JP3032197B1 - カラ―フィルタおよび光学的表示装置 - Google Patents
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- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
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- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/1335—Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
- G02F1/133509—Filters, e.g. light shielding masks
- G02F1/133514—Colour filters
-
- G—PHYSICS
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- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/133388—Constructional arrangements; Manufacturing methods with constructional differences between the display region and the peripheral region
Abstract
【要約】
【課題】 ブラックマスクの製造工程を省いて、低コス
トを図ると共に、表示時の外観に優れた光学表示装置用
のカラーフィルタを提供する。 【解決手段】 光学表示部の非表示面を覆う、カラーフ
ィルタ外枠部１５ｂを、各表示画素に対応するカラーフ
ィルタ表示部１５ａの各カラーフィルタ絵素１５ａ1 、
１５ａ2 、１５ａ3 に用いた三色における、少なくとも
二色を用いた各外枠カラーフィルタ絵素１５ｂ1 、１５
ｂ2 、１５ｂ3 を有して設ける。互いに色の異なる各外
枠カラーフィルタ絵素１５ｂ1 、１５ｂ2 、１５ｂ3 の
面積比は、各外枠カラーフィルタ絵素１５ｂ1 、１５ｂ
2 、１５ｂ3 に用いた各色に対応する各カラーフィルタ
絵素１５ａ1 、１５ａ2 、１５ａ3 の面積比と異なるよ
うに設定する。
トを図ると共に、表示時の外観に優れた光学表示装置用
のカラーフィルタを提供する。 【解決手段】 光学表示部の非表示面を覆う、カラーフ
ィルタ外枠部１５ｂを、各表示画素に対応するカラーフ
ィルタ表示部１５ａの各カラーフィルタ絵素１５ａ1 、
１５ａ2 、１５ａ3 に用いた三色における、少なくとも
二色を用いた各外枠カラーフィルタ絵素１５ｂ1 、１５
ｂ2 、１５ｂ3 を有して設ける。互いに色の異なる各外
枠カラーフィルタ絵素１５ｂ1 、１５ｂ2 、１５ｂ3 の
面積比は、各外枠カラーフィルタ絵素１５ｂ1 、１５ｂ
2 、１５ｂ3 に用いた各色に対応する各カラーフィルタ
絵素１５ａ1 、１５ａ2 、１５ａ3 の面積比と異なるよ
うに設定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示品位を向上で
きるカラーフィルタおよびそれを用いた光学的表示装置
に関するものである。
きるカラーフィルタおよびそれを用いた光学的表示装置
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、カラー液晶表示器に使用する
カラーフィルタは、例えば、特開平８−２１９９２号公
報に開示されているように、透明支持体上に、赤（以
下、Ｒと称す）、緑（以下、Ｇと称す）、青（以下、Ｂ
と称す）のストライプパターンもしくはドットパターン
が、各カラーフィルタ絵素の着色層としてそれぞれ有し
ている。
カラーフィルタは、例えば、特開平８−２１９９２号公
報に開示されているように、透明支持体上に、赤（以
下、Ｒと称す）、緑（以下、Ｇと称す）、青（以下、Ｂ
と称す）のストライプパターンもしくはドットパターン
が、各カラーフィルタ絵素の着色層としてそれぞれ有し
ている。
【０００３】各カラーフィルタ絵素の間隙および表示部
外縁に沿って形成される額縁部（外枠部）には、コント
ラストの向上や、表示品位の改善を目的として、ブラッ
クマスク（ブラックマトリクスとも称す）が配置されて
いる。
外縁に沿って形成される額縁部（外枠部）には、コント
ラストの向上や、表示品位の改善を目的として、ブラッ
クマスク（ブラックマトリクスとも称す）が配置されて
いる。
【０００４】このブラックマスクは、黒表示時と同じ黒
を表現するためのものであり、黒ペースト層またはメタ
ル層をパターニングすることにより形成されている。さ
らに、これらのＲ、Ｇ、Ｂのストライプ等のパターンの
上に、アクリル等の透明性の優れた樹脂を塗布し、これ
をオーバーコート層としている場合もある。
を表現するためのものであり、黒ペースト層またはメタ
ル層をパターニングすることにより形成されている。さ
らに、これらのＲ、Ｇ、Ｂのストライプ等のパターンの
上に、アクリル等の透明性の優れた樹脂を塗布し、これ
をオーバーコート層としている場合もある。
【０００５】このようなカラーフィルタにおいて、コス
ト低減のために、ブラックマスク製造工程を削減するこ
とが考えられた。通常、ブラックマスク製造工程を削減
する方法としては、図２０に示すように、額縁部３０と
して、表示部である絵素部３１に用いているＲ、Ｇ、Ｂ
の各カラーフィルタ絵素３１ａ、３１ｂ、３１ｃと同一
の着色層であるＲとＢ、またはＲとＧとＢとを互いに重
ね合わせて、それらの重ね部分を黒く表示させることに
よって、額縁部３１を形成することが知られている。
ト低減のために、ブラックマスク製造工程を削減するこ
とが考えられた。通常、ブラックマスク製造工程を削減
する方法としては、図２０に示すように、額縁部３０と
して、表示部である絵素部３１に用いているＲ、Ｇ、Ｂ
の各カラーフィルタ絵素３１ａ、３１ｂ、３１ｃと同一
の着色層であるＲとＢ、またはＲとＧとＢとを互いに重
ね合わせて、それらの重ね部分を黒く表示させることに
よって、額縁部３１を形成することが知られている。
【０００６】しかしながら、色を互いに重ね合わせて黒
く表示する、上記従来の方法では、重ね合わせた分だけ
厚くなり、駆動側に対して絵素部３１と額縁部３０との
間において、図２０に示す矢印３２にて示すギャップ差
が生じ、セル厚が不均一になる。このため、絵素部３１
における、額縁部３０に近接する部分では、光量が中央
部と比較して少なくなり、絵素部３１での表示品位が劣
化するという問題を招来している。
く表示する、上記従来の方法では、重ね合わせた分だけ
厚くなり、駆動側に対して絵素部３１と額縁部３０との
間において、図２０に示す矢印３２にて示すギャップ差
が生じ、セル厚が不均一になる。このため、絵素部３１
における、額縁部３０に近接する部分では、光量が中央
部と比較して少なくなり、絵素部３１での表示品位が劣
化するという問題を招来している。
【０００７】そこで、段差によるセル厚の不均一を解消
すべく、絵素と同ピッチ幅のストライプを延長させたも
のを額縁部として形成する方法も考えられるが、画素線
幅のピッチと同じ帯状の線が視認され、表示品位が劣化
するという問題を生じている（ストライプの幅が大き
く、また、画素に対応する各絵素と同ピッチのため、容
易に視認される）。
すべく、絵素と同ピッチ幅のストライプを延長させたも
のを額縁部として形成する方法も考えられるが、画素線
幅のピッチと同じ帯状の線が視認され、表示品位が劣化
するという問題を生じている（ストライプの幅が大き
く、また、画素に対応する各絵素と同ピッチのため、容
易に視認される）。
【０００８】上記問題を回避するために、特開平１０−
６２７６８号公報では、上記額縁部での、各色に対応す
る各絵素のピッチや線幅を１００μｍ以下にそれぞれ設
定して、表示品位の向上を図ることが考えられている。
６２７６８号公報では、上記額縁部での、各色に対応す
る各絵素のピッチや線幅を１００μｍ以下にそれぞれ設
定して、表示品位の向上を図ることが考えられている。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
カラーフィルタでは、互いに異なる各色に対応する各絵
素の各幅が互いに同一に設定されているため、それらの
面積比が１：１：１となって、額縁部における色の発現
が一通りとなる。このことから、上記従来では、額縁部
と表示部との間、もしくは額縁部とカラー液晶表示器の
