JP2017510474A - インテグラルフィルム製品を形成するための方法 - Google Patents

インテグラルフィルム製品を形成するための方法 Download PDF

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Abstract

打ち抜きの無駄なしに廉価なインテグラルフィルム製品を商業規模で製造することができ、これらの製品をそれらが上に形成された支持構造物から独立して使用できる方法は、マスクを剥離性表面を有する基材上に載置することと、マスクを通してフィルム形成組成物を送達して基材上に粗形状体を形成することと、マスクを取り外すことと、基材上に配されたインテグラルフィルム製品へと粗形状体を凝固させることと、を含む。マスクは、所望のインテグラルフィルム製品に対応する形状を有する少なくとも1つの開口部を有する。インテグラルフィルム製品は、基材から独立した使用のために基材の剥離性表面から取り外し可能であるように配置及び構成される。

Description

インテグラルフィルム製品は、広範な用途を有する。これらには、装飾的な窓用デカール、絆創膏、粘着包帯、並びに経口ストリップ(薬用及びその他の両方)が含まれる。
このようなインテグラルフィルム製品の従来の生産は、一般に、フィルムストックから所望の形状の製品を打ち抜くことを伴う。この生産は、廉価なフィルムストックを生産するものの、打ち抜きは、最終製品形成の効率性及び/又は可変性を制限する。製品の形状が完全に長方形ではない、又は他の点で完全にモザイク状ではない場合、取り囲む梯子状の切れ端は、著しい浪費をもたらし得る。したがって、高価な原材料を有する製品は、しばしば、このような高価な浪費を実質的に排除するために、正方形又は他の完全にモザイク状の形状に限定される。これは、残念ながら一部の用途のための最適な形状の形成を妨げる。医療フィルムの打ち抜きの例としては、Pharmedica Ltd.、国際公開第2012104834号A1、Pinnaら、米国特許第7612048号B2、及びSmithkline Beecham Corp.、国際公開第2005/009386号A2に記載されているような生産技術が挙げられる。
一方、印刷(ステンシル印刷及びスクリーン印刷を含む)は、不規則な形状を基材上に提供することができる公知の方法である。一般に、印刷された材料は、紙上に印刷されたテキスト及びグラフィクス、電子業界における印刷回路、並びに服飾及び標識上の印刷されたデザイン等、基材に永続的に接合されてとどまる。しかしながら、印刷された要素へ担持基材を統合することは、印刷された製品を基材から離れて使用することを妨げる。
必要とされているものは、打ち抜きの無駄なしに廉価なインテグラルフィルム製品を商業規模で製造でき、これらの製品をそれらが上に形成された支持構造物から独立して使用できる方法である。
驚くべきことに、我々は、打ち抜きの無駄なしに廉価なインテグラルフィルム製品を商業規模で製造でき、これらの製品をそれらが上に形成された支持構造物から独立して使用できる方法を見出した。この方法は、剥離性表面を有する基材上にマスクを載置することと、マスクを通してフィルム形成組成物を送達し、粗形状体を基材上に形成することと、マスクを取り外すことと、基材上に配されたインテグラルフィルム製品へと粗形状体を変換することとを含む。マスクは、所望のインテグラルフィルム製品に対応する形状を有する少なくとも1つの開口部を有する。インテグラルフィルム製品は、基材から独立した使用のために基材の剥離性表面から取り外し可能であるように配置及び構成される。
代替的な実施形態では、インテグラルフィルム製品を形成するための方法は、剥離性表面を有する基材上にマスクを載置することと、マスクを通してフィルム形成組成物を送達し、粗形状体を形成することと、マスクを取り外すことと、基材上に配されたインテグラルフィルム製品へと粗形状体を凝固させることとを含む。フィルム形成組成物及びしたがってインテグラルフィルム製品は、有益剤を含み、インテグラルフィルム製品は、基材から独立した使用のために基材の剥離性表面から取り外し可能であるように配置及び構成された第1の表面を有する。有益剤は、インテグラルフィルム製品の第1の表面を通して送達可能である。
本発明の一実施形態による方法のブロック図である。 本発明の一実施形態において有用なフラットベッドステンシル印刷システムの斜視図である。 本発明の別の実施形態において有用な回転式ステンシル印刷システムの斜視図である。 本発明の別の実施形態において有用なフラットベッドスクリーン印刷システムの側面図である。 本発明の更に別の実施形態において有用な回転式スクリーン印刷システムの側面図である。 本発明のインテグラルフィルム製品の断面図である。 本発明のインテグラルフィルム製品の断面図である。 本発明のインテグラルフィルム製品の断面図である。 本発明のインテグラルフィルム製品の断面図である。 本発明のインテグラルフィルム製品の形成を示す一連の工程段階の概略側面図である。 本発明のインテグラルフィルム製品の形成を示す一連の工程段階の概略側面図である。 本発明のインテグラルフィルム製品の形成を示す一連の工程段階の概略側面図である。 本発明のインテグラルフィルム製品の形成を示す一連の工程段階の概略側面図である。 本発明のインテグラルフィルム製品の形成を示す一連の工程段階の概略側面図である。 ステンシルマスク対完成された製品の厚さのグラフである。 スクリーンマスク対完成された製品の厚さのグラフである。
本発明は、インテグラルフィルム製品を形成するための方法及び装置に関する。以下の説明は、当業者が本発明を作製及び使用できるようにするために提示される。本明細書に記載される実施形態並びに一般的な原則及び特長に対する様々な修正が、当業者には容易に明らかになるであろう。したがって、本発明は、示されている実施形態に限定されることを意図するものではなく、本明細書に記載されている原則及び特長に整合する最も広い範囲が与えられるべきである。インテグラルフィルム製品は、広範な用途を有し得る。これらには、窓及び壁の装飾的なデカール、一時的なタトゥー(車体用デカール等)等の家庭及び娯楽用途、薬用及び/又は吸収性絆創膏、粘着包帯、及び他の創傷被覆、「消耗性フィルム」(薬用、治療用、及び化粧品用)としても知られている経口ストリップ、保湿にきび治療薬、抗シワ、隈、メリスマ(melisma)、セルライト、ビタミンの送達、湿疹、乾癬等の他の身体用ストリップ等の医療装置等が含まれる。
本明細書及び請求項において使用される場合、用語「インテグラルフィルム製品」、その変化形は、支持基材から離して所望の目的のために取り扱うことを可能にするのに十分丈夫であるフィルム製品に関する。製品は、基材から独立した使用のために基材から取り外し可能である。
本明細書及び請求項において使用される場合、用語「フィルム形成組成物」、その変化形は、それ自身によって又は添加剤の存在下で、基材上に連続的なフィルムを形成することができる組成物に関する。
本明細書及び請求項において使用される場合、用語「粗形状体」、その変化形は、開口付きマスクを通して基材上に配されたフィルム形成組成物の、形作られた体積に関する。粗形状体は、一般に、それをインテグラルフィルム製品へと変換するために、統合等の更なる処理を必要とする。
本明細書及び請求項において使用される場合、用語「凝固」、その変化形は、液体から固体への相変化に関し、溶媒の蒸発、温度の低下、重合、架橋等によってであってもよい。
本明細書及び請求項において使用される場合、用語「モザイク状」及びその変化形は、重なり合い又は間隙のない平坦形状の模様を有する平面に関する。したがって、「梯子状の無駄は形状の間に存在しない。
図面を参照すると、図1は、インテグラルフィルム製品を形成するための方法の高レベルの流れ図である。第1の工程10は、開口部を有するマスクを形成することを含む。第2の工程20は、剥離性表面を有する基材上にマスクを載置することを含み、マスクは、開口部を有する。第3の工程30は、マスクを通してフィルム形成組成物を基材へ送達することを含む。第4の工程40は、マスクを取り外すことを含む。第5の工程50は、フィルム形成組成物をインテグラルフィルム製品へと変換することによって粗形状体を凝固させることを含む。第6の工程60は、基材の剥離性表面からインテグラルフィルム製品を取り外すことを含む。これは、製品の製造及び包装中になされてもよく、又は消費者によってなされてもよい。
工程10は、所望のインテグラルフィルム製品(図2に示され、下で説明される)に対応する少なくとも1つの開口部104を有するマスク102を形成することを含む。本発明の新機軸により、形状は、所望される通りに単純又は複雑であってもよい。本発明の1つの利点として、形状は、比較的複雑(打ち抜き作業において過度の梯子状の無駄をもたらすであろうような種類の形状)であってもよい。例えば、入れ子式の円模様の印刷中に生じる最小限の梯子状の無駄は、約20%である(象限において接する、まっすぐな列及び行として配置された円に基づくと)。
印刷マスクは、当技術分野で公知である。これには、ステンシル、スクリーン、メッシュ、テープ等が含まれるが、それらには限定されない。印刷マスクの正確な製作は、本発明にとって決定的ではないが、我々の発明は、比較的厚いインテグラルフィルム製品を形成すること、及びしたがって比較的厚いマスクを使用することを可能にする。好ましくは、マスクは、少なくとも約0.05ミリメートル(「mm」)の厚さを有する。可撓性の比較的目立たない製品に関する皮膚上の使用のための一実施形態では、マスクは、約0.05mm〜約0.3mm、より好ましくは約0.1〜約0.2mmの厚さを有する。別の実施形態では、厚いインテグラルフィルム製品は、約0.2mm超、好ましくは約0.2〜約2mm、好ましくは約0.4mm〜約1mm、及び最も好ましくは約0.5mm〜約1mmの厚さを有するマスクを使用して作製されてもよい。多くの実施形態では、マスクの厚さは決定的ではない一方、他の実施形態では、本発明は、事前に知られていない厚さを有するインテグラルフィルム製品を形成することを可能にする。
マスクの厚さは、一般に、インテグラルフィルム製品の最大厚さを決定する。この関係は、フィルム形成組成物の性質及び組成物が凝固する仕組みによって決定される。例えば、ホットメルト及び親水コロイドのフィルム形成組成物は、一般に、マスク厚さと本質的に等しい製品厚さをもたらす。発泡フィルム形成組成物も使用されてもよく、マスクの厚さと等しいか、又はそれどころかことによるとそれよりも厚い厚さを有する凝固フィルタを提供し得る。溶媒又は他の担体ベースの組成物は、製品が凝固するにつれて厚みを失うであろう。厚みの低減は、一般に、組成物の固形分に関係する。我々は、固形分が30〜40%であると、マスク厚さの約50%の厚さを有するインテグラルフィルム製品がもたらされることを見出した。配合物の固形分がより少ないと、更には、マスク厚さの50%未満の厚さを有する最終製品がもたらされる可能性が高いであろう。
例えば、ステンシルマスク厚さが0.5mmであると、約0.5mmのフィルム形成組成物の粗形状体を堆積させることができるであろう。インテグラルフィルム製品への変換後、フィルム形成組成物の固形分に基づき、厚さは縮小するであろう。
スクリーン印刷法では、異なる用途に対して異なるメッシュサイズが使用される。メッシュの幾何形状が、メッシュの特性を定める。スクリーンメッシュの幾何形状は、メッシュ数及び糸(又はワイヤ若しくは繊維)の直径によって定められる。メッシュ数とは、2.5センチメートルあたり(インチあたり)のメッシュに含まれる糸の数を指す。糸の直径とは、糸がメッシュの中に織り込まれる前の糸の直径を指す。糸の直径及びメッシュ数は、合せて、メッシュ孔を決定する。メッシュ孔とは、隣接する糸の間の間隔である。メッシュ孔のサイズは、使用され得る最大粒径を左右し、全ての印刷される細部及び配合物剥離特性に影響を与える。フィルム形成組成物の最適なメッシュ通過のためには、最大粒径は、メッシュ孔の約1/3未満でなければならない。
それらに関連するいくつかの典型的なメッシュサイズ及び細孔は、以下の通りである。
Figure 2017510474
本発明の印刷マスクの生産において、材料の選択は決定的ではない。当業者は、マスクが、アルミニウム合金、ステンレス鋼、Ni合金、Cr合金等の金属;ポリイミド、ポリエステル、エポキシ、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン等のマスク等の樹脂;ガラス;紙;木;若しくはボール紙、及びそれらの組み合わせを含むが、それらには限定されない構造的材料から作製されてもよいことを認識するであろう。別の例として、マスク本体は、ガラス繊維入りのポリイミド、ポリエステル、又はエポキシ等の複合材料から作製されてもよい。マスク本体は、これらの材料からのシートにおいて形成される。シートの厚さは、20〜2000マイクロメートル(μm)であってもよいが、取り扱いの容易性及び他の考慮すべき事項のため、厚さは、好ましくは20〜80μmである。
好ましい実施形態では、マスクは、均一な厚さを有する。しかしながら、機械方向に沿って変化する厚さを有するマスクを用いることは可能である。例えば、マスクは、機械方向に沿って中央の肥厚部分及びテーパー状の端部を有しても良い。
本発明の一実施形態によるマスクの一例は、図2に示されるステンシルである。このマスクは、フラットベッドステンシル印刷装置で使用されてもよい。図3に示される代替的な実施形態では、マスクは、回転式ステンシル印刷装置内のドラムの表面上に配されてもよい。追加的な変形例としては、フラットベッドスクリーン印刷マスク(図4)及び回転式スクリーン印刷マスク(図5)が挙げられる。
工程20では、マスクは、剥離性表面を有する基材上に載置される。この剥離性表面は、無端ベルト(連続する可撓性ウェブ、連結された圧盤等)であってもよく、又はそれは、剥離ライナーのウェブであってもよい。表面は、二硫化モリブデン、グラファイト、二硫化タングステン等の乾燥フィルム潤滑剤、又は一般的に当業者に公知の油脂の使用を通じて改質されてもよい。典型的な剥離表面は、シリコーン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ワックス、ポリマー、研磨された金属、又はそれらの組み合わせを含んでいてもよい。上で図2〜5で示されているように、この方法は、フラットベッド装置又は回転式装置を用いてもよい。印刷装置は、剥離性表面を有する基材のための支持部と、マスクを通してフィルム形成組成物を送達するためのシステムと有するであろう(工程30)。
送達システムは、しばしば、フィルム形成組成物をマスクへ提供するための導管と、組成物をマスク開口部へ推進するための装置とを含む。このような装置は、ブレード状構造物(ナイフ、スキージ、ドクタブレード、ワイパブレード、ワイパー等とも呼ばれる)、ノズル等を含む。羽根角は、一般に、組成物をマスク開口部内へ、及び基材へ移動させるために適用される相対力を決定する。羽根角(ブレード及びマスク上面によって画定される刃先角)は、フィルム形成組成物の流動特性と共に動作するように最適化されるであろう。角度が小さすぎると、ブレードとマスク上面との間の境界面にフィルム形成組成物が供給され得ず、角度が大きすぎると、組成物をマスク開口部内へ送達するのに十分な圧力が提供されないであろう。本発明の一実施形態では、羽根角は、好ましくは約45°未満、より好ましくは、約20°〜40°である。より厚いステンシルを充填するためには、羽根角が小さく、約30°未満であると、より多くの材料を押し出すためによりよく機能する。一定圧の下で材料を供給する加圧ノズルも、ステンシルを充填するために使用されてもよい。
図2の実施形態では、剥離性表面206を有する基材204のためのフラットベッド支持部202、簡単な平坦型ステンシル(マスク102)、及びスキージ208を組み込んだ簡単なフラットベッドステンシルシステム200が示されている。この方法では、フィルム形成組成物は、マスク/基材の組立体上に堆積され、スキージは、マスク開口部を横切ってフィルム形成組成物をワイプし、マスク及び基材によって画定される窪みを充填させる。次に、余分なフィルム形成組成物は、マスク開口部の近傍から取り除かれる。
図3(図3Aを含む)の実施形態では、より複雑なシステム300は、印刷ドラム304の外表面として示されるステンシル(マスク302)を組み込んでいる。フィルム形成組成物は、導管306を介してドラム304の内部へ送達され、マニホールド308へ提供される。マニホールド308は、フィルム形成組成物312をマスク302を通して基材314へ送達するように配置及び構成された開放スロットノズル310を有し、マスク302の開口部316は、基材支持部318によって支持される。次に、マニホールドノズル310は、マスク302及び基材314がノズル310を通り越して運ばれていくとき、マスク開口部316を横切ってフィルム形成組成物312を送達し、ワイプし、マスク開口部316及び基材314によって画定される窪みを充填させる。マスク開口部316がノズル310から離れると、スキージ320は、余分なフィルム形成組成物をステンシル(マスク302)の上面からワイプする。次に、得られた粗形状体322は、凝固ステーション(図示せず)へ移動され、そこで粗形状体は、インテグラルフィルム製品へ変換される。
図4の実施形態では、図2の開放ステンシルは、スクリーンマスクによって置き換えられている。再び、システム400は、基材404のためのフラットベッド支持部402、簡単な;スクリーン408上に形成されたマスク406、及びスキージ410を含む。
この方法では、フィルム形成組成物は、スクリーン408上に堆積され、スキージ410は、スクリーン408を横切ってフィルム形成組成物をワイプする。スキージ410のスクリーン408に対する相対運動は、フィルム形成組成物をスクリーン408を通して押し通す。スクリーン408と関連付けられたマスク406は、所望の形状の1つ又は2つ以上の開口部を画定する。再び、マスク406の厚さは、一般に、得られるインテグラルフィルム製品の厚さを定める(下で説明される凝固工程60中の幾分かの収縮の原因となる。マスク406は、スキージの圧力のために基材404に接触し、基材に対する局所的なシールを形成して所望の形状からのフィルム形成組成物の逃散を防止する。スクリーン408及び基材404の剥離性表面は、フィルム形成組成物とスクリーンとの間の面親和性よりも高いフィルム形成組成物と剥離性基材表面との間の面親和性を提供するように選択される。
最後に、図5は、別のより複雑なシステム500がスクリーン504上に形成されたマスク502を組み込んでいるのを図示している。マスクとスクリーンとの組み合わせは、印刷ドラム506へと形成される。フィルム形成組成物は、導管を介してドラム506の内部へ送達され、スクリーン504の内表面へ送達される。図4に関して上記されているように、ブレード又はスキージ508は、フィルム形成組成物をスクリーン504へ、次に基材510へ移動させる。
工程40は、マスクを取り外すことを伴う。図2のシステムに関連して、ひとたびスキージ208がステンシル(マスク102)を横切ってフィルム形成組成物をワイプすると、ステンシル(マスク102)は、基材204から取り外され、得られた粗形状体210(図6及び7に示されている)は、次に凝固ステーション(図示せず)へ移され、そこで粗形状体210は、インテグラルフィルム製品212(図7に示されている)へ変換される。図6Aに示されているように、フィルム形成組成物214は、マスク開口部104及び基材204(図2に記載されている)によって画定される窪みを充填する。ステンシル(マスク102)が基材204から取り外された後、粗形状体210は、ステンシル(マスク102)によって画定された形状を実質的に維持する。しかしながら、粗形状体210の境界が幾分か変化し得ることは本発明の範囲内に属する。例えば、ニュートン流体の表面張力は、拘束するステンシル(マスク102)の取り外し後に、粗形状体210の上縁部216を直角から図6Bに示されているような曲線縁へ軟化させる可能性が高い。一方、図6Cに示されているように、非ニュートン組成物の上縁部216’は、より剛性であり得、拘束するステンシル(マスク102)の取り外し中に乱され得る。したがって、一部の粗形状体210’は、基材から取り外されるときにステンシル(マスク102)と共に引きずられ得るため、「水切り」218が上縁部から延在してもよい。あるいは、上縁部216’’は、粗形状体210’’の側面に対してほぼ直角の角度を形成してもよい(図6D)。
回転式の方法(例えば図5に示されているような)では、基材510が印刷ドラム506から遠ざかっていくとき、印刷ドラム506の表面上のマスク502が基材510の平面の外へと回転するにつれて、粗形状体512が露出される。再び、粗形状体512は、凝固ステーション(図示せず)へ進み、そこで粗形状体512は、基材から独立した使用のために基材の剥離性表面から取り外されるインテグラルフィルム製品へ変換される。回転式の方法は、粗形状体からのマスクの迅速な取り外しも提供する。これは、フィルム形成組成物がマスクと基材との間で吸い上げられる機会が少なくなるため、印刷品質を改善し得る。
工程60では、インテグラルフィルム製品は、基材から独立した使用のために基材の剥離性表面から取り外される。本発明による方法が、剥離ライナー付きのウェブを基材として用いる場合、剥離ライナー付きのウェブは、キャリアとして使用され、消費者に引き渡されるまでインテグラルフィルム製品と共に適切なサイズの一次パッケージング内に包装されてもよい。消費者は、次に、インテグラルフィルム製品を基材から取り外し、それを所望のように使用することができる。あるいは、本発明による方法が剥離性表面を有する無端ベルト又は製造設備に統合された他の基材を用いる場合、インテグラルフィルム製品は、基材の剥離性表面から取り外され、消費者への引き渡しのために包装される。インテグラルフィルム製品は、薬用絆創膏におけるような接着性の表面を有してもよく、又は経口ストリップ等におけるような非粘着性の表面を有してもよい。
上で一般的に説明された方法を要約するため、図7A〜7Eは、方法の要素を断面図で示している。工程20では、開口部104を有するマスク102は、基材204(図7A)上に載置される。工程30では、マスク開口部104は、フィルム形成組成物214によって充填され(図7B)、マスク102は、工程40で取り外され、基材204上に粗形状体210を残す(図7C)。工程50(図7D)では、粗形状体210は、凝固されてインテグラルフィルム製品212(水等の溶媒の除去のために低減した厚さを有するとして示されている)を形成する。最後に、インテグラルフィルム製品212は、基材204(図7E)から取り外される。
本発明において用いられるフィルム形成組成物は、ホットメルト組成物、すなわち溶融されて流動性液体を形成し、堆積されて粗形状体を形成し得、これが次に冷えてインテグラルフィルム製品を形成し得る固体材料の形態であってもよい。あるいは、フィルム形成組成物は、少なくともフィルム形成成分及びキャリアを含んでいてもよい。追加的な成分としては、乳化剤、界面活性剤、可塑剤、有効成分、芳香、着色料、香料、及び当業者に公知の他の成分が挙げられ得るが、それらには限定されない。キャリアは、好ましくは液体であり、溶媒又は希釈剤であってもよい。好ましいキャリアとしては、水及びアルコールが挙げられる。
本発明の水溶性ポリマーは、本発明のフィルムを生産するのに有用なフィルム形成特性を有する。本発明のフィルムでは、多くの水溶性ポリマーが使用され得る。代表的な、非限定的な一覧には、プルラン、セルロースエーテル(ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等)、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、トラガカントゴム、グアーゴム、アカシアゴム、アラビヤゴム、ポリアクリル酸、メタクリル酸メチルコポリマー、カルボキシビニルポリマー、アミロース、澱粉(高アミロース澱粉及びヒドロキシプロピル化高アミロース澱粉等)、デキストリン、ペクチン、キチン質、キトサン、レバン、エルシナン、コラーゲン、ゼラチン、ゼイン、グルテン、大豆タンパク単離体、乳清タンパク単離体、カゼイン及び/又はそれらの混合物が含まれる。
好ましい一実施形態では、キャリアは、水である。代替的な実施形態では、従来から使用されている有機溶媒が溶媒として用いられてもよい。有用な溶媒の代表的な、非限定的な一覧には、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、及び3−メトキシ−1−ブタノール等の一価のアルコール;3−メトキシプロピオン酸メチル、及び3−エトキシプロピオン酸エチル等のアルキルカルボン酸エステル;エチレングリコール、ジエチレングリコール、及びプロピレングリコール等の多価アルコール;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等の多価アルコール誘導体;酢酸及びプロピオン酸等の脂肪酸;アセトン、メチルエチルケトン、及び2−ヘプタノン等のケトンが含まれる。これらの有機溶媒は、単独で、又は組み合わせて使用されてもよい。
フィルム製品は、アニオン性、両性、非イオン性、及びカチオン性の界面活性剤又はそれらの混合物を含む少なくとも1つの界面活性剤も含有してもよい。
アニオン性界面活性剤の代表的な、非限定的な一覧には、単独で、又は混合状態で、以下の化合物の塩(例えば、ナトリウム等のアルカリ金属の塩、アンモニウム塩、アミンの塩、アミノアルコールの塩、又はマグネシウム塩)が含まれる。すなわち、アルキルサルフェート、アルキルエーテルサルフェート、アルキルアミドエーテルサルフェート、アルキルアリールポリエーテルサルフェート、モノグリセリドサルフェート、アルキルスルホナート、アルキルホスフェート、アルキルアミドスルホナート、アルカリールスルホナート、α−オレフィンスルホナート、パラフィンスルホナート;アルキルスルホサクシネート、アルキルエーテルスルホサクシネート、アルキルアミドスルホサクシネート、アルキルスルホサクシナメート、アルキルスルホアセテート、アルキルエーテルホスフェート、アシルサルコシネート、アシルイセチオネート、及びN−アシルタウレートであり、これらの全ての様々な化合物のアルキル又はアシルラジカルは、例えば8〜24個の炭素元素及びフェニル又はベンジル基等のアリールラジカルを有する。
少なくとも1つの実施形態によれば、塩には、オレイン酸、リシノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸の塩等の脂肪酸の塩、コプラ油又は水素添加コプラ油の酸、アシルラジカルが8〜20個の炭素原子を有するアシルラクチレート、アルキルD−ガラクトシドウロン酸及びそれらの塩、並びにポリオキシアルキレン化アルキル(C6〜C24)エーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化アルキル(C6〜C24)アリールエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化アルキル(C6〜C24)アミドエーテルカルボン酸及びそれらの塩、例えば2〜50個のエチレンオキサイド基を有するもの、並びにそれらの混合物が含まれる。
両性界面活性剤の代表的な、非限定的な一覧には、単独か混合かにかかわらず、脂肪族ラジカルが8〜22個の炭素原子を有し、少なくとも1つの水溶性アニオン基(例えば、カルボキシレート、スルホネート、サルフェート、ホスフェート、又はホスホネート)を含む直鎖及び分岐鎖である脂肪族第二級又は第三級アミンの誘導体;アルキル(C8〜C20)ベタイン、スルホベタイン、ココアミドプロピルベタイン等のアルキル(C8〜C20)アミドアルキル(C1〜C6)ベタイン、又はアルキル(C8〜C20)アミドアルキル(C1〜C6)スルホベタインが含まれる。
非イオン性界面活性剤の代表的な、非限定的な一覧には、単独か混合かにかかわらず、例えば8〜18個の炭素原子を有する脂肪族鎖を有するアルコール、α−ジオール、アルキルフェノール、又はポリエトキシル化、ポリプロポキシル化、若しくはポリグリセロール化された脂肪酸が含まれ、エチレンオキサイド基又はプロピレンオキサイド基の数は、任意に2〜50の範囲内であってもよく、グリセロール基の数は、任意に2〜30の範囲内であってもよい。
製薬分野において公知のいずれの可塑剤も、フィルム製品における使用に好適である。これらには、ポリエチレングリコール;グリセリン;ソルビトール;クエン酸トリエチル;クエン酸トリブイル;ジブチルセベカーテ;ヒマシ油等の植物油;ポリソルベート、ラウリル硫酸ナトリウム、ジオクチルソジウムスルホサクシネート等の界面活性剤;プロピレングリコール;グリセロールのモノアセテート;グリセロールのジアセテート;グリセロールのトリアセテート;天然ゴム及びそれらの混合物が含まれるが、それらには限定されない。
本発明のフィルム製品は、顔料又は染料等の少なくとも1つの着色剤も含有してもよい。好適な顔料の例としては、無機顔料、有機顔料、レーキ、真珠光沢顔料、虹色又は光学的に変化する顔料、及びそれらの混合物が挙げられるが、それらには限定されない。顔料は、無機又は有機、白又は有色の粒子を意味すると理解されるべきである。該顔料は、本発明の範囲内において任意追加的に表面処理されてもよいが、シリコーン、パーフルオロ化化合物、レシチン、及びアミノ酸等の処理に限定されない。
本発明において有用な無機顔料の代表的な例としては、カラーインデックスにおいて参照CI 77,891でコード化されているルチル型又はアナターゼ型の二酸化チタン;参照CI 77,499、77,492、及び77,491でコード化されている黒、黄色、赤褐色の酸化鉄;マンガンバイオレット(CI 77,742);群青(CI 77,007);酸化クロム(CI 77,288);水酸化クロム(CI 77,289);及び紺青(CI 77,510)からなる群から選択されるもの並びにそれらの混合物が挙げられる。
本発明において有用な有機顔料及びレーキの代表的な例としては、D&C赤19番(CI 45,170)、D&C赤9番(CI 15,585)、D&C赤21番(CI 45,380)、D&C橙4番(CI 15,510)、D&C橙5番(CI 45,370)、D&C赤27番(CI 45,410)、D&C赤13番(CI 15,630)、D&C赤7番(CI 15,850)、D&C赤6番(CI 15,850)、D&C黄5番(CI 19,140)、D&C赤36番(CI 12,085)、D&C橙10番(CI 45,425)、D&C黄6番(CI 15,985)、D&C赤30番(CI 73,360)、D&C赤3番(CI 45,430)及びコチニールカルミン(CI 75,570)に基づく染料又はレーキ並びにそれらの混合物が挙げられるが、それらには限定されない。
本発明において有用な真珠光沢顔料の代表的な例としては、酸化チタンでコーティングされた雲母、二酸化チタンでコーティングされた雲母、ビスマスオキシクロライド、チタンオキシクロライド等の白色真珠光沢顔料、酸化鉄を含むチタンマイカ、紺青、酸化クロム等を含むチタンマイカ、上記種類の有機顔料及びビスマスオキシクロライドをベースとするものを含むチタンマイカ等の有色真珠光沢顔料、並びにそれらの混合物からなる群から選択されるものが挙げられる。
本発明の化粧品組成物において用いられる着色剤の正確な量及び種類は、化粧品組成物の色、強度、及び用途に依存し、結果として、化粧品配合物の当業者によって決定されるであろう。
当技術分野で公知の任意の増粘剤が任意追加的にフィルムに添加されてもよい。好適な増粘剤としては、シクロデキストリン、結晶性炭水化物等、並びにそれらの誘導体及び組み合わせが挙げられるが、それらには限定されない。好適な結晶性炭水化物としては、モノサッカライド及びオリゴ糖が挙げられる。モノサッカライドのうち、アルドヘキソース、例えばアロース、アルトロース、グルコース、マンノース、グロース、イドース、ガラクトース、タロースのD体及びL体、並びにケトヘキソース、例えば、フルクトース及びソルボースのD体及びL体並びにそれらの水素添加類似物、例えば、グルシトール(ソルビトール)、及びマンニトールが好ましい。オリゴ糖のうち、1,2−ジサッカライドスクロース及びトレハロース、1,4−ジサッカライドマルトース、ラクトース、及びセロビオース、並びに1,6−ジサッカライドゲンチオビオソース及びメリビオース、並びにトリサッカライドラフィノースが、イソマルツロースとして知られるスクロースの異性化形及びその水素添加類似物と共に、好ましい。還元性ジサッカライド(マルトース及びラクトース等)の他の水素添加形、例えば、マルチトール及びラクチトールも好ましい。なお、アルドペントースの水素添加形(例えば、D型及びL型のリボース、アラビノース、キシロース、及びリキソース)、並びにアルドテトロースの水素添加形(例えば、D型及びL型のエリトロース及びトレオースが好適であり、それぞれ、キシリトール及びエリスリトールによって例示される。
当技術分野で公知の防腐剤は、任意追加的にフィルムに添加されてもよい。好適な防腐剤としては、塩化ベンザルコニウム、ベンジルアルコール、2−ブロモ−2−ニトロプロパン、ブチルパラベン、クロルヘキシジンジグルコネート、クロルフェニスム、デヒドロ酢酸、クエン酸、ジアゾリジニル尿素、DMDMヒダントイン、エチルパラベン、ホルムアルデヒド、イミダゾリジニル尿素、イソブチルパラベン、メチルイソチアゾリノン、メチルパラベン、フェノキシエタノール、ポリアミノプロピルビグアナイド、ソルビン酸カリウム、プロピルパラベン、クオタニウム−15、サリチル酸、安息香酸ナトリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、二亜硫酸ナトリウム、サリチル酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、ソルビン酸、ステアラルコニウムクロリド、トリクロサン、及びジンクピリチオンが挙げられるが、それらには限定されない。
一部の実施形態では、「マイクロビーズ」又は他の粒子材料は、スクラブ洗顔料及びボディーソープ等のパーソナルケア製品に使用されるフィルム製品中に「スクラブ粒子」又は「角質取り」として組み込まれて、使用されてもよい。マイクロビーズとは、一般に約1,000μm未満、しばしば約750μm未満の粒径を有する微細粒子である。しばしば、局所適用組成物及び/又は皮膚洗浄組成物は、マイクロビーズ、すなわち約300μm未満、及び好ましくは約100μm未満のサイズを有する粒子を組み込んでいる。軽石等の粒子は、35〜1400μmの範囲であってもよい。局所適用組成物は、一般に、約100μmの粒径を有する軽石を用いる。粒径は、一般にスクリーンの孔の約1/3未満であるため、スクリーンマスクを用いる場合、粒径が考慮されるべきである。考慮すべきスクリーンの限界があるため、より大きな粒子については、ステンシルを使用するのがより有利である。マイクロビーズは、一般に均質な材料であってもよく、軽石、ポリエチレン、ガラス、酸化アルミニウム、二酸化チタン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)等のセルロース、又はビタミンEを含んでもよい。あるいは、マイクロビーズは、望ましい材料がその材料の環境への放出を遅延させるために被覆材料内にカプセル化されている、マイクロカプセル化粒子の形態であってもよい。マイクロカプセル化粒子は、粘着剤及び/又は以下でより詳細に説明される1つ又は2つ以上の有益剤を含んでもよい。
好ましい実施形態では、フィルム形成組成物は、例えば図6Bに示されているように、有益剤を含む。得られるインテグラルフィルム製品212は、基材204の剥離性表面206上に形成される第1の表面220、及びそれと対向する、上縁部216によって画定される第2の表面222を有する。第1の表面220は、それを通して有益剤を送達するように配置及び構成される。例えば、第1の表面220は、製造及び消費者による使用に先立つ貯蔵の間、可撓性基材上の剥離ライナーによって保護されてもよい。他方、第2の表面222は、粗形状体210の凝固の間、周囲条件に暴露される。したがって、第1の表面220は、基材204からの取り外し後に粘着性であってもよく、消費者の皮膚に粘着してもよい。第2の表面222は、インテグラルフィルム製品212への変換の間に「すっかり乾いて」もよい。したがって、粘着性の第1の表面220は、消費者の皮膚への有益剤の送達に理想的である。
本明細書及び請求項において使用される場合、用語「有益剤」及びその変化形は、要素、イオン、化合物(例えば、合成化合物若しくは天然資源から単離された化合物)又は固体(例えば、粒子)、液体、若しくは気体状態にある他の化学部分及び皮膚に対する化粧的若しくは治療的効果を有する化合物に関する。
本発明の組成物は、1つ又は2つ以上の有益剤又は製薬上許容できるそれらの塩及び/若しくはエステルを更に含んでもよく、有益剤は、一般に、皮膚と相互に作用し、それに対して利益を提供することができる。本明細書で使用される場合、用語「有益剤」は、所望の場所において皮膚の内部及び/又は上に送達されるべき、化粧品又は医薬品等の任意の有効成分を含む。
本明細書で有用な有益剤は、それらの治療的利益又はそれらの想定された作用機序によって分類されてもよい。しかしながら、本明細書で有用な有益剤は、一部の情況下で2つ以上の治療的利益を提供し、又は1つ以上の作用機序を介して作用し得ることを理解されたい。したがって、本明細書で提供される特定の分類は、便宜上なされたものであり、列挙される特定の適用(複数可)へ有益剤を限定することを意図したものではない。
好適な有益剤の例としては、皮膚に利益を提供するものが挙げられ、例えば、以下に限定されるものではないが、色素脱失剤;反射剤;フィルム形成ポリマー;アミノ酸及びそれらの誘導体;抗菌剤;アレルギー抑制剤;抗ニキビ剤;老化防止剤;防しわ剤、消毒剤;鎮痛剤;てかり制御剤;抗そう痒剤;局所麻酔薬;抗脱毛剤;育毛剤;毛髪成長抑制剤、抗ヒスタミン剤;抗感染剤;抗炎症剤;抗コリン作用薬;血管収縮薬;血管拡張薬;創傷治癒促進剤;ペプチド、ポリペプチド、及びタンパク質;防臭剤及び制汗剤;薬剤;皮膚引き締め剤、ビタミン;美白剤;皮膚黒化剤;抗菌剤;脱毛剤;対向刺激薬;痔疾用剤;殺虫剤;角質除去又は他の機能的利益のための酵素;酵素阻害剤;ツタウルシ製品;ウルシ製品;やけど製品;おむつかぶれ薬;あせも薬;ビタミン;ハーブ抽出物;ビタミンA及びその誘導体;フラベノイド;感覚剤;抗酸化剤;毛髪脱色剤;日焼け止め;抗浮腫剤、ネオコラーゲン向上剤、フィルム形成ポリマー、キレート剤;抗フケ/脂漏性皮膚炎/乾癬剤;角質溶解剤;並びにそれらの混合物が挙げられる。
加えて、有益剤は、皮膚に対して受動的利益も提供し得る。したがって、有益剤は、保湿剤又は皮膚軟化剤、皮膚の軟化剤又はコンディショナー、メークアップ調剤等の成分、及びそれらの混合物を含む組成物の中に配合されてもよい。
好適な抗浮腫剤の例としては、非排他的に、ビサボロール天然、合成ビサボロール、コルチコステロイド、β−グルカン、及びそれらの混合物が挙げられる。
好適な血管収縮薬の例としては、非排他的に、セイヨウトチノキ抽出物、サンショウ、ペルオキシド、テトラヒドロザリン、及びそれらの混合物が挙げられる。
好適な抗炎症剤の例としては、非排他的に、ベノキサプロフェン、ツボクサ、ビサボロール、ナツシロギク(全体)、ナツシロギク(パルテノライド不含)、緑茶抽出物、緑茶濃縮物、過酸化水素、サリチル酸塩、オート麦油、カモミール、及びそれらの混合物が挙げられる。
ネオコラーゲン向上剤の例としては、非排他的に、ビタミンA及びその誘導体(例えば、β−カロチン、並びにレチノイン酸等のレチノイド、レチナール、レチニルパルミテート、レチニルアセテート、及びレチニルプロピオネート等の及びレチニルエステル);アスコルビン酸、リン酸アスコルビル、アスコルビン酸パルミテート、及びアスコルビン酸グルコシド等のビタミンC及びその誘導体;銅ペプチド;ラクトース、メリビオース、及びフルクトース等の単純な糖;及びそれらの混合物が挙げられる。
酵素の例としては、パパイン、ブロメライン、ペプシン、及びトリプシンが挙げられる。
好適な皮膚引き締め剤の例としては、非排他的に、ジメチルアミノエタノール(「DMAE」)等のアルカノールアミンが挙げられる。
好適な抗そう痒剤及び皮膚保護剤の例としては、非排他的に、ひき割りオート麦、β−グルカン、ナツシロギク、大豆製品(「大豆製品」によって、米国特許出願第2002〜0160062号に記載されているような大豆由来の物質が意味される)、重曹、コロイド状ひき割りオート麦、ルリハコベ、メマツヨイグサ、バーベナ等が挙げられる。本明細書で使用される場合、コロイド状ひき割りオート麦は、第1又は第2オート麦の米国基準を満たす全粒粉オート麦の粉砕及び更なる加工から得られる粉末を意味する。コロイド状ひき割りオート麦は、以下の粒径分布を有する。すなわち、全粒子の3パーセント以下が150マイクロメートルのサイズを超え、全粒子の20パーセント以下が75マイクロメートルのサイズを超える。好適なコロイド状ひき割りオート麦の例としては、Beacon Corporation(ケニルワース、ニュージャージー州)から入手可能な「Tech−O」及びQuaker(シカゴ、イリノイ州)から入手可能なコロイド状ひき割りオート麦が挙げられるが、それらには限定されない。
好適な反射剤の例としては、非排他的に、雲母、アルミナ、ケイ酸カルシウム、グリコールジオレエート、グリコールジステアレート、シリカ、ナトリウムフッ化ケイ素酸マグネシウム、及びそれらの混合物が挙げられる。
皮膚黒化剤の例としては、非排他的に、ジヒドロキシアセトン、エリトロース、メラニン、及びそれらの混合物が挙げられる。
好適なフィルム形成ポリマーの例としては、乾燥後に、皮膚又は爪上に実質的に連続的な被覆又はフィルムを生じさせるものが挙げられる。好適なフィルム形成ポリマーの非排他的な例としては、アクリルアミドプロピルトリモニウムクロリド/アクリルアミドのコポリマー;コーンスターチ/アクリルアミド/アクリル酸ナトリウムのコポリマー;ポリクオタニウム−10;ポリクオタニウム−47;ポリビニルメチルエーテル/無水マレイン酸のコポリマー;スチレン/アクリレートのコポリマー;及びそれらの混合物が挙げられる。
保湿及びコンデショニング特性を提供することができる市販入手可能な保湿剤としては、非排他的に、(i)グリセリン、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ジプロピレングリコール、及びそれらの混合物を含む群から選択される水溶性液体ポリオール、(ii)R’’は、約2〜約4個の炭素原子を有するアルキレン基であり、bは、約1〜約10の整数である、PEG 4等の、式HO−(R’’O)b−Hのポリアルキレングリコール、(iii)cは、約5〜約25の整数である、式CH3−C6H10O5−(OCH2CH2)c−OHのメチルグルコースのポリエチレングリコールエーテル、(iv)尿素、(v)フルクトース、(vi)グルコース、(vii)はちみつ、(viii)乳酸、(ix)マルトース、(x)グルクロン酸ナトリウム、並びに(xi)それらの混合物が挙げられ、グリセリンが、代表的な保湿剤である。
好適なアミノ酸及び誘導体としては、様々なタンパク質の加水分解由来のアミノ酸、並びにそれらの塩、エステル、及びアシル誘導体が挙げられる。このようなアミノ酸剤の例としては、非排他的に、アルキルアミドアルキルアミン等の両性アミノ酸、すなわちステアリルアセチルグルタメート、カプリロイルシルクアミノ酸、カプリロイルコラーゲンアミノ酸;カプリロイルケラチンアミノ酸;カプリロイルピーアミノ酸;ココジモニウムヒドロキシプロピルシルクアミノ酸;コーングルテンアミノ酸;システイン;グルタミン酸;グリシン;毛髪ケラチンアミノ酸;アスパラギン酸、トレオニン、セリン、グルタミン酸、プロリン、グリシン、アラニン、シスチン、バリン、メチオニン、イソロイシン、ロイシン、チロシン、フェニルアラニン、システイン酸、リジン、ヒスチジン、アルギニン、システイン、トリプトファン、シトルリン等のアミノ酸;リジン;シルクアミノ酸、小麦アミノ酸;及びそれらの混合物が挙げられる。
好適なタンパク質としては、長鎖、すなわち少なくとも約10個の炭素原子と、高い分子量、すなわち少なくとも約1000とを有し、アミノ酸の自己縮合によって形成されるポリマーが挙げられる。このようなタンパク質の非排他的な例としては、コラーゲン、デオキシリボヌクレアーゼ、ヨウ化コーンタンパク質;乳タンパク質;プロテアーゼ;血清タンパク;シルク;スイートアーモンドタンパク質;小麦胚タンパク質;小麦タンパク質;α及びβらせん型のケラチンタンパク質;中間繊維タンパク質、高硫黄タンパク質、超高硫黄タンパク質、中間繊維関連タンパク質、高チロシンタンパク質、高グリシンチロシンタンパク質、トリコヒアリン等の毛髪タンパク質、及びそれらの混合物が挙げられる。
好適なビタミンの例としては、非排他的に、チアミン、ニコチン酸、ビオチン、パントテン酸、コリン、リボフラビン、ビタミンB3、ビタミンB6、ビタミンB12、ピリドキシン、イノシトール、カルニチンを含む様々な形態のビタミンB複合体;ビタミンA、C、D、E、K及びビタミンAパルミテート等のそれらの誘導体、並びにビタミン前駆体、例えば(すなわち、パンテノール(ビタミンB5前駆体)及びパンテノールトリアセテート)、並びにそれらの混合物が挙げられる。
好適な抗菌剤の例としては、非排他的に、バシトラシン、エリスロマイシン、ネオマイシン、テトラサイクリン、クロルテトラサイクリン、塩化ベンゼトニウム、フェノール、ベンジルペルオキシド、銀などの金属塩又はイオン及びその塩、並びにそれらの混合物が挙げられる。
好適な皮膚軟化剤及び皮膚保湿剤の例としては、非排他的に、鉱物油、ラノリン、植物油、イソステアリルイソステアレート、グリセリルラウレート、メチルグルセス−10、メチルグルセス−20キトサン、及びそれらの混合物が挙げられる。
好適な毛髪柔軟剤の例としては、非排他的に、不揮発性又は揮発性のいずれかのもの、及び水溶性又は水に不溶性のもの等の、シリコーン化合物が挙げられる。好適なシリコーンの例としては、有機置換ポリシロキサンが挙げられ、モノマー性シリコーン/酸素モノマーの直鎖又は環状のいずれかのポリマーであり、非排他的に、セチルジメチコーン;セチルトリエチルアンモニウムジメチコーンコポリオールフタレート;シクロメチコン;ジメチコーンコポリオール;ジメチコーンコポリオールラクテート;加水分解大豆タンパク質/ジメチコーンコポリオールアセテート;シリコーンクオタニウム13;ステアラルコニウムジメチコーンコポリオールフタレート;ステアルアミドプロピルジメチコーン;及びそれらの混合物が挙げられる。
日焼け止めの例としては、非排他的に、ベンゾフェノン、ボルネロン、ブチルPABA、シンナムアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド、ジスチリルビフェニルジスルホネート二ナトリウム、PABA及びその誘導体(オクチルジメチルPABA等、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、イソアミルメトキシシンナメート、メチルベンジリデン樟脳、オクチルトリアゾール、オクチルメトキシシンナメート、オキシベンゾン、オクトクリレン、オクチルサリチレート、ホモサラート、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、エチルヒドロキシプロピルアミノベンゾエート、メンチルアントラニレート、アミノ安息香酸、シノキセート、ジエタノールアミンメトキシシンナメート、グリセリルアミノベンゾエート、二酸化チタン、酸化亜鉛、オキシベンゾン、パジマートO、赤ワセリン、MEXORYL S及びSX、TINOSORB M及びS、並びにそれらの混合物が挙げられる。
美白剤の例としては、非排他的に、ヒドロキノン、カテコール及びその誘導体、アスコルビン酸及びその誘導体、並びにそれらの混合物が挙げられる。
好適な殺虫剤(昆虫忌避剤、抗疥癬及び抗シラミ処置剤を含む)の例としては、非排他的に、ペルメトリン、ピレトリン、ピペロニルブトキシド、イミダクロプリド、N,N−ジエチルトルアミド(これは、メタ異性体、すなわち、DEETとしても知られているN,N−ジエチル−m−トルアミドを主として含有する物質を指す)、天然又は合成ピレスロイド(天然ピレスロイドは、除虫菊、ジョチュウギク又はCコクシネウム(coccineum)の花粉末の抽出物に含まれる);及びそれらの混合物が挙げられる。式IIIの構造内には、エチル3−(N−ブチルアセタミド)プロピオネートがあり、式中、R7は、CH3基であり、R5は、n−ブチル基であり、R6は、Hであり、Kは、COOR8であり、R8は、エチルであり、これは、Merck KGaA(ダルムシュタット、ドイツ)から「Insect Repellent 3535」の名称で市販入手可能である。
足の調合剤のための抗菌剤の例としては、非排他的に、トルナフテート及びミコノゾールが挙げられる。
好適な脱毛剤の例としては、非排他的に、チオグリコール酸カルシウム、チオグリコール酸マグネシウム、チオグリコール酸カリウム、チオグリコール酸ストロンチウム、及びそれらの混合物が挙げられる。
外用鎮痛剤及び局所麻酔薬等の好適な鎮痛剤の例としては、非排他的に、ベンゾカイン、ジブカイン、ベンジルアルコール、樟脳、カプサイシン、トウガラシ、トウガラシ含油樹脂、ネズノキタール、メントール、メチルニコチネート、サリチル酸メチル、フェノール、レゾルシノール、テレピン油、及びそれらの混合物が挙げられる。
好適な制汗剤及び防臭剤の例としては、非排他的に、アルミニウムクロロハイドレート、アルミニウムジルコニウムクロロハイドレート、及びそれらの混合物が挙げられる。
好適な対向刺激薬の例としては、非排他的に、樟脳、メントール、サリチル酸メチル、ペパーミント及び丁子油、イクタモール、及びそれらの混合物が挙げられる。
好適な炎症抑制剤の例としては、非排他的に、ヒドロコルチゾン、ワイルドストロベリー、カミツレ、及びセイジが挙げられる。
好適な麻酔成分の例としては、非排他的に、ベンゾカイン、塩酸プラモキシン、リドカイン、ベータカイン、及びそれらの混合物;塩化ベンゼトニウム等の消毒剤;酸化亜鉛、次没食子酸ビスマス、バルサムペルー等の収斂剤、及びそれらの混合物;酸化亜鉛、シリコーン油、ワセリン、タラ肝油、植物油等の皮膚保護剤、並びにそれらの混合物が挙げられる。
フケ、脂漏性皮膚炎、及び乾癬、並びにそれらに関連する症状の治療に効果的なこのような好適な有益剤の例としては、非排他的に、ジンクピリチオン、アントラリン、シェールオイル及びスルホン化シェールオイル等のその誘導体、硫化セレン、硫黄;サリチル酸;コールタール;ポビドンヨード、ケトコナゾール、ジクロロフェニルイミダゾロジオキサラン(「エルビオール」)、クロトリマゾール、イトラコナゾール、ミコナゾール、クリンバゾール、チオコナゾール、スルコナゾール、ブトコナゾール、フルコナゾール、ミコナゾールニトレート等のイミダゾール、並びにそれらの任意の可能な立体異性体及び誘導体;ピロクトンオラミン(オクトピロックス);シクロピロックスオラミン;ビタミンD類似物等の抗乾癬薬、例えば、カルシポトリオール、カルシトリオール、及びタカレイトロール;ビタミンAのエステル等のビタミンA類似物、例えば、ビタミンAパルミテート及びビタミンAアセテート、レチニルプロピオネート、レチンアルデヒド、レチノール、及びレチノイン酸;ハイドロコルチゾン、クロベタゾン、ブチラート、クロベタゾールプロピオネートメントール、塩酸プラモキシン等のコルチコステロイド、並びにそれらの混合物が挙げられる。
脱毛を治療するのに好適な有益剤の例としては、これらに限定されるものではないが、ミノキシジル、ジアゾキシド、及びN−シアノ−N−(tert−ペンチル)−N’−3−ピリジニル−グアニジン(「P−1075」)等の化合物等のカリウムチャネル開口薬又は末梢血管拡張薬;ノコギリヤシ抽出物、ビタミンE及びビタミンC等のビタミン、並びにビタミンEアセテート及びビタミンCパルミテート等のそれらの誘導体;エリスロポエチン、プロスタグランジンEl及びプロスタグランジンF2−α等のプロスタグランジン等のホルモン;オレイン酸等の脂肪酸;スピロノラクトン等のジルレティック;HSP 27及びHSP 72等の熱ショックタンパク質(「HSP」);ベラパミルHCL、ニフェジピン、及びジルチアゼムアミロライド等のカルシウムチャネル遮断薬;シクロスポリン及びFk−506等の免疫抑制薬;フィナステリド等の5α−還元酵素阻害剤;EGF、IGF、及びFGF等の成長因子;トランスフォーミング増殖因子β;腫瘍壊死因子;ベノキサプロフェン等の非ステロイド性抗炎症剤;レチナール及びトレチノイン等のレチノイド;IL−6、IL−1α、及びIL−1β等のサイトカイン;ICAM等の細胞接着分子;ベタメタゾン等のグルココルチコイド;アロエ、クローブ、朝鮮人参、ジオウ、センブリ、スイートオレンジ、サンショウ、ノコギリヤシ(ソーパルメット)、アフリカスターグラス(Hypoxis rooperi)、イラクサ、カボチャ種子、及びライ麦花粉等の植物性抽出物;サンドルウッド(sandlewood)、レッドビートの根、キク、ローズマリー、ゴボウを含む他の植物性抽出物、及び他の育毛賦活剤;カリウム・フォスフォリクム(Kalium Phosphoricum)D2、ニーム(Azadirachta indica)D2、及びヨボランジ(Joborandi)DI等のホメオパシー剤;サイトカイン、成長因子、及び頭頂部脱毛症の遺伝子;ケトコナゾール及びエルビオール等の抗菌剤;ストレプトマイシン等の抗生物質;シクロヘキシミド等のタンパク質阻害剤;アセタゾラミド;ベノキサプロフェン;コルチゾン;ジルチアゼム;ヘキサクロロベンゼン;ヒダントイン;ニフェジピン;ペニシラミン;フェノチアジン;ピナシジル;ソラレン、ベラパミル;ジドブジン;以下のルチンのうち少なくとも1つを有するα−グルコシル化ルチン:ケルセチン、イソクエルシトリン、ヘスペジン(hespeddin)、ナリンジン、及びメチルヘスペリジン、並びにそれらのフラボノイド及びトランスグルコシダート化誘導体;並びにそれらの混合物が挙げられる。
育毛の抑制において使用するのに好適な有益剤の例としては、トリプシン等のセリンプロテアーゼ;α−トコフェノール(ビタミンE)等のビタミン、及びトコフェノールアセテート及びトコフェノールパルミテート等のそれらの誘導体;ドキソルビシン、シクロホスファミド、クロルメチン、メトトレキサート、フルオロウラシル、ビンクリスチン、ダウノルビシン、ブレオマイシン、及びヒドロキシカルバミド等の抗腫瘍薬;ヘパリン、ヘパリン類似物質、クマエリン、デトラン、及びインダンジオン等の凝固阻止剤;ヨウ素、チオウラシル、及びカルビマゾール等の抗甲状腺薬;リチウム及びリチウムカーボネート;インターフェロンα、インターフェロンα−2a、及びインターフェロンα−2b等のインターフェロン;レチノール(ビタミンA)、イソトレチノイン等のレチノイド:β−メタゾン、及びデキサメトゾン等のグルココルチコイド;トリパラノール及びクロフィブラート等の抗高脂血症薬;タリウム;水銀;アルベンダゾール;アロプリノール;アミオダロン;アンフェタミン;男性ホルモン;ブロモクリプチン;ブチロフェノン;カルバマゼピン;コレスチラミン;シメチジン;クロフィブラート;ダナゾール;デシプラミン;ジキシラジン;エタンブトール;エチオナミド;フルオキセチン;ゲンタマイシン、金塩;ヒダントイン;イブプロフェン;イムプラミン;免疫グロブリン;インダンジオン;インドメタシン;イントラコナゾール;レバドパ;マプロチリン;メチセルジド;メトプロロール;メチラポン;ナドロール;ニコチン酸;チオシアン酸カリウム;プロプラノロール;ピリドスチミン;サリチル酸塩;スルファサラジン;テルフェナジン;チアンフェニコール;チオウラシル;トリメタジオン;トロパラノール;バルプロ酸;及びそれらの混合物が挙げられる。
好適な老化防止剤の例としては、二酸化チタン及び酸化亜鉛等の無機日焼け止め;オクチル−メトキシシンナメート等の有機日焼け止め及びそれらの誘導体;レチノイド;銅を含有するペプチド;ビタミンE、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンB等のビタミン、及びビタミンEアセテート、ビタミンCパルミテート等のそれらの誘導体;β−カロチン、グリコール酸、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、マンデル酸、アスコルビン酸、α−ヒドロキシ酪酸、α−ヒドロキシイソ酪酸、α−ヒドロキシイソカプロン酸、アトロ乳酸、α−ヒドロキシイソ吉草酸、ピルビン酸エチル、ガラクツロン酸、グルコヘプトン酸、グルコヘプトノ1,4−ラクトン、グルコン酸、グルコノラクトン、グルクロン酸、グルクロノラクトン、グリコール酸、ピルビン酸イソプロピル、ピルビン酸メチル、ムチン酸、ピルビン酸、サッカリン酸、サッカリック酸1,4−ラクトン、酒石酸、及びタルトロン酸等のαヒドロキシ酸を含む抗酸化剤;β−ヒドロキシ酪酸、β−フェニル−乳酸、β−フェニルピルビン酸等のβヒドロキシ酸;ポリフェノール;緑茶、大豆製品、マリアアザミ、藻類、アロエ、アンゼリカ、ダイダイ、コーヒー、金糸、グレープフルーツ、ホエレン(hoellen)、スイカズラ、ジュズダマ、ムラサキ、クワ、ボタン、プエラルア、ナイス(nice)、サフラワー等の植物性抽出物、及びそれらの混合物が挙げられるが、それらには限定されない。
好適な抗ニキビ剤の例としては、局所レチノイド(トレチノイン、イソトレチノイン、モトレチニド、アダパレン、タザロテン、アゼライン酸、レチノール);サリチル酸;過酸化ベンゾイル;レゾルシノール;テトラサイクリン及びその異性体、エリスロマイシン等の抗生物質、並びにイブプロフェン、ナプロキセン、ヘトプロフェン等の抗炎症剤;ハンノキ、ウサギギク、カワラヨモギ、サイシン、バール(birrh)、キンセンカ、カモミール、ハマゼリ、ヒレハリソウ、ウイキョウ、五倍子、サンザシ、ドクダミ、オトギリソウ、ナツメ、キウイ、甘草、モクレン、オリーブ、ペパーミント、フィロデンドロン、サルビア、クマザサ等の植物性抽出物;ケトコナゾール及びエルビオール等のイミダゾールが挙げられるが、それらには限定されない。
好適な色素脱失剤の例としては、大豆製品、レチノール等のレチノイド;コウジ酸及びその誘導体、例えば、コウジジパルミチン酸等;ヒドロキノン及びアルブチン等のそれ誘導体;トラネキサム酸;ナイアシン、ビタミンC等のビタミン及びその誘導体;アゼライン酸;プラセルティア;甘草;カモミール及び緑茶等の抽出物、並びにそれらの混合物が挙げられるが、それらには限定されず、レチノイド、コウジ酸、大豆製品、及びヒドロキノンが、特に好適な例である。
好適な抗痔製品の例としては、ベンゾカイン、塩酸プラモキシン等の麻酔剤、及びそれらの混合物;塩化ベンゼトニウム等の消毒剤;酸化亜鉛、次没食子酸ビスマス、バルサムペルー等の収斂剤、及びそれらの混合物;タラ肝油、植物油等の皮膚保護剤、並びにそれらの混合物が挙げられるが、それらには限定されない。
血管拡張薬の例としては、ミノキシジル、ジアゾキシド、及びN−シアノ−N−(tert−ペンチル)−N’−3−ピリジニル−グアニジン(「P−1075」)等の化合物が挙げられるが、それらには限定されない。
好適なてかり制御剤の例としては、水酸化ケイ素、カオリン、及びベントナイトが挙げられるが、それらには限定されない。好適な抗ヒスタミン剤の例としては、ジフェンヒドラミンHClが挙げられるが、それらには限定されない。
好適な抗感染薬の例としては、塩化ベンザルコニウム、ヘキサミジン、及び過酸化水素が挙げられるが、それらには限定されない。好適な創傷治癒促進剤の例としては、キトサン及びその誘導体が挙げられるが、それらには限定されない。好適なツタウルシ及びウルシ製品の例としては、ベントナイト、ヒドロコルチゾン、メントール、及びリドカインが挙げられるが、それらには限定されない。やけど製品の例としては、ベンゾカイン及びリドカインが挙げられるが、それらには限定されない。好適な抗おむつかぶれ製品の例としては、酸化亜鉛及びワセリンが挙げられるが、それらには限定されない。好適なあせも製品の例としては、酸化亜鉛が挙げられるが、それらには限定されない。好適な感覚剤の例としては、メントール、芳香、及びカプサイシンが挙げられるが、それらには限定されない。
本発明との使用に特に好適であり得る有益剤としては、DMAE、大豆製品、コロイド状ひき割りオート麦、スルホン化シェールオイル、オリーブ葉、エルビオール、6−(1−ピペリジニル)−2,4−ピリミジンジアミン−3−オキシド、フィナステリド、ケトコナゾール、サリチル酸、ジンクピリチオン、コールタール、過酸化ベンゾイル、硫化セレン、ヒドロコルチゾン、硫黄、メントール、塩酸プラモキシン、トリセチルモニウムクロリド、ポリクアテルニウム10、パンテノール、パンテノールトリアセテート、ビタミンA及びその誘導体、ビタミンB及びその誘導体、ビタミンC及びその誘導体、ビタミンD及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体、ビタミンK及びその誘導体、ケラチン、リジン、アルギニン、加水分解小麦タンパク質、銅含有ペプチド及び銅塩等の銅含有化合物、加水分解シルクタンパク質、オクチルメトキシシンナメート、オキシベンゾン、アボベンゾン、ミノキシジル、ノコギリヤシ抽出物、二酸化チタン、酸化亜鉛、レチノール、エルスロマイシン、トレチノイン、並びにそれらの混合物が挙げられる。
存在し得る他の有益剤としては、ネオコラーゲン促進剤(例えば、レチナール等のレチノイド及び銅含有ペプチド)、皮膚引き締め剤(例えば、DMAE)、及び色素脱失剤(例えば、大豆)が挙げられる。
使用され得る有益剤の量は、例えば、皮膚又は爪を通して浸透する有益剤の能力、選択される特定の有益剤、所望の特定の利益、ユーザの有益剤に対する感受性、ユーザの健康状態、年齢、並びに皮膚及び/又は爪の状態等に応じて変わり得る。要するに、有益剤は、健全な医療判断において合理的なリスク対利益比の下で、「安全かつ効果的な量」で、すなわち所望の皮膚若しくは爪に対する利益をもたらすため又は治療されるべき特定の状態を修正するためには十分に高いが、重大な副作用を防止するためには十分に低い量で、使用される。
有益剤は、有益剤の機能を減じない他の成分と共に配合され、混合され、又は調合されて組成物(例えば、液体、乳剤、クリーム等)にされてもよい。1つ又は2つ以上の有益剤の皮膚内への吸収を向上させる送達剤は、この機能を果たすために、有益剤と共に配合されてもよい。好適な送達剤としては、例えば、スルホキシド、エタノール等のアルコール;例えばリノール酸又はオレイン酸等の脂肪酸、例えばC3〜C10のカルボン酸をC10〜C20の脂肪酸アルコールと反応させることから産出され得るもの等の脂肪族エステル;角質層を通して皮膚のより深い層への様々な有益剤の浸透を向上させるのに好適であると当技術分野で公知の他の剤のうち、ポリオール、アルカン、アミン、アミド、トゥルペン、界面活性剤、シクロデキストリン、又はそれらの組み合わせ。
組成物中の有益剤の濃度は、可変である。本明細書で特に表現されない限り、有益剤は、典型的には、組成物/システムの総重量に基づき、約0.01パーセント〜約5パーセント(例えば、約0.01パーセント〜約1パーセント)等、約0.01パーセント〜約20パーセントの量で組成物中に存在する。
有益剤を含むこの組成物は、上記されたようなカップリング組成物としても機能してもよく、組成物がこれらの機能のうちの1つを有することを可能にする成分を含んでもよい。
