JP3027170U - レールエンド押さえ - Google Patents
レールエンド押さえInfo
- Publication number
- JP3027170U JP3027170U JP1996000753U JP75396U JP3027170U JP 3027170 U JP3027170 U JP 3027170U JP 1996000753 U JP1996000753 U JP 1996000753U JP 75396 U JP75396 U JP 75396U JP 3027170 U JP3027170 U JP 3027170U
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- door
- recess
- door roller
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 埋め込み式の戸車レール10の端部の浮き上
がりを防止する。戸車レール10の端面11と、戸車レ
ール10が嵌め込まれる溝20の終端壁面21との間に
形成される隙間を塞ぎ、見栄えの悪化およびゴミ・チリ
の堆積を防ぐ。 【構成】 戸車レール10の端縁側に位置して溝20内
にレールエンド押さえ30の本体31を嵌め込み、ねじ
止めする。本体31のレール側の端面上部に水平突起3
2を設ける。水平突起32により、戸車レール10の端
縁部を係止すると共に、戸車レール10の端面11と本
体31の端面35との間に形成される隙間50を塞ぐ。
水平突起32の上面に、戸車レール10の凹部12に連
続する凹部37を形成すると共に、凹部37の終端壁面
38を反レール側へ傾斜させて、ゴミ・チリの掃き出し
を容易にする。
がりを防止する。戸車レール10の端面11と、戸車レ
ール10が嵌め込まれる溝20の終端壁面21との間に
形成される隙間を塞ぎ、見栄えの悪化およびゴミ・チリ
の堆積を防ぐ。 【構成】 戸車レール10の端縁側に位置して溝20内
にレールエンド押さえ30の本体31を嵌め込み、ねじ
止めする。本体31のレール側の端面上部に水平突起3
2を設ける。水平突起32により、戸車レール10の端
縁部を係止すると共に、戸車レール10の端面11と本
体31の端面35との間に形成される隙間50を塞ぐ。
水平突起32の上面に、戸車レール10の凹部12に連
続する凹部37を形成すると共に、凹部37の終端壁面
38を反レール側へ傾斜させて、ゴミ・チリの掃き出し
を容易にする。
Description
【0001】
本考案は、埋め込み式の戸車レールが嵌合する溝内に当該戸車レールと共に嵌 め込まれて、当該戸車レールの仕舞処理、具体的にはその端部の固定および端縁 側に生じる隙間の処理に使用されるレールエンド押さえに関する。
【0002】
近時、車椅子の通過の障害にならないように配慮した埋め込み式の戸車レール の需要が伸びている。従来の代表的な埋め込み式の戸車レールの形状および固定 形態を図5(A)(B)に示す。
【0003】 図5(A)に示された戸車レール10は、一般にVレール或いはV溝レールと 呼ばれるものである。その上面の両側縁部間には、戸車が嵌合するV状の凹部1 2が全長にわたって設けられている。一方、下面の両側縁部間には、レール固定 用の第2凹部13が全長にわたって設けられている。第2凹部13の開口縁部は 内側へ対称的に突出している。また両側面には、抜け止めのために三角形状のリ ブ14が複数段に設けられている。なお、第2凹部13のない戸車レールも存在 する。
【0004】 図5(B)に示された戸車レール10は、一般にY溝レールと呼ばれるもので あり、その上面の両側縁部間には、戸車が嵌合する角溝状の凹部12が全長にわ たって設けられている。上面の両側縁部は、ここでは両側に延出しているが、こ の延出部15,15のないY溝レールも存在する。両側面に抜け止めのための三 角形状のリブ14が複数段に設けられていることは、上述したVレールと同じで ある。
【0005】 固定形態としては、図5(B)に示されるように、床面に設けられた溝20に 戸車レール10を圧入する場合と、図5(A)に示されように、下面に設けられ た第2凹部13を用いてボルト60により下方から戸車レール10を溝20内に 固定する場合とがある。何れの場合も、車椅子の通過の障害にならないように、 レール上面の両側縁は床面と面一になる。
【0006】
