JP3028758B2 - 製版機のマスター紙ロール支持装置 - Google Patents
製版機のマスター紙ロール支持装置Info
- Publication number
- JP3028758B2 JP3028758B2 JP7248761A JP24876195A JP3028758B2 JP 3028758 B2 JP3028758 B2 JP 3028758B2 JP 7248761 A JP7248761 A JP 7248761A JP 24876195 A JP24876195 A JP 24876195A JP 3028758 B2 JP3028758 B2 JP 3028758B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper roll
- master paper
- master
- making machine
- plate making
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
- Projection-Type Copiers In General (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は製版機に関し、特
に、ロール状に巻かれたマスター紙の支持装置に関す
る。
に、ロール状に巻かれたマスター紙の支持装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】周知のように、印刷用原版であるマスタ
ーを作成する製版機においては、ロール状に巻かれたマ
スター紙を用いることがあるが、同マスター紙はかなり
の重量があるために、急速に引き出しを行うと、その回
転慣性によりマスター紙が弛んでしまうおそれがある。
ーを作成する製版機においては、ロール状に巻かれたマ
スター紙を用いることがあるが、同マスター紙はかなり
の重量があるために、急速に引き出しを行うと、その回
転慣性によりマスター紙が弛んでしまうおそれがある。
【０００３】このため、従来の製版機においては、図５
に示したようなマスター紙ロール支持装置を用いて、マ
スター紙ロールＡに対してブレーキ力を与えつつ、マス
ター紙を、順次、製版機内部に取り込んでいる。即ち、
図５のベッセルＢに対しては、マスター紙ロールＡを懸
架できる懸架棒ＣがベッセルＢに対して回転不能に支持
されるけれども、この懸架棒Ｃにはマスター紙ロールＡ
の端面に接触してマスター紙の位置を規制できるフラン
ジｄをもった一対の回転ディスクＤ1 ，Ｄ2 が対向状態
で支持される。そして、これらの回転ディスクＤ1 ，Ｄ
2 間には、マスター紙ロールＡのボビンの内面に摩擦接
触される摩擦ディスクＥ1 ，Ｅ2 が前記懸架棒Ｃに対し
て回転運動を防止して配置され、これらの摩擦ディスク
Ｅ1 ，Ｅ2 の接触によりマスター紙ロールＡに対してブ
レーキ力が与えられる。
に示したようなマスター紙ロール支持装置を用いて、マ
スター紙ロールＡに対してブレーキ力を与えつつ、マス
ター紙を、順次、製版機内部に取り込んでいる。即ち、
図５のベッセルＢに対しては、マスター紙ロールＡを懸
架できる懸架棒ＣがベッセルＢに対して回転不能に支持
されるけれども、この懸架棒Ｃにはマスター紙ロールＡ
の端面に接触してマスター紙の位置を規制できるフラン
ジｄをもった一対の回転ディスクＤ1 ，Ｄ2 が対向状態
で支持される。そして、これらの回転ディスクＤ1 ，Ｄ
2 間には、マスター紙ロールＡのボビンの内面に摩擦接
触される摩擦ディスクＥ1 ，Ｅ2 が前記懸架棒Ｃに対し
て回転運動を防止して配置され、これらの摩擦ディスク
Ｅ1 ，Ｅ2 の接触によりマスター紙ロールＡに対してブ
レーキ力が与えられる。
【０００４】したがって、このようなマスター紙ロール
支持装置を使用する場合、クランプＦにより一方の回転
ディスクＤ1 を懸架棒Ｃから外して、摩擦ディスクＥ
1 ，Ｅ2 にマスター紙ロールＡを嵌めた後、外した回転
ディスクＤ1 を戻し、懸架棒Ｃの両端部を持って、ベッ
セルＢにマスター紙ロールＡを懸架することになる。
支持装置を使用する場合、クランプＦにより一方の回転
ディスクＤ1 を懸架棒Ｃから外して、摩擦ディスクＥ
1 ，Ｅ2 にマスター紙ロールＡを嵌めた後、外した回転
ディスクＤ1 を戻し、懸架棒Ｃの両端部を持って、ベッ
セルＢにマスター紙ロールＡを懸架することになる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のマスター紙ロール支持装置では、かなりの重
量あるマスター紙ロールＡを懸架棒Ｃに取付け、これを
再びベッセルＢに移す作業が要求されるため、このよう
なマスター紙ロールＡの取扱の際に、マスター紙の微妙
な感光面が傷付けられるおそれがあるばかりでなく、回
転ディスクＤ1 ，Ｄ2 の着脱や、ベッセルＢに対する懸
架棒Ｃの取付け等のやっかいな作業が必要になってい
た。
うな従来のマスター紙ロール支持装置では、かなりの重
量あるマスター紙ロールＡを懸架棒Ｃに取付け、これを
再びベッセルＢに移す作業が要求されるため、このよう
なマスター紙ロールＡの取扱の際に、マスター紙の微妙
な感光面が傷付けられるおそれがあるばかりでなく、回
転ディスクＤ1 ，Ｄ2 の着脱や、ベッセルＢに対する懸
架棒Ｃの取付け等のやっかいな作業が必要になってい
た。
【０００６】本発明の目的は、以上に述べたような従来
の製版機のマスター紙ロール支持装置の問題に鑑み、比
較的重量のあるマスター紙ロールの取扱が容易で、直ち
にベッセルの内部にマスター紙ロールを装填できる製版
機のマスター紙ロール支持装置を得るにある。
の製版機のマスター紙ロール支持装置の問題に鑑み、比
較的重量のあるマスター紙ロールの取扱が容易で、直ち
にベッセルの内部にマスター紙ロールを装填できる製版
機のマスター紙ロール支持装置を得るにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、ボビンに巻かれたマスター紙ロールを懸
架する製版機のマスター紙ロール支持装置において、前
記マスター紙ロールの幅方向に細長い支持フレーム上に
対向状態で位置されかつ少なくとも一方が支持フレーム
に対して位置調整できる一対の支持台と、これらの支持
台に対向状態で設けられた懸架軸に回転可能に支持され
かつ前記マスター紙ロールの端面に接触して同マスター
紙ロールのエッジ位置を規制するエッジ規制板をそれぞ
れもった回転ディスクと、前記回転ディスクに隣り合っ
た状態で各懸架軸の対向端部に固定されかつ前記ボビン
の内部に位置されたとき同ボビンの内面に摩擦接触され
る摩擦ディスクとを備える製版機のマスター紙ロール支
持装置を提案するものである。また、後述する本発明の
好ましい実施例の説明においては、前記回転ディスクの
一方は対応懸架軸に対して対向方向に移動可能に支持さ
れかつ対応支持台との間に介装する押圧ばねによりマス
ター紙ロールの端面に向かって押圧された構造、並び
に、前記エッジ規制板は放射方向に延長した複数の放射
状板からなり、前記各摩擦ディスクの上部には指先を挿
入できる切欠きが形成され、前記エッジ規制板の相互間
には同切欠きの断面形状に対応した切開き部が形成され
た構造が説明される。
め、本発明は、ボビンに巻かれたマスター紙ロールを懸
架する製版機のマスター紙ロール支持装置において、前
記マスター紙ロールの幅方向に細長い支持フレーム上に
対向状態で位置されかつ少なくとも一方が支持フレーム
に対して位置調整できる一対の支持台と、これらの支持
台に対向状態で設けられた懸架軸に回転可能に支持され
かつ前記マスター紙ロールの端面に接触して同マスター
紙ロールのエッジ位置を規制するエッジ規制板をそれぞ
れもった回転ディスクと、前記回転ディスクに隣り合っ
た状態で各懸架軸の対向端部に固定されかつ前記ボビン
の内部に位置されたとき同ボビンの内面に摩擦接触され
る摩擦ディスクとを備える製版機のマスター紙ロール支
持装置を提案するものである。また、後述する本発明の
好ましい実施例の説明においては、前記回転ディスクの
一方は対応懸架軸に対して対向方向に移動可能に支持さ
れかつ対応支持台との間に介装する押圧ばねによりマス
ター紙ロールの端面に向かって押圧された構造、並び
に、前記エッジ規制板は放射方向に延長した複数の放射
状板からなり、前記各摩擦ディスクの上部には指先を挿
入できる切欠きが形成され、前記エッジ規制板の相互間
には同切欠きの断面形状に対応した切開き部が形成され
た構造が説明される。
【０００８】
【実施例】以下、図１から図４について本発明の実施例
の詳細を説明する。図１は本発明を施した製版機全体を
示し、支持構造を後述するマスター紙ロールＡは、機体
ハウジング１の上部一側のベッセル２に装填され、原稿
Ｘは機体ハウジング１の上部に配置される露光台ハウジ
ング１ａの原稿台ガラス３上に位置決めされるけれど
も、この原稿Ｘの位置決めのためには、露光台ハウジン
グ１ａの内部の原稿台ガラスの直下に配置される原稿標
点表示装置４が利用される。
の詳細を説明する。図１は本発明を施した製版機全体を
示し、支持構造を後述するマスター紙ロールＡは、機体
ハウジング１の上部一側のベッセル２に装填され、原稿
Ｘは機体ハウジング１の上部に配置される露光台ハウジ
ング１ａの原稿台ガラス３上に位置決めされるけれど
も、この原稿Ｘの位置決めのためには、露光台ハウジン
グ１ａの内部の原稿台ガラスの直下に配置される原稿標
点表示装置４が利用される。
【０００９】即ち、照明ランプ５からの光で照明される
原稿Ｘの画像は反射鏡６で反射され、撮影レンズ７によ
り搬送ベルト８ａで構成される露光ステージ８に結像さ
れ、同露光ステージ８に位置されるマスター紙の感光面
に露光される。ベッセル２の内部に装填されるマスター
紙ロールＡから引き出されるマスター紙は、ベッセル２
の内部の供給ローラ９により引き出され、カッター１０
により必要な寸法に切断された後、偏向ガイド板１１及
び帯電電極１２を通って、その表面に帯電が行われ、黒
枠除去装置１３で非画像部の帯電が除去されて露光ステ
ージ８の搬送ベルト８ａの表面に真空圧力で停止される
ことになる。
原稿Ｘの画像は反射鏡６で反射され、撮影レンズ７によ
り搬送ベルト８ａで構成される露光ステージ８に結像さ
れ、同露光ステージ８に位置されるマスター紙の感光面
に露光される。ベッセル２の内部に装填されるマスター
紙ロールＡから引き出されるマスター紙は、ベッセル２
の内部の供給ローラ９により引き出され、カッター１０
により必要な寸法に切断された後、偏向ガイド板１１及
び帯電電極１２を通って、その表面に帯電が行われ、黒
枠除去装置１３で非画像部の帯電が除去されて露光ステ
ージ８の搬送ベルト８ａの表面に真空圧力で停止される
ことになる。
【００１０】また、原稿画像を潜像化されたマスター紙
は、現像装置１４に供給され、静電現像をトナー現像さ
れて可視化された後、定着装置１５でトナー画像及び全
面が乾燥されるが、乾燥後のマスターが機体ハウジング
１の左端部の排紙シュート１６に取り出され、印刷原板
として利用される。
は、現像装置１４に供給され、静電現像をトナー現像さ
れて可視化された後、定着装置１５でトナー画像及び全
面が乾燥されるが、乾燥後のマスターが機体ハウジング
１の左端部の排紙シュート１６に取り出され、印刷原板
として利用される。
【００１１】前述したベッセル２は図１に示す案内レー
ル２０Ｌ，２０Ｒに沿って図１の紙面と直角な方向に引
き出すことができる。つまり、同ベッセル２は図２のハ
ンドル２１を持って機体ハウジング１外に引き出すこと
ができるもので、その内部には本発明によるマスター紙
ロール支持装置の支持フレーム２２が据え付けてある。
そして、マスター紙ロールＡの幅方向に細長い同支持フ
レーム２２の幅方向左右には、一対のガイドレール２３
Ｌ，２３Ｒが固定され、これらのガイドレール２３Ｌ，
２３Ｒ間にはマスター紙ロールＡの幅方向に対向した一
対の支持台２４Ａ，２４Ｂの左右可動レール２５Ｌ，２
５Ｒが図２の左右方向に移動可能に支持される。
ル２０Ｌ，２０Ｒに沿って図１の紙面と直角な方向に引
き出すことができる。つまり、同ベッセル２は図２のハ
ンドル２１を持って機体ハウジング１外に引き出すこと
ができるもので、その内部には本発明によるマスター紙
ロール支持装置の支持フレーム２２が据え付けてある。
そして、マスター紙ロールＡの幅方向に細長い同支持フ
レーム２２の幅方向左右には、一対のガイドレール２３
Ｌ，２３Ｒが固定され、これらのガイドレール２３Ｌ，
２３Ｒ間にはマスター紙ロールＡの幅方向に対向した一
対の支持台２４Ａ，２４Ｂの左右可動レール２５Ｌ，２
５Ｒが図２の左右方向に移動可能に支持される。
【００１２】また、各支持台２４Ａ，２４Ｂは図２の紙
面と直角な方向に延長した握りハンドル２４を有し、手
で握ることができるこれらの握りハンドル２４の直下に
は、支持フレーム２２に対する支持台２４Ａ，２４Ｂの
位置を固定できるラッチ装置が設けれられる。各ラッチ
装置はコ字状断面のラッチブラケット２６を有し、これ
らのラッチブラケット２６には上下方向に延長したラッ
チロッド２７がそれぞれ支持され、これらのラッチロッ
ド２７の上端部に対しては、前記握りハンドル２４と同
時に手で掴めるラッチハンドル２８がそれぞれ固定して
ある。前記ラッチロッド２７に対応する支持フレーム２
２のロックチャンネル２２ａには、支持台２４Ａ，２４
Ｂの長さ方向に整列した多数のラッチ孔２９が形成さ
れ、前述したラッチハンドル２８の下端部はこれらのラ
ッチ孔２９に落ち込むことができる。
面と直角な方向に延長した握りハンドル２４を有し、手
で握ることができるこれらの握りハンドル２４の直下に
は、支持フレーム２２に対する支持台２４Ａ，２４Ｂの
位置を固定できるラッチ装置が設けれられる。各ラッチ
装置はコ字状断面のラッチブラケット２６を有し、これ
らのラッチブラケット２６には上下方向に延長したラッ
チロッド２７がそれぞれ支持され、これらのラッチロッ
ド２７の上端部に対しては、前記握りハンドル２４と同
時に手で掴めるラッチハンドル２８がそれぞれ固定して
ある。前記ラッチロッド２７に対応する支持フレーム２
２のロックチャンネル２２ａには、支持台２４Ａ，２４
Ｂの長さ方向に整列した多数のラッチ孔２９が形成さ
れ、前述したラッチハンドル２８の下端部はこれらのラ
ッチ孔２９に落ち込むことができる。
【００１３】これらの支持台２４Ａ，２４Ｂの対向壁２
４ａには前記マスター紙ロールＡの幅方向に対向した一
対の懸架軸３０Ａ，３０Ｂの基部が固定され、各対向壁
２４ａから突き出した同懸架軸３０Ａ，３０Ｂの中間部
には、マスター紙ロールＡと共に懸架軸３０Ａ，３０Ｂ
に対して自由に回転できる回転ディスク３１Ａ，３１Ｂ
がそれぞれ支持される。即ち、図２の左側の回転ディス
ク３１Ａの中心部には、対応懸架軸３０Ａ，３０Ｂに沿
って移動できる押圧スリーブ３２が当接され、同押圧ス
リーブ３２と前記対向壁２４ａとの間には圧縮ばねで構
成した押圧ばね３３が介装される。また、右側の回転デ
ィスク３１Ｂの中心部は対応懸架軸３０Ｂの段部肩面に
当接されるから、同回転ディスク３１Ｂは同懸架軸３０
Ｂの長さ方向には移動できないけれども、各回転ディス
ク３１Ａ，３１Ｂにはマスター紙ロールＡの端面に接触
できるエッジ規制板３１ａが一体化されており、図示例
の同エッジ規制板３１ａは円周方向に等配された３個の
放射板で構成してある。
４ａには前記マスター紙ロールＡの幅方向に対向した一
対の懸架軸３０Ａ，３０Ｂの基部が固定され、各対向壁
２４ａから突き出した同懸架軸３０Ａ，３０Ｂの中間部
には、マスター紙ロールＡと共に懸架軸３０Ａ，３０Ｂ
に対して自由に回転できる回転ディスク３１Ａ，３１Ｂ
がそれぞれ支持される。即ち、図２の左側の回転ディス
ク３１Ａの中心部には、対応懸架軸３０Ａ，３０Ｂに沿
って移動できる押圧スリーブ３２が当接され、同押圧ス
リーブ３２と前記対向壁２４ａとの間には圧縮ばねで構
