JP3028258U - 穀類の搬送コンテナ - Google Patents

穀類の搬送コンテナ

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JP3028258U
JP3028258U JP1996000890U JP89096U JP3028258U JP 3028258 U JP3028258 U JP 3028258U JP 1996000890 U JP1996000890 U JP 1996000890U JP 89096 U JP89096 U JP 89096U JP 3028258 U JP3028258 U JP 3028258U
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bottom plate
fixed frame
hopper
frame
swing
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Application number
JP1996000890U
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English (en)
Inventor
敏文 杉本
Original Assignee
株式会社ジョーニシ
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  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納効率を向上させることができるととも
に、収納した全量を容易かつ確実に排出することができ
る穀類の搬送コンテナを提供する。 【解決手段】 少なくとも上面と前面とを開放した固定
フレーム1の内部に、揺動フレーム2と、この揺動フレ
ーム2上に位置する底板3を、固定フレーム1の前面側
で下端寄りの位置を支点として、箇々に揺動自在となる
ように取り付け、前記固定フレーム1と揺動フレーム2
との間に揺動フレーム2を傾動させるリフト装置4を設
け、前記底板3と揺動フレーム2との間に伸縮自在の底
板3の押し上げ手段5を設け、前面側に開放可能な排出
口14を有するホッパー6を、前記底板3の上面に載る
ように固定フレーム1内に収納する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、ホッパー内の容量を多く保つことができるとともに、収納した穀 類の全量を確実に排出することができる穀類の搬送コンテナに関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
従来より、刈り取った穀類を収納してトラック等で搬送するために、ホッパー の底板を前方下がりの傾斜状に固定配置して、ホッパーの前面下部に排出口を設 け、この排出口をひらくことにより、収納した穀類の全量が排出される構造のコ ンテナが使用されている。
【0003】 しかし、このように底板を前方下がりの傾斜状に固定配置した構造では、ホッ パーの収納容積が底板の傾斜分だけ少なくなり、底板を水平にした場合に比べて 収納効率が悪いという問題があった。
【0004】 そこで、この考案は、ホッパーの下部を支持する底板を、穀類の重量変化に応 じて角度可変とし、穀類の収納効率を向上させることができるとともに、収納し た穀類の全量を確実に排出することができる穀類の搬送コンテナを提供すること を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案では、少なくとも上面と前面とを開放 した固定フレームの内部に、揺動部材と、この揺動部材上に位置する底板を、固 定フレームの前面側で下端寄りの位置を支点として、箇々に揺動自在となるよう に取り付け、前記固定フレームと揺動部材との間に揺動部材を傾動させる引き上 げ手段を設け、前記底板と揺動部材との間に伸縮自在の底板の押し上げ手段を設 け、前面側に開放可能な排出口を有するホッパーを、前記底板の上面に載るよう に固定フレーム内に収納するように構成した。
【0006】 また、前記揺動部材を上方へ引き上げる手段を前記揺動部材に連結したチェー ンと、前記固定フレームに取り付けられ、このチェーンを巻き上げるリフト装置 とによる構成としたり、前記底板の押し上げ手段を、ガススプリングで形成した り、あるいは、底板の傾斜角度の変化に応じて追従する可撓性を有するホッパー を採用することとした。