このような埋め込み式の戸車レール10においては、次のような問題がある。 溝20内に埋め込まれた戸車レール10の反り等のために、その長手方向端部が 浮き上がることがある。また、戸車レール10や溝20の長手方向の寸法誤差の ために、戸車レール10の長手方向端面と溝20の終端壁面との間に隙間ができ る。この隙間は見栄えを悪化させるだけでなく、ゴミ・チリが溜まる原因となる ので、不衛生である。
【0007】 この他に例えば木製の床材の表面に溝付け加工を行った場合、溝付け加工のま まだと、図6の平面図に示すように、溝20の終端壁面21が水平面内において 円弧状に湾曲する。この湾曲面を放置した場合は、戸車レール10の端面11と 溝20の終端壁面21との間に大きな隙間ができる。この終端壁面21を平坦に 加工する場合は、加工工数が増加する。
【0008】 本考案はかかる事情に鑑みて創案されたものであり、溝内に埋め込まれた戸車 レールの長手方向端部の浮き上がりを防止すると共に、戸車レールの長手方向端 面と溝の終端壁面との間に形成される隙間による見栄えの悪化およびゴミ・チリ の堆積を防止することができるレールエンド押さえを提供することを目的とする 。
【0009】
本考案にかかるレールエンド押さえは、戸車が係合する凹部が上面に全長にわ たって設けられ、床面に設けられた溝に上面両側縁部が床面とほぼ面一となるよ うに嵌め込まれた埋め込み式の戸車レールの端部の固定および端縁側に生じる隙 間の処理に使用されるレールエンド押さえであって、 前記戸車レールの長手方向端縁側に位置して前記溝の端部内に嵌合固定され、 その嵌合固定のための垂直なネジ孔を中央部に有する本体と、 戸車レールの長手方向端縁部に覆い被さるように本体の最上部からレール側へ 突出し、下面が下方へ凸の形状に形成されて戸車レール上面の凹部に嵌合する水 平突起とを具備することを特徴とする。
【0010】 本考案にかかるレールエンド押さえにおいては、前記本体の反レール側の端面 を水平面内において円弧状に湾曲させることができる。
【0011】 また、前記本体の最上部を両側および反レール側へフランジ状に突出させるこ とかてきる。
【0012】 また、前記本体のレール側の端部上面に、戸車レール上面の凹部に連続する凹 部を形成し、且つ該凹部の終端壁面を反レール側へ傾斜させることができる。
【0013】 また、前記本体の反レール側の端縁部上面に、上方へ突出する垂直突起を設け ることができる。
【0014】
以下に本考案の実施の態様を図示例に基づいて説明する。図1は本考案を実施 したレールエンド押さえの1例についてその形状および使用形態を示す縦断側面 図、図2は図1のA−A線矢視図、図3は同レールエンド押さえの4面図である 。
【0015】 本レールエンド押さえ30は、図5(A)に示した一般にVレールと呼ばれる 戸車レール10と組み合わせて使用される樹脂成形品である。戸車レール10は 金属製で、木製の床材22の上面に形成した溝20内に嵌合している。戸車レー ル10の長手方向端面11と溝20の終端壁面21との間には、レールエンド処 理部材30を装着するための隙間が確保されている。溝20の終端壁面21は、 水平面内において円弧状に湾曲している。
【0016】 レールエンド押さえ30は、戸車レール10の長手方向端面11と溝20の終 端壁面21との間に位置して溝20内に嵌合する本体31と、戸車レール10の 長手方向端縁部に上方から覆い被さるように、本体31のレール側の端面最上部 からレール側へ突出した水平突起32と、前記本体31の最上部から両側および 反レール側へ突出した四角形のフランジ33とを具備する。
【0017】 本体31は、中央部に垂直なネジ孔34を有し、このネジ孔34を通して溝2 0の底面にねじ込まれる皿ネジ40により、溝20内に固定される。本体31の レール側の端面35は溝20に直角な平面であるが、反レール側の端面36は、 溝20の終端壁面21に対応して水平面内において円弧状に湾曲している(図3 (D)参照)。
【0018】 本体31の幅およびフランジ33より下の部分の高さは、戸車レール10の幅 および高さとほぼ同じである。また、その長さは例えば20mm程度である。一 方、フランジ33を含めたレールエンド押さえ30の幅は、溝20の幅より大き く設定されている。
【0019】 水平突起32は、戸車レール10の上面に設けられたV状の凹部12に対応す るV状の断面形状を有する。これにより、水平突起32は戸車レール10の凹部 12に下面が嵌合すると共に、上面に、戸車レール10の凹部12に連続するV 状の凹部37が形成される。凹部37の反レール側の終端壁面38は、反レール 側へ傾斜しており、これにより、凹部37は浅くなりながら本体31の上面に続 いている。
【0020】 本レールエンド押さえ30は、溝20内に戸車レール10を嵌合固定した後、 戸車レール10の長手方向端面11と溝20の終端壁面21との間に本体31を 嵌合しねじ止めすることにより、溝20の長手方向端縁部に装着される。このと き、本体31の反レール側の端面36を溝20の終端壁面21に接触させる一方 、レール側の端面35と戸車レール10の端面11との間に隙間50を形成する ようにする。
【0021】 戸車レール10や溝20の長さに極端なばらつきがなければ、戸車レール10 の端縁部に上方から水平突起32が係合するので、戸車レール10の端部の浮き 上がりが防止される。
【0022】 また、本体31のレール側の端面35と戸車レール10の端面11との間に形 成された隙間50が、水平突起32により閉塞される。本体31の反レール側の 端面35と、溝20の終端壁面21との間は、反レール側の端面36が溝20の 終端壁面21に対応して水平面内において円弧状に湾曲しているので、溝20の 終端壁面21が湾曲しているにもかかわらず、大きな隙間を生じない。更にこの 間や本体31の両側に生じる僅かの隙間も、フランジ33により閉塞される。
【0023】 かくして、戸車レール10や溝20の長手方向の寸法誤差のために溝20の端 縁部に隙間ができても、その隙間が見えないので、見栄えが良くなる。また、そ の隙間にゴミ・チリが溜まるのを防ぐことができるので、衛生的である。
【0024】 更に、水平突起32の上面に戸車レール10の凹部12に連続するV状の凹部 37を形成し、且つ凹部37の反レール側の終端壁面38を反レール側へ傾斜さ せたので、戸車レール10の凹部12に溜まるゴミ・チリを端縁側へ掃き寄せた ときに、そのゴミ・チリを傾斜した終端壁面38を介して本体31の上へ残らず 簡単に排出することができる。
【0025】 図4は本考案を実施したレールエンド押さえの他の例を示す縦断側面図である 。本例では、本体31の反レール側の端縁部上面に、上方へ突出する平板状の垂 直突起39が設けられている。この垂直突起39を設けると、図示しない壁に垂 直突起39を沿わせることにより、レールエンド押さえ30を正確な位置に取付 けることができる。
【0026】 なお、上述した説明ではV状の凹部12を有するいわゆるVレールと呼ばれる 戸車レール10を例として挙げたが、Y溝レールと呼ばれるものにも適応できる ことは勿論である。
【0027】
以上に説明したとおり、本考案にかかるレールエンド押さえは、戸車レールの 長手方向端縁側に位置して溝の端部内にその本体を嵌合固定することにより、突 起が戸車レールの長手方向端縁部に上方から係合するので、そのレール端部の浮 き上がりを防止することができる。また、戸車レールや溝の長手方向の寸法誤差 のために、戸車レールの長手方向端面と本体のレール側の端面との間に隙間がで きても、その隙間を水平突起が覆い隠すので、見栄えがよく、且つゴミ・チリの 堆積を防止することができる。
【0028】 本体の反レール側の端面を水平面内において円弧状に湾曲させた場合は、溝の 終端壁面が水平面内において円弧状に湾曲しているときも、その終端壁面と本体 の反レール側の端面との間に生じる隙間が小さくなるので、隙間による見栄えの 悪化およびゴミ・チリの堆積が更に効果的に防止される。また、その終端壁面の 平坦加工が不要になり、加工工数が減少する。
【0029】 前記本体の最上部を両側および反レール側へフランジ状に突出させた場合は、 レールエンド押さえの両側および反レール側に形成される僅かの隙間も覆い隠さ れるので、隙間による見栄えの悪化およびゴミ・チリの堆積が更に効果的に防止 される。
【0030】 前記本体のレール側の端部上面に、戸車レール上面の凹部に連続する凹部を形 成し、該凹部の終端壁面を反レール側へ傾斜させた場合は、戸車レールの凹部に 溜まるゴミ・チリを外部へ簡単に掃き出すことができる。
【0031】 本体の反レール側の端縁部上面に、上方へ突出する垂直突起を設けた場合は、 壁に垂直突起を沿わせることにより、レールエンド押さえを正確な位置に取付け ることができる。
【図1】本考案を実施したレールエンド押さえの1例に
ついてその形状および使用形態を示す縦断側面図であ
る。
ついてその形状および使用形態を示す縦断側面図であ
る。
【図2】図1のA−A線矢視図である。
【図3】同レールエンド押さえの4面図である。
【図4】本考案を実施したレールエンド押さえの他の例
を示す縦断側面図である。
を示す縦断側面図である。
【図5】埋め込み式の戸車レールの形状を示す縦断面図
である。
である。
【図6】レールと溝との間にできる隙間を示す平面図で
ある。
ある。
10 戸車レール(Vレール) 12 戸車が嵌合する凹部 20 溝 30 レールエンド押さえ 31 本体 32 水平突起 33 フランジ 34 ネジ孔 37 凹部 38 終端壁面 40 皿ネジ 50 隙間
Claims (5)
- 【請求項1】 戸車が係合する凹部が上面に全長にわた
って設けられ、床面に設けられた溝に上面の両側縁部が
床面とほぼ面一となるように嵌め込まれた埋め込み式の
戸車レールの端部の固定および端縁側に生じる隙間の処
理に使用されるレールエンド押さえであって、 前記戸車レールの長手方向端側に位置して前記溝の端部
内に嵌合固定され、その嵌合固定のための垂直なネジ孔
を中央部に有する本体と、 戸車レールの長手方向端縁部に覆い被さるように本体の
最上部からレール側へ突出し、下面が下方へ凸の形状に
形成されて戸車レール上面の凹部に嵌合する水平突起と
を具備することを特徴とするレールエンド押さえ。 - 【請求項2】 前記本体の反レール側の端面が水平面内
において円弧状に湾曲していることを特徴とする請求項
1に記載のレールエンド押さえ。 - 【請求項3】 前記本体の最上部が両側および反レール
側へフランジ状に突出していることを特徴とする請求項
1または2に記載のレールエンド押さえ。 - 【請求項4】 前記本体のレール側の端部上面に、戸車
レール上面の凹部に連続する凹部が形成され、該凹部の
終端壁面が反レール側へ傾斜していることを特徴とする
請求項1、2または3に記載のレールエンド押さえ。 - 【請求項5】 前記本体の反レール側の端縁部上面に、
上方へ突出する垂直突起が設けられていることを特徴と
する請求項1、2、3または4に記載のレールエンド押
さえ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996000753U JP3027170U (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | レールエンド押さえ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996000753U JP3027170U (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | レールエンド押さえ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3027170U true JP3027170U (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=43162294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996000753U Expired - Lifetime JP3027170U (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | レールエンド押さえ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3027170U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6326190B1 (ja) * | 2017-01-27 | 2018-05-16 | ケージーパルテック株式会社 | 戸車誘導レール装置および引き戸装置 |
-
1996
- 1996-01-24 JP JP1996000753U patent/JP3027170U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6326190B1 (ja) * | 2017-01-27 | 2018-05-16 | ケージーパルテック株式会社 | 戸車誘導レール装置および引き戸装置 |
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