JPH0345999Y2 - - Google Patents

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JPH0345999Y2
JPH0345999Y2 JP20355186U JP20355186U JPH0345999Y2 JP H0345999 Y2 JPH0345999 Y2 JP H0345999Y2 JP 20355186 U JP20355186 U JP 20355186U JP 20355186 U JP20355186 U JP 20355186U JP H0345999 Y2 JPH0345999 Y2 JP H0345999Y2
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intermediate reinforcing
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wire
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は長網抄紙機のワイヤーパートにおいて
紙料をシート状に堆積するワイヤーの裏側から、
ワイヤーに付着した水分を掻き落とす脱水装置の
ブレードの改良に関する。
(従来技術とその問題点) 旧来、此種の脱水装置用ブレードは高分子量ポ
リエチレンやセラミツクスを用いて一体成形され
ていた。
前者は負荷が大きい場合には使用できない。後
者の場合には複雑な形状のものや大きなものは操
作面倒であり、重く割れやすい問題点を有する。
そこで、今日、ブレード自体を表面体、中間補
強体、基体の3パーツに分割し、表面体で掻き落
し機能、中間補強体で負荷がかかる表面体の撓み
変形防止機能、基体で支持レールに対する嵌合容
易性を追求するという工夫をしている。
その先行技術は第3図に示すように表面体をセ
ラミツクス、中間補強体をステンレス、基体を
FRPで夫々形成したものである。
この先行技術は表面体全体をセラミツクスで成
形している関係上、高重量化する表面体に負荷が
作用してもその表面体をたわまず成形で保持させ
る為にステンレス製の中間補強体を支持し、支持
レールへの嵌合容易性を具備する基体を軽量化さ
せ、ひいてはブレード自体の高重量化を阻止する
為に基体をFRPを整形していたものである。
しかしながら現実的にワイヤーの裏側に最初に
接触するエツジ部に比べると中央部は摩耗が少な
い。にもかかわらず表面体全部をセラミツクスで
一体形成していることに起因してスレンレス等の
高重量の材料のを用いて対処しなければ十分な剛
性を得ることができず、ひいてはブレード本体の
重量の増加を招き取り扱いを面倒にするばかり
か、製作コストの高騰を招く問題を未だ残してい
る。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案が解決しようとする問題点は、計量化及
びコストの低廉化を図ることにある。
(問題点を解決するための手段) 上記した問題点を解決するための本考案の手段
は、表面体を、エツジ部分を構成するセラミツク
ス製の主機能部と、その他の部分を構成する高分
子量ポリエチレン製のサブ機能部と形成すると共
に、基体を超高分子量ポリエチレン、中間補強体
をアルミニユームで夫々形成したことである。
(作用) 上記した手段による作用は、 ワイヤーの裏側に最初に接触する表面体の主
機能部を耐久性の高いセラミツクスで、接触度
の低いサブ機能部を軽量の超高分子量ポリエチ
レンで形成したことにより、表面体がその耐久
性を劣化させることなく軽量になる。
表面体の主機能部のみセラミツクスで形成し
たので中間補強体を軽量のアルミニウムで形成
することで充分な剛性を得ることができ中間補
強体が軽量になる。
基体を摩耗係数の低い超高分子量ポリエチレ
ンで形成したことにより脱水装置の支持レール
への嵌合が滑らかになる。
(効果) 上記した構成により本考案は下記の効果を有す
る。
表面体及び中間補強体を軽量にし、併せて比
重が1よりも小さい高分子量ポリエチレンで基
体を形成したので、ブレード本体の重量を大幅
に軽量化出来たこと及び基体の支持レールへの
嵌合を滑らかに行えることからブレード本体の
取り扱いが大幅に容易になつた。
製作コストの高いセラミツクスの使用箇所を
最小限に押えたこと及び中間補強体に製作コス
トの安いアルミニウムを使用したことによりブ
レード本体の製作コストを大幅に低減出来る。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案抄紙機脱水装置用ブレードの縦
断面図である。
抄紙機脱水装置用ブレード本体Aは基体1、中
間補強体2、表面体3からなり、ワイヤーB幅よ
り若干長い横幅をもつ長尺体で、摺動するワイヤ
ーBの裏側に表面を接触してワイヤーBに付着し
た水分を掻き落とす従来周知のものである。
基体1は超高分子量ポリエチレンで形成された
所望厚さと、所望な縦幅と、ワイヤーB幅より若
干長い横幅をもつ直方体で、下面に脱水装置のレ
ールに嵌合する断面T字形のレール嵌合凹部1a
を設けて該レールに支持固定され、又、上面に中
間補強体2のリブ2aと嵌合する断面逆T字形の
リブ嵌合凹部1bを設けている。
中間補強体2は所望厚さのアルミニウムで形成
された断面門型の長尺体で基体と同じ横幅をも
ち、門型の内側面を基体1の外側面に被覆するよ
うに嵌合して基体1上面に固定し、門型を構成す
る天井部2b下面にリブ2aを設け該リブ2aを
前記基体のリブ嵌合凹部1bに嵌合して基体1へ
の固定を確実にし、又、天井部2b上面のワイヤ
ーB摺動方向に対し下流側にサブ機能部3b下面
の係合突部3cと係合するサブ機能部取付凹部2
cを設けている。
表面体3は中間補強体と同じ横幅と中間補強体
2と同じ縦幅をもつ表面面一の長尺板で、ワイヤ
ーBの摺動方向に対し上流側の最初にワイヤーB
の裏面と接触するエツジ部分を主機能部3b、接
触の少ない下流側をサブ機能部3bとする。
主機能部3aはセラミツクスで形成された所望
厚さの面板で、表面体3の約3分の1程の縦幅を
しめワイヤーBの摺動方向に対し上流側先端を鋭
角に設けてエツジ3dを形成し、中間補強体2の
上面のワイヤーB摺動方向に対し上流側に接着固
定する。
サブ機能部3bは超高分子量ポリエチレンで形
成された所望厚さの面板で表面体3の主機能部3
a以外の部分を指し、下面に係合突部3cを設け
て、該突部3cを前記中間補強体2上面のサブ機
能部取付凹部2cに嵌合して、中間補強体2上面
のワイヤーB摺動方向に対し下流側に固定する。
第2図は他の実施例を示す。
このものは前記した実施例の、中間補強体2上
面のワイヤーB摺動方向に対し上流側に主機能部
取付突部2dを設け、主機能部3a下面に該突部
2dと嵌合する係合凹部3eを設け、該突部2d
を該凹部3eに嵌合して主機能部3aを中間補強
体2に嵌合固定した例である。
第4図は長網抄紙機のワイヤーパートの簡略図
で、図中Cは紙料供給部、Dはシート構成部、E
は水除去部、Fは脱水装置、Gは紙料を示す。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は抄紙
機脱水装置用ブレードの縦断面図、第2図は他の
実施例の同縦断面図、第3図は従来例の同縦断面
図、第4図は長網抄紙機のワイヤーパートの簡略
図。 尚、図中、A……ブレード本体、1……基体、
2……中間補強体、2c……サブ機能部取付凹
部、2d……主機能部取付突部、3……表面体、
3a……主機能部、3b……サブ機能部、3c…
…係合突部、3e……係合凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 脱水装置支持フレームへ着脱機能に嵌合する
    基体と、その基体上に設けられたワイヤパート
    のワイヤーの裏側に接触してワイヤーに付着し
    た水分を掻き落とす表面体と、上記基体を被覆
    するように外嵌され表面体と基体との間に設け
    られた中間補強体との3層で構成される抄紙機
    脱水装置用ブレードにおいて、上記表面体を、
    エツジ部分を構成するセラミツクス製の主機能
    部と、その他の部分を構成する高分子量ポリエ
    チレン製のサブ機能部と形成すると共に、基体
    を超高分子量ポリエチレン、中間補強体をアル
    ミニユームで夫々形成してなる抄紙機脱水装置
    用ブレード。 (2) 上記サブ機能部がその下面に係合突部を、中
    間補強体がその対応する上面部分にサブ機能部
    取付凹部を夫々有し、その突部、凹部の係合で
    中間補強体にサブ機能部が取付けられている実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の抄紙機脱水
    装置用ブレード。 (3) 上記主機能部がその下面に係合凹部を、中間
    補強体がその対応する上面部分に主機能部取付
    突部を夫々有し、突部、凹部の係合で中間補強
    体に主機能部が取付けられている実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の抄紙機脱水装置用ブレ
    ード。
JP20355186U 1986-12-29 1986-12-29 Expired JPH0345999Y2 (ja)

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JP20355186U JPH0345999Y2 (ja) 1986-12-29 1986-12-29

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JPS63110599U JPS63110599U (ja) 1988-07-15
JPH0345999Y2 true JPH0345999Y2 (ja) 1991-09-27

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2555306Y2 (ja) * 1990-01-31 1997-11-19 三菱重工業株式会社 抄紙機ワイヤーパートの滑り体
AT411770B (de) * 2002-09-12 2004-05-25 Bartelmuss Klaus Ing Siebleiste für eine papiererzeugungsanlage

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Publication number Publication date
JPS63110599U (ja) 1988-07-15

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