【0007】 このような構成を採用することにより、穀類をホッパー内部に収納していくと 、収納した穀類の重量によって、底板と揺動部材との間の底板の押し上げ手段が 押し縮められ、ホッパーを載せた底板が水平状態になるので、ホッパーの収納容 積を最大に確保できる。また、収納した穀類の排出時においては、前記引き上げ 手段によって、揺動部材をホッパーの排出口に向けて傾動させることができるこ とに加えて、前記底板の押し上げ手段によって、底板の上面に載せられたホッパ ーの底部を、さらに排出口に向けて傾斜させることができる。
【0008】 また、前記揺動部材を傾動させる引き上げ手段として、揺動部材にチェーンを 取り付け、このチェーンを巻き上げるリフト装置を固定フレームに設けた構成を 採用したので、リフト装置を操作することによって、揺動部材を傾動させること ができる。
【0009】 さらに、底板の押し上げ手段を、ガススプリングによって形成したので、外部 動力や人力を用いることなく、底板の上面に載せられたホッパーの底部を、排出 口に向けて傾斜させることができる。
【0010】 また、底板の傾斜角度の変化に応じて追従する可撓性を有するホッパーを固定 フレーム内に収納したので、底板の傾動に応じてホッパーが自然にたわむことと なる。
【0011】
【考案の実施の形態】 以下、添付した図面にしたがって、この考案の実施の形態を説明する。
【0012】 図1乃至図5に示される穀類の搬送コンテナは、各種鋼材やパイプを用い、上 面及び周面が開放する角形の筒枠状に形成された固定フレーム1と、この固定フ レーム1の前面側で下端部寄りの位置を支点として、箇々に揺動自在となるよう に取り付けられた揺動フレーム2(揺動部材)およびこの揺動フレーム2上に位 置する底板3と、この揺動フレーム2を上方に引き上げるための手段であるリフ ト装置4と、底板3と前記揺動フレーム2との間に設けられた底板の押し上げ手 段5と、前記固定フレーム1に収納され底板3に載って支持されるホッパー6と から構成されている。
【0013】 前記揺動フレーム2は、固定フレーム1の平面形状よりやや小さい矩形をなし ており、揺動フレーム2の前端部は固定フレーム1の前部に設けられた軸7で支 持されている。また、揺動フレーム2の後端部の中程には下方に延びる補助材8 が設けられており、この補助材8は、チェーン9を介して後述するリフト装置4 と接続されている。さらに、揺動フレーム2の左右両側端の中程から後面寄りに かかる位置に、底板の押し上げ手段5を設けるための支持材10が、下方に向け て設けられている。
【0014】 リフト装置4は、固定フレーム1の後面の上端寄りに設けられており、レバー 11を操作することによって、前記チェーン9を巻き上げる構造になっている。
【0015】 前記底板3は、揺動フレーム2の平面形状とほぼ等しい大きさの矩形をなして おり、その先端部は、揺動フレーム2の先端部に設けられた軸7で支持されてい る。また、後述する底板の押し上げ手段5の取り付け部材12が、底板3の下面 中程の左右両側端に渡されている。
【0016】 前記底板の押し上げ手段5は、伸縮自在となるシリンダ13と、このシリンダ 13の内部に封入された圧力ガスとから構成されており、この圧力ガスによって シリンダ13が伸長する構造になっている。そして、上端を底板の取り付け部材 12に、下端を揺動フレーム2の支持材10の下端にそれぞれ取り付けられて、 揺動フレーム2と底板3とを連結している。
【0017】 さらにホッパー6は、合成樹脂など可撓性を有するシートによって固定フレー ム1内に収納される角筒状に形成され、開放上部と、前面側に設けられた筒状の 排出口14とを有する。このホッパー6の上端部は、固定フレーム1の上端部に 沿って折り返され、縫いとめられて固定されている。そして、この状態で水平状 態の底板3の上面に載る大きさに、上下寸法を形成されている。また、前記可撓 性を有するシートによって形成されているので、底板3の傾斜に応じて、ホッパ ー6の周面がたわむようになっている。さらに排出口14の先端部は、ひもで縛 ることによって開閉できるようになっている。
【0018】 以上のように構成されたこの考案の搬送コンテナを用いて、揺動フレーム2を 水平にした状態でホッパー6に穀類を収納していくと、底板3にかかる重量が大 きくなって、シリンダ13が押し縮められることとなる。そして、シリンダ13 が下端まで押し縮められると、底板3が水平状態となるので、図2に示すように 、ホッパー6内部の収納容積が最大となる。
【0019】 このように収納された穀類を排出するときは、ホッパー6の排出口14のひも をほどくと、穀類がコンテナの前面側からある程度自然に排出される。そして、 図3に示すように、リフト装置4でチェーン9を巻き上げて揺動フレーム2の後 端を上方へ引き上げると、底板3の先端部が前下がりに傾斜し、ホッパー6の底 部を排出口14に向けて前下がりに傾斜させるので、穀類の排出を促すことがで きる。
【0020】 さらに、ホッパー6内の穀類の量が少なくなってくると、図4に示すように、 底板3にかかる重量が小さくなるので、前記押し縮められたシリンダ13が再び 伸長する。そして、底板3が先端に向けてさらに傾斜し、ホッパー6の底部がよ り排出口14に向けて傾斜するので、ホッパー6内に残った穀類の全量を、確実 に排出することができる。
【0021】 なお、固定フレーム1はこの実施の形態のように筒枠状でなくとも、少なくと も上面と前面が開放する筒状であればよい。
【0022】 また、底板の押し上げ手段5は、図示のようにガススプリングに限定されるも のでなく、コイルスプリングを使用してもよい。
【0023】 さらにホッパー6は、周面の上半部を金属板や合成樹脂板で形成し、下半部を 可撓性を有する材質で形成してもよく、その排出口14を開閉する手段を、ファ スナー等で構成してもよい。
【0024】
【効果】
以上説明したように、この考案によると、少なくとも上面と前面とを開放した 固定フレームの内部に、揺動部材と、この揺動部材上に位置する底板を、固定フ レームの前面側で下端寄りの位置を支点として、箇々に揺動自在となるように取 り付け、前記固定フレームと揺動部材との間に揺動部材を傾動させる引き上げ手 段を設け、前記底板と揺動部材との間に伸縮自在の底板の押し上げ手段を設けた ことにより、収納した穀類の重量によって、前記底板の押し上げ手段が下方に押 し縮められ、底板が水平状態となるので、ホッパーの収納容積を最大限に確保す ることができる。
【0025】 また、穀類を排出するときにおいて、引き上げ手段によって揺動部材を引き上 げると、底板が傾斜して、ホッパーの底部を排出口に向けて傾斜するので、容易 に収納した穀類を排出することができる。
【0026】 さらに、ホッパー内の穀類の量が少なくなると、底板にかかる重量も小さくな るので、前記押し縮められた押し上げ手段が再び伸長し、底板がさらに傾斜して 、ホッパーの底部が排出口に向けて傾斜されることとなるので、収納した穀類の 全量を確実に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の搬送コンテナの側面図
【図2】ホッパーに穀類を最大限収納した状態を示す搬
送コンテナの側面図
【図3】収納した穀類を排出する途中の状態を示す搬送
コンテナの一部切欠側面図
【図4】収納した穀類の重量が小さくなった状態を示す
搬送コンテナの一部切欠側面図
【図5】搬送コンテナの横断平面図
【符号の説明】
1 固定フレーム 2 揺動フレーム 3 底板 4 リフト装置 5 底板の押し上げ手段 6 ホッパー 7 軸 8 補助材 9 チェーン 10 支持材 11 レバー 12 取り付け部材 13 シリンダ 14 排出口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも上面と前面とを開放した固定
    フレームの内部に、揺動部材と、この揺動部材上に位置
    する底板を、固定フレームの前面側で下端寄りの位置を
    支点として、箇々に揺動自在となるように取り付け、前
    記固定フレームと揺動部材との間に揺動部材を傾動させ
    る引き上げ手段を設け、前記底板と揺動部材との間に伸
    縮自在の底板の押し上げ手段を設け、前面側に開放可能
    な排出口を有するホッパーを、前記底板の上面に載るよ
    うに固定フレーム内に収納したことを特徴とする穀類の
    搬送コンテナ。
  2. 【請求項2】 前記揺動部材を上方へ引き上げる手段
    を、前記揺動部材に連結したチェーンと、前記固定フレ
    ームに取り付けられ、このチェーンを巻き上げるリフト
    装置とによって構成された請求項1に記載の穀類の搬送
    コンテナ。
  3. 【請求項3】 前記底板の押し上げ手段が、ガススプリ
    ングで形成されている請求項1または2に記載の穀類の
    搬送コンテナ。
  4. 【請求項4】 前記ホッパーが、底板の傾斜角度の変化
    に応じて追従する可撓性を有する、請求項1乃至3のい
    ずれかに記載の穀類の搬送コンテナ。
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