JPS6316277B2 - - Google Patents

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JPS6316277B2
JPS6316277B2 JP54019096A JP1909679A JPS6316277B2 JP S6316277 B2 JPS6316277 B2 JP S6316277B2 JP 54019096 A JP54019096 A JP 54019096A JP 1909679 A JP1909679 A JP 1909679A JP S6316277 B2 JPS6316277 B2 JP S6316277B2
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JP
Japan
Prior art keywords
coating
plate
printed matter
roller
varnish
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54019096A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55111293A (en
Inventor
Yutaka Yamashiro
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Ink Mfg Co Ltd filed Critical Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority to JP1909679A priority Critical patent/JPS55111293A/ja
Publication of JPS55111293A publication Critical patent/JPS55111293A/ja
Publication of JPS6316277B2 publication Critical patent/JPS6316277B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は印刷物にクリヤーコーテイングを施す
る方法に関する。 従来から印刷物へのクリヤーコーテイングは印
刷物の艶出し、あるいは保護の目的で行なわれて
いた。コーテイングの方式としてはグラビアコー
ター、ロールコーターあるいはオフセツトコータ
ーなどによつていたが、これらのコーテイング方
式では塗膜を厚くすることができず用途によつて
は不十分であると共に、グラビアコーター、ロー
ルコーターではシート状(枚葉)の印刷物に対し
てはコーテイングし難いという欠点があつた。 高光沢の付与および印刷物の保護を完全にする
ため、上記コーテイング方法に代わつて、印刷物
にプラスチツクフイルムをラミネートする方法が
実施されるようになつてきたが、このラミネート
方式は、新しくラミネーターを必要とすること、
ラミネート用接着剤の塗布が場合により必要とな
ること、ラミネート速度がコーテイング方式に比
較して極端に遅いこと、コスト高になることなど
工業的には種々の制約がある。 本発明者等は鋭意研究の結果、輪転オフセツト
印刷機を用い、その運転の仕様を若干変更するこ
とによつて上記のような問題点が一挙に解決でき
ることを発見し、本発明を完成させたものであ
る。 すなわち本発明は、インキング装置、湿し水供
給装置、版胴、ブランケツト胴、圧胴を必須要素
とする輪転オフセツト印刷機を用い、版胴とイン
キフオームローラとを非接触状態とし、水つぼに
はクリヤーコーテイング剤を供給し、版胴には印
刷物の全面もしくは所望の部分にコーテイングす
るための版を装着して運転することを特徴とする
シート状もしくはウエブ状印刷物にクリヤーコー
テイングを施す方法に関するものである。 本発明の実施は下記のような工業上の利点があ
る。 (1) 印刷業界において広く普及している輪転オフ
セツト印刷機を使用し、運転時にその仕様を若
干変更するだけでクリヤーコーテイングができ
る。 (2) 新しい装置の購入を必要としない。 (3) 印刷業者が使い慣れている装置であり、印刷
機として、またコーテイング機として相互の仕
様の切り換えは極めて簡単である。 (4) クリヤーコーテイングを必要とする印刷物の
多くはオフセツト印刷によるものであり、印刷
業者が手軽にクリヤーコーテイングをすること
が可能となる。 (5) 多色機を使用している場合には最後の印刷工
程をクリヤーコーテイング用に変更すれば、印
刷からクリヤーコーテイングまで一貫して作業
ができる。 (6) 塗膜厚の制御ができると共に十分な厚さにす
ることができ、光沢がよく、保護機能の大きい
印刷物が得られる。 (7) シート状(枚葉)の印刷物でも見当合わせが
