JP3028547U - 容 器 - Google Patents

容 器

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JP3028547U
JP3028547U JP1996002125U JP212596U JP3028547U JP 3028547 U JP3028547 U JP 3028547U JP 1996002125 U JP1996002125 U JP 1996002125U JP 212596 U JP212596 U JP 212596U JP 3028547 U JP3028547 U JP 3028547U
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JP
Japan
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lid
inner container
container
vertical rib
pressing operation
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JP1996002125U
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Inventor
貞治 勝俣
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天馬株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】開蓋した蓋体に対し後方への押圧一動作をもっ
て、外装体から内容器を取出すことのできる容器を提供
する。 【解決手段】蓋体Bを有する外装体Aと、外装体Aに下
方より緩挿し取付ける有底の内容器Cとからなる容器で
ある。内容器Cの開口縁部4後部の区画部1内には、縦
リブ3を突設せる揺動片2を垂設し、外装体Aの内周縁
部11と後面の凹部12には、区画部1と対応する透窓
部13が形成してある。外装体A側面を持ち上げた場
合、透窓部13に顕出した縦リブ3下縁が透窓部13と
接当し、内容器Cが掛止する。蓋体Bには、開蓋に従い
縦リブ3と接当し摺動して終端に到達することによっ
て、掛止を解除できる押圧作動片23を連設してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、蓋付容器の改良に関するものであり、特に開蓋した蓋体に対する後 方への押圧一動作をもって、外装体から内容器を取出すことのできる全合成樹脂 製の容器である。
【0002】
【従来の技術】
従来、トイレ、洗面所、調理場等において使用されている小型くず入れを例に 挙げると、意匠登録第775541号、同類似1号各公報(くず入れ)にみられ るように、有底角筒状の本体開口縁に、汚物やごみくずを投入する合成樹脂製袋 を、袋止めリングを利用して取付ける工夫がなされていた。 前記袋が外部に露呈し外観上の見栄えを損なわないよう注意深く取扱い操作す る必要があることに加え、袋止めリングを別体で添付することから製造価格に影 響し、また使用者において紛失する事故の発生することもあった。 上記くず入れの場合、一般家庭はもとより不特定多数の外来者が出入りする料 理店、レストラン等の洗面所等においては、極力、掃除、場所的移動等に際し、 その処理取扱い操作が容易で、外観上見苦しくないものが求められていたものの 、それら要請をみたす容器は、技術的課題として未解決であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記問題の解決を要請されていた、くず入れ等の場合における、袋 止めリング等の部品を要しない構成の簡易性、手入れのしやすさ、取扱い操作の 容易性を追究し、解決をもたらした容器の提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本考案に係る容器の具体的手段としては、蓋体を有 する外装体と、該外装体に下方より緩挿し取付ける有底の内容器とからなる合成 樹脂製の容器において、前記内容器の開口縁部後部に形成した区画部内には、縦 リブを突設せる揺動片を垂設し、前記外装体の内周縁部と後面の凹部には、前記 区画部と対応する略同形の透窓部が跨がって形成され、該透窓部には、前記縦リ ブが顕出し、前記外装体側面を保持して持ち上げた場合には、前記縦リブ下縁が 前記透窓部と接当し、前記内容器が掛止されるとともに、両側より案内溝および 軸受部が設けられ、しかも前記蓋体後部には、短軸部を有するヒンジ部を対設し 、かつ開蓋に従い前記縦リブと接当し摺動して終端に到達することによって、前 記掛止を解除できる押圧作動片を連設してなるものである。
【0005】 また、前記縦リブが一対であって、上方に向い低く緩傾斜状に形成され、開蓋 した蓋体に対し後方への押圧一動作を加えることによって、前記縦リブ上面と均 等に接当する広幅とした押圧作動片の前部が前記縦リブを摺動し終端に到達して 、前記掛止を解除するようにすることが好ましい。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の最良の結果をもたらす実施の形態を図面に従い説明すると、 図1は蓋体、外装体および内容器を分離した状態の説明図、図2は組立完成斜視 図、図3は開蓋状態および後方への押圧一動作を加えた説明図、図4は図3の閉 蓋時における中央縦断説明図、図5は開蓋時における揺動片の縦リブと押圧作動 片との関連を示す要部説明図、図6は開蓋後に後方への押圧一動作を加えた場合 における揺動片の縦リブと押圧作動片との関連を示す要部説明図、図7は閉蓋時 における合成樹脂製袋を内装した状態を示す説明図である。
【0007】 図面上、Aは外装体、Bは蓋体、Cは内容器であり、Pは合成樹脂製袋を例示 している。 図示した外装体Aは上下に連通する角筒形状であり、該外装体Aに対し、有底 の内容器Cが下方より緩挿される。 内容器Cの開口縁部4後部に形成された略矩形の区画部1内には一対の縦リブ 3が突設する揺動片2が垂設される。 揺動片2は内容器C自体が合成樹脂製であるので、樹脂特有の可撓性を有し、 外部的圧力が加えられると撓やかに屈曲し、圧力が解除されれば原形に復帰する 。従って、垂設した揺動片2は開閉蓋時ともに前記圧力が加えられない限り、内 容器Cの周胴面と同一面にある。 縦リブ3は一対として形成した場合を例示したが、単一でも3本でもよくその 本数は限定されない。最適な本数は2本とし、しかも蓋体B側の上方に向い低く 緩傾斜状に、言わば湾曲状とすることがよい。 6は補助リブであり、縦リブ3より低く形成され、内容器Cの外装体A内での 傾き、片寄りを防ぐために必要により選択的に付設される。
【0008】 外装体Aにおいて、11は開口内周沿いに形成した内周縁部であり、12は外 装体A後面に形成した凹部である。 13は外装体Aの内周縁部11と後面の凹部12に跨がり形成した透窓部であ り、前記区画部1と略同形である。内容器Cは、その高さを外装体Aのそれより も僅かながら高めに設定してあるので、内容器Cを外装体A内に緩挿し、平坦な 床面等に正しく設置すると、外装体Aは床面等から僅かながら浮上した状態のも とで、透窓部13に縦リブ3が顕出する。また、外装体Aを側面から保持して床 面等から持ち上げれば、自重により内容器Cが垂下して、縦リブ3下縁は透窓部 13と接当する結果、内容器Cは掛止されて離脱するおそれのないものである。 前記掛止状態は、開、閉蓋時ともに共通している。
【0009】 14は案内溝、15は軸受部であり、それらは透窓部13を介在して、その両 側に透設されている。 16は開蓋時に指先をかけるに適した窪みであり、外装体A上縁外側に付設し てある。 蓋体Bにおいて、21はヒンジ部、22は短軸部であり、それぞれ前記案内溝 14、軸受部15に適嵌する。 23は蓋体B後部のヒンジ部21相互間に連設した押圧作動片であり、該押圧 作動片23は、閉蓋時には凹部12外側の離れた位置にあり、開蓋時にはその前 部23aが縦リブ3と接当し、蓋体B自体は僅かに後傾した状態を保ちながら直 立することになる(図4、5)。
【0010】
【実施例】
本考案の容器は全合成樹脂製とすることがよく、揺動片2の屈曲性を良好に発 揮するため、ABS樹脂、スチロール樹脂、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂を採 用することが好ましく、また蓋体Bの開閉時に生じる衝突音をおさえるには例え ばポリプロピレンを採用することもよい。 本考案の構成上、前記縦リブ3が一対のもとに形成されている場合、押圧作動 片23の前部23aは広幅とすることがよく、かくすることによって後述する一 動作のもとで押圧する際には一対の縦リブ3を均等に押圧し、揺動片2の適正な 屈曲がもたらされ、外装体Aより内容器Bを取出す際の掛止解除が容易に行える (図5、6)。
