JP3027055B2 - 公衆電話機用加入者回路 - Google Patents

公衆電話機用加入者回路

Info

Publication number
JP3027055B2
JP3027055B2 JP4284690A JP28469092A JP3027055B2 JP 3027055 B2 JP3027055 B2 JP 3027055B2 JP 4284690 A JP4284690 A JP 4284690A JP 28469092 A JP28469092 A JP 28469092A JP 3027055 B2 JP3027055 B2 JP 3027055B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
circuit
disconnection
control
subscriber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4284690A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06141111A (ja
Inventor
浩志 峯
純二郎 北野
昭 石沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Hitachi Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4284690A priority Critical patent/JP3027055B2/ja
Publication of JPH06141111A publication Critical patent/JPH06141111A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3027055B2 publication Critical patent/JP3027055B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Devices For Supply Of Signal Current (AREA)
  • Interface Circuits In Exchanges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交換機における公衆電
話機用加入者回路に関し、特に、加入者線に対して、互
いに逆極性に接続された2つの給電回路(以下、ノーマ
ル極性給電回路およびリバース極性給電回路と称す
る。)を具備した構成よりなる公衆電話機用加入者回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、公衆電話機用加入者回路の技術と
しては、特開昭61−113354号公報に記載されて
いるものがある。上記公衆電話機用加入者回路は、電子
回路素子を含んで構成されたノーマル極性給電回路およ
びリバース極性給電回路を、加入者線に対し互いに逆極
性に接続した構成よりなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、公
衆電話機用加入者回路の状態がノーマル極性給電状態の
場合には、加入者線への給電は、ノーマル極性給電回路
のみより供給され、リバース極性給電回路側は給電オフ
制御状態となる。また、同様に、リバース極性給電回路
のみより供給され、ノーマル極性給電回路側が給電オフ
制御状態の場合もある。この給電オフ制御状態において
も、給電回路の動作用バイアス電流は、常時消費されて
いる。すなわち、交換機からの制御状態により、時間的
に見ればリバース極性給電回路側およびノーマル極性給
電回路側は、それぞれ動作不要となるタイミングがある
にもかかわらず、給電回路の動作用バイアス電流は、常
時消費され、その動作不要となるタイミングの電源消費
電流低減については配慮されておらず改善の余地があ
る。
【0004】本発明の目的は、上記公衆電話機用加入者
回路において、電源消費電流を低減し、より経済的な公
衆電話機用加入者回路を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、加入者線に対して互いに逆極性に接続される2つの
給電回路を備える公衆電話機用加入者回路において、該
給電回路に接続される電源と該給電回路との切り離しを
する電源切り離し回路と、該電源切り離し回路に切り離
しの制御をする電源切り離し制御回路とを少なくとも1
の給電回路に対応して有する。
【0006】上記電源切り離し制御回路は、給電停止を
行うための制御情報を受け付けて、該給電停止制御情報
に基づいて、給電停止期間に該電源切り離し回路に切り
離しの制御をすることができる。
【0007】また、該給電回路に接続される電源と該給
電回路との切り離しをする電源切り離し回路と、該電源
切り離し回路に切り離しの制御をする電源切り離し制御
回路とを給電オフ期間が相対的に長い給電回路側に対応
して有してもよい。この時、電源切り離し制御回路は、
