JP3028315B1 - ジェット織機を用いる製織方法及びジェット織機における緯糸緯入れ装置 - Google Patents
ジェット織機を用いる製織方法及びジェット織機における緯糸緯入れ装置Info
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- JP3028315B1 JP3028315B1 JP11129819A JP12981999A JP3028315B1 JP 3028315 B1 JP3028315 B1 JP 3028315B1 JP 11129819 A JP11129819 A JP 11129819A JP 12981999 A JP12981999 A JP 12981999A JP 3028315 B1 JP3028315 B1 JP 3028315B1
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Abstract
【要約】
【課題】 複数本の糸を一本にして緯入れしても、複数
本の各糸を引き揃えて緯入れした織物と同様の風合いと
表面形状を得ることができるジェット織機を用いる製織
方法及びジェット織機の緯糸緯入れ装置を提供する。 【解決手段】 上下に二分された経糸により形成される
開口に複数本の糸から構成される緯糸を高速で緯入れし
て織成するエアージェット織機及びウォータージェット
織機から選ばれるジェット織機を用いる製織方法におい
て、前記複数本の各糸の先端を揃えた状態で緯糸を待機
させ、当該待機中に前記複数本の各糸を先端部近傍のみ
にて結合し、この後、当該複数本の糸から構成される緯
糸を前記開口に高速で緯入れして前記結合部分を織り上
げられる織物の捨耳となる位置まで通すようにした。
本の各糸を引き揃えて緯入れした織物と同様の風合いと
表面形状を得ることができるジェット織機を用いる製織
方法及びジェット織機の緯糸緯入れ装置を提供する。 【解決手段】 上下に二分された経糸により形成される
開口に複数本の糸から構成される緯糸を高速で緯入れし
て織成するエアージェット織機及びウォータージェット
織機から選ばれるジェット織機を用いる製織方法におい
て、前記複数本の各糸の先端を揃えた状態で緯糸を待機
させ、当該待機中に前記複数本の各糸を先端部近傍のみ
にて結合し、この後、当該複数本の糸から構成される緯
糸を前記開口に高速で緯入れして前記結合部分を織り上
げられる織物の捨耳となる位置まで通すようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下に二分された
経糸により形成される開口に複数本の糸から構成される
緯糸を高速で緯入れして織成するエアージェット織機及
びウォータージェット織機から選ばれるジェット織機を
用いる製織方法と該ジェット織機の緯糸緯入れ装置に関
するものである。
経糸により形成される開口に複数本の糸から構成される
緯糸を高速で緯入れして織成するエアージェット織機及
びウォータージェット織機から選ばれるジェット織機を
用いる製織方法と該ジェット織機の緯糸緯入れ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、従来のエアージェット織機
やウォータージェット織機では、緯糸に複数本の糸を引
き揃えて用いる場合、各糸の撚り合わせ加工、全長に渡
っての糊付け加工或いは全長に渡ってのインタレース加
工等の成形手法により一本の緯糸に成形した後、当該一
本に成形した緯糸を、例えば、エアージェット織機にお
いては高速空気流に乗せて飛走させて緯入れを行ってい
る。
やウォータージェット織機では、緯糸に複数本の糸を引
き揃えて用いる場合、各糸の撚り合わせ加工、全長に渡
っての糊付け加工或いは全長に渡ってのインタレース加
工等の成形手法により一本の緯糸に成形した後、当該一
本に成形した緯糸を、例えば、エアージェット織機にお
いては高速空気流に乗せて飛走させて緯入れを行ってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のエアージェ
ット織機やウォータージェット織機においては、各糸が
脱落せずに緯入れされるように複数本の糸を前記成形手
法によって一本の緯糸に成形しているが、製織の前に一
本に成形しておかなければならず、製織工程前に緯糸成
形工程を必要とするという問題点があった。また、糊付
けにより一本に成形した場合においては、製織後に糊抜
き工程を必要とするという問題点もあった。
ット織機やウォータージェット織機においては、各糸が
脱落せずに緯入れされるように複数本の糸を前記成形手
法によって一本の緯糸に成形しているが、製織の前に一
本に成形しておかなければならず、製織工程前に緯糸成
形工程を必要とするという問題点があった。また、糊付
けにより一本に成形した場合においては、製織後に糊抜
き工程を必要とするという問題点もあった。
【0004】また、エアージェット織機やウォータージ
ェット織機を使用して複数本の糸を一本に成形した緯糸
を緯入れして製織した織物は、レピア織機やシャットル
織機を使用して複数本の各糸を引き揃えて緯入れして製
織した織物と比べて風合いや表面形状において異なるた
め、西陣織物業界におけるネクタイ地や室内装飾織物等
には使用できないという問題点があった。
ェット織機を使用して複数本の糸を一本に成形した緯糸