【0011】 本考案の使用要領は、蓋体Bを開閉蓋可能に取付けた外装体Aの下方より内容 器Cを緩挿し取付ける(図2、4)。 この場合、予め内容器Cには合成樹脂製袋Pが内装されている(図7)。 汚物、ごみ等の収納は、ヒンジ部21と対向する蓋体Bの前縁に手指を当てが い開蓋すればよく(図3)、閉蓋は従来どおり前記前縁を押圧して閉止すればよ い。 内容器Cの合成樹脂製袋P中の汚物等を取出して捨てたり、容器自体の清拭を 実施する場合、開蓋した後、更に(外装体A開口部分を押え保持する等した上で )、蓋体B前縁内側を軽く一動作で押圧することによって、内容器Cは外装体A との掛止が解除されて分離することとなる。
【0012】 前記掛止の解除を図5、6に従って説明すると、容器を床面等に設置した状態 での開蓋時には押圧作動片23は縦リブ3上面に軽く接当している状態であり( 図5)、外装体Aを持ち上げても、縦リブ3下縁が透窓部13において顕出し掛 止されているので、内容器Cは外装体Aに納まった状態を維持したままとなる。 また、内容器Cから合成樹脂製袋Pの取出しを望む場合は、前記一動作での押圧 によって、押圧作動片23の前部23aは、上方に向い低く緩傾斜状に形成した 縦リブ3上面を摺動し通過するに従い、上縁が固定されている揺動片2は、次第 に内方へ押し込まれ、その結果、顕出していた縦リブ3は区画部1から遠ざかる ように後退し掛止が解除され(図6)、外装体Aを持ち上げると、外装体A下方 より内容器Cが取出されるのである。
【0013】
【考案の効果】
以上の構成を有する本考案によれば、以下の効果をもたらすものである。 請求項1の本考案は、従来の袋止めリングを必要とせずに、単に内容器Cに合 成樹脂製袋Pを直接かぶせるのみでよく、また内容器Cの外装体Aからの取外し は、開蓋して後方への押圧一動作をもって掛止が解除される、取扱い操作が簡易 な構成である。また、本考案は外装体A、蓋体Bおよび内容器Cの3点のみをも って構成され、それ以外には部品点数を増やす必要がないため、量産性に適し経 済性に富んだものである。 請求項2の本考案は、一対の縦リブ3を形成した揺動片2としたことにより、 押圧作動片23の押圧一動作を適確に受け止め、揺動片2の好ましい屈曲を促す 結果、外装体Aと内容器Cとの掛止解除が支障なく円滑に実施でき、取扱い操作 の向上に寄与する効果をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】蓋体、外装体および内容器を分離した状態の説
明図
【図2】組立完成斜視図
【図3】開蓋状態および後方への押圧一動作を加えた説
明図
【図4】図3の閉蓋時における中央縦断説明図
【図5】開蓋時における揺動片の縦リブと押圧作動片と
の関連を示す要部説明図
【図6】開蓋後に後方への押圧一動作を加えた場合にお
ける揺動片の縦リブと押圧作動片との関連を示す要部説
明図
【図7】閉蓋時における合成樹脂製袋を内装した状態を
示す説明図
【符号の説明】
A 外装体 B 蓋体 C 内容器 P 合成樹脂製袋 1 区画部 2 揺動片 3 縦リブ 4 開口縁部 5 切込み 6 補助リブ 11 内周縁部 12 凹部 13 透窓部 14 案内溝 15 軸受部 16 窪み 21 ヒンジ部 22 短軸部 23 押圧作動片 23a 押圧作動片の前部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋体を有する外装体と、該外装体に下方
    より緩挿し取付ける有底の内容器とからなる合成樹脂製
    の容器において;前記内容器の開口縁部後部に形成した
    区画部内には、縦リブを突設せる揺動片を垂設し、前記
    外装体の内周縁部と後面の凹部には、前記区画部と対応
    する略同形の透窓部が跨がって形成され、該透窓部に
    は、前記縦リブが顕出し、前記外装体側面を保持して持
    ち上げた場合には、前記縦リブ下縁が前記透窓部と接当
    し、前記内容器が掛止されるとともに、両側より案内溝
    および軸受部が設けられ、しかも前記蓋体後部には、短
    軸部を有するヒンジ部を対設し、かつ開蓋に従い前記縦
    リブと接当し摺動して終端に到達することによって、前
    記掛止を解除できる押圧作動片を連設してなることを特
    徴とする容器。
  2. 【請求項2】 前記縦リブが一対であって、上方に向い
    低く緩傾斜状に形成され、開蓋した蓋体に対し後方への
    押圧一動作を加えることによって、前記縦リブ上面と均
    等に接当する広幅とした押圧作動片の前部が前記縦リブ
    を摺動し終端に到達して、前記掛止を解除することを特
    徴とする請求項1記載の容器。
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