JP3034427U - 鼻用パック - Google Patents

鼻用パック

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の形状の鼻にフィットさせることのでき
るシート状の鼻用パックを提供する。 【解決手段】 保持体20と化粧料23とからなり、鼻
の皮膚に適用されるシート状の鼻用パック1Aに、適用
時に鼻尖を覆えるようにする凸部5を、該パックの下縁
部3の中央部に形成する。また、該パックには、適用時
に小鼻を覆えるようにする凸部を下縁部3の両端に形成
してもよく、肩部を特定の曲線から形成してもよく、上
縁部2の中央部や下縁部3にスリット11,12を形成
してもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ピールオフタイプのシート状パックであって、鼻を広く覆い、かつ 鼻の外形に密着させやすい形状を有する鼻用パックに関する。特に、鼻の角栓を 除去する毛穴用パックとして好適な鼻用パックに関する。
【0002】
【従来の技術】
ピールオフタイプのシート状パックは被膜形成性化粧料を皮膚表面に貼着し、 一定時間放置して被膜が形成された後、その被膜を皮膚から剥がすタイプの化粧 料である。このピールオフタイプのシート状パックは、そこに使用されている化 粧料の構成成分にもよるが、一般に適用時に皮膚の角質層に水分、保湿成分など を与え、皮膚からの皮脂を吸収する。また、被膜形成により皮膚に適度な緊張を 与え、血行をよくする。さらに、剥離時には皮膚の汚垢や角栓などを取り去る。 このため、ピールオフタイプのパックは、高いエモリエント効果と清浄効果とを 得るために重要なものとなっている。特に、鼻の毛穴からは多くの皮脂が分泌さ れ、その皮脂と角質層とが混ざり合って角栓が形成され、毛穴が広がったり、皮 膚表面がざらついたり、角栓の先端が黒ずんだりして美観が損なわれることから 、ピールオフタイプのパックは、鼻に対して有用なものとなっている。
【0003】 従来、ピールオフタイプのパックの製品形態としては、ゼリー状、ペースト状 及び粉末状のものが知られている。このうちゼリー状及びペースト状のものは、 それをそのまま皮膚に塗布し、被膜形成後に剥離するものである。また、粉末状 のものは予め水等の液体を加えて液状とし、それを皮膚に塗布し、被膜が形成さ れた後に剥離するものである。
【0004】 しかしながら、これらはパックを構成する化粧料を指で皮膚へ塗布するため、 塗布時に指に不用の化粧料が付着し、化粧料が無駄になると共に指が汚れるとい う問題点があり、また皮膚表面に均一に塗布することもできなという問題があっ た。また、皮膚に適用後、被膜形成が完了するまでの放置時間が長いため、パッ クの使用が面倒なものとなるという問題点もあった。さらに、通常の使用量では 被膜の膜強度が十分でないため、剥離時にちぎれ、皮膚表面に剥がれ残りが生じ るという問題点もあった。
【0005】 そこで、近年では、予め被膜形成性化粧料を不織布等の保持体に塗布したシー ト状のパックが種々提案され、市販されている。
【0006】 このシート状パックの形態としては、矩形シートとして使用者に提供され、個 々の使用者がパックの適用部位に応じて矩形シートを任意の形状に切って使用す るものと、所定の適用部位に適合する外形に予め成形されたものとがあるが、こ のうち、鼻用パックとして成形されたシート状パックとしては、例えば、図9に 示したようなものが知られている。
【0007】 図9(a)の鼻用パック1は、互いに平行な直線からなる上縁部2と下縁部3 とを有し、外形が略台形となっている。そして、上縁部2と下縁部3との間の側 辺は曲線をなし、特に、肩部4は、上縁部2側から、内側に凹んだ円弧(曲率半 径R1 )と外側に凸状になっている円弧(曲率半径R2 )との連続曲線となって いる。
【0008】 図9(b)は、この鼻用パック1を実際に鼻に適用した状態を表している。図 示したように、この鼻用パック1を使用すると、単に矩形のシート状パックを使 用した場合に比して、鼻の皮膚に密着させつつ鼻全体を略覆うことが可能となる 。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、鼻の高さ、幅や角度等の鼻の形は、人によって大きく異なるた め、図9の鼻用パック1を使用しても鼻の形によっては、パックを鼻に貼着する 時に、鼻にパックを貼着させることができない部分が生じる。例えば、図10( a)に示したように、鼻が高く、鼻の角度θが鋭い場合には鼻尖N1 がパック1 からはみ出やすく、また、同図(b)に示したように、鼻が低く、鼻の角度θが 鈍い場合には鼻背N2 を広く覆うことができない。