を緯入れして製織した織物は、レピア織機やシャットル
織機を使用して複数本の各糸を引き揃えて緯入れして製
織した織物と比べて風合いや表面形状において異なるた
め、西陣織物業界におけるネクタイ地や室内装飾織物等
には使用できないという問題点があった。
【0005】さらに、レピア織機やシャットル織機で
は、製織工程前に複数本の糸を一本の緯糸に成形する緯
糸成形工程を必要としないが、製織可能な織機回転数が
小さいため、エアージェット織機やウォータージェット
織機と比べて生産性が上がらないという問題点があっ
た。
は、製織工程前に複数本の糸を一本の緯糸に成形する緯
糸成形工程を必要としないが、製織可能な織機回転数が
小さいため、エアージェット織機やウォータージェット
織機と比べて生産性が上がらないという問題点があっ
た。
【0006】そこで、本発明者は、エアージェット織機
やウォータージェット織機を用いて複数本の糸から構成
される緯糸を高速で緯入れして織成しても、脱落するこ
となく各糸を緯入れすることができ、レピア織機やシャ
ットル織機を用いて複数本の各糸を引き揃えて緯入れし
て織成した織物と同様の風合いと表面形状を得ることが
できる技術手段を提供することを技術的課題として、そ
の具現化をはかるべく研究、実験を重ねた結果、複数本
の各糸を先端部近傍のみにて結合し、この結合部分が織
り上げられる織物の捨耳となる位置に来るように緯入れ
すれば、織物の地部分の緯糸の各糸は結合された状態と
ならず、複数本の各糸を引き揃えて緯入れした織物と同
様の風合いと表面形状を持つ織物をエアージェット織機
やウォータージェット織機を用いて織成することができ
るという刮目すべき知見を得、前記課題を達成したもの
である。
やウォータージェット織機を用いて複数本の糸から構成
される緯糸を高速で緯入れして織成しても、脱落するこ
となく各糸を緯入れすることができ、レピア織機やシャ
ットル織機を用いて複数本の各糸を引き揃えて緯入れし
て織成した織物と同様の風合いと表面形状を得ることが
できる技術手段を提供することを技術的課題として、そ
の具現化をはかるべく研究、実験を重ねた結果、複数本
の各糸を先端部近傍のみにて結合し、この結合部分が織
り上げられる織物の捨耳となる位置に来るように緯入れ
すれば、織物の地部分の緯糸の各糸は結合された状態と
ならず、複数本の各糸を引き揃えて緯入れした織物と同
様の風合いと表面形状を持つ織物をエアージェット織機
やウォータージェット織機を用いて織成することができ
るという刮目すべき知見を得、前記課題を達成したもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記技術的課題は、次の
通りの本発明によって解決できる。
通りの本発明によって解決できる。
【0008】即ち、本発明に係るジェット織機を用いる
製織方法は、上下に二分された経糸により形成される開
口に複数本の糸から構成される緯糸を高速で緯入れして
織成するエアージェット織機及びウォータージェット織
機から選ばれるジェット織機を用いる製織方法におい
て、前記複数本の各糸の先端を揃えた状態で緯糸を待機
させ、当該待機中に前記複数本の各糸を先端部近傍のみ
にて結合し、この後、当該複数本の糸から構成される緯
糸を前記開口に高速で緯入れして前記結合部分を織り上
げられる織物の捨耳となる位置まで通すようにしたもの
である。
製織方法は、上下に二分された経糸により形成される開
口に複数本の糸から構成される緯糸を高速で緯入れして
織成するエアージェット織機及びウォータージェット織
機から選ばれるジェット織機を用いる製織方法におい
て、前記複数本の各糸の先端を揃えた状態で緯糸を待機
させ、当該待機中に前記複数本の各糸を先端部近傍のみ
にて結合し、この後、当該複数本の糸から構成される緯
糸を前記開口に高速で緯入れして前記結合部分を織り上
げられる織物の捨耳となる位置まで通すようにしたもの
である。
【0009】また、本発明は、前記ジェット織機を用い
る製織方法において、緯糸の待機中に、当該緯糸を構成
する複数本の各糸の先端部近傍にエアーを噴射して該各
糸の繊維同志を絡ませることにより、当該各糸を先端部
近傍のみにて結合するようにしたものである。
る製織方法において、緯糸の待機中に、当該緯糸を構成
する複数本の各糸の先端部近傍にエアーを噴射して該各
糸の繊維同志を絡ませることにより、当該各糸を先端部
近傍のみにて結合するようにしたものである。
【0010】また、本発明に係るジェット織機の緯糸緯
入れ装置は、上下に二分された経糸により形成される開
口に複数本の糸から構成される緯糸を高速で緯入れして
織成するエアージェット織機及びウォータージェット織
機から選ばれるジェット織機の緯糸緯入れ装置におい
て、前記緯糸を前記複数本の各糸の先端を揃えた状態で
待機させる待機位置を前記開口に対向させて設け、当該
待機中に前記複数本の各糸を先端部近傍のみにて結合さ
せる結合手段を前記待機位置に設け、前記結合手段にて
緯糸の先端部近傍のみを結合させた後に該緯糸を前記待
機位置から前記開口に高速で緯入れして緯糸の前記結合
部分を織り上げられる織物の捨耳となる位置まで通して
織成するものである。
入れ装置は、上下に二分された経糸により形成される開
口に複数本の糸から構成される緯糸を高速で緯入れして
織成するエアージェット織機及びウォータージェット織
