JP3029926B2 - Da変換器 - Google Patents

Da変換器

Info

Publication number
JP3029926B2
JP3029926B2 JP4239301A JP23930192A JP3029926B2 JP 3029926 B2 JP3029926 B2 JP 3029926B2 JP 4239301 A JP4239301 A JP 4239301A JP 23930192 A JP23930192 A JP 23930192A JP 3029926 B2 JP3029926 B2 JP 3029926B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latch
circuit
data
strobe signal
bit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4239301A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0690169A (ja
Inventor
洋一 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP4239301A priority Critical patent/JP3029926B2/ja
Publication of JPH0690169A publication Critical patent/JPH0690169A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3029926B2 publication Critical patent/JP3029926B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はDA変換器に係り、特に
並列データの各ビット毎に設けた複数のアナログスイッ
チをオン・オフし、各ビット毎に重み付けられた電圧又
は電流を加算することで並列データをDA変換するマル
チビット型(並列型)のDA変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、CDプレーヤ等のディジタルオ
ーディオシステムにおいて、ディジタルオーディオデー
タをアナログオーディオ信号に変換する際に用いるDA
変換器は、並列データの各ビット毎に設けた複数のアナ
ログスイッチをオン・オフし、各ビット毎に重み付けら
れた電圧又は電流を加算することでDA変換するマルチ
ビット型(並列型)が一般的である。
【0003】このマルチビット型DA変換器では、各ア
ナログスイッチが各々に対応するビットデータの論理変
化に基づき開閉する際、同時に動作すれば問題はない
が、実際には、並列データのビット間スキュ及びアナロ
グスイッチの動作遅延時間のバラツキ等で開閉タイミン
グにずれが生じて、所謂グリッチ雑音がアナログ出力に
乗ってしまう。特に並列データのMSBが変化するとき
に発生するグリッチ雑音が目立ち、大きな零クロス歪が
生じたり、ノイズが出るのでそのままではアナログ出力
できない。
【0004】従来は、グリッチ雑音を除去若しくは抑圧
するため、電流出力型DA変換器の出力側に設けるI−
V変換器をサンプルホールド回路で構成し、DA変換器
出力をグリッチ雑音のない期間でサンプルホールドする
か、MSBを各々HとLに固定した2つのDA変換器を
用いて正負半波動作を行わせ、2つのDA変換器の出力
を加算するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
サンプルホールド回路を用いる方法では、グリッチ雑音
を除去できるものの、サンプルホールドスイッチをオン
・オフする際に発生するスイッチングノイズや、サンプ
ルパルスのアナログ系への混入により、新たなノイズが
アナログ出力に乗ってしまうという問題があった。ま
た、後者の2つのDA変換器を用いる方法では、DA変
換器でのMSBの変化が無くなるので大きなグリッチ雑
音の発生を阻止できが、DA変換器が2つ必要なので構
成上の負担が大きく、また、2つのDA変換器の直線性
等の性能の不一致からアナログ出力に大きな歪が生じた
りする問題があった。以上から、本発明の目的は余計な
ノイズや歪を発生することなくグリッチ雑音を抑圧で
き、構成上の負担が小さいDA変換器を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明におい
ては、各々、ラッチストローブ信号を入力して並列デー
タの各ビットデータを個別にラッチする複数のラッチ回
