JP3029540B2 - 熱可塑性樹脂製品の流し込みマスキング成形方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂製品の流し込みマスキング成形方法

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JP3029540B2
JP3029540B2 JP6292197A JP29219794A JP3029540B2 JP 3029540 B2 JP3029540 B2 JP 3029540B2 JP 6292197 A JP6292197 A JP 6292197A JP 29219794 A JP29219794 A JP 29219794A JP 3029540 B2 JP3029540 B2 JP 3029540B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C67/00Shaping techniques not covered by groups B29C39/00 - B29C65/00, B29C70/00 or B29C73/00
    • B29C67/02Moulding by agglomerating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D33/00Producing bushes for bearings

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性樹脂製品の流
し込みマスキング成形方法に関する。
【従来の技術】
【0002】従来、熱可塑性樹脂製品、例えば、ゴム弾
性を有するキーホルダー、ブローチ等のアクセサリー、
ファンシー小物、玩具等は、ブロー成形や射出成形で成
形されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ブロー成形や射出成形は、上記のような小物製品の成形
には適していない。蓋し、製品に対して成形型が大き
く、必然的にコスト高とならざるを得ないからである。
【0004】本発明は、上記従来技術の有するこのよう
な問題点に鑑みなされたもので、所要形状の成形型が形
成されている成形シートとマスクを使い、加熱しながら
熱可塑性樹脂液を前記成形シートの成形型に順次流し込
むことで、上面が丸みを帯びた半立体形状のゴム弾性を
有する樹脂製品を短時間で、且つ低コストで成形できる
ようにした熱可塑性樹脂製品の流し込みマスキング成形
方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る熱可塑性樹
脂製品の流し込みマスキング成形方法は、加熱した台板
と、耐熱性を有する成形シートとを具備すると共に、該
成形シートは、所要形状の抜き型で形成される成形型お
よび該成形型と外形が同形、同大にして、且つ分離可能
な複数個のマスク構成片を平板状に組み合わせてなるマ
スクからなるものであって、前記台板上に、前記成形シ
ートを、各マスク構成片が成形型に全て嵌め込まれた状
態で載せる工程と、上記マスク中の任意のマスク構成片
を取り外した部分に所望色の熱可塑性樹脂液を流し込
み、当該樹脂液を固化させた後、他のマスク構成片を取
り外した部分に上記と同色若しくは異色の熱可塑性樹脂
液を流し込み、固化させる工程を必要回数繰り返えすこ
とにより、上記成形シートの成形型を順次埋める工程
と、上記成形シートの残りの部分を台板上から剥離除去
し、残された樹脂成形体をさらに加熱し、ゲル化させた
後、冷却させる工程を具備してなることを特徴とする。
【0006】
【作用】成形シートと、その成形型全体に嵌め込まれる
複数個のマスク構成片からなるマスクとを具備し、各マ
スク構成片を取り外した部分に熱可塑性樹脂液を順次流
し込み、加熱成形することによって、ゴム弾性を有する
多色美麗な製品が容易に、しかも低コストで成形でき
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の製造工程を示す説明図であり、図
2は製品成形後の拡大断面図であり、図3は本発明方法
により製造された製品の正面図である。
【0008】図1において、1は板厚が約1〜3mmの
成形シートであり、その中側には所要形状の成形型2が
形成させてある。この成形型2としては、成形シート1
を所要形状に打ち抜くことで形成された図示のような抜
き型2aを使用する。
【0009】3は上記成形シート1を打ち抜くことで得
られる成形型2と同形、同大のマスクであり、各々分離
可能な複数個のマスク構成片3a、3b、3c・・・を
平板状に組み合せることで構成させてある。
【0010】上記成形シート1としては、シリコンゴム
シートをその特性、即ち耐熱性に優れ、加工が容易で、
離型性が良く、且つ低コストであるゆえに使用する。
【0011】そして、上記成形シート1を、その成形型
2全てにマスク3を嵌め込んだ状態で台板4に載せると
共に、該台板4をホットプレート5に載せ、150〜1
80℃の温度で約1分間加熱する。
【0012】台板4としては、アルミ板が適している
が、鉄板、ステンレス板その他の金属板でも良い。ホッ
トプレート5としては、加熱温度を一定に保てるもので
あれば、電熱ヒーター、ガスヒーターなどいずれを選ぶ
ことも可能である。
【0013】次の工程として、上記成形シート1の成形
型2に熱可塑性樹脂液6aを流し込む。この工程を詳細
に説明すると、以下のとおりである。先ず、上記のよう
に加熱されている台板4上の成形シート1から、マスク
3の一部、即ちマスク構成片3aを取り外し、その部分
に所望色の熱可塑性樹脂液6aを流し込む。
【0014】このようにして流し込まれた樹脂液6a
は、成形型2の内縁や他のマスク構成片3b、3c・・
・の外縁に接触して止まり、さらに、その表面張力によ
り丸みを帯びて盛り上がり、約3〜5mmの厚みをもっ
て固化される。
【0015】次に、成形シート1から、残りのマスク構
成片3bを取り外し、その部分に違った色の熱可塑性樹
脂液6bを流し込み、上記のように固化させた後、残り
のマスク構成片3cを取り外し、さらに他の色の熱可塑
性樹脂液6cを流し込み、固化させる。
【0016】以下、同様な方法を必要回数繰り返えすこ
とにより次々と熱可塑性樹脂液を流し込み、固化させ、
成形型2の全体を埋めたならば、成形シート1の残りの
部分を台板4上から剥離除去し、台板4上に残された図
2に示した樹脂成形体6を、さらに200〜300℃の
温度で約2〜5分間加熱し、ゲル化させる。そして、ゲ
ル化後、台板4から剥してから、水冷または自然冷却に
より冷却させれば、図3に示したようなゴム弾性を有
し、且つ複数色を呈した美麗な製品Aが出来上がる。
【0017】この製品Aは、成形シート1の成形型2の
形状によって、キーホルダー、ブローチ、バレッタ、カ
チューシャ等のアクセサリー、ファンシー小物、あるい
は玩具などとして利用できる。
【0018】成形シート1から各々マスク構成片3a、
3b、3c・・・を取り外すに際しては、図示例では画
鋲等の針7を使用しているが、その他の道具も、あるい
は手だけでも可能である。
【0019】上記製品Aの原料である熱可塑性樹脂液6
a、6b、6c・・・の素材としては、加熱により表面
張力が働き、図2に示したような丸みを帯びた半立体形
状のゴム弾性体に成形しえる材料であれば、ビニルポリ
マーやナイロンなどその種類は問わないが、中でも軟質
塩化ビニル樹脂が適している。図1に示したように、こ
れをチューブ状容器8に入れ、先端のノズル8a部分か
ら注出することによって成形シート1の成形型2に流し
込む。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されるもの
であるから、以下に述べる効果を有する。 (1)多数の色彩及び任意の形状からなる美麗な樹脂製
品を容易に、しかも低コストで製造できる。 (2)表面形状が全体的に丸みを帯びた半立体形状のゴ
ム弾性素材からなる樹脂製品なので、各種小物類、例え
ばアクセサリー、ファンシー小物、玩具などに利用すれ
ば、非常に商品価値の高いものに仕上がる。 (3)離形性の優れたシリコンゴムの成形シートを使用
すること、及びマスクを使用することにより、生産性が
極めて向上し、歩留りも良い。 (4)従来技術と比べて材料費がかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造工程を示す説明図である。
【図2】製品成形後の拡大断面図である。
【図3】本発明方法により製造された製品の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 成形シート 2 成形型 3 マスク 3a、3b、3c マスク構成片 4 台板 5 ホットプレート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱した台板と、耐熱性を有する成形シー
    トとを具備すると共に、該成形シートは、所要形状の抜
    き型で形成される成形型および該成形型と外形が同形、
    同大にして、且つ分離可能な複数個のマスク構成片を平
    板状に組み合わせてなるマスクからなるものであって、
    前記台板上に、前記成形シートを、各マスク構成片が成
    形型に全て嵌め込まれた状態で載せる工程と、 上記マスク中の任意のマスク構成片を取り外した部分に
    所望色の熱可塑性樹脂液を流し込み、当該樹脂液を固化
    させた後、他のマスク構成片を取り外した部分に上記と
    同色若しくは異色の熱可塑性樹脂液を流し込み、固化さ
    せる工程を必要回数繰り返えすことにより、上記成形シ
    ートの成形型を順次埋める工程と、 上記成形シートの残りの部分を台板上から剥離除去し、
    残された樹脂成形体をさらに加熱し、ゲル化させた後、
    冷却させる工程を具備してなることを特徴とする熱可塑
    性樹脂製品の流し込みマスキング成形方法。
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