JPH0655163U

JPH0655163U - ラベルシート

Info

Publication number: JPH0655163U
Application number: JP8930192U
Authority: JP
Inventors: 井義明新
Original assignee: エーワン株式会社
Priority date: 1992-12-28
Filing date: 1992-12-28
Publication date: 1994-07-26

Abstract

(57)【要約】【目的】印字装置によって読取可能な形態でラベルに関
する情報をラベル上あるいはラベルの存在しないシート
区域上に担持させたラベルシートの提供。【構成】複数のラベルが剥離可能に貼付されたラベルシ
ートであって、ラベル上にまたはラベルが貼付されてい
ないシート部分上に、印字装置により自動的に読取可能
なラベルに関する情報を有するラベルシート。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ラベルに関する情報をセンサーにより読み取ってラベルに自動的に印字する装置に適用可能なラベルシートに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、シート上に配置されたラベルは文字や図柄を手書きで使用したりゴム印を使ってスタンプインキで押して使用されている。昨今のＯＡ機器の普及から印字装置を使って使用される場合が増えたが、そのシートに配置されたラベルに合わせて正確に印字することは専用のプログラムが必要であり位置合わせが非常に困難である。ラベルの形状、サイズも種類が多くあり消費者にとっては目的に合ったラベルがあっても手書きで使用せざるを得ないという場合が多く見かけられた。

【０００３】最近になってシート上のラベルに関する情報のプログラムを有する印字装置が開発されている。このラベル印字装置においても、市販のラベルシートを自由に使用することはできないでいる。それはラベルの形状、サイズ、枚数、位置などのラベルに関する情報を認識し得ないためである。そのため、限られたラベルに関する情報のプログラムが予め印字装置に入力されており、限られた種類のラベルシートしか現実には使用できないのが現状である。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

したがって、本考案は、形状、サイズ、枚数、位置などのシート上のラベルに関する情報を予めシートに印字装置に読取可能な形態で担持せしめたラベルシートを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

すなわち、本考案は、複数のラベルが剥離可能に貼付されたラベルシートであって、ラベル上にまたはラベルが貼付されていないシート部分上に、印字装置により自動的に読取可能なラベルに関する情報を有するラベルシートを提供するものである。

【０００６】ラベルに関する情報は、ラベルの形状、ラベルの大きさ、ラベルの枚数、ラベルの位置などとするのが好適であり、印字装置によって読取可能な限り、無色または有色の塗料、ミシン線などで形成された文字、図形、記号、塗膜など任意である。

【０００７】

【作用】

本考案のラベルシートは、形状、サイズ、枚数、位置などのラベルに関する諸情報を予めシート上に担持させてあるから、ラベルに関する情報を読取可能なセンサーを有するラベル印字装置を有する人は市販の使用したい任意のラベルシートを購入してくれば、希望に応じたラベル印刷ができるようになる。

【０００８】

【実施例】

以下に本考案のラベルシートを図面に示す好適態様によって具体的に説明する。

【０００９】図１は一般に市販されているラベルシートの一例を示す。ラベルシート１はシート２上にラベル３が剥離可能なように貼付されており、ラベル３の形状、サイズ（大きさ）、枚数、シート上の位置（配置）などによって多くの種類のものが市販されている。

【００１０】最近市販された印字装置では、上記ラベルに関する情報を予め印字装置の記憶装置にプログラム入力してあるが、入力していない種類のラベルシートについては使用できないのは前述の通りである。そこで、本考案では、予めラベルシート上に上記ラベルに関する情報を印字装置によって読取可能な形態で担持させておく。

【００１１】ラベルに関する情報としては、上述のように、ラベルの形状、ラベルの大きさ、ラベルの枚数、ラベルの配置などがあるが、印字装置がラベル上にきちんと印字するに必要な情報であればいかなるものでもよい。ラベルの形状は、丸、方形など種々あり、大きさはその寸法で表され、枚数は１シート上の枚数、配置はラベル間の間隔などで表される。

【００１２】ラベルに関する情報は印字装置で読取可能な形態であれば任意であり、例えば磁気的、光学的、機械的などを代表的に挙げることができる。

【００１３】ラベルに関する情報の担持手段としては、文字、図形、記号、色素等による印刷、ミシン線など上記のように印字装置のセンサーによって読取可能であれば任意である。

【００１４】ラベル３に関する情報をシート１上に設ける位置はラベル上あるいはラベルが貼付されている区域以外のシート上で任意であり、例えば、図２に示すように、シート１の印字装置へのシート挿入方向に見てラベル３の前方の情報区域４ａ、ラベル左側の情報区域４ｂ、ラベル右側の情報区域４ｃといったように設けることができる。このような例では、情報は文字、図形、記号などで与えられることが多いと思われる。例えば、ラベルの形状が丸形ならば、径はＸｃｍで横および縦方向の間隔および枚数などが情報区域に与えられる。ラベルの形状が方形のときは、ラベルが縦Ｘｃｍ横Ｙｃｍで横および縦方向の間隔および枚数などが情報区域に与えられることになるであろう。

【００１５】印字装置が読取可能な無色透明な塗料があるが、これを用いれば、ラベル上にあるいはラベルの存在しないシート区域に、全面的あるいは部分的な塗布あるいは印刷によって上記情報とすることができ、あるいその塗装による文字、図形、記号などの情報を印刷することもできる。

【００１６】また、色素を用いれば、上記と同様の情報をラベル上あるいはラベルの存在しないシート区域に与えることができる。

【００１７】さらに、図３に示すように、ラベル３の周囲にミシン線５を穿孔しておけば、これを印字装置で読み取って情報とし、ラベルの中に美しく印字することができる。

【００１８】情報を担持させるのは、印字装置で読取可能であればシートおよび／またはラベルの表でも裏でも双方でもよい。

【００１９】

【考案の効果】

本考案のラベルシートは、ラベル上あるいはラベルの存在しないシート上に、予めラベルに関する情報を印字装置によって読取可能な形態で担持させてあるから、印字装置によって任意のラベルシートを用いて、ラベル中に美しく印字することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】現在市販されている一般のラベルシートの平
面図である。

【図２】本考案のラベルシートの一例を示す平面図で
ある。

【図３】本考案のラベルシートの他の例を示す平面図
である。

【符号の説明】

１ラベルシート２シート３ラベル４ａ，４ｂ，４ｃ情報区域５ミシン線

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】複数のラベルが剥離可能に貼付されたラベ
ルシートであって、ラベル上にまたはラベルが貼付され
ていないシート部分上に、印字装置により自動的に読取
可能なラベルに関する情報を有するラベルシート。
【請求項２】前記ラベルに関する情報は、印字装置への
ラベルシートの挿入方向に見て最先頭のラベルの前方ま
たは側方にある請求項１に記載のラベルシート。
【請求項３】前記ラベルに関する情報は、ラベルの形
状、サイズ、枚数および位置である請求項１または２に
記載のラベルシート。
【請求項４】前記ラベルに関する情報は、無色または有
色の塗料で形成されたものである請求項１〜３のいずれ
かに記載のラベルシート。
【請求項５】前記ラベルに関する情報は、ミシン線であ
る請求項１〜４のいずれかに記載のラベルシート。