JP3033499U - 製図用金属製直尺 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製図用金属製直尺をより使い易くする。 【構成】 金属製直尺本体１の表裏面に目盛り部２を形
成すると共に、目盛り表示数字３Ａ，３Ｂを、一方の面
は横書表示とし、他方の面は縦書表示とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、製図に使用する金属製直尺に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

製図用直尺は、樹脂製や金属製の尺体に目盛りを施しているものであるが、樹 脂製直尺は、一般に透明樹脂を使用しており、一面にのみ表示を行っている。こ れは透明であるため、裏返して使用しても目盛りを利用することができるもので ある。特に表裏に目盛りを施す場合には、非透明の着色を施した後に再度の印刷 処理で目盛り表示を行っている。 一方金属製直尺は、通常一面側に、印刷や、エッチング処理後の表示箇所のメ ッキ等で目盛りを施している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

製図用の金属製直尺は、磁気板の製図板使用に於いて、適度の付着力を備えて 非常に使い易いが通常は、その一面側のみを使用するので、一面側にしか目盛り 表示を行っていない。またその目盛り表示は横書き表示であり、縦使用の際に目 盛りの読み取りにやや難があった。 そこで本考案は、横使用でもまた縦使用でも適応できる新規な製図用の金属製 直尺を提案したものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る製図用金属直尺は、金属製直尺本体の表裏面に目盛り部を形成す ると共に、目盛り表示数字を、一方の面は縦書表示とし、他方の面は横書表示と してなることを特徴とするものである。

【０００５】

【作用】

横使用に際しては、表示文字が横書されている側を表面として使用し、縦使用 に際しては、表示文字が縦書されている側を表面として使用すると、表示文字の 読み取りを素早く行うことができ、使い易い。

【０００６】

【実施例】

次に本考案の実施例について説明する。 金属製の直尺本体１は従前の通り、磁気吸着可能なステンレス薄板で形成し、 表裏に、それぞれ写真感光によるエッチング保護膜を形成し、目盛り線部分２、 及び表示数字３以外をレジストで保護し、前記所定箇所をエッチングし、更に必 要に応じてメッキ処理や、電着塗装処理を施し、目盛り線２や表示文字３を着色 する。 本考案は特に前記のエッチングに際して、表裏の目盛り線２は、それぞれ両側 縁に０．５ｍｍ単位を１ｍｍ単位で形成すると共に、一面は表示数字３Ａを横書 で表示し、他面の表示数字３Ｂは、縦書で表示したものである。 従って直尺を横状態で使用する場合には、表示文字３Ａ側を表として使用し、 縦状態で使用する場合には、表示文字３Ｂを表として使用するものである。

【０００７】

【考案の効果】

以上の通り本考案は、製図用金属製直尺に於いて表裏に目盛り部並びに表示文 字を形成すると共に、表裏面の各表示文字を縦書と横書とに区別して表示したも のであり、尺体の縦使用並びに横使用に便利なものとしたものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一部省略した正面図で（イ）が横書側
の面、（ロ）が縦書側の面を示す。

【図２】同要部拡大図で、（イ）が横書側の面、（ロ）
が縦書側の面を示す。

【符号の説明】

１ 直尺本体 ２ 目盛り線 ３Ａ 表示数字（横書） ３Ｂ 表示数字（縦書）

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【手続補正書】

【提出日】平成８年９月２日

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 金属製直尺本体の表裏面に目盛り部を形
   成すると共に、目盛り表示数字を、一方の面は縦書表示
   とし、他方の面は横書表示としてなることを特徴とする
   製図用金属製直尺。
2. 【請求項２】 請求項１記載の金属製直尺に於いて、ス
   テンレス尺にフォトエッチングで目盛り線並びに表示数
   字を形成したことを特徴とする製図用金属製直尺。