容易である。 (8) ブランケツトからの転移であるため金属印刷
物に対しても容易にコーテイングすることがで
きる。 以下本発明を図面によつてより具体的に説明す
る。 第1図は従来の輪転オフセツト印刷機の一例を
説明するための断面図であり、第2図は上記オフ
セツト印刷機に若干の仕様を変更し、本発明を実
施するための装置の断面図であり、第3図は湿し
水供給装置を示す拡大断面図である。 第1図において、通常の輪転オフセツト印刷機
においては、印刷インキがインキツボから呼び出
しローラを介して練りローラ部に供給され(図面
では省略されている。)インキフオームローラ1
(インキツボからインキフオームローラまでがイ
ンキング装置と呼ばれている。)から版が装着さ
れている版胴2に供給される。一方、湿し水は水
ツボ3から湿し水フアウンテンローラ4、ドクタ
ーローラ5を介して湿し水フオームローラ6(水
ツボから湿し水フオームローラまでが湿し水供給
装置と呼ばれている。)から版胴2に供給され、
ブランケツト胴7を介して圧胴8との間を送行し
印刷物の全面もしくは所望の部分にコーテイング
するための版が装着される。 本発明において、湿し水供給装置について第3
図に基づきより詳細に説明する。ローラ11およ
び12は金ローラであり、湿し水フアウンテンロ
ーラ4、ドクターローラ5および湿し水フオーム
ローラ6の表面は、モールスキン、モルトン、ダ
ンプニングスリーブ、ダンピングペーパーなどで
覆われている。なお、念のためドクターローラ5
は湿し水フアウンテンローラ4および金ローラ1
2との間をスウイングする。 本発明方法の実施により、コーテイングの膜厚
を大きくすることが可能であり、しかも光沢が高
くなる理由は、以下のようなことが推定できる。
すなわち、従来のようにインキツボからコーテイ
ングする場合にはOPニス(オーバープリントワ
ニス)の粘度が80〜400ポイズ/25℃、タツクが
2〜10、フローが15〜25程度である必要があり、
比較的高粘性であるためにレベリングが不良とな
つて高光沢とならないこと、また、練りローラ部
でOPニスが薄くなり膜厚がクリヤーコーテイン
グとしては不十分となる。また、インキ粘度を下
げるとインキツボまたはローラからのOPニスの
タレが発生し、また、ローラ間のOPニスの転移
が悪くなる。一方、本発明方法によるとOPニス
の粘度を下げても上記のような現象は起らず、か
つ低粘度のOPニスを多量に保持することができ
るモルトンローラのようなローラを用いているた
め版に多量のOPニスを供給することができ、驚
くべき効果が得られるものである。 本発明方法の実施において、版胴に装着する版
としては、PS版、平凹版、多層金属版など表面
が実質上平滑であれば特に制限がなく、場合によ
つてはいわゆるヤレ版といわれるアミ点のツブれ
た版を使用することができる。また、例えば紙容
器などの印刷物でノリしろなどにOPニスをコー
テイングしたくない場合には、樹脂凸版、ゴム凸
版を装置することができる。 本発明方法に用いるクリヤーコーテイング剤と
しては、油性、溶剤系、水系あるいは紫外線硬化
性など種々のタイプのコーテイング剤が使用され
得るがそのタイプによつては版との濡れを考慮
し、場合によつては版面を親油化あるいは親水化
処理を必要とすることもある。特に紫外線硬化性
クリヤーコーテイング剤を用いると速硬化性であ
り、皮膜強度が強く、耐溶剤性が大である。無溶
剤型であるために結果として得られる膜厚が大と
なるなどの有利さがある。 なお、クリヤーコーテイング剤には目的に応じ
種々の添加剤を添加することが可能である。 以下具体例により本発明を説明する。例中部と
は重量部を示す。 参考例 1 還流冷却器、撹拌機を備えた反応器中にエポキ
シ化合物(シエル化学製 エピコート828)190
部、アクリル酸72部、トリエチルアミン0.6部、
ハイドロキノン0.3部を入れ、100℃で2時間反応
したところ酸価5の液状プレポリマー得た。これ
をプレポリマーAとする。 このプリポリマーAを用い下記の処方にて、コ
ーテイングワニスA(約70ポイズ/25℃)を作製
した。 処 方 プレポリマーA 47.0部 ベンゾフエノン 10.0 炭酸カルシウム 10.0 ジブチルアミン 5.0 トリメチロールプロパントリアクリレート28.0 t−ブチルハイドロキノン 0.1 参考例 2 ロジン変性フエノール樹脂40部を窒素気流下
180〜200℃で、桐油30部と高沸点石油系溶剤30部
で、溶解クツキングを行ない粘度500ポイズのビ
ヒクルAを得た。このビヒクルAを用い下記の処
方にてコーテイングワニスB(約95ポイズ/25℃)
を作製した。 処 方 ビヒクルA 80部 ワツクスコンパウンド 5 マンガンドライヤー 0.2 コバルトドライヤー 0.2 高沸点石油系溶剤 14.6 実施例 1 ハイデル社KORD単色オフセツト印刷機の湿
