JP3030665U - 地震対策建築用柱引き抜き防止金物 - Google Patents

地震対策建築用柱引き抜き防止金物

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JP3030665U
JP3030665U JP1996004961U JP496196U JP3030665U JP 3030665 U JP3030665 U JP 3030665U JP 1996004961 U JP1996004961 U JP 1996004961U JP 496196 U JP496196 U JP 496196U JP 3030665 U JP3030665 U JP 3030665U
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Japan
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wall
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bolt
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pillar
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JP1996004961U
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Inventor
正昭 大塚
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有限会社ライフ設計室
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存建物の外壁に添って本考案金物を取り付
けて、柱の引き抜けを防止する。 【解決手段】 本考案は、外壁に小さな穴(22)をあ
け、ボルト(15)にて主部材(10)を取り付け、基
礎コンクリート(400)に補助部材(40)をボルト
(45)にて取り付け、継ぎボルト(30)にてつな
ぎ、柱に加わる引き抜け力に対して補強するものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、既存建物の柱と土台の補強接合に関して外壁に穴をあけ、ボルトに より柱及び土台と基礎とを接合する金具を外壁に添わして取り付けることにより 外壁や土台を破壊せずに建物の地震等による柱の引き抜けを防止する金物に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の補強金物は建物構造部施工時に柱と土台叉は基礎とを補強する 為、考えられたものである。
【0003】 この為、完成後の建物に使用するには、外壁,土台,基礎等を取付の為一部壊 す必要があり、事後の復旧を含めると大幅な工事となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の金物を既存建物に使用する場合大幅な工事となり、経済的負担や工期、 工法等で問題があった。外壁に添って金物を取り付けることで、前述の欠点を解 消しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案の柱引き抜き防止金物は、外壁(200 )に取付穴(22)をあけ外壁部の防水処理(23)を行って後、取付スクリュ ーボルト(15)にて柱に本金物の主部材(10)を取付部材(20)を介して 固定し、補助部材(40)をコンクリート基礎部分(400)にボルト(45) にて取り付ける。
【0006】 主部材(10)の下部は柱(100)の変形時の支点となる土台(101)上 部位置にあり、ここに外壁(200)に水平に出た底板(11)の多少遊びのあ る通し穴(12)に上部より継ぎボルト(30)を入れる。
【0007】 この継ぎボルト(30)を基礎(400)に取付ボルト(45)にて取り付け た補助部材(40)上部の外壁(200)に水平に出た上板(41)の前後に長 くあけられた取付穴(42)に通し、ナット(31)にて固定する。
【0008】 このように、外壁に添って本考案の金物を取り付ける事により、課題を解決し 、柱の補強を可能にした。
【0009】
【考案の実施の形態】
本考案は外壁部(200)に取り付けた主部材(10)と基礎部(400)に 取り付けた補助部材(40)を継ぎボルト(30)にて継いだ形状となっている 。主部材(10)下部の底板(11)の継ぎボルト位置で前後左右及び下方向に 動く構造となっており、上方向に動く引き抜け力のみ本考案による金物が動く事 となる。
【0010】 これにより、小規模の柱の動きに合わせて本金物も動き、余分な力を金物取り 付け部に加えないような構造となっている。
【0011】 主部材(10)の取付部材(20)の底部分(21)は広くなっており、ボル ト(15)に加わる力を周辺に分散させる。
【0012】 本金物は耐候性と美観の為、プラスチック等の専用カバー(50)にて覆うも のとする。
【0013】
【実施例】
以下、添付図面に従って実施例を説明する。第1図は実施例の分解全体斜視図 を示す。(10)は主部材であり下部に底板(11)があり両側を側板(13) で補強し、中央部に継ぎボルト(30)の径よりやや大きめの継ぎボルト通し穴 (12)がある。
【0014】 主部材(10)は、取付部材(20)を介し取付スクリューボルト(15)で 外壁(200)にあけた40mm程度の外壁取付穴(22)の中央にて柱(10 0)に固定する。外壁取付穴(22)と取付部材(20)との隙間は外壁(20 0)の防水の為、コーキング(23)にて充填する。
【0015】 (40)は補助部材で基礎コンクリート(400)にホールインアンカー(4 7)等を使用し、取付ボルト(45)にて固定する。
【0016】 補助部材(40)の上部は上板(41)であり、側板(43)で両側を補強し ている。上板(41)には長円の継ぎボルト取付穴(42)があけられており、 ここに主部材(10)の底板(11)の通し穴(12)を通した継ぎボルト(3 0)を通してナット(31)にて固定する。
【0017】 上板(41)の取付穴(42)は既存建物の水切り(102)等の施工ばらつ き対応の為、取り付け位置が調整できる構造としている。
【0018】 上記手順にて施工後、保護カバー(50)を取り付ける。このカバーの(51 )の部分はジャバラ状で金物の動きに合わせて変形する構造としている。
【0019】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば既存建物の柱袖強を短時間に簡単に行う事ができ る。その為、施工コストも安くする事ができる。
【図面の簡単な説明】
【第1図】本考案にかかる実施例の分解全体斜視図を示
す。
【第2図】実施例の施工した状態の一部裁断側面図を示
す。
【符号の説明】
10 主部材 11 底板 12 継ぎボルト通し穴 13 側板 14 取付ボルト穴 15 取付スクリ
ューボルト 20 取付部材 21 取付部材底
板 22 外壁取付穴 23 コーキング 30 継ぎボルト 31 ナット 40 補助部材 41 上板 42 継ぎボルト取付穴 43 側板 44 取付ボルト穴 45 取付ボルト 46 ワッシャー 47 ホールイン
アンカー 50 カバー 51 カバー可変
部 100 柱 101 土台 102 水切り 200 外壁 400 基礎コンクリート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既存建物の外壁部に添って取り付ける金
    物で、主部材を柱に取り付け、補助部材を基礎に取り付
    け、土台上部位置にて両部材をボルトにて接合し、地震
    時に発生する柱と土台の引き抜けを防止する地震対策建
    築用柱引き抜き防止金物
JP1996004961U 1996-04-26 1996-04-26 地震対策建築用柱引き抜き防止金物 Expired - Lifetime JP3030665U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3406969B2 (ja) 1998-03-06 2003-05-19 有限会社アイティ−ディー 耐震補強構造体及びその施工法

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