JP3034921B2 - レンガパネル作製型枠 - Google Patents

レンガパネル作製型枠

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JP3034921B2
JP3034921B2 JP2217098A JP21709890A JP3034921B2 JP 3034921 B2 JP3034921 B2 JP 3034921B2 JP 2217098 A JP2217098 A JP 2217098A JP 21709890 A JP21709890 A JP 21709890A JP 3034921 B2 JP3034921 B2 JP 3034921B2
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俊男 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、複数のレンガを基盤に貼設してなるレン
ガパネルを作製するためのレンガパネル作製型枠に関す
るものである。
[発明の背景] 第3図(a)は、ブリックパネルを示す正面図であ
る。
このパネルPは、コンクリートCの基盤表面に複数の
ブリック、タイルB等を整列埋設して構成されている。
そして、他のパネルPと接続する上下左右の各端面部
は、それぞれ平滑に形成されている。
しかし以上のように構成されたパネルPにおいては、
同図(b)に示すように、パネルPを設置して外壁等を
形成する際に、隣接する各パネルPの側端部により境界
線Lが生じ、この境界線Lは、ブリックB等を手積みで
組積する場合には生じることのない不自然な目地線を形
成することとなり外観を著しく損なうことになる。
そしてまた同図(c)に示すように各パネルPの側端
部の接合状態は、密接な状態となっているため、地震そ
の他の原因による建造物の揺動の際、各パネル部分はそ
れぞれの周波数でそれぞれの方向へ揺動することになる
が、各パネル間においてこの揺動エネルギー吸収の手段
がなく、パネル部分が容易に破壊される恐れがある。
以上のような不都合が生じないように、第4図に示す
ようなレンガパネルを形成することが考えられる。
第4図においてBは、コンクリート基盤Cに複数貼設
されたレンガであり、これらのレンガBは、所定間隔を
おいて複数列配列され、この複数列のレンガの端部が凹
部1と凸部2とに交互になるよう配列されている。
図においては、左側端面は上下方向に凹部1で始ま
り、凸部2で終り、逆に右側端面は凸部2で始まり、凹
部1が最下段に位置するようになっている。
そして各レンガBの間隙の目地部4は、美観上および
コンクリートのまわり防止のため砂により形成されてい
る。
またコンクリート基盤Cの上下の両端面部にはレンガ
パネルPを設置するための組枠のレールに嵌合する溝部
3が形成されている。
そしてコンクリート基盤Cの左右両端部には、複数の
レンガパネル設置時、対向する各側面が互いに嵌合する
合いじゃくり部が形成されている。
図においてC1は第1の合いじゃくり部であり、この第
1合いじゃくり部はレンガBの端部より上下左右に突出
するよう形成されている。
そしてC2は第2合いじゃくり部であり、レンガBより
内側となるよう形成されている。
図においては、レンガパネルPの左側部に第1合いじ
ゃくり部C1、右側部に第2合いじゃくり部C2が形成され
ていて、複数のレンガパネルPの設置時、隣接するレン
ガパネルPの各側端が互いに嵌合することが出来るよう
になっている。
以上のように構成されたレンガパネルPによれば、レ
ンガパネルPの設置時、自然な目地線を有し美観に優れ
たレンガ組積面を得られるとともに、取り付けられた各
レンガパネルの接合部分は、地震等の振動エネルギーを
吸収して強固な構造を得ることが出来る。
しかしながら、以上のように構成されたレンガパネル
Pは形状が複雑であるため作製するにあたり、熟練技術
を要するとともに多くの時間を必要とし、作製コストを
高いものとしてしまうという問題がある。
そして形状の複雑なレンガパネルPは、運搬時に振
動、接触等により損傷してしまうことがある。
[発明の概要] この発明に係るレンガパネル作製型枠は、上記の問題
を解決するためになされたもので、レンガパネル作製型
枠を、複数のレンガを所定間隔をおいて複数列配列する
とともに、この複数列のレンガの端部が凹部と凸部とに
交互に配列されるようレンガ嵌合溝を複数具え二分割可
能な下板体と、レンガ間の所定間隔部にレンガ厚より低
く下板体に設けられる突出部と、配列されたレンガを固
定するコンクリート基盤を流し込み形成するため下板体
周縁にレンガ厚より高く形成される立ち上がり部と、コ
ンクリート基盤の上下各端面にレンガの列方向に溝部を
形成するため前記立ち上がり部に水平方向に突出するよ
う設けられる水平板体と、コンクリート基盤の左右両側
部に対して、複数のレンガパネル設置時、対向する各側
面が互いに嵌合する合いじゃくり部を形成するため、下
板体の両側部にそれぞれ着脱自在に設けられる合いじゃ
くり形成体と、を具えて構成し上記従来の問題を解決し
ようとするものである。
[作用] この発明に係るレンガパネル作製型枠は、下板体のレ
ンガ嵌合溝に複数のレンガを嵌合させてレンガ配列を行
う。
そしてレンガ厚より低く下板体に設けられた突出部
と、レンガとにより形成される目地部に砂を流し込む。
次いで、下板体の両側部に各合いじゃくり形成体を取
り付け、コンクリートを流し込む。
そしてコンクリートの固化後に下板体を二分割し、レ
ンガパネルをレンガパネル作製型枠より型抜きする。
[発明の実施例] 図面にもとづいて、この発明の実施例を説明する。
第1図および第2図は、この発明の一実施例を示す図
である。
第1図は、レンガパネル作製型枠を示す外観斜視図で
ある。
図において5は下板体であり、この下板体5は中心部
5aから左右に二分割可能となっていて、レンガ(不図
示)と嵌合するレンガ嵌合溝6を複数個具えている。
このレンガ嵌合溝6は、図に示すようレンガを所定間
隔をおいて複数列配列するとともに、この複数列のレン
ガの端部が凹部と凸部とに交互に配列されるよう形成さ
れている。
そして10は、レンガパネル作製型枠の左右に形成され
るレンガ幅より短い嵌合溝である。
7は突出部であり、配列されるレンガ間の所定間隔部
に、レンガの厚みよりも低く下板体5に固着されてい
る。
8は立ち上がり部であり、配列されたレンガを固定す
るコンクリート基盤(不図示)を流し込んで形成するた
めに下板体5の周縁にレンガの厚みより高く設けられて
いる。
また9は水平板体であり、この水平板体9は、コンク
リート層に溝部3(第4図参照)を形成するため、配列
されるレンガより高い位置で上下の立ち上がり部8に水
平方向に突出するよう設けられている。(図において
は、上方のみ示す) 一方A1、A2は第1合いじゃくり形成体、第2合いじゃ
くり形成体であり、それぞれ下方面に嵌合体10aを具
え、この嵌合体10aにより左右の嵌合溝10に着脱自在
に、嵌合溝10の個数分設けられている。(図において
は、左右2個のみ示す) 第2図は、第1、第2合いじゃくり形成体A1、A2の構
成状態を示す図である。
第2図(a)は、第1合いじゃくり形成体を示す図で
ある。
第1合いじゃくり形成体A1は、基盤11aとこの基盤11a
の上方に固着される妨げ板11とを具えている。
基盤11aは、第1図に示す嵌合溝10および嵌合溝10周
縁の突出部7を覆うように下板体5に取り付けられる。
そして妨げ板11は、基盤11aの周縁から所定の距離を
置いて基盤11aの上面に固着されていて、レンガパネル
作製型枠に流し込まれるコンクリート層の形成をレンガ
Bより所定距離を置いて妨げるようになっている。
これにより、コンクリート層には、第4図に示す第1
合いじゃくり部C1を形成することが出来る。
一方第2図(b)は、第2合いじゃくり形成体A2を示
す図である。
第2合いじゃくり形成体A2は、一端に伸びる腕部12を
具え、図に示すようにレンガ嵌合溝6の周縁を覆うよう
に下板体5に取り付けられる。
そして第2合いじゃくり形成体A2は、レンガパネル作
製型枠に流し込まれるコンクリート層の形成をレンガB
の内側に所定距離を置いて妨げることで第4図に示す第
2合いじゃくり部C2を形成することが出来る。
次にレンガパネル作製型枠によるレンガパネル作製の
作用を説明する。
第1図に示すように下板体5を一体にして、レンガB
をレンガ嵌合溝6に嵌め込むよう配列し、レンガが裏表
がある場合には、表面を下にして配列を行う。
このレンガBの配列の際、レンガはレンガ嵌合溝6に
より容易に適正な位置に配列することが出来る。
次いで配列したレンガBと、このレンガBより低い突
出部7とにより形成される目地部に砂を流し込む。
そして第1および第2合いじゃくり形成体A1、A2を下
板体5に取り付けて、コンクリートを流し込む。
この流し込んだコンクリートが固化した後、第1、第
2合いじゃくり形成体A1、A2を取り外すとともに下板体
5を二分割に分ける。
これにより第4図に示すレンガパネルPを形成するこ
とが出来る。
なおこのレンガパネル作製型枠をゴム材等の可撓性樹
脂材により形成すれば、レンガパネル作製後、レンガパ
ネルPに損傷を与えることなく型抜きを行うことが出来
る。
またレンガパネルPを、レンガパネル作製型枠より型
抜きせず、レンガパネル作製型枠ごと設置現場に運搬す
るようにすれば、レンガパネル作製型枠をレンガパネル
Pの保護カバーとして使用することが出来、レンガパネ
ルPに損傷を与えることなく運搬することが可能とな
る。
[発明の効果] この発明に係るレンガパネル作製型枠は、以上説明し
た構成、作用により、レンガパネルの作製を熟練技術を
要することなく容易かつ適正に行うことが出来、レンガ
パネルの作製コストを安価なものとすることが可能とな
る。
またレンガパネルの運搬時においては、レンガパネル
を保護し、レンガパネルの損傷を防止することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、この発明に係るレンガパネル作
製型枠の一実施例を示す図で、 第1図は、レンガパネル作製型枠を示す外観斜視図、 第2図は、合いじゃくり形成体を示す図で、 同図(a)は、第1合いじゃくり形成体の設置状態を示
す一部切欠平面図、 同図(b)は、第2合いじゃくり形成体の設置状態を示
す一部切欠平面図、 第3図(a)、(b)、(c)は、それぞれ従来のレン
ガパネルを示す図、 第4図は、合いじゃくり部が形成されたレンガパネルを
示す外観斜視図である。 図において、 5……下板体 6……レンガ嵌合溝 7……突出部 8……立ち上がり部 9……水平板体 A1……第1合いじゃくり形成体 A2……第2合いじゃくり形成体
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28B 1/00 - 1/54 B28B 11/00 - 19/00 E04C 2/04 E04F 13/00 - 13/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート基盤に対し複数のレンガを貼
    設してなるレンガパネルを作製するためのレンガパネル
    作製型枠であって、 複数のレンガを所定間隔をおいて複数列配列するととも
    に、この複数列のレンガの端部が凹部と凸部とに交互に
    配列されるようレンガ嵌合溝を複数具え二分割可能な下
    板体と、 レンガ間の所定間隔部にレンガ厚より低く下板体に設け
    られる突出部と、 配列されたレンガを固定するコンクリート基盤を流し込
    み形成するため下板体周縁にレンガ厚より高く形成され
    る立ち上がり部と、 コンクリート基盤の上下各端面にレンガの列方向に溝部
    を形成するため前記立ち上がり部に水平方向に突出する
    よう設けられる水平板体と、 コンクリート基盤の両側部に対して、複数のレンガパネ
    ル設置時、対向する各側面が互いに嵌合する合いじゃく
    り部を形成するため、下板体の両側部にそれぞれ着脱自
    在に設けられる合いじゃくり形成体と、 を具えて構成したことを特徴とするレンガパネル作成型
    枠。
  2. 【請求項2】前記合いじゃくり形成体は、下板体の一方
    側部に設けられ、レンガの端部より上下左右にコンクリ
    ート層が突出するようレンガから所定間隙をおいてコン
    クリート層の形成を妨げる第1合いじゃくり形成体と、 下板体の他方側部に設けられ、レンガの端部の上下左右
    内側のコンクリート層の形成を妨げる第2合いじゃくり
    形成体と、 から構成したことを特徴とする請求項1記載のレンガパ
    ネル作成型枠。
  3. 【請求項3】前記レンガパネル作製枠体は、ゴム材等の
    可撓性樹脂材により形成し、レンガパネルに損傷を与え
    ることなく容易に型抜きを可能にしたことを特徴とする
    請求項1記載のレンガパネル作製型枠。
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