JP2538805B2 - モザイク風人造石板,その製造型枠及び製造方法並びに同人造石板施工面 - Google Patents

モザイク風人造石板,その製造型枠及び製造方法並びに同人造石板施工面

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JP2538805B2 JP2174381A JP17438190A JP2538805B2 JP 2538805 B2 JP2538805 B2 JP 2538805B2 JP 2174381 A JP2174381 A JP 2174381A JP 17438190 A JP17438190 A JP 17438190A JP 2538805 B2 JP2538805 B2 JP 2538805B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、モザイク風人造石板,その製造型枠及び製
造方法並びに同人造石板施工面に関するものである。
【従来の技術とその課題】
従来知られているこの種のモザイク風人造石板は、第
10図に示すように、輪郭が正方形をなしている。 したがって、そのモザイク風人造石板1を縦横に連続
的に張りつけて舗道面、床面あるいは壁面等の施工面2
を形成したとき、目地3が縦横に直線をなして走行する
ことになる。 換言すると、モザイク風人造石板1そのものは、折
角、自然石を複数個寄せ集めたような自然な配置に形成
されているにもかかわらず、施工面2全体としては、そ
の直線的な目地3のために自然の感じをなくしてしまっ
ている。 発明者らは、各モザイク風人造石板の張りつけ時に形
成される目地によって人工的に見えてしまうことがな
く、施工面全体が、自然石をそのまま配置したかの如き
外観を呈するモザイク風人造石板、それを製造するのに
使用する製造型枠、その製造方法等を提供すべく鋭意研
究し、本発明を完成したものである。
【課題を解決するための手段】
本発明モザイク風人造石板は、四隅角点を結ぶ仮想各
辺Lが正方形をなし、その正方形内には表面に比較的浅
い目地凹溝8で区分された複数の自然石風模様9をモザ
イク風に連続配置させ、かつ、その外周四辺の各端面10
の形状を、上記仮想各辺Lに対し7°<θ<17°の同じ
角度θで折曲させた同形のジグザグ形状とした一体成型
体である。 本発明モザイク風人造石板製造型枠は、四隅角点を結
ぶ仮想各辺Lが正方形であって、上面に比較的低い目地
用筋5による複数の区画7を配置形成した底板4の外周
各辺に起立させた周壁6が、上記仮想各辺Lに対し7°
<θ<17°の同じ角度θで折曲させたジグザグ形状とし
てなり、単一空処を囲繞している器体である。 本発明モザイク風人造石板の製造方法は、上記構成の
モザイク風人造石板製造型枠にセメントコンクリートま
たは樹脂コンクリートを打設し、それが所要の硬化状態
になったときに脱型することを内容とする。 本発明モザイク風人造石板施工面は、上記構成の一体
成型体であるモザイク風人造石板の複数枚を、それらの
間に適宜の目地材17を詰めながら配列敷設してなるもの
である。 上記において、モザイク風人造石板及びその製造型枠
の周辺各辺のジグザグ状の折曲角度、すなわち、それら
の四隅角点を結ぶ仮想各辺となす角度θを、第9図
(2)に示すように7°以下とすると未だ直線性があっ
て、敷設した各モザイク風人造石板間に形成される目地
が如何にも人工的に見え、また第9図(3)に示すよう
に、17°以上とすると角張ってきて運搬等に支障を来す
とともに、強度的にも割れ易くなることとなり、したが
って、ジグザグ状の折曲線Zの上記辺Lに対する角度θ
としては、7°<θ<17°の範囲であることが好まし
く、特に10°程度が最も適していることが実験で確かめ
られた(第9図(1))。
【作用】
本発明モザイク風人造石板は、四隅角点を結ぶ仮想各
辺Lが正方形であって、その外周四辺の各端面10の形状
を、上記仮想各辺Lに対し7°<θ<17°の同じ角度θ
で折曲させた同形のジグザグ形状としたから、これを
壁,床等の施工面を形成すべく列設するとき縦横いずれ
の端面同士においても互いに噛合配置させることがで
き、それらの間に目地材を詰めながらする敷設によって
目地が直線になることなく、その施工面全体が自然石を
配列敷設したように看取される。 また、本発明モザイク風人造石板は、四隅角点を結ぶ
仮想各辺Lが区画する正方形内には表面に比較的浅い目
地凹溝8で区分された複数の自然石風模様9をモザイク
風に連続配置させた一体成型体であるから、一括ではあ
るが該模様部分毎に個別に成型しておいたものを、所定
の施工面を得べく現場で配列敷設する場合のような面倒
がない。 本発明製造型枠によれば、上記構成の一体成型体であ
るモザイク風人造石板を簡単に製造できる。
【実施例】
第1図(1)ないし第3図(1)は、それぞれ本発明
モザイク風人造石板の第1ないし第3実施例を示し、第
1図(2)ないし第3図(2)はそれぞれ本発明製造型
枠の第1ないし第3実施例を示す。 まず、第1図(2)に示した第1実施例の製造型枠
a′について詳しく説明すると、それは、上面に比較的
低い目地用筋5による複数の区画7を形成した底板4の
外周各辺にジグザグ状に折曲した周壁6により、単一空
処を囲繞している器体である。 その周壁6のジグザグ状の折曲角度は、底板4の四隅
角点を結んだとき正方形を形成する仮想各辺Lに対し約
10°にしてある。 この製造型枠a′により第1図(1)に示したモザイ
ク風人造石板aを製造するには、慣行にしたがい、製造
型枠a′にセメントコンクリートまたは樹脂コンクリー
トを打設し、それが所要の硬化状態になったときに脱型
する。 脱型製出されたモザイク風人造石板aは、その表面
に、目地用筋5により形成された比較的浅い目地凹溝8
で区分されかつ上記区画7に対応する複数の自然石模様
9をザイク風に配置させている。 また、このモザイク風人造石板は、四隅角点を結ぶ仮
想各辺Lが正方形をなし、その正方形内には、表面に比
較的浅い目地凹溝8で区分された複数の自然石風模様9
をモザイク風に連続配置させ、かつ、その外周四辺の各
端面10の形状を、上記仮想各辺Lに対し約10°の角度θ
で折曲させた同形のジグザグ形状とした一体成型体であ
る。 第2及び第3実施例のモザイク風人造石板b及びc
は、それぞれ第2及び第3実施例の製造型枠b′及び
c′を使用し上記と同様にして製造するもので、製造型
枠b′及びc′は、上記第1実施例の製造型枠a′と
は、底板4上に形成した目地用筋5による区画7の形状
と数を異にするだけで、全体の大きさや輪郭形状すなわ
ち各辺の周壁6の折曲状態を同じにしている。 したがってまた、その製造型枠b′及びc′で製造し
たモザイク風人造石板b及びcは、第1実施例のモザイ
ク風人造石板aとは、自然石模様9の形状や数を異にす
るが、全体の大きさや輪郭形状すなわち外周端面10の折
曲形状を同じにしている。 上記モザイク風人造石板a,b,cの三種を用いて、例え
ば舗道面を施工するには次のようにする。 切込砕石11,基礎コンクリート12,均しモルタル13及び
縁石14を積層して当該舗道域左右に縁積体A(一方のみ
図示)を造成し、その左右縁積体A,A間に、切込砕石層1
5,砂層16を敷いて造成した基礎の上に、モザイク風人造
石板a,b,cを慣行にしたがいそれらの間に適宜の目地材1
7を詰めながら、すなわち、第7図上から下に向けて
(a,b,c)(b,c,a)(c,a,b)(a,b,c)の順に配列して
敷設施工する。 その敷設施工面を、第7図は、特に識別表示すること
なく描いた図面であり、第8図は、モザイク風人造石板
aを無模様、同bを点々模様、同cを斜線模様で区別し
て判りやすく描いたものである。
【発明の効果】
以上述べたところから明らかなように本発明によれ
ば、次の効果を奏する。 本発明モザイク風人造石板は、四隅角点を結ぶ仮想
各辺Lが正方形であって、その外周四辺の各端面10の形
状を、上記仮想各辺Lに対し7°<θ<17°の同じ角度
θで折曲させた同形のジグザグ形状としたから、これを
壁,床等の施工面を形成すべく列設するとき縦横いずれ
の端面同士においても互いに噛合配置させることがで
き、それらの間に目地材を詰めながらする敷設によって
目地が直線になることなく、したがって、その施工面全
体が自然石を配列敷設したように看取される。 また、本発明モザイク風人造石板は、四隅角点を結
ぶ仮想各辺Lが区画する正方形内には表面に比較的浅い
目地凹溝8で区分された複数の自然石風模様9をモザイ
ク風に連続配置させた一体成型体であるから、一括では
あるが該模様部分毎に個別に成型しておいたものを、所
定の施工面を得べく現場で適宜組合せて配列敷設する場
合のような面倒がない。 本発明製造型枠は、四隅角点を結ぶ仮想各辺Lが正
方形をなし、上面に比較的低い目地用筋による複数の区
画を配置形成した底板の外周各辺に起立させた周壁が、
上記仮想各辺Lに対し7°<θ<17°の同じ角度θで折
曲させたジグザグ形状としてなり、単一空処を囲繞して
いる器体であるから、上記一体成型体であるモザイク風
人造石板を製造するのに好適である。 本発明製造方法によれば、単一空処を囲繞している
器体である製造型枠を使用して一体成型体であるモザイ
ク風人造石板を容易かつ確実に製造できる。 本発明施工面によれば、各モザイク風人造石板間の
目地が、従来とは異なり縦横に走る直線ではなく、ジグ
ザグ状をなして各モザイク風人造石板内の目地凹溝と判
別できない程度になるから、該施工面全体が自然石を自
然な配置した状態になる。 上述の実施例としては、3種のモザイク風人造石板
を各別に用意し、その3種のもので施工面を形成した場
合を説明したが、いずれか1種のモザイク風人造石板を
適宜方向を変えながら配列敷設しても、その規則性を見
出すのが容易でないとともに、各配列間の目地も目立つ
ことなく、したがって、上記の自然な感じに仕上げるこ
とができるものである。 もちろん、モザイク風人造石板の種類を増やし、それ
らを組み合わせて使用すると、その配列模様が一層複雑
になり、繰り返し模様を探すことが困難になる程であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図(1),第
2図(1)及び第3図(1)はそれぞれ本発明モザイク
風人造石板の第1,第2及び第3実施例の斜視図、第1図
(2),第2図(2)及び第3図(2)はそれぞれ本発
明製造型枠の第1ないし第3実施例の斜視図、第4図は
製造型枠の一部断面図、第5図は製造型枠から離脱した
モザイク風人造石板の一部断面図、第6図は本発明モザ
イク風人造石施工面の敷設施工状況を示す要部断面図、
第7図及び第8図はその敷設施工面の平面図で、第7図
は特に識別表示することなく描いたもの、第8図は識別
表示して描いたもの、第9図(1),第9図(2)及び
第9図(3)はモザイク風人造石板及びその製造型枠の
ジグザグ状周辺の折曲度を説明する説明図、第10図は従
来公知のモザイク人造石板を配列敷設した施工面の平面
図である。 4……底板、5……目地用筋、6……周壁、7……区
画、8……目地凹溝、9……自然石風模様、10……外周
各辺端面、17……目地材。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】四隅角点を結ぶ仮想各辺Lが正方形をな
    し、その正方形内には表面に比較的浅い目地凹溝で区分
    された複数の自然石風模様をモザイク風に連続配置さ
    せ、かつ、その外周各端面10の形状を、上記仮想各辺L
    に対し7°<θ<17°の同じ角度θで折曲させた同形の
    ジグザグ形状としてなる一体成型体であることを特徴と
    するモザイク風人造石板。
  2. 【請求項2】四隅角点を結ぶ仮想各辺Lが正方形をな
    し、上面に比較的低い目地用筋による複数の区画を配置
    形成した底板の外周各辺に起立させた周壁が、上記仮想
    各辺Lに対し7°<θ<17°の同じ角度θで折曲させた
    ジグザグ形状としてなり、単一空処を囲繞している器体
    であることを特徴とする一体成型体であるモザイク風人
    造石板の製造型枠。
  3. 【請求項3】四隅角点を結ぶ仮想各辺Lが正方形をな
    し、上面に比較的低い目地用筋による複数の区画を配置
    形成した底板の外周各辺に起立させた周壁が、上記仮想
    各辺Lに対し7°<θ<17°の同じ角度θで折曲させた
    ジグザグ形状としてなり、単一空処を囲繞している器体
    である製造型枠に、セメントコンクリートまたは樹脂コ
    ンクリートを打設し、それが所要の硬化状態になったと
    きに脱型することを特徴とする一体成型体であるモザイ
    ク風人造石板の製造方法。
  4. 【請求項4】四隅角点を結ぶ仮想各辺Lが正方形をな
    し、その正方形内には表面に比較的浅い目地凹溝で区分
    された複数の自然石風模様をモザイク風に連続配置さ
    せ、かつ、その外周各端面10の形状を、上記仮想各辺L
    に対し7°<θ<17°の同じ角度θで折曲させた同形の
    ジグザグ形状としてなる一体成型体であるモザイク風人
    造石板を、それらの間に適宜の目地材を詰めながら縦横
    に配列敷設してなることを特徴とするモザイク風人造石
    板施工面。
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