路を有し、該ラッチ回路でラッチされた並列データに基
づき各ビット毎に設けられた複数のアナログスイッチを
オン・オフし、各ビット毎に重み付けられた電圧又は電
流を加算することで並列データをDA変換するDA変換
器において、MSBを含む少なくとも上位ビット側の1
または複数のラッチ回路に入力される各ラッチストロー
ブ信号のタイミングを、個別に、調整可能とする1また
は複数の調整手段を設けたことにより達成される。
【0007】
【作用】本発明によれば、各調整手段で、MSBを含む
少なくとも上位ビット側の1または複数のラッチ回路に
入力される各ラッチストローブ信号のタイミングを、個
別に調整して、下位ビット側との間に存在するラッチ回
路出力のビット間スキュ、アナログスイッチの動作遅延
時間のバラツキを吸収する。これにより、ビット論理の
変化時に大きなグリッチ雑音を発生する上位ビット側の
アナログスイッチの開閉動作タイミングを下位側と合わ
せることができ、大きなグリッチ雑音の発生を抑圧する
ことができる。しかも、アナログ出力に新たなノイズが
乗ったり、歪が生じたりせず、DA変換器自体は1つで
済むので回路構成も簡単である。
【0008】また、前記各調整手段を、ラッチストロー
ブ信号を2系統に分けながら独立してタイミングを調整
可能な2つの調整回路と、調整手段の対象とするビット
データの前回と今回の論理変化方向を検出し、該検出し
た論理変化方向に基づき択一的に2つの調整回路の内の
一方の出力を選択してラッチ回路へ出力させる論理変化
方向検出・選択回路から構成し、ビットデータの論理が
L→Hに変化する場合と、H→Lに変化する場合に分け
て、ラッチストローブ信号のタイミングを調整し、論理
変化の方向を問わずに、上位ビット側と下位ビット側と
の間で、ラッチ回路出力にビット間スキュが生じたり、
アナログスイッチの動作遅延時間のバラツキが生じない
ようにする。これにより、常に、グリッチ雑音を最小の
レベルに抑えることができるようになる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の実施例構成図である。なお、
図1はCDプレーヤの信号再生系の一部を示す。1はデ
ィジタルフィルタであり、オーバーサンプリングしたデ
ィジタルオーディオデータ(nビット並列データ)を出
力端子D0 〜Dn-1 から並列出力する。ディジタルフィ
ルタ1は出力端子D0 〜Dn-1 のデータが確定する毎
に、DS端子から第1データストローブ信号DS1 を出
力する。2は遅延回路であり、第1データストローブ信
号DS1 を一定時間τa だけ遅延させ、第2データスト
ローブ信号DS2 を出力する。
【0010】3はDA変換器であり、この内、4−1〜
4−nは並列データのビット間スキュを抑圧するために
各ビット毎に設けられたラッチ回路、5−1〜5−nは
アナログスイッチ、6−1〜6−nは電流源であり、6
−jは電流値がI/2j-1 に設定されている。7はアナ
ログ出力端子であり、ここでは電流出力型となっている
が、該端子7にI−V変換器を設けることで電圧出力型
とすることもできる。
【0011】8は遅延回路であり、第2データストロー
ブ信号DS2 を一定時間τb だけ遅延させてラッチスト
ローブ信号RSc を作成し、並列データの内、kSB〜
LSBの下位ビット側の各ラッチ回路4−k〜4−nへ
出力する。第2データストローブ信号DS2 とラッチス
トローブ信号RSc は出力端子D 0 〜Dn-1 のデータが
確定している間に出力されるものとする。
【0012】9−1〜9−(k−1)は、各々、ラッチ
回路4−1〜4−(k−1)に入力されるラッチストロ
ーブ信号RS1 〜RSk-1 のタイミングを個別に調整す
る調整手段である。なお、ここでは、LSB〜kSBは
グリッチ雑音レベルへの影響度が少なく、(k−1)〜
MSBは影響度が大きいとして区別している。
【0013】調整手段9−1〜9−(k−1)は全く同
様に構成されており、この内、調整手段9−1の具体的
構成を図2に示す。10は第2データストローブ信号D
2 を入力するバッファ、11と12は各々半固定抵抗
VRとコンデンサCから構成された可変遅延回路から成
る第1調整回路と第2調整回路であり、バッファ10を
介して第2データストローブ信号DS2 を2系統に分け
ながら入力し、独立してタイミングを調整した遅延第2
データストローブ信号DS21´とDS22´を出力する。
【0014】13と14はバッファ、15は論理変化方
向検出・選択回路であり、この内、16は第1データス
トローブ信号DS1 をラッチストローブ信号としてMS
Bデータ(Dn-1 )をラッチするラッチ回路、17はラ
ッチ回路4−1の出力を反転する反転バッファ、18は
ラッチ回路16の出力を反転する反転バッファ、19は
第1調整回路11、ラッチ回路16、反転バッファ17
の各出力のNANDを取るNAND回路、20は第2調
整回路12、ラッチ回路4−1、反転バッファ18の各
出力のNANDを取るNAND回路、21はNAND回
路19と20の2つの出力のNANDを取るNAND回
路であり、該NAND回路21からラッチストローブ信
号RS1 がラッチ回路4−1に入力されるようになって
いる。
【0015】このように構成された調整手段9−1の動
作を図3と図4のタイムチャートを参照して説明する。
なお、第1調整回路11の可変遅延時間をτ1 、第2調
整回路12の可変遅延時間をτ2 とする。まず、MSB
データ(Dn-1 )が前回から今回にかけてL→Hに変化
する場合(図3参照)、今回のデータをラッチ回路4−
1がラッチする前には、該ラッチ回路4−1からLが出
力されており、反転バッファ17からはHが出力されて
いる。t1 で第1データストローブ信号DS1 が入力さ
れると、Dn-1 がラッチ回路16でラッチされて該ラッ
チ回路16の出力がHに変わり、反転回路18からはL
が出力される。t1 からτa 経過して第2データストロ
ーブ信号DS2 が入力されると、第1調整回路11よ
り、τ1 だけ遅延された遅延第2データストローブ信号
SD21´が出力され、第2調整回路12より、τ2 だけ
遅延された遅延第2データストローブ信号SD22´が出
力される。
【0016】遅延第2データストローブ信号SD21´を
入力している間、NAND回路19は他の2つの入力が
Hなので、出力がSD21´を反転したLとなる。一方、
NAND回路20は遅延第2データストローブ信号SD
22´以外の入力がLなので出力はHのままである。よっ
て、NAND回路21は遅延第2データストローブ信号
SD21´がHの間、Hレベルとなるラッチストローブ信
号RS1 をラッチ回路4−1へ出力することになる。ラ
ッチストローブ信号RS1 を入力したラッチ回路4−1
はMSBデータ(D n-1 )をラッチし、出力をL→Hへ
変化させる。該変化に付勢されてそれまで開いていたア
ナログスイッチ5−1が閉じる。
【0017】ここで、ラッチストローブ信号RS1 がラ
ッチ回路4−1に入力されるタイミングは第1調整回路
11の半固定抵抗VRの調整で調整することができ、該
タイミングを調整して、t1 からアナログスイッチ5−
1が閉じるまでに要する時間T11も調整することができ
る。そこで、例えば、kSBデータ(Dn-k )が前回か
ら今回に掛けてL→Hと変化し、t1 よりアナログスイ
ッチ5−kが開から閉に変化するまでに要する時間T1
と、kSBデータ(Dn-k )が前回から今回に掛けてH
→Lと変化し、t1よりアナログスイッチ5−kが開か
ら閉に変化するまでに要する時間T2 の平均時間(T1
+T2 )/2を基準時間Tとし、T11がTと一致するよ
うに調整する。なお、基準時間Tは、kSB〜LSBの
中の任意のビットで定めてもよく、kSB以下の各ビッ
トでの平均的な値を用いてもよい。
【0018】T11をTと等しくすることで、Dn-1 がL
→Hと変化するときに、MSBとkSBとの間に存在し
ていたラッチ回路4−1と4−kとの間のビット間スキ
ュ、及び、アナログスイッチ5−1と5−kとの間の動
作遅延時間差が吸収されることになる(調整手段9−1
での各論理素子の動作遅延時間も一緒に吸収される)。
【0019】これと反対に、MSBデータ(Dn-1 )が
前回から今回にかけてH→Lに変化する場合(図4参
照)、今回のデータをラッチ回路4−1がラッチする前
に、該ラッチ回路4−1からHが出力されており、反転
バッファ17からはLが出力されている。t1 で第1デ
ータストローブ信号DS1 が入力されると、Dn-1 がラ
ッチ回路16でラッチされて該ラッチ回路16の出力が
Lに変わり、反転回路18からはHが出力される。t1
からτa 経過して第2データストローブ信号DS2 が入
力されると、第1調整回路11より、τ1 だけ遅延され
た遅延第2データストローブ信号SD21´が出力され、
第2調整回路12より、τ2 だけ遅延された遅延第2デ
ータストローブ信号SD22´が出力される。
【0020】遅延第2データストローブ信号SD22´を
入力している間、NAND回路20は他の2つの入力が
Hなので、出力はSD22´を反転したLとなる。一方、
NAND回路19は遅延第2データストローブ信号SD
21´以外の入力がLなので出力はHのままである。よっ
て、NAND回路21は遅延第2データストローブ信号
SD22´がHの間、Hレベルとなるラッチストローブ信
号RS1 をラッチ回路4−1へ出力することになる。ラ
ッチストローブ信号RS1 を入力したラッチ回路4−1
はMSBデータ(D n-1 )をラッチし、出力をH→Lへ
変化させる。該変化に付勢されてそれまで閉じていたア
ナログスイッチ5−1が開く。
【0021】ここで、ラッチストローブ信号RS1 がラ
ッチ回路4−1に入力されるタイミングは第2調整回路
12の半固定抵抗VRの調整で調整することができ、該
タイミングを調整して、t1 からアナログスイッチ5−
1が開くまでに要する時間T 12も調整することができ
る。そこで、例えば、kSBデータ(Dn-k )がL→H
と変化したあと、t1 からアナログスイッチ5−kが開
から閉に変化するまでに要する時間T1 と、kSBデー
タ(Dn-k )がH→Lと変化しt1 からアナログスイッ
チ5−kが開から閉に変化するまでに要する時間T2
平均時間(T1 +T2 )/2を基準時間Tとし、T12
Tと一致するように調整する。
【0022】T12をTと等しくすることで、Dn-1 がH
→Lと変化するときに、MSBとkSBの間に存在して
いたラッチ回路4−1と4−kとの間のビット間スキ
ュ、及び、アナログスイッチ5−1と5−kとの間の動
作遅延時間差が吸収されることになる(調整手段9−1
での各論理素子の動作遅延時間も一緒に吸収される)。
【0023】他の調整手段9−2〜9−(k−1)につ
いても、9−1と全く同様の構成を有しており、全く、
同様の動作を行う。これにより、2SB〜(k−1)S
Bについても、MSBの場合と全く同様にして、論理変
化方向別にラッチストローブ信号RS2 〜RSk-1 の入
力タイミングの最適化を図ることで(各ビット毎に、ビ
ットデータがL→Hに変化する場合とH→Lに変化する
場合に分けて、第1ストローブ信号DS1 が入力された
タイミング(図3、図4のt1 参照)から対応するアナ
ログスイッチが開閉動作するまでに要する時間を上記T
と一致させる)、上位ビット側のアナログスイッチ9−
1〜9−(k−1)の開閉動作タイミングを下位ビット
側と完全に一致させてグリッチ雑音を抑制することがで
きる。
【0024】なお、例えば、MSBについて、前回と今
回のビットデータ(Dn-1 )に変化がないとき、調整手
段9−1では、ラッチ回路4−1の出力とラッチ回路1
6の出力が同じとなり、NAND回路19と20のいず
れも、少なくとも1つの入力がH、少なくとも他の1つ
の入力がLとなるので、出力がHを維持し、NAND回
路21の出力はLを維持してラッチストローブ信号RS
1 を出力しないが、元々、ビットデータに変化がないの
で、問題は生じない。他の調整手段9−2〜9−(k−
1)についても同様である。
【0025】この実施例によれば、MSB〜(k−1)
SBまでの上位ビット側について、ビットデータの論理
がL→Hに変化する場合と、H→Lに変化する場合に分
けて、ラッチストローブ信号のタイミングを調整し、論
理変化の方向を問わずに、上位ビット側と下位ビット側
との間で、ラッチ回路出力にビット間スキュが生じた
り、アナログスイッチの動作遅延時間のバラツキが生じ
ないようにしたから、常に、グリッチ雑音を最小のレベ
ルに抑えることができるようになり、音質向上を図るこ
とができる。しかも、アナログ出力に新たなノイズが乗
ったり、歪が生じたりせず、DA変換器自体も1つで済
むので回路構成も簡単である。
【0026】なお、上記した実施例では、ラッチ回路4
−1はDn-1 をラッチするようにしたが、調整手段9−
1のラッチ回路16の出力をラッチするようにしてもよ
く、このことは、他のラッチ回路4−2〜4−(k−
1)についても同様である。このように2重ラッチ構成
とすることで、ビット間スキュによるグリッチ雑音をよ
り一層、抑圧することができる。また、ラッチ回路はラ
ッチストローブ信号の立ち上がりエッジで動作するタイ
プを例に挙げたが、立ち下がりエッジで動作するタイプ
を用いるようにしてもよい。また、調整手段をMSBに
ついてだけ設け、2SBとの間でアナログスイッチの開
閉動作タイミングの一致化を図るようにしたり、調整手
段をLSBを除く全てのビットに設け、LSBとの間で
アナログスイッチの開閉動作タイミングの一致化を図る
ようにしてもよい。更に、タイミング調整をビットデー
タのL→H変化とH→L変化の別に行うようにしたが、
論理変化方向で区別せずに行うようにしてもよい。ま
た、DA変換器は電流加算型を例に挙げたが、電圧加算
型にも全く同様にして適用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上本発明によれば、MSBを含む少な
くとも上位ビット側の1または複数のラッチ回路に入力
される各ラッチストローブ信号のタイミングを、個別
に、調整可能とする1または複数の調整手段を設け、各
調整手段で、MSBを含む少なくとも上位ビット側の1
または複数のラッチ回路に入力される各ラッチストロー
ブ信号のタイミングを、個別に調整して、下位ビット側
との間に存在するラッチ回路出力のビット間スキュ、ア
ナログスイッチの動作遅延時間のバラツキを吸収するよ
うに構成したから、ビット論理の変化時に大きなグリッ
チ雑音を発生する上位ビット側のアナログスイッチの開
閉動作タイミングを下位側と合わせることができ、大き
なグリッチ雑音の発生を抑圧することができる。しか
も、アナログ出力に新たなノイズが乗ったり、歪が生じ
たりせず、DA変換器自体は1つで済むので回路構成も
簡単である。
【0028】また、前記各調整手段を、ラッチストロー
ブ信号を2系統に分けながら独立してタイミングを調整
可能な2つの調整回路と、調整手段の対象とするビット
データの前回と今回の論理変化方向を検出し、該検出し
た論理変化方向に基づき択一的に2つの調整回路の内の
一方の出力を選択してラッチ回路へ出力させる論理変化
方向検出・選択回路から構成し、ビットデータの論理が
L→Hに変化する場合と、H→Lに変化する場合に分け
て、ラッチストローブ信号のタイミングを調整し、論理
変化の方向を問わずに、上位ビット側と下位ビット側と
の間で、ラッチ回路出力にビット間スキュが生じたり、
アナログスイッチの動作遅延時間のバラツキが生じない
ように構成したから、常に、グリッチ雑音を最小のレベ
ルに抑えることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例構成図である。
【図2】図1中の調整手段の具体的構成図である。
【図3】調整手段の動作を説明するタイムチャートであ
る。
【図4】調整手段の動作を説明するタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
4−1〜4−n ラッチ回路 5−1〜5−n アナログスイッチ 9−1〜9−(k−1) 調整手段 11 第1調整回路 12 第2調整回路 15 論理変化方向検出・選択回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−246425(JP,A) 特開 平4−10714(JP,A) 特開 平4−117031(JP,A) 特開 昭60−29046(JP,A) 特開 昭57−211825(JP,A) 特開 平2−149020(JP,A) 実開 昭58−50531(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 1/00 - 1/88

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々、ラッチストローブ信号を入力して
    並列データの各ビットデータを個別にラッチする複数の
    ラッチ回路を有し、該ラッチ回路でラッチされた並列デ
    ータに基づき各ビット毎に設けられた複数のアナログス
    イッチをオン・オフし、各ビット毎に重み付けられた電
    圧又は電流を加算することで並列データをDA変換する
    DA変換器において、 MSBを含む少なくとも上位ビット側の1または複数の
    ラッチ回路に入力される各ラッチストローブ信号のタイ
    ミングを、個別に、調整可能とする1または複数の調整
    手段を設けたこと、 を特徴とするDA変換器。
  2. 【請求項2】 前記各調整手段は、ラッチストローブ信
    号を2系統に分けながら独立してタイミングを調整可能
    な2つの調整回路と、 調整手段の対象とするビットデータの前回と今回の論理
    変化方向を検出し、該検出した論理変化方向に基づき択
    一的に2つの調整回路の内の一方の出力を選択してラッ
    チ回路へ出力させる論理変化方向検出・選択回路と、 を含むことを特徴とする請求項1記載のDA変換器。
JP4239301A 1992-09-08 1992-09-08 Da変換器 Expired - Fee Related JP3029926B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4239301A JP3029926B2 (ja) 1992-09-08 1992-09-08 Da変換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4239301A JP3029926B2 (ja) 1992-09-08 1992-09-08 Da変換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0690169A JPH0690169A (ja) 1994-03-29
JP3029926B2 true JP3029926B2 (ja) 2000-04-10

Family

ID=17042695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4239301A Expired - Fee Related JP3029926B2 (ja) 1992-09-08 1992-09-08 Da変換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3029926B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100727885B1 (ko) * 2003-05-20 2007-06-14 학교법인 인하학원 새로운 글리치 에너지 억제 회로와 새로운 2차원적 전류셀스위칭 순서를 이용한 10비트 디지털/아날로그 변환기
KR100727884B1 (ko) * 2003-05-20 2007-06-14 학교법인 인하학원 디지털/아날로그 변환기의 성능 개선을 위한 글리치 억제회로
JP4544890B2 (ja) * 2004-03-29 2010-09-15 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社 ディジタルアナログ変換器及び電子装置
JP5399047B2 (ja) * 2008-11-10 2014-01-29 ラピスセミコンダクタ株式会社 画像処理方法及び画像処理装置
US7978109B1 (en) * 2010-02-18 2011-07-12 Advantest Corporation Output apparatus and test apparatus
US8890730B2 (en) * 2013-03-15 2014-11-18 Xilinx, Inc. Calibration of a switching instant of a switch

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0690169A (ja) 1994-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6990163B2 (en) Apparatus and method for acquiring phase lock timing recovery in a partial response maximum likelihood (PRML) channel
JP3580555B2 (ja) 補聴器装置
JP2777982B2 (ja) パルス幅変調回路
JP3029926B2 (ja) Da変換器
JPH02105628A (ja) ディジタルオーディオ機器のミュート回路
JPS63245129A (ja) デジタルアナログ変換器
JPH11168382A (ja) 電流比較器
JP4899271B2 (ja) アナログ制御方法、アナログ制御装置、agc、及びagcの制御方法
JPH09284125A (ja) 可変遅延回路
JP3453570B2 (ja) デジタルデータの加算回路
JP2591656B2 (ja) 音量・音質調整装置
US4811370A (en) Digital muting circuit
JPH04312020A (ja) アナログ・ディジタル変換装置
JP2678115B2 (ja) タイマ回路
JP2001156640A (ja) ディジタル/アナログ変換器
US5576709A (en) Delay circuit using a digital memory
JP3204744B2 (ja) 信号遅延メモリ回路
JP3145860B2 (ja) Da変換器
JP2002033661A (ja) デジタル・アナログ変換回路
JP2940759B2 (ja) D/a変換器
JPH06177723A (ja) パルス幅変調回路
JP2000269821A (ja) 予測符号化信号復号化装置及び雑音除去方法
JPH04115626A (ja) ディジタル/アナログ変換装置
JP3074278B2 (ja) デジタル/アナログ変換器
KR900007931B1 (ko) 아나로그/디지탈 변환기의 디지탈 데이타 오차 보정회로

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees