JP2019184731A - 蒸着ラベル - Google Patents

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崇 松本
弘紀 多胡
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弘紀 多胡
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Abstract

【課題】本発明は、耐熱性を持ち品質を維持しつつ、ビール瓶等からの剥離が容易な蒸着ラベルを提供するすることを目的とする。【解決手段】紙基材の一方の面に、目止め層、アルミ蒸着層をこの順に設けた蒸着ラベルであって、前記目止め層が、マレイン酸エステルなどのアルカリ可溶性樹脂と、メラミン樹脂アルカリ不溶性硬化樹脂を含み、前記アルカリ可溶性樹脂が前記目止め層の全固形分30重量%以上80重量%以下であることを特徴とする蒸着ラベルを提供する。必要に応じて、紙基材の他方の面にアルカリ可溶性樹脂層を設ける。【選択図】図1

Description

本発明はビール、ウイスキー、酒、ドリンク剤等の瓶に貼付するラベルに関するものであり、特に高級感を付与するために蒸着紙を用いた蒸着ラベルであり、使用後に瓶を回収しそこに添付してある蒸着ラベルを剥がし、更にまた新たに蒸着ラベルを貼付することにより瓶容器を繰り返し利用する用途に優れた特性を有する蒸着ラベルに関するものである。
ビール、ウイスキー、酒、ドリンク剤等の瓶に貼付する蒸着ラベルは、蒸着紙等を原紙として、その上に印刷インキを用いて絵柄を印刷することで作製される。印刷後は、ラベル寸法に打ち抜き、蒸着ラベル裏面に接着剤を塗工して瓶に貼付される。
また、蒸着ラベルを貼付した瓶、例えばビール瓶、焼酎瓶などは、回収して洗瓶処理を行い再利用する場合が多い。一般的に、洗瓶処理工程ではアルカリ洗浄液を用いており、蒸着ラベルはアルカリ洗浄液に浸漬されることで、瓶から剥がれ落ちる機能を有していることが望まれる。
特許文献1には、紙基材上にクレーコート層、蒸着層、印刷層を設け、印刷層のアンダーコート層とオーバーコート層に紫外線硬化型のアルカリ可溶性樹脂を用いることによって、印刷層を剥離しやすくしたラベルが開示されている。しかし、ビンに貼着する粘接着剤とラベルの剥離容易性については言及されていない。
特許文献2には、紙基材とアルミ蒸着層の間に、押し出し成形したアルカリ可溶性の熱可塑性樹脂層を設けた蒸着ラベルが開示されている。この構成によれば、洗浄時に上記アルカリ可溶性の熱可塑性樹脂層がアルカリ水溶液によって溶解し、紙基材および粘接着剤に浸透することで剥離が進むと考えられる。一方、アルミ蒸着層を形成する際に、蒸着によって加熱されることから、耐熱性が必要とされるが、押し出し可能な熱可塑性樹脂を用いることで、耐熱性が低下してしまうという問題がある。
実用新案登録第2569928号公報 特開平11−85035号公報
以上のような、問題点を鑑み、本発明は、耐熱性を持ち品質を維持しつつ、ビール瓶等からの剥離が容易な蒸着ラベルを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、紙基材の一方の面に、目止め層、アルミ蒸着層をこの順に設けた蒸着ラベルであって、前記目止め層が、アルカリ可溶性樹脂と、アルカリ不溶性硬化樹脂を含み、前記アルカリ可溶性樹脂が前記目止め層の全固形分30重量%以上80重量%以下であることを特徴とする蒸着ラベルである。
第2の発明は、さらに前記アルカリ可溶性樹脂が、マレイン酸エステルであることを特徴とするものである。
第3の発明は、前記アルカリ不溶性硬化樹脂が、メラミン樹脂を含むことを特徴とするものである。
第4の発明は、前記アルカリ不溶性硬化樹脂が、さらにポリエステル樹脂を含むことを特徴とするものである。
第5の発明は、前記紙基材の他方の面にアルカリ可溶性樹脂層を設けたことを特徴とするものである。
第6の発明は、前記アルミ蒸着層上に、さらにアクリル可溶性のアクリル樹脂からなるアンカーコート層を備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、目止め層が、アルカリ可溶性樹脂と、アルカリ不溶性硬化樹脂を含み、アルカリ可溶性樹脂が目止め層の全固形分30重量%以上80重量%以下であることで、アルミ蒸着に適した耐熱性を備えつつ、ビール瓶等からの剥離が容易で高品質な蒸着ラベルとなる。
本発明の蒸着ラベルの一実施例の断面図である。 本発明の蒸着ラベルの別の実施例の断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1は本発明の蒸着ラベルの一実施形態の拡大断面図である。図1の断面図に示すように、本発明の蒸着ラベル(原紙)9は、紙基材7の一方の面に、目止め層6、アルミ蒸着層5、アンカーコート層4をこの順に設け、紙基材7の他方の面にアルカリ可溶性樹脂層8を設けた構成となっているが、この場合のアンカーコート層4とアルカリ可溶性樹脂層8は必須ではなく、必要に応じて設ければよい。
さらに図2に示すように、アンカーコート層上に印刷層2、印刷層2、オーバーコート層1を設けた印刷済み蒸着ラベル10をガラス瓶等の貼着面Sに接着剤層9を介して貼付することができる。
本発明の紙基材7は、としてはラベルを構成する基本素材となることから、機械的、物理的、化学的に安定した性質を有していることが望ましく、坪量が20〜100g/m、好ましくは坪量が50〜85g/mの薄葉紙、上質紙、純白ロール紙、コート紙、クラフト紙が好ましく、具体的には純白紙等が用いられ、水に浸漬した時の水中伸度2.5%以下、特に1.5%以下であることが好ましい。これ以上の水中伸度の紙基材を用いた場合、水滴等が付着すると、各層に亀裂等が発生し、外観が低下するおそれがある。
本発明の目止め層6は、アルミ蒸着層5を形成する蒸着物の紙基材7への入り込みを防ぐため、あるいは、蒸着ラベル原紙の凹凸、ピンホール等の目止めを行うためのものである。
目止め層6を形成するための材料として、例えばメラミン樹脂、アルキッド樹脂、ポリフェノール樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂のいずれか、もしくはこれら樹脂の2種以上の混合でなる樹脂が用いられるが、特に、蒸着ラベルに洗瓶性を持
たせるため、アルカリ成分によって、結合を切断されるドメインを有した樹脂が用いられる。これらの樹脂は、例えばキシレン、トルエン、水等を主成分とした溶剤に溶解して塗布液として、目止め層6を形成する。
本発明の目止め層6は、アルカリ可溶性樹脂と、アルカリ不溶性硬化樹脂を含む。それ以外に必要に応じてアルカリ不溶性硬化樹脂の架橋を促進するための触媒等の添加剤を加えても良い。
この場合に用いられるアルカリ可溶性樹脂としては、前記目止め層の全固形分30重量%以上80重量%以下であることが必要である。30重量%未満であると、目止め層に対してアルカリ洗浄液が浸透せず、ラベルの剥離が困難になる。逆に、80重量%を超えると、蒸着層を形成する際の熱によって目止め層表面が変形し、蒸着層のクラックなどによりラベルとしての品質を維持できなくなる。
アルカリ可溶性樹脂が、前記目止め層の全固形分50重量%以上70重量%以下であることがより好ましい。50重量%以上であると、目止め層に対してアルカリ洗浄液が浸透しやすくなり、ラベルの剥離の時間が短い。また、80重量%以下であると、蒸着層を形成する際の熱によって目止め層表面が変形し、蒸着層のクラックが生じるなどの悪影響が生じ、品質が低下することを抑制できる。
アルカリ可溶性樹脂としては、洗瓶時に用いるアルカリ水溶液に可溶な樹脂であれば特に限定することはなく、たとえば、アクリル系樹脂、ニトロセルロース系樹脂、あるいは、アクリル系モノマー、スチレン系モノマー、アリル系モノマー等の1種ないしそれ以上と、カルボキシル基を有するアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマール酸、イタコン酸、その他の不飽和カルボン酸の1種ないしそれ以上との共重合体からなるアルカリ水溶液に可溶性を有する樹脂を挙げることができるが、ロジン変性マレイン酸エステルやマレイン酸エステルの共重合体であるマレイン樹脂が好ましく、特にロジン変性マレイン酸エステルがアルカリに溶解しやすく処理が行いやすいので、特に好ましい。
アルカリ不溶性硬化樹脂としては、前記目止め層の全固形分20重量%以上70重量%以下であることが好ましい。耐熱性のあるアルカリ不溶性硬化樹脂を含むことにより、蒸着時にも目止め層が変形せずに維持できるとともに、アルカリ可溶性樹脂のみ溶解することによりアルカリ洗浄液が目止め層内に浸透させることができる。20重量%未満であると、蒸着時に目止め層が変型しやすくなる。逆に、70重量%を超えると、アルカリ洗浄液が目止め層内に浸透しにくくなる。さらに、ラベルの溶解時間の短縮のためには、アルカリ不溶性硬化樹脂は目止め層の全固形分20重量%以上50重量%以下であることが好ましい。
アルカリ不溶性硬化樹脂としてはメラミン樹脂、ポリエステル樹脂や、これらの混合物に限られず、他のアルカリ不溶性硬化樹脂を排除するものではないが、メラミン樹脂の場合は、耐熱性に特に優れているので、好ましい。また、アルカリ不溶性硬化樹脂としてはポリエステル樹脂を添加することで、層間の密着性を向上させることができる。このため、メラミン樹脂及びポリエステル樹脂を2:8〜8:2の割合で混合したアルカリ不溶性硬化樹脂を用いることが特に好ましい。
目止め層6は、上記塗布液をグラビア方式あるいはロールコート方式等で紙基材7の表面に塗布することで形成することができる。また、その塗布量は2g/m以上5g/m以下とすることが好ましい。2g/mより小さい場合、目止め層6の平滑性が得られず、5g/mより大きい場合、洗瓶適性が劣ってくる。
また、蒸着ラベルを構成する金属蒸着層は、ラベルに光沢を与え美粧性を付与するものであり、特にアルカリ洗浄液への溶解性及びコスト上からも有利なアルミ蒸着層5が好ましい。アルミ蒸着層の膜厚は、30nm〜80nmが好ましい。膜厚が薄すぎると光沢が得られないおそれがある。
アルミ蒸着層5の形成方法は、一般的には、例えば、巻取り式真空蒸着機を用い、目止め層6が施されたウエブ状の紙基材7に、1400℃前後に加熱された蒸発源中のアルミニウムを真空度10−2Pa程度に保持された真空ドラム中で蒸着することで得られる。
アルミ蒸着層5は、紙基材7の面に目止め層6を介して設けられているので、膜面が平滑で金属光沢を得られる。また、アルミ蒸着層5は金属光沢があるので、この上のアンカーコート層4、さらには下刷りニス層(図示せず)を介して設けられる印刷層2に美粧性等を付与したデザイン効果のある蒸着ラベルとすることができる。
また、本発明のアンカーコート層4は、アルミ蒸着層5を保護し、かつ、印刷層2や刷りニス層との密着性を良くすることを目的して設けられる。
アンカーコート層4を形成するための材料として、たとえば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ブチラール樹脂、可塑化したニトロセルロース、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂等を挙げることができるが、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等が好ましく、アルカリ成分によって皮膜を破壊される、アルカリ可溶性のアクリル系樹脂が特に好ましい。これらの樹脂を、トルエン、酢酸ブチル等の溶剤に溶解して塗布液とし、あるいは水性(水溶性またはエマルジョン)の塗布液として、アンカーコート層4を形成する。
アンカーコート層4は、上記塗布液をグラビア方式あるいはロールコート方式等でアルミ蒸着層5に塗布することで形成することができる。また、その塗布量は0.1g/m以上であることが好ましい。
本発明のアルカリ可溶性樹脂層8は、紙基材7の裏面(アルミ蒸着層積層面と反対の面)でのアルカリ洗浄液への剥離性を向上させるために設けられる。蒸着ラベルの端面及び紙基材7から浸透したアルカリ洗浄液によってアルカリ可溶性樹脂が溶解することで、蒸着ラベルの剥離が早まり、剥離が容易になる。
アルカリ可溶性樹脂層8を形成するための材料として、アルカリ溶解性であることが好ましいが、一部アルカリにより膨潤する樹脂を加えても良い。材料としては、ロジン、澱粉、マレイン酸やこれらの混合物を用いることができる。
アルカリ可溶性樹脂層8は、上記塗布液をグラビア方式あるいはロールコート方式等でアル紙基材7の裏面に塗布することで形成することができる。また、その塗布量は0.1g/m以上であることが好ましい。
上記のようにして得られた蒸着ラベル原紙9をシート断裁し、例えばUVオフセット印刷、油性オフセット、フレキソ印刷、グラビア印刷により、アンカーコート層4の表面に下刷りニス層(無い場合もある)、印刷層2、オーバーコート層1を設け、ラベルデザインが多面付けされた蒸着ラベル10を得る。
本発明の下刷りニス層は、アンカーコート層4とUVオフセットインキ等からなる印刷層2との密着性を良くすることを目的として設けられる。
本発明の印刷層2は絵柄を印刷する印刷層として、また、オーバーコート層1は印刷層2のUVオフセットインキ2を保護する層として、蒸着ラベル原紙9上にそれぞれ順に形成される。
印刷層2およびオーバーコート層1に用いられる材料としては、アルカリ成分によって、結合を切断されるドメインを有したニトロセルロース樹脂系、ポリアミド樹脂系、アクリル樹脂系、スチレン樹脂系が挙げられる。
また、図示はしないが、パターン状あるいは全面に透明性を有する顔料や染料を混練したインキで透明性を有するベタ印刷層を設けてもよいものである。このように構成することにより、着色されたアルミニウム蒸着ラベルとすることができる。このベタ印刷層の形成方法としては、パターン状の場合はグラビア印刷法、フレキソ印刷法等の周知の方法で形成すればよく、また、全面の場合は、グラビア印刷法、フレキソ印刷法、あるいは、ロールコート法、エアナイフコート法等の周知の方法で形成すればよい。
下刷りニス層、印刷層2、オーバーコート層1は、それぞれオフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷により形成することができる。その塗膜厚みは、それぞれ0.5μm以上、5μm以下とすることが好ましい。
上記のようにして得られたウエブ状で多面付けされた蒸着ラベル10を、個々の蒸着ラベル寸法に打ち抜いて、それらをラベラー(ラベル貼り機)のフィーダー部に積載し、そのフィーダー部から一枚ずつ取り出して、その裏面に接着剤を塗布し、瓶に貼り合わせる。
接着剤には、例えば、天然たんぱく質等を用いた糊、ポバール等の樹脂を用いた水性タイプ、アクリル、エチレン・酢酸ビニル共重合体等の樹脂を用いた水性エマルジョンタイプが使用できる。
<実施例1>
水中伸度が1.2%で坪量60g/mのクレーコート紙の紙基材の一方の面に、乾燥後の塗布量が3.5g/mとなる目止め層、40nm厚のアルミ蒸着層、乾燥後の塗布量が1.0g/mとなるアクリル系樹脂からなるアンカーコート層をこの順に設けた。目止め層は、50重量%のロジン変性マレイン酸樹脂と、50重量%のアルカリ不溶性樹脂をトルエンとイソプロピルアルコールの混合溶液に溶解させて塗布したものである。アルカリ不溶性樹脂は、ポリエステル樹脂とメラミン樹脂を重量比で6:4となる混合樹脂である。
次に紙基材の他方の面に乾燥後に3.5g/mとなる様に、水に分散した澱粉の塗布液をグラビア印刷法で印刷してアルカリ可溶性樹脂層を設け、さらにアンカーコート層上にアルカリ水溶性インキにより設けた印刷層、同じくアルカリ水溶性オーバーコート層を設け、ガラスに澱粉糊からなる接着剤層を介して貼付した。
<実施例2>
目止め層に固形分で3g/mの70重量%のロジン変性マレイン酸と30重量%のメラミンからなるものを用い、固形分で3.5g/mの目止め層を形成した。他は実施例1と同じである。
<実施例3>
アルカリ可溶性樹脂層を設けず、直接紙基材をガラスに接着剤層を介して貼付した。他は実施例1と同じである。
<実施例4>
アルカリ可溶性樹脂層を設けず、直接紙基材をガラスに接着剤層を介して貼付した。他は実施例2と同じである。
<比較例1>
目止め層に10重量%のロジン変性マレイン酸と、アルカリ不溶性樹脂として90重量%のポリエステル樹脂からなるものを用い、固形分で3.5g/mの目止め層を形成した。他は実施例1と同じである。
<比較例2>
目止め層にロジン変性マレイン酸樹脂のみからなるものを用いた。他は実施例1と同じである。
<比較例3>
目止め層を設けなかった。他は実施例1と同じである。
<比較例4>
アルカリ可溶性樹脂層を設けず、直接紙基材をガラスに接着剤層を介して貼付した。他は比較例1と同じである。
<比較例5>
アルカリ可溶性樹脂層を設けず、直接紙基材をガラスに接着剤層を介して貼付した。他は比較例2と同じである。
<比較例6>
アルカリ可溶性樹脂層を設けず、直接紙基材をガラスに接着剤層を介して貼付した。他は比較例3と同じである。
上記で作製した各実施例、および、比較例1のサンプルを70℃に加温した3%水酸化ナトリウム溶液中に浸漬し、浸漬してからガラスから紙基材が剥離するまでの時間をそれぞれ測定した。なお、サンプル数はn=5とした。
比較例1から6は、溶解時間に30分以上かかるものや、クラックが多くラベル品質に劣るものがあった。対して実施例1から4は溶解時間が30分以内で、ラベル品質にも問題はなかった。結果は以下の表1に示す。
Figure 2019184731
1・・・オーバーコート層
2・・・印刷層
4・・・アンカーコート層
5・・・アルミ蒸着層
6・・・目止め層
7・・・紙基材
8・・・アルカリ可溶性樹脂層
9・・・蒸着ラベル(原紙)
10・・・蒸着ラベル(印刷済み蒸着ラベル)
11・・・接着剤層

Claims (6)

  1. 紙基材の一方の面に、目止め層、アルミ蒸着層をこの順に設けた蒸着ラベルであって、前記目止め層が、アルカリ可溶性樹脂と、アルカリ不溶性硬化樹脂を含み、前記アルカリ可溶性樹脂が前記目止め層の全固形分30重量%以上80重量%以下であることを特徴とする蒸着ラベル。
  2. 前記アルカリ可溶性樹脂が、マレイン酸樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の蒸着ラベル。
  3. 前記アルカリ不溶性硬化樹脂が、メラミン樹脂を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の蒸着ラベル。
  4. 前記アルカリ不溶性硬化樹脂が、さらにポリエステル樹脂を含むことを特徴とする請求項3に記載の蒸着ラベル。
  5. 前記紙基材の他方の面にアルカリ可溶性樹脂層を設けたことを特徴とする請求項1から4何れか記載の蒸着ラベル。
  6. 前記アルミ蒸着層上に、さらにアクリル可溶性のアクリル樹脂からなるアンカーコート層を備えることを特徴とする請求項1ないし5の何れか記載の蒸着ラベル。
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