し水の水ツボに参考例1で得られたコーテイング
ワニスを入れ、版にはPS版をめくら版として使
用し、版胴とインキフオームローラとは非接触状
態として運転した。コーテイングワニスAは湿し
水の水ツボから湿し水供給装置から版、ブランケ
ツト、被塗布物へと転移してゆく。本例ではトツ
プコート紙を使用して実験した。コーテイング
後、塗装物を80W/cmの強度を有する高圧水銀灯
2本の下10cmのところを60m/分の速度で通し、
硬化させた。このコーテイング物をサンプルAと
する。 実施例 2 実施例1のコーテイングワニスAのかわりに参
考例2で得られたコーテイングを用い、実施例1
と同様にして塗布し、この印刷物を1日放置し乾
燥させた。これをサンプルBとする。 比較例 1 コーテイングワニスAをハイデルKORDのイ
ンキツボに入れ通常のオフセツト印刷方法で版に
はPS版をめくら版として用い、版胴と水棒(湿
し水フオームローラ)とは非接触状態とし、版胴
とインキフオームローラとは接触状態で塗布し、
実施例1と同様に紫外線照射して硬化せしめた。
これをサンプルCとする。 各サンプルについて表面光沢値と膜厚は表1の
とおりである。
【表】 なお、光沢値はグロスメーターGM−3M(村上
色彩技術研究所製)により入射角60゜で測定した。 実施例 3 実施例1において、被塗布物としてトツプコー
ト紙に包装用容器を多色印刷した印刷物を用い、
また、版としてはノリしろ部分および不用部分を
抜いた樹脂版を用いて同様にしてコーテイングし
た。コーテイングした部分の膜厚は約10μ、光沢
値は約90であり、見当のよく合つたコーテイング
がなされた。 実施例 4 実施例1のコーテイングワニスAの代りに水性
コーテイングワニス(東洋インキ製造株式会社製
アクワコート5800。スチレン−アクリル系ポリマ
ーエマルジヨンを主成分とする固型分約45%ワニ
ス)を用い、実施例1と同様に塗布した後、常法
により加熱乾燥させた。コーテイング膜の厚さは
約8μm、光沢は約85であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の輪転オフセツト印刷機の一例を
説明するための断面図であり、第2図は上記オフ
セツト印刷機を用いて本発明を実施する場合を説
明するための断面図であり、第3図は湿し水供給
装置を説明するための拡大断面図である。図中の
主な記号は以下のとおりである。 1……インキフオームローラ、2……版胴、3
……水ツボ、4……湿し水フアウンテンローラ、
5……ドクターローラ、6……湿し水フオームロ
ーラ、7……ブランケツト胴。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シート状もしくはウエブ状印刷物にクリヤー
    コーテイングを施す方法において、インキング装
    置、湿し水供給装置、版胴、ブランケツト胴、圧
    胴を必須要素とする輪転オフセツト印刷機を用
    い、版胴とインキフオームローラとを非接触状態
    とし、水つぼにはクリヤーコーテイング剤を供給
    し、版胴には印刷物の全面もしくは所望の部分に
    コーテイングするための版を装着して運転するこ
    とを特徴とする上記方法。 2 紫外線硬化性クリヤーコーテイング剤を用い
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    方法。
JP1909679A 1979-02-22 1979-02-22 Coating of clear coating on printed matter Granted JPS55111293A (en)

Priority Applications (1)

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JP1909679A JPS55111293A (en) 1979-02-22 1979-02-22 Coating of clear coating on printed matter

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JP1909679A JPS55111293A (en) 1979-02-22 1979-02-22 Coating of clear coating on printed matter

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JPS55111293A JPS55111293A (en) 1980-08-27
JPS6316277B2 true JPS6316277B2 (ja) 1988-04-08

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