JP2615029B2 - 加入電信網用加入者線インタフエース回路 - Google Patents

加入電信網用加入者線インタフエース回路

Info

Publication number
JP2615029B2
JP2615029B2 JP62013510A JP1351087A JP2615029B2 JP 2615029 B2 JP2615029 B2 JP 2615029B2 JP 62013510 A JP62013510 A JP 62013510A JP 1351087 A JP1351087 A JP 1351087A JP 2615029 B2 JP2615029 B2 JP 2615029B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
current
line
transmission
subscriber line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62013510A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63181547A (ja
Inventor
外茂三 寺岡
Original Assignee
東洋通信機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東洋通信機株式会社 filed Critical 東洋通信機株式会社
Priority to JP62013510A priority Critical patent/JP2615029B2/ja
Publication of JPS63181547A publication Critical patent/JPS63181547A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2615029B2 publication Critical patent/JP2615029B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は加入電信網用インタフェース回路、殊に国際
加入電信網への対応を可能とした国内加入電信網用加入
者線インタフェース回路に関する。
〔従来技術〕
国内加入電信網と国際加入電信網夫々の加入者線イン
タフェース回路には互いに相違点があって、従来別々の
装置によって対応していた。
第2図は従来の国内加入電信網用加入者線インタフェ
ース回路の概要を示すブロック図である。
同図に於いてL1及びL2は加入電信網接続端子であっ
て、その一方L2はリレースイッチ1のコモン端子Cに接
続され、該リレースイッチ1の接点aとL1との間には着
信電流調整回路2と着信検出回路3とを挿入し、又前記
リレースイッチ1の端子bと前記L1との間には発信起動
電流調整回路4、受信回路5、送受信回路6及び切断回
路7を夫々直列に接続して、前記リレースイッチ1の操
作によって2つの閉ループのうち何れか一方を加入電信
網に接続するよう構成したものである。
前記各部の機能を簡単に説明すれば、着信電流調整回
路2及び発信起動電流調整回路4は共に加入電信網から
流入する着信電流IR及び発信起動電流ITの大きさを所定
値にそろえるためのものであり、又着信検出回路3は前
記着信電流IRの有無を論理値“0"と“1"に変換して着信
信号として出力すると共に該着信電流IRと逆方向の電流
を阻止するものである。更に、受信回路5は前記発信起
動電流ITを検出しその存在によって論理値“0"を出力し
かつ送受信電流ITRの有無を論理値“0"“1"に変換して
受信データとして出力するものであり、又送受信回路6
は伝送すべき送受データに対応して前記送受信電流ITR
を断続する働きをし、更に切断回路7は必要に応じて送
受信電流ITRと発信起動電流ITとの導通を遮断するもの
である。
なお、送受信電流ITR(一点鎖線)と発信起動電流IT
(二点鎖線)は同一電流値であるが、着信電流(点線)
の電流値とは異なる。
以上の構成において、その動作を説明する。
(1) 回線開放状態 回線開放状態では、加入者線を介して接続されている
交換機(図示省略)よりL1に対しL2が(+)極性となる
電圧が付加されており、この状態に於いて前記リレー1
の端子をaと接触せしめておけば加入者線インタフェー
ス回路にはいずれの電流も流れず待ち受け状態となる。
(2) 発信動作 リレー1を動作させて端子bと接触させ、且つ切断回
路3の動作を禁止すれば発信起動電流IT(二点鎖線)が
流れ、交換機はこの発信起動電流IT(二点鎖線)を検出
するとL1、L2間の電流極性を反転する。この事により、
発信起動電流IT(二点鎖線)に変って、逆向きの送受信
電流ITR(一点鎖線)が流れ、受信回路5より受信デー
タとして論理レベル0が出力され、回路捕捉が完了す
る。次に、論理レベル0、1で表現されたダイヤル番号
が送信回路6に入力され、送受信電流ITRの断続となっ
て交換機へ送出されたのちデータ送受信動作に移行す
る。
(3) 着信動作 着信時、回線開放状態でL1、L2間に付加されていた交
換機からの電圧極性が反転し、着信電流IR(点線)が流
れ、着信検出回路3から論理レベル1が着信信号として
出力される。着信信号が検出されたなら、リレー1を動
作させ、端子bを接触させると送受信電流ITR(一点鎖
線)が流れ、受信回路5から論理レベル0が出力され、
やがてデータ送受信動作に入る。
(4) データ送受信動作 送信と受信は交互に行われる、送信データは論理レベ
ル0、1として、送信回路6へ入力され、送受信電流I
TR(一点鎖線)の断続として相手方へ送出される。相手
方より送受信電流ITR(一点鎖線)の断続として送られ
てきたデータは受信回路5で論理レベル0、1に変換さ
れ、受信データとして出力される。送受信データのない
時は送受信電流ITR(一点鎖線)が流れ、受信データは
論理1のレベルとなっている。
(5) 回線復旧動作 自ら回線復旧する場合は、切断回路7を動作させて送
受信電流ITRを所定時間断とした後、リレー1を端子a
側に接続して回線開放状態へ戻る。又、相手側から送ら
れてくる送受信電流ITRが所定時間存在しない場合は、
受信回路5からの出力たる受信データがその間論理1と
なり、このことからリレー1を駆動して端子a側とし、
自動的に回線開放状態に復帰する。
いずれの場合においても、交換機はL1,L2間の電圧極
性を前記回線開放状態、即ちL1に対しL2が(+)極とな
るよう切替わる。
第3図は従来の国際加入電信網用加入者線インタフェ
ース回路の概要を説明するブロック図である。
この装置の回路構成は発着信電流の調整を行う電流調
整回路8を加入者電信網端L1に接続するとともに、該電
流調整回路8の出力端と加入者電信網のもう一方の端子
L2との間にリレーRLと増幅器AMPとからなる発信起動回
路9を接続する。
更に、前記発信起動回路9と並列にローカル状態制御
回路10と復旧信号発生回路11との直列回路を、又、前記
ローカル状態制御回路10と並列に着信検出回路12、送信
回路13及び受信回路14とからなる直列回路を夫々接続し
たものである。
この回路が前記第2図に示した国内加入電信網インタ
フェースと異なる点は発着信電流調整を一つの電流調整
回路8にて行う他、ローカル状態、即ち、着信時に着信
電流IRに置換してローカル電流ILを発生する機能を有す
ること及び送受信電流ITRを減流として回路復旧を行な
わしめる復旧信号発生回路(リリーズ回路)11を備えた
ことであって、その他の回路は前記第2図に示したもの
とほぼ同様の機能をもったものであるから説明を省略す
る。
なお、電流調整回路8を除く他の回路は第3図に示す
各電流と逆向きの電流は流し得ない。また、送受信電流
ITR(一点鎖線)、発信起動電流IT(二点鎖線)及び着
信電流IR(点線)は同一電流値であるが、ローカル電流
IL(三点鎖線)の電流値はこれらと異なる。
以上の構成において、その動作を説明する。
(1) 回線開放状態 回線開放状態では、加入者線を介して接続されている
交換機よりL2に対しL1が(+)極性となる電圧が付加さ
れている。この時、発信起動回路9内のリレーRLは開い
ており、加入者線インタフェース回路にはいずれの電流
も流れない。
(2) 発信動作 前記リレーRLを閉じるとこによって、発信起動回路9
に発信起動電流IT(二点鎖線)が流れる。交換機はこの
発信起動電流IT(二点鎖線)を検出するとL1、L2間の電
圧極性を反転する。この事により、発信起動電流IT(二
点鎖線)に変って、送受信電流ITR(一点鎖線)が流
れ、受信回路14より論理レベル1が出力され、リレーRL
を開いて回線捕捉が終る。次に論理レベル0、1で表現
されたダイヤル番号が送信回路13に入力され、送受信電
流の断続となって交換機へ送出され、やがてデータ送受
信動作に入る。
(3) 着信動作 着信時、回線開放状態でL1、L2間に付加されていた交
換機からの電圧極性が反転し、着信電流IR(点線)が流
れ、着信検出回路12から論理レベル1が着信信号として
出力される。着信信号が検出されたら、所定時間後、デ
ータ送受信動作に移る。一方、着信があっても応じられ
ない場合には、ローカル状態制御回路10及び送信回路13
をローカル状態に切替えておき、この場合、着信時交換
機からの電圧極性が反転して着信電流IR(点線)が流れ
れば、ローカル状態制御回路10からローカル電流IL(三
点鎖線)が流れ、所定の時間後、交換機は不応答なるこ
とを検知して回線開放状態へ戻る。
(4) データ送受信動作 送信と受信は交互に行われる、送信データは論理レベ
ル0、1として、送信回路13へ入力され、送受信電流I
TR(一点鎖線)の断続として相手方へ送出する。相手方
より送受信電流ITR(一点鎖線)の断続として送られて
きたデータは受信回路14で論理レベル0、1に変換し、
受信データとして出力する。送受信データのない時は送
受信電流ITR(一点鎖線)が流れており、受信データは
論理1のレベルとなっている。
(5) 回線復旧動作 自ら回線復旧する時は、復旧信号発生回路11(リリー
ズ回路)を動作させ、送受信電流ITR(一点鎖線)を所
定の電流値に減流する。交換機が送受信電流ITR(一点
鎖線)が減流されたことを検出すると、L1、L2間の電圧
極性を回線開放状態へ戻し、いずれの電流も流れなくな
り回線復旧を終了する。
また、送受信電流ITR(一点鎖線)が所定の時間断と
なったことを受信データがその間論理0レベルにあるこ
とから検出した時、回線復旧したとみなす。なお、交換
機は上記所定時間後にL1、L2間の電圧極性を回線開放状
態へ戻す。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の加入者線インタフェース回路に
あっては、国内用あるいは国際用では、L1、L2に対する
発信起動電流、送受信電流、着信電流の向きが互いに逆
転していること、発信起動電流と送受信電流の電流値は
同一であるが、着信電流の電流値が異なるということ、
及び国際用ではローカル状態制御が必要であること、及
び回線復旧に際し、送受信電流を減流する必要があるこ
とから一つの回路で国内用、国際用を兼用できず、両者
に対応する場合、夫々別々の装置が必要であったため回
路自体の大型化を招くとともにコストアップを招来する
という問題があった。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
本発明は上記課題に鑑みてなされたものである。この
ために、本願は、一の加入者線インタフェース回路で国
内加入電信網及び国際加入電信網の両者に於ける使用を
可能とする加入者線インタフェースとするべく、 加入者線接続端子の極性を切り替えるための回線極性
切替手段と、前記回線極性切替手段の装置側端子間に接
続され、着信電流を検出すると共に、国際加入電信網へ
の接続の際におけるローカル電流を検出する機能を兼備
する着信検出手段と、前記装置側端子間にさらに並列に
接続された、加入電信網から前記加入者線接続端子への
受信信号を受信するための受信手段、該加入者線接続端
子から該加入電信網への送信信号を送信するための送信
手段及び該加入者線接続端子間の回線を切断する切断手
段とからなる直列回路と、前記装置側端子間を、前記着
信検出手段に接続するか又は前記直列回路に接続するか
を選択する第1の切替手段と、前記受信手段には復旧信
号発生手段が並列に接続されており、該受信手段又は該
復旧信号発生手段を切り替える第2の切替手段と、から
なり、前記第1の切替手段と前記第2の切替手段は、国
内加入電信網インタフェース若しくは国際加入電信網イ
ンタフェースの設定及び前記着信検出手段からの信号に
基づいて制御される、ように構成した加入電信網用加入
者線インタフェース回路を提供する。
〔実施例〕
以下、図示した実施例に基づいて本発明による加入電
信網用加入者インタフェース回路を詳細に説明する。
第1図は本発明による加入電流網用加入者線インタフ
ェース回路の一実施例を示すブロック図である。
同図に於いて15は回線極性切替回路であって国内用と
した場合にはa−c、b−dを、又、国際用とした場合
にはa−d、b−cを夫々接続することによって回線極
性を切り替える。
また、前記回線極性切替回路15の装置側端子c、dに
は以下に示す回路を接続する。
即ち、一つは着信電流IR(点線)を一定値にするため
の着信電流調整回路16と着信電流IRの有無を論理レベル
“1"、“0"に変換して出力する着信検出回路17との直列
回路をリレー18の一方の端子aとコモン端子cを介して
接続する。
