JP3030893B2 - 金属酸化物−水素蓄電池の製造法 - Google Patents

金属酸化物−水素蓄電池の製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電解液と接触した状態
で水素を可逆的に吸蔵・放出することのできる水素吸蔵
電極を負極に用いた金属酸化物−水素蓄電池の製造法、
特にその蓄電池としての構成法に関する。
【0002】
【従来の技術】可逆的に水素を吸蔵・放出しうる合金を
構成材料に用いる水素吸蔵電極は、一般につぎのような
方法によって製造されている。すなわち、所望とする合
金組成に合うように各種金属を秤量し、アーク溶解炉な
どを用いて各種金属の混合物を溶解させて、所期の組成
を有する合金を製造し、この合金の塊を粉砕して300
メッシュ以下の粒径を有する粉末とする。
【0003】この粉末を結着剤などと均一状態になるよ
うに混練してペースト状とし、電極基体である、例えば
発泡状金属多孔体、パンチングメタルなどの支持体にこ
れを加圧充填あるいは塗着した後、乾燥して水素吸蔵電
極体としている。
【0004】この水素吸蔵電極を負極とし、セパレータ
を用いて正極、たとえばニッケル正極などと組み合わせ
て金属酸化物−水素蓄電池が構成される。そして実際に
電池として充放電を行う場合には、この電池の各セル室
中にアルカリ電解液を実用上必要な量だけ均等に供給し
ている。金属酸化物−水素蓄電池には、通常KOH水溶
液がアルカリ電解液として用いられている。
【0005】またこの電池は起電力が公称で1.2Vで
あり、特殊な用途以外は直列に接続して用いる場合が多
い。所望とする電圧を確保するため単セルを複数個接続
して使用することが考えられるが、移動用電源として用
いることを考慮した場合6V、あるいは12Vの出力電
圧をもったモノブロック形マルチセルタイプの蓄電池と
した方が有利になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このとき用いる電池ケ
ースは複数セル室に分割された構造をもち、各セル室毎
の内容積は一定に揃えて規格されているが、その容積を
全く同一にすることは、プラスチック製電池ケースの工
業的な成形上から難しい。
【0007】また正極,負極及びセパレータで構成され
る発電要素の厚み、多孔度もバラツキをもち、各セル毎
に微妙に違う。従って各セル室に同一量あるいは同一液
面の電解液を注入しても、充放電を繰り返すと電解液の
減少や発電要素への浸透によりセル毎に液面の相違が生
じる。
【0008】一方この種の電池は、正極の容量に比べて
負極の容量を多くし、過充電時には正極から酸素ガスを
発生させ、負極でこれを吸収させることにより、電池内
圧を一定値にするような構成をとっている。負極での酸
素ガス吸収反応は電解液量に影響されるところが大き
く、電解液量を微妙にコントロールする必要がある。ま
た電解液量が少ない場合は放電容量の低下を招くため、
正常な放電反応に必要な最小限の量は収容させておく必
要がある。
【0009】またこの電池系は電解液が強アルカリ性で
あること、及び加工性やコスト面などを考慮して、電池
ケースにはアクリロニトリル−スチレン(AS)共重合
体などのプラスチックの各種を用いるのが一般的であ
り、作動圧の高い安全弁を用いた場合、電池ケースの耐
圧性あるいはケースと蓋との接着部分の強度が低いた
め、弁作動以前に電池のケースと蓋との接着部分が破損
することがある。
【0010】従って安全面の観点から弁作動圧を必要以
上に高くすることは好ましい方法ではない。このため、
各セル室の内容積が異なるケースを用いた金属酸化物−
水素蓄電池では、電解液の液枯れの問題を回避するため
に、各セル室に供給する電解液量を細かく調整し、電解
液面を揃えていた。
【0011】すなわち各セルの内容積を測定し、測定値
に応じて電解液を注液する方法をとっていた。しかしこ
の方法は注液の工程に多くの時間がかかる上、液の補充
も測定値に応じて行うため、供給する電解液量の調整が
非常に難しい。また、充放電を繰り返した場合負極内へ
吸収される電解液が一定にならないため、電解液が最適
値から逸脱するセルが発生していた。
【0012】従って本発明の第1の目的は、複数のセル
室をもち各セル室の内容積が異なる電池においても、電
池容量が安定し電解液量の管理が不要な金属酸化物−水
素蓄電池を提供することである。
【0013】本発明の第2の目的は、作動圧の低い安全
弁を用い、電池組立後に複数回の充放電を行うことによ
り、電池としての安全性が高く、各セル室毎の電解液量
が自動調整された金属酸化物−水素蓄電池を提供するも
のである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも1
種の金属酸化物からなる正極と、電気化学的に水素を吸
蔵・放出する水素吸蔵合金からなる負極と、セパレータ
と、アルカリ水溶液からなる電解液、およびこれら発電
要素を収容する複数のセル室をもち、かつ前記各セル室
の内容積がそれぞれ異なり各セル室毎に安全弁を備えた
密閉形ケースとより構成される蓄電池の製造法におい
て、前記複数のセル室にそれぞれ所定の量以上の電解液
を注入し、前記安全弁の作動圧力Gが1<G≦6atmの
範囲内で充放電を複数回繰り返すことにより、余剰電解
液をセル室外に放出し、各セル室内の電解液量を一定に
調整する金属酸化物−水素蓄電池の製造法を提供するも
のである。
【0015】ここでの安全弁の弁作動圧Gは、電解液の
蒸発による損失や電池ケースの破裂を避けるため、1<
G≦6atm、好ましくは1.2<G≦4atmの範囲内に設
定するのが好ましい。
【0016】また過充電時に負極での酸素ガス吸収反応
が順調に行われるよう、電解液量を電池容量(Ah)当た
り1.5〜4.0ml設定した。
【0017】また、負極表面にフッ素樹脂などの疎水性
塗料を付着させることも、負極での酸素ガス吸収反応を
促し、電解液の飛散を抑えるために好ましい態様の1つ
である。
【0018】さらにKOH水溶液からなる電解液は、電
池特性のバランスを考慮してその比重を25℃において
1.15〜1.30に調整することが好ましい。
【0019】
【作用】図1(A)に本発明におけるモノブロック形マ
ルチセル電池のモデルを、(B)にその代表的なセルの
構造のモデルをそれぞれ示す。
【0020】ここで正極2,負極1,セパレータ3で構
成される極板群の寸法および多孔度はセル1〜5とも異
なるので、AS樹脂製のモノブロックケース5の各セル
に同一液量、あるいは同一液面の電解液4を注液して
も、充放電を数回繰り返すと各セルの電解液量に相違が
生じる。図1(A)の場合、10,12,14でそれぞ
れ示すセル1,3,5は電解液量が多い(液面を15で
示す)ため負極での酸素ガス吸収反応は、ほとんど行わ
れていない。
【0021】一方11,13で示すセル2,4は液面を
16で示すように電解液量が少ないため、電池内の気相
に露出した負極上部が酸素ガスの吸収反応を行ってい
る。
【0022】さらに充放電を繰り返すと、セル1,3,
5では充放電につれて電解液は減少し、セルの内圧は上
昇する。そして液面が15から16まで低下してくる
と、負極での酸素ガス吸収反応とガス発生反応が平衡に
達してセルの内圧は一定になり、電解液の減少もなくな
る。このとき、電解液面が15から16まで低下したセ
ル1,3,5の電池容量と、元々液面が16にあったセ
ル2,4の電池容量とは、電解液濃度の変化による影響
を除くと同じである。
【0023】ここでは各セルの電解液量および液面を自
動調整する方法として、図1(B)に示すように比較的
作動圧の低い逆止弁からなる安全弁6を蓋7に取り付け
る方式を採用した。図1(B)において、8は負極リー
ド、9は正極リードを示し、これらは複数のセルにまた
がり直列に接続されて、最終的に図1(A)で示す負極
端子17と正極端子18に導出される。安全弁6のない
構造は開放形電池と全く同じであり、過充電時に水の分
解ガスが生じると、これらは全て放出されて電解液量が
減少し続け、電池容量の低下につながる。また安全弁6
の作動圧力が高い場合は電池ケース自体あるいはケース
と蓋との接着部分からの破損により漏液現象が発生した
り、弁作動時にガスとともに電解液が勢いよくケース外
に放出される。また、破壊後の電池は安全弁6のない構
造をもつ電池とかわりがないので、逸散する電解液が多
くなり、液枯れによる電池容量の低下が起こりやすい。
【0024】また電解液量が少ないと液不足により、電
池の内部抵抗の増大が起こる。逆に電解液量があまりに
も多いと、正極に比べて容量を大きく設定した負極も正
極で酸素ガス発生と並行して完全に充電された状態とな
って、負極での水素ガスの発生反応が生じる。このため
電解液量が負極での酸素ガスの吸収反応が行われる最適
値になっても水素により電池内圧が上昇し、電解液量は
減少し続け、やがて液不足による電池の内部抵抗の増大
が起こる。従って安定した電池容量を得るためには、各
セル毎に注液する電解液量の範囲を最適化することが大
切である。
【0025】負極表面にフッ素樹脂などの疎水性結合剤
を付着させる方法も、負極でのガス吸収反応を改善して
電池内圧の急激な上昇を防ぐのに有効である。負極にお
ける酸素ガスを水に還元する気相−固相反応は液相の干
渉を嫌うので、負極が気相に直接接触できる領域を多く
設けることによって、負極での酸素ガス吸収力をより高
めることができ、必要以上の電解液の飛散による電池容
量の低下を抑えることができる。
【0026】また、電解質であるKOH量を増加させる
と、初期の放電容量は良好だが腐食性が高いのでサイク
ル寿命特性が悪くなる。逆に電解液濃度が低いとサイク
ル寿命特性は良好だが初期放電容量が低くなる。上記の
問題を回避しバランスのとれた電池特性を得るために
は、KOH電解液の濃度範囲を最適化する必要がある。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0028】(実施例1)純度99.5%以上のランタ
ン(La)を20重量%含むミッシュメタル(Mm),
ニッケル(Ni),マンガン(Mn),アルミニウム
(Al),コバルト(Co)を所定の割合で混合し、ア
ーク溶解炉にて溶解してMmNi4.0Mn0.3Al0.3
0.4の組成の合金をその一例として製造した。
【0029】この合金塊を不活性雰囲気中で粉砕し、粒
度300メッシュ以下の粉末とした。この合金粉末に高
分子結着剤を加え、電極支持体の発泡状金属多孔体に加
圧・充填して水素吸蔵電極とした。
【0030】一方正極には公知のニッケル極を用い、袋
状にしたセパレータの中に挿入した。この正極10枚と
負極11枚を交互に組み合わせて電極群とし、5つのセ
ル室に分かれたモノブロック形電池ケースの各セル室に
1つずつ入れ、比重1.25(25℃)のか性カリ水溶
液を電解液として各室に70mlずつ注液し、蓋は取り付
けずに5セル直列型で6Vの出力電圧のニッケル−水素
蓄電池を組立てた。これを電池Aとする。
【0031】次に同様の方法で電極群を構成し、5セル
室に分かれたモノブロック形電池ケースの各セル室に1
つずつ入れ、比重1.25のか性カリ水溶液を電解液と
して各室に70mlずつ注液し、蓋部に弁作動圧G=1.
2atmの安全弁を取り付けて5セル直列型(6V)ニッ
ケル−水素蓄電池を組立て、さらに電池内圧により電池
が変形しないように、ケース側面を金属板で補強した。
これを電池Bとする。以下同様に弁作動圧G=3,4,
6および9atmの安全弁を取り付けた電池をそれぞれ電
池C,D,EおよびFとする。
【0032】正,負極とも電極の大きさを36cm2、容
量は正極1枚当たり1.8Ah、負極1枚当たり2.0Ah
として電池A〜Fを構成し、これら各1個について2A
の電流で充放電した。充電器を用いて充電し、充電時間
は放電時間の20%過剰とし、放電終止電圧は5.0V
として200サイクルの充放電試験を行った。この試験
における電池の放電容量の変動を表1に、また200サ
イクル後における放電容量と弁作動圧との関係を図2に
示す。
【0033】
【表1】
【0034】表1より、電池B〜Eは充放電サイクルの
初期に5〜10%程度の容量低下を起こすが、その後2
00サイクルの充放電を繰り返しても容量低下は進ま
ず、10%程度にとどまる。これに対して電池Aは10
0サイクルで放電容量が初期の40%程度まで低下して
おり、200サイクルでは容量がほとんどない状態であ
る。また電池Fは100サイクルでの容量は電池B〜E
に少し劣る程度だが、100サイクル後に容量低下がみ
られる。従って、電池B〜Eは電池AおよびFと比較し
て充放電サイクル寿命が非常に優れていることがわか
る。
【0035】この寿命特性の差異は過充電時に起こる電
解液の減少、あるいはそれにより引き起こされるこの電
池特有の各セル間の容量差の影響であると考えられる。
【0036】電池Aの場合、過充電時に起こる水分解に
より電解液量が減少する。これは開放型電池ゆえに大気
圧下で負極の酸素ガス吸収反応が行われず、発生した酸
素ガスは再び水に還元されないからである。従って各セ
ルの容量低下もほぼ同じスピードで進み、表1に示した
ように積層電池の容量は緩やかに低下すると考えられ
る。
【0037】電池Fの場合、ケースと蓋との接着部分及
び安全弁の周辺にKOHの塩が析出しているセルがある
ことが確認できた。このことはこの電池が組み立て当初
各セルの電解液量が多いため過充電時に負極表面で酸素
ガス吸収反応が行われず、さらに弁作動圧が高いため発
生酸素ガスがケース外へ放出されず、充放電の繰り返し
につれて電池内圧が上昇し続け、やがて100サイクル
付近でケースと蓋との接着部分が破損を起こし、液枯れ
による容量低下が起こったことを示している。即ち、破
損後は開放型電池になるため、電池Aと同様の容量低下
が起こったと考えられる。
【0038】これに対して本発明の電池B〜Eにおいて
は、高い電解液面のセルは、弁作動圧が低いため異常に
内圧が上昇することなくケース外へ放出される。ここで
電解液の減少により放電容量は若干低下するが、電解液
量が表2に示すように適当な値になると負極の酸素ガス
吸収が始まり、各セルの電池内圧が一定になり電解液の
減少は止まるので、以降電池の容量は一定になったと考
えられる。即ち電池容量が一定になるまでの複数回の充
放電の繰り返しを前処理段階として、容量の安定した蓄
電池を提供することができると考えられている。
【0039】また本発明における放電容量の維持効果
は、図2に示すように安全弁の作動圧Gが1.2≦G≦
4の範囲内において特に著しい。よって上記の作動圧を
持つ安全弁を用いることが長寿命かつ高容量の積層電池
にとって好ましいと考えられる。
【0040】(実施例2)実施例1と同様の方法で水素
吸蔵電極(36cm2,2.0Ah/枚)を作製して負極と
し、この負極11枚を袋状セパレータ中に挿入したニッ
ケル正極(36cm 2,1.8Ah/枚)10枚と組み合わ
せて電極群とし、5室に分かれたケースの各セル室に1
つずつ入れ、比重1.25(25℃)のか性カリ水溶液
を電解液として各室に10mlずつ注液し、蓋部に弁作動
圧G=3atmの安全弁を取り付けて5セル直列型(6
V)のニッケル−水素蓄電池を組立て、この側面を実施
例1と同様に金属板で補強した。これを電池Gとする。
以下同様に電解液を各室に30,50および90mlずつ
注液した電池をそれぞれ電池H,IおよびJとする。
【0041】電池G〜J各1個について2Aの電流で充
放電した。充電器を用いて充電し、充電時間は放電時間
の20%過剰とし、放電終止電圧は5.0Vとして20
0サイクルの充放電試験を行った。この試験における電
池の放電容量の変動を表2に、また200サイクル後に
おける放電容量と電解液量との関係を図3に、ともに実
施例1の電池Cの試験結果と一緒に示す。
【0042】
【表2】
【0043】表2より、電池Gは初期の放電容量が15
Ah程度しかなく、50サイクルでは容量がほとんどない
状態である。また電池Jは初期特性は良いものの200
サイクルでは容量が初期の50%程度である。これに対
して電池H,IおよびCは初期に容量が低下した後は2
0〜200サイクルの間は容量低下がほとんどなく、放
電容量も16Ahを上回っていることがわかる。
【0044】この寿命特性の差異は、各セル毎の電解液
量の相違によるものと考えられる。各セル毎の電解液量
が適切である場合、電解液の減少はほとんど過充電時の
ガス発生によるもので、電解液が順次減少するにつれて
負極の酸素ガス吸収力は上昇し、やがて正極の酸素ガス
発生量と負極のガス吸収量とが平衡する電解液面に達し
た時点で電解液の減少は停止する。
【0045】しかし電解液量が多すぎると、負極での酸
素ガス吸収反応がほとんど起こらないため充放電の繰り
返しにより予め正極より容量を大きく設定した負極も完
全に充電され水素ガスの発生が起きる。従って酸素ガス
の吸収反応が有効に行なわれる液量になっても水素ガス
発生により電解液量は減少し続け、液枯れによる内部抵
抗の増大が起こって電池容量は低下し続けたと考えられ
る。また電解液量が少なすぎると初期からこのような容
量低下が起こっていると考えられる。
【0046】従って図3からも明らかなように、電解液
量は電池容量(Ah)当たり1.5〜4.0mlに調整する
ことが好ましいと考えられる。
【0047】(実施例3)実施例1と同様の方法で水素
吸蔵電極(36cm2,2.0Ah/枚)を作製して負極と
し、この両面に4フッ化エチレン−6フッ化プロピレン
の共重合体(以降FEPと称す)を0.8mg/cm2塗布
した。この負極11枚を袋状セパレータ中に挿入したニ
ッケル正極(36cm2,1.8Ah/枚)10枚と組み合
わせて電極群とし、5室に分かれたケースの各セル室内
に1つずつ入れ、比重1.25(25℃)のか性カリ水
溶液を電解液として各室に70mlずつ注液し、蓋部に弁
作動圧G=3atmの安全弁を取り付けて5セル直列型
(6V)のニッケル−水素蓄電池を組立て、ケース側面
を実施例1と同様に金属板で補強した。これを電池Kと
する。
【0048】電池Kの1個について2Aの電流で充放電
した。充電時間は放電時間の20%過剰とし、放電終止
電圧は5.0Vとして200サイクルの充放電試験を行
った。この試験における電池の放電容量の変動を、実施
例1の電池Cの試験結果と一緒に表3に示す。
【0049】
【表3】
【0050】表3より、電池Kは200サイクルを通じ
て容量低下は5%程度であり、電池Cと比較して初期容
量の保持性が優れていることがわかる。この特性の差異
は、過充電時における負極の酸素ガス吸収反応への関与
の相違によるものと考えられる。負極でガス吸収反応が
起こり酸素ガスが水に還元されると、電解液の減少に起
因する容量低下が抑えられるが、電池Cでは初期にこの
反応が行われないため、電解液が減少して容量は低下す
る。これに対して電池Kでは疎水性樹脂であるFEPの
付着部が、気相−固相反応である酸素ガス吸収反応に初
期から関与しており、水への還元がスムーズになされて
電解液の減少が抑えられてきたと考えられる。
【0051】(実施例4)実施例1と同様の方法で水素
吸蔵電極(36cm2,2.0Ah/枚)を作製して負極と
し、この負極を用いて電池Gと同様電極群を構成し、5
室に分かれたケースの各セル室内に1つずつ入れ、比重
1.10のか性カリ水溶液を電解液として各セル室に7
0mlずつ注液し、蓋部に弁作動圧G=3atmの安全弁を
取り付けて5セル直列型(6V)のニッケル−水素蓄電
池を組立て、ケース側面を実施例1と同様に金属板で補
強した。これを電池Lとする。以下同様に比重1.1
5,1.20,1.30および1.35(各25℃)の
か性カリ水溶液を電解液として用いた電池をそれぞれ電
池M,N,OおよびPとする。
【0052】電池L〜P各1個について2Aの電流で充
放電した。充電時間は放電時間の20%過剰とし、放電
終止電圧は5.0Vとして200サイクルの充放電試験
を行った。この試験における電池の放電容量の変動を表
4に、また200サイクルにおける放電容量と電解液比
重との関係を図4に、ともに実施例1の電池Cの試験結
果と一緒に示す。
【0053】
【表4】
【0054】表4より、電池Lは初期の放電容量が15
Ah程度しかなく、また電池Pは初期特性は良いものの2
00サイクル終了時の放電容量が14Ah程度と小さい。
これに対して電池M〜OおよびCは初期に数%の容量低
下があるものの20〜200サイクルの間は容量低下が
ほとんどなく、放電容量も16Ahを上回っていることが
わかる。この寿命特性の差異は電解液濃度の相違による
ものと考えられる。電解液のKOH濃度が高い場合、初
期の放電容量は大きいが、腐食性が高いためサイクル寿
命特性は悪くなる。逆に濃度が低い場合は寿命特性は良
いが放電容量は全体的に小さくなる。この傾向は、電解
液量が豊富な電池系で大きい。従って電池特性のバラン
スを考慮した場合、図4からも明らかなように電解液は
25℃において比重1.15〜1.30に調整すること
が好ましいと考えられる。
【0055】ここでは、水素吸蔵合金の一例としてMm
Ni4.0Mn0.3Al0.3Co0.4を選定したが、MmとN
iを主成分とするAB5系多元合金の全てに同様の効果
がある。
【0056】またここでは5つのセル室をもったモノブ
ロック形電池ケースを用いたが、複数セルのモノブロッ
ク形ケースであればよく、さらにこのモノブロック形ケ
ースを複数ブロック組み合わせ、その電池の総電圧で充
放電を行った場合も同じ効果が得られる。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数セル
をもち各セル毎の電解液の好ましい量への自動調整がで
き、取扱いが容易で充・放電のサイクル寿命が長く、か
つ容量も大きい、信頼ある金属酸化物−水素蓄電池を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)本発明におけるモノブロック形マルチセ
ル電池の代表的な構造を示す断面図(B)そのセルの代
表的な構造を示す断面図
【図2】本発明の実施例1でのA〜Fの各電池の200
サイクルにおける放電容量を示す図
【図3】実施例2でのG〜JおよびCの各電池の200
サイクルにおける放電容量を示す図
【図4】実施例4でのL〜PおよびCの各電池の200
サイクルにおける放電容量を示す図
【符号の説明】
1 負極 2 正極 3 セパレータ 4 電解液 5 ケース 6 安全弁 7 蓋 8 負極リード 9 正極リード 10 セル1 11 セル2 12 セル3 13 セル4 14 セル5 15 電解液面 16 電解液面 17 負極端子 18 正極端子
フロントページの続き (72)発明者 太田 璋 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−264684(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 10/28 H01M 12/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1種の金属酸化物からなる正
    極、電気化学的に水素を吸蔵・放出する水素吸蔵合金か
    らなる負極、セパレータ、アルカリ水溶液からなる電解
    液、およびこれら発電要素を収容する複数のセル室をも
    ち、かつ前記各セル室の内容積がそれぞれ異なり各セル
    室毎に安全弁を備えた密閉形ケースとより構成される蓄
    電池の製造法において、前記複数のセル室にそれぞれ所
    定の量以上の電解液を注入し、前記安全弁の作動圧力G
    が1<G≦6atmの範囲内で充放電を複数回繰り返すこ
    とにより、余剰電解液をセル室外に放出し、各セル室内
    の電解液量を一定になるようにした金属酸化物−水素蓄
    電池の製造法。
  2. 【請求項2】電解液量が正極の電池容量(Ah)当たり
    1.5〜4.0mlの範囲にある請求項1記載の水素蓄電
    池の製造法。
  3. 【請求項3】負極に疎水性樹脂を付与した請求項1記載
    の金属酸化物−水素蓄電池の製造法。
  4. 【請求項4】電解液の比重が1.15〜1.30の範囲
    にある請求項1記載の金属酸化物−水素蓄電池の製造
    法。
  5. 【請求項5】内容積が異なる複数のセル室をもち、各セ
    ルの充電を総電圧で制御する充電器と組み合せて行う金
    属酸化物−水素蓄電池の製造法。
  6. 【請求項6】少なくともニッケル水酸化物を主体とした
    正極、電気化学的に水素を吸蔵・放出する水素吸蔵合金
    からなる負極、セパレータ、アルカリ水溶液からなる電
    解液、これら発電要素を収容する複数のセル室をもち、
    かつ各セル室の内容積がそれぞれ異なるプラスチック製
    の密閉形ケース、および前記密閉形ケースの各セル室毎
    に設けられた安全弁とより構成されるアルカリ蓄電池の
    製造法において、前記複数のセル室にそれぞれ所定の量
    以上の電解液を注入し、電池組み立て後前記弁作動圧力
    が1.2<G≦4atmの範囲内で充放電を複数回繰り返
    すことにより、余剰電解液をセル室外に放出し、各セル
    室内の電解液量を一定になるように自動調節する金属酸
    化物−水素蓄電池の製造法。
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