上記の成分に加えて、又はそのうちの1つ又は2つ以上の代わりに、芳香、着香料、甘味料、着色料、顔料、染料等が本発明のフィルム形成組成物に添加されてもよい。
本発明は、本発明の組成物、形態、及び装置の生産方法を例示する以下の具体的な実施例への参照によって、更に理解されるであろう。組成物、形態、及び装置の生産方法に関する多数の変形例が、当業者に明らかになるであろうことを理解されたい。以下の実施例は、単に例示的なものであり、部及び百分率は、特に表示のない限り重量に基づく。
フィルム形成組成物を下の表1中の%固形分及び粘度値によって調製した。
Figure 2017510474
Figure 2017510474
センチポアズ(cP)による粘度は、較正されたBrookfield Viscometerによって測定した。試験方法は、以下に標準化した。
・温度:21℃(70°F)
・スピンドル# RV S06
・モータ速度20rpm。
試験に使用されたスクリーン印刷インクは、Speedball Art Products,LLC(2301 Speedball Road,Statesville,NC 28677 USA)によって製造されたものであり、%固形分は、記録しなかった。
実施例1〜18:ステンシル印刷
ステンシル材料:レーザーにより形状を切り抜かれたプラスチックシムストック、基材はポリコート紙(ULINE(登録商標)Freezer Paper #S7045。漂白され、一方の面が2kg(5ポンド)のポリエチレンによって被覆された、18kg(40ポンド)の非再生紙で、Uline(プレザントプレーリー、ウィスコンシン州、米国)から入手可能)。
刷り込みは、平地で、手作業で、平滑なバックアップガラス上で、10cm(4インチ)幅の剛性掻き取りブレード(類似のパテナイフ及び/又は乾式壁ツールがブレードの代わりをしてもよい)によって行った。
表1のフィルム形成組成物のうち5つは、ブレード及び下の表2の厚さを有するステンシルを使用して堆積した。得られたインテグラルフィルム製品を乾燥させ、基材から取り外し、測定した。
Figure 2017510474
2つの個々の乾燥されたフィルム製品の最大値及び最小値の平均。
これらの結果を、ステンシル厚さの厚さと処方1〜3の凝固フィルム製品との間の直線関係を示すグラフ(図8)に描いた。
実施例19〜34:スクリーン印刷
13センチメートル(5インチ)のドラム径を有する回転式モジュールスクリーン印刷装置(図3による)を使用した。ドラムの外表面は、0.008センチメートル(0.003インチ)のニッケルスクリーン(40×40メッシュ(孔/2.5センチメートル(孔/インチ)))によって画定され、表3で特定される厚さ(0.025〜0.076センチメートル(0.010〜0.030インチ))を有するマスクを、メッシュの内表面上に形成した。実施例1〜30におけるようにフィルム形成組成物を基材上に配した(ポリコート紙ULINE(登録商標))。結果を表3に示す。
Figure 2017510474
6つ2つの個々の乾燥されたフィルム製品の最大値及び最小値の平均。
これらの結果を、ステンシル厚さの厚さとインテグラルフィルム製品との間の直線関係を示すグラフ(図9)に描いた。%固形分は実質的に同じであると思われ、所与のマスク厚さについて得られた乾燥フィルム厚さは実質的に同じであったため、このデータは、処方1〜3を別々に、並びに処方6及び7を組み合わせて、含んでいる。
上の明細書及び実施形態は、本明細書で開示される本発明の完全かつ非限定的な理解を助けるために提示されている。本発明の多数の変形形態及び実施形態が、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく可能となるため、本発明は、本願の以下に添付する特許請求の範囲に帰するものである。
〔実施の態様〕
(1) インテグラルフィルム製品を形成するための方法であって、
a.所望のインテグラルフィルム製品に対応する形状を有する少なくとも1つの開口部を有するマスクを、剥離性表面を有する基材上に載置する工程と、
b.前記マスクの前記少なくとも1つの開口部を通してフィルム形成組成物を送達し、前記少なくとも1つの開口部に対応する粗形状体(raw shape)を前記基材上に形成する工程と、
c.前記マスクを取り外す工程と、
d.前記粗形状体を前記基材上に配された前記インテグラルフィルム製品へ変換する工程と、を含み、前記インテグラルフィルム製品が、前記基材から独立した使用のために前記基材の前記剥離性表面から取り外し可能であるように配置及び構成される、方法。
(2) 前記マスクが、内部を有する回転ドラムの円筒面上に配置され、前記少なくとも1つの開口部が、前記回転ドラムの前記内部と流体連通している、実施態様1に記載の方法。
(3) 前記マスクが、前記少なくとも1つの開口部にわたって配されたスクリーンを有する、実施態様1に記載の方法。
(4) 約20°〜約40°の羽根角を有するスキージが、前記スクリーンを通して前記フィルム形成組成物を押し通す、実施態様3に記載の方法。
(5) ノズルが前記フィルム形成組成物を圧力下で前記マスクへ送達する、実施態様4に記載の方法。
(6) 前記マスクが、ステンシルである、実施態様1に記載の方法。
(7) ノズルが前記フィルム形成組成物を圧力下で前記マスクへ送達する、実施態様6に記載の方法。
(8) 前記粗形状体が、少なくとも約0.5mmの厚さを有する、実施態様1に記載の方法。
(9) インテグラルフィルム製品を形成するための方法であって、
a.所望のインテグラルフィルム製品に対応する設計を有する少なくとも1つの開口部を有するマスクを、剥離性表面を有する基材上に載置する工程と、
b.前記マスクの前記少なくとも1つの開口部を通して有益剤を含むフィルム形成組成物を送達し、前記少なくとも1つの開口部に対応する粗形状体を前記基材上に形成する工程と、
c.前記マスクを取り外す工程と、
d.前記粗形状体を前記基材上に配された前記インテグラルフィルム製品へ変換する工程と、を含み、前記インテグラルフィルム製品が、前記基材から独立した使用のために前記基材の前記剥離性表面から取り外し可能であるように配置及び構成される第1の表面を有し、前記有益剤が、前記インテグラルフィルム製品の前記第1の表面を通して送達可能である、方法。
(10) 実施態様1に記載の方法に従って作製されたインテグラルフィルム製品。
(11) 実施態様9に記載の方法に従って作製されたインテグラルフィルム製品。

Claims (9)

  1. インテグラルフィルム製品を形成するための方法であって、
    a.所望のインテグラルフィルム製品に対応する形状を有する少なくとも1つの開口部を有するマスクを、剥離性表面を有する基材上に載置する工程と、
    b.前記マスクの前記少なくとも1つの開口部を通してフィルム形成組成物を送達し、前記少なくとも1つの開口部に対応する粗形状体を前記基材上に形成する工程と、
    c.前記マスクを取り外す工程と、
    d.前記粗形状体を前記基材上に配された前記インテグラルフィルム製品へ変換する工程と、を含み、前記インテグラルフィルム製品が、前記基材から独立した使用のために前記基材の前記剥離性表面から取り外し可能であるように配置及び構成される、方法。
  2. 前記マスクが、内部を有する回転ドラムの円筒面上に配置され、前記少なくとも1つの開口部が、前記回転ドラムの前記内部と流体連通している、請求項1に記載の方法。
  3. 前記マスクが、前記少なくとも1つの開口部にわたって配されたスクリーンを有する、請求項1に記載の方法。
  4. 約20°〜約40°の羽根角を有するスキージが、前記スクリーンを通して前記フィルム形成組成物を押し通す、請求項3に記載の方法。
  5. ノズルが前記フィルム形成組成物を圧力下で前記マスクへ送達する、請求項4に記載の方法。
  6. 前記マスクが、ステンシルである、請求項1に記載の方法。
  7. ノズルが前記フィルム形成組成物を圧力下で前記マスクへ送達する、請求項6に記載の方法。
  8. 前記粗形状体が、少なくとも約0.5mmの厚さを有する、請求項1に記載の方法。
  9. インテグラルフィルム製品を形成するための方法であって、
    a.所望のインテグラルフィルム製品に対応する設計を有する少なくとも1つの開口部を有するマスクを、剥離性表面を有する基材上に載置する工程と、
    b.前記マスクの前記少なくとも1つの開口部を通して有益剤を含むフィルム形成組成物を送達し、前記少なくとも1つの開口部に対応する粗形状体を前記基材上に形成する工程と、
    c.前記マスクを取り外す工程と、
    d.前記粗形状体を前記基材上に配された前記インテグラルフィルム製品へ変換する工程と、を含み、前記インテグラルフィルム製品が、前記基材から独立した使用のために前記基材の前記剥離性表面から取り外し可能であるように配置及び構成される第1の表面を有し、前記有益剤が、前記インテグラルフィルム製品の前記第1の表面を通して送達可能である、方法。
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