機から選ばれるジェット織機の緯糸緯入れ装置におい
て、前記緯糸を前記複数本の各糸の先端を揃えた状態で
待機させる待機位置を前記開口に対向させて設け、当該
待機中に前記複数本の各糸を先端部近傍のみにて結合さ
せる結合手段を前記待機位置に設け、前記結合手段にて
緯糸の先端部近傍のみを結合させた後に該緯糸を前記待
機位置から前記開口に高速で緯入れして緯糸の前記結合
部分を織り上げられる織物の捨耳となる位置まで通して
織成するものである。
【0011】また、本発明に係るエアージェット織機の
緯糸緯入れ装置は、上下に二分された経糸により形成さ
れる開口にエアージェットノズルから噴射される高速空
気流に乗せて複数本の糸から構成される緯糸を高速で緯
入れして織成するエアージェット織機の緯糸緯入れ装置
において、前記緯糸を前記複数本の各糸の先端を揃えた
状態で待機させる待機位置を前記開口に対向させて設
け、当該待機中に前記複数本の各糸を先端部近傍のみに
て結合させる結合手段を前記待機位置に設け、前記結合
手段にて緯糸の先端部近傍のみを結合させた後に該緯糸
をエアージェットノズルから噴射される高速空気流に乗
せて前記待機位置から前記開口に高速で緯入れして緯糸
の前記結合部分を織り上げられる織物の捨耳となる位置
まで通して織成するものである。
緯糸緯入れ装置は、上下に二分された経糸により形成さ
れる開口にエアージェットノズルから噴射される高速空
気流に乗せて複数本の糸から構成される緯糸を高速で緯
入れして織成するエアージェット織機の緯糸緯入れ装置
において、前記緯糸を前記複数本の各糸の先端を揃えた
状態で待機させる待機位置を前記開口に対向させて設
け、当該待機中に前記複数本の各糸を先端部近傍のみに
て結合させる結合手段を前記待機位置に設け、前記結合
手段にて緯糸の先端部近傍のみを結合させた後に該緯糸
をエアージェットノズルから噴射される高速空気流に乗
せて前記待機位置から前記開口に高速で緯入れして緯糸
の前記結合部分を織り上げられる織物の捨耳となる位置
まで通して織成するものである。
【0012】さらに、本発明は、前記エアージェット織
機の緯糸緯入れ装置において、結合手段を、緯糸を構成
する複数本の各糸の先端部近傍にエアーを噴射して該各
糸の繊維同志を絡ませることにより、当該各糸を先端部
近傍のみにて結合するインタレーサとし、当該インタレ
ーサをエアージェットノズルの後方に設けたものであ
る。
機の緯糸緯入れ装置において、結合手段を、緯糸を構成
する複数本の各糸の先端部近傍にエアーを噴射して該各
糸の繊維同志を絡ませることにより、当該各糸を先端部
近傍のみにて結合するインタレーサとし、当該インタレ
ーサをエアージェットノズルの後方に設けたものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
に基づき説明する。
【0014】実施の形態1.
【0015】図1は本実施の形態におけるエアージェッ
ト織機の緯糸緯入れ装置を模型的に示した斜視図、図2
は図1に示すインタレーサ及びメインノズルを図示した
部分縦断面図、図3は図2に示す緯糸の結合部分を図示
した部分拡大図、図4は本実施の形態におけるエアージ
ェット織機を用いる製織方法の一例を説明するタイミン
グダイヤグラム、図5は本実施の形態におけるエアージ
ェット織機を用いる製織方法を説明する織成された織物
の斜視図であり、これらの図において、1,1は糸2,
2を供給するチーズ、3,3はチーズ1,1から供給さ
れる糸2,2をドラムに巻き付けて貯留する電動ドラム
貯留装置(以下、単に「ドラム」という。)、4はドラ
ム3,3からそれぞれ送られる各糸2,2を一本に揃え
てクランパ5に導くヤーンガイド、5は二本の糸2,2
を一本に揃えてなる緯糸6を後述のタイミングダイヤグ
ラムにより把持・開放するクランパ、7は綜絖8によっ
て上下に二分された経糸9により形成される開口に緯糸
6を高速空気流に乗せて緯入れする、開口に対向させて
設けられたエアージェットメインノズル(以下、単に
「メインノズル」という。)であり、10はクランパ5と
メインノズル7との間に配置された、メインノズル7の
後方に位置付けたインタレーサ(結合手段)であり、当
該インタレーサ10では、インタレーサ10内の二本の糸
2,2から構成される緯糸6にエアーを噴射して二本の
糸2,2の繊維同志を絡ませて結合部分11(図2及び3
参照)を形成する。また、12は筬であり、13は緯入れ後
に緯糸6を切断する、メインノズル7と筬12との間に配
置された給糸カッタであり、14は織成された織物15の捨
耳16を切り取る捨耳カッタ(図5参照)である。
ト織機の緯糸緯入れ装置を模型的に示した斜視図、図2
は図1に示すインタレーサ及びメインノズルを図示した
部分縦断面図、図3は図2に示す緯糸の結合部分を図示
した部分拡大図、図4は本実施の形態におけるエアージ
ェット織機を用いる製織方法の一例を説明するタイミン
グダイヤグラム、図5は本実施の形態におけるエアージ
ェット織機を用いる製織方法を説明する織成された織物
の斜視図であり、これらの図において、1,1は糸2,
2を供給するチーズ、3,3はチーズ1,1から供給さ
れる糸2,2をドラムに巻き付けて貯留する電動ドラム
貯留装置(以下、単に「ドラム」という。)、4はドラ
ム3,3からそれぞれ送られる各糸2,2を一本に揃え
