JP3026946B2 - 建設機械のキャビン用雨樋 - Google Patents

建設機械のキャビン用雨樋

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JP3026946B2
JP3026946B2 JP9028677A JP2867797A JP3026946B2 JP 3026946 B2 JP3026946 B2 JP 3026946B2 JP 9028677 A JP9028677 A JP 9028677A JP 2867797 A JP2867797 A JP 2867797A JP 3026946 B2 JP3026946 B2 JP 3026946B2
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靖 和田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建設機械のキャ
ビン用雨樋の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】建設機械を雨天時に操業するとキャビン
天井にたまった雨水がフロントガラス前面を流れ、視界
が悪くなる。そこで、従来は、例えば、図5に示すよう
な方法で雨樋をキャビン外側の鋼板に取り付ける方法が
用いられていた。図5(A)はキャビン51の全体斜視
図を示し、図5(B)はC部分の拡大断面図を示す。キ
ャビン51のフロント窓枠52の上方に断面形状がL字
状の雨樋53をキャビンの外側鋼板に溶接等により固着
する方法が採られていた。
【0003】また、図6に別の従来の雨樋の構成方法を
示す。図6(A)はキャビン54の全体斜視図を示し、
図6(B)はD部分の拡大断面図を示す。キャビン54
の天井側鋼板55とフロント側鋼板56の端部を重ね合
わせて断面がL字状の雨樋57を形成する方法が採られ
ていた。
【0004】さらに、別の従来例として、図7(A)〜
(C)に公開特許公報第平7−34486号に開示され
ている雨樋を示す。図(A)は枠体58の外側プレート
59に凹み部60を設けて雨樋として利用した例であ
る。ルーフカバー61の先端が凹み部60の上に来るよ
うに配置されている。また、前窓ガラス63を固定する
ガラスガイド62が内側プレート64に接して設けられ
ている。図(B)は外側プレート65に凹み部を設ける
代わりに断面がU字状の雨樋を溶接等により固着させた
例である。図(C)はルーフカバー61の先端に凹み部
67を設けて雨樋とした例である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記第1番目
の方法は溶接により歪みが生じたり、見映えが悪くなる
という課題があった。また、第2番目の方法では雨樋を
設ける位置で鋼板を分割する必要があり、製作上の制限
を受けるという課題があった。さらに、第三番目の方法
で(A)は枠体に凹み部を設けるため製作が複雑にな
り、(B)は溶接等で固着するため、溶接時に歪みが生
じたり外観が損なわれたりする課題があり、(C)はル
ーフの端部に凹み部を設けるため、製作が複雑になると
いう課題がある。
【0006】この発明は、上述のような背景の下になさ
れたもので、製作及び取付が容易でしかも取付時に溶接
等による歪みが発生したりせずかつ外観も損なわれない
キャビン用雨樋を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載のキャビン用雨樋は、キャビンフロン
ト窓側に流れる雨水を誘導する雨樋を別個に形成し、キ
ャビン外側鋼板と内側鋼板を固定するトリムゴムにキャ
ビン外側鋼板と内側鋼板と共に挟み込んで前記雨樋を取
り付けるように構成したことを特徴としている。
【0008】また、請求項2に記載の雨樋は、請求項1
に記載の雨樋に透明な樹脂板よりなるサンバイザーを設
けたことを特徴としていている。樹脂板は好ましくは透
明又は半透明な板材を使用する。
【0009】
【発明の実施形態】以下、図面を参照してこの発明の実
施形態について説明する。 <実施形態1>図3(A)は実施形態1を実施するキャ
ビン前面の形状を示し、図(B)は図(A)の矢印Bー
Bから見た断面を示す。図3において、天井側鋼板1は
補強用鋼板2と共に端部がトリムゴム3により狭持さ
れ、固定されている。トリムゴム3は窓枠4に接触固定
されており、雨水が浸入するのを防止している。窓枠4
には弾性取付部材5を介してフロントガラス6が取り付
けられている。
【0010】図1は本発明の実施形態1の雨樋を取り付
けた前面斜視図を示す。図2(A)〜(C)は図1の矢
印A−Aから見た雨樋の種々の断面形状を示している。
図1において雨樋7は天井鋼板と別個に製造されてお
り、雨樋の取付が前窓ガラス6の上方のトリムゴム3に
天井鋼板1及び補強板2と一緒に狭持されて固定されて
いる。雨樋7の材料は鋼板に限られず、プラスチック等
の樹脂を使用しても良い。また、雨樋7の両端は湾曲部
を設けて雨水が前窓のガラスに流れ込まないようにする
のが望ましい。
【0011】図2に雨樋の形状の具体例を示す。図2
(A)は雨樋7aの断面形状をY字形状にした場合で、
図(B)は雨樋7bをS字形状にした場合で、図(C)
は雨樋7cをL字形状を反転かつ回転させた形状とした
場合である。これらの例から分かるように本発明の雨樋
7は、トリムゴム3に狭持される部分と雨水を落下させ
ずに誘導する部分とから構成されている。なお、本発明
の雨樋の形状は上記の形状に限られるものではない。
【0012】実施形態1の雨樋は以上のように構成され
ているので、以下のように機能する。即ち、雨樋の取付
は狭持部をトリムゴムに挟み込んで取り付ける。また、
使用時においては、天井にたまった雨水がキャビンフロ
ント側に流れ出たときに、雨水は雨樋に沿って流れ、左
右の柱部に振り分けられて、柱部を伝って下方に流れ落
ちる。従って、前面ガラスは雨水によって視界が悪くな
ることはない。
【0013】実施形態1は以上の構成、機能を有し、以
下の効果を有する。雨樋はキャビン鋼板と別部品として
製造し、しかも鋼板でなくプラスチック等の合成樹脂で
製造してよいので、製造が容易となる効果がある。さら
に、キャビン鋼板に寸法上の制限を課することもなく、
溶接も行わないのでキャビン全体の製造が従来法に比べ
て容易になる。また、トリムゴム上に雨樋を形成するた
め外観も従来法に比べて優れるという効果がある。
【0014】<実施形態2>図4は本発明の実施形態2
を示した図である。図(A)は組み立てた全体図を示
し、図(B)は矢印C−Cからみた断面図を示し、図
(C)は組立分解図を示す。これらの図において、実施
形態1で述べたと同じ構成部分については同一の参照番
号を付して説明を省略する。実施形態2は実施形態1の
雨樋7にサンバイザー9を取り付けたことを特徴とす
る。サンバイザー9は、図4(A)〜(C)に示すよう
に、広い幅を持った板材を雨樋7の形状に沿って加工し
たものであり、これを設けて夏期のまぶしい太陽の下で
も遠方を見やすくするものである。
【0015】サンバイザー9は透明又は半透明な樹脂板
より構成し、取付は図(B)又は(C)に示すように雨
樋7の先端とサンバイザーの後縁に複数の小さい孔を一
致させて設け、ビス等のボルト及びナットで固定する。
図4の実施形態2では図2(C)の雨樋7cを使用した
場合について説明しているが、本発明はこれに限るもの
ではなく、他の形状の雨樋を使用しても良い。
【0016】実施形態2によれば、キャビンにサンバイ
ザー用の固定座を別に設けることなく容易にサンバイザ
ーを取り付けることができるという効果がある。
【0017】以上、この発明の実施形態、実施例を図面
により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限
られるがものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範
囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、請求項1の発明にあっては別部品として製造し
た雨樋をトリムゴムにキャビンの鋼板と一緒に狭持する
構成であり、製造並びに取付が容易であり、しかも見映
えがよいという効果がある。また、請求項2の発明にあ
っては、サンバイザーを前記の雨樋に設けるため、キャ
ビンに取り付け用の固定座を設ける必要がないので製作
並びに取り付けが容易であるという効果がある。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1の雨樋を取り付けた前面斜視図を
示す。
【図2】 (A)〜(C)は実施形態1の雨樋の断面形
状の異なる実施例を示す。
【図3】 (A)は実施形態1を適用するキャビン前面
斜視図を示し、(B)はB−B断面図を示す。
【図4】 (A)は実施形態2の前面斜視図を示し、
(B)はCーC断面図を示し、(C)は組立分解図を示
す。
【図5】 (A)、(B)は従来の雨樋の全体図及び断
面図を示す。
【図6】 (A)、(B)は従来の雨樋の全体図及び断
面図を示す。
【図7】 (A)〜(C)は従来の雨樋の種々の断面形
状を示す。
【符号の説明】
1 天井鋼板(キャビン外側鋼板) 2 補強板(キャビン内側鋼板) 3 トリムゴム 4 窓枠 6 前面ガラス 7 雨樋 9 サンバイザー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビンフロント窓側に流れる雨水を誘
    導する雨樋を別個に形成し、キャビン外側鋼板と内側鋼
    板を固定するトリムゴムにキャビン外側鋼板と内側鋼板
    と共に挟み込んで前記雨樋を取り付けるように構成した
    ことを特徴とする建設機械のキャビン用雨樋。
  2. 【請求項2】 前記雨樋に樹脂板よりなるサンバイザー
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載の建設機械の
    キャビン用雨樋。
JP9028677A 1997-02-13 1997-02-13 建設機械のキャビン用雨樋 Expired - Lifetime JP3026946B2 (ja)

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