JPH0121329Y2 - - Google Patents
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- JPH0121329Y2 JPH0121329Y2 JP1983066358U JP6635883U JPH0121329Y2 JP H0121329 Y2 JPH0121329 Y2 JP H0121329Y2 JP 1983066358 U JP1983066358 U JP 1983066358U JP 6635883 U JP6635883 U JP 6635883U JP H0121329 Y2 JPH0121329 Y2 JP H0121329Y2
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- resin
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、アルミニウム蒸着層を設けたラベル
で、特に回収して使用する瓶に貼着し、洗瓶適性
の優れたラベルに関するものである。
で、特に回収して使用する瓶に貼着し、洗瓶適性
の優れたラベルに関するものである。
従来のビール瓶等の貼着用ラベルは、アルミニ
ウム箔／紙の構成の材料を使用していたが、アル
ミニウム箔を用いたラベルは、価格が高価になる
上、洗瓶適性が劣るため、近年アルミニウム蒸着
紙を用いたラベルが用いられるようになつた。
ウム箔／紙の構成の材料を使用していたが、アル
ミニウム箔を用いたラベルは、価格が高価になる
上、洗瓶適性が劣るため、近年アルミニウム蒸着
紙を用いたラベルが用いられるようになつた。
一般に蒸着紙は、蒸着する前に紙基材にプレコ
ート層を設け、表面を平滑にしてアルミニウム蒸
着層を設けていた。このプレコート層には、ニト
ロセルロース系樹脂製ラツカー、アクリル系樹脂
または塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂が用い
られていた。
ート層を設け、表面を平滑にしてアルミニウム蒸
着層を設けていた。このプレコート層には、ニト
ロセルロース系樹脂製ラツカー、アクリル系樹脂
または塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂が用い
られていた。
ところが上記プレコート層を設けたアルミニウ
ム蒸着ラベルは、瓶を使用後、１〜４％の濃度の
苛性ソーダ液による洗瓶時にラベルの剥離がうま
く行なえず、洗瓶適性の問題が発生していた。
ム蒸着ラベルは、瓶を使用後、１〜４％の濃度の
苛性ソーダ液による洗瓶時にラベルの剥離がうま
く行なえず、洗瓶適性の問題が発生していた。
本考案は、このような従来の欠点を解消したも
のであつて、アルミニウム蒸着層を設けても洗瓶
適性の優れたラベルを提供することを目的とす
る。
のであつて、アルミニウム蒸着層を設けても洗瓶
適性の優れたラベルを提供することを目的とす
る。
以下図面に従い本考案を説明する。
本考案は、第１図に示すように、原紙１上にク
レーコート層２を設けた基紙３のクレーコート層
２上にプレコート層４、アルミニウム蒸着層５、
プライマー層６、印刷層７およびオーバーコート
層８を順次設けてなる洗瓶適性の優れたラベルで
ある。
レーコート層２を設けた基紙３のクレーコート層
２上にプレコート層４、アルミニウム蒸着層５、
プライマー層６、印刷層７およびオーバーコート
層８を順次設けてなる洗瓶適性の優れたラベルで
ある。
ここで基紙３は、水に浸漬したときの伸びが
2.5％以下特に1.5％以下であることが必要で、2.5
％以上の伸びを有する基紙３を用いるとビール等
に貼着し、冷蔵庫で冷すと、瓶表面に付着する水
滴により、基紙３上に設けたアルミ蒸着層５、印
刷層７およびオーバーコート層８に亀裂が生じ、
外観を低下させてしまう。
2.5％以下特に1.5％以下であることが必要で、2.5
％以上の伸びを有する基紙３を用いるとビール等
に貼着し、冷蔵庫で冷すと、瓶表面に付着する水
滴により、基紙３上に設けたアルミ蒸着層５、印
刷層７およびオーバーコート層８に亀裂が生じ、
外観を低下させてしまう。
プレコート層は、メタクリル酸エステルを主成
分とし、さらにアクリル酸エステルおよびアクリ
ル酸を含む共重合樹脂からなるアクリル系樹脂の
プレコート剤からなる。
分とし、さらにアクリル酸エステルおよびアクリ
ル酸を含む共重合樹脂からなるアクリル系樹脂の
プレコート剤からなる。
このプレコート層４は、蒸着適性ブロツキング
の点から二次転移点が約50℃で、かつアルカリ溶
解のため共重合樹脂の酸成分であるアクリル酸成
分を全体の約15％にするのが好ましい。
の点から二次転移点が約50℃で、かつアルカリ溶
解のため共重合樹脂の酸成分であるアクリル酸成
分を全体の約15％にするのが好ましい。
また上記プレコート剤であるアクリル系樹脂の
分子量は、重量平均で120000〜220000の範囲が、
耐水強度と洗瓶適性から好ましい。この分子量
が、120000以下になると耐水強度が低下し、また
220000以上になると作業適性が低下し、好ましく
ない。
分子量は、重量平均で120000〜220000の範囲が、
耐水強度と洗瓶適性から好ましい。この分子量
が、120000以下になると耐水強度が低下し、また
220000以上になると作業適性が低下し、好ましく
ない。
アルミニウム蒸着層５は、300〜1000Åの厚さ
で十分である。
で十分である。
このアルミニウム蒸着層５上に設けるプライマ
ー層６は、アルカリ可溶性の良い樹脂で、シエラ
ツク、ニトロセルロース系樹脂、ニトロセルロー
ス系樹脂に脂肪酸エステルを添加した混合樹脂、
該混合樹脂にさらにアルキツド樹脂を添加した樹
脂のいずれかが好ましい。
ー層６は、アルカリ可溶性の良い樹脂で、シエラ
ツク、ニトロセルロース系樹脂、ニトロセルロー
ス系樹脂に脂肪酸エステルを添加した混合樹脂、
該混合樹脂にさらにアルキツド樹脂を添加した樹
脂のいずれかが好ましい。
印刷層７は、ニトロセルロース系樹脂，ポリア
ミド系樹脂またはこれらの混合樹脂をビヒクルと
するインキでさらにマレイン酸を添加したインキ
からなる。このインキへのマレイン酸の添加量
は、約６％以下で、十分アルカリ可溶適性を付与
することができる。
ミド系樹脂またはこれらの混合樹脂をビヒクルと
するインキでさらにマレイン酸を添加したインキ
からなる。このインキへのマレイン酸の添加量
は、約６％以下で、十分アルカリ可溶適性を付与
することができる。
最後にオーバーコート層８は、前記印刷層８に
用いたインキのビヒクルからなる樹脂からなり、
アルカリ可溶な層である。
用いたインキのビヒクルからなる樹脂からなり、
アルカリ可溶な層である。
次に本考案の実例について説明する。
コモーラントVMST（水中伸度1.2％）（富士加
工製からなる基紙上にグラビアコート法によりメ
タクリル酸メチル／アクリル酸エステル／アクリ
ル酸ブチル／アクリル酸−２−エチルヘキシル／
アクリル酸が、60／５／15／５／15（重量部）の
成分比のアクリル共重合樹脂のプレコート層を設
ける。
工製からなる基紙上にグラビアコート法によりメ
タクリル酸メチル／アクリル酸エステル／アクリ
ル酸ブチル／アクリル酸−２−エチルヘキシル／
アクリル酸が、60／５／15／５／15（重量部）の
成分比のアクリル共重合樹脂のプレコート層を設
ける。
このプレコート層上に500Åのアルミ蒸着層を
設け、さらにポリアミド樹脂をビヒクルとするイ
ンキにマレイン酸を６％添加したインキにより印
刷層を形成後、ニトロセルロース樹脂にアルキツ
ド樹脂を混合した樹脂を溶解、塗布し、オーバー
コート層を設けたラベルである。
設け、さらにポリアミド樹脂をビヒクルとするイ
ンキにマレイン酸を６％添加したインキにより印
刷層を形成後、ニトロセルロース樹脂にアルキツ
ド樹脂を混合した樹脂を溶解、塗布し、オーバー
コート層を設けたラベルである。
上記ラベルを４％，70℃の苛性ソーダ液により
洗瓶を行なつたところ約２分でラベルが剥離し、
しかもオーバーコート層、蒸着層にも亀裂が生じ
なかつた。
洗瓶を行なつたところ約２分でラベルが剥離し、
しかもオーバーコート層、蒸着層にも亀裂が生じ
なかつた。
本考案のラベルは、上記のような構成からなる
ので、耐水性、アルカリ溶液による洗瓶適性、ラ
ベルの札貼適性が優れ、しかも従来のアルミニウ
ム箔を用いたラベルに比較して低価格で美麗なも
のである。
ので、耐水性、アルカリ溶液による洗瓶適性、ラ
ベルの札貼適性が優れ、しかも従来のアルミニウ
ム箔を用いたラベルに比較して低価格で美麗なも
のである。
このラベルの札貼適性は、従来のアルミニウム
箔を用いたラベルは、しわになり易いため500
枚／分であつたのが、本考案のラベルは、紙の柔
軟性をそのまま有しているので1000枚／分で貼る
ことができる。
箔を用いたラベルは、しわになり易いため500
枚／分であつたのが、本考案のラベルは、紙の柔
軟性をそのまま有しているので1000枚／分で貼る
ことができる。
またラベルに用いているアルミニウムの使用量
が少ないので、洗瓶に用いる苛性ソーダ液の疲労
が少なく長時間にわたり使用可能となつた。
が少ないので、洗瓶に用いる苛性ソーダ液の疲労
が少なく長時間にわたり使用可能となつた。
第１図は、本考案のラベルの断面図である。
１……原紙、２……クレーコート層、３……基
紙、４……プレコート層、５……アルミニウム蒸
着層、６……プライマー層、７……印刷層、８…
…オーバーコート層。
紙、４……プレコート層、５……アルミニウム蒸
着層、６……プライマー層、７……印刷層、８…
…オーバーコート層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 原紙にクレーコート層を設けた基紙上にメタ
クリル酸エステルを主成分としさらにアクリル
酸エステルおよびアクリル酸を含む共重合樹脂
からなるアクリル系樹脂からなるプレコート
層、アルミニウム蒸着層、プライマー層、ニト
ロセルロース系樹脂、ポリアミド系樹脂または
これらの混合樹脂のいずれか１つをビヒクルと
したインキからなる印刷層およびニトロセルロ
ース系樹脂、ポリアミド系樹脂またはこれらの
混合樹脂のいずれか１つからなるオーバーコー
ト層を順次設けてなるラベル。 (2) プレコート層が、重量平均分子量120000〜
220000の範囲のアクリル系樹脂からなる実用新
案登録請求の範囲第１項記載のラベル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6635883U JPS59171935U (ja) | 1983-05-02 | 1983-05-02 | ラベル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6635883U JPS59171935U (ja) | 1983-05-02 | 1983-05-02 | ラベル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59171935U JPS59171935U (ja) | 1984-11-16 |
| JPH0121329Y2 true JPH0121329Y2 (ja) | 1989-06-26 |
Family
ID=30196565
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6635883U Granted JPS59171935U (ja) | 1983-05-02 | 1983-05-02 | ラベル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59171935U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6056063A (ja) * | 1983-09-05 | 1985-04-01 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 金属蒸着シ−ト |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5668186A (en) * | 1979-10-18 | 1981-06-08 | Nippon Paint Co Ltd | Under coat liquid composition for producing metal vacuum deposited paper |
| JPS5634900B2 (ja) * | 1975-10-24 | 1981-08-13 | ||
| JPS58520U (ja) * | 1981-06-26 | 1983-01-05 | 株式会社日立製作所 | 変調形直流増幅器用入力フイルタ |
| JPS5866357A (ja) * | 1981-10-16 | 1983-04-20 | Hitachi Ltd | 半導体用電極 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5634900U (ja) * | 1979-08-27 | 1981-04-04 | ||
| JPS619720Y2 (ja) * | 1979-11-13 | 1986-03-28 |
-
1983
- 1983-05-02 JP JP6635883U patent/JPS59171935U/ja active Granted
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5634900B2 (ja) * | 1975-10-24 | 1981-08-13 | ||
| JPS5668186A (en) * | 1979-10-18 | 1981-06-08 | Nippon Paint Co Ltd | Under coat liquid composition for producing metal vacuum deposited paper |
| JPS58520U (ja) * | 1981-06-26 | 1983-01-05 | 株式会社日立製作所 | 変調形直流増幅器用入力フイルタ |
| JPS5866357A (ja) * | 1981-10-16 | 1983-04-20 | Hitachi Ltd | 半導体用電極 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59171935U (ja) | 1984-11-16 |
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