てクランパ5に導くヤーンガイド、5は二本の糸2,2
を一本に揃えてなる緯糸6を後述のタイミングダイヤグ
ラムにより把持・開放するクランパ、7は綜絖8によっ
て上下に二分された経糸9により形成される開口に緯糸
6を高速空気流に乗せて緯入れする、開口に対向させて
設けられたエアージェットメインノズル(以下、単に
「メインノズル」という。)であり、10はクランパ5と
メインノズル7との間に配置された、メインノズル7の
後方に位置付けたインタレーサ(結合手段)であり、当
該インタレーサ10では、インタレーサ10内の二本の糸
2,2から構成される緯糸6にエアーを噴射して二本の
糸2,2の繊維同志を絡ませて結合部分11(図2及び3
参照)を形成する。また、12は筬であり、13は緯入れ後
に緯糸6を切断する、メインノズル7と筬12との間に配
置された給糸カッタであり、14は織成された織物15の捨
耳16を切り取る捨耳カッタ(図5参照)である。
【0016】前記給糸カッタ13で切断されて二本の糸
2,2の各先端を揃えた状態で前記開口に対向させて待
機させる緯糸6の待機位置には、前記メインノズル7と
メインノズル7の後方に位置付けられた前記インタレー
サ10とが配置されており、当該インタレーサ10は、エア
ーの噴射により糸2,2の繊維同志を絡ませて結合部分
11を形成しているので、当該結合部分11は緯糸6の先端
部近傍に形成され、インタレーサ10により形成された緯
糸6の結合部分11はメインノズル7から噴射される高速
空気流に乗って織り上げられる織物15の捨耳16となる位
置まで飛走される。
2,2の各先端を揃えた状態で前記開口に対向させて待
機させる緯糸6の待機位置には、前記メインノズル7と
メインノズル7の後方に位置付けられた前記インタレー
サ10とが配置されており、当該インタレーサ10は、エア
ーの噴射により糸2,2の繊維同志を絡ませて結合部分
11を形成しているので、当該結合部分11は緯糸6の先端
部近傍に形成され、インタレーサ10により形成された緯
糸6の結合部分11はメインノズル7から噴射される高速
空気流に乗って織り上げられる織物15の捨耳16となる位
置まで飛走される。
【0017】次に、図4に示すタイミングダイヤグラム
を例にとり、動作について説明する。
を例にとり、動作について説明する。
【0018】図4に示すタイミングダイヤグラムは横軸
にクランク角をとって各クランク角における筬打ち、開
口、クランパ5、メインノズル7、サブノズル(図示せ
ず)、緯糸探知、給糸カッタ13、捨耳カッタ14及びイン
タレーサ10の作動タイミングを図解したものであり、筬
打ちではクランク角 180°において最後退点となり、ク
ランク角 360°近辺において緯糸6が打込まれる。ま
た、開口はクランク角 120°において最も開いた状態と
なり、クランク角 300°において閉じた状態となる。ま
た、クランパ5ではクランク角95°〜 250°間で緯糸6
が開放され、これ以外のクランク角では把持された状態
となる。また、メインノズル7ではクランク角90°〜 2
30°間でエアーが噴射され、サブノズルの第一のグルー
プではクランク角95°〜 175°間でエアーが噴射され、
第二のグループではクランク角 140°〜 200°間でエア
ーが噴射され、第三のグループではクランク角 165°〜
225°間でエアーが噴射され、第四のグループではクラ
ンク角 190°〜 260°間でエアーが噴射され、第五のグ
ループではクランク角 220°〜 280°間でエアーが噴射
される。また、緯糸探知はクランク角 290°〜 310°間
でなされ、緯糸6を検知できなければ、織機が停止す
る。また、給糸カッタ13はクランク角20°において作動
して緯入れされた緯糸6を切断し、捨耳カッタ14はクラ
ンク角 180°において作動して既に織り上げられた織物
15の捨耳16を切り離す。そして、インタレーサ10ではク
ランパ5が閉じることにより緯糸6が把持されて待機位
置に待機しているクランク角 255°〜85°間においてエ
アーを噴射する。
にクランク角をとって各クランク角における筬打ち、開
口、クランパ5、メインノズル7、サブノズル(図示せ
ず)、緯糸探知、給糸カッタ13、捨耳カッタ14及びイン
タレーサ10の作動タイミングを図解したものであり、筬
打ちではクランク角 180°において最後退点となり、ク
ランク角 360°近辺において緯糸6が打込まれる。ま
た、開口はクランク角 120°において最も開いた状態と
なり、クランク角 300°において閉じた状態となる。ま
た、クランパ5ではクランク角95°〜 250°間で緯糸6
が開放され、これ以外のクランク角では把持された状態
となる。また、メインノズル7ではクランク角90°〜 2
30°間でエアーが噴射され、サブノズルの第一のグルー
プではクランク角95°〜 175°間でエアーが噴射され、
第二のグループではクランク角 140°〜 200°間でエア
ーが噴射され、第三のグループではクランク角 165°〜
225°間でエアーが噴射され、第四のグループではクラ
ンク角 190°〜 260°間でエアーが噴射され、第五のグ
ループではクランク角 220°〜 280°間でエアーが噴射
される。また、緯糸探知はクランク角 290°〜 310°間
でなされ、緯糸6を検知できなければ、織機が停止す
る。また、給糸カッタ13はクランク角20°において作動
して緯入れされた緯糸6を切断し、捨耳カッタ14はクラ
ンク角 180°において作動して既に織り上げられた織物
15の捨耳16を切り離す。そして、インタレーサ10ではク
ランパ5が閉じることにより緯糸6が把持されて待機位
置に待機しているクランク角 255°〜85°間においてエ
アーを噴射する。
【0019】クランク角 250°を越えて95°未満間にお
いて、クランパ5は閉じられており、また、緯糸6はメ
インノズル7まで導かれて各糸2,2の先端を揃えた状
態で待機位置に位置付けられており、インタレーサ10で
は、この間のクランク角 255°〜85°間において、図2
に示すように、インタレーサ10内の二本の糸2,2から
なる緯糸6の先端部近傍にエアーを噴射して該先端部近
傍における二本の糸2,2の繊維同志を絡ませ、結合部
分11を形成している。
いて、クランパ5は閉じられており、また、緯糸6はメ
インノズル7まで導かれて各糸2,2の先端を揃えた状
態で待機位置に位置付けられており、インタレーサ10で
は、この間のクランク角 255°〜85°間において、図2
に示すように、インタレーサ10内の二本の糸2,2から
なる緯糸6の先端部近傍にエアーを噴射して該先端部近
傍における二本の糸2,2の繊維同志を絡ませ、結合部
分11を形成している。
【0020】インタレーサ10はクランク角85°を越えて
255°未満間においてエアーの噴射を停止しており、ク
ランパ5はクランク角95°〜 250°間において緯糸6を
開放し、先端部近傍に結合部分11を形成した緯糸6は、
クランク角90°〜 230°間にメインノズル7から噴射さ
れている高速空気流に乗ってクランク角 120°において
最も開いた状態となる開口に緯入れされ、サブノズルの
第一,第二,第三,第四及び第五グループにて順次噴射
される高速空気流に補助され、緯糸6の結合部分11を織
り上げられる織物15の捨耳16となる位置まで飛走する。
255°未満間においてエアーの噴射を停止しており、ク
ランパ5はクランク角95°〜 250°間において緯糸6を
開放し、先端部近傍に結合部分11を形成した緯糸6は、
クランク角90°〜 230°間にメインノズル7から噴射さ
れている高速空気流に乗ってクランク角 120°において
最も開いた状態となる開口に緯入れされ、サブノズルの
第一,第二,第三,第四及び第五グループにて順次噴射
される高速空気流に補助され、緯糸6の結合部分11を織
り上げられる織物15の捨耳16となる位置まで飛走する。
【0021】クランク角が 250°を越えた位置にて、ク
ランパ5が閉じ、緯糸6は把持され、クランク角 255°
になれば、インタレーサ10では再びインタレーサ10内に
ある二本の糸2,2に対してエアーを噴射する。そし
て、クランク角20°においてメインノズル7と筬12との
間に設けられた給糸カッタ13が作動して緯糸6を切断す
る。この間、インタレーサ10内ではエアーが噴射されて
おり、この位置の緯糸6が切断されることにより、イン
タレーサ10内で形成される緯糸6の結合部分11は緯糸6
の先端部近傍に位置することとなる。
ランパ5が閉じ、緯糸6は把持され、クランク角 255°
になれば、インタレーサ10では再びインタレーサ10内に
ある二本の糸2,2に対してエアーを噴射する。そし
て、クランク角20°においてメインノズル7と筬12との
間に設けられた給糸カッタ13が作動して緯糸6を切断す
る。この間、インタレーサ10内ではエアーが噴射されて
おり、この位置の緯糸6が切断されることにより、イン
タレーサ10内で形成される緯糸6の結合部分11は緯糸6
の先端部近傍に位置することとなる。
【0022】本実施の形態では、エアージェット織機に
おいて、インタレーサ10をメインノズル7の後方に位置
付けて配置し、緯糸6の待機中にインタレーサ10内にて
二本の糸2,2からなる緯糸6の先端部近傍にエアーを
噴射して該先端部近傍における二本の糸2,2の繊維同
志を絡めて結合部分11を一箇所形成し、二本の糸2,2
を一本の緯糸6として緯入れしているので、各糸2,2
が飛走途中に脱落することはなく、しかも、緯糸6の結
合部分11が織物15の捨耳16となる位置に来るように緯糸
6が緯入れされ、結合部分11は織物15の捨耳16として織
成されて仕上がった織物15には残らないので、二本の糸
2,2を結合することなく引き揃えた状態で緯入れして
織り上げた織物と同様の風合いと表面形状を得ることが
できる。
おいて、インタレーサ10をメインノズル7の後方に位置
付けて配置し、緯糸6の待機中にインタレーサ10内にて
二本の糸2,2からなる緯糸6の先端部近傍にエアーを
噴射して該先端部近傍における二本の糸2,2の繊維同
志を絡めて結合部分11を一箇所形成し、二本の糸2,2
を一本の緯糸6として緯入れしているので、各糸2,2
が飛走途中に脱落することはなく、しかも、緯糸6の結
合部分11が織物15の捨耳16となる位置に来るように緯糸
6が緯入れされ、結合部分11は織物15の捨耳16として織
成されて仕上がった織物15には残らないので、二本の糸
2,2を結合することなく引き揃えた状態で緯入れして
織り上げた織物と同様の風合いと表面形状を得ることが
できる。
【0023】本実施の形態においては、二本の糸の繊維
同志を絡ませて結合したが、三本以上の糸を使用しても
よい。また、インタレーサはメインノズルの後方に設け