給電オフ期間が相対的に短い給電回路の給電停止を行う
ための制御情報を受け付けて、給電停止期間に給電オフ
期間が相対的に長い給電回路に対応する電源切り離し回
路に接続の制御をする。
【0008】上記電源切り離し回路は、給電回路の一部
または全部の回路動作用バイアス電流を停止することが
できる。
【0009】
【作用】電源切り離し制御回路は、給電回路への制御情
報が給電オン制御状態の時には、電源切り離し回路に対
し電源切り離し信号を出力せず、また、制御情報が給電
オフ制御状態の時には、電源切り離し信号を出力するよ
うに動作する。電源切り離し回路は、電源切り離し信号
が無ければ、電源と該給電回路を接続状態とし、給電回
路が動作するのに必要なバイアス電流が電源から供給さ
れるよう動作する。電源を切り離し信号があれば、電源
切り離し回路は、電源から該給電回路への給電線の一部
または全部を切り離すように動作する。これにより、給
電オフ状態における給電回路のバイアス電流の一部また
は全部をカットオフ状態にするので電源消費電流を大幅
に低減できる。
【0010】また、電源切り離し制御回路は、給電オフ
期間が相対的に短い給電回路(一般的には、ノーマル極
性給電回路)の給電停止を行うための制御情報を受け付
けて、該給電停止制御情報に基づいて、該ノーマル極性
給電停止期間に給電オフ期間が相対的に長い給電回路
(一般的には、リバース極性給電回路)に対応する電源
切り離し回路に接続の制御をする。それ以外の場合には
リバース極性給電回路の電源切り離し回路を切り離すよ
うに動作する。一般的に、通話状態に比べ、加入者発呼
監視状態にある時間が大部分を占め、公衆電話機用加入
者回路では、加入者発呼監視、通話中といった大部分の
時間がノーマル極性給電状態である。従って、ノーマル
極性給電回路側は大部分が給電オン状態であり、リバー
ス極性給電回路は、大部分が給電オフ状態である。この
ため、電源切り離し回路は、2つの給電回路のうち給電
オフ期間が相対的に長い給電回路側に限定して設置して
も、電源消費電流を大幅に低減できる。
【0011】また、両方の給電回路共に、給電オフ制御
状態の場合には、電源切り離しは行なわれないので、給
電がノーマル極性給電回路側からリバース極性給電回路
へ、また、逆にリバース極性給電回路からノーマル極性
給電回路側へ移行する際に、必ず両方の給電回路共に機
能オフ制御状態を経由するような交換機の制御状態をと
るとすれば、電源切り離し制御によりバイアス回路が停
止状態であっても、両方の給電回路が共に機能オフ状態
の期間に予めバイアス回路を動作状態にしておくことが
できる。このため、バイアス回路の停止から動作状態へ
の復旧遅延時間が給電動作に対し、過渡的にも影響を与
えることなく、かつ、電源の無効消費電流を大幅に低減
することができる。
【0012】
【実施例】以下、2つの実施例を図1〜図3を参照して
説明する。図1および図2は、2つの給電回路の各々に
電源を切り離し回路と電源切り離し制御回路を設けた場
合の公衆電話機用加入者回路の第一の実施例(以下、実
施例1と記す。)に関する構成図と動作説明図とを示
す。また、図3は2つの給電回路のうち、リバース極性
給電回路側のみに電源切り離し回路と電源切り離し制御
回路を設けた場合の第2の実施例(以下、実施例2と記
す。)に関する動作説明図を示す。
【0013】まず、実施例1および実施例2の構成を説
明する。実施例1の構成は、図1において、1および2
は加入者線であり、3aおよび3bは、給電回路であ
り、内部が能動素子を含む回路で構成され、給電制御入
力端子10aおよび10bと電源入力端子11aおよび
11bとを有している。加入者線1および2を介して公
衆電話機が接続される。12aおよび12bは、各々の
給電回路の電源切り離し回路、13aおよび13bは、
電源切り離し制御回路であり、給電制御入力端子10a
および10bから入力される給電制御情報BFN(Batt
ery Feed Normal)およびBFR(Battery Feed Revers
e)から給電オフ制御状態であることを検出し、電源切
り離しのための制御信号PDWNA(Power Down A)お
よびPDWNB(Power Down B)(各々”H”レベルが
切り離し、”L”レベルは接続制御)を発生する(但
し、ここで、BFNおよびBFRが”H”レベルの時
は、給電オン制御、”L”レベルの時は給電オフ制御を
示すものとする)。給電制御情報BFNおよびBFR
は、給電オフ制御状態と給電オン制御状態とを示し、公
衆電話機用加入者回路の上位に位置する交換機から指示
される電話機の動作制御に関する制御情報である。例え
ば、給電制御情報BFNとBFRとの組合せにより、加
入者回路では、ダイヤル受信時、課金時、通話中などの
情報を得る。電源切り離しのための制御信号PDWNA
およびPDWNBは、給電制御情報BFNとBFRの給
電オフ制御状態を利用することにより電源切り離しのた
めの制御信号を発生することができる。電源入力端子1
1aおよび11bには、電源切り離し回路12aおよび