筐体との間での、色のバランスが崩れて、カラー液晶表
示器の作動時における美観を劣化させるときがあるとい
う問題点を生じている。
カラーフィルタでは、互いに異なる各色に対応する各絵
素の各幅が互いに同一に設定されているため、それらの
面積比が１：１：１となって、額縁部における色の発現
が一通りとなる。このことから、上記従来では、額縁部
と表示部との間、もしくは額縁部とカラー液晶表示器の
筐体との間での、色のバランスが崩れて、カラー液晶表
示器の作動時における美観を劣化させるときがあるとい
う問題点を生じている。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカラーフィ
ルタは、以上の課題を解決するために、表示画素による
光の断接により画像を表示するための表示面部に対面し
て、上記画像をカラー表示するためのカラーフィルタ表
示部が、表示画素に対応して三色の各カラーフィルタ絵
素をそれぞれ有して設けられ、上記表示面部の周囲から
外方に延出した非表示面部に対面するカラーフィルタ外
枠部が、各カラーフィルタ絵素に用いた色における、少
なくとも二色を用いた各外枠カラーフィルタ絵素をそれ
ぞれ有して設けられ、互いに異なる色の上記各外枠カラ
ーフィルタ絵素の面積比は、各外枠カラーフィルタ絵素
に用いた各色に対応する各カラーフィルタ絵素の面積比
と異なるように設定されていることを特徴としている。
ルタは、以上の課題を解決するために、表示画素による
光の断接により画像を表示するための表示面部に対面し
て、上記画像をカラー表示するためのカラーフィルタ表
示部が、表示画素に対応して三色の各カラーフィルタ絵
素をそれぞれ有して設けられ、上記表示面部の周囲から
外方に延出した非表示面部に対面するカラーフィルタ外
枠部が、各カラーフィルタ絵素に用いた色における、少
なくとも二色を用いた各外枠カラーフィルタ絵素をそれ
ぞれ有して設けられ、互いに異なる色の上記各外枠カラ
ーフィルタ絵素の面積比は、各外枠カラーフィルタ絵素
に用いた各色に対応する各カラーフィルタ絵素の面積比
と異なるように設定されていることを特徴としている。
【００１１】上記の構成によれば、表示面部の周囲から
外方に延出した非表示面部に対面するカラーフィルタ外
枠部を設けたことにより、表示面部における外縁周辺部
の表示画素に対しても、安定して光を供給できるので、
表示面部でのカラー表示を安定化できる。
外方に延出した非表示面部に対面するカラーフィルタ外
枠部を設けたことにより、表示面部における外縁周辺部
の表示画素に対しても、安定して光を供給できるので、
表示面部でのカラー表示を安定化できる。
【００１２】また、上記構成では、カラーフィルタ外枠
部が、各カラーフィルタ絵素に用いた色における、少な
くとも二色を用いた各外枠カラーフィルタ絵素をそれぞ
れ有して設けられているので、カラーフィルタ外枠部
を、カラーフィルタ表示部における各カラーフィルタ絵
素の形成時に、同時に形成することができる。このこと
から、従来のような、カラーフィルタ外枠部でのブラッ
クマスクの形成を省くことができると共に、カラーフィ
ルタ外枠部の形成を簡素化できる。
部が、各カラーフィルタ絵素に用いた色における、少な
くとも二色を用いた各外枠カラーフィルタ絵素をそれぞ
れ有して設けられているので、カラーフィルタ外枠部
を、カラーフィルタ表示部における各カラーフィルタ絵
素の形成時に、同時に形成することができる。このこと
から、従来のような、カラーフィルタ外枠部でのブラッ
クマスクの形成を省くことができると共に、カラーフィ
ルタ外枠部の形成を簡素化できる。
【００１３】その上、上記構成では、互いに異なる色の
上記各外枠カラーフィルタ絵素の面積比を、各外枠カラ
ーフィルタ絵素に用いた各色に対応する各カラーフィル
タ絵素の面積比と異なるように設定したことにより、カ
ラーフィルタ外枠部において発現する色を任意に設定す
ることができる。これにより、上記構成では、画像を表
示するための表示面部と、非表示面部とを互いに面一に
て有する、例えば、カラー液晶表示器等の光学的表示装
置に適用した場合、上記光学的表示装置における作動時
の、表示面部およびその周囲での外観を改善することが
できる。
上記各外枠カラーフィルタ絵素の面積比を、各外枠カラ
ーフィルタ絵素に用いた各色に対応する各カラーフィル
タ絵素の面積比と異なるように設定したことにより、カ
ラーフィルタ外枠部において発現する色を任意に設定す
ることができる。これにより、上記構成では、画像を表
示するための表示面部と、非表示面部とを互いに面一に
て有する、例えば、カラー液晶表示器等の光学的表示装
置に適用した場合、上記光学的表示装置における作動時
の、表示面部およびその周囲での外観を改善することが
できる。
【００１４】上記カラーフィルタにおいては、上記各外
枠カラーフィルタ絵素の面積比は、ブラックマスク用の
メタル層に関する光学特性に基づいて設定されているこ
とが好ましい。上記構成によれば、カラーフィルタ外枠
部を、メタルブラックマスクに劣らない反射率特性が得
られ、カラーフィルタ外枠部における着色を目立たなく
できる。
枠カラーフィルタ絵素の面積比は、ブラックマスク用の
メタル層に関する光学特性に基づいて設定されているこ
とが好ましい。上記構成によれば、カラーフィルタ外枠
部を、メタルブラックマスクに劣らない反射率特性が得
られ、カラーフィルタ外枠部における着色を目立たなく
できる。
【００１５】上記カラーフィルタでは、上記各外枠カラ
ーフィルタ絵素のピッチは、１００μｍ以下であること
が好ましい。上記構成によれば、各外枠カラーフィルタ
絵素のピッチは、１００μｍ以下に設定することによ
り、隣り合う各外枠カラーフィルタ絵素を個々に識別で
きなくなるので、カラーフィルタ外枠部の外観を向上で
きる。
ーフィルタ絵素のピッチは、１００μｍ以下であること
が好ましい。上記構成によれば、各外枠カラーフィルタ
絵素のピッチは、１００μｍ以下に設定することによ
り、隣り合う各外枠カラーフィルタ絵素を個々に識別で
きなくなるので、カラーフィルタ外枠部の外観を向上で
きる。
【００１６】上記カラーフィルタでは、各外枠カラーフ
ィルタ絵素の配列の各間隔が互いに異なるように設定さ
れていてもよい。上記構成によれば、上記設定によっ
て、カラーフィルタ外枠部において発現する色を任意に
設定することができる。これにより、上記構成では、画
像を表示するための表示面部と、非表示面部とを互いに
面一にて有する、例えば、カラー液晶表示器等の光学的
表示装置に適用した場合、上記光学的表示装置における
作動時の、表示面部およびその周囲での外観を改善する
ことができる。
ィルタ絵素の配列の各間隔が互いに異なるように設定さ
れていてもよい。上記構成によれば、上記設定によっ
て、カラーフィルタ外枠部において発現する色を任意に
設定することができる。これにより、上記構成では、画
像を表示するための表示面部と、非表示面部とを互いに
面一にて有する、例えば、カラー液晶表示器等の光学的
表示装置に適用した場合、上記光学的表示装置における
作動時の、表示面部およびその周囲での外観を改善する
ことができる。
【００１７】上記カラーフィルタにおいて、カラーフィ
ルタ外枠部は、各外枠カラーフィルタ絵素の面積比によ
り、各カラーフィルタ絵素が有する光学特性の範囲内
で、任意の光学特性を有するように形成されていてもよ
い。
ルタ外枠部は、各外枠カラーフィルタ絵素の面積比によ
り、各カラーフィルタ絵素が有する光学特性の範囲内
で、任意の光学特性を有するように形成されていてもよ
い。
【００１８】上記構成によれば、カラーフィルタ外枠部
の色を、各カラーフィルタ絵素が有する光学特性の範囲
内で、任意に設定できるので、例えば、カラー液晶表示
器等の光学的表示装置に適用した場合、上記光学的表示
装置における作動時の、表示面部およびその周囲での外
観を改善することができる。
の色を、各カラーフィルタ絵素が有する光学特性の範囲
内で、任意に設定できるので、例えば、カラー液晶表示
器等の光学的表示装置に適用した場合、上記光学的表示
装置における作動時の、表示面部およびその周囲での外
観を改善することができる。
【００１９】本発明の光学的表示装置は、上記のいずれ
かのカラーフィルタを有することを特徴としている。上
記構成によれば、画像を表示するための表示面部と、非
表示面部とを互いに面一にて有する、例えば、カラー液
晶表示器等の光学的表示装置に対し、上記カラーフィル
タを用いた場合、上記光学的表示装置における作動時
の、表示面部およびその周囲での外観を改善することが
できる。