たが、メインノズルの前方に設けてもよく、インタレー
サをメインノズルの後方に設けた場合における結合部分
の位置は、例えば、800 〜2000mmとなる緯糸において
は、先端より20〜40mmとなり、メインノズルの前方に設
けた場合における結合部分の位置は、略先端部となる。
従って、先端部近傍とは略先端部を含むものであること
は言うまでもない。
同志を絡ませて結合したが、三本以上の糸を使用しても
よい。また、インタレーサはメインノズルの後方に設け
たが、メインノズルの前方に設けてもよく、インタレー
サをメインノズルの後方に設けた場合における結合部分
の位置は、例えば、800 〜2000mmとなる緯糸において
は、先端より20〜40mmとなり、メインノズルの前方に設
けた場合における結合部分の位置は、略先端部となる。
従って、先端部近傍とは略先端部を含むものであること
は言うまでもない。
【0024】なお、メインノズルの前方にインタレーサ
を設ける場合においては、緯糸の先端を把持する部材を
設けて該部材により緯糸の先端を把持した後にエアーを
噴射すれば、各糸の繊維同志を容易に絡ませることがで
きる。
を設ける場合においては、緯糸の先端を把持する部材を
設けて該部材により緯糸の先端を把持した後にエアーを
噴射すれば、各糸の繊維同志を容易に絡ませることがで
きる。
【0025】実施の形態2.
【0026】図6は本実施の形態におけるエアージェッ
ト織機の緯糸緯入れ装置における結合手段を模型的に示
した側面図であり、これらの図において、図1〜図5と
同一符号は同一又は相当部分を示し、本実施の形態は、
前記実施の形態1の変形例であり、エアージェットによ
る結合に代えて接着剤(例えば、ホットメルト接着剤)
により接着するようにしたものである。
ト織機の緯糸緯入れ装置における結合手段を模型的に示
した側面図であり、これらの図において、図1〜図5と
同一符号は同一又は相当部分を示し、本実施の形態は、
前記実施の形態1の変形例であり、エアージェットによ
る結合に代えて接着剤(例えば、ホットメルト接着剤)
により接着するようにしたものである。
【0027】本実施の形態では、クランパ5とメインノ
ズル7との間に接着剤17を内包して溜め置く接着剤貯蔵
部18が配置されており、当該接着剤貯蔵部18はヒータ19
と加圧部20を備えていると共に、調整弁21を有する接着
剤導入管22が連結されており、当該接着剤導入管22の接
着剤滴下口23はクランパ5とメインノズル7との間に位
置する緯糸6に近接して位置付けられている。そして、
接着剤滴下口23から滴下された接着剤17により結合され
て緯糸6の結合部分11となる位置には、当該位置に送風
口24を向けた冷却用送風管25が配置されている。なお、
調整弁21では、開口程度によって一回に滴下する接着剤
17の量が調整され、調整弁21の開閉によって接着剤17が
滴下される。
ズル7との間に接着剤17を内包して溜め置く接着剤貯蔵
部18が配置されており、当該接着剤貯蔵部18はヒータ19
と加圧部20を備えていると共に、調整弁21を有する接着
剤導入管22が連結されており、当該接着剤導入管22の接
着剤滴下口23はクランパ5とメインノズル7との間に位
置する緯糸6に近接して位置付けられている。そして、
接着剤滴下口23から滴下された接着剤17により結合され
て緯糸6の結合部分11となる位置には、当該位置に送風
口24を向けた冷却用送風管25が配置されている。なお、
調整弁21では、開口程度によって一回に滴下する接着剤
17の量が調整され、調整弁21の開閉によって接着剤17が
滴下される。
【0028】接着剤貯蔵部18内の接着剤17はヒータ19に
より、例えば、温度140 ℃に熱せられて液状となってお
り、当該液状接着剤17が加圧部20の押圧によって接着剤
導入管22の滴下口23まで満たされている。緯糸6がクラ
ンパ5に把持されて待機状態にあるときに、図6に示す
ように、前記滴下口23から適量の接着剤17が引き揃えら
れた二本の糸2,2上に滴下され、続いて、冷却用送風
管25からの送風により接着剤17が冷やされてこの部分の
二本の糸2,2が接着され、結合部分11が形成される。
より、例えば、温度140 ℃に熱せられて液状となってお
り、当該液状接着剤17が加圧部20の押圧によって接着剤
導入管22の滴下口23まで満たされている。緯糸6がクラ
ンパ5に把持されて待機状態にあるときに、図6に示す
ように、前記滴下口23から適量の接着剤17が引き揃えら
れた二本の糸2,2上に滴下され、続いて、冷却用送風
管25からの送風により接着剤17が冷やされてこの部分の
二本の糸2,2が接着され、結合部分11が形成される。
【0029】本実施の形態においては、接着剤貯蔵部18
と接着剤導入管22と冷却用送風管25とが結合手段を構成
している。
と接着剤導入管22と冷却用送風管25とが結合手段を構成
している。
【0030】本実施の形態においても前記実施の形態1
と同様の作用・効果を奏することができる。
と同様の作用・効果を奏することができる。
【0031】なお、接着剤としては、例えば、ホットメ
ルト接着剤(商品名:アサヒメルトRS302 :旭化学合成
株式会社製)を使用すればよい。
ルト接着剤(商品名:アサヒメルトRS302 :旭化学合成
株式会社製)を使用すればよい。
【0032】実施の形態3.