12bを介して電源が接続される。給電回路3aおよび
3bは、加入者線1および2に対して互いに逆極性に接
続されており、3aがノーマル極性給電回路、3bがリ
バース極性給電回路である。
【0014】また、ノーマル極性給電回路3a(リバー
ス極性給電回路3b)は、能動素子を含む回路であり、
加入者線1および2の加入者線電圧を検出して電流に交
換する高入力インピーダンスの電圧/電流変換回路4a
(4b)と、加入者回路において共通に利用される共通
端子9a(9b)と、電圧/電流変換回路4aおよび4
bからの出力を入力して電流差を単一出力端子から出力
するカレントミラー回路6a(6b)と、該カレントミ
ラー回路6a(6b)の出力を入力して加入者線2
(1)から通話電流を吸い込み加入者線1(2)に通話
電流を吐出する電流供給回路5a(5b)とを有してい
る。さらに、スイッチ7a(7b)とコンデンサ8a
(8b)とが直列接続されて、これらは、カレントミラ
ー6a(6b)と並列に接続されている。
【0015】実施例2の構成は、図には示していない
が、実施例1の構成においてノーマル極性給電回路3a
側の、電源切り離し回路11aおよび電源切り離し制御
回路13aが削除された構成で、他は実施例1の構成と
同一である。
【0016】つぎに、実施例1と実施例2との動作を図
1〜図3を使って説明する。
【0017】図2および図3は、実施例1および実施例
2に各々対応する動作説明図であり、公衆電話機からの
発信から通話中に至る一連の交換機処理シーケンスに対
する公衆電話機用加入者回路の交換機からの給電制御信
号BFNおよびBFRと、その時の通話電流と、各給電
回路の電源端子に流れる電源電流IaおよびIbとの動
作を示したものである。ただし、図の中では公衆電話器
機の発信検出処理で一般に行なわれる緊急発信検出処理
は省いてある。
【0018】実施例1の動作を図1および図2を参照し
て説明する。発呼監視およびダイヤル受信時(図2に示
すおよび期間)では、公衆電話機用加入者回路は、
一般にノーマル極性給電状態、すなわち、BFN=”
H”レベル、BFR=”L”レベルである。図1におい
ては、ノーマル極性給電回路3aは給電オン制御状態、
リバース極性給電回路3bは給電オフ状態で、加入者線
1および2から見るとハイインピーダンス状態となる場
合を示している。この場合、BFNおよびBFRの信号
により、従来と同様に、加入者回路内部の給電回路で
は、ハイインピーダンス状態となるようにスイッチング
される。また、電源切り離し制御回路13aおよび13
bは、BFNおよびBFRにより、電源切り離しのため
の制御信号のPDWNA=”L”レベル、PDWNB
=”H”レベルを発生する。この電源切り離し制御信号
により、電源切り離し回路12aは接続、12bは切り
離し状態となる。従って、ノーマル極性給電回路3aで
は、電源電流Iaとして通話電流分と回路動作用の内部
バイアス電流(但し、では発呼していないため通話電
流=0である。)が消費されるが、リバース極性給電回
路3bでは、電源切り離し状態となり、内部バイアス電
流消費がカットされIb=0となる。
【0019】また、課金転極時(図2に示す、およ
び)は、一般に、両給電回路共にオフ制御状態は、B
FN=”L”レベル、BFR=”L”レベル(図2に示
す)のようになり、リバース極性給電状態は、BFN
=”L”レベル、BFR=”H”レベル(図2に示す
)となり、両給電回路共にオフ制御状態は、BFN
=”L”レベル、BFR=”L”レベル(図2に示す
)となり、順番に転極制御がなされる。両給電回路共
にオフ制御状態(図2に示すおよび)の時には、図
1においては、ノーマル極性給電回路3aおよびリバー
ス極性給電回路3bは、共に給電オフで、加入者線から
みるとハイインピーダンス状態となり、PDWNA、P
DWNB共に”L”レベルとなるので、電源切り離し回
路12aおよび12bは共に切り離し状態となる。これ
により、ノーマル極性給電回路3aおよびリバース極性
給電回路3bは、共に内部バイアス電流消費がカットさ
れIa=0,Ib=0となる。リバース極性給電状態
(図2に示す)の時には、図1において、ノーマル極
性給電回路3aは給電オフ状態となり、リバース給電回
路3bは給電オン状態となり、PDWA=”H”レベ
ル、PDWNB=”L”レベルとなる。これにより、電
源切り離し回路12aは切り離し状態、電源切り離し回
路12bは接続状態となる。リバース極性給電回路3b
では、電源電流Ibとして通話電流分と、回路動作用の
内部バイアス電流とが消費されているが、ノーマル極性
通話給電回路3aでは電源切り離し状態となっているの
で内部バイアス電流消費がカットされIa=0となる。
【0020】通話中(図2に示す)は、再びノーマル
極性給電状態、すなわち、BFN=”H”レベル、BF
R=”L”レベルとなるので、発呼監視およびダイヤル
受信時(図2に示す)と同様になり、リバース極性
給電回路3bでの内部バイアス電流消費分がカットされ
る。
【0021】上記の実施例1によれば、給電オフ状態の
時には、給電回路3aと3bとの回路動作用の内部バイ
アス電流分はそれぞれカットされるので、電源消費電流
を低減できる効果がある。
【0022】実施例2においては、実施例1におけるノ
ーマル極性給電回路3aの電源切り離し回路12aおよ
び電源切り離し制御回路13aを省略した場合であり、
その動作を図3に示す。図3に示す動作は、実施例1の
動作(図2)に比べ、、、においてノーマル極性
給電回路3aの内部バイアス回路で消費される電源電流
Iaが追加されることになる。それ以外は、実施例1と
同じである。
【0023】実施例2によれば、給電オフ状態の時の給
電回路の内部バイアス電流分のカットは、リバース極性
給電回路3bのみであるが、通常の公衆電話機用加入者
回路の交換機制御においては、ノーマル極性給電状態が
時間的に大部分を占めるので、電源切り離し回路12a
および電源切り離し回路13aのハードウエアが省略で
き、かつ、電源消費電流を低減できる効果がある。
【0024】つぎに、本発明の第3の実施例を図4およ
び図5を参照して説明する。図4は、第3の実施例(以
下、実施例3と記す。)の構成を示す。また、図5は発
信から通話中に至る一連の交換機処理シーケンスでの本
実施例の動作説明図を示す。本実施例3は、実施例2に
おいて、電源切り離し制御回路の制御論理が変わったも
のであり、課金転極期間においてリバース極性給電回路
3b側の電源を接続し、それ以外の期間は、リバース極
性給電回路3b側の電源を切り離すものである。
【0025】以下、特にその変更点を中心に説明する。
まず、構成を説明する。図4において、電源切り離し回
路は、リバース極性給電回路3b側のみに設置されてお
り、また、該電源切り離し回路12bの接続および切り
離し制御を行なう電源切り離し制御回路13bは、ノー
マル極性給電回路3aが給電オン制御状態(BNF=”
H”レベル)、かつ、リバース極性給電回路3bが給電
オフ制御状態(BNR=”L”レベル)の時のみに、切
り離し制御信号PDWNB=”H”レベル(”H”レベ
ルが切り離し、”L”レベルが接続制御とする。)を発
生する構成となっている。その他の部分の構成は、実施
例2と同じである。
【0026】つぎに、本実施例の動作を発信から通信中
に至る交換機処理シーケンスの例を図5を用いて説明す
る。図5において、発呼監視およびダイヤル受信時(
および)と通話中()とについては、電源切り離し
制御回路13bの出力PDWNBは”H”レベルであ
り、またリバース給電時()では、PDWN=”L”
レベルであるので、切り離し回路12bの動作および電
源電流Ia、Ibは実施例2の場合(図3)と同じで、
切り離し回路12bにより、電源は切り離される。課金
転極における給電オフ制御時(と)では、PDWN
B=”L”となり、電源切り離し回路12bは接続状態
となるので、リバース給電回路3bは、実施例2の場合
と異なり、電源電流Ibとして給電オフ制御時において
も回路動作用のバイアス電流分が流れるように動作す
る。(Iaについては、実施例2と同じである。)本実
施例によれば、実施例2の効果に加え、ノーマル給電状
態(および)からリバース給電状態()へ移行す
る場合、両給電回路共に給電オフ制御状態()でリバ
ース給電回路3bのバイアス電流を立ち上げておくこと
ができるので、バイアス電流立上り遅延におけるリバー
ス給電の開始(の始め)の過渡動作への悪影響を防止
できるという効果が生ずる。この場合、電源切り離し制
御回路13bは、ノーマル極性給電回路3aの給電制御
状態BNFとリバース極性給電回路3bの給電制御状態
BNRとを用いているが、ノーマル極性給電回路3aの
給電制御状態BNFだけに基づいて、給電オフ制御状態
の時に、リバース給電回路の切り離しをするように制御
してもよい。すなわち、電源切り離し制御回路は、給電
オフ期間が相対的に短い給電回路(一般的には、ノーマ
ル極性給電回路)の給電停止を行うための制御情報を受
け付けて、該給電停止制御情報に基づいて、該ノーマル
極性給電停止期間に給電オフ期間が相対的に長い給電回
路(一般的には、リバース極性給電回路)に対応する電
源切り離し回路に接続の制御をする。それ以外の場合に
はリバース極性給電回路の電源切り離し回路を切り離す
ように動作する。一般的に、通話状態に比べ、加入者発
呼監視状態にある時間が大部分を占め、公衆電話機用加
入者回路では、加入者発呼監視、通話中といった大部分
の時間がノーマル極性給電状態である。従って、ノーマ
ル極性給電回路側は大部分が給電オン状態であり、リバ
ース極性給電回路は、大部分が給電オフ状態である。こ
のため、電源切り離し回路は、2つの給電回路のうち給
電オフ期間が相対的に長い給電回路側に限定して設置し
ても、電源消費電流を大幅に低減できる。
【0027】また、第一の実施例と同様に、ノーマル極
性給電回路3aに、電源切り離し回路12aおよび電源
切り離し制御回路13aを設けてよい。
【0028】なお、以上の実施例の中では、給電回路3
aおよび3bは、給電オン/オフ機能のみを有するよう
に記述しているが、他の機能、例えば、A線地気検出機
能等を内蔵していても同様に考えることができる。この
場合は、給電オフ時に、内蔵している機能が停止可能の
時に電源切り離しを行なえばよい。また、電源切り離し
回路12aおよび12bはリレーの外、MOSスイッチ
やTrスイッチ等の電子回路スイッチでも実現でき、さ
らに、電源線をスイッチで切り離すかわりに、内蔵バイ
アス回路のバイアス電流発生用の基準レベル電圧を切り
替え、バイアス電流をカットする方法でも実現できる。
また、電源切り離し制御信号としては、給電制御信号の
みならず、該当する給電回路の内蔵機能が動作必要とな
るタイミングと重ならないものであれば、他の制御信
号、例えば該当加入者回路のコーデックに用いられるコ
ーデックパワーオン制御信号等でもよい。また、電源入
力は複数であっても同様に構成すればよい。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、給電オフ状態の時に、
該当する給電回路で消費される回路動作用の内部バイア
ス電流分をカットできるので、電源電流を低減できると
いう効果がある。
【0030】また、本発明によれば、上記効果に加え、
ノーマル給電状態からリバース給電状態へ移行する場
合、およびその逆の場合に、両給電回路共に給電オフ状
態でカットしていたバイアス電流を予め立ち上げておく
ことができるので、バイアス電流立上り遅延における過
渡動作への悪影響を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の構成図。
【図2】第1の実施例の動作説明図。
【図3】第2の実施例の動作説明図。
【図4】第3の実施例の構成図。
【図5】第3の実施例の動作説明図。
【符号の説明】
1・2…加入者線、3a・3b…給電回路、10a・1
0b…制御入力端子、11a・11b…電源入力端子、
12a・12b…電源切り離し回路、13a・13b…
電源切り離し制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石沢 昭 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−113354(JP,A) 特開 昭58−83492(JP,A) 特開 平4−290369(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 19/00 H04Q 3/42 H04M 17/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加入者線に対して互いに逆極性に接続され
    る2つの給電回路を備える公衆電話機用加入者回路にお
    いて、 該給電回路に接続される電源と該給電回路との切り離し
    をする電源切り離し回路と、該電源切り離し回路に切り
    離しの制御をする電源切り離し制御回路とを、少なくと
    も一方の給電回路に対応して有し、 前記電源切り離し制御回路は、外部から入力された対応
    する給電回路の給電停止に係わる制御情報を受け付け、
    該受け付けた制御情報が該給電回路の給電オフ制御状態
    を示す場合、対応する前記電源切り離し回路の制御を実
    施することを特徴とする公衆電話機用加入者回路。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の公衆電話機加入者回路に
    おいて、 前記2つの給電回路各々に対応するように、前記電源切
    り離し回路および前記電源切り離し制御回路を2組有す
    るものであって、 前記2つの電源切り離し制御回路は、 前記2つの給電回路のうちノーマル極性側の給電回路だ
    けが給電オン状態の場合、リバース極性側の給電回路に
    対応する前記電源切り離し回路に切り離し処理を実施さ
    せ、 前記2つの給電回路のうちリバース極性側の給電回路だ
    けが給電オン状態の場合、ノーマル極性側の給電回路に
    対応する前記電源切り離し回路に切り離し処理を実施さ
    せることを特徴とする公衆電話機用加入者回路。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の公衆電話機加入者回路に
    おいて、 前記2つの給電回路のうち給電オフ期間が相対的に長い
    給電回路側に対応して前記電源切り離し回路および前記
    電源切り離し制御回路を有し、 前記電源切り離し制御回路は、給電オフ期間が相対的に
    短い給電回路の給電停止を行うための制御情報を受け付
    けて、給電停止期間に給電オフ期間が相対的に長い給電
    回路に対応する電源切り離し回路に接続の制御をするこ
    とを特徴とする公衆電話機用加入者回路。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の公衆電話機用加入者回路
    において、 前記給電オフ期間が相対的に長い給電回路とはリバース
    極性側の給電回路であり、前記給電オフ期間が相対的に
    短い給電回路とはノーマル極性側の給電回路であり、 前記電源切り離し制御回路は、両給電回路が共に給電オ
    フ状態となる期間を経て、ノーマル極性側給電回路の給
    電オン状態からリバース極性側給電回路の給電オン状態
    へ移行する場合、該両給電回路の給電オフ状態時に、リ
    バース極性側給電回路の電源切り離し回路に接続の制御
    を開始することを特徴とする公衆電話機用加入者回路。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4に記載の公衆電
    話機加入者回路において、電源切り離し回路は、給電回
    路の一部または全部の回路動作用バイアス電流を停止す
    ることを特徴とする公衆電話機用加入者回路。
JP4284690A 1992-10-22 1992-10-22 公衆電話機用加入者回路 Expired - Fee Related JP3027055B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4284690A JP3027055B2 (ja) 1992-10-22 1992-10-22 公衆電話機用加入者回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4284690A JP3027055B2 (ja) 1992-10-22 1992-10-22 公衆電話機用加入者回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06141111A JPH06141111A (ja) 1994-05-20
JP3027055B2 true JP3027055B2 (ja) 2000-03-27

Family

ID=17681719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4284690A Expired - Fee Related JP3027055B2 (ja) 1992-10-22 1992-10-22 公衆電話機用加入者回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3027055B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06141111A (ja) 1994-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5323461A (en) Telephone line interface circuit with voltage switching
US5481593A (en) Cordless telephone set with a call detecting unit which protects a call and indicates receipt of the call
JP3027055B2 (ja) 公衆電話機用加入者回路
US4675902A (en) High performance telephone instrument with combination pulse and tone dialing capacity
US3881069A (en) Telephone call loudspeaker monitoring and relay control circuit
US5912957A (en) Technique for reconnecting office line to key telephone system after power failure
JPH077984B2 (ja) 加入者線回路の呼出信号制御方式
EP0587575B1 (en) Telephone line interface circuit with voltage switching
JP2847841B2 (ja) 極性反転回路
JP3191171B2 (ja) コードレス電話機
JP2511404B2 (ja) 電子化電話機
KR910002633B1 (ko) 정전 대피 통화기능을 갖는 시스템형 전화기
JPH0213988B2 (ja)
JP2000184406A (ja) アナログ加入者回路
JP3451974B2 (ja) 電話線の端末に接続するインタフェース装置と端末への給電方法
JP2615029B2 (ja) 加入電信網用加入者線インタフエース回路
JP2852159B2 (ja) 発呼検出制御方式
JPH023347B2 (ja)
JPS62241493A (ja) ル−プ検出回路
JPH11234381A (ja) 回線アダプタの電流供給方式
JPH0123038B2 (ja)
JPH0316817B2 (ja)
JPS6249751A (ja) 通話切換方法
JPH05167725A (ja) 端末網制御装置
JPH0367387B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees