JP4323965B2 - 装身具用ワックスパターンの製造方法 - Google Patents

装身具用ワックスパターンの製造方法 Download PDF

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本発明は、安価、簡略な工程で自然風味の外観を呈する装身具形状のワックスパターンの製造方法に関するものである。
従来、指輪、ブレスレット、ペンダント等の装身具を製造するに際して、指輪等の装身具形状のワックスパターンを先ず製作し、このワックスパターンを基に貴金属製の装身具を鋳造することが行われている。
この場合、従来一般的に用いられる技術として、ワックスパターンの表面に手作業で細かい傷や凹部を付けたり、穴を開けたり、溶かしたりして、例えば軽石の外観のような巣入りの自然風味をワックスパターン表面に表出しようとすることが行われている。
しかし、このような手段では十分に満足感が得られる自然風味を表出することは困難であった。
特許文献1には、光硬化樹脂にレーザー光を照射して所望のパターンを造形したワックスパターンを得て、このワックスパターンを指輪等の装身具の鋳造に使用するようにしたワックスパターンの製造方法が提案されている。
しかし、この特許文献1のワックスパターンの製造方法の場合、レーザー光を照射するレーザー装置を必要とし、レーザー光の照射技術も難しく、安価、簡略に自然風味の外観を呈するワックスパターンを製造することは困難であった。
特開平08−001274号公報
解決しようとする問題点は、安価、簡略に自然風味の外観を呈するワックスパターンを製造することが難しい点である。
本発明は、自然風味の外観を呈するワックスパターン材を用いて、前記自然風味の外観を呈する装身具形状の装身具用ワックスパターンとしたことを最も主要な特徴とする。
また、本発明の装身具用ワックスパターンの製造方法は、ワックス原材を煮沸する工程と、煮沸するワックス原材に液体を注入する工程と、液体が注入され泡立つワックス原材を冷却固化して自然風味の外観を呈するワックスパターン材を得る工程と、ワックスパターン材から装身具形状で自然風味の外観を呈するワックスパターンを形成する工程とを含むことを特徴とする。
更に、上記ワックスパターンの製造方法を用いた装身具の製造方法は、ワックス原材を煮沸する工程と、煮沸するワックス原材に液体を注入する工程と、液体が注入され泡立つワックス原材を冷却固化して自然風味の外観を呈するワックスパターン材を得る工程と、ワックスパターン材から装身具形状で自然風味の外観を呈するワックスパターンを形成する工程と、を含んでなる装身具用ワックスパターンの形成工程と、前記自然風味の外観を呈する装身具形状の装身具用ワックスパターンを型形成容器に入れる工程と、前記型形成容器内で湯道及び溶出口を確保しつつ装身具用ワックスパターンの外側に成形型を形成する工程と、前記成形型内に湯道から溶融した装身具用金属材料を注入し装身具用ワックスパターンを溶出口から溶出させて装身具の成形を行う工程と、前記成形型の冷却及び脱型を行い、成形された装身具を取り出す工程と、を含んでなる装身具形状の原型形成工程と、前記装身具形状の原型を柔軟なゴム材で覆う工程と、前記原型を内装したゴム材を押圧固化し内部に原型を含むゴム型とする工程と、前記ゴム型を二つ又は二つ以上の複数に切開して原型を取り出し、この原型に対応する成形領域を有する二つ又は又は二つ以上の複数構成のゴム成形型とする工程と、前記ゴム成形型の成型領域内に溶融されて金材料又は銀材料或いはプラチナ材料から選らばれる装身具用材料を注入し、前記原型に対応した形状の装身具パターンを成形する工程と、前記ゴム成形型から前記原型に対応した形状の装身具パターンを取り出す工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、自然風味の外観を呈する装身具形状のワックスパターンを提供することができ、安価、簡略な工程で自然風味の外観を呈する装身具形状のワックスパターンを製造することができる製造方法を提供することができる。
更に、本発明のワックスパターンの製造方法によれば、自然風味の外観を呈する装身具形状のワックスパターンの自然風味の外観に対応した外観を有し、且つ、同形状の装身具を提供することができ、装身具形状のワックスパターンを基に、成形型の形成、成形型への溶融した装身具用金属材料の注入、ワックスパターンの溶出、成形型の冷却及び脱型という工程を経て、安価、簡略に指輪等の装身具を得ることができ、装身具形状の原型に基づいて成形したゴム成形型を用いて、前記原型に対応した形状、例えば金リング、銀リング、プラチナリング等の装身具パターンを量産性良く得ることができる製造方法を提供することができる。
安価、簡略に自然風味の外観を呈するワックスパターンを製造するという目的を、ワックス原材を煮沸する工程と、煮沸するワックス原材に液体を注入する工程と、液体が注入され泡立つワックス原材を冷却固化して自然風味の外観を呈するワックスパターン材を得る工程と、ワックスパターン材から装身具形状で自然風味の外観を呈するワックスパターンを形成する工程とを採用することにより実現した。
以下に、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は本実施例の装身具の一例である指輪形状のワックスパターン1を示すものであり、このワックスパターン1は、指に挿入可能な寸法の円筒状のパターン本体2の表面に、例えば軽石の巣のような自然風味を呈する巣状部(点々で示す)3を表出している。
次に、前記ワックスパターン1の製造方法について図2、図3を参照して説明する。
まず、例えば直方体状のワックス原材11を用意し、このワックス原材11を図3に示すように容器12に入れて加熱し煮沸させる。
次に、煮沸しているワックス原材11に適量の水又は湯或いは油等の液体を注入し、ワックス原材11を泡立たせる。この後、当該液体が注入され泡立った状態のワックス原材11に対する加熱を停止し、冷却固化して容器12から取り出す。
これにより、自然風味の外観を呈する巣状部3が表出した塊状のワックスパターン材13を得ることができる。
次に、このワックスパターン材13を、所望する装身具、例えば指輪状に加工し、図3、図1に示すように指輪形状で自然風味の巣状部3が表面に表出した外観を呈するワックスパターン1を製造する。
本実施例によれば、自然風味の外観を呈する巣状部3が表面に表出した所望する装身具、例えば指輪形状の斬新なワックスパターン1を提供することができる。
また、本実施例によれば、ワックス原材11を基に、煮沸、水又は湯或いは油等の液体差し、泡立ち、冷却硬化の一連の簡略な工程を経て、上述した斬新なワックスパターン1を製造することができる。
次に、図4、図5を参照して、本発明の装身具及びその製造方法の実施例を説明する。
まず、上述した製造過程を経て製造した所望する装身具、例えば指輪形状のワックスパターン1を図5に示すように型形成容器21に入れる。
次に、型形成容器21内で棒材25、26を用いて湯道22及び溶出口23を確保した後、棒材25を除去しワックスパターン1の外側に例えば石膏等を流し込み、所望する装身具例えば指輪用の成形型24を形成する。
このとき、ワックスパターン1の巣状部3の形状が成形型24の内周面に転写される。そして、型形成容器21を除去する。
次に、成形型24内に湯道22から溶融した装身具用金属材料、例えば溶融した金材料、又は銀材料を注入し、棒材26を除去して、これによりワックスパターン1を溶かし溶出口23から溶出させて成形型24により装身具である例えば指輪30の成形を行う。
このとき、成形型24の内周面に転写された巣状部3に対応する形状により、指輪30の表面にも前記巣状部3に対応する巣状部3’が形成される。この後、成形型24の冷却及び脱型を行い、成形された指輪30を取り出す。
この結果、図6に示すように、前記ワックスパターン1の自然風味の外観に対応した巣状部3’を備えた外観を有し、前記ワックスパターン1と同形状の指輪30を得ることができる。
本実施例によれば、自然風味の外観を呈する所望する装身具、例えば指輪形状の前記ワックスパターン1の外観に対応した外観を有し、且つ、同形状の指輪30を提供することができる。
また、本実施例によれば、所望する装身具、例えば指輪形状のワックスパターン1を基に、成形型24の形成、成形型24への溶融した金属材料の注入、ワックスパターン1の溶出、成形型24の冷却及び脱型という工程を経て、安価、簡略な工程にて自然風味の外観、すなわち巣状部3’を備えた所望する装身具、例えば指輪30を得ることができる製造方法を提供できる。
次に、図7、図8を参照して本発明の他の実施例を説明する。この他の実施例は、図7に示すようにゴム成形型44、45を用いて例えば円環状(リング状)の装身具パターン50を製造するものである。以下に詳述すると、まず、円環状の原型41を用意し(図7(a))、この原型41の全周を柔軟なゴム材42で覆う(図7(b))。次に、原型41を内装したゴム材42を例えばプレス機を用いて押圧固化し、内部に原型41を含むゴム型43とする(図7(c))。
次に、ゴム型43を二つ(又は二つ以上の複数)に切開して原型41を取り出し、この原型41に対応する成形領域44a、45aを有する二つ(又は二つ以上の複数)構成のゴム成形型44、45とする(図7(d))。
次に、ゴム成形型44、45を重合し、湯道46から溶融した装身具用材料、例えば金材料、銀材料、プラチナ材料等から選ばれる材料を注入し、前記円環状の原型41に対応した形状の装身具パターン50を成形し冷却固化する(図7(e))。この後、ゴム成形型44、45から装身具パターン50を取り出すものである(図7(f))。
このようにして、本発明の他の実施例によれば、ゴム成形型44、45を用いて金、銀、プラチナ等からなる装身具パターン50を次々と量産性良く製造することが可能となる。
また、前記装身具パターン50を、図8に示すように支持台51により支持した中心棒体52に対して多数個取り付けてツリー(木)状に構成することで、置物等として活用できる。
なお、前記ゴム成形型44、45により成形する装身具パターン50の形状としては、円環状、楕円環状、棒状その他種々の形状とすることができる。
本発明は、上述した所望する装身具、例えば指輪30を製造するためのワックスパターン1の他、ネックレス、ペンダント等の装身具を製造するためのワックスパターン、更にはこのワックスパターンを用いたブレスレット、ペンダント等の装身具の製造に適用可能である。
本発明の実施例のワックスパターンを示す斜視図である。 本発明の実施例のワックスパターンの製造工程を示すフローチャートである。 本発明の実施例のワックスパターンの製造工程を示す説明図である。 本発明の実施例の指輪の製造工程を示すフローチャートである。 本発明の実施例の指輪の製造工程を示す説明図である。 本発明の実施例の指輪を示す斜視図である。 本発明の他の実施例の装身具パターンの製造工程を示す説明図である。 他の実施例の装身具パターンを用いて形成した置物を示す図である。
1 ワックスパターン
2 パターン本体
3 巣状部
3’ 巣状部
11 ワックス原材
12 容器
13 ワックスパターン材
21 型形成容器
22 湯道
23 溶出口
24 成形型
25 棒材
26 棒材
30 指輪

Claims (1)

  1. ワックス原材を煮沸する工程と、
    煮沸するワックス原材に液体を注入する工程と、
    液体が注入され泡立つワックス原材を冷却固化して自然風味の外観を呈するワックスパターン材を得る工程と、
    ワックスパターン材から装身具形状で自然風味の外観を呈するワックスパターンを形成する工程と、
    を含むことを特徴とする装身具用ワックスパターンの製造方法。
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