【0010】 また、従来のパックでは、鼻に貼着する時に皮膚とシート状パックとの間の空 気を追い出すことができず、貼着後のパックには皮膚に対して密着していない部 分が生じる等の問題もある。
【0011】 本考案はこのような従来技術の課題を解決しようとするものであり、種々の形 状の鼻にフィットさせることのできるシート状の鼻用パックを提供することを目 的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案は、以下の態様の鼻用パックを提供する。
【0013】 第1に、本考案は、保持体と化粧料とからなり、鼻の皮膚に適用されるシート 状の鼻用パックにおいて、適用時に鼻尖を覆えるようにする凸部が、該パックの 下縁部の中央部に形成されていることを特徴とする鼻用パックを提供する。
【0014】 第2に、本考案は、保持体と化粧料とからなり、鼻の皮膚に適用されるシート 状の鼻用パックにおいて、適用時に小鼻を覆えるようにする凸部が該パックの下 縁部の両端部に形成されていることを特徴とする鼻用パックを提供する。
【0015】 第3に、本考案は、保持体と化粧料とからなり、鼻の皮膚に適用されるシート 状の鼻用パックにおいて、互いに対向する2つの側辺がハの字型に傾いた直線か らなり、側辺と上縁部との間にあって、該パックの適用時に小鼻と鼻根との間に 位置する該パックの肩部の外形が、曲率半径10mm〜100mmの円弧からな る凹部をなしていることを特徴とする鼻用パックを提供する。
【0016】 第4に、本考案は、保持体と化粧料とからなり、鼻の皮膚に適用されるシート 状の鼻用パックにおいて、適用時に小鼻と鼻根との間に位置する該パックの肩部 の外形が、上縁部側凸部をなす円弧、凹部をなす円弧、及び下縁部側凸部をなす 円弧の連続曲線からなることを特徴とする鼻用パックを提供する。
【0017】 第5に、本考案は、保持体と化粧料とからなり、鼻の皮膚に適用されるシート 状の鼻用パックにおいて、適用時に小鼻と鼻根との間に位置する該パックの肩部 近傍に、空気抜き孔が形成されていることを特徴とする鼻用パックを提供する。
【0018】 第6に、本考案は、保持体と化粧料とからなり、鼻の皮膚に適用されるシート 状の鼻用パックにおいて、該パックの上縁部の中央部にスリットが形成されてい ることを特徴とする鼻用パックを提供する。
【0019】 第7に、本考案は、保持体と化粧料とからなり、鼻の皮膚に適用されるシート 状の鼻用パックにおいて、該パックの下縁部に複数のスリットが形成されている ことを特徴とする鼻用パックを提供する。
【0020】 このような本考案の鼻用パックによれば、特定の外形を有しているので、種々 の形状の鼻を、鼻尖や小鼻も含めて覆うことができ、かつ良好に貼着させるも可 能となる。
【0021】 また本考案は、このような外形を有する鼻用パックにおいて、層構成あるいは 構成素材の点から好ましい態様として、保持体が透湿性保持体からなる態様、特 にこの透湿性保持体が撥水層と親水層とを有する多層型透湿性保持体からなり、 化粧料が少なくとも親水層に保持され、撥水層がシート状のパックの一方の表面 をなしている態様、より好ましくは、化粧料がカルボキシル基、スルホン酸残基 、硫酸残基、リン酸残基、硝酸残基、アミノ基及びアンモニウム基から選ばれる 塩生成基を有する高分子化合物を含有する角栓除去化粧料である態様、なかでも 、角栓除去化粧料として、ポリ塩化メタクリロイルオキシエチルトリメチルアン モニウムを含有する態様を提供する。
【0022】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を図面に基づいて詳細に説明する。なお各図中、同一符号は同一 又は同等の構成要素を表している。
【0023】 図1は、本考案の実施例の鼻用パック1Aの平面図(同図(a))及び断面図 (同図(b))である。
【0024】 この鼻用パック1Aは、保持体20として、撥水層21と親水層22との2層 構造の不織布からなる透湿性保持体20a を有している。また、この鼻用パック 1Aにおいて、化粧料23は、透湿性保持体20a の親水層22に保持されてい ると共に、親水層22上に単独層としても存在している。化粧料23の表面には 剥離フィルム24が設けられている。
【0025】 この鼻用パック1Aにおいては、図9に示した従来の鼻用パック1の下縁部3 が直線をなしていたのに対して、パックの下縁部3の中央部に凸部5が形成され ていることが特徴となっている。この凸部5により、パックを鼻に適用する際に 、その鼻が図10(a)に示したように、鋭い角度θを有するものであっても、 鼻尖N1 を含めて鼻を広く覆うことが可能となる。この場合、凸部5の形状や大 きさについては特に限定はなく、パックの高さhなどに応じて適宜定めることが できるが、例えば、パックの高さhを30〜50mm程度とする場合、凸部5の 外形は、幅W5 が5〜50mm、高さh5 が3〜30mmとすることが好ましく 、あるいは曲率半径3〜40mm程度の円弧からとすることが好ましい。
【0026】 また、このような凸部5を鼻用パックに形成する場合、任意の形状の鼻にも密 着性よく貼着できるようにするため、図1(a)に破線で示したように、凸部5 の両端部から内側へ延びたスリット6を設けることができる。このスリット6の 形状としては、単に切れ目を入れるだけでもよいが、パックの保管時にスリット 6として形成した切れ目が接着し、スリットとして機能しにくくなる場合がある ので、クサビ状にすることが好ましい。
【0027】 パックを鼻に貼着するときに小鼻も確実に覆うことができるようにするため、 図2に示したように、凸部7を下縁部3の両端部に形成してもよい。
【0028】 また、このような小鼻を覆うための凸部7は、鼻尖を覆う凸部5の有無と関わ りなく、形成することができ、例えば図3に示したように、下縁部3に鼻尖を覆 う凸部5を設けることなく、小鼻を覆う凸部7を形成することができる。
【0029】 図4は、本考案のさらに異なる態様の鼻用パック1Bである。この鼻用パック 1Bは、パックを鼻に貼着したときに、パックと皮膚との間の不要な空気を追い 出し、パックの皮膚への密着性を高められるようにするため、互いに対向する2 つの側辺8をハの字型に傾けた直線とし、側辺8と上縁部2との間にあって、パ ックの適用時に小鼻と鼻根との間に位置するパックの肩部4の外形を、曲率半径 5〜600mm、好ましくは10〜100mmの円弧からなる凹部としたもので ある。これにより、パックの貼着時に、指でパックを押さえつつその指を鼻背上 からパックの肩部4方向に動かすことにより極めて容易にパックと皮膚との間の 空気を押し出すことが可能となる。特に、この鼻用パック1Bは、図9の従来の 鼻用パック1に比べて、皮膚への密着性が向上するという効果を得ることができ る。
【0030】 パックの密着性を高めるためには、図5の鼻用パック1Cのように、上縁部2 と下縁部3との中間部から上縁部2の端部にかけての領域であって、パックの適 用時に小鼻と鼻根との間に位置するパックの肩部4に、特定の曲線からなる外形 を付与してもよい。即ち、この肩部4の外形曲線は、上縁部側凸部4xをなす円 弧、凹部4yをなす円弧、及び下縁部側凸部4zをなす円弧を連続させたもので ある。これらの凸部又は凹部をなす円弧の曲率は、鼻を覆う面積、外観等に応じ て適宜定めることができるが、例えば、上縁部側凸部4xをなす円弧の曲率半径 を1〜20mmとし、凹部4yをなす円弧の曲率半径を5〜50mmとし、下縁 部側凸部4zをなす円弧の曲率半径を5〜50mmとすることができる。ここで 、これらの円弧は、滑らかに連続させることが、外観上好ましい。
【0031】 図5に示したように、肩部4を、凸部4x、凹部4y及び凸部4zをなす曲線 から形成することにより、パックの貼着時に、指でパックを押さえつつその指を 鼻背上からパックの肩部4方向に動かすことにより極めて容易にパックと皮膚と の間の空気を押し出すことが可能となる。
【0032】 この他、本考案においては、貼着時にパックと皮膚との間の空気を押し出して パックの密着性を高めるために、肩部近傍に空気抜き用の孔を形成することがで きる。例えば、上述の図5の鼻用パック1Cに対して、肩部4の外形に沿って複 数の空気抜き孔10を形成することができる。
【0033】 図6も本考案の異なる態様の鼻用パック1Dである。この鼻用パック1Dは、 パックを鼻に貼着したときに、種々の形状の鼻、特に種々の角度θの鼻に対して パックの密着性を高められるようにするため、パックの適用時における上縁部2 の中央部にスリット11を形成したものである。このスリット11としては、単 にパックに切れ目を入れるだけでもよいが、パックの保管時にスリット11とし て形成した切れ目が接着し、スリットとして機能しにくくなる場合があるので、 クサビ状にすることが好ましい。
【0034】 なお、上縁部2の中央部にスリット11を形成することにより、上述のように パックの鼻への密着性を高めることができる他、鼻に貼着するときにひだができ にくくなり、また、スリット11を鼻背もしくは鼻根に合わせることにより、パ ックを鼻に貼着する際の位置決めをすることもできる。したがって、容易にパッ クを左右のぶれなく鼻に貼着することが可能となる。
【0035】 図7も本考案の鼻用パック1Eである。この鼻用パック1Eは、種々の形状の 鼻に対してパックの密着性を高められるようにするため、特に、鼻尖及び小鼻に 対する密着性を高められるようにするために、パックの下縁部3に複数のスリッ ト12を形成したものである。
【0036】 本考案においては、鼻用パックが種々の形状で種々の大きさの鼻を確実に覆い 、かつ密着できるようにするために、上述の図1〜7に示した本考案の特徴を適 宜組み合わせることができる。例えば、図8に示した鼻用パック1Fのように、 鼻尖まで覆うことができるように下縁部3の中央部に凸部5を形成し、貼着時に パックと皮膚との間の不要な空気を追い出し、パックの密着性を高められるよう に、図5に示したように、肩部4に特定の曲線を付与し、種々の形状の鼻に適用 できるように、上縁部2の中央部から内側に延びたスリット11を形成すること ができる。この場合、例えば、パックの高さhを30〜40mm程度とし、幅w を75〜90mmとするとき、スリット11の長さを10〜15mmとすること ができる。また、下縁部3の凸部5を、曲率半径(R3) 6〜10mm程度の円弧 とその両サイドの曲率半径(R4) 2〜8mm程度の円弧とから形成することがで きる。
【0037】 以上のような特徴を有する本考案の鼻用パックの層構成としては、保持体20 と化粧料23とからなる限り、種々の構成をとることができるが、図1(b)に 示したように、保持体20が、撥水層21と親水層22とを有する多層型透湿性 保持体20a からなり、化粧料23が少なくとも親水層22に保持され、撥水層 21がシート状のパックの一方の表面をなすように構成することが好ましく、ま た、親水層22側の化粧料23の表面には剥離フィルム24を配することが好ま しい。このように保持体20にパックの化粧料23を保持させることにより、パ ック1Aを皮膚に適用し、その後剥離するときに、ちぎれや剥がれ残りの発生を 防止することができる。また、この保持体20を透湿性とすることにより被膜の 形成速度を速めることができる。さらに、この透湿性保持体20a を撥水層21 と親水層22とを有する多層型とすることにより、親水層22に化粧料23を保 持させつつ撥水層21の表面には化粧料23が浸出しないようにできるので、パ ックの使用時にべたつかず、手が化粧料23で汚れないようにすることができる 。
【0038】 また、本考案において、透湿性保持体20aを構成する撥水層21や親水層2 2、化粧料23、剥離フィルム24などの個々のシート状パックの構成材料には 特に制限はなく、例えば透湿性保持体20aを構成する撥水層21や親水層22 は、種々の不織布、布、これらとフィルムとをラミネート又は貼り合せた積層体 から形成することができる。なかでも、生産性やコストの点から、不織布が好ま しい。また、これら不織布等に、必要に応じて撥水性処理又は親水性処理を施し たものも使用することができる。
【0039】 化粧料23としては、従来よりピールオフタイプのパックに使用されている種 々の被膜形成性化粧料やハップ剤に使用されるような含水ゲル状となる化粧料等 を使用することができる。またその形態は、既に十分な水分を含んだペースト状 でもよく、あるいは当初は乾燥状態であって使用時に水分を供給して使用するよ うなものでもよい。
【0040】 また、化粧料23は、保湿化粧料、皮脂吸収化粧料、角栓除去化粧料等のいず れの用途の化粧料として構成してもよく、各用途に応じた成分を含有することが できるが、特に、本考案のパックは種々の外形の鼻に密着させることができるの で、角栓除去化粧料を使用すると、鼻の角栓を除去する毛穴用パックとして極め て好適な鼻用パックを得ることができる。
【0041】 この場合、角栓除去化粧料としては、膜強度の高い被膜を形成し、皮膚中の角 栓を被膜に取り込み、剥離除去できる点から、被膜剤として、特開平5−976 27号公報の特許請求の範囲に記載されているような、アニオン性、カチオン性 あるいは両イオン性の塩生成基、より具体的にはカルボキシル基、スルホン酸残 基、硫酸残基、リン酸残基、硝酸残基、アミノ基、アンモニウム基等の塩生成基 を有する高分子化合物を使用することが好ましい。なかでも、ポリ塩化メタクリ ロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムを含有するものが好ましい。
【0042】 また、剥離フィルム24としては、例えば、ポリエステル、ポリプロピレン、 ポリエチレン、ナイロン等を使用することができる。
【0043】 本考案の鼻用パックの使用方法としては、化粧料23がペースト状態のものは 、そのまま化粧料23の面を鼻の皮膚に貼着し、乾燥あるいは被膜形成後に皮膚 から引き剥がせばよい。また、化粧料23が乾燥状態のものは、まずパックの化 粧料23の面あるいは鼻の皮膚に水、化粧水等を供給し、その後ペースト状態の ものと同様に皮膚に貼着し、乾燥あるいは被膜形成後に皮膚から引き剥がせばよ い。
【0044】
【考案の効果】
本考案の鼻用パックによれば、種々の形状の鼻にフィットさせることが可能と なる。この場合、鼻用パックに使用する化粧料として角栓除去化粧料を使用する と、毛穴用パックとして特に有用なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の鼻用パックの平面図(同図(a))及
び断面図(同図(b))である。
【図2】本考案の鼻用パックの平面図である。
【図3】本考案の鼻用パックの平面図である。
【図4】本考案の鼻用パックの平面図である。
【図5】本考案の鼻用パックの平面図である。
【図6】本考案の鼻用パックの平面図である。
【図7】本考案の鼻用パックの平面図である。
【図8】本考案の鼻用パックの平面図である。
【図9】従来の鼻用パックの平面図(同図(a))及び
その使用状態の説明図(同図(b))である。
【図10】従来の鼻用パックを鼻に適用した状態の説明
図(同図(a)及び(b))である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F 鼻用パッ
ク 2 上縁部 3 下縁部 4 肩部 5 凸部 6 スリット 7 凸部 8 側辺 10 空気抜き孔 11 スリット 12 スリット 20 保持体 20a 透湿性保持体 21 撥水層 22 親水層 23 化粧料 24 剥離フィルム

Claims (26)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持体と化粧料とからなり、鼻の皮膚に
    適用されるシート状の鼻用パックにおいて、適用時に鼻
    尖を覆えるようにする凸部が、該パックの下縁部の中央
    部に形成されていることを特徴とする鼻用パック。
  2. 【請求項2】 保持体が透湿性保持体からなる請求項1
    記載の鼻用パック。
  3. 【請求項3】 凸部の外形が、幅5〜50mm、高さ3
    〜30mmである請求項1又は2記載の鼻用パック。
  4. 【請求項4】 凸部の外形が、曲率半径3〜40mmの
    円弧からなる請求項1又は2記載の鼻用パック。
  5. 【請求項5】 凸部の両端部から内側へ延びたスリット
    が形成されている請求項1又は2記載の鼻用パック。
  6. 【請求項6】 スリットがクサビ状である請求項5記載
    の鼻用パック。
  7. 【請求項7】 適用時に小鼻を覆えるようにする凸部
    が、該パックの下縁部の両端部に形成されている請求項
    1〜6のいずれかに記載の鼻用パック。
  8. 【請求項8】 保持体と化粧料とからなり、鼻の皮膚に
    適用されるシート状の鼻用パックにおいて、適用時に小
    鼻を覆えるようにする凸部が該パックの下縁部の両端部
    に形成されていることを特徴とする鼻用パック。
  9. 【請求項9】 保持体が透湿性保持体からなる請求項8
    記載の鼻用パック。
  10. 【請求項10】 保持体と化粧料とからなり、鼻の皮膚
    に適用されるシート状の鼻用パックにおいて、互いに対
    向する2つの側辺がハの字型に傾いた直線からなり、側
    辺と上縁部との間にあって、該パックの適用時に小鼻と
    鼻根との間に位置する該パックの肩部の外形が、曲率半
    径10mm〜100mmの円弧からなる凹部をなしてい
    ることを特徴とする鼻用パック。
  11. 【請求項11】 保持体が透湿性保持体からなる請求項
    10記載の鼻用パック。
  12. 【請求項12】 保持体と化粧料とからなり、鼻の皮膚
    に適用されるシート状の鼻用パックにおいて、適用時に
    小鼻と鼻根との間に位置する該パックの肩部の外形が、
    上縁部側凸部をなす円弧、凹部をなす円弧、及び下縁部
    側凸部をなす円弧の連続曲線からなることを特徴とする
    鼻用パック。
  13. 【請求項13】 保持体が透湿性保持体からなる請求項
    12記載の鼻用パック。
  14. 【請求項14】 上縁部側凸部の外形が曲率半径1〜2
    0mmの円弧からなり、凹部の外形が曲率半径5〜50
    mmの円弧からなり、下縁部側凸部の外形が曲率半径5
    〜50mmの円弧からなる請求項12又は13記載の鼻
    用パック。
  15. 【請求項15】 保持体と化粧料とからなり、鼻の皮膚
    に適用されるシート状の鼻用パックにおいて、適用時に
    小鼻と鼻根との間に位置する該パックの肩部近傍に、空
    気抜き孔が形成されていることを特徴とする鼻用パッ
    ク。
  16. 【請求項16】 保持体が透湿性保持体からなる請求項
    15記載の鼻用パック。
  17. 【請求項17】 保持体と化粧料とからなり、鼻の皮膚
    に適用されるシート状の鼻用パックにおいて、該パック
    の上縁部の中央部にスリットが形成されていることを特
    徴とする鼻用パック。
  18. 【請求項18】 保持体が透湿性保持体からなる請求項
    17記載の鼻用パック。
  19. 【請求項19】 スリットがクサビ状である請求項17
    又は18記載の鼻用パック。
  20. 【請求項20】 保持体と化粧料とからなり、鼻の皮膚
    に適用されるシート状の鼻用パックにおいて、該パック
    の下縁部に複数のスリットが形成されていることを特徴
    とする鼻用パック。
  21. 【請求項21】 保持体が透湿性保持体からなる請求項
    20記載の鼻用パック。
  22. 【請求項22】 剥離フィルム上に保持されている請求
    1〜21のいずれかに記載の鼻用パック。
  23. 【請求項23】 透湿性保持体が、撥水層と親水層とを
    有する多層型透湿性保持体からなり、化粧料が少なくと
    も親水層に保持され、撥水層がシート状のパックの一方
    の表面をなしている請求項2〜7、9、11、13、1
    4、16、18、19、21及び22のいずれかに記載
    の鼻用パック。
  24. 【請求項24】 透湿性保持体の撥水層と親水層とがそ
    れぞれ不織布からなり、化粧料が角栓除去化粧料からな
    る請求項23記載の鼻用パック。
  25. 【請求項25】 角栓除去化粧料が、カルボキシル基、
    スルホン酸残基、硫酸残基、リン酸残基、硝酸残基、ア
    ミノ基及びアンモニウム基から選ばれる塩生成基を有す
    る高分子化合物を含有する請求項24記載の鼻用パッ
    ク。
  26. 【請求項26】 角栓除去化粧料が、ポリ塩化メタクリ
    ロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムを含有する
    請求項25記載の鼻用パック。
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