【0033】本実施の形態は、前記実施の形態1におけ
るインタレーサ10をウォータジェット織機に用いたもの
であり、図1〜図5を参照して説明する。
るインタレーサ10をウォータジェット織機に用いたもの
であり、図1〜図5を参照して説明する。
【0034】本実施の形態におけるウォータージェット
織機の緯糸供給機構は、糸2,2をそれぞれ供給するチ
ーズ3,3と二本の糸2,2から構成される緯糸6の張
力を調整する張力調整装置と緯糸一回分の長さを決める
測長ドラムと一回分の長さの緯糸6を貯えるプールパイ
プと緯入れするタイミングを決める把持装置と緯糸6を
ウォータジェットノズルへ導くガイドと該ウォータジェ
ットノズルとからなり、本実施の形態におけるウォータ
ージェット織機の緯糸緯入れ装置はガイドとウォータジ
ェットノズルとの間に前記インタレーサ10を配置したも
のである。
織機の緯糸供給機構は、糸2,2をそれぞれ供給するチ
ーズ3,3と二本の糸2,2から構成される緯糸6の張
力を調整する張力調整装置と緯糸一回分の長さを決める
測長ドラムと一回分の長さの緯糸6を貯えるプールパイ
プと緯入れするタイミングを決める把持装置と緯糸6を
ウォータジェットノズルへ導くガイドと該ウォータジェ
ットノズルとからなり、本実施の形態におけるウォータ
ージェット織機の緯糸緯入れ装置はガイドとウォータジ
ェットノズルとの間に前記インタレーサ10を配置したも
のである。
【0035】本実施の形態においても前記実施の形態1
と同様の作用・効果を奏することができる。
と同様の作用・効果を奏することができる。
【0036】なお、ウォータージェット織機において、
前記実施の形態2におけるエアージェット織機の緯糸緯
入れ装置を採用してもよい。
前記実施の形態2におけるエアージェット織機の緯糸緯
入れ装置を採用してもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、エアージェット織機や
ウォータージェット織機を使用して複数本の糸を引き揃
えた状態のまま緯入れしても脱落することなく各糸を緯
入れすることができ、複数本の糸を一本にして緯入れし
ても、複数本の各糸を引き揃えて緯入れした織物と同様
の風合いと表面形状を得ることができるジェット織機を
用いる製織方法及びジェット織機の緯糸緯入れ装置を提
供することができる。
ウォータージェット織機を使用して複数本の糸を引き揃
えた状態のまま緯入れしても脱落することなく各糸を緯
入れすることができ、複数本の糸を一本にして緯入れし
ても、複数本の各糸を引き揃えて緯入れした織物と同様
の風合いと表面形状を得ることができるジェット織機を
用いる製織方法及びジェット織機の緯糸緯入れ装置を提
供することができる。
【0038】さらに、西陣織物業界におけるネクタイ地
や室内装飾織物等の製織は、レピア織機により織成され
ており、生産性を上げることができない状況にあった
が、本発明を採用することにより、エアージェット織機
やウォータージェット織機を使用して複数本の各糸を引
き揃えて緯入れした織物と同様の風合いと表面形状を持
つ織物を織成することができるから、西陣織物業界に代
表される高級織物業界において新たな需要効果と技術革
新とを期待することができる。
や室内装飾織物等の製織は、レピア織機により織成され
ており、生産性を上げることができない状況にあった
が、本発明を採用することにより、エアージェット織機
やウォータージェット織機を使用して複数本の各糸を引
き揃えて緯入れした織物と同様の風合いと表面形状を持
つ織物を織成することができるから、西陣織物業界に代
表される高級織物業界において新たな需要効果と技術革
新とを期待することができる。
【0039】従って、本発明の産業上利用性は非常に高
いといえる。
いといえる。
【図1】本実施の形態におけるエアージェット織機の緯
糸緯入れ装置を模型的に示した斜視図である。
糸緯入れ装置を模型的に示した斜視図である。
【図2】図1に示すインタレーサ及びメインノズルを図
示した部分縦断面図である。
示した部分縦断面図である。
【図3】図2に示す緯糸の結合部分を図示した部分拡大
図である。
図である。
【図4】本実施の形態におけるエアージェット織機を用
いる製織方法の一例を説明するタイミングダイヤグラム
である。
いる製織方法の一例を説明するタイミングダイヤグラム
である。
【図5】本実施の形態におけるエアージェット織機を用
いる製織方法を説明する織成された織物の斜視図であ
る。
いる製織方法を説明する織成された織物の斜視図であ
る。
【図6】本実施の形態におけるエアージェット織機の緯
糸緯入れ装置における結合手段を模型的に示した側面図
である。
糸緯入れ装置における結合手段を模型的に示した側面図
である。
1 チーズ 2 糸 3 電動ドラム貯留装置 4 ヤーンガイド 5 クランパ 6 緯糸 7 エアージェットメインノズル 8 綜絖 9 経糸 10 インタレーサ 11 結合部分 12 筬 13 給糸カッタ 14 捨耳カッタ 15 織物 16 捨耳 17 接着剤 18 接着剤貯蔵部 19 ヒータ 20 加圧部 21 調整弁 22 接着剤導入管 23 接着剤滴下口 24 送風口 25 冷却用送風管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−282369(JP,A) 特開 平10−195736(JP,A) 特開 平5−140842(JP,A) 特開 平2−19540(JP,A) 特開 平9−119042(JP,A) 実開 平5−72987(JP,U) 米国特許4919172(US,A) 米国特許5937915(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D03J 1/04
Claims (5)
- 【請求項1】 上下に二分された経糸により形成される
開口に複数本の糸から構成される緯糸を高速で緯入れし
て織成するエアージェット織機及びウォータージェット
織機から選ばれるジェット織機を用いる製織方法におい
て、前記複数本の各糸の先端を揃えた状態で緯糸を待機
させ、当該待機中に前記複数本の各糸を先端部近傍のみ
にて結合し、この後、当該複数本の糸から構成される緯
糸を前記開口に高速で緯入れして前記結合部分を織り上
げられる織物の捨耳となる位置まで通すことを特徴とす
るジェット織機を用いる製織方法。 - 【請求項2】 緯糸の待機中に、当該緯糸を構成する複
数本の各糸の先端部近傍にエアーを噴射して該各糸の繊
維同志を絡ませることにより、当該各糸を先端部近傍の
みにて結合する請求項1記載のジェット織機を用いる製
織方法。 - 【請求項3】 上下に二分された経糸により形成される
開口に複数本の糸から構成される緯糸を高速で緯入れし
て織成するエアージェット織機及びウォータージェット
織機から選ばれるジェット織機の緯糸緯入れ装置におい
て、前記緯糸を前記複数本の各糸の先端を揃えた状態で
待機させる待機位置を前記開口に対向させて設け、当該
待機中に前記複数本の各糸を先端部近傍のみにて結合さ
せる結合手段を前記待機位置に設け、前記結合手段にて
緯糸の先端部近傍のみを結合させた後に該緯糸を前記待
機位置から前記開口に高速で緯入れして緯糸の前記結合
部分を織り上げられる織物の捨耳となる位置まで通して
織成するようにしたことを特徴とするジェット織機の緯
糸緯入れ装置。 - 【請求項4】 上下に二分された経糸により形成される
開口にエアージェットノズルから噴射される高速空気流
に乗せて複数本の糸から構成される緯糸を高速で緯入れ
して織成するエアージェット織機の緯糸緯入れ装置にお
いて、前記緯糸を前記複数本の各糸の先端を揃えた状態
で待機させる待機位置を前記開口に対向させて設け、当
該待機中に前記複数本の各糸を先端部近傍のみにて結合
させる結合手段を前記待機位置に設け、前記結合手段に
て緯糸の先端部近傍のみを結合させた後に該緯糸をエア
ージェットノズルから噴射される高速空気流に乗せて前
記待機位置から前記開口に高速で緯入れして緯糸の前記
結合部分を織り上げられる織物の捨耳となる位置まで通
して織成するようにしたことを特徴とするエアージェッ
ト織機の緯糸緯入れ装置。 - 【請求項5】 結合手段が、緯糸を構成する複数本の各
糸の先端部近傍にエアーを噴射して該各糸の繊維同志を
絡ませることにより、当該各糸を先端部近傍のみにて結
合するインタレーサであり、当該インタレーサがエアー
ジェットノズルの後方に設けられている請求項4記載の
エアージェット織機の緯糸緯入れ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11129819A JP3028315B1 (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | ジェット織機を用いる製織方法及びジェット織機における緯糸緯入れ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11129819A JP3028315B1 (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | ジェット織機を用いる製織方法及びジェット織機における緯糸緯入れ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3028315B1 true JP3028315B1 (ja) | 2000-04-04 |
JP2000328397A JP2000328397A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=15019016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11129819A Expired - Fee Related JP3028315B1 (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | ジェット織機を用いる製織方法及びジェット織機における緯糸緯入れ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3028315B1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101874428B1 (ko) * | 2016-06-30 | 2018-07-05 | 서용교 | 에어제트직기에서의 다중위사 위입불량 방지장치 및 방법 |
KR102118261B1 (ko) * | 2018-09-27 | 2020-06-02 | 서용교 | 에어제트직기에서의 다중위사 위입불량 방지장치 |
KR102035429B1 (ko) * | 2018-10-22 | 2019-11-08 | 서용교 | 레피어 직기에서의 다중위사 위입불량 방지기능이 포함된 위사위입장치 |
-
1999
- 1999-05-11 JP JP11129819A patent/JP3028315B1/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2000328397A (ja) | 2000-11-28 |
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---|---|---|---|
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