かのカラーフィルタを有することを特徴としている。上
記構成によれば、画像を表示するための表示面部と、非
表示面部とを互いに面一にて有する、例えば、カラー液
晶表示器等の光学的表示装置に対し、上記カラーフィル
タを用いた場合、上記光学的表示装置における作動時
の、表示面部およびその周囲での外観を改善することが
できる。
【００２０】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図１
ないし図１９に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。本発明に係るカラーフィルタは、光学的表示装置と
しての、例えば図２に示す、透過型カラー表示のアクテ
ィブマトリクス（以下、ＡＭと略す）の液晶表示装置
（以下、ＬＣＤと略す）に用いられている。まず、この
ＬＣＤについて以下に説明する。
ないし図１９に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。本発明に係るカラーフィルタは、光学的表示装置と
しての、例えば図２に示す、透過型カラー表示のアクテ
ィブマトリクス（以下、ＡＭと略す）の液晶表示装置
（以下、ＬＣＤと略す）に用いられている。まず、この
ＬＣＤについて以下に説明する。
【００２１】ＬＣＤでは、厚さ３〜１０μｍの液晶層１
が、透明電極２と液晶配向膜３をそれぞれ備えたＡＭ基
板２と、これに対向するカラーフィルタ基板３との間に
サンドイッチ（挟持）されている。ＡＭ基板２およびカ
ラーフィルタ基板３における、液晶層１との当接面に
は、それぞれ液晶配向膜４が張り付けられている。ま
た、ＬＣＤにおいては、液晶層１は、その外周部がシー
ル材／封止材５により気密封着されて、セル構造を有し
ている。
が、透明電極２と液晶配向膜３をそれぞれ備えたＡＭ基
板２と、これに対向するカラーフィルタ基板３との間に
サンドイッチ（挟持）されている。ＡＭ基板２およびカ
ラーフィルタ基板３における、液晶層１との当接面に
は、それぞれ液晶配向膜４が張り付けられている。ま
た、ＬＣＤにおいては、液晶層１は、その外周部がシー
ル材／封止材５により気密封着されて、セル構造を有し
ている。
【００２２】ＬＣＤでは、液晶層１の厚さに相当するセ
ル構造のギャップは、液晶層１内に添加したスペーサ６
の直径によって制御されている。なお、本実施の形態で
は、球状のスペーサ６を用いた例を挙げたが、上記スペ
ーサ６に代えて、柱状のスペーサをＡＭ基板２およびカ
ラーフィルタ基板３のどちらか一方の透明支持体上に設
置されていてもよい。
ル構造のギャップは、液晶層１内に添加したスペーサ６
の直径によって制御されている。なお、本実施の形態で
は、球状のスペーサ６を用いた例を挙げたが、上記スペ
ーサ６に代えて、柱状のスペーサをＡＭ基板２およびカ
ラーフィルタ基板３のどちらか一方の透明支持体上に設
置されていてもよい。
【００２３】また、ＡＭ基板２、およびカラーフィルタ
基板３の外側には、それぞれ、液晶層１により偏光した
光を断接するための偏光板７が張り付けられている。な
お、反射タイプのＬＣＤの場合には、一方の偏光板７に
光反射フィルムが一体化されている。
基板３の外側には、それぞれ、液晶層１により偏光した
光を断接するための偏光板７が張り付けられている。な
お、反射タイプのＬＣＤの場合には、一方の偏光板７に
光反射フィルムが一体化されている。
【００２４】ＡＭ基板２には、ａ−Ｓｉ型ＴＦＴ（Thin
-Film Transistor) や、ｐ−Ｓｉ型ＴＦＴ、ＭＩＭ型Ｔ
ＦＤ（Thin-Film Diode)などのスイッチング素子８が、
ＡＭ基板２のガラス基板９面にマトリクス状に配置、形
成されており、さらに、個々のスイッチング素子８に
は、透明画素電極１０がそれぞれ一対となって結合され
ている。よって、スイッチング素子８および透明画素電
極１０は、ガラス基板９と液晶配向膜４との間に挟まれ
ている。
-Film Transistor) や、ｐ−Ｓｉ型ＴＦＴ、ＭＩＭ型Ｔ
ＦＤ（Thin-Film Diode)などのスイッチング素子８が、
ＡＭ基板２のガラス基板９面にマトリクス状に配置、形
成されており、さらに、個々のスイッチング素子８に
は、透明画素電極１０がそれぞれ一対となって結合され
ている。よって、スイッチング素子８および透明画素電
極１０は、ガラス基板９と液晶配向膜４との間に挟まれ
ている。
【００２５】なお、パッシィブマトリクス（ＰＭ）ＬＣ
Ｄの場合には、図示しないが、上記ＡＭ基板２に相当す
るＰＭ基板は、ガラス基板に透明電極のみがストライプ
状に形成された構成となっている。
Ｄの場合には、図示しないが、上記ＡＭ基板２に相当す
るＰＭ基板は、ガラス基板に透明電極のみがストライプ
状に形成された構成となっている。
【００２６】また、ＬＣＤでは、カラー表示において、
十分な明るさを確保するために、バックライト１１が設
けられ、かつ、各スイッチング素子８を駆動するための
駆動部１２が設けられている。
十分な明るさを確保するために、バックライト１１が設
けられ、かつ、各スイッチング素子８を駆動するための
駆動部１２が設けられている。
【００２７】一方、カラーフィルタ基板３には、ＡＭ基
板２の各透明画素電極１０に対向するように全体一体電
極としての透明共通電極１３が、液晶配向膜４とカラー
フィルタ基板３のガラス基板１４との間に設けられてい
る。
板２の各透明画素電極１０に対向するように全体一体電
極としての透明共通電極１３が、液晶配向膜４とカラー
フィルタ基板３のガラス基板１４との間に設けられてい
る。
【００２８】そして、カラーフィルタ基板３には、各透
明画素電極１０にそれぞれ対応するように、三原色ＲＧ
Ｂからなる着色層（後述）を絵素としてそれぞれ有す
る、長方形状のカラーフィルタ１５が、透明共通電極１
３とガラス基板１４との間に挟まれるように、マトリク
ス状にそれぞれ配置、形成されている。また、カラーフ
ィルタ基板３においては、各カラーフィルタ１５間、お
よびカラーフィルタ１５の各着色パターン間の隙間を遮
光するためのブラックマスクをそれぞれ形成してもよ
い。
明画素電極１０にそれぞれ対応するように、三原色ＲＧ
Ｂからなる着色層（後述）を絵素としてそれぞれ有す
る、長方形状のカラーフィルタ１５が、透明共通電極１
３とガラス基板１４との間に挟まれるように、マトリク
ス状にそれぞれ配置、形成されている。また、カラーフ
ィルタ基板３においては、各カラーフィルタ１５間、お
よびカラーフィルタ１５の各着色パターン間の隙間を遮
光するためのブラックマスクをそれぞれ形成してもよ
い。
【００２９】このようなカラーフィルタ１５や、液晶層
１における表示面方向の断面積は、各透明画素電極１０
による表示部より、大きな面積を有するように形成され
ている。これにより、上記表示部の周辺部による表示画
像が、表示部の中央部より暗くなることを防止できて、
表示画像の品位の劣化を回避できる。
１における表示面方向の断面積は、各透明画素電極１０
による表示部より、大きな面積を有するように形成され
ている。これにより、上記表示部の周辺部による表示画
像が、表示部の中央部より暗くなることを防止できて、
表示画像の品位の劣化を回避できる。
【００３０】したがって、上記カラーフィルタ１５は、
図１に示すように、矩形状のカラーフィルタ表示部１５
ａと、カラーフィルタ表示部１５ａの各周囲からそれぞ
れ外方に延出するように形成されたカラーフィルタ外枠
部１５ｂとを、それらの表面が互いに面一となるように
有していることになる。
図１に示すように、矩形状のカラーフィルタ表示部１５
ａと、カラーフィルタ表示部１５ａの各周囲からそれぞ
れ外方に延出するように形成されたカラーフィルタ外枠
部１５ｂとを、それらの表面が互いに面一となるように
有していることになる。
【００３１】図では、カラーフィルタ１５の角部のみを
示している。また、図１では、カラーフィルタ１５にお
ける各カラーフィルタ絵素１５ａ1 、１５ａ2 、１５ａ
3 および各外枠カラーフィルタ絵素１５ｂ1 、１５
ｂ2 、１５ｂ3 は、ストライプ状に形成されたものを例
示している。
示している。また、図１では、カラーフィルタ１５にお
ける各カラーフィルタ絵素１５ａ1 、１５ａ2 、１５ａ
3 および各外枠カラーフィルタ絵素１５ｂ1 、１５
ｂ2 、１５ｂ3 は、ストライプ状に形成されたものを例
示している。
【００３２】ところで、従来のように、図３に示すカラ
ーフィルタ２５において、カラーフィルタ外枠部２５ｂ
におけるストライプ状の各外枠用絵素２５ｂ1 、２５ｂ
2 、２５ｂ3 の幅を、カラーフィルタ表示部２５ａの表
示画素に対応する各表示用絵素２５ａ1 、２５ａ2 、２
５ａ3 の幅と同じ、１０１μｍ以上である１５０μｍに
設定したところ（各外枠用絵素の線幅比は１：１：
１）、カラーフィルタ外枠部２５ｂにおいて、目視上に
て、ストライプ線が確認できた。
ーフィルタ２５において、カラーフィルタ外枠部２５ｂ
におけるストライプ状の各外枠用絵素２５ｂ1 、２５ｂ
2 、２５ｂ3 の幅を、カラーフィルタ表示部２５ａの表
示画素に対応する各表示用絵素２５ａ1 、２５ａ2 、２
５ａ3 の幅と同じ、１０１μｍ以上である１５０μｍに
設定したところ（各外枠用絵素の線幅比は１：１：
１）、カラーフィルタ外枠部２５ｂにおいて、目視上に
て、ストライプ線が確認できた。
【００３３】そこで、本実施例１として、図１に示すよ
うに、カラーフィルタ外枠部１５ｂにおけるＲ、Ｇ、Ｂ
の各ストライプ状の各外枠カラーフィルタ絵素１５
ｂ1 、１５ｂ2 、１５ｂ3 の線幅比率を、それぞれ２５
μｍ、２５μｍ、５０μｍという１００μｍ以下の線
幅、ピッチ（各絵素の繰り返し間隔）、および線幅比率
を上記従来や、カラーフィルタ表示部１５ａの各カラー
フィルタ絵素１５ａ1 、１５ａ2 、１５ａ3 と異なる
１：１：２に設定したところ、上記カラーフィルタ外枠
部１５ｂは、ＬＣＤの動作時において、灰色の単一色に
て観察され、上記カラーフィルタ外枠部１５ｂの各スト
ライプ状の各外枠カラーフィルタ絵素１５ｂ1 、１５ｂ
2 、１５ｂ3 については互いに区別しては見えなかっ
た。また、上記カラーフィルタ外枠部１５ｂにおいて、
目視上、各外枠カラーフィルタ絵素１５ｂ1、１５
ｂ2 、１５ｂ3 によるストライプ線を何ら確認できなか
った。よって、ＬＣＤの表示品位を向上できた。
うに、カラーフィルタ外枠部１５ｂにおけるＲ、Ｇ、Ｂ
の各ストライプ状の各外枠カラーフィルタ絵素１５
ｂ1 、１５ｂ2 、１５ｂ3 の線幅比率を、それぞれ２５
μｍ、２５μｍ、５０μｍという１００μｍ以下の線
幅、ピッチ（各絵素の繰り返し間隔）、および線幅比率
を上記従来や、カラーフィルタ表示部１５ａの各カラー
フィルタ絵素１５ａ1 、１５ａ2 、１５ａ3 と異なる
１：１：２に設定したところ、上記カラーフィルタ外枠
部１５ｂは、ＬＣＤの動作時において、灰色の単一色に
て観察され、上記カラーフィルタ外枠部１５ｂの各スト
ライプ状の各外枠カラーフィルタ絵素１５ｂ1 、１５ｂ
2 、１５ｂ3 については互いに区別しては見えなかっ
た。また、上記カラーフィルタ外枠部１５ｂにおいて、
目視上、各外枠カラーフィルタ絵素１５ｂ1、１５
ｂ2 、１５ｂ3 によるストライプ線を何ら確認できなか
った。よって、ＬＣＤの表示品位を向上できた。
【００３４】また、本実施例２として、カラーフィルタ
表示部１５ａに用いた三色から二色（Ｒ、Ｂ）を用い
て、図４に示すように、Ｒ、Ｂの比率が２５、７５μｍ
という１００μｍ以下の線幅、ピッチに設定したとこ
ろ、上記カラーフィルタ外枠部１５ｂは、ＬＣＤの動作
時において、青紫色の単一色にて観察され、上記カラー
フィルタ外枠部１５ｂの各ストライプ状の各外枠カラー
フィルタ絵素を区別して見えず、ストライプ線が確認で
きなかった。よって、本実施例２の構成においても、Ｌ
ＣＤにおける表示品位を向上できた。
表示部１５ａに用いた三色から二色（Ｒ、Ｂ）を用い
て、図４に示すように、Ｒ、Ｂの比率が２５、７５μｍ
という１００μｍ以下の線幅、ピッチに設定したとこ
ろ、上記カラーフィルタ外枠部１５ｂは、ＬＣＤの動作
時において、青紫色の単一色にて観察され、上記カラー
フィルタ外枠部１５ｂの各ストライプ状の各外枠カラー
フィルタ絵素を区別して見えず、ストライプ線が確認で
きなかった。よって、本実施例２の構成においても、Ｌ
ＣＤにおける表示品位を向上できた。
【００３５】その理由は、通常人の場合、すなわち視力
１．０もしくは矯正視力１．０を有する通常人の場合、
視認できる解像度限界が約１００μｍ程度となるため、
ピッチが１５０μｍ以上では、容易に視認でき、ピッチ
が１５０〜１００μｍにおいては、その人の解像度限界
により異なり、本発明で記述するように、ピッチが１０
０μｍ以下に設定されると、完全に人に解像度限界未満
になり、十分に目視上にて、単一色に観察される。
１．０もしくは矯正視力１．０を有する通常人の場合、
視認できる解像度限界が約１００μｍ程度となるため、
ピッチが１５０μｍ以上では、容易に視認でき、ピッチ
が１５０〜１００μｍにおいては、その人の解像度限界
により異なり、本発明で記述するように、ピッチが１０
０μｍ以下に設定されると、完全に人に解像度限界未満
になり、十分に目視上にて、単一色に観察される。
【００３６】Ｒ、Ｇ、Ｂの少なくとも二色を用いて、カ
ラーフィルタ外枠部１５ｂを形成するように設定した場
合、各色の面積比の設定によって、その光学的特性（着
色）を任意に得ることができ、図５に示すように、可視
領域１８において、色の三原色により構成される三角形
１９の範囲内の全ての色を再現して配色することが可能
である。
ラーフィルタ外枠部１５ｂを形成するように設定した場
合、各色の面積比の設定によって、その光学的特性（着
色）を任意に得ることができ、図５に示すように、可視
領域１８において、色の三原色により構成される三角形
１９の範囲内の全ての色を再現して配色することが可能
である。
【００３７】前記実施例２に記載のカラーフィルタ外枠
部１５ｂについて、反射率特性を測定したところ、実施
例２のカラーフィルタ外枠部１５ｂと、従来としてのメ
タルブラックマスクによる外枠部との反射率のデータ比
較結果を、図５に示した。上記メタルブラックマスクと
しては、市販品のニッケル−タングステン（Ｎｉ＋Ｗ）
により形成したメタル層を用いた。
部１５ｂについて、反射率特性を測定したところ、実施
例２のカラーフィルタ外枠部１５ｂと、従来としてのメ
タルブラックマスクによる外枠部との反射率のデータ比
較結果を、図５に示した。上記メタルブラックマスクと
しては、市販品のニッケル−タングステン（Ｎｉ＋Ｗ）
により形成したメタル層を用いた。
【００３８】測定方法は以下の通りである。光源をＣ光
源としたときで、かつ、アルミニウムをリファレンスと
したときの可視領域に対する、実施例２のカラーフィル
タ外枠部１５ｂ、および上記メタル層による外枠部のＣ
ＩＥ色度、および反射率をそれぞれ測定した。ＣＩＥ
は、国際照明委員会の略称である。また、測定結果にて
示した、Ｙはルミナンス、（ｘ、ｙ）は色度座標（chro
maticity）である。
源としたときで、かつ、アルミニウムをリファレンスと
したときの可視領域に対する、実施例２のカラーフィル
タ外枠部１５ｂ、および上記メタル層による外枠部のＣ
ＩＥ色度、および反射率をそれぞれ測定した。ＣＩＥ
は、国際照明委員会の略称である。また、測定結果にて
示した、Ｙはルミナンス、（ｘ、ｙ）は色度座標（chro
maticity）である。
【００３９】この結果から明らかなように、メタルブラ
ックマスクによる外枠部の色度（ｘ、ｙ、Ｙ；0.2052、
0.1518、1.5851）（図５では、２１にて示した）に対
し、実施例２のカラーフィルタ外枠部１５ｂは、その色
度（ｘ、ｙ、Ｙ；0.2446、0.1657、0.6721）（図５で
は、２０にて示した）となり、メタルブラックマスクに
劣らない反射率特性が得られ、着色が目立たなくなっ
た。
ックマスクによる外枠部の色度（ｘ、ｙ、Ｙ；0.2052、
0.1518、1.5851）（図５では、２１にて示した）に対
し、実施例２のカラーフィルタ外枠部１５ｂは、その色
度（ｘ、ｙ、Ｙ；0.2446、0.1657、0.6721）（図５で
は、２０にて示した）となり、メタルブラックマスクに
劣らない反射率特性が得られ、着色が目立たなくなっ
た。
【００４０】よって、実施例２の構成では、カラーフィ
ルタ外枠部１５ｂは、カラーフィルタ表示部１５ａの各
絵素の作製と同時に作成できて作製を簡素化できると共
に、メタルブラックマスクを代用できてメタルブラック
マスクの作製を省いて低コスト化を図れる。
ルタ外枠部１５ｂは、カラーフィルタ表示部１５ａの各
絵素の作製と同時に作成できて作製を簡素化できると共
に、メタルブラックマスクを代用できてメタルブラック
マスクの作製を省いて低コスト化を図れる。
【００４１】また、ＬＣＤでは、駆動側であるＡＭ基板
２のソース引き出し部のメタル層の配線パターンと、カ
ラーフィルタ外枠部１５ｂの各外枠カラーフィルタ絵素
１５ｂ1 …のパターンとの配列が、互いに平行に配置さ
れていて、その平行部分の距離が長く、かつ、駆動側で
あるＡＭ基板２のソース（ドレインの場合もある）信号
線やゲート引き出し部のメタル層の配線パターンに対し
て、カラーフィルタ外枠部１５ｂの各外枠カラーフィル
タ絵素１５ｂ1 、１５ｂ2 、１５ｂ3 のパターンとの配
列が、表示画素のピッチと同じピッチに設定されていた
場合に、カラーフィルタ外枠部１５ｂにおいて、動作時
にモアレが発生するというマイナス面を備えている。
２のソース引き出し部のメタル層の配線パターンと、カ
ラーフィルタ外枠部１５ｂの各外枠カラーフィルタ絵素
１５ｂ1 …のパターンとの配列が、互いに平行に配置さ
れていて、その平行部分の距離が長く、かつ、駆動側で
あるＡＭ基板２のソース（ドレインの場合もある）信号
線やゲート引き出し部のメタル層の配線パターンに対し
て、カラーフィルタ外枠部１５ｂの各外枠カラーフィル
タ絵素１５ｂ1 、１５ｂ2 、１５ｂ3 のパターンとの配
列が、表示画素のピッチと同じピッチに設定されていた
場合に、カラーフィルタ外枠部１５ｂにおいて、動作時
にモアレが発生するというマイナス面を備えている。
【００４２】しかしながら、本発明では、ソース（ドレ
インの場合もある）信号線やゲート引き出し部のメタル
層の配線パターンのピッチに基づいて、各外枠カラーフ
ィルタ絵素１５ｂ1 、１５ｂ2 、１５ｂ3 のピッチの倍
率を適宜変更している。これにより、本発明では、上記
モアレの発生を確実に防止することができる。
インの場合もある）信号線やゲート引き出し部のメタル
層の配線パターンのピッチに基づいて、各外枠カラーフ
ィルタ絵素１５ｂ1 、１５ｂ2 、１５ｂ3 のピッチの倍
率を適宜変更している。これにより、本発明では、上記
モアレの発生を確実に防止することができる。
【００４３】本発明のカラーフィルタは、ドライフィル
ムラミネーション方式（以下、ＤＦＬ方式とも称す）
や、染色方式、顔料分散方式、印刷方式、電着方式、イ
ンクジェット方式やその他様々な方式で製造することが
できる。その製造方法について以下に説明する。
ムラミネーション方式（以下、ＤＦＬ方式とも称す）
や、染色方式、顔料分散方式、印刷方式、電着方式、イ
ンクジェット方式やその他様々な方式で製造することが
できる。その製造方法について以下に説明する。
【００４４】ＤＦＬ方式の場合、従来では、ガラス基板
を洗浄後、黒色のフィルム貼りつけ→保護フィルム剥離
→露光→現像→ポスト露光→ベークを各色毎、また必要
に応じて黒色毎に繰り返し処理し、その後、ベークにて
カラーフィルタを製造している。
を洗浄後、黒色のフィルム貼りつけ→保護フィルム剥離
→露光→現像→ポスト露光→ベークを各色毎、また必要
に応じて黒色毎に繰り返し処理し、その後、ベークにて
カラーフィルタを製造している。
【００４５】一方、本発明の場合、上記従来の各工程を
削減して、各色のフィルムの貼り付け→保護フィルム剥
離→露光、の露光の際に、露光箇所を、カラーフィルタ
外枠部１５ｂに相当する部分にも、カラーフィルタ表示
部１５ａに用いた各色の少なくとも二色を用いて、それ
らの面積比を変えたパターンにより露光することによ
り、上記カラーフィルタ外枠部１５ｂを作製することが
できる。
削減して、各色のフィルムの貼り付け→保護フィルム剥
離→露光、の露光の際に、露光箇所を、カラーフィルタ
外枠部１５ｂに相当する部分にも、カラーフィルタ表示
部１５ａに用いた各色の少なくとも二色を用いて、それ
らの面積比を変えたパターンにより露光することによ
り、上記カラーフィルタ外枠部１５ｂを作製することが
できる。
【００４６】染色方式の場合、従来では、先付けメタル
ブラックマスク製造（製造フロー：デポジット→フォト
レジスト工程→エッチング）→洗浄→ポジレジスト塗布
→ベーク→露光→現像→染色→固着→ベークを各色毎に
繰り返し、保護膜塗布後ベークにてカラーフィルタを製
造している。
ブラックマスク製造（製造フロー：デポジット→フォト
レジスト工程→エッチング）→洗浄→ポジレジスト塗布
→ベーク→露光→現像→染色→固着→ベークを各色毎に
繰り返し、保護膜塗布後ベークにてカラーフィルタを製
造している。
【００４７】しかしながら、本発明の場合、先付けメタ
ルブラックマスク製造の工程を削減し、洗浄→ポジレジ
スト塗布→ベーク→露光の、露光の際に、露光箇所を、
カラーフィルタ外枠部１５ｂに相当する部分にも、カラ
ーフィルタ表示部１５ａに用いた各色の少なくとも二色
を用いて、それらの面積比を変えたパターンにより露光
することにより、上記カラーフィルタ外枠部１５ｂを作
製することが可能となる。
ルブラックマスク製造の工程を削減し、洗浄→ポジレジ
スト塗布→ベーク→露光の、露光の際に、露光箇所を、
カラーフィルタ外枠部１５ｂに相当する部分にも、カラ
ーフィルタ表示部１５ａに用いた各色の少なくとも二色
を用いて、それらの面積比を変えたパターンにより露光
することにより、上記カラーフィルタ外枠部１５ｂを作
製することが可能となる。
【００４８】顔料分散方式の場合、従来では、先付けメ
タルブラックマスク製造（製造フロー：デポジット→フ
ォトレジスト工程→エッチング）→洗浄→ネガレジスト
塗布→ベーク→酸素遮断膜塗布→ベーク→露光→現像→
ベークを各色毎に繰り返し、ポスト露光→ポストベーク
→残渣研磨にてカラーフィルタを製造している。
タルブラックマスク製造（製造フロー：デポジット→フ
ォトレジスト工程→エッチング）→洗浄→ネガレジスト
塗布→ベーク→酸素遮断膜塗布→ベーク→露光→現像→
ベークを各色毎に繰り返し、ポスト露光→ポストベーク
→残渣研磨にてカラーフィルタを製造している。
【００４９】しかしながら、本発明の場合、先付けメタ
ルブラックマスク製造の工程を削減し、洗浄→ネガレジ
スト塗布→ベーク→酸素遮断膜塗布→ベーク→露光の、
露光の際に、露光箇所を、カラーフィルタ外枠部１５ｂ
に相当する部分にも、カラーフィルタ表示部１５ａに用
いた各色の少なくとも二色を用いて、それらの面積比を
変えたパターンにより露光することにより、上記カラー
フィルタ外枠部１５ｂを作製することが可能となる。
ルブラックマスク製造の工程を削減し、洗浄→ネガレジ
スト塗布→ベーク→酸素遮断膜塗布→ベーク→露光の、
露光の際に、露光箇所を、カラーフィルタ外枠部１５ｂ
に相当する部分にも、カラーフィルタ表示部１５ａに用
いた各色の少なくとも二色を用いて、それらの面積比を
変えたパターンにより露光することにより、上記カラー
フィルタ外枠部１５ｂを作製することが可能となる。
【００５０】印刷方式の場合、先に記述したように、従
来では、メタルブラックマスク製造もしくはその他の先
付けブラックマスク製造後、洗浄、パターン印刷→ベー
クを各色毎に繰り返し、保護膜塗布→ベークによりカラ
ーフィルタを製造しているが、本発明では、ブラックマ
スク製造工程を削減し、パターン印刷の版における、カ
ラーフィルタ外枠部１５ｂに相当する部分にもカラーフ
ィルタ表示部１５ａに用いた各色の少なくとも二色を用
いて、それらの面積比を変えたパターンにより露光する
ことにより、上記カラーフィルタ外枠部１５ｂを作製す
ることが可能となる。
来では、メタルブラックマスク製造もしくはその他の先
付けブラックマスク製造後、洗浄、パターン印刷→ベー
クを各色毎に繰り返し、保護膜塗布→ベークによりカラ
ーフィルタを製造しているが、本発明では、ブラックマ
スク製造工程を削減し、パターン印刷の版における、カ
ラーフィルタ外枠部１５ｂに相当する部分にもカラーフ
ィルタ表示部１５ａに用いた各色の少なくとも二色を用
いて、それらの面積比を変えたパターンにより露光する
ことにより、上記カラーフィルタ外枠部１５ｂを作製す
ることが可能となる。
【００５１】電着方式の場合、従来では、ガラス基板を
洗浄→ＩＴＯのデポジション後、レジスト塗布→ベーク
後、露光→現像→電着→水洗を各色および黒色毎に繰り
返し、剥離→ポストベーク→保護膜塗布→ベークにより
カラーフィルタを製造している。
洗浄→ＩＴＯのデポジション後、レジスト塗布→ベーク
後、露光→現像→電着→水洗を各色および黒色毎に繰り
返し、剥離→ポストベーク→保護膜塗布→ベークにより
カラーフィルタを製造している。
【００５２】一方、本発明では、黒色の露光→現像→電
着→水洗の構成を削減し、各色の露光の際に露光箇所
を、カラーフィルタ外枠部１５ｂに相当する部分にもカ
ラーフィルタ表示部１５ａに用いた各色の少なくとも二
色を用いて、それらの面積比を変えたパターンにより露
光することにより、上記カラーフィルタ外枠部１５ｂを
作製することが可能となる。
着→水洗の構成を削減し、各色の露光の際に露光箇所
を、カラーフィルタ外枠部１５ｂに相当する部分にもカ
ラーフィルタ表示部１５ａに用いた各色の少なくとも二
色を用いて、それらの面積比を変えたパターンにより露
光することにより、上記カラーフィルタ外枠部１５ｂを
作製することが可能となる。
【００５３】インクジェット方式の場合、従来では、先
付けのメタルブラックマスク製造もしくはその他の先付
けブラックマスク製造、洗浄後、着弾層塗布固着（この
工程は、用いたインクにより有無がある）→各色着弾
（着色）→ベークにより、カラーフィルタを製造してい
る。
付けのメタルブラックマスク製造もしくはその他の先付
けブラックマスク製造、洗浄後、着弾層塗布固着（この
工程は、用いたインクにより有無がある）→各色着弾
（着色）→ベークにより、カラーフィルタを製造してい
る。
【００５４】一方、本発明では、ブラックマスク製造工
程を削減し、各色インク着色の際に、カラーフィルタ外
枠部１５ｂに相当する部分にもカラーフィルタ表示部１
５ａに用いた各色の少なくとも二色を用いて、それらの
面積比を変えたパターンにより着色することにより、上
記カラーフィルタ外枠部１５ｂを作製することが可能と
なる。
程を削減し、各色インク着色の際に、カラーフィルタ外
枠部１５ｂに相当する部分にもカラーフィルタ表示部１
５ａに用いた各色の少なくとも二色を用いて、それらの
面積比を変えたパターンにより着色することにより、上
記カラーフィルタ外枠部１５ｂを作製することが可能と
なる。
【００５５】以上、述べてきたように、本発明に係るカ
ラーフィルタの製法は、ＤＦＬ方式、染色方式、顔料分
散方式、印刷方式、電着方式、インクジェット方式、等
その他全ての方式において可能であり、その上、ブラッ
クマスク製造工程を省略できる。なお、図１に示す、カ
ラーフィルタ表示部１５ａの各カラーフィルタ絵素１５
ａ1 、１５ａ2 、１５ａ3 の間隙部１５ｃには、ＡＭ基
板２におけるソースバスラインやゲートバスラインや画
素容量ラインを用いること、または、カラーフィルタ表
示部１５ａにおける各カラーフィルタ絵素１５ａ1 、１
５ａ2 、１５ａ3 となる各着色層（Ｒ，Ｇ，Ｂ）を互い
の重さね合わせで形成することにより、ブラックマスク
の代用とすることができる。
ラーフィルタの製法は、ＤＦＬ方式、染色方式、顔料分
散方式、印刷方式、電着方式、インクジェット方式、等
その他全ての方式において可能であり、その上、ブラッ
クマスク製造工程を省略できる。なお、図１に示す、カ
ラーフィルタ表示部１５ａの各カラーフィルタ絵素１５
ａ1 、１５ａ2 、１５ａ3 の間隙部１５ｃには、ＡＭ基
板２におけるソースバスラインやゲートバスラインや画
素容量ラインを用いること、または、カラーフィルタ表
示部１５ａにおける各カラーフィルタ絵素１５ａ1 、１
５ａ2 、１５ａ3 となる各着色層（Ｒ，Ｇ，Ｂ）を互い
の重さね合わせで形成することにより、ブラックマスク
の代用とすることができる。
【００５６】これにより、本発明では、カラーフィルタ
表示部１５ａの製造においても、ブラックマスク工程を
省略することができる。上記のソースバスラインやゲー
トバスラインや画素容量ラインは、マトリクス状に配列
された各透明画素電極１０の周囲に沿って、それぞれ互
いに交差するように配置されているものである。
表示部１５ａの製造においても、ブラックマスク工程を
省略することができる。上記のソースバスラインやゲー
トバスラインや画素容量ラインは、マトリクス状に配列
された各透明画素電極１０の周囲に沿って、それぞれ互
いに交差するように配置されているものである。
【００５７】本発明の応用例として、ＴＦＴ液晶カラー
ディスプレイ用だけではなく、ＥＬカラーディスプレイ
用、ＤＵＴＹ液晶カラーディスプレイ用、ＰＤＰディス
プレイ用など、全てのディスプレイ用のカラーフィルタ
に適用できる。
ディスプレイ用だけではなく、ＥＬカラーディスプレイ
用、ＤＵＴＹ液晶カラーディスプレイ用、ＰＤＰディス
プレイ用など、全てのディスプレイ用のカラーフィルタ
に適用できる。
【００５８】さらに、上記構成において、カラーフィル
タ外枠部１５ｂに相対するＡＭ基板２部分に、光を遮断
するメタル層、例えば、ゲートやソースの材料に使用さ
れるタンタルやアルミニウムやチタン等からなる遮光パ
ターン部を完全に配して、光漏れをより防止すると、さ
らに表示品位を向上させることができる。
タ外枠部１５ｂに相対するＡＭ基板２部分に、光を遮断
するメタル層、例えば、ゲートやソースの材料に使用さ
れるタンタルやアルミニウムやチタン等からなる遮光パ
ターン部を完全に配して、光漏れをより防止すると、さ
らに表示品位を向上させることができる。
【００５９】以下に、カラーフィルタ外枠部１５ｂの各
変形例をそれぞれ示す。カラーフィルタ外枠部１５ｂ
は、表示画素に用いるカラーフィルタを構成する各色、
例えば図６に示すように、赤色（Ｒ）、緑色（Ｇ）、青
色（Ｂ）の三色による、線幅が１００μｍ以下のストラ
イプ配列の構成としてもよい。ただし、各色の構成面積
比を変えることにより、カラーフィルタ外枠部１５ｂの
色味は任意に変更できる。
変形例をそれぞれ示す。カラーフィルタ外枠部１５ｂ
は、表示画素に用いるカラーフィルタを構成する各色、
例えば図６に示すように、赤色（Ｒ）、緑色（Ｇ）、青
色（Ｂ）の三色による、線幅が１００μｍ以下のストラ
イプ配列の構成としてもよい。ただし、各色の構成面積
比を変えることにより、カラーフィルタ外枠部１５ｂの
色味は任意に変更できる。
【００６０】また、図７に示すように、カラーフィルタ
外枠部１５ｂは、表示画素に用いるカラーフィルタを構
成する各色、赤色（Ｒ）、緑色（Ｇ）の二色による、線
幅が１００μｍ以下のストライプ配列の構成としてもよ
い。ただし、各色の構成面積比を変えることによって、
カラーフィルタ外枠部１５ｂの色味は任意に変更でき
る。
外枠部１５ｂは、表示画素に用いるカラーフィルタを構
成する各色、赤色（Ｒ）、緑色（Ｇ）の二色による、線
幅が１００μｍ以下のストライプ配列の構成としてもよ
い。ただし、各色の構成面積比を変えることによって、
カラーフィルタ外枠部１５ｂの色味は任意に変更でき
る。
【００６１】さらに、図８に示すように、カラーフィル
タ外枠部１５ｂは、表示画素に用いるカラーフィルタを
構成する各色、赤色（Ｒ）、青色（Ｂ）の二色による、
線幅が１００μｍ以下のストライプ配列の構成としても
よい。ただし、各色の構成面積比を変えることにより、
カラーフィルタ外枠部１５ｂの色味は任意に変更でき
る。
タ外枠部１５ｂは、表示画素に用いるカラーフィルタを
構成する各色、赤色（Ｒ）、青色（Ｂ）の二色による、
線幅が１００μｍ以下のストライプ配列の構成としても
よい。ただし、各色の構成面積比を変えることにより、
カラーフィルタ外枠部１５ｂの色味は任意に変更でき
る。
【００６２】また、図９に示すように、カラーフィルタ
外枠部１５ｂは、表示画素に用いるカラーフィルタを構
成する各色、緑色（Ｇ）、青色（Ｂ）の二色による、線
幅が１００μｍ以下のストライプ配列の構成としてもよ
い。ただし、各色の構成面積比を変えることによって、
カラーフィルタ外枠部１５ｂの色味は任意に変更でき
る。
外枠部１５ｂは、表示画素に用いるカラーフィルタを構
成する各色、緑色（Ｇ）、青色（Ｂ）の二色による、線
幅が１００μｍ以下のストライプ配列の構成としてもよ
い。ただし、各色の構成面積比を変えることによって、
カラーフィルタ外枠部１５ｂの色味は任意に変更でき
る。
【００６３】以上述べてきたように、カラーフィルタ外
枠部１５ｂを、ストライプ配列にて構成する際、構成パ
ターンを縦（カラーフィルタ表示部１５ａの短手方向）
だけではなく例えば図１０や図１１に示したように横配
列、斜め配列を用いてもよいし、それらの各配列を組み
合わせて用いてもよい。
枠部１５ｂを、ストライプ配列にて構成する際、構成パ
ターンを縦（カラーフィルタ表示部１５ａの短手方向）
だけではなく例えば図１０や図１１に示したように横配
列、斜め配列を用いてもよいし、それらの各配列を組み
合わせて用いてもよい。
【００６４】なお、上記構成では、上述のストライプパ
ターンには、形状を問わず全ての形を用いることができ
る。また、上述のストライプパターンの間隙には、互い
に隣り合う各色を互いに重ねる部分を用いることができ
る。さらに、上述のストライプパターンの間隙において
は、色を一部抜くこともできる。
ターンには、形状を問わず全ての形を用いることができ
る。また、上述のストライプパターンの間隙には、互い
に隣り合う各色を互いに重ねる部分を用いることができ
る。さらに、上述のストライプパターンの間隙において
は、色を一部抜くこともできる。
【００６５】その上、上述のストライプパターン同士、
例えば赤色（Ｒ）、緑色（Ｇ）、青色（Ｂ）の三色で構
成する箇所と、上記三色の内、任意の一色または二色、
例えば赤色（Ｒ）、緑色（Ｇ）で構成する箇所を別に設
けてもよい。
例えば赤色（Ｒ）、緑色（Ｇ）、青色（Ｂ）の三色で構
成する箇所と、上記三色の内、任意の一色または二色、
例えば赤色（Ｒ）、緑色（Ｇ）で構成する箇所を別に設
けてもよい。
【００６６】同様に、上述のストライプパターンが、赤
色（Ｒ）、緑色（Ｇ）、青色（Ｂ）の三色で構成する箇
所と、赤色（Ｒ）、青色（Ｂ）で構成する箇所を別に設
けてもよい。同様に、上述のストライプパターンが、赤
色（Ｒ）、緑色（Ｇ）、青色（Ｂ）の三色で構成する箇
所と、緑色（Ｇ）、青色（Ｂ）で構成する箇所を別に設
けてもよい。
色（Ｒ）、緑色（Ｇ）、青色（Ｂ）の三色で構成する箇
所と、赤色（Ｒ）、青色（Ｂ）で構成する箇所を別に設
けてもよい。同様に、上述のストライプパターンが、赤
色（Ｒ）、緑色（Ｇ）、青色（Ｂ）の三色で構成する箇
所と、緑色（Ｇ）、青色（Ｂ）で構成する箇所を別に設
けてもよい。
【００６７】同様に、上述のストライプパターンが、赤
色（Ｒ）、緑色（Ｇ）で構成する箇所と、赤色（Ｒ）、
青色（Ｂ）で構成する箇所を別に設けてもよい。同様
に、上述のストライプパターンが、赤色（Ｒ）、緑色
（Ｇ）で構成する箇所と、緑色（Ｇ）、青色（Ｂ）で構
成する箇所を別に設けてもよい。同様に、上述のストラ
イプパターンが、赤色（Ｒ）、青色（Ｂ）で構成する箇
所と、緑色（Ｇ）、青色（Ｂ）で構成する箇所を別に設
けてもよい。
色（Ｒ）、緑色（Ｇ）で構成する箇所と、赤色（Ｒ）、
青色（Ｂ）で構成する箇所を別に設けてもよい。同様
に、上述のストライプパターンが、赤色（Ｒ）、緑色
（Ｇ）で構成する箇所と、緑色（Ｇ）、青色（Ｂ）で構
成する箇所を別に設けてもよい。同様に、上述のストラ
イプパターンが、赤色（Ｒ）、青色（Ｂ）で構成する箇
所と、緑色（Ｇ）、青色（Ｂ）で構成する箇所を別に設
けてもよい。
【００６８】同様に、上述のストライプパターンが、赤
色（Ｒ）、緑色（Ｇ）、青色（Ｂ）の三色で構成する箇
所と、赤色（Ｒ）もしくは緑色（Ｇ）もしくは青色
（Ｂ）の単色で構成する箇所を別に設けてもよい。
色（Ｒ）、緑色（Ｇ）、青色（Ｂ）の三色で構成する箇
所と、赤色（Ｒ）もしくは緑色（Ｇ）もしくは青色
（Ｂ）の単色で構成する箇所を別に設けてもよい。
【００６９】同様に、上述のストライプパターンが、赤
色（Ｒ）、緑色（Ｇ）の二色で構成する箇所と、赤色
（Ｒ）もしくは緑色（Ｇ）もしくは青色（Ｂ）の単色で
構成する箇所を別に設けてもよい。
色（Ｒ）、緑色（Ｇ）の二色で構成する箇所と、赤色
（Ｒ）もしくは緑色（Ｇ）もしくは青色（Ｂ）の単色で
構成する箇所を別に設けてもよい。
【００７０】同様に、上述のストライプパターンが、赤
色（Ｒ）、青色（Ｂ）の二色で構成する箇所と、赤色
（Ｒ）もしくは緑色（Ｇ）もしくは青色（Ｂ）の単色で
構成する箇所を別に設けてもよい。
色（Ｒ）、青色（Ｂ）の二色で構成する箇所と、赤色
（Ｒ）もしくは緑色（Ｇ）もしくは青色（Ｂ）の単色で
構成する箇所を別に設けてもよい。
【００７１】同様に、上述のストライプパターンが、緑
色（Ｇ）、青色（Ｂ）の二色で構成する箇所と、赤色
（Ｒ）もしくは緑色（Ｇ）もしくは青色（Ｂ）の単色で
構成する箇所を別に設けてもよい。同様に、上述のスト
ライプパターンの組み合わせのいくつかを組み合わせる
ことができる。
色（Ｇ）、青色（Ｂ）の二色で構成する箇所と、赤色
（Ｒ）もしくは緑色（Ｇ）もしくは青色（Ｂ）の単色で
構成する箇所を別に設けてもよい。同様に、上述のスト
ライプパターンの組み合わせのいくつかを組み合わせる
ことができる。
【００７２】また、本発明では、上述のストライプパタ
ーンに代えて、図１２ないし図１５に示すように、デル
タパターンの構成としてもよい。ただし、各色の構成面
積比を変えることにより、カラーフィルタ外枠部１５ｂ
の色味は任意に変更できる。
ーンに代えて、図１２ないし図１５に示すように、デル
タパターンの構成としてもよい。ただし、各色の構成面
積比を変えることにより、カラーフィルタ外枠部１５ｂ
の色味は任意に変更できる。
【００７３】さらに、本発明では、上述のストライプパ
ターンに代えて、図１６ないし図１９に示すように、モ
ザイクパターンの構成としてもよい。ただし、各色の構
成面積比を変えることにより、カラーフィルタ外枠部１
５ｂの色味は任意に変更することが可能である。
ターンに代えて、図１６ないし図１９に示すように、モ
ザイクパターンの構成としてもよい。ただし、各色の構
成面積比を変えることにより、カラーフィルタ外枠部１
５ｂの色味は任意に変更することが可能である。
【００７４】その上、本発明では、上述のストライプパ
ターンに代えて、図示しないが、ランダムパターンの構
成としてもよい。ただし、各色の構成面積比を変えるこ
とにより、カラーフィルタ外枠部１５ｂの色味は任意に
変更することが可能である。
ターンに代えて、図示しないが、ランダムパターンの構
成としてもよい。ただし、各色の構成面積比を変えるこ
とにより、カラーフィルタ外枠部１５ｂの色味は任意に
変更することが可能である。
【００７５】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記構成に限定されない。上記の各パタ
ーンだけではなく、ストライプ、デルタ、モザイク、ラ
ンダムをいくつか組み合わせてもよい。
たが、本発明は上記構成に限定されない。上記の各パタ
ーンだけではなく、ストライプ、デルタ、モザイク、ラ
ンダムをいくつか組み合わせてもよい。
【００７６】本発明においては、上記実施の形態にて記
述したカラーフィルタ表示部１５ａやカラーフィルタ外
枠部１５ｂに用いる各色として、赤（Ｒ）、緑（Ｇ）、
青（Ｂ）を用いた例を挙げたが、上記各色に特に限定さ
れず、上記各色に代えて、例えば、シアン、マゼンタ、
イエローの三色を用いてもよい。
述したカラーフィルタ表示部１５ａやカラーフィルタ外
枠部１５ｂに用いる各色として、赤（Ｒ）、緑（Ｇ）、
青（Ｂ）を用いた例を挙げたが、上記各色に特に限定さ
れず、上記各色に代えて、例えば、シアン、マゼンタ、
イエローの三色を用いてもよい。
【００７７】
【発明の効果】本発明のカラーフィルタはは、以上のよ
うに、表示面部の周囲から外方に延出した非表示面部に
対面するカラーフィルタ外枠部が、三色の各カラーフィ
ルタ絵素に用いた色における、少なくとも二色を用いた
各外枠カラーフィルタ絵素をそれぞれ有して設けられ、
互いに異なる色の上記各外枠カラーフィルタ絵素の面積
比は、各外枠カラーフィルタ絵素に用いた各色に対応す
る各カラーフィルタ絵素の面積比と異なるように設定さ
れている構成である。
うに、表示面部の周囲から外方に延出した非表示面部に
対面するカラーフィルタ外枠部が、三色の各カラーフィ
ルタ絵素に用いた色における、少なくとも二色を用いた
各外枠カラーフィルタ絵素をそれぞれ有して設けられ、
互いに異なる色の上記各外枠カラーフィルタ絵素の面積
比は、各外枠カラーフィルタ絵素に用いた各色に対応す
る各カラーフィルタ絵素の面積比と異なるように設定さ
れている構成である。
【００７８】それゆえ、上記構成は、互いに異なる色の
上記各外枠カラーフィルタ絵素の面積比を、各外枠カラ
ーフィルタ絵素に用いた各色に対応する各カラーフィル
タ絵素の面積比と異なるように設定したことにより、カ
ラーフィルタ外枠部において発現する色を任意に設定す
ることができる。
上記各外枠カラーフィルタ絵素の面積比を、各外枠カラ
ーフィルタ絵素に用いた各色に対応する各カラーフィル
タ絵素の面積比と異なるように設定したことにより、カ
ラーフィルタ外枠部において発現する色を任意に設定す
ることができる。
【００７９】これにより、上記構成では、画像を表示す
るための表示面部と、非表示面部とを互いに面一にて有
する、例えば、カラー液晶表示器等の光学的表示装置に
適用した場合、上記光学的表示装置における作動時の、
表示面部およびその周囲との色のバランスを任意に設定
できて、光学的表示装置における作動時の外観を改善す
ることができるという効果を奏する。
るための表示面部と、非表示面部とを互いに面一にて有
する、例えば、カラー液晶表示器等の光学的表示装置に
適用した場合、上記光学的表示装置における作動時の、
表示面部およびその周囲との色のバランスを任意に設定
できて、光学的表示装置における作動時の外観を改善す
ることができるという効果を奏する。
【００８０】本発明の光学的表示装置は、以上のよう
に、請求項１ないし４の何れかに一項に記載をカラーフ
ィルタを有する構成である。
に、請求項１ないし４の何れかに一項に記載をカラーフ
ィルタを有する構成である。
【００８１】それゆえ、上記構成は、画像を表示するた
めの表示面部と、非表示面部とを互いに面一にて有す
る、例えば、カラー液晶表示器等の光学的表示装置に対
し、上記カラーフィルタを用いた場合、上記光学的表示
装置における作動時の、表示面部およびその周囲での外
観を改善することができるという効果を奏する。
めの表示面部と、非表示面部とを互いに面一にて有す
る、例えば、カラー液晶表示器等の光学的表示装置に対
し、上記カラーフィルタを用いた場合、上記光学的表示
装置における作動時の、表示面部およびその周囲での外
観を改善することができるという効果を奏する。
【図１】本発明の実施例１に係るカラーフィルタの要部
説明図である。
説明図である。
【図２】上記カラーフィルタを用いた光学的表示装置と
してのＬＣＤの概略説明図である。
してのＬＣＤの概略説明図である。
【図３】比較のための従来のカラーフィルタの要部説明
図である。
図である。
【図４】本発明の実施例２に係るカラーフィルタの要部
説明図である。
説明図である。
【図５】上記カラーフィルタおよび比較のための従来の
メタル層のＣＩＥ色度、および反射率、並びに、三原色
により配色できる各色度の範囲を示すグラフである。
メタル層のＣＩＥ色度、および反射率、並びに、三原色
により配色できる各色度の範囲を示すグラフである。
【図６】上記カラーフィルタにおけるストライプパター
ンの変形例を示す要部説明図である。
ンの変形例を示す要部説明図である。
【図７】上記ストライプパターンの他の変形例を示す要
部説明図である。
部説明図である。
【図８】上記ストライプパターンのさらに他の変形例を
示す要部説明図である。
示す要部説明図である。
【図９】上記ストライプパターンのさらに他の変形例を
示す要部説明図である。
示す要部説明図である。
【図１０】上記ストライプパターンのさらに他の変形例
を示す要部説明図である。
を示す要部説明図である。
【図１１】上記ストライプパターンのさらに他の変形例
を示す要部説明図である。
を示す要部説明図である。
【図１２】上記カラーフィルタのデルタパターンの変形
例を示す要部説明図である。
例を示す要部説明図である。
【図１３】上記デルタパターンの他の変形例を示す要部
説明図である。
説明図である。
【図１４】上記デルタパターンのさらに他の変形例を示
す要部説明図である。
す要部説明図である。
【図１５】上記デルタパターンのさらに他の変形例を示
す要部説明図である。
す要部説明図である。
【図１６】上記カラーフィルタのモザイクパターンの変
形例を示す要部説明図である。
形例を示す要部説明図である。
【図１７】上記モザイクパターンの他の変形例を示す要
部説明図である。
部説明図である。
【図１８】上記モザイクパターンのさらに他の変形例を
示す要部説明図である。
示す要部説明図である。
【図１９】上記モザイクパターンのさらに他の変形例を
示す要部説明図である。
示す要部説明図である。
【図２０】従来のカラーフィルタおよびそれを用いたＬ
ＣＤの模式図である。
ＣＤの模式図である。
１５ａ カラーフィルタ表示部 １５ａ1 カラーフィルタ絵素 １５ａ2 カラーフィルタ絵素 １５ａ3 カラーフィルタ絵素 １５ｂ カラーフィルタ外枠部 １５ｂ1 外枠カラーフィルタ絵素 １５ｂ2 外枠カラーフィルタ絵素 １５ｂ3 外枠カラーフィルタ絵素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本馬 隆道 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 川島 慎吾 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 嶋谷 貴文 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平９−211440（ＪＰ，Ａ) 特開 平10−62768（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G02B 5/20 101 G02F 1/1335 505
Claims (6)
- 【請求項１】表示画素による光の断接により画像を表示
するための表示面部に対面して、上記画像をカラー表示
するためのカラーフィルタ表示部が、表示画素に対応し
て三色の各カラーフィルタ絵素をそれぞれ有して設けら
れ、 上記表示面部の周囲から外方に延出した非表示面部に対
面するカラーフィルタ外枠部が、各カラーフィルタ絵素
に用いた色における、少なくとも二色を用いた各外枠カ
ラーフィルタ絵素をそれぞれ有して設けられ、 互いに異なる色の上記各外枠カラーフィルタ絵素の面積
比は、各外枠カラーフィルタ絵素に用いた各色に対応す
る各カラーフィルタ絵素の面積比と異なるように設定さ
れていることを特徴とするカラーフィルタ。 - 【請求項２】上記各外枠カラーフィルタ絵素の面積比
は、ブラックマスク用のメタル層に関する光学特性に基
づいて設定されていることを特徴とする請求項１記載の
カラーフィルタ。 - 【請求項３】上記各外枠カラーフィルタ絵素のピッチ
は、１００μｍ以下であることを特徴とする請求項１ま
たは２記載のカラーフィルタ。 - 【請求項４】各外枠カラーフィルタ絵素の配列の各間隔
が互いに異なるように設定されていることを特徴とする
請求項１、２、または３記載のカラーフィルタ。 - 【請求項５】カラーフィルタ外枠部は、各外枠カラーフ
ィルタ絵素の面積比により、各カラーフィルタ絵素が有
する光学特性の範囲内で、任意の光学特性を有するよう
に形成されていることを特徴とする請求項１ないし４の
何れか一項に記載のカラーフィルタ。 - 【請求項６】請求項１ないし５の何れか一項に記載のカ
ラーフィルタを有することを特徴とする光学的表示装
置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11049916A JP3032197B1 (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | カラ―フィルタおよび光学的表示装置 |
| TW089101728A TW581915B (en) | 1999-02-26 | 2000-02-01 | Color filter and optical display device |
| US09/497,674 US6348958B1 (en) | 1999-02-26 | 2000-02-04 | Color filter and optical display device |
| KR1020000005908A KR100355737B1 (ko) | 1999-02-26 | 2000-02-09 | 컬러 필터 및 광학적 표시 장치 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11049916A JP3032197B1 (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | カラ―フィルタおよび光学的表示装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3032197B1 true JP3032197B1 (ja) | 2000-04-10 |
| JP2000249823A JP2000249823A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12844346
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11049916A Expired - Fee Related JP3032197B1 (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | カラ―フィルタおよび光学的表示装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6348958B1 (ja) |
| JP (1) | JP3032197B1 (ja) |
| KR (1) | KR100355737B1 (ja) |
| TW (1) | TW581915B (ja) |
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