用いる。以上のよう
に、アルミニウム蒸着層を設けないラベル構成で、特に
光線照射による変色がない効果を有するものであるが、
その他の効果である耐水性、洗瓶性は、プレコート層上
にアルミニウム蒸着層を設けたラベルでも問題なく使用
することができる。
脂、ポリアミド系樹脂またはこれらの混合樹脂をビヒク
ルとした白色インキからなり、模様印刷層15は、前記
全面印刷層14に用いたビヒクルと同じビヒクルを用
い、白色以外の色のインキからなっている。さらに、オ
ーバーコート層16は、前記印刷層15のビヒクルとし
て用いた樹脂からなるコート剤を用いる。以上のよう
に、アルミニウム蒸着層を設けないラベル構成で、特に
光線照射による変色がない効果を有するものであるが、
その他の効果である耐水性、洗瓶性は、プレコート層上
にアルミニウム蒸着層を設けたラベルでも問題なく使用
することができる。
【0010】
【実施例】〔実施例1〕紙基材(商品名コーモラント
富士加工製 水中伸度1.2%)上に、グラビアコート
法により、メタアクリル酸メラル/アクリル酸エステル
/アクリル酸ブチル/アクリル酸−2−エチルヘキシル
/アクリル酸が、60/5/15/5/15(重量部)
の成分のアクリル共重合樹脂からなるプレコート液を3
g/m2(固形分)を塗布、乾燥し、プレコート層を形
成した。このプレコート層上に、ポリアミド樹脂をビヒ
クルとし、マレイン酸を6%添加した白色インキからな
る全面印刷層、およびこの全面印刷層上に、同じビヒク
ルからなり、同様にマレイン酸を6%添加した茶色イン
キの模様印刷層を設け、さらに、ニトロセルロース樹脂
にアルキッド樹脂を混合した樹脂用役を塗布、乾燥し、
オーバーコート層を形成し、ラベルとした。このラベル
をでんぷん糊を用い瓶に貼り、乾燥固着後、4%、70
℃の苛性ソーダ液により洗瓶したところ、2分以内にラ
ベルが剥離できた。また、前記瓶にラベルを貼った状態
で、直射日光の当たる場所に、5日間置いておいた後、
ラベルの変色を観察したところ、白色インキの白色のま
まみることができた。
富士加工製 水中伸度1.2%)上に、グラビアコート
法により、メタアクリル酸メラル/アクリル酸エステル
/アクリル酸ブチル/アクリル酸−2−エチルヘキシル
/アクリル酸が、60/5/15/5/15(重量部)
の成分のアクリル共重合樹脂からなるプレコート液を3
g/m2(固形分)を塗布、乾燥し、プレコート層を形
成した。このプレコート層上に、ポリアミド樹脂をビヒ
クルとし、マレイン酸を6%添加した白色インキからな
る全面印刷層、およびこの全面印刷層上に、同じビヒク
ルからなり、同様にマレイン酸を6%添加した茶色イン
キの模様印刷層を設け、さらに、ニトロセルロース樹脂
にアルキッド樹脂を混合した樹脂用役を塗布、乾燥し、
オーバーコート層を形成し、ラベルとした。このラベル
をでんぷん糊を用い瓶に貼り、乾燥固着後、4%、70
℃の苛性ソーダ液により洗瓶したところ、2分以内にラ
ベルが剥離できた。また、前記瓶にラベルを貼った状態
で、直射日光の当たる場所に、5日間置いておいた後、
ラベルの変色を観察したところ、白色インキの白色のま
まみることができた。
【0011】〔実施例2〕プレコート層をアルキッド樹
脂/スチレンーアクリル酸共重合体/メラミン系樹脂か
らなるプレコート液を3g/m2 (固形分)を塗布、乾
燥し、プレコート層を形成した以外は、実施例1と同様
な構成のラベルを製造した。このラベルをでんぷん糊を
用い瓶に貼り、乾燥固着後、4%、70℃の苛性ソーダ
液により洗瓶したところ、2分以内にラベルが剥離でき
た。また、前記瓶にラベルを貼った状態で、直射日光の
当たる場所に、10日間置いておいた後、ラベルの変色
を観察したところ、白色インキの白色のままみることが
できた。
脂/スチレンーアクリル酸共重合体/メラミン系樹脂か
らなるプレコート液を3g/m2 (固形分)を塗布、乾
燥し、プレコート層を形成した以外は、実施例1と同様
な構成のラベルを製造した。このラベルをでんぷん糊を
用い瓶に貼り、乾燥固着後、4%、70℃の苛性ソーダ
液により洗瓶したところ、2分以内にラベルが剥離でき
た。また、前記瓶にラベルを貼った状態で、直射日光の
当たる場所に、10日間置いておいた後、ラベルの変色
を観察したところ、白色インキの白色のままみることが
できた。
【0012】〔実施例3〕プレコート層をスチレンーア
クリル酸共重合体/メラミン系樹脂からなるプレコート
液を3g/m2 (固形分)を塗布、乾燥し、プレコート
層を形成した以外は、実施例1と同様な構成のラベルを
製造した。このラベルをでんぷん糊を用い瓶に貼り、乾
燥固着後、4%、70℃の苛性ソーダ液により洗瓶した
ところ、2分以内にラベルが剥離できた。また、前記瓶
にラベルを貼った状態で、直射日光の当たる場所に、1
0日間置いておいた後、ラベルの変色を観察したとこ
ろ、白色インキの白色のままみることができた。
クリル酸共重合体/メラミン系樹脂からなるプレコート
液を3g/m2 (固形分)を塗布、乾燥し、プレコート
層を形成した以外は、実施例1と同様な構成のラベルを
製造した。このラベルをでんぷん糊を用い瓶に貼り、乾
燥固着後、4%、70℃の苛性ソーダ液により洗瓶した
ところ、2分以内にラベルが剥離できた。また、前記瓶
にラベルを貼った状態で、直射日光の当たる場所に、1
0日間置いておいた後、ラベルの変色を観察したとこ
ろ、白色インキの白色のままみることができた。
【0013】〔比較例1〕プレコート層として、フェノ
ール樹脂にアミノアルキッド樹脂を13重量%混合し、
P−トルエンスルホン酸を硬化剤として加えた樹脂を用
いた以外は、実施例1と同じ材料、方法によりラベルを
製造した。このラベルをでんぷん糊を用い瓶に貼り、乾
燥固着後、4%、70℃の苛性ソーダ液により洗瓶した
ところ、2分以内にラベルが剥離できた。また、前記瓶
にラベルを貼った状態で、直射日光の当たる場所に、5
日間置いておいた後、ラベルの変色を観察したところ、
白色インキが黄ばんで見えるようになった。
ール樹脂にアミノアルキッド樹脂を13重量%混合し、
P−トルエンスルホン酸を硬化剤として加えた樹脂を用
いた以外は、実施例1と同じ材料、方法によりラベルを
製造した。このラベルをでんぷん糊を用い瓶に貼り、乾
燥固着後、4%、70℃の苛性ソーダ液により洗瓶した
ところ、2分以内にラベルが剥離できた。また、前記瓶
にラベルを貼った状態で、直射日光の当たる場所に、5
日間置いておいた後、ラベルの変色を観察したところ、
白色インキが黄ばんで見えるようになった。
【0014】
【発明の効果】本発明は、洗瓶時にアルカリ溶液で剥離
可能な、アルミニウム蒸着層のない構成のラベルにおい
て、印刷層を設けるためのプレコート層として、ニトロ
セルロース系樹脂を用いたので、ラベルを瓶に貼ったま
ま保管しておいても、プレコート層が変色せず,印刷
層、特に白色印刷層の色をそのまま維持することがで
き、外観上問題が生じなくなった。
可能な、アルミニウム蒸着層のない構成のラベルにおい
て、印刷層を設けるためのプレコート層として、ニトロ
セルロース系樹脂を用いたので、ラベルを瓶に貼ったま
ま保管しておいても、プレコート層が変色せず,印刷
層、特に白色印刷層の色をそのまま維持することがで
き、外観上問題が生じなくなった。
【図1】は、本発明のラベルの一例を示す断面図であ
る。
る。
【図2】は、本発明の他のラベルの構成を示す断面図で
ある。
ある。
1・・・ラベル
10・・・紙基材
11・・・クレーコート層
12・・・プレコート層
14・・・全面印刷層
15・・・模様印刷層
16・・・オーバーコート層
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平8−76689(JP,A)
特開 平5−269932(JP,A)
特開 平6−297843(JP,A)
特開 平11−85033(JP,A)
特開 平7−82537(JP,A)
特開 平7−295475(JP,A)
特開 平5−230433(JP,A)
実開 昭59−171934(JP,U)
実開 昭59−171935(JP,U)
実公 平5−8615(JP,Y2)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G09F 3/10
Claims (7)
- 【請求項1】内容物を使用後、再利用する瓶に札貼して
使用する、アルカリ溶液で洗浄することにより分離可能
なラベルであって、紙基材の片面に、フタル酸エステ
ル、アジピン酸エステル、セバシン酸エステルのいずれ
か又はこれらを混合した脂肪酸エステルを20〜50重
量%の範囲で混合したニトロセルロース系樹脂を主成分
とするプレコート液を塗布、乾燥し、プレコート層を形
成し、このプレコート層上に、印刷層を設け、さらにオ
ーバーコート層を設けたことを特徴とするラベル。 - 【請求項2】前記紙基材が、クレーコート層を有するこ
とを特徴とする、請求項1に記載のラベル。 - 【請求項3】前記クレーコート層が、ニトロセルロース
系樹脂を主成分とするプレコート層を含有することを特
徴とする、請求項2記載のラベル。 - 【請求項4】前記印刷層が、ポリアミド樹脂とマレイン
酸を含むインキからなることを特徴とする、請求項1な
いし請求項3のいずれか1項に記載のラベル。 - 【請求項5】前記印刷層が、ポリアミド樹脂とマレイン
酸を含む白インキからなる全面に設けた印刷層としたこ
とを特徴とする、請求項4に記載のラベル。 - 【請求項6】前記オーバーコート層が、ニトロセルロー
ス系樹脂を主成分とするコート剤からなることを特徴と
する、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の
ラベル。 - 【請求項7】前記紙基材が、2.5%以下の水中伸度を
有することを特徴とする、請求項1ないし請求項6記載
のいずれか1項に記載のラベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05063599A JP3521788B2 (ja) | 1998-06-16 | 1999-02-26 | ラベル |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-168979 | 1998-06-16 | ||
JP16897998 | 1998-06-16 | ||
JP05063599A JP3521788B2 (ja) | 1998-06-16 | 1999-02-26 | ラベル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000075797A JP2000075797A (ja) | 2000-03-14 |
JP3521788B2 true JP3521788B2 (ja) | 2004-04-19 |
Family
ID=26391103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05063599A Expired - Fee Related JP3521788B2 (ja) | 1998-06-16 | 1999-02-26 | ラベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3521788B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4191915B2 (ja) | 2001-08-30 | 2008-12-03 | 独立行政法人情報通信研究機構 | 変換装置、暗号化復号化システム、多段変換装置、プログラム、ならびに、情報記録媒体 |
-
1999
- 1999-02-26 JP JP05063599A patent/JP3521788B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000075797A (ja) | 2000-03-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20031216 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040120 |
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A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040202 |
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