成した押圧ばね３３が介装される。また、右側の回転デ
ィスク３１Ｂの中心部は対応懸架軸３０Ｂの段部肩面に
当接されるから、同回転ディスク３１Ｂは同懸架軸３０
Ｂの長さ方向には移動できないけれども、各回転ディス
ク３１Ａ，３１Ｂにはマスター紙ロールＡの端面に接触
できるエッジ規制板３１ａが一体化されており、図示例
の同エッジ規制板３１ａは円周方向に等配された３個の
放射板で構成してある。
【００１４】一方、前記各懸架軸３０Ａ，３０Ｂの先端
部には前記マスター紙ロールＡのボビンａの内径よりも
僅かに小さな外径をもつ摩擦ディスク３４Ａ，３４Ｂが
それぞれ固定され、これらの摩擦ディスク３４Ａ，３４
Ｂの上部には指先を挿入できる切欠き３５が形成され
る。また、前記回転ディスク３１Ａ，３１Ｂはマスター
紙ロールＡの装填時のガイドとなる胴部３１ｂを有する
が、これらの胴部３１ｂの外径は、対応摩擦ディスク３
４Ａ，３４Ｂの外径よりも僅かに小さくしてあり、前記
放射板間の胴部３１ｂ周面には、対応切欠き３５に対応
した断面形状の切開き部３６がそれぞれ形成してある。
したがって、重量のあるマスター紙ロールＡを両手で持
った状態で、両手の一部をこれらの切開き部３６及び切
欠き３５に挿入してマスター紙ロールＡを保持できる。
部には前記マスター紙ロールＡのボビンａの内径よりも
僅かに小さな外径をもつ摩擦ディスク３４Ａ，３４Ｂが
それぞれ固定され、これらの摩擦ディスク３４Ａ，３４
Ｂの上部には指先を挿入できる切欠き３５が形成され
る。また、前記回転ディスク３１Ａ，３１Ｂはマスター
紙ロールＡの装填時のガイドとなる胴部３１ｂを有する
が、これらの胴部３１ｂの外径は、対応摩擦ディスク３
４Ａ，３４Ｂの外径よりも僅かに小さくしてあり、前記
放射板間の胴部３１ｂ周面には、対応切欠き３５に対応
した断面形状の切開き部３６がそれぞれ形成してある。
したがって、重量のあるマスター紙ロールＡを両手で持
った状態で、両手の一部をこれらの切開き部３６及び切
欠き３５に挿入してマスター紙ロールＡを保持できる。
【００１５】図示実施例によるマスター紙ロール支持装
置は、以上のような構造であるから、ハンドル２１を持
ってベッセル２を図１の紙面と直角な方向即ち手前側に
引き出した状態でマスター紙ロールＡを装填できる。こ
の場合、両手で持ったマスター紙ロールＡの右側端部を
図２の仮想線で示すように、右側摩擦ディスク３４Ｂ及
び回転ディスク３１Ｂに嵌め、左側支持台２４Ａの握り
ハンドル２４及びラッチハンドル２８を左手で掴むと、
ラッチロッド２７がラッチ孔２９から抜けるから、同支
持台２４Ａが支持フレーム２２に対して自由に移動でき
る状態となる。したがって、左側支持台２４Ａを右側支
持台２４Ｂに向かって前進させると、左側支持台２４Ａ
の回転ディスク３１Ａ及び摩擦ディスク３４Ａがマスタ
ー紙ロールＡのボビンａ中に挿入され、ラッチハンドル
２８の釈放によりラッチロッド２７がラッチハンドル２
８の重量でラッチ孔２９に落ち込み、左側支持台２４Ａ
が支持フレーム２２に対して固定されることになる。こ
の作業中、ボビンａの左側に右手を添えておいても、右
手の指が左側切開き部３６及び切欠き３５に必然的に対
応されるので、右手がじゃまになることなく、左側支持
台２４Ａを右側支持台２４Ｂに充分に接近させて、固定
することができる。
置は、以上のような構造であるから、ハンドル２１を持
ってベッセル２を図１の紙面と直角な方向即ち手前側に
引き出した状態でマスター紙ロールＡを装填できる。こ
の場合、両手で持ったマスター紙ロールＡの右側端部を
図２の仮想線で示すように、右側摩擦ディスク３４Ｂ及
び回転ディスク３１Ｂに嵌め、左側支持台２４Ａの握り
ハンドル２４及びラッチハンドル２８を左手で掴むと、
ラッチロッド２７がラッチ孔２９から抜けるから、同支
持台２４Ａが支持フレーム２２に対して自由に移動でき
る状態となる。したがって、左側支持台２４Ａを右側支
持台２４Ｂに向かって前進させると、左側支持台２４Ａ
の回転ディスク３１Ａ及び摩擦ディスク３４Ａがマスタ
ー紙ロールＡのボビンａ中に挿入され、ラッチハンドル
２８の釈放によりラッチロッド２７がラッチハンドル２
８の重量でラッチ孔２９に落ち込み、左側支持台２４Ａ
が支持フレーム２２に対して固定されることになる。こ
の作業中、ボビンａの左側に右手を添えておいても、右
手の指が左側切開き部３６及び切欠き３５に必然的に対
応されるので、右手がじゃまになることなく、左側支持
台２４Ａを右側支持台２４Ｂに充分に接近させて、固定
することができる。
【００１６】このマスター紙ロールＡの装填状態にあっ
ては、両支持台２４Ａ，２４Ｂのエッジ規制板３１ａに
マスター紙ロールＡの端面が接触するから、供給される
マスター紙のエッジの正確な位置が求められ、マスター
紙ロールＡのボビンａの内面に外径の大きな摩擦ディス
ク３４Ａ，３４Ｂが接触することになる。つまり、図示
例の場合、左側回転ディスク３１Ａは押圧スリーブ３２
を介して押圧ばね３３で右側方向に押圧されるから、マ
スター紙ロールＡのエッジ位置を、右側エッジ規制板３
１ａの位置に常に維持することができる。また、マスタ
ー紙ロールＡのボビンａに対する両摩擦ディスク３４
Ａ，３４Ｂの摩擦接触により、マスター紙ロールＡから
マスター紙を引き出す際に、マスター紙ロールＡにブレ
ーキ力が常に働くため、マスター紙ロールＡの回転慣性
によりマスター紙が弛むのを、未然に防止できる。
ては、両支持台２４Ａ，２４Ｂのエッジ規制板３１ａに
マスター紙ロールＡの端面が接触するから、供給される
マスター紙のエッジの正確な位置が求められ、マスター
紙ロールＡのボビンａの内面に外径の大きな摩擦ディス
ク３４Ａ，３４Ｂが接触することになる。つまり、図示
例の場合、左側回転ディスク３１Ａは押圧スリーブ３２
を介して押圧ばね３３で右側方向に押圧されるから、マ
スター紙ロールＡのエッジ位置を、右側エッジ規制板３
１ａの位置に常に維持することができる。また、マスタ
ー紙ロールＡのボビンａに対する両摩擦ディスク３４
Ａ，３４Ｂの摩擦接触により、マスター紙ロールＡから
マスター紙を引き出す際に、マスター紙ロールＡにブレ
ーキ力が常に働くため、マスター紙ロールＡの回転慣性
によりマスター紙が弛むのを、未然に防止できる。
【００１７】なお、前記実施例の説明においては、支持
フレーム２２に対して位置調整できる一対の支持台２４
Ａ，２４Ｂを備えた構造を説明したけれども、本発明に
おいては、一方の支持台２４Ａまたは２４Ｂを支持フレ
ーム２２に固定した片側基準のマスター紙ロール支持装
置に本発明を適用することもできる。
フレーム２２に対して位置調整できる一対の支持台２４
Ａ，２４Ｂを備えた構造を説明したけれども、本発明に
おいては、一方の支持台２４Ａまたは２４Ｂを支持フレ
ーム２２に固定した片側基準のマスター紙ロール支持装
置に本発明を適用することもできる。
【００１８】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、比較的重量があり、傷付き易いマスター紙ロ
ールを簡単に装填できる製版機のマスター紙ロール支持
装置を得ることができ、同マスター紙ロール支持装置は
マスター紙ロールを安定的に手で持ちながら、規定のセ
ット状態に操作できる利点がある。
によれば、比較的重量があり、傷付き易いマスター紙ロ
ールを簡単に装填できる製版機のマスター紙ロール支持
装置を得ることができ、同マスター紙ロール支持装置は
マスター紙ロールを安定的に手で持ちながら、規定のセ
ット状態に操作できる利点がある。
【図１】本発明を施した製版機の全体断面図である。
【図２】同製版機に用いるマスター紙ロール支持装置の
断面図である。
断面図である。
【図３】同マスター紙ロール支持装置の右端面図であ
る。
る。
【図４】同マスター紙ロール支持装置の図２の４−４線
に沿う断面図である。
に沿う断面図である。
【図５】従来のマスター紙ロール支持装置の断面図であ
る。
る。
【符号の説明】 Ａ マスター紙ロール ａ ボビン ２ ベッセル ２２ 支持フレーム ２３Ｌ，２３Ｒ ガイドレール ２４Ａ，２４Ｂ 支持台 ２７ ラッチロッド ２８ ラッチハンドル ２９ ラッチ孔 ３０Ａ，３０Ｂ 懸架軸 ３１Ａ，３１Ｂ 回転ディスク ３４Ａ，３４Ｂ 摩擦ディスク ３５ 切欠き ３６ 切開き部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ Ｇ０３Ｆ 7/20 ５１１ Ｇ０３Ｆ 7/20 ５１１ (56)参考文献 特開 平４−329528（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−206551（ＪＰ，Ａ) 実開 昭57−203041（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G03G 13/26 - 13/32 B41C 1/00 - 1/18 B65H 16/06 B65H 23/06 - 23/14 G03B 27/32 G03F 7/20 511
Claims (3)
- 【請求項１】 ボビンに巻かれたマスター紙ロールを懸
架する製版機のマスター紙ロール支持装置において、前
記マスター紙ロールの幅方向に細長い支持フレーム上に
対向状態で位置されかつ少なくとも一方が支持フレーム
に対して位置調整できる一対の支持台と、これらの支持
台に対向状態で設けられた懸架軸に回転可能に支持され
かつ前記マスター紙ロールの端面に接触して同マスター
紙ロールのエッジ位置を規制するエッジ規制板をそれぞ
れもった回転ディスクと、前記回転ディスクに隣り合っ
た状態で各懸架軸の対向端部に固定されかつ前記ボビン
の内部に位置されたとき同ボビンの内面に摩擦接触され
る摩擦ディスクとを備えることを特徴とする製版機のマ
スター紙ロール支持装置。 - 【請求項２】 前記回転ディスクの一方は対応懸架軸に
対して対向方向に移動可能に支持されかつ対応支持台と
の間に介装する押圧ばねによりマスター紙ロールの端面
に向かって押圧されたことを特徴とする請求項１記載の
製版機のマスター紙ロール支持装置。 - 【請求項３】 前記エッジ規制板は放射方向に延長した
複数の放射状板からなり、前記各摩擦ディスクの上部に
は指先を挿入できる切欠きが形成され、前記エッジ規制
板の相互間には同切欠きの断面形状に対応した切開き部
が形成されたことを特徴とする請求項１記載の製版機の
マスター紙ロール支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7248761A JP3028758B2 (ja) | 1995-09-02 | 1995-09-02 | 製版機のマスター紙ロール支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7248761A JP3028758B2 (ja) | 1995-09-02 | 1995-09-02 | 製版機のマスター紙ロール支持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0968827A JPH0968827A (ja) | 1997-03-11 |
| JP3028758B2 true JP3028758B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=17182989
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7248761A Expired - Fee Related JP3028758B2 (ja) | 1995-09-02 | 1995-09-02 | 製版機のマスター紙ロール支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3028758B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106115318A (zh) * | 2016-08-22 | 2016-11-16 | 惠州市浩明科技股份有限公司 | 一种自动调节布料松紧的涂布机放卷装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105016105B (zh) * | 2015-07-15 | 2017-08-25 | 合肥奥瑞数控科技有限公司 | 一种带有自动对边装置和烫边装置的松布机 |
-
1995
- 1995-09-02 JP JP7248761A patent/JP3028758B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106115318A (zh) * | 2016-08-22 | 2016-11-16 | 惠州市浩明科技股份有限公司 | 一种自动调节布料松紧的涂布机放卷装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0968827A (ja) | 1997-03-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0333106B1 (en) | Image forming apparatus | |
| JPH03166135A (ja) | 踏子操作のモジュール式巻き上げ給紙装置 | |
| JP3028758B2 (ja) | 製版機のマスター紙ロール支持装置 | |
| JPH064350Y2 (ja) | 電子写真装置 | |
| JPH046030Y2 (ja) | ||
| JPH041910B2 (ja) | ||
| JPH0151838B2 (ja) | ||
| JPS61254956A (ja) | 現像器支持装置 | |
| JP3290822B2 (ja) | 事務機器 | |
| JPS58182682A (ja) | 複写機の感光ドラム及び転写部材の支持装置 | |
| JPH0643792Y2 (ja) | 遮光装置の駆動帯テンション調整機構 | |
| JPS6347870Y2 (ja) | ||
| JPH0247657Y2 (ja) | ||
| JP3064576B2 (ja) | 現像器のギャップ保持装置 | |
| JPH0619235A (ja) | 電子写真装置 | |
| JP3031941B2 (ja) | 帯電装置 | |
| JPH07107623B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JP3048943B2 (ja) | 電子写真装置 | |
| JPH0717085Y2 (ja) | 電子写真装置のユニット固定装置 | |
| JP2624806B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JPS6343479Y2 (ja) | ||
| JP2512076Y2 (ja) | 光学機器の遮光膜装置 | |
| JPH0733249Y2 (ja) | 複写機 | |
| JPS5924052Y2 (ja) | 複写用ロ−ル紙のブレ−キ装置 | |
| JP3703246B2 (ja) | シート材給送用ローラおよび画像形成装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120204 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120204 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130204 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204 Year of fee payment: 14 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |