JP2569928Y2 - びん用ラベル - Google Patents
びん用ラベルInfo
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- JP2569928Y2 JP2569928Y2 JP2360192U JP2360192U JP2569928Y2 JP 2569928 Y2 JP2569928 Y2 JP 2569928Y2 JP 2360192 U JP2360192 U JP 2360192U JP 2360192 U JP2360192 U JP 2360192U JP 2569928 Y2 JP2569928 Y2 JP 2569928Y2
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- Japan
- Prior art keywords
- layer
- resin
- label
- soluble
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ビールびん等のびんに
貼着されるラベルに関する。
貼着されるラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、回収されたビールびん等の空きび
んは、加温したアルカリ水溶液に浸漬し、ラベル表面の
アルカリ易溶型の接着剤を溶解させてラベルを剥離し再
使用に供されるものであるが、従来、アンダーコート層
あるいはオーバーコート層をアルカリ溶解型の樹脂で成
膜することにより、空きびん洗浄時の剥離性を向上させ
たラベルについての提案がなされている。
んは、加温したアルカリ水溶液に浸漬し、ラベル表面の
アルカリ易溶型の接着剤を溶解させてラベルを剥離し再
使用に供されるものであるが、従来、アンダーコート層
あるいはオーバーコート層をアルカリ溶解型の樹脂で成
膜することにより、空きびん洗浄時の剥離性を向上させ
たラベルについての提案がなされている。
【0003】その具体例としては、紙基材上にクレー
コート層を設け、このクレーコート層上にアルカリ易溶
型非水溶性樹脂からなるアンダーコート層を介して金属
蒸着層を設け、この蒸着層上に、蒸着層の保護と印刷イ
ンキの密着性を良くするために、アルカリ易溶型非水溶
性樹脂からなるオーバーコート層を設けたもの(特公昭
60−25792号公報)や、紙基材上にクレーコー
ト層を設け、このクレーコート層上にアルカリ溶解性樹
脂からなるアンダーコート層を介してアルミニウム蒸着
層を設け、さらにこの蒸着層上に印刷層と、この印刷層
を被覆するオーバーコート層を設けたもの(実公昭61
−9720号公報)が提案されている。
コート層を設け、このクレーコート層上にアルカリ易溶
型非水溶性樹脂からなるアンダーコート層を介して金属
蒸着層を設け、この蒸着層上に、蒸着層の保護と印刷イ
ンキの密着性を良くするために、アルカリ易溶型非水溶
性樹脂からなるオーバーコート層を設けたもの(特公昭
60−25792号公報)や、紙基材上にクレーコー
ト層を設け、このクレーコート層上にアルカリ溶解性樹
脂からなるアンダーコート層を介してアルミニウム蒸着
層を設け、さらにこの蒸着層上に印刷層と、この印刷層
を被覆するオーバーコート層を設けたもの(実公昭61
−9720号公報)が提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のラベルでは、
アルカリ易溶型非水溶性樹脂としてフェノール系樹脂、
メラミン系樹脂、ニトロセルロース系樹脂、酢酸ビニル
系樹脂などを使用しているが、これらの樹脂は有機溶剤
や水に溶解または分散させて塗工されるものであり、し
たがって成膜を完成させるためには、これら有機溶剤や
水を加熱下または常温で乾燥させることが必要となり、
乾燥不十分の場合は膜内に残留する有機溶剤や水分のた
め膜強度が弱くなる問題があるだけでなく、有機溶剤を
使用するものでは臭気を伴うなど作業環境衛生上の問題
もあるし、火災発生の危険もあるなどアンダーコート層
及びオーバーコート層の品質上、ならびにその塗工工程
上、解決するべき問題点が少なくない。
アルカリ易溶型非水溶性樹脂としてフェノール系樹脂、
メラミン系樹脂、ニトロセルロース系樹脂、酢酸ビニル
系樹脂などを使用しているが、これらの樹脂は有機溶剤
や水に溶解または分散させて塗工されるものであり、し
たがって成膜を完成させるためには、これら有機溶剤や
水を加熱下または常温で乾燥させることが必要となり、
乾燥不十分の場合は膜内に残留する有機溶剤や水分のた
め膜強度が弱くなる問題があるだけでなく、有機溶剤を
使用するものでは臭気を伴うなど作業環境衛生上の問題
もあるし、火災発生の危険もあるなどアンダーコート層
及びオーバーコート層の品質上、ならびにその塗工工程
上、解決するべき問題点が少なくない。
【0005】また、上記のラベルでは、アルカリ溶解
性樹脂として硝化綿系樹脂やマレイン酸樹脂を使用して
いるため、上記のラベルと同様の問題点が伴う。
性樹脂として硝化綿系樹脂やマレイン酸樹脂を使用して
いるため、上記のラベルと同様の問題点が伴う。
【0006】本考案は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、その目的は、アンダーコート層及びオーバーコー
ト層の塗工工程を改善すると共に、高品質かつびんから
の剥離性の良いびん用ラベルを提供することにある。
あり、その目的は、アンダーコート層及びオーバーコー
ト層の塗工工程を改善すると共に、高品質かつびんから
の剥離性の良いびん用ラベルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案のびん用ラベル
は、紙基材上にアンダーコート層を介して金属蒸着層を
設け、この金属蒸着層上に印刷層を、さらにこの印刷層
上にオーバーコート層を設けたびん用ラベルであって、
前記アンダーコート層及びオーバーコート層を、ポリア
クリルアマイドエーテル系の水溶性かつ紫外線硬化型の
樹脂であって、硬化後アルカリ可溶性であるものにより
形成したことを特徴とする。
は、紙基材上にアンダーコート層を介して金属蒸着層を
設け、この金属蒸着層上に印刷層を、さらにこの印刷層
上にオーバーコート層を設けたびん用ラベルであって、
前記アンダーコート層及びオーバーコート層を、ポリア
クリルアマイドエーテル系の水溶性かつ紫外線硬化型の
樹脂であって、硬化後アルカリ可溶性であるものにより
形成したことを特徴とする。
【0008】本考案のラベル構成に使用されるポリアク
リルアマイドエーテル系樹脂による塗料は、水溶性ワニ
スであると同様にUV硬化型ワニスであり、しかもUV
硬化後はアルカリ水溶液に可溶であるという特異な性質
を有するものであり、樹脂の分子量を適宜に設定するこ
とにより、粘度が塗工機による塗工に好適でしかも水溶
性の良いワニスとすることができる。なお、樹脂の粘度
を適正値に低下させるために水分を添加・混合すること
も可能である。また、この樹脂は光重合開始剤を添加し
ない樹脂100%のものであってもUV硬化が可能であ
り、塗膜全体が硬化するので、従来のUV硬化型ワニス
ではこれに配合された溶剤などの揮発性成分を乾燥させ
る必要があったのに対し、この樹脂ではその必要がな
い。さらに、この樹脂は、従来のUV硬化型ワニスが有
する長所(塗膜の強度が高い、厚膜の塗膜が可能、塗工
装置における機上安定性が良く、いわゆるミスチング現
象が生じにくい)に加えて、水溶性であるため塗工装置
等の機器を温水で洗浄することができ、特別な有機溶剤
による洗浄は不要でありクレーコート層、UV硬化型イ
ンキの印刷層、油性インキの印刷層等に対する密着性も
良好で、印刷後ただちにウェット・オン・ウェットでオ
ーバープリントすることもできるし、光沢に富み、引っ
掻き強度に優れた塗膜が得られる等、多くの長所を有す
るものである。
リルアマイドエーテル系樹脂による塗料は、水溶性ワニ
スであると同様にUV硬化型ワニスであり、しかもUV
硬化後はアルカリ水溶液に可溶であるという特異な性質
を有するものであり、樹脂の分子量を適宜に設定するこ
とにより、粘度が塗工機による塗工に好適でしかも水溶
性の良いワニスとすることができる。なお、樹脂の粘度
を適正値に低下させるために水分を添加・混合すること
も可能である。また、この樹脂は光重合開始剤を添加し
ない樹脂100%のものであってもUV硬化が可能であ
り、塗膜全体が硬化するので、従来のUV硬化型ワニス
ではこれに配合された溶剤などの揮発性成分を乾燥させ
る必要があったのに対し、この樹脂ではその必要がな
い。さらに、この樹脂は、従来のUV硬化型ワニスが有
する長所(塗膜の強度が高い、厚膜の塗膜が可能、塗工
装置における機上安定性が良く、いわゆるミスチング現
象が生じにくい)に加えて、水溶性であるため塗工装置
等の機器を温水で洗浄することができ、特別な有機溶剤
による洗浄は不要でありクレーコート層、UV硬化型イ
ンキの印刷層、油性インキの印刷層等に対する密着性も
良好で、印刷後ただちにウェット・オン・ウェットでオ
ーバープリントすることもできるし、光沢に富み、引っ
掻き強度に優れた塗膜が得られる等、多くの長所を有す
るものである。
【0009】上記ポリアクリルアマイドエーテル系樹脂
によるアンダーコート層、オーバーコート層の塗工はド
ライオフセット、グラビアコーター、ロールコーターな
ど一般に使用される塗工機が使用できる。
によるアンダーコート層、オーバーコート層の塗工はド
ライオフセット、グラビアコーター、ロールコーターな
ど一般に使用される塗工機が使用できる。
【0010】上記金属蒸着層としてはアルミニウム、
金、銀、亜鉛などの金属が使用できる。
金、銀、亜鉛などの金属が使用できる。
【0011】上記印刷層を形成するインキとしては金属
板用UV硬化型インキ(無溶剤タイプ)のものが好まし
いが、水溶性のUV硬化型インキあるいは油性インキな
どを使用することもできる。
板用UV硬化型インキ(無溶剤タイプ)のものが好まし
いが、水溶性のUV硬化型インキあるいは油性インキな
どを使用することもできる。
【0012】
【作用】本考案のびん用ラベルにおいては、アンダーコ
ート層及びオーバーコート層を、UV硬化膜がアルカリ
可溶性である樹脂で形成したので、洗びん工程において
上記各コート層が加温されたアルカリ水溶液により溶解
するため、容易にラベルを剥離させることができる。ま
た、このびん用ラベルにおいてはアンダーコート層及び
オーバーコート層を、上記長所を有する樹脂で形成した
ので、光沢に富み耐摩耗性に優れたコート層となる。特
に、これらのコート層は樹脂100%すなわち溶剤を使
用することなく形成することができ、この場合残留溶剤
がないので、溶剤乾燥工程やそのための熱エネルギーも
不要となり高硬度のコート層が得られるものである。
ート層及びオーバーコート層を、UV硬化膜がアルカリ
可溶性である樹脂で形成したので、洗びん工程において
上記各コート層が加温されたアルカリ水溶液により溶解
するため、容易にラベルを剥離させることができる。ま
た、このびん用ラベルにおいてはアンダーコート層及び
オーバーコート層を、上記長所を有する樹脂で形成した
ので、光沢に富み耐摩耗性に優れたコート層となる。特
に、これらのコート層は樹脂100%すなわち溶剤を使
用することなく形成することができ、この場合残留溶剤
がないので、溶剤乾燥工程やそのための熱エネルギーも
不要となり高硬度のコート層が得られるものである。
【0013】
【実施例】次に本考案の実施例について説明するが、本
考案はこれによって限定されるものではない。 実施例1 次に、図1を参照しつつ説明する。坪量50g/m2 の
クラフト紙を紙基材1とし、これにクレーを10g/m
2 コートしてクレーコート層2を設け、この層の上面
に、ポリアクリルアマイドエーテル系樹脂からなる水溶
性UV硬化ワニスCML−536(オーストラリア国、
Monocure Pty, Limited 製、半透明白色で、25℃での
粘度は35,000〜40,000cP、固形分は樹脂
100%)を40℃に加温し、粘度を調整して無溶剤で
グラビアコーターにより樹脂分10g/m2 で塗工し、
UV硬化を行ってアンダーコート層3を設けた。次に、
このアンダーコート層3上に真空蒸着装置によりアルミ
ニウムを0.05μmの膜厚で蒸着して金属蒸着層4と
し、この金属蒸着層4上に、水溶性でUV硬化型のグラ
ビアインキ(上記モノキュア社製)により印刷層5を設
け、さらにこの印刷層5上に上記水溶性UV硬化ワニス
を上記と同じ要領で樹脂分12g/m2 で塗工し、UV
硬化を行ってオーバーコート層6とした。このようにし
て作成したびん用ラベルの断面構造は図1に示すとおり
である。
考案はこれによって限定されるものではない。 実施例1 次に、図1を参照しつつ説明する。坪量50g/m2 の
クラフト紙を紙基材1とし、これにクレーを10g/m
2 コートしてクレーコート層2を設け、この層の上面
に、ポリアクリルアマイドエーテル系樹脂からなる水溶
性UV硬化ワニスCML−536(オーストラリア国、
Monocure Pty, Limited 製、半透明白色で、25℃での
粘度は35,000〜40,000cP、固形分は樹脂
100%)を40℃に加温し、粘度を調整して無溶剤で
グラビアコーターにより樹脂分10g/m2 で塗工し、
UV硬化を行ってアンダーコート層3を設けた。次に、
このアンダーコート層3上に真空蒸着装置によりアルミ
ニウムを0.05μmの膜厚で蒸着して金属蒸着層4と
し、この金属蒸着層4上に、水溶性でUV硬化型のグラ
ビアインキ(上記モノキュア社製)により印刷層5を設
け、さらにこの印刷層5上に上記水溶性UV硬化ワニス
を上記と同じ要領で樹脂分12g/m2 で塗工し、UV
硬化を行ってオーバーコート層6とした。このようにし
て作成したびん用ラベルの断面構造は図1に示すとおり
である。
【0014】上記びん用ラベルのオーバーコート層6
は、高い光沢及び引っ掻き強度(耐摩耗性)を有し、ま
た、印刷層5では網点面積の増分やストライキスルーな
どはほとんど発生していなかった。
は、高い光沢及び引っ掻き強度(耐摩耗性)を有し、ま
た、印刷層5では網点面積の増分やストライキスルーな
どはほとんど発生していなかった。
【0015】上記ラベルの裏面側全面(紙基材1)に、
アルカリ可溶性のカゼイン系接着剤を塗布してビールび
んに貼りつけ、24時間自然乾燥の後温度70℃、濃度
4%のカセイソーダ水溶液中にこのビールびんを浸漬し
たところ、5分以内にラベルを剥離することができた。
アルカリ可溶性のカゼイン系接着剤を塗布してビールび
んに貼りつけ、24時間自然乾燥の後温度70℃、濃度
4%のカセイソーダ水溶液中にこのビールびんを浸漬し
たところ、5分以内にラベルを剥離することができた。
【0016】実施例2 実施例1で使用したものと同じ紙基材上に、ポリアクリ
ルアマイドエーテル系樹脂からなる水溶性UV硬化ワニ
スCF−435HB(上記モノキュア社製、薄い琥珀色
で、25℃での粘度は350cP、固形分は樹脂100
%)を室温でロールコーターにより樹脂分10g/m2
で塗工し、UV硬化を行ってアンダーコート層を設け
た。次に、このアンダーコート層上に真空蒸着装置によ
りアルミニウムを0.05μmの膜厚で蒸着して金属蒸
着層とし、この金属蒸着層上に、従来公知の金属板用U
V硬化型インキを使用し平板印刷機により印刷層を設
け、さらにこの印刷層上に上記水溶性UV硬化ワニスを
上記と同じ要領で樹脂分12g/m2 で塗工し、UV硬
化を行ってオーバーコート層とした。
ルアマイドエーテル系樹脂からなる水溶性UV硬化ワニ
スCF−435HB(上記モノキュア社製、薄い琥珀色
で、25℃での粘度は350cP、固形分は樹脂100
%)を室温でロールコーターにより樹脂分10g/m2
で塗工し、UV硬化を行ってアンダーコート層を設け
た。次に、このアンダーコート層上に真空蒸着装置によ
りアルミニウムを0.05μmの膜厚で蒸着して金属蒸
着層とし、この金属蒸着層上に、従来公知の金属板用U
V硬化型インキを使用し平板印刷機により印刷層を設
け、さらにこの印刷層上に上記水溶性UV硬化ワニスを
上記と同じ要領で樹脂分12g/m2 で塗工し、UV硬
化を行ってオーバーコート層とした。
【0017】このようにして得られたびん用ラベルの外
観、引っ掻き強度や印刷の仕上り状態は実施例1と同等
であり、また、実施例1と同じ要領でラベルの剥離性を
調べたところ、5分以内に剥離が可能であった。
観、引っ掻き強度や印刷の仕上り状態は実施例1と同等
であり、また、実施例1と同じ要領でラベルの剥離性を
調べたところ、5分以内に剥離が可能であった。
【0018】
【考案の効果】以上のように、本考案のびん用ラベルに
おいてはアンダーコート層及びオーバーコート層を、水
溶性かつUV硬化型の樹脂であって常温、ないし加温下
で塗工機による塗布が容易な粘度を有し、硬化後アルカ
リ水溶液に可溶のポリアクリルアマイドエーテル系樹脂
で形成するものであるから、アルカリ水溶液によりビー
ルびん等からラベルを容易に剥離でき、光沢や表面硬度
等に優れたびん用ラベルとすることができる。また、ア
ンダーコート層、オーバーコート層は無溶剤で塗工でき
るから、塗工後の溶剤乾燥工程や溶剤回収工程、そのた
めのエネルギーも不要となり、塗工の作業環境衛生が著
しく改善されるし、これらのコート層には残留溶剤が含
まれないから塗膜強度も高くなる。さらに、上記樹脂は
各種インキの印刷層に対する密着性が良いので、金属蒸
着層上に印刷後ただちにウェット・オン・ウェットでオ
ーバーコート層を形成することができると共に、印刷層
は安定性に優れたものとなる。
おいてはアンダーコート層及びオーバーコート層を、水
溶性かつUV硬化型の樹脂であって常温、ないし加温下
で塗工機による塗布が容易な粘度を有し、硬化後アルカ
リ水溶液に可溶のポリアクリルアマイドエーテル系樹脂
で形成するものであるから、アルカリ水溶液によりビー
ルびん等からラベルを容易に剥離でき、光沢や表面硬度
等に優れたびん用ラベルとすることができる。また、ア
ンダーコート層、オーバーコート層は無溶剤で塗工でき
るから、塗工後の溶剤乾燥工程や溶剤回収工程、そのた
めのエネルギーも不要となり、塗工の作業環境衛生が著
しく改善されるし、これらのコート層には残留溶剤が含
まれないから塗膜強度も高くなる。さらに、上記樹脂は
各種インキの印刷層に対する密着性が良いので、金属蒸
着層上に印刷後ただちにウェット・オン・ウェットでオ
ーバーコート層を形成することができると共に、印刷層
は安定性に優れたものとなる。
【図1】本考案の実施例の拡大断面図である。
1 紙基材 2 クレーコート層 3 アンダーコート層 4 金属蒸着層 5 印刷層 6 オーバーコート層
Claims (1)
- 【請求項1】 紙基材上にアンダーコート層を介して金
属蒸着層を設け、この金属蒸着層上に印刷層を、さらに
この印刷層上にオーバーコート層を設けたびん用ラベル
であって、前記アンダーコート層及びオーバーコート層
を、ポリアクリルアマイドエーテル系の水溶性かつ紫外
線硬化型の樹脂であって、硬化後アルカリ可溶性である
ものにより形成したことを特徴とするびん用ラベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2360192U JP2569928Y2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | びん用ラベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2360192U JP2569928Y2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | びん用ラベル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0575782U JPH0575782U (ja) | 1993-10-15 |
JP2569928Y2 true JP2569928Y2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=12115127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2360192U Expired - Fee Related JP2569928Y2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | びん用ラベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2569928Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011075641A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Toppan Printing Co Ltd | 蒸着ラベルおよびその製造方法 |
-
1992
- 1992-03-19 JP JP2360192U patent/JP2569928Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0575782U (ja) | 1993-10-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |