JPH05167725A - 端末網制御装置 - Google Patents
端末網制御装置Info
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- JPH05167725A JPH05167725A JP33656391A JP33656391A JPH05167725A JP H05167725 A JPH05167725 A JP H05167725A JP 33656391 A JP33656391 A JP 33656391A JP 33656391 A JP33656391 A JP 33656391A JP H05167725 A JPH05167725 A JP H05167725A
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- unit
- telephone
- switching
- line
- network control
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電源電圧が低下した場合でも電話機等が通話
不能になることを防止するとともに低消費電力化を図
る。 【構成】 充電部17が電話回線2からの微少電流を充
電し、スイッチ部18が充電部17に充電された電荷を
放電することにより駆動コイル部19を動作させる。し
たがって、電源部4の電圧が低下した場合でも、回線切
替部5を動作させることができる。
不能になることを防止するとともに低消費電力化を図
る。 【構成】 充電部17が電話回線2からの微少電流を充
電し、スイッチ部18が充電部17に充電された電荷を
放電することにより駆動コイル部19を動作させる。し
たがって、電源部4の電圧が低下した場合でも、回線切
替部5を動作させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電話回線に接続され、通
信状態に応じて併設されている電話機等の端末を電話回
線と接続あるいは切り離す回線切替制御を行う端末網制
御装置に関するものである。
信状態に応じて併設されている電話機等の端末を電話回
線と接続あるいは切り離す回線切替制御を行う端末網制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の端末網制御装置1は図3に示すよ
うに電話回線2と電話機3(通信端末装置の一例)に接
続され、電池からなる装置電源としての電源部4と、電
話回線2と通信端末装置3の接続および切り離しを行い
ラッチングリレーで構成される回線切替部5と、回線切
替部5のリレーを駆動するための切替駆動部6と、電話
回線からの着信信号を検出するための着信検出部7と、
電話回線2および電話機3の間に接続され電話機3の使
用、未使用を検出するオフフック検出部8と、電話回線
2の開放および閉結を行う網制御部9と、網制御部9に
接続されデータの変復調を行うデータ送受信部10と、
着信検出部7、オフフック検出部8からの信号を受信
し、切替駆動部6、網制御部9およびデータ送受信部1
0を制御する制御部11とから構成されている。ここ
で、電源部4は図3に示されているように切替駆動部
6、着信検出部7、網制御部9、データ送受信部10と
制御部11に電源供給を行っており、また切替駆動部6
は、リレーをセットするための第1の切替駆動部6aと
リレーをリセットするための第2の切替駆動部6bとか
ら構成されている。ここで示す端末網制御装置1は自動
発信のみを行うものである。
うに電話回線2と電話機3(通信端末装置の一例)に接
続され、電池からなる装置電源としての電源部4と、電
話回線2と通信端末装置3の接続および切り離しを行い
ラッチングリレーで構成される回線切替部5と、回線切
替部5のリレーを駆動するための切替駆動部6と、電話
回線からの着信信号を検出するための着信検出部7と、
電話回線2および電話機3の間に接続され電話機3の使
用、未使用を検出するオフフック検出部8と、電話回線
2の開放および閉結を行う網制御部9と、網制御部9に
接続されデータの変復調を行うデータ送受信部10と、
着信検出部7、オフフック検出部8からの信号を受信
し、切替駆動部6、網制御部9およびデータ送受信部1
0を制御する制御部11とから構成されている。ここ
で、電源部4は図3に示されているように切替駆動部
6、着信検出部7、網制御部9、データ送受信部10と
制御部11に電源供給を行っており、また切替駆動部6
は、リレーをセットするための第1の切替駆動部6aと
リレーをリセットするための第2の切替駆動部6bとか
ら構成されている。ここで示す端末網制御装置1は自動
発信のみを行うものである。
【0003】次に上記構成における動作について説明す
る。まず、端末網制御装置が待機状態であるときについ
て説明し、次に端末網制御装置1が自動発信を行うとき
の動作について説明する。端末網制御装置1が待機状態
にあり通信を行っていないときには、回線切替部5はR
(リセット)側に接続され、電話回線2と電話機3を接
続している。端末網制御装置1が待機状態のときに電話
回線2と電話機3を接続しているので、電話機3の通話
が可能である。
る。まず、端末網制御装置が待機状態であるときについ
て説明し、次に端末網制御装置1が自動発信を行うとき
の動作について説明する。端末網制御装置1が待機状態
にあり通信を行っていないときには、回線切替部5はR
(リセット)側に接続され、電話回線2と電話機3を接
続している。端末網制御装置1が待機状態のときに電話
回線2と電話機3を接続しているので、電話機3の通話
が可能である。
【0004】端末網制御装置1が自動発信を行うときの
制御について説明する。端末網制御装置1が発信を行う
ときには制御部11が、まず電話回線2が使用されてお
らず空き状態であることを確認し、次に選択信号送出動
作を行う。電話回線2が空き状態であるとは、1)電話
機3が使用されていなく、かつ2)電話回線2からの呼
出信号が到来していないことである。上記1)2)を確
認するために、制御部11はオフフック検出部8、及
び、着信検出部7からの入力信号を確認する。電話回線
2が空き状態でないときには、空き状態となるまで待
ち、空き状態であるときには選択信号送出動作に移行す
る。選択信号を送出するときには、まず第1の切替駆動
部6aを駆動してS(セット)側に接続して電話機3を
電話回線2から切り離し、電話回線2には端末網制御装
置1のみが接続された状態とする。電話機3を電話回線
2から切り離すのは、端末網制御装置1がダイヤルパル
スによる選択信号を送出しているときに電話機3のベル
回路の鳴動を防ぎ、また端末網制御装置1のデータ通信
中に電話機3のオフフック等によりデータ通信エラーが
発生することを防止するためである。電話機3を切り離
すと、次に網制御部9を制御し電話回線2を閉結する。
網制御部9により電話回線2を閉結して端末網制御装置
の技術基準で定められた3秒以上の時間が経過すると、
制御部11は網制御部9を制御して電話回線2の開放、
閉結を繰り返しダイヤルパルスによる選択信号を送出し
て相手先端末(図示せず)との接続を行う。相手先端末
との接続が完了すると、制御部11はデータ送受信部1
0を制御し、データ通信を開始する。データ通信が終了
すると、まず制御部11は網制御部9を制御して電話回
線2を開放状態とし、次に第2の切替駆動部6bを駆動
してR(リセット)側に接続して電話機3が使用できる
状態とした後、待機状態に戻る。
制御について説明する。端末網制御装置1が発信を行う
ときには制御部11が、まず電話回線2が使用されてお
らず空き状態であることを確認し、次に選択信号送出動
作を行う。電話回線2が空き状態であるとは、1)電話
機3が使用されていなく、かつ2)電話回線2からの呼
出信号が到来していないことである。上記1)2)を確
認するために、制御部11はオフフック検出部8、及
び、着信検出部7からの入力信号を確認する。電話回線
2が空き状態でないときには、空き状態となるまで待
ち、空き状態であるときには選択信号送出動作に移行す
る。選択信号を送出するときには、まず第1の切替駆動
部6aを駆動してS(セット)側に接続して電話機3を
電話回線2から切り離し、電話回線2には端末網制御装
置1のみが接続された状態とする。電話機3を電話回線
2から切り離すのは、端末網制御装置1がダイヤルパル
スによる選択信号を送出しているときに電話機3のベル
回路の鳴動を防ぎ、また端末網制御装置1のデータ通信
中に電話機3のオフフック等によりデータ通信エラーが
発生することを防止するためである。電話機3を切り離
すと、次に網制御部9を制御し電話回線2を閉結する。
網制御部9により電話回線2を閉結して端末網制御装置
の技術基準で定められた3秒以上の時間が経過すると、
制御部11は網制御部9を制御して電話回線2の開放、
閉結を繰り返しダイヤルパルスによる選択信号を送出し
て相手先端末(図示せず)との接続を行う。相手先端末
との接続が完了すると、制御部11はデータ送受信部1
0を制御し、データ通信を開始する。データ通信が終了
すると、まず制御部11は網制御部9を制御して電話回
線2を開放状態とし、次に第2の切替駆動部6bを駆動
してR(リセット)側に接続して電話機3が使用できる
状態とした後、待機状態に戻る。
【0005】さらに切替駆動部6について詳細に説明す
る。第1の切替駆動部6aは回線切替部5を動作させる
ための駆動コイル12aと駆動コイル12aをドライブ
するためのトランジスタ13aと制御部11に接続され
ベース電流を制限するための抵抗14aとから構成され
ている。回線切替部5をS(セット)側に接続するとき
には、制御部11は14aに接続された制御端子にロウ
パルスを出力し、抵抗14aにロウパルスが印加されて
いる間はトランジスタ13aがオンとなる。トランジス
タ13aがオンである間は駆動コイル12aに電流が流
れ回線切替部5の接点がS(セット)側に接続される。
また、切替駆動部6の第2の切替駆動部6bは第1の切
替駆動部6aと同様に抵抗14bに制御部11からロウ
パルスを出力することにより回線切替部5を動作させる
が、このとき回線切替部5はr(リセット)側に接続さ
れる。切替駆動部6bの各構成要素の働きは切替駆動部
6aと同様なので省略する。
る。第1の切替駆動部6aは回線切替部5を動作させる
ための駆動コイル12aと駆動コイル12aをドライブ
するためのトランジスタ13aと制御部11に接続され
ベース電流を制限するための抵抗14aとから構成され
ている。回線切替部5をS(セット)側に接続するとき
には、制御部11は14aに接続された制御端子にロウ
パルスを出力し、抵抗14aにロウパルスが印加されて
いる間はトランジスタ13aがオンとなる。トランジス
タ13aがオンである間は駆動コイル12aに電流が流
れ回線切替部5の接点がS(セット)側に接続される。
また、切替駆動部6の第2の切替駆動部6bは第1の切
替駆動部6aと同様に抵抗14bに制御部11からロウ
パルスを出力することにより回線切替部5を動作させる
が、このとき回線切替部5はr(リセット)側に接続さ
れる。切替駆動部6bの各構成要素の働きは切替駆動部
6aと同様なので省略する。
【0006】ところで、電源部4の消費電流を低減する
ために端末網制御装置1は待機状態と通信状態で消費電
流が異なり、待機状態のときには制御部11以外の各構
成ブロックを動作させず消費電流を数十μA程度に抑え
ている。また通信状態にあるときには各構成部ブロック
が動作するので消費電流が20mA程度となる。
ために端末網制御装置1は待機状態と通信状態で消費電
流が異なり、待機状態のときには制御部11以外の各構
成ブロックを動作させず消費電流を数十μA程度に抑え
ている。また通信状態にあるときには各構成部ブロック
が動作するので消費電流が20mA程度となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、次のような課題があった。1)長時間にわ
たる通信を行ったり、電池寿命末期になると、電池の電
流電圧特性のため回線切替部5を動作させようとして大
電流を引くと、回線切替部5の駆動電圧が得られず回線
切替部5がS(セット)側に保持されて電話機3が使用
できなくなる。2)回線切替部5の接点と切替駆動部6
が物理的に近接し、また切替駆動部6と制御部11等の
通信系のグランドが共通であるため電話回線2から雷等
のサージ電圧が生じて回線切替部5から切替駆動部6に
サージ電圧が抜けると通信系にもサージ電圧が回り込み
通信系が破壊されることがあった。
の構成では、次のような課題があった。1)長時間にわ
たる通信を行ったり、電池寿命末期になると、電池の電
流電圧特性のため回線切替部5を動作させようとして大
電流を引くと、回線切替部5の駆動電圧が得られず回線
切替部5がS(セット)側に保持されて電話機3が使用
できなくなる。2)回線切替部5の接点と切替駆動部6
が物理的に近接し、また切替駆動部6と制御部11等の
通信系のグランドが共通であるため電話回線2から雷等
のサージ電圧が生じて回線切替部5から切替駆動部6に
サージ電圧が抜けると通信系にもサージ電圧が回り込み
通信系が破壊されることがあった。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、端末
網制御装置の電源電圧が低下した場合でも端末網制御装
置に接続されている電話機等が通話不能になることを防
止するとともに低消費電力化を図り、雷等のサージに強
い端末網制御装置を提供することを目的としたものであ
る。
網制御装置の電源電圧が低下した場合でも端末網制御装
置に接続されている電話機等が通話不能になることを防
止するとともに低消費電力化を図り、雷等のサージに強
い端末網制御装置を提供することを目的としたものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の端末網制御装置
は上記目的を達成するために、電話回線を端末発呼時に
は電話機側から切り離し端末発呼時以外には電話機側に
接続する回線切替部と、回線切替部を駆動する電力は電
話回線から得る切替駆動部とからなり、切替駆動部は電
話回線からの電流を充電するための充電部と、充電部に
充電された電荷を放電させるためのスイッチ部と、充電
部の電荷をスイッチ部により放電させたときに電流が流
れ回線切替部を駆動する駆動コイル部とから構成されて
いる。
は上記目的を達成するために、電話回線を端末発呼時に
は電話機側から切り離し端末発呼時以外には電話機側に
接続する回線切替部と、回線切替部を駆動する電力は電
話回線から得る切替駆動部とからなり、切替駆動部は電
話回線からの電流を充電するための充電部と、充電部に
充電された電荷を放電させるためのスイッチ部と、充電
部の電荷をスイッチ部により放電させたときに電流が流
れ回線切替部を駆動する駆動コイル部とから構成されて
いる。
【0010】
【作用】本発明は上記構成によって、充電部が電話回線
からの微少電流を充電し、スイッチ部が充電部に充電さ
れた電荷を放電することにより駆動コイル部を動作させ
るので装置本体の電池電圧が低下した場合でも、回線切
替部を動作させることができるようになるので、端末網
制御装置の誤動作が防止でき、低消費電力化が図れる。
また、電話回線の電流により切替駆動部を動作させるよ
うにしているので回線切替部と通信系の電源およびグラ
ンドが分離できるようになり、サージに強い端末網制御
装置が実現できるようになる。
からの微少電流を充電し、スイッチ部が充電部に充電さ
れた電荷を放電することにより駆動コイル部を動作させ
るので装置本体の電池電圧が低下した場合でも、回線切
替部を動作させることができるようになるので、端末網
制御装置の誤動作が防止でき、低消費電力化が図れる。
また、電話回線の電流により切替駆動部を動作させるよ
うにしているので回線切替部と通信系の電源およびグラ
ンドが分離できるようになり、サージに強い端末網制御
装置が実現できるようになる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1および図2を参
照して説明する。図1から図3において同一番号のもの
は同一構成要素を示すものである。端末網制御装置15
の切替駆動部16は電話回線2からの電流を充電するた
めの充電部17と、充電部17に充電された電荷を放電
させるためのスイッチ部18と、充電部17の電荷をス
イッチ部18により放電させたときに電流が流れ回線切
替部5を駆動する駆動コイル部19とから構成されてい
る。
照して説明する。図1から図3において同一番号のもの
は同一構成要素を示すものである。端末網制御装置15
の切替駆動部16は電話回線2からの電流を充電するた
めの充電部17と、充電部17に充電された電荷を放電
させるためのスイッチ部18と、充電部17の電荷をス
イッチ部18により放電させたときに電流が流れ回線切
替部5を駆動する駆動コイル部19とから構成されてい
る。
【0012】次に、図1と図2を参照しながら、切替駆
動部16の構成について詳細に説明する。充電部17は
電話回線2が接続される極性にかかわらず出力電圧を一
定方向にすると共に電話回線2に電流が逆流することを
防止するためのダイオードブリッジ20と、電話回線2
から流れ込む電流を端末網制御装置の技術基準に定めら
れた値以下にするための電流制限抵抗21(例えば、1
MΩ)と、電話回線2からの電流により充電されるコン
デンサ23aおよび23bと、コンデンサ23aが放電
するときにコンデンサ23bに電流が流れ込むことを防
止するためのダイオード22aと、コンデンサ23bが
放電するときにコンデンサ23aに電流が流れ込むこと
を防止するためのダイオード22bとから構成されてい
る。駆動コイル部19は、回線切替部5をS(セット)
側に接続するための駆動コイル27aと、R(リセッ
ト)側に接続するための駆動コイル27bとから構成さ
れている。またスイッチ部18は、制御部11により制
御されコンデンサ23aを放電させて駆動コイル27a
に電流を流し回線切替部5をS(セット)側に接続する
ためのホトカプラ24aと、ホトダイオードの電流を制
限するための抵抗25aと、コンデンサ23a放電時に
発振を防止するためのダイオード26aと、制御部11
により制御されコンデンサ23bを放電させて駆動コイ
ル27bに電流を流し回線切替部5をR(リセット)側
に接続するためのホトカプラ24bと、ホトダイオード
の電流を制限するための抵抗25bと、コンデンサ23
b放電時に発振を防止するためのダイオード26bとか
ら構成されている。
動部16の構成について詳細に説明する。充電部17は
電話回線2が接続される極性にかかわらず出力電圧を一
定方向にすると共に電話回線2に電流が逆流することを
防止するためのダイオードブリッジ20と、電話回線2
から流れ込む電流を端末網制御装置の技術基準に定めら
れた値以下にするための電流制限抵抗21(例えば、1
MΩ)と、電話回線2からの電流により充電されるコン
デンサ23aおよび23bと、コンデンサ23aが放電
するときにコンデンサ23bに電流が流れ込むことを防
止するためのダイオード22aと、コンデンサ23bが
放電するときにコンデンサ23aに電流が流れ込むこと
を防止するためのダイオード22bとから構成されてい
る。駆動コイル部19は、回線切替部5をS(セット)
側に接続するための駆動コイル27aと、R(リセッ
ト)側に接続するための駆動コイル27bとから構成さ
れている。またスイッチ部18は、制御部11により制
御されコンデンサ23aを放電させて駆動コイル27a
に電流を流し回線切替部5をS(セット)側に接続する
ためのホトカプラ24aと、ホトダイオードの電流を制
限するための抵抗25aと、コンデンサ23a放電時に
発振を防止するためのダイオード26aと、制御部11
により制御されコンデンサ23bを放電させて駆動コイ
ル27bに電流を流し回線切替部5をR(リセット)側
に接続するためのホトカプラ24bと、ホトダイオード
の電流を制限するための抵抗25bと、コンデンサ23
b放電時に発振を防止するためのダイオード26bとか
ら構成されている。
【0013】上記構成における動作について説明する。
まず、端末網制御装置18が待機状態にあるときの動作
について説明し、次に端末網制御装置18が端末発呼動
作を行うときについて説明する。まず、待機状態にある
ときの動作説明を行う。電話回線2の極性がダイオード
ブリッジ20で一定方向の電位に定められると、抵抗2
1により制限される値だけの電流が流れる。このとき制
御部11は、抵抗25aと25bに接続された制御端子
をハイ状態としており、ホトカプラ24a、24bをオ
フ状態としているので、電流はダイオード22aと22
bを介してコンデンサ23aと23bを充電する。つま
り、待機状態にあるときには、上述のようにコンデンサ
23aと23bの両方のコンデンサが充電された状態と
なる。
まず、端末網制御装置18が待機状態にあるときの動作
について説明し、次に端末網制御装置18が端末発呼動
作を行うときについて説明する。まず、待機状態にある
ときの動作説明を行う。電話回線2の極性がダイオード
ブリッジ20で一定方向の電位に定められると、抵抗2
1により制限される値だけの電流が流れる。このとき制
御部11は、抵抗25aと25bに接続された制御端子
をハイ状態としており、ホトカプラ24a、24bをオ
フ状態としているので、電流はダイオード22aと22
bを介してコンデンサ23aと23bを充電する。つま
り、待機状態にあるときには、上述のようにコンデンサ
23aと23bの両方のコンデンサが充電された状態と
なる。
【0014】端末網制御装置15が発信を行うときには
従来例と同様にオフフック検出部8と着信検出部7から
の入力信号を確認し、電話回線2の空き状態監視を行っ
た後に、回線切替部5の切替動作を行う。回線切替部5
を切り替えてS(セット)側に接続する動作は次のよう
に行われる。制御部11が抵抗25aに接続された制御
端子にロウパルスを出力して、ホトカプラ24aを一定
時間(例えば100ms)オン状態にすると、コンデン
サ23aに充電されていた電荷が放電し発信防止用のダ
イオード26aを介して駆動コイル27aに電流が流れ
る。その結果、回線切替部5がS(セット)側に接続さ
れて電話機3が電話回線2から切り離される。このとき
制御部11はホトカプラ25aを一定時間オン状態にす
るが、ホトカプラ25bはオフ状態を保持しているの
で、コンデンサ23aは放電するが、コンデンサ23b
は充電されたままである。
従来例と同様にオフフック検出部8と着信検出部7から
の入力信号を確認し、電話回線2の空き状態監視を行っ
た後に、回線切替部5の切替動作を行う。回線切替部5
を切り替えてS(セット)側に接続する動作は次のよう
に行われる。制御部11が抵抗25aに接続された制御
端子にロウパルスを出力して、ホトカプラ24aを一定
時間(例えば100ms)オン状態にすると、コンデン
サ23aに充電されていた電荷が放電し発信防止用のダ
イオード26aを介して駆動コイル27aに電流が流れ
る。その結果、回線切替部5がS(セット)側に接続さ
れて電話機3が電話回線2から切り離される。このとき
制御部11はホトカプラ25aを一定時間オン状態にす
るが、ホトカプラ25bはオフ状態を保持しているの
で、コンデンサ23aは放電するが、コンデンサ23b
は充電されたままである。
【0015】次に、制御部11は従来例と同様の制御に
より選択信号を送出し、相手先端末との接続を行う。相
手先端末との接続が終了すると従来例と同様にデータ通
信を開始し、データ通信が終了すると制御部11は、電
話回線2と電話機3を接続するように回線切替部5を動
作させる。回線切替部5を切り替えてR(リセット)側
に接続する動作は次のように行われる。制御部11が抵
抗25bに接続された制御端子にロウパルスを出力し
て、ホトカプラ24bを一定時間オン状態にすると、コ
ンデンサ23bに充電されていた電荷が放電し発信防止
用のダイオード26bを介して駆動コイル27bに電流
が流れる。その結果、回線切替部5がR(リセット)側
に切り替えられ、電話機3が電話回線2と再び接続され
使用可能となる。このとき、コンデンサ23aとコンデ
ンサ23bは放電するが電話回線2をからの微少電流に
より再び充電され駆動コイル部19が駆動可能となる。
より選択信号を送出し、相手先端末との接続を行う。相
手先端末との接続が終了すると従来例と同様にデータ通
信を開始し、データ通信が終了すると制御部11は、電
話回線2と電話機3を接続するように回線切替部5を動
作させる。回線切替部5を切り替えてR(リセット)側
に接続する動作は次のように行われる。制御部11が抵
抗25bに接続された制御端子にロウパルスを出力し
て、ホトカプラ24bを一定時間オン状態にすると、コ
ンデンサ23bに充電されていた電荷が放電し発信防止
用のダイオード26bを介して駆動コイル27bに電流
が流れる。その結果、回線切替部5がR(リセット)側
に切り替えられ、電話機3が電話回線2と再び接続され
使用可能となる。このとき、コンデンサ23aとコンデ
ンサ23bは放電するが電話回線2をからの微少電流に
より再び充電され駆動コイル部19が駆動可能となる。
【0016】また、従来の端末網制御装置1と本発明の
端末網制御装置15の駆動コイルと駆動コイル用のグラ
ンドと電源に注目すると、従来は駆動コイル12a、1
2bのグランドおよび電源は制御部11や網制御部9、
データ送受信部10、着信検出部7の通信系と共通であ
るが、本発明の端末網制御装置15では、駆動コイル2
7a、27bのグランドは通信系と分離されている。し
たがって、網制御部9をトランスで構成し、着信検出部
7をホトカプラ駆動とし、かつ本発明のようにスイッチ
部18をホトカプラ駆動とすれば、駆動コイル用に別電
源を設けなくても、電話回線2と通信系のグランドおよ
び電源(VDD)を完全に分離できる。
端末網制御装置15の駆動コイルと駆動コイル用のグラ
ンドと電源に注目すると、従来は駆動コイル12a、1
2bのグランドおよび電源は制御部11や網制御部9、
データ送受信部10、着信検出部7の通信系と共通であ
るが、本発明の端末網制御装置15では、駆動コイル2
7a、27bのグランドは通信系と分離されている。し
たがって、網制御部9をトランスで構成し、着信検出部
7をホトカプラ駆動とし、かつ本発明のようにスイッチ
部18をホトカプラ駆動とすれば、駆動コイル用に別電
源を設けなくても、電話回線2と通信系のグランドおよ
び電源(VDD)を完全に分離できる。
【0017】このように、本発明の端末網制御装置15
によれば、充電部17が電話回線2からの微少電流を充
電し、スイッチ部18が充電部17に充電された電荷を
放電することにより駆動コイル部19を動作させるので
端末網制御装置15の電源部4の電圧が低下した場合で
も、回線切替部を動作させることができるようになるの
で、端末網制御装置15の誤動作が防止でき、低消費電
力化が図れる。また、電話回線2の電流により切替駆動
部17を動作させるようにしているので回線切替部17
と通信系の電源およびグランドが分離できるようにな
り、サージに強い端末網制御装置15が実現できるとい
う効果がある。
によれば、充電部17が電話回線2からの微少電流を充
電し、スイッチ部18が充電部17に充電された電荷を
放電することにより駆動コイル部19を動作させるので
端末網制御装置15の電源部4の電圧が低下した場合で
も、回線切替部を動作させることができるようになるの
で、端末網制御装置15の誤動作が防止でき、低消費電
力化が図れる。また、電話回線2の電流により切替駆動
部17を動作させるようにしているので回線切替部17
と通信系の電源およびグランドが分離できるようにな
り、サージに強い端末網制御装置15が実現できるとい
う効果がある。
【0018】なお、本発明の実施例では待機時に電話回
線からの電流を充電する構成としたが、電流を充電する
のは待機時に限らず、例えば通信中に充電部を充電して
駆動コイル部を動作させる構成としてもよい。
線からの電流を充電する構成としたが、電流を充電する
のは待機時に限らず、例えば通信中に充電部を充電して
駆動コイル部を動作させる構成としてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明の端末網制御
装置によれば次の効果が得られる。
装置によれば次の効果が得られる。
【0020】充電部が電話回線からの電流を充電し、ス
イッチ部が充電部に充電された電荷を放電することによ
り駆動コイル部を動作させるので端末網制御装置の低消
費電力化が図られ、誤動作が防止できる。また、電話回
線の電流により切替駆動部を動作させるようにしている
ので切替駆動部と通信系の電源およびグランドが分離で
きるようになり、サージに強い端末網制御装置が実現で
きる。
イッチ部が充電部に充電された電荷を放電することによ
り駆動コイル部を動作させるので端末網制御装置の低消
費電力化が図られ、誤動作が防止できる。また、電話回
線の電流により切替駆動部を動作させるようにしている
ので切替駆動部と通信系の電源およびグランドが分離で
きるようになり、サージに強い端末網制御装置が実現で
きる。
【図1】本発明の一実施例における端末網制御装置の構
成を示すブロック図
成を示すブロック図
【図2】同装置の切替駆動部の構成を示すブロック図
【図3】従来の端末網制御装置の構成を示すブロック図
5 回線切替部 15 端末網制御装置 16 切替駆動部 17 充電部 18 スイッチ部 19 駆動コイル部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 雅昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】電話回線を電話機側あるいは通信端末装置
側に切り替える端末網制御装置において、電話回線を端
末発呼時には電話機側から切り離し端末発呼時以外には
電話機側に接続する回線切替部と、前記回線切替部を駆
動する電力は前記電話回線から得る切替駆動部とからな
る端末網制御装置。 - 【請求項2】回線切替部はラッチングリレーで構成さ
れ、切替駆動部は電話回線からの電流を充電するための
充電部と、この充電部に充電された電荷を放電させるた
めのスイッチ部と、前記充電部の電荷を前記スイッチ部
により放電させたときに電流が流れ前記回線切替部を駆
動する駆動コイル部とからなる請求項1記載の端末網制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33656391A JPH05167725A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 端末網制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33656391A JPH05167725A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 端末網制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05167725A true JPH05167725A (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=18300439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33656391A Pending JPH05167725A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 端末網制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05167725A (ja) |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP33656391A patent/JPH05167725A/ja active Pending
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