他の一つは送受信電流ITR(一点鎖線)及び発信起動
電流IT(二点鎖線)を一定値に制限する電流調整回路19
とこの回路の出力を2分岐し、一方を復旧信号発生回路
20、他方を受信回路21を介して第2のリレー22の2つの
接点a、bに接続し、該リレー22のコモン端子cを経て
送信回路23及び切断回路24からなる直列回路を経て前記
第1リレー18のb端子に接続する。
又、前記2つのリレー18及び22は共に制御回路25によ
ってコントロールし、該制御回路25には国内外いずれの
回線に対応せしめるかを選択するスイッチ26を付加する
とともに、前記着信検出回路17からの着信信号を分岐し
て入力せしめるよう構成する。
尚、送信回路23は発信起動電流(二点鎖線)を常時流
し得るが、切断回路24は動作時に送受信電流(一点鎖
線)及び発信起動電流(二点鎖線)を流さず、かつ、こ
れが動作禁止状態にあってはこれら電流を流し得る。更
に、着信検出回路17は着信電流(点線)或いはローカル
電流(点線)は流し得るが、これと逆向きの電流は阻止
する機能を有するものである。
以上の構成においてその動作を説明する。
A.国内加入電信網用とした場合 回線極性切替回路16をa−c、b−d側とする。制御
回路25はスイッチ26により、国内用とし、この時、リレ
ー22は端子a側に固定される。
(1) 回線開放状態 回線開放状態では、交換機よりL1に対し、L2が(+)
極性となる電圧が付加されているが、この時、リレー18
が端子aと接触していれば、加入者線インタフェース回
路にはいずれの電流も流れず回線開放状態となる。
(2) 発信動作 制御回路25によりリレー18を動作させて端子bと接触
させ、且つ切断回路24の動作を禁止すると発信起動電流
IT(二点鎖線)が流れ、交換機がこれを検出するとL1
L2間の電圧極性を反転する。この事により、発信起動電
流IT(二点鎖線)に変って、送受信電流ITR(一点鎖
線)が流れ、受信回路21より論理レベル1が出力され、
回路捕捉が完了する。次に論理レベル0、1で表現され
たダイヤル番号が送信回路23に入力され、送受信電流
(一点鎖線)の断続となって交換機へ送出されたのちデ
ータ送受信動作に入る (3) 着信動作 着信時、回線開放状態でL1、L2間に付加されていた交
換機からの電圧極性が反転すると、着信電流IR(点線)
が流れ、着信検出回路17から論理レベル1が着信信号と
して出力される。
制御回路25が着信信号を検出すると、リレー18を動作
させ端子bと接触させることによって送受信電流I
TR(一点鎖線)が流れ、受信回路21から論理レベル1が
出力され、やがてデータ送受信動作に入る。
(4) データ送受信動作 送信と受信は交互に行われる。送信データは論理レベ
ル0、1として、送信回路23へ入力され、送受信電流I
TR(一点鎖線)の断続として相手方へ送出される。逆に
相手方より送受信電流(一点鎖線)の断続として送られ
てきたデータは受信回路21で論理レベル0、1に変換さ
れ、受信データとして出力される。送受信データのない
時は送受信電流(一点鎖線)が流れており、受信データ
は論理1のレベルとなっている。
(5) 回線復旧動作 自ら回線復旧する時は、切断回路24を動作させて、送
受信電流(一点鎖線)を所定の時間断とした後、制御回
路25によりリレー18を復旧させ、端子aと接触させ、回
線開放状態へ戻る。また、送受信電流(一点鎖線)が所
定の時間断となったことを、受信データがその間論0レ
ベルとなっていることから検出した時、制御回路25によ
りリレー18を復旧させ、端子aと接触させ、回線開放状
態へ戻る。この時変換機もL1、L2間の電圧極性を回線開
放状態へ戻す。
B.国際加入電信交換網用とした場合 回線極性切替回路15をa−d、b−c側とするととも
に制御回路25に付したスイッチ26を国際用に切替える。
(1) 回線開放状態 回線開放状態では、交換機よりL2に対し、L1が(+)
極性となる電圧が付加されている。
この時、リレー18及びリレー22は端子aと接触してお
り、加入者線インタフェース回路にはいずれの電流も流
れない。
(2) 発信動作 制御回路25によりリレー18を動作させて端子bと接触
させ、且つ切断回路24の動作を禁止すると発信起動電流
IT(二点鎖線)が流れる。交換機は発信起動電流(二点
鎖線)を検出するとL1、L2間の電圧極性を反転する。こ
の事により、発信起動電流(二点鎖線)に変って、送受
信電流(一点鎖線)が流れ、受信回路21より論理レベル
1が出力され、回線捕捉が終わる。次に論理レベル0、
1で表現されたダイヤル番号が送信回路23に入力され、
送受信電流(一点鎖線)の断続となって交換機へ送出さ
れ、やがてデータ送受信動作に入る。
(3) 着信動作 着信時、回線開放状態に於いてL1、L2間に付加されて
いた交換機からの電圧極性が反転すると、ローカル電流
IL(点線;この場合国際線のときは、前記国内線に於け
る着信電流をローカル電流とみなす)が流れ、着信検出
回路17から論理レベル1が着信信号として出力される。
制御回路25は着信信号を検出すると、交換機が不応答と
みて回線開放状態も戻る前に、リレー18を動作させ端子
bと接触させることにより、送受信電流(一点鎖線)を
流し、受信回路21が論理1を出力した後、やがてデータ
送受信動作へ入る。以上のごとくして、着信時は一度ロ
ーカル状態を経てから着信動作へ入る。一方、着信に対
し応じられない場合には、制御回路25は着信信号を無視
してローカル電流(点線)が流れ続け、ローカル状態に
留まっている。所定の時間後、交換機はこのローカル電
流を検出して不応答とみて回線開放状態へ戻る。
(4) データ送受信動作 送信と受信を交互に行われる、送信データは論理レベ
ル0、1として、送信回路23へ入力され、送受信電流
(一点鎖線)の断続として相手方へ送出される。逆に相
手方より送受信電流(一点鎖線)の断続として送られて
きたデータは受信回路21で論理レベル0、1に変換さ
れ、受信データとして出力される。送受信データのない
時は送受信電流(一点鎖線)が流れており、受信データ
は論理1のレベルとなっている。
(5) 回線復旧動作 自ら回線復旧する時は、制御回路25により、リレー22
を端子bと接触させ、受信回路21を復旧信号発生回路20
に切替えて送受信電流(一点鎖線)を所定の電流値に減
流する。交換機が送受信電流(一点鎖線)が減流された
ことを検出すると、L1、L2間の電圧極性を回線開放状態
へ戻す。復旧信号発生回路20は、送受信電流と逆向きの
電流を阻止するため、いずれの電流も流れなくなり、制
御回路25が所定の時間後、リレー18及びリレー22を端子
aと接触するよう制御することによって回線開放状態へ
戻る。
また、送受信電流(一点鎖線)が所定の時間断となっ
たことを、受信データがその間論理0レベルにあること
から検出した時、回線復旧したとみなし、制御回路25に
より、リレー18を端子aと接触するよう制御し、回線開
放状態に戻る。なお、交換機は上記所定時間後にL1、L2
間の電圧極性を回線開放状態へ戻す。
〔発明の効果〕
以上の説明した通り、本発明による加入者線インタフ
ェース回路によれば、L1、L2を切替える回線極性切替手
段と、国内用における着信電流と、国際用におけるロー
カル電流の電流値が同一であることから国際用における
ローカル制御回路を国内用における着信検出回路で兼ね
ることとし、国際用とした場合において、着信信号を検
出した時、一度ローカル状態を経て着信に応じられるな
ら正規の着信電流を流し得るようにするよう制御する制
御手段と復旧信号発生手段を設け、さらに国際用におけ
る発信起動電流を、国内用における発信起動電流発生手
段で兼ねることにより、国際用における発信起動回路を
省略することによって、もって一つの回路で国内用及び
交際用に対応可能なため、加入者線インタフェース回路
自体の小型化を図り、更にコストダウンを図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による加入者線インタフェース回路の構
成を示す説明図であり、第2図は従来の国内加入電信網
用加入者線インタフェース回路の構成を示す説明図であ
り、第3図は従来の国際加入電信網用加入者線インタフ
ェース回路の構成を示す説明図である。 符号の説明 15……回線極性切替回路、16……着信電流調整回路 17……着信検出回路、18,22……リレー 19……電流調整回路、20……復旧信号発生回路 21……受信回路、23……送信回路 24……切断回路、25……制御回路 26……スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】国内加入電信網に接続されて発信、着信、
    回線復旧等の網制御を行うと共に、国際加入電信網への
    接続にも対応する加入者線インタフェース回路であっ
    て、 加入者線接続端子の極性を切り替えるための回線極性切
    替手段と、 前記回線極性切替手段の装置側端子間に接続され、着信
    電流を検出すると共に、国際加入電信網への接続の際に
    おけるローカル電流を検出する機能を兼備する着信検出
    手段と、 前記装置側端子間にさらに並列に接続された、加入電信
    網から前記加入者線接続端子への受信信号を受信するた
    めの受信手段、該加入者線接続端子から該加入電信網へ
    の送信信号を送信するための送信手段及び該加入者線接
    続端子間の回線を切断する切断手段とからなる直列回路
    と、 前記装置側端子間を、前記着信検出手段に接続するか又
    は前記直列回路に接続するかを選択する第1の切替手段
    と、 前記受信手段には復旧信号発生手段が並列に接続されて
    おり、該受信手段と該復旧信号発生手段とを切り替える
    第2の切替手段と、からなり、 前記第1の切替手段と前記第2の切替手段は、国内加入
    電信網インタフェース若しくは国際加入電信網インタフ
    ェースの設定及び前記着信検出手段からの信号に基づい
    て制御されることを特徴とする、加入電信網用加入者線
    インタフェース回路。
JP62013510A 1987-01-23 1987-01-23 加入電信網用加入者線インタフエース回路 Expired - Lifetime JP2615029B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62013510A JP2615029B2 (ja) 1987-01-23 1987-01-23 加入電信網用加入者線インタフエース回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62013510A JP2615029B2 (ja) 1987-01-23 1987-01-23 加入電信網用加入者線インタフエース回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63181547A JPS63181547A (ja) 1988-07-26
JP2615029B2 true JP2615029B2 (ja) 1997-05-28

Family

ID=11835139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62013510A Expired - Lifetime JP2615029B2 (ja) 1987-01-23 1987-01-23 加入電信網用加入者線インタフエース回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2615029B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63181547A (ja) 1988-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2833513B2 (ja) 通信端末装置
JP2615029B2 (ja) 加入電信網用加入者線インタフエース回路
JPS6039970A (ja) 極性反転検出回路
JP3059530B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2793054B2 (ja) 回線切換方式
JPS60125052A (ja) 宅内制御装置の電源供給方式
JPH059983B2 (ja)
KR920005582B1 (ko) 링 다운 전용선 카드의 통화종료 해제 신호 검출회로
JPH05110582A (ja) 音声呼の無切断通信方法
JPH0279661A (ja) ファクシミリ装置
JPS5844847A (ja) ボタン電話装置
JPS6256711B2 (ja)
JPS59168759A (ja) 通信方式
JPS61264853A (ja) 端末装置
JPH07212489A (ja) モデム制御装置
JPS6251343A (ja) 電話装置
JPS59198062A (ja) リモ−ト・タイプライタ−制御方式
JPS6319957A (ja) フアクシミリ通信方式
JPH0231907B2 (ja)
JPH0722302B2 (ja) 電話機付き端末装置の擬似リンガ音鳴動防止方式
JPS59161959A (ja) 電話端末機器における復旧装置
JPH06178344A (ja) ダイヤルイン回線用の切分装置
JPH05284559A (ja) ボタン電話装置
JPS6393261A (ja) 構内電話交換装置のフアクシミリ接続方式
JPH01221026A (ja) ダイアルバックアップ装置の回線切断方式