JP3032240U - 配管の継手部材 - Google Patents

配管の継手部材

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JP3032240U JP1996003467U JP346796U JP3032240U JP 3032240 U JP3032240 U JP 3032240U JP 1996003467 U JP1996003467 U JP 1996003467U JP 346796 U JP346796 U JP 346796U JP 3032240 U JP3032240 U JP 3032240U
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清 矢島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地中に埋設されている既設配管の一部を分岐
管接続のため切除した後、その切除分離された双方の既
設配管の相互間に、既設配管を湾曲せしめることなく、
継手部材を容易かつ円滑に接続することができる継手部
材の提供。 【解決手段】 地中で切離された一対の既設配管のそれ
ぞれを嵌入する第1の主管嵌入部及び第2の主管嵌入部
を形成する配管の継手部材において、上記第1の主管嵌
入部の嵌入軸長を、第2の主管嵌入部の嵌入軸長の約2
倍の長さとし、さらに第1の主管嵌入部と第2の主管嵌
入部との境界部に、それら主管嵌入部内に嵌入される既
設配管の嵌入長を規制するための突条を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば地中に埋設されている既設の給水管、排水管 ガス管等の既 設配管に、分岐管、中継管等を接続するために使用する配管の継手部材に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば地中に埋設されている既設の給水管、排水管、あるいはガス管等(以下 これらを既設配管と称す)の所望個所に分岐管あるいは中継管を接続して、給排 水路又はガス路を追加又は変更するための配管工事を必要とすることがある。
【0003】 このように既設配管の一部に分岐管等を接続する従来の配管工事に際しては、 図4で示すように先ず最初に既設配管1が埋設されている所望の個所を掘って既 設配管の一部を露出させ、次いでこの露出部に分岐管を接続するため、該露出部 の一部を切除して、切除管2を切り離す(図4参照)。
【0004】 このとき、既設配管1から切除管2を切り離さなければならない切除管2の長 さ(イ)は、図5で示す継手部材3の大きさ(長さ)に関係する。
【0005】 つまり従来の一般的な継手部材3の全長(ロ)は、既設配管1の外径寸法(ハ )の約4.5〜5倍に設定されており、さらに継手部材3の両側端部に形成され ている接続管嵌入部5の嵌入軸長(ニ)は、接続管と継手部材3との嵌入強度( 接続強度)を確保するために接続管の外径の約1.5倍となるように設定されて いる。また継手部材3の内部には、接続管の嵌入位置を規制するための突条4が 双方の接続管嵌入部5の先端部に設けられている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
従って以上の説明で判るように、上記切除管2の長さは、継手部材3の全長( ロ)から双方の嵌入軸長(ニ)つまり2倍の嵌入軸長(ニ)を引いた長さとなる 。
【0007】 そして上記長さ(イ)の寸法で切除管2を除去した後、一方の既設配管1の切 断端部を継手部材3の一方の嵌入部5内に嵌合接着させ(図5参照)、次いで他 方の既設配管1の切断端部を継手部材3の他方の嵌入部5内に嵌合して図6で示 すように既設配管1の途中に継手部材3を接続しようとするものである。ところ が、この継手部材3と他方の既設配管1との接続時において他方の既設配管1の 切断端面を、継手部材3の他方の嵌入部5の開口端までずらさなければその切断 端部を嵌入部5内へ嵌入することができず、このために他方の配管1を大幅に湾 曲(屈曲)させなければならないことになる。
【0008】 地中に埋設されている既設配管を大幅に湾曲させることは不可能であるから、 自ずと既設配管1を余計に地中から掘り出さなければならず、既設配管の掘り出 し作業に手間がかかる。
【0009】 また既設配管1が樹脂製である場合は、その既設配管を比較的容易に湾曲させ ることができるが、既設配管1が金属製、特に鋼管である場合は、その湾曲作業 が困難又は不可能であって、分岐管の接続作業が不可能な場合もある。
【0010】 本考案は、かかることに着目してなされたもので、地中に埋設されている既設 配管の一部を分岐管接続のため切除した後、その切除分離された双方の既設配管 の相互間に、既設配管を湾曲せしめることなく、継手部材を容易かつ円滑に接続 することができる継手部材の提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案では、地中で切離された一対の既設配管のそ れぞれを嵌入する第1の主管嵌入部及び第2の主管嵌入部を形成する配管の継手 部材において、上記第1の主管嵌入部の嵌入軸長を、第2の主管嵌入部の嵌入軸 長の約2倍の長さとし、さらに第1の主管嵌入部と第2の主管嵌入部との境界部 に、それら主管嵌入部内に嵌入される既設配管の嵌入長を規制するための突条を 設けた継手部材であることを特徴としている。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下に図面で示した実施形態により本考案を説明する。
【0013】 なお既存の配管の材質として、給水管、排水管の場合は、一般的にポリエチレ ン、塩化ビニール等による樹脂製であり、またガス管の場合は、金属管又は特殊 な樹脂管が採用されているが、以下の説明では、配管及びその継手が樹脂製であ るものとして説明し、また配管と継手部材との固定手段としては、接着剤、熱溶 着、螺着等の適宜公知の接着手段を採用して固定するものとする。
【0014】 図1において、11は継手部材であって、この継手部材11は、同一軸線(Y )上の左右対称位置の一方に第1の主管嵌入部12が開口されており、その他方 には第2の主管嵌入部13が開口されている。第1の主管嵌入部12と第2の主 管嵌入部13との間には、上記軸線と直交方向に開口する分岐管嵌入部14が形 成されている。
【0015】 上記第1、第2の主管嵌入部12,13の内径は接続すべき既設配管15の外 径と略等しい寸法に設定されていて、既設配管15を第1の主管嵌入部12及び 第2の主管嵌入部13内に嵌入したとき、その既設配管15は第1、第2の主管 嵌入部12,13内に密嵌合されるものである。同様にして分岐管嵌入部14の 内径も分岐管16の外径と略等しい寸法に設定されている。
【0016】 次に第1の主管嵌入部12と第2の主管嵌入部13の軸長(嵌合代)寸法につ いて説明する。
【0017】 第1及び第2の主管嵌入部12,13に嵌合する既設配管15の外径を(R) とするとき、第2の主管嵌入部13の軸長寸法(L1)は規定により、既設配管 15の外径(R)の1.5倍に設定し、第2の主管嵌入部13の開口縁より軸長 寸法(L1)位置の内周面に接続管の嵌入位置を規制するための位置決め用突条 16を設ける。
【0018】 その位置決め用突条16より第1の主管嵌入部12の開口縁に向って軸長寸法 (L2)の第1の主管嵌入部12を形成するが、この第1の主管嵌入部12の軸 長寸法(L2)は既設配管15の外径(R)の約2倍であることが望ましい。
【0019】 軸長寸法(L2)が既設配管15の外径(R)の約2倍とする理由は、後述説 明で判るが、その軸長寸法(L2)が既設配管15の外径(R)の約2倍以下で あると、第1の主管嵌入部12内における既設配管15の嵌合代が不足し、所定 の接着強度を有する管接続ができない。また軸長寸法(L2)が既設配管15の 外径(R)の約2倍以上では、意味のない接着強度となり、その上継手部材が大 型化されて材料無駄が生じるからである。
【0020】 なお分岐管嵌入部14の軸長寸法(X)は周知のように分岐管17の外径(R )の1.5倍に設定し、その内周面に分岐管17の嵌入位置を規制するための位 置決め用突条18を設けている。
【0021】 以上が継手部材の構成であるが、次にその継手部材を使用して既設配管15に 分岐管17を接続する作業手順を説明する。
【0022】 先ず、埋設されている既設配管15の所望個所を露出させ、該露出部において 、既設配管15の一部を、その既設配管15の外径(R)の約1.5倍長さ、あ るいは1.5倍強の長さで切除管15Aを切り取る(図1参照)。
【0023】 次に上記継手部材の第1の主管嵌入部12側より、その継手部材内部に向けて 、切り離された一方の既設配管15Bの一端部を挿入し、その一方の既設配管1 5Bの先端が位置決め用突条16に当接されるまで押し込む(図2参照)。
【0024】 このとき、他方の既設配管15Cの先端は、前記切除管15Aの切除寸法の設 定により継手部材の第2の主管嵌入部13の開口縁と衝突(衝合)されることが なく、従って一方の既設配管15Bを既に嵌入している継手部材の軸線と他方の 既設配管15Cの軸線とを一致させることができる。
【0025】 次いで、一方の既設配管15Bを嵌入している継手部材をその一方の既設配管 15Bから抜くようにして他方の既設配管15C方向へ移動しながら、他の既設 配管15Cの端部を継手部材の第2の主管嵌入部13内へ嵌入し、他方の既設配 管15Cの先端を位置決め用突条16に当接させる。この継手部材の動作によっ て一方の既設配管15B及び他方の既設配管15Cの切り離し端部は、所望の嵌 合代寸法で継手部材と嵌合され、しかる後分岐管嵌入部14内に所定の分岐管1 7を嵌入した後に適宜接着手段、例えば可熱溶着手段等を用いて可熱溶着すれば 、既設配管15に対して分岐管17の接続が完了する。尚上記の実施形態では、 既設存配管に分岐管を接続するための継手部材として説明したが、これに限られ るものではなく、例えば既設配管の一部の破損等でその既設配管の一部を切除補 修しなければならないような時に一部を切除した既設配管とそれに継ぎたす補修 管とを直に接続するために使用する直管接続用の継手部材に上記継手部材の構成 を応用することもできる。
【0026】
【考案の効果】
このように本考案によれば、既設配管に分岐管を接続するために用いる継手部 材を、2分された双方の既設配管の相互間に介在接続に当り、2分された既設配 管を湾曲させることなく、継手部材を、その軸方向へ移動する単純な取付け作業 で双方の既設配管の相互間に介在せしめることができ、これによって既設配管へ の分岐管の接続作業がきわめて容易かつ円滑に行なうことができる。従って、上 記継手部材を用いることで既設配管の分岐作業あるいは中継管の接続作業が著し く向上されるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案よりなる配管継手部材の実施形態を示し
た断面説明図。
【図2】本考案よりなる配管継手部材を使用する配管接
続過程の説明図。
【図3】本考案よりなる配管継手部材を使用する配管接
続完了時の説明図。
【図4】従来の分岐管接続時の説明図。
【図5】従来の継手部材を使用する分岐管接続時の説明
図。
【図6】従来の継手部材を使用する分岐管接続完了時の
説明図。
【符号の説明】
11…継手部材 12…第1の主管嵌
入部 13…第2の主管嵌入部 14…分岐管嵌入部 15…既設配管 16…位置決め用突
条 17…分岐管 18…位置決め用突

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中で切断された双方の既設配管のそれ
    ぞれを嵌入する第1の主管嵌入部(12)及び第2の主
    管嵌入部(13)を形成する配管継手部材において、上
    記第1の主管嵌入部(12)の嵌入軸長(L2)を、第
    2の主管嵌入部(13)の嵌入軸長(L1)の約2倍に
    設定し、さらに上記第1の主管嵌入部(12)と第2の
    主管嵌入部(13)との境界部にそれら双方の嵌入部内
    に嵌入される既設配管の嵌入長さ規制するための位置決
    め突条(16)を設けたことを特徴とする配管の継手部
    材。
JP1996003467U 1996-04-25 1996-04-25 配管の継手部材 Expired - Lifetime JP3032240U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017072888A1 (ja) * 2015-10-28 2018-08-16 ミライアル株式会社 樹脂製管継手、配管及び、配管の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2017072888A1 (ja) * 2015-10-28 2018-08-16 ミライアル株式会社 樹脂製管継手、配管